JPH07107724B2 - ビデオテ−プレコ−ダの回転ヘツド装置 - Google Patents

ビデオテ−プレコ−ダの回転ヘツド装置

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JPH07107724B2
JPH07107724B2 JP61009408A JP940886A JPH07107724B2 JP H07107724 B2 JPH07107724 B2 JP H07107724B2 JP 61009408 A JP61009408 A JP 61009408A JP 940886 A JP940886 A JP 940886A JP H07107724 B2 JPH07107724 B2 JP H07107724B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばビデオカメラと一体となされた記録専用
のビデオテープレコーダに使用して好適なビデオテープ
レコーダの回転ヘッド装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は例えばビデオカメラと一体となされた記録専用
のビデオテープレコーダに使用して好適なビデオテープ
レコーダの回転ヘッド装置であって、走行する磁気テー
プに対して互いに異なる複数のアジマスギャップを有す
る記録ヘッド4、5で斜め方向に記録トラックを形成す
るビデオテープレコーダの回転ヘッド装置において、回
転ヘッドドラム3に記録ヘッド4、5に対応する消去ヘ
ッド6、7を形成すると共にこの消去ヘッド6、7の記
録ヘッド4、5に対する取付け高さxをx=Tp−Tpθ゜
/α゜に設定し(Tpはトラックピッチ、θ゜は消去ヘッ
ドと記録ヘッドの回転中心に対する開き角、α゜は複数
の記録ヘッドギャップの回転中心に対する開き角)、記
録時に、複数のギャップで記録されるトラック幅がトラ
ックピッチより大きい時、複数のギャップで形成される
トラック幅の磁気テープの走行方向とう反対側にあるそ
の一部を、各々トラック幅とトラックピッチの差分だけ
消去ヘッド6、7により消去して後続トラックの記録を
行う際に重ね書きにならないようにしたことにより、記
録トラック幅をテープ走行速度に応じて最適化し得る記
録ヘッドをテープ走行速度に応じて夫々設けることな
く、トラック幅をテープ走行速度に応じて最適化し、安
価にして高画質の画像を得ることができる様にしたもの
である。
〔従来の技術〕
従来、ビデオカメラと一体となされた記録専用のビデオ
テープレコーダであって、走行する磁気テープに対して
斜方向に記録トラックを形成すると共にテープ走行速度
を切換え得る様にしたビデオテープレコーダ、例えば標
準テープ走行速度(1倍モード)に対してテープ走行速
度を1/2(2倍モード)にし得る様になされたビデオテ
ープレコータが市販されている。
斯るビデオテープレコーダにおいては2倍モードにおけ
る磁気テープ上のトラックピッチは1倍モードの場合の
トラックピッチ、例えば60μmの1/2になるが、この場
合に各モードにおいて高画質の画像を再生し得る様にす
るためには各モードにおいて最適なギャップ幅を有する
2種類の記録ヘッドを設けた回転ヘッド装置を使用し、
各モードにおいて最適なトラック幅で記録し得る様にす
ることが好適であり、このため、この様にした回転ヘッ
ド装置、例えばギャップ幅60μmの1倍モード用記録ヘ
ッド及びキャップ幅33μmの2倍モード用記録ヘッドを
夫々設けた回転ヘッド装置を使用したビデオテープレコ
ーダも市販されている。しかしながら、斯る回転ヘッド
装置においては各モード専用の記録ヘッドを夫々設ける
様にされているので価格が高価になるという不都合があ
った。
そこで1種類の記録ヘッド、例えば36μmの記録ヘッド
を設け、この記録ヘッドを1倍モード及び2倍モーの場
合に共用する様にし、価格を安価とした回転ヘッド装置
を使用するビデオテープレコーダも市販されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、斯る従来の1種類の記録ヘッドを設ける
回転ヘッド装置を使用するビデオテープレコーダにおい
て1倍モードで記録する場合には、第7図に示す如く磁
気テープ(1)上のトラック幅は36μmになり、トラッ
ク(2)(2)間に24μmのスペースを生じ、このた
め、トラック幅60μmで記録する場合に比し画質が低下
してしまうという不都合があった。また2倍モードで記
録する場合には、第8図に示す如く幅6μmの部分が重
ね記録されてしまうため、この場合にも画質が低下して
しまうという不都合があった。
本発明は、斯る点に鑑み、安価にして高画質の画像を得
ることができる様にしたビデオテープレコーダの回転ヘ
ッド装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、第1図及び第2図に示す如く、走行する磁気
テープに対して互いに異なる複数のアジマスギャップを
有する記憶ヘッド4、5で斜め方向に記録トラックを形
成するビデオテープレコーダの回転ヘッド装置におい
て、回転ヘッドドラム3に記録ヘッド4、5に対応する
消去ヘッド6、7を形成すると共にこの消去ヘッド6、
7の記録ヘッド4、5に対する取付け高さxをx=Tp−
Tpθ゜/α゜に設定し(Tpはトラックピッチ、θ゜は消
去ヘッドと記録ヘッドの回転中心に対する開き角、α゜
は複数の記録ヘッドギャップの回転中心に対する開き
角)、記録時に、複数のギャップで記録されるトラック
幅がトラックピッチより大きい時、複数のギャップで形
成されるトラック幅の磁気テープの走行方向と反対側に
あるその一部を、各々トラック幅とトラックピッチの差
分だけ上記消去ヘッド6、7により消去して後続トラッ
クの記録を行う際に重ね書きにならないようにしたもの
である。
〔作用〕
斯る本発明に依れば、回転ヘッドドラム(3)に記録ヘ
ッド(4)(5)と共にこの記録ヘッド(4)(5)に
追従し記録トラック幅が所定の幅になる様に配された消
去ヘッド(6)(7)を設け、この消去ヘッド(6)
(7)をテープ走行速度に応じて切換使用し、記録トラ
ック幅を可変し得る様にされているので、記録トラック
幅をテープ走行速度に応じて最適化し得る記録ヘッドを
テープ走行速度に応じて夫々設けることなく、記録トラ
ック幅をテープ走行速度に応じて最適化し、安価にして
高画質の画像を得ることができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第4図を参照して本発明ビデオテープレ
コーダの回転ヘッド装置の一実施例につき説明しよう。
本例においては本発明をテープ走行速度として2種類の
モード、即ち、1倍モード(例えばトラックピッチ60μ
m)と2倍モード(例えばトラックピッチ30μm)を取
り得る様になされた記録専用のビデオテープレコーダに
適用した場合につき説明する。
この第1図において(3)は回転ヘッドドラムを示し、
本例においてはこの回転ヘッドドラム(3)に記録ヘッ
ド(4)及び(5)を180゜角度割で設け、所謂2ヘッ
ドタイプにし、夫々の記録ヘッド(4)及び(5)に夫
々記録信号を供給し得る如くする。この場合、記録ヘッ
ド(4)及び(5)のギャップ幅Hwを1倍モードにおけ
るトラックピッチ(60μm)と同一幅になる如くし、1
倍モードにおいて重ね記録をせずにガードバンドレス記
録をし得る如くする。また記録ヘッド(4)及び(5)
に所定のアジマス各+α゜及び−α゜を設け、再生時に
再生ヘッドがトラック外れを生じても隣接トラックの信
号が再生されない様にする。
また本例においては消去ヘッド(6)及び(7)を記録
ヘッド(4)及び(5)に対して回転ヘッドドラム
(3)の回転方向と反対方向にθ゜の間隔をおいて取り
付け、所定の消去信号を供給し得る様にする。この場
合、第2図に示す如く、消去ヘッド(6)および(7)
のギャップ幅Ewを例えば70μmとすると共に記録ヘッド
(4)及び(5)に対する取り付け高さxを とする様にする。ここにTpは2倍モードにおけるトラッ
クピッチ(30μm)である。その他については従来の回
転ヘッド装置と同様に構成する。
この様に構成された本例の回転ヘッド装置においては、
1倍モードにおけるトラックピッチ(60μm)と同一幅
のギャップ幅(60μm)を有する記録ヘッド(4)及び
(5)が設けられているので、1倍モードで記録する場
合には、消去ヘッド(6)及び(7)を使用せず、即ち
消去ヘッド(6)及び(7)に消去信号を供給せず、記
録ヘッド(4)及び(5)に記録信号を供給する様にす
ることで、第3図に示す如く、磁気テープ(1)上に重
ね記録にならないトラック幅Hw(60μm)のガードバン
ドレス記録をすることができる。
また2倍モードで記録する場合には、消去ヘッド(6)
及び(7)が記録ヘッド(4)及び(5)に対し間隔θ
゜、高さ の位置に設けられているので、記録ヘッド(4)及び
(5)に記録信号を供給すると共に消去ヘッド(6)及
び(7)に消去信号を供給することによって第4図に示
す如く、磁気テープ(1)上に重ね記録にならないトラ
ック幅 のガードバンドレス記録を行うことができる。
従って、本実施例に依れば、1倍モード用の記録ヘッド
及び2倍モード用の記録ヘッドを夫々設けることなく、
1倍モード用の記録ヘッド(4)(5)及び消去ヘッド
(6)(7)とで1倍モード及び2倍モードにおいて重
ね記録のないガードバンドレス記録をなし得るので安価
にして高画質の画像を得ることができるという利益があ
る。
また上述実施例においては2ヘッド方式のビデオテープ
レコーダの回転ヘッド装置に適用した場合につき述べた
が、本発明は1ヘッド方式のビデオテープレコーダにも
適用することができることは勿論である。この場合に
は、第5図に示す如く回転ヘッドドラム(8)に消去ヘ
ッド(9)を記録ヘッド(10)に対してθ゜の間隔で設
け、且つ第6図に示す如くこの消去ヘッド(9)の記録
ヘッド(10)に対する高さxを となる如くすることで上述同様の作用効果を得ることが
できる。
尚、上述実施例においては、消去ヘッド(6)及び
(7)を2倍モードに使用した場合につき述べたが、こ
の代わりに3倍モードの場合にも適用することができる
ほか、更に2倍モード用の消去ヘッド及び3倍モード用
の消去ヘッドを夫々設けることもでき、これらの場合に
も上述同様の作用効果を得ることができることは勿論で
ある。
更に本発明は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱
することなくその他種々の構成が取り得ることは勿論で
ある。
〔発明の効果〕
本発明に依れば、トラック幅をテープ走行速度に応じて
最適化し得る記録ヘッドをテープ走行速度に応じて夫々
設けることなく、トラック幅をテープ走行速度に応じて
最適化し得る様にされているので、安価にして高画質の
画像を得ることができるという利益があり、また継ぎ撮
りの場合にも好適であるという利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本発明ビデオテープレコーダの
一実施例における記録ヘッドと消去ヘッドとの位置関係
を示す線図、第3図及び第4図は夫々本発明の説明に供
する線図、第5図及び第6図は夫々本発明の他の実施例
における記録ヘッドと消去ヘッドとの位置関係を示す線
図、第7図及び第8図は夫々従来例の説明に供する線図
である。 (1)は磁気テープ、(2)は記録トラック、(3)及
び(8)は夫々回転ヘッドドラム、(4)(5)及び
(10)は夫々記録ヘッド、(6)(7)及び(9)は夫
々消去ヘッドである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する磁気テープに対して互いに異なる
    複数のアジマスギャップを有する記憶ヘッドで斜め方向
    に記録トラックを形成するビデオテープレコーダの回転
    ヘッド装置において、 回転ヘッドドラムに上記記録ヘッドに対応する消去ヘッ
    ドを形成すると共に該消去ヘッドの上記記録ヘッドに対
    する取付け高さxを x=Tp−Tpθ゜/α゜ に設定し(Tpはトラックピッチ、θ゜は消去ヘッドと記
    録ヘッドの回転中心に対する開き角、α゜は複数の記録
    ヘッドギャップの回転中心に対する開き角)、 記録時に、上記複数のギャップで記録されるトラック幅
    がトラックピッチより大きい時、上記複数のギャップで
    形成されるトラック幅の磁気テープの走行方向と反対側
    にあるその一部を、各々トラック幅とトラックピッチの
    差分だけ上記消去ヘッドにより消去して後続トラックの
    記録を行う際に重ね書きにならないようにしたことを特
    徴とするビデオテープレコーダの回転ヘッド装置。
JP61009408A 1986-01-20 1986-01-20 ビデオテ−プレコ−ダの回転ヘツド装置 Expired - Fee Related JPH07107724B2 (ja)

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JPS58171703A (ja) * 1982-04-01 1983-10-08 Mitsubishi Electric Corp 磁気録画再生装置
JPS5989417A (ja) * 1982-11-15 1984-05-23 Canon Inc マスク設定方法
JPS5989417U (ja) * 1982-12-07 1984-06-16 ソニー株式会社 回転ヘツド形記録装置

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JPS62167602A (ja) 1987-07-24

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