JPH07107579A - 防水グリル - Google Patents

防水グリル

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JPH07107579A
JPH07107579A JP29917793A JP29917793A JPH07107579A JP H07107579 A JPH07107579 A JP H07107579A JP 29917793 A JP29917793 A JP 29917793A JP 29917793 A JP29917793 A JP 29917793A JP H07107579 A JPH07107579 A JP H07107579A
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JP
Japan
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grill
grill member
louver
waterproof
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP29917793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Shibuya
正敏 渋谷
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07107579A publication Critical patent/JPH07107579A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に進入した水の抜けがよく、且つ警報器
等の音の抜けも良い防水グリルを提供することにある。 【構成】 溝孔5とルーバ6とからなる内側グリル部材
3と外側グリル部材2から構成され、前記各ルーバ6を
表側Aに向く面を凹面8で、裏側Bに向く面を凸面9で
夫々形成するとゝもに、前記内側グリル部材3のルーバ
6の中心線と外側グリル部材2の溝孔5との中心線とを
重なるように配設したことを特徴とする防水グリル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水グリル、特にトラ
ック等の車外に取り付けるブザーやスピーカー等の警報
器に使用して最適な防水グリルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水グリルとして、図9
の(イ)に示すように、基板1に幅方向に長い溝孔2を
複数個並列して形成するとゝもに、各溝孔2の前面には
溝孔2の上端縁から下向きに延びた庇3を形成した構成
のものがあり、ブザーやスピーカー等の警報器4から出
た音Sは前記溝孔2の下向きに開いている開口2Aから
外部に洩れ、外部から進入する水Wを前記庇3の部分で
反射して、警報器4方向への進入を防止している。
【0003】しかし、このような従来のグリルは、雨水
等を防ぐためには有効であるが、トラック等の車外に取
り付ける警報器4等に用いた場合、図9の(ロ)に示す
ように、高圧の洗車機でグリルに付着した泥等を洗うと
きに、高圧水Wが下向きに開いている前記開口2Aから
入り、グリルの内側にあるスピーカーや警報器4等を損
傷してしまうといった欠点がある。
【0004】このような従来の欠点を解消するため、例
えば実開昭61−134186号公報では、図10に示
すように、スピーカーグリル6とスピーカー本体1との
間に多数の透孔5aを有する防水板5を設け、該透孔5
aを前記スピーカーグリル6に設けた開口6aと重なら
ないように配置するとゝもに、前記防水板5内に進入し
た水をドレン孔5dへ誘導する水路5eを形成した構成
からなるスピーカーの防水構造が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、前記実開昭
61−134186号公報に開示された考案の場合、雨
水に対する防水効果は顕著であるが、特に高圧の洗車機
で洗車した時にスピーカーグリル6に設けた開口6aか
ら進入した水は、スピーカーグリル6と防水板5との間
で反射しあい、スピーカー本体1の方に進入する虞れが
あること、防水板5の透孔5aとスピーカーグリル6の
開口6aとは互いに重ならないように配置されており、
しかもこの開口6aは内側に突出した円柱の中央に形成
した構成であるから、スピーカー本体1から出た音が外
部に抜けにくいといった諸問題点がある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記のよう
な従来の諸問題点を解決するために成されたもので、グ
リルの内部に進入した水の抜けがよく、且つ警報器等の
音の抜けも良いものを提供することを目的としたもので
あり、その要旨は、溝孔とルーバとからなる内側グリル
部材と外側グリル部材から構成され、前記各ルーバを表
側に向く面を凹面で、裏側に向く面を凸面で夫々形成す
るとゝもに、前記内側グリル部材のルーバの中心線と外
側グリル部材の溝孔との中心線とを重なるように配設し
たことを特徴とする防水グリルにある。
【0007】
【実施例】以下、本発明を、図1乃至図8に示す実施例
により詳細に説明する。なお、図1は本発明に係る防水
グリルの正面図で、図2は同側面図、図3は分解した状
態の側面図、図4は図1のI−I線断面拡大図、図5は
図1のK部の拡大部分図、図6及び図7は作用説明図、
図8は原理説明図である。
【0008】図において、1は本発明に係る防水グリル
で、外側に配置する外側グリル部材2と、その内側に配
置する内側グリル部材3とから構成されている。そし
て、この内外両グリル部材2,3は同一構造のものであ
って、図3に示すように、同一平面内において互いに1
80°向きを変え、同じ向きで内外両グリル部材2,3
を重ね合わせて形成した二重構造としている。したがっ
て、以下では、先ず外側グリル部材2の構成について説
明する。
【0009】図中4は略正方形状の基板で、横方向に延
びた複数本の溝孔5,5が並列状態で形成されており、
この各溝孔5と、この各溝孔5,5間のルーバ6,6の
両終端とにより、全体として外形が円形状のグリル部7
が前記基板4の中央に形成されている。そして、前記各
ルーバ6の縦断面形状は、図4に示すように、表側A方
向に向く面が凹面8で形成され、他方裏側B方向に向く
面は凸面9で形成されているとゝもに、前記各溝孔5,
5のセンター間の距離は、図5に示すように、前記円形
状のグリル部7の水平な直径線Tの中央から上方向は、
順次L,2L,2L・・とし、下方向には2L,2L・
・とした間隔で夫々形成してある。
【0010】上記のような構成からなる同一構造の外側
グリル部材2と内側グリル部材3とを、前記のようにし
て重ね合わせることにより、図4に示すように、内側グ
リル部材3のルーバ6の中心線と外側グリル部材2の溝
孔5の中心線とが重なるようにセットされることにな
る。したがって、外側グリル部材2の表側Aからその溝
孔5内を通って進入してきた洗車時の水は、内側グリル
部材3のルーバ6の凹面8に衝突するので、内側グリル
部材3の中までは直接入らない。
【0011】そして、ルーバ6の前記凹面8に衝突した
水Wは、図6(イ)に示すように、この凹面8で反射さ
れ、進入してきた前記溝孔5を通って外側グリル部材2
の表側Aから排水されるとゝもに、この排水によって前
記溝孔5内に付着した泥も一緒に洗いながされる。この
場合、前記凹面8で反射された水Wは外側グリル部材2
のルーバ6で二次反射されるものもある。しかして、ル
ーバ6を図6の(ロ)に示すような平面構造とした場合
には、二次反射した前記水Wが内側グリル部材3の溝孔
5を通って内部に進入する虞れもあるが、外側グリル部
材2のルーバ6の裏側B方向に向く面は凸面9で形成さ
れているため、この水は外に抜け易く、防水効果を確実
に確保することができる。
【0012】また、内外両グリル部材2,3の各ルーバ
6の裏側B方向に向く面は夫々凸面9で形成されている
ため、図7の(イ)に示すように、内側グリル部材3の
溝孔5を通ってきた音Sは、前記と同様の理由により、
内側グリル部材3の溝孔5を通って外側グリル部材2の
溝孔5を通るため表側Aに抜け易いが、図7の(ロ)に
示すように、ルーバ6が平面で形成された場合には、該
ルーバ6の各面で反射されるため表側Aに抜けにくくな
る。したがって、前記構成により、音の外への抜け効果
が大幅に改善される。
【0013】次に、内外両グリル部材2,3からなる二
重構造のグリル部7における前記内側グリル部材3のル
ーバ6の大きさと、該ルーバ6と夫々の中心線が重なる
位置に設置された外側グリル部材2の溝孔5との関係を
詳述するに、図8に示すように、ルーバ6の上下方向の
幅を2f,同板厚を2g,内側グリル部材3のルーバ6
の凹面8から外側グリル部材2のルーバ6の中心までの
距離をcとした場合、溝孔5の幅2hを、2h=2g×
(f/c)より狭い幅とすれば、外部から水が直接内部
に進入することがない。
【0014】また、前記ルーバ6の凹面8を、外側グリ
ル部材2のこの凹面8と対向する溝孔5の対角線の交点
jを中心とする円弧面とすることにより、この溝孔5内
を通り進入してきた高圧の水は、前記図6の(イ)に示
すようになり、溝孔5の幅が狭いために前記交点j付近
を通って内側グリル部材3のルーバ6の凹面8に衝突す
ることになる。したがって、進入してきた高圧の水はこ
のルーバ6の凹面8で反射されて再び交点jの方向に戻
されることになり、内部への水の進入が確実に防止され
る。
【0015】なお、図中、10は内外両グリル部材2,
3の外側に形成した大径突起、11は小径突起で、内側
には前記大径突起10及び小径突起11と夫々嵌合する
大径凹部12及び小径凹部13とが夫々形成されてお
り、同一構造とした前記内外両グリル部材2,3によっ
て防水グリル1を形成する際には、図2に示すように、
外側グリル部材2の内側に形成した大小両凹部12,1
3内に内側グリル部材3の外側に形成した大小両凸部1
0,11を夫々嵌合せしめることにより、前記のような
方法による組み合わせ時における位置決めと、組み合わ
せの方向性が確実に確保されるようにしている。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る防水グリルは、上記のうよ
に、溝孔とルーバとからなる内側グリル部材と外側グリ
ル部材から構成され、前記各ルーバを表側に向く面を凹
面で、裏側に向く面を凸面で夫々形成するとゝもに、前
記内側グリル部材のルーバの中心線と外側グリル部材の
溝孔との中心線とを重なるように配設した構成であるか
ら、内外両グリル部材の間に進入した水の抜けがよく、
内側グリル部材の裏側への水の進入を確実に防止するこ
とが出来るとゝもに、音の抜けも良い。また、内外両グ
リル部材は同一構造のものであるから部品点数が少なく
て済み、且つ構造が簡単であるため、廉価に製造するこ
とができるといった諸効果がある。また、内側グリル部
材のルーバの凹面を、外側グリル部材の溝孔内に中心を
もつ円弧面とした構成にすることにより、内側グリル部
材で反射された洗車水を外側グリル部材の溝孔内に再び
戻すことができるため、防水効果は一層向上するといっ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水グリルの正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】分解した状態の側面図である。
【図4】図4は図1のI−I線断面拡大図である。
【図5】図1のK部の拡大部分図である。
【図6】(イ)は本発明の作用説明図である。
【図6】(ロ)は従来例の作用説明図である。
【図7】(イ)は本発明の作用説明図である。
【図7】(ロ)は従来例の作用説明図である。
【図8】原理説明図である。
【図9】(イ)は従来の防水グリルの縦断面図である。
【図9】(ロ)は同部分拡大断面図である。
【図10】従来の防水グリル付スピーカの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 防水グリル 2 外側防水グリル部材 3 内側防水グリル部材 4 基板 5 溝孔 6 ルーバ 7 グリル部 8 凹面 9 凸面 A 表側 B 裏側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝孔とルーバとからなる内側グリル部材
    と外側グリル部材から構成され、前記各ルーバを表側に
    向く面を凹面で、裏側に向く面を凸面で夫々形成すると
    ゝもに、前記内側グリル部材のルーバの中心線と外側グ
    リル部材の溝孔との中心線とを重なるように配設したこ
    とを特徴とする防水グリル。
  2. 【請求項2】 内側グリル部材のルーバの凹面を、外側
    グリル部材の溝孔内に中心をもつ円弧面としたことを特
    徴とする請求項1記載の防水グリル。
JP29917793A 1993-10-05 1993-10-05 防水グリル Pending JPH07107579A (ja)

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JP29917793A JPH07107579A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 防水グリル

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