JPH07106969A - アナログ/デジタル変換器 - Google Patents
アナログ/デジタル変換器Info
- Publication number
- JPH07106969A JPH07106969A JP5250431A JP25043193A JPH07106969A JP H07106969 A JPH07106969 A JP H07106969A JP 5250431 A JP5250431 A JP 5250431A JP 25043193 A JP25043193 A JP 25043193A JP H07106969 A JPH07106969 A JP H07106969A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- analog
- comparator
- input
- circuit
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/1205—Multiplexed conversion systems
- H03M1/121—Interleaved, i.e. using multiple converters or converter parts for one channel
- H03M1/1215—Interleaved, i.e. using multiple converters or converter parts for one channel using time-division multiplexing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アナログ電圧をデジタル値に変換する精度を
低下させずに、高速度に変換する。 【構成】 アナログ電圧AINと基準電圧とを比較する第
1のコンパレータ4及び第2のコンパレータ14を備え
て、第1のコンパレータ4及び第2のコンパレータ14を
交互に比較動作させる構成にする。
低下させずに、高速度に変換する。 【構成】 アナログ電圧AINと基準電圧とを比較する第
1のコンパレータ4及び第2のコンパレータ14を備え
て、第1のコンパレータ4及び第2のコンパレータ14を
交互に比較動作させる構成にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ/デジタル変換
器に関し、更に詳述すればアナログ電圧を高精度に高速
度でデジタル値に変換できるアナログ/デジタル変換器
を提案するものである。
器に関し、更に詳述すればアナログ電圧を高精度に高速
度でデジタル値に変換できるアナログ/デジタル変換器
を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のアナログ/デジタル変換器
の模式的構成図である。デジタル値に変換すべきアナロ
グ電圧AIN0 〜AINi は入力制御回路100 へ入力され
る。入力制御回路100 から出力されるアナログ電圧はス
イッチ回路101 へ入力される。ラダー抵抗10により生成
させた基準電圧を選択するセレクタ回路9から出力され
る基準電圧はスイッチ回路101 へ入力される。
の模式的構成図である。デジタル値に変換すべきアナロ
グ電圧AIN0 〜AINi は入力制御回路100 へ入力され
る。入力制御回路100 から出力されるアナログ電圧はス
イッチ回路101 へ入力される。ラダー抵抗10により生成
させた基準電圧を選択するセレクタ回路9から出力され
る基準電圧はスイッチ回路101 へ入力される。
【0003】スイッチ回路101 から出力されるアナログ
電圧及び基準電圧はコンパレータ4へ入力され、コンパ
レータ4から出力される比較結果信号はラッチ回路103
へ入力される。ラッチ回路103 のラッチデータは逐次比
較レジスタ7へ入力され、逐次比較レジスタ7の記憶デ
ータはデコード回路8へ入力され、デコード回路8から
出力されるデコード信号はセレクタ回路9へ与えられ
る。また、各回路を制御するためのタイミング信号を発
生する制御回路108 を備えている。
電圧及び基準電圧はコンパレータ4へ入力され、コンパ
レータ4から出力される比較結果信号はラッチ回路103
へ入力される。ラッチ回路103 のラッチデータは逐次比
較レジスタ7へ入力され、逐次比較レジスタ7の記憶デ
ータはデコード回路8へ入力され、デコード回路8から
出力されるデコード信号はセレクタ回路9へ与えられ
る。また、各回路を制御するためのタイミング信号を発
生する制御回路108 を備えている。
【0004】図8は図7に示したアナログ/デジタル変
換器の構成を示すブロック図である。外部アナログ入力
端子1に入力されたアナログ電圧AINはトランスミッシ
ョンゲート2を介してコンパレータ4へ入力される。ラ
ダー抵抗10により生成させた基準電圧を選択するセレク
タ回路9から出力される基準電圧VREF はトランスミッ
ションゲート3を介してコンパレータ4へ入力される。
トランスミッションゲート2,3によりスイッチ回路10
1 を構成している。コンパレータ4から出力される比較
結果信号はトランスミッションゲート5を介してラッチ
回路6へ入力される。
換器の構成を示すブロック図である。外部アナログ入力
端子1に入力されたアナログ電圧AINはトランスミッシ
ョンゲート2を介してコンパレータ4へ入力される。ラ
ダー抵抗10により生成させた基準電圧を選択するセレク
タ回路9から出力される基準電圧VREF はトランスミッ
ションゲート3を介してコンパレータ4へ入力される。
トランスミッションゲート2,3によりスイッチ回路10
1 を構成している。コンパレータ4から出力される比較
結果信号はトランスミッションゲート5を介してラッチ
回路6へ入力される。
【0005】トランスミッションゲート5とラッチ回路
6とによりラッチ回路103 を構成している。ラッチ回路
6のラッチデータは、逐次比較レジスタ7へ入力され、
その記憶データはデコード回路8へ入力される。デコー
ド回路8から出力されるデコード信号はセレクタ回路9
へ与えられる。トランスミッションゲート2,3のゲー
トには切換信号TS, #TSが入力され、コンパレータ4に
は比較制御信号TZが与えられる。トランスミッションゲ
ート5のゲートにはラッチ信号TLが入力される。なお入
力制御回路100 及び制御回路108 は図示していない。
6とによりラッチ回路103 を構成している。ラッチ回路
6のラッチデータは、逐次比較レジスタ7へ入力され、
その記憶データはデコード回路8へ入力される。デコー
ド回路8から出力されるデコード信号はセレクタ回路9
へ与えられる。トランスミッションゲート2,3のゲー
トには切換信号TS, #TSが入力され、コンパレータ4に
は比較制御信号TZが与えられる。トランスミッションゲ
ート5のゲートにはラッチ信号TLが入力される。なお入
力制御回路100 及び制御回路108 は図示していない。
【0006】図9はコンパレータ4の構成を示すブロッ
ク図である。キャパシタ30と、インバータ31と、キャパ
シタ33とインバータ34と、インバータ36と、入力が負論
理のインバータ37との直列回路と、インバータ31に並列
接続されたトランスミッションゲート32と、インバータ
34に並列接続されたトランスミッションゲート35とによ
り構成されている。
ク図である。キャパシタ30と、インバータ31と、キャパ
シタ33とインバータ34と、インバータ36と、入力が負論
理のインバータ37との直列回路と、インバータ31に並列
接続されたトランスミッションゲート32と、インバータ
34に並列接続されたトランスミッションゲート35とによ
り構成されている。
【0007】キャパシタ30、インバータ31、トランスミ
ッションゲート32により1つのチョッパアンプを構成し
ており、キャパシタ33、インバータ34、トランスミッシ
ョンゲート35により他の1つのチョッパアンプを構成し
ている。トランスミッションゲート32,35 のゲートには
比較制御信号TZが入力される。
ッションゲート32により1つのチョッパアンプを構成し
ており、キャパシタ33、インバータ34、トランスミッシ
ョンゲート35により他の1つのチョッパアンプを構成し
ている。トランスミッションゲート32,35 のゲートには
比較制御信号TZが入力される。
【0008】図10はラッチ回路6の構成を示すブロック
図である。ラッチ回路6はトランスミッションゲート5
と接続されたインバータ38と、入力が負論理のインバー
タ39との直列回路と、インバータ38と39との直列回路に
並列接続されたトランスミッションゲート40と、出力側
がトランスミッションゲート40のゲートと接続されたNO
R 回路41とで構成されている。NOR 回路41の各入力端子
にはラッチ信号TL,TLが入力されるようになっている。
図である。ラッチ回路6はトランスミッションゲート5
と接続されたインバータ38と、入力が負論理のインバー
タ39との直列回路と、インバータ38と39との直列回路に
並列接続されたトランスミッションゲート40と、出力側
がトランスミッションゲート40のゲートと接続されたNO
R 回路41とで構成されている。NOR 回路41の各入力端子
にはラッチ信号TL,TLが入力されるようになっている。
【0009】次にチョッパアンプの動作をインバータの
入力−出力特性を示す図11により説明する。インバータ
31,34 がCMOSゲートで構成されていると、インバータ3
1,34の入力−出力特性は図11の実線の如くなる。いま、
比較制御信号TZがHレベルになってトランスミッション
ゲート32が導通すると、一方のチョッパアンプはA点に
バイアスされる。
入力−出力特性を示す図11により説明する。インバータ
31,34 がCMOSゲートで構成されていると、インバータ3
1,34の入力−出力特性は図11の実線の如くなる。いま、
比較制御信号TZがHレベルになってトランスミッション
ゲート32が導通すると、一方のチョッパアンプはA点に
バイアスされる。
【0010】このようにバイアスされた状態で比較制御
信号TZがLレベルになりトランスミッションゲート32が
非導通になった後に、キャパシタ30の入力電圧VINの電
位差ΔVが正へ変化 (ΔV>0)すると、チョッパア
ンプの出力電圧VOUT はA点からB点へ遷移する。また
入力電圧VINの電位差ΔVが負へ変化(ΔV<0)する
と、チョッパアンプの出力電圧VOUT はA点からC点へ
遷移する。このようにして、チョッパアンプは2つの入
力電圧VINを大小比較する。
信号TZがLレベルになりトランスミッションゲート32が
非導通になった後に、キャパシタ30の入力電圧VINの電
位差ΔVが正へ変化 (ΔV>0)すると、チョッパア
ンプの出力電圧VOUT はA点からB点へ遷移する。また
入力電圧VINの電位差ΔVが負へ変化(ΔV<0)する
と、チョッパアンプの出力電圧VOUT はA点からC点へ
遷移する。このようにして、チョッパアンプは2つの入
力電圧VINを大小比較する。
【0011】次にアナログ/デジタル変換器の動作を各
部信号のタイミングチャートを示す図12とともに説明す
る。いま、図12(a) に示すように期間φ1 で切換信号TS
がHレベルになるとトランスミッションゲート2が導通
し、外部アナログ入力端子1に入力されているアナログ
電圧AINがコンパレータ4へ入力される。そして図12
(b) に示すように比較制御信号TZがHレベルになるとト
ランスミッションゲート32,35 が導通して、コンパレー
タ4のチョッパアンプがセットアップ状態になる。つま
り動作点が図11に示すA点にバイアスされた状態にな
る。
部信号のタイミングチャートを示す図12とともに説明す
る。いま、図12(a) に示すように期間φ1 で切換信号TS
がHレベルになるとトランスミッションゲート2が導通
し、外部アナログ入力端子1に入力されているアナログ
電圧AINがコンパレータ4へ入力される。そして図12
(b) に示すように比較制御信号TZがHレベルになるとト
ランスミッションゲート32,35 が導通して、コンパレー
タ4のチョッパアンプがセットアップ状態になる。つま
り動作点が図11に示すA点にバイアスされた状態にな
る。
【0012】次に期間φ2 で切換信号TSがLレベルにな
るとトランスミッションゲート2が非導通になる。また
切換信号#TSが図12(f) に示すようにHレベルになり、
トランスミッションゲート3が導通して基準電圧VREF
がコンパレータ4へ入力される。そしてコンパレータ4
の入力電位差ΔV=AIN−VREF により、コンパレータ
4の出力が下記の如く決定される。 AIN>VREF コンパレータ出力=“1” …(1) AIN<VREF コンパレータ出力=“0” …(2)
るとトランスミッションゲート2が非導通になる。また
切換信号#TSが図12(f) に示すようにHレベルになり、
トランスミッションゲート3が導通して基準電圧VREF
がコンパレータ4へ入力される。そしてコンパレータ4
の入力電位差ΔV=AIN−VREF により、コンパレータ
4の出力が下記の如く決定される。 AIN>VREF コンパレータ出力=“1” …(1) AIN<VREF コンパレータ出力=“0” …(2)
【0013】なお、基準電圧VREF はラダー抵抗10によ
り複数に分圧された電圧であり、デコード回路8のデコ
ード信号により選択するセレクタ回路9によって1つの
基準電圧VREF を選択して出力する。デコード回路8は
逐次比較レジスタ7の記憶データをデコードする。
り複数に分圧された電圧であり、デコード回路8のデコ
ード信号により選択するセレクタ回路9によって1つの
基準電圧VREF を選択して出力する。デコード回路8は
逐次比較レジスタ7の記憶データをデコードする。
【0014】ここで逐次比較レジスタ7が10ビット構成
とするとアナログ/デジタル変換の開始時は最上位ビッ
トb9 が自動的に“1”にセットされていて、(b9 ,
b8,b7 ,b6 ,b5 ,b4 ,b3 ,b2 ,b1 ,b
0 )=(1,0,0,0,0,0,0,,0,0,0)
となる。
とするとアナログ/デジタル変換の開始時は最上位ビッ
トb9 が自動的に“1”にセットされていて、(b9 ,
b8,b7 ,b6 ,b5 ,b4 ,b3 ,b2 ,b1 ,b
0 )=(1,0,0,0,0,0,0,,0,0,0)
となる。
【0015】ここで、AIN<VREF である場合、コンパ
レータ4の出力は“0”となり、ラッチ信号TLによって
時点t1 でラッチ回路6に“0”がラッチされる。この
比較動作によって最上位ビットb9 が決定される。次に
期間φ3 の時点t2 でラッチ回路6のラッチデータによ
って逐次比較レジスタ7のビットb9 が“0”にセット
される。そしてビットb8 が自動的に“1”にセットさ
れる。このため逐次比較レジスタ7の各ビットは
(b9 ,b8 ,b7 ,b6 ,b5 ,b4 ,b3 ,b2 ,
b1 ,b0 )=(0,1,0,0,0,0,0,,0,
0,0)となる。
レータ4の出力は“0”となり、ラッチ信号TLによって
時点t1 でラッチ回路6に“0”がラッチされる。この
比較動作によって最上位ビットb9 が決定される。次に
期間φ3 の時点t2 でラッチ回路6のラッチデータによ
って逐次比較レジスタ7のビットb9 が“0”にセット
される。そしてビットb8 が自動的に“1”にセットさ
れる。このため逐次比較レジスタ7の各ビットは
(b9 ,b8 ,b7 ,b6 ,b5 ,b4 ,b3 ,b2 ,
b1 ,b0 )=(0,1,0,0,0,0,0,,0,
0,0)となる。
【0016】また切換信号TSがHレベルになるため、ア
ナログ入力電圧AINがコンパレータ4に入力され、チョ
ッパアンプがセットアップ状態になる。更に期間φ
4 で、切換信号TSがLレベルに、切換信号#TSがHレベ
ルになり、トランスミッションゲート2が非導通になっ
た後に、トランスミッションゲート3が導通して逐次比
較レジスタ7の記憶データによって選択された基準電圧
VREF とアナログ入力電圧AINとが比較される。
ナログ入力電圧AINがコンパレータ4に入力され、チョ
ッパアンプがセットアップ状態になる。更に期間φ
4 で、切換信号TSがLレベルに、切換信号#TSがHレベ
ルになり、トランスミッションゲート2が非導通になっ
た後に、トランスミッションゲート3が導通して逐次比
較レジスタ7の記憶データによって選択された基準電圧
VREF とアナログ入力電圧AINとが比較される。
【0017】そしてAIN>VREF である場合、コンパレ
ータ4の出力は“1”となり、ラッチ信号TLにより時点
t3 でラッチ回路6にラッチされる。この比較動作によ
ってビットb8 が決定される。そして、このような動作
を反復してビットb9 からビットb0 までが決定され10
ビットのアナログ/デジタル変換動作が完了する。
ータ4の出力は“1”となり、ラッチ信号TLにより時点
t3 でラッチ回路6にラッチされる。この比較動作によ
ってビットb8 が決定される。そして、このような動作
を反復してビットb9 からビットb0 までが決定され10
ビットのアナログ/デジタル変換動作が完了する。
【0018】なお、外部にアナログ/デジタル変換結果
を読出す場合は、逐次比較レジスタ7 に図示していない
データバスを接続してアナログ/デジタル変換結果を読
出す。切換信号TS, #TS、比較制御信号TZ、ラッチ信号
TL等のタイミング信号は図示していない制御回路により
発生させる。
を読出す場合は、逐次比較レジスタ7 に図示していない
データバスを接続してアナログ/デジタル変換結果を読
出す。切換信号TS, #TS、比較制御信号TZ、ラッチ信号
TL等のタイミング信号は図示していない制御回路により
発生させる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来のア
ナログ/デジタル変換器においては、アナログ/デジタ
ル変換動作を高速化しようとすると、コンパレータのチ
ョッパアンプをセットアップ状態にする時間が短くなっ
て、チョッパアンプの動作点が不安定になり、アナログ
/デジタル変換精度が低下するという問題がある。ま
た、2つのアナログ電圧を、高速度にアナログ/デジタ
ル変換することができないという問題がある。
ナログ/デジタル変換器においては、アナログ/デジタ
ル変換動作を高速化しようとすると、コンパレータのチ
ョッパアンプをセットアップ状態にする時間が短くなっ
て、チョッパアンプの動作点が不安定になり、アナログ
/デジタル変換精度が低下するという問題がある。ま
た、2つのアナログ電圧を、高速度にアナログ/デジタ
ル変換することができないという問題がある。
【0020】本発明は、このような問題に鑑み、アナロ
グ/デジタル変換する精度を低下させずに高速度にデジ
タル値に変換できるアナログ/デジタル変換器及び、2
つのアナログ電圧をアナログ/デジタル変換する精度を
低下させずに高速度にデジタル値に変換できるアナログ
/デジタル変換器を提供することを目的とする。
グ/デジタル変換する精度を低下させずに高速度にデジ
タル値に変換できるアナログ/デジタル変換器及び、2
つのアナログ電圧をアナログ/デジタル変換する精度を
低下させずに高速度にデジタル値に変換できるアナログ
/デジタル変換器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るアナログ
/デジタル変換器は、アナログ入力電圧と基準電圧とを
比較する第1及び第2のコンパレータを備え、第1及び
第2のコンパレータを交互に比較動作させて、アナログ
電圧をデジタル値に変換する構成にする。
/デジタル変換器は、アナログ入力電圧と基準電圧とを
比較する第1及び第2のコンパレータを備え、第1及び
第2のコンパレータを交互に比較動作させて、アナログ
電圧をデジタル値に変換する構成にする。
【0022】第2発明に係るアナログ/デジタル変換器
は、アナログ電圧と基準電圧とを比較する第1及び第2
のコンパレータと、第1及び第2のコンパレータによる
比較結果を各別に記憶する第1及び第2のレジスタと、
これらのレジスタの記憶データを選択する選択回路とを
備え、第1及び第2のレジスタの記憶データを交互に選
択して、アナログ電圧をデジタル値に変換する構成にす
る。
は、アナログ電圧と基準電圧とを比較する第1及び第2
のコンパレータと、第1及び第2のコンパレータによる
比較結果を各別に記憶する第1及び第2のレジスタと、
これらのレジスタの記憶データを選択する選択回路とを
備え、第1及び第2のレジスタの記憶データを交互に選
択して、アナログ電圧をデジタル値に変換する構成にす
る。
【0023】
【作用】第1発明のアナログ/デジタル変換器は、第1
のコンパレータに基準電圧(又はアナログ電圧)を与え
てセットアップ状態にしているときに、第2のコンパレ
ータには比較すべきアナログ電圧(又は基準電圧)を与
えて、第2のコンパレータは基準電圧とアナログ電圧と
を大小比較する。第2のコンパレータに基準電圧(又は
アナログ電圧)を与えてセットアップ状態にしていると
きに、第1のコンパレータには比較すべきアナログ電圧
(又は基準電圧)を与えて、第1のコンパレータは基準
電圧とアナログ電圧とを大小比較する。これにより、コ
ンパレータをセットアップ状態にする動作と、コンパレ
ータが基準電圧とアナログ入力電圧とを大小比較する動
作とが併行する。よって、アナログ電圧を、高精度、高
速度にアナログ/デジタル変換できる。
のコンパレータに基準電圧(又はアナログ電圧)を与え
てセットアップ状態にしているときに、第2のコンパレ
ータには比較すべきアナログ電圧(又は基準電圧)を与
えて、第2のコンパレータは基準電圧とアナログ電圧と
を大小比較する。第2のコンパレータに基準電圧(又は
アナログ電圧)を与えてセットアップ状態にしていると
きに、第1のコンパレータには比較すべきアナログ電圧
(又は基準電圧)を与えて、第1のコンパレータは基準
電圧とアナログ電圧とを大小比較する。これにより、コ
ンパレータをセットアップ状態にする動作と、コンパレ
ータが基準電圧とアナログ入力電圧とを大小比較する動
作とが併行する。よって、アナログ電圧を、高精度、高
速度にアナログ/デジタル変換できる。
【0024】第2発明のアナログ/デジタル変換器は、
第1のコンパレータに基準電圧(又は第1のアナログ電
圧)を与えてセットアップ状態にしているときに、第2
のコンパレータには、比較すべき第2のアナログ電圧
(又は基準電圧)を与えて、第2のコンパレータは基準
電圧と第2のアナログ電圧とを大小比較する。第2のコ
ンパレータに基準電圧(又は第2のアナログ電圧)を与
えてセットアップ状態にしているときに、第1のコンパ
レータには比較すべき第1のアナログ電圧(又は基準電
圧)を与えて、第1のコンパレータは基準電圧と第1の
アナログ電圧とを大小比較する。第1のコンパレータに
よる比較結果を第1のレジスタに記憶し、第2のコンパ
レータによる比較結果を第2のレジスタに記憶して、第
1及び第2のレジスタの記憶データを交互に選択してア
ナログ/デジタル変換する。これにより第1のアナログ
電圧をアナログ/デジタル変換する動作と、第2のアナ
ログ電圧をアナログ/デジタル変換する動作とが併行す
る。よって、第1及び第2のアナログ電圧を高精度、高
速度にアナログ/デジタル変換できる。
第1のコンパレータに基準電圧(又は第1のアナログ電
圧)を与えてセットアップ状態にしているときに、第2
のコンパレータには、比較すべき第2のアナログ電圧
(又は基準電圧)を与えて、第2のコンパレータは基準
電圧と第2のアナログ電圧とを大小比較する。第2のコ
ンパレータに基準電圧(又は第2のアナログ電圧)を与
えてセットアップ状態にしているときに、第1のコンパ
レータには比較すべき第1のアナログ電圧(又は基準電
圧)を与えて、第1のコンパレータは基準電圧と第1の
アナログ電圧とを大小比較する。第1のコンパレータに
よる比較結果を第1のレジスタに記憶し、第2のコンパ
レータによる比較結果を第2のレジスタに記憶して、第
1及び第2のレジスタの記憶データを交互に選択してア
ナログ/デジタル変換する。これにより第1のアナログ
電圧をアナログ/デジタル変換する動作と、第2のアナ
ログ電圧をアナログ/デジタル変換する動作とが併行す
る。よって、第1及び第2のアナログ電圧を高精度、高
速度にアナログ/デジタル変換できる。
【0025】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は本発明に係るアナログ/デジタル変換器
の模式的構成図である。デジタル値に変換すべきアナロ
グ電圧AIN0 〜AINi は、入力制御回路100 へ入力され
る。入力制御回路100 から出力されるアナログ電圧は、
スイッチ回路101 へ入力される。
述する。図1は本発明に係るアナログ/デジタル変換器
の模式的構成図である。デジタル値に変換すべきアナロ
グ電圧AIN0 〜AINi は、入力制御回路100 へ入力され
る。入力制御回路100 から出力されるアナログ電圧は、
スイッチ回路101 へ入力される。
【0026】ラダー抵抗10により生成させた基準電圧を
選択するセレクタ回路9から出力される基準電圧はスイ
ッチ回路101 へ入力される。スイッチ回路101 から出力
されるアナログ電圧及び基準電圧は第1のコンパレータ
4及び第2のコンパレータ14へ入力される。コンパレー
タ4及び14から出力される比較結果信号はラッチ回路10
3 へ入力される。ラッチ回路103 のラッチデータはレジ
スタ回路104 へ入力され、レジスタ回路104 の記憶デー
タはデコード回路8へ入力され、デコード回路8から出
力されるデコード信号はセレクタ回路9へ与えられる。
また、各回路を制御するタイミング信号を発生する制御
回路108 を備えている。
選択するセレクタ回路9から出力される基準電圧はスイ
ッチ回路101 へ入力される。スイッチ回路101 から出力
されるアナログ電圧及び基準電圧は第1のコンパレータ
4及び第2のコンパレータ14へ入力される。コンパレー
タ4及び14から出力される比較結果信号はラッチ回路10
3 へ入力される。ラッチ回路103 のラッチデータはレジ
スタ回路104 へ入力され、レジスタ回路104 の記憶デー
タはデコード回路8へ入力され、デコード回路8から出
力されるデコード信号はセレクタ回路9へ与えられる。
また、各回路を制御するタイミング信号を発生する制御
回路108 を備えている。
【0027】図2は、図1に示したアナログ/デジタル
変換器の構成を示すブロック図である。外部アナログ入
力端子1に入力されるアナログ電圧AINは、トランスミ
ッションゲート2(12)を介してコンパレータ4(14)へ入
力される。ラダー抵抗10により生成させた基準電圧を選
択するセレクタ回路9から出力する基準電圧VREF はト
ランスミッションゲート3(13)を介してコンパレータ4
(14)へ入力される。トランスミッションゲート2,12,
3,13によりスイッチ回路101 を構成している。
変換器の構成を示すブロック図である。外部アナログ入
力端子1に入力されるアナログ電圧AINは、トランスミ
ッションゲート2(12)を介してコンパレータ4(14)へ入
力される。ラダー抵抗10により生成させた基準電圧を選
択するセレクタ回路9から出力する基準電圧VREF はト
ランスミッションゲート3(13)を介してコンパレータ4
(14)へ入力される。トランスミッションゲート2,12,
3,13によりスイッチ回路101 を構成している。
【0028】コンパレータ4(14)から出力される比較結
果信号は、トランスミッションゲート5(15)を介してラ
ッチ回路6へ入力される。トランスミッションゲート
5,15及びラッチ回路6によりラッチ回路103 を構成し
ている。ラッチ回路6のラッチデータは逐次比較レジス
タ7へ入力され、その記憶データはデコード回路8へ入
力される。
果信号は、トランスミッションゲート5(15)を介してラ
ッチ回路6へ入力される。トランスミッションゲート
5,15及びラッチ回路6によりラッチ回路103 を構成し
ている。ラッチ回路6のラッチデータは逐次比較レジス
タ7へ入力され、その記憶データはデコード回路8へ入
力される。
【0029】逐次比較レジスタ7によりレジスタ回路10
4 を構成している。デコード回路8から出力されるデコ
ード信号はセレクタ回路9へ与えられる。トランスミッ
ションゲート2(12)のゲートには、切換信号TS1 (T
S2 )が入力され、トランスミッションゲート3(13)の
ゲートには、切換信号#TS1 (#TS2 )が入力される。
またトランスミッションゲート5(15)のゲートにはラッ
チ信号TL1 (TL2 )が入力される。なお、図1に示した
入力制御回路100 及び制御回路108 は図示していない。
4 を構成している。デコード回路8から出力されるデコ
ード信号はセレクタ回路9へ与えられる。トランスミッ
ションゲート2(12)のゲートには、切換信号TS1 (T
S2 )が入力され、トランスミッションゲート3(13)の
ゲートには、切換信号#TS1 (#TS2 )が入力される。
またトランスミッションゲート5(15)のゲートにはラッ
チ信号TL1 (TL2 )が入力される。なお、図1に示した
入力制御回路100 及び制御回路108 は図示していない。
【0030】コンパレータ4は図9に示したコンパレー
タと同様に構成され、ラッチ回路6は図10に示したラッ
チ回路と同様に構成されている。更にコンパレータ4内
のインバータ31,34 の入力−出力特性は、図11に示した
入力−出力特性と同様となっている。
タと同様に構成され、ラッチ回路6は図10に示したラッ
チ回路と同様に構成されている。更にコンパレータ4内
のインバータ31,34 の入力−出力特性は、図11に示した
入力−出力特性と同様となっている。
【0031】次にこのアナログ/デジタル変換器の動作
を、各部信号のタイミングチャートを示す図3とともに
説明する。いま、図3(a) に示すように期間φ1 で切換
信号TS1 がHレベルになると、トランスミッションゲー
ト2が導通して、外部アナログ入力端子1に入力されて
いるアナログ電圧AIN1 がコンパレータ4へ入力され
る。
を、各部信号のタイミングチャートを示す図3とともに
説明する。いま、図3(a) に示すように期間φ1 で切換
信号TS1 がHレベルになると、トランスミッションゲー
ト2が導通して、外部アナログ入力端子1に入力されて
いるアナログ電圧AIN1 がコンパレータ4へ入力され
る。
【0032】そして図3(b) に示すように比較制御信号
TZ1 がHレベルになると、コンパレータ4のトランスミ
ッションゲート32 (図9参照) が導通してコンパレータ
4はセットアップ状態になる。また、期間φ2 で切換信
号TS1 がLレベルになってトランスミッションゲート2
が非導通になり、一方図3(i) に示すように切換信号#
TS1 がHレベルになって、トランスミッションゲート3
が導通して逐次比較レジスタ7の記憶データにより選択
された基準電圧VREF がコンパレータ4へ入力されてコ
ンパレータ4によりアナログ電圧AIN1 と基準電圧V
REF とが大小比較され、その比較結果が図3(c) に示す
ラッチ信号TL1 が立上った時点t1 でラッチ回路6に図
3(g) に示すようにラッチされて、逐次比較レジスタ7
の最上位ビットb9 が決定される(AIN1 <VREF であ
ると、ビットb9 =“0”にセットされる)。
TZ1 がHレベルになると、コンパレータ4のトランスミ
ッションゲート32 (図9参照) が導通してコンパレータ
4はセットアップ状態になる。また、期間φ2 で切換信
号TS1 がLレベルになってトランスミッションゲート2
が非導通になり、一方図3(i) に示すように切換信号#
TS1 がHレベルになって、トランスミッションゲート3
が導通して逐次比較レジスタ7の記憶データにより選択
された基準電圧VREF がコンパレータ4へ入力されてコ
ンパレータ4によりアナログ電圧AIN1 と基準電圧V
REF とが大小比較され、その比較結果が図3(c) に示す
ラッチ信号TL1 が立上った時点t1 でラッチ回路6に図
3(g) に示すようにラッチされて、逐次比較レジスタ7
の最上位ビットb9 が決定される(AIN1 <VREF であ
ると、ビットb9 =“0”にセットされる)。
【0033】そして、ビットb8 =“1”に自動的にセ
ットされ、逐次比較レジスタ7の記憶データが図3(h)
に示す如く更新される。またこの期間φ2 で切換信号TS
2 が図3(d) に示すようにHレベルになるため、トラン
スミッションゲート12が導通し、アナログ電圧AIN2 が
コンパレータ14へ入力され、。図3(e) に示すように比
較制御信号TZ2 がHレベルになると、コンパレータ14の
トランスミッションゲート32,35(図9参照) が導通し、
コンパレータ14はセットアップ状態となる。
ットされ、逐次比較レジスタ7の記憶データが図3(h)
に示す如く更新される。またこの期間φ2 で切換信号TS
2 が図3(d) に示すようにHレベルになるため、トラン
スミッションゲート12が導通し、アナログ電圧AIN2 が
コンパレータ14へ入力され、。図3(e) に示すように比
較制御信号TZ2 がHレベルになると、コンパレータ14の
トランスミッションゲート32,35(図9参照) が導通し、
コンパレータ14はセットアップ状態となる。
【0034】次に図3(a) に示すように期間φ3 で切換
信号TS1 がHレベルになるとトランスミッションゲート
2が導通してアナログ電圧AIN3 がコンパレータ4に入
力されて、コンパレータ4はセットアップ状態になる。
また切換信号#TS2 が図3(j) に示すようにHレベルに
なって、トランスミッションゲート13が導通し、逐次比
較レジスタ7の記憶データにより選択された基準電圧V
REF がコンパレータ14へ入力され、コンパレータ14によ
り基準電圧VREF とアナログ電圧AIN2 とが大小比較さ
れ、その比較結果が図3(f) に示すラッチ信号TL2 が立
上った時点t3でラッチ回路6に図3(g) に示すように
ラッチされて、逐次比較レジスタ7のビットb8 が決定
される(AIN2 >VREF であると、ビットb8 =“1”
にセットされる)。
信号TS1 がHレベルになるとトランスミッションゲート
2が導通してアナログ電圧AIN3 がコンパレータ4に入
力されて、コンパレータ4はセットアップ状態になる。
また切換信号#TS2 が図3(j) に示すようにHレベルに
なって、トランスミッションゲート13が導通し、逐次比
較レジスタ7の記憶データにより選択された基準電圧V
REF がコンパレータ14へ入力され、コンパレータ14によ
り基準電圧VREF とアナログ電圧AIN2 とが大小比較さ
れ、その比較結果が図3(f) に示すラッチ信号TL2 が立
上った時点t3でラッチ回路6に図3(g) に示すように
ラッチされて、逐次比較レジスタ7のビットb8 が決定
される(AIN2 >VREF であると、ビットb8 =“1”
にセットされる)。
【0035】そしてビットb7 =“1”に自動的にセッ
トされて逐次比較レジスタ7の記憶データが図3(h) に
示す如く更新される。そして基準電圧VREF は期間φ2
で更新され、逐次比較レジスタ7の記憶データによって
選択されている期間φ4 に、図3(j) に示すように切換
信号#TS1 がHレベルになり逐次比較レジスタ7の記憶
データにより選択された基準電圧VREF とアナログ電圧
AIN3 とがコンパレータ4で比較され、図3(c) に示す
ラッチ信号TL1 の立上り時点でラッチ回路6にラッチさ
れ、逐次比較レジスタ7のビットb7 が決定される(A
IN3 <VREF であるとビットb7 =“0”にセットされ
る)。そしてビットb6 =“1”に自動的にセットさ
れ、逐次比較レジスタ7の記憶データが更新される。
トされて逐次比較レジスタ7の記憶データが図3(h) に
示す如く更新される。そして基準電圧VREF は期間φ2
で更新され、逐次比較レジスタ7の記憶データによって
選択されている期間φ4 に、図3(j) に示すように切換
信号#TS1 がHレベルになり逐次比較レジスタ7の記憶
データにより選択された基準電圧VREF とアナログ電圧
AIN3 とがコンパレータ4で比較され、図3(c) に示す
ラッチ信号TL1 の立上り時点でラッチ回路6にラッチさ
れ、逐次比較レジスタ7のビットb7 が決定される(A
IN3 <VREF であるとビットb7 =“0”にセットされ
る)。そしてビットb6 =“1”に自動的にセットさ
れ、逐次比較レジスタ7の記憶データが更新される。
【0036】また切換信号TS2 がHレベルになるため、
アナログ電圧AIN4 がコンパレータ14に入力され、比較
制御信号TZ2 がHレベルになるとコンパレータ14はセッ
トアップ状態になる。
アナログ電圧AIN4 がコンパレータ14に入力され、比較
制御信号TZ2 がHレベルになるとコンパレータ14はセッ
トアップ状態になる。
【0037】このような動作を繰返して、コンパレータ
4によってビットb9 ,b7 ,b5,b3 ,b1 が、コ
ンパレータ14によってb8 ,b6 ,b4 ,b2 ,b0 が
交互に決定される。そして、オーバーラップするタイミ
ングでアナログ/デジタル変換動作を行わせるため、従
来のアナログ/デジタル変換器では、10ビットにアナロ
グ/デジタル変換をするのに20×φサイクルの時間を要
したのに対し、11×φサイクルの時間でアナログ/デジ
タル変換動作を行わせることができて、アナログ/デジ
タル変換動作の高速化が図れる。また、チョッパアンプ
をセットアップ状態にする時間を定める比較制御信号TZ
のパルス幅が従来のアナログ/デジタル変換器における
場合と同じであるため、高いアナログ/デジタル変換精
度を保持できる。
4によってビットb9 ,b7 ,b5,b3 ,b1 が、コ
ンパレータ14によってb8 ,b6 ,b4 ,b2 ,b0 が
交互に決定される。そして、オーバーラップするタイミ
ングでアナログ/デジタル変換動作を行わせるため、従
来のアナログ/デジタル変換器では、10ビットにアナロ
グ/デジタル変換をするのに20×φサイクルの時間を要
したのに対し、11×φサイクルの時間でアナログ/デジ
タル変換動作を行わせることができて、アナログ/デジ
タル変換動作の高速化が図れる。また、チョッパアンプ
をセットアップ状態にする時間を定める比較制御信号TZ
のパルス幅が従来のアナログ/デジタル変換器における
場合と同じであるため、高いアナログ/デジタル変換精
度を保持できる。
【0038】図4は図1に示したアナログ/デジタル変
換器の他の実施例の構成を示すブロック図である。外部
アナログ入力端子1(11)に入力されるアナログ電圧ANi
(AINi+1 )はトランスミッションゲート2(12)を介し
てコンパレータ4(14)へ入力される。ラダー抵抗10によ
り生成させた基準電圧を選択するセレクタ回路9から出
力される基準電圧VREF はトランスミッションゲート3
(13)を介してコンパレータ4(14)へ入力される。トラン
スミッションゲート2, 12, 3, 13によりスイッチ回路
101を構成している。
換器の他の実施例の構成を示すブロック図である。外部
アナログ入力端子1(11)に入力されるアナログ電圧ANi
(AINi+1 )はトランスミッションゲート2(12)を介し
てコンパレータ4(14)へ入力される。ラダー抵抗10によ
り生成させた基準電圧を選択するセレクタ回路9から出
力される基準電圧VREF はトランスミッションゲート3
(13)を介してコンパレータ4(14)へ入力される。トラン
スミッションゲート2, 12, 3, 13によりスイッチ回路
101を構成している。
【0039】コンパレータ4(14)から出力される比較結
果信号は、トランスミッションゲート5(15)を介してラ
ッチ回路6へ入力される。トランスミッションゲート
5, 15及びラッチ回路6によりラッチ回路103 を構成し
ている。ラッチ回路6のラッチデータは逐次比較レジス
タ7及び逐次比較レジスタ17へ入力される。逐次比較レ
ジスタ7, 17 の記憶データはマルチプレックス回路18
へ入力される。逐次比較レジスタ7, 17及びマルチプレ
ックス回路18によりレジスタ回路104 を構成している。
果信号は、トランスミッションゲート5(15)を介してラ
ッチ回路6へ入力される。トランスミッションゲート
5, 15及びラッチ回路6によりラッチ回路103 を構成し
ている。ラッチ回路6のラッチデータは逐次比較レジス
タ7及び逐次比較レジスタ17へ入力される。逐次比較レ
ジスタ7, 17 の記憶データはマルチプレックス回路18
へ入力される。逐次比較レジスタ7, 17及びマルチプレ
ックス回路18によりレジスタ回路104 を構成している。
【0040】マルチプレックス回路18が選択した逐次比
較レジスタ7, 17の記憶データはデコード回路8へ入力
され、デコード回路8から出力されるデコード信号はセ
レクタ回路9へ与えられる。トランスミッションゲート
2(12)のゲートには切換信号TS1 (TS2 )が入力され、
トランスミッションゲート3(13)のゲートには切換信号
#TS1 (#TS2 )が入力される。トランスミッションゲ
ート5(15)のゲートにはラッチ信号TL1 (TL2 )が入力
される。
較レジスタ7, 17の記憶データはデコード回路8へ入力
され、デコード回路8から出力されるデコード信号はセ
レクタ回路9へ与えられる。トランスミッションゲート
2(12)のゲートには切換信号TS1 (TS2 )が入力され、
トランスミッションゲート3(13)のゲートには切換信号
#TS1 (#TS2 )が入力される。トランスミッションゲ
ート5(15)のゲートにはラッチ信号TL1 (TL2 )が入力
される。
【0041】なお、入力制御回路100 及び制御回路108
は図示していない。またコンパレータ4,14 は図9に示
したコンパレータ4と同様に構成され、ラッチ回路6は
図10に示したラッチ回路6と同様に構成されている。更
にコンパレータ4,14 内のインバータの入力−出力特性
は図11に示した入力−出力特性と同様となっている。
は図示していない。またコンパレータ4,14 は図9に示
したコンパレータ4と同様に構成され、ラッチ回路6は
図10に示したラッチ回路6と同様に構成されている。更
にコンパレータ4,14 内のインバータの入力−出力特性
は図11に示した入力−出力特性と同様となっている。
【0042】図6はマルチプレックス回路18の構成を示
すブロック図である。逐次比較レジスタ17 (7) からの
記憶データはトランスミッションゲート61(62)を介して
デコード回路8へ与えられるようになっている。ラッチ
信号TL1 がNOR 回路50及びNOR 回路63の一側入力端子へ
入力されており、NOR 回路50の出力端子は3入力NOR回
路51の第1入力端子と接続されている。3入力NOR 回路
51の第2入力端子及びNOR 回路63の他側入力端子にはラ
ッチ信号TL2 が入力されており、NOR 回路51の第3入力
端子には初期化時に所定時間Hレベルになるリセット信
号RST が入力されている。NOR 回路63の出力端子からラ
ッチ信号#TL12が出力され、後述するトランスミッショ
ンゲート56,57 のゲートへ入力される。またこのラッチ
信号#TL12はインバータ64へ入力される。インバータ64
から出力されるラッチ信号TL12は後述するトランスミッ
ションゲート55,58 のゲートへ入力される。
すブロック図である。逐次比較レジスタ17 (7) からの
記憶データはトランスミッションゲート61(62)を介して
デコード回路8へ与えられるようになっている。ラッチ
信号TL1 がNOR 回路50及びNOR 回路63の一側入力端子へ
入力されており、NOR 回路50の出力端子は3入力NOR回
路51の第1入力端子と接続されている。3入力NOR 回路
51の第2入力端子及びNOR 回路63の他側入力端子にはラ
ッチ信号TL2 が入力されており、NOR 回路51の第3入力
端子には初期化時に所定時間Hレベルになるリセット信
号RST が入力されている。NOR 回路63の出力端子からラ
ッチ信号#TL12が出力され、後述するトランスミッショ
ンゲート56,57 のゲートへ入力される。またこのラッチ
信号#TL12はインバータ64へ入力される。インバータ64
から出力されるラッチ信号TL12は後述するトランスミッ
ションゲート55,58 のゲートへ入力される。
【0043】3入力NOR 回路51の出力端子はNOR 回路50
の他側入力端子と接続され、またトランスミッションゲ
ート55を介してNAND回路53の一側入力端子と接続されて
いる。リセット信号RST はインバータ52へ入力されてお
り、インバータ52の出力端子はNAND回路53の他側入力端
子と接続される。NAND回路53の出力端子はインバータ54
と、トランスミッションゲート56との直列回路を介して
NAND回路53の一側入力端子と接続されている。
の他側入力端子と接続され、またトランスミッションゲ
ート55を介してNAND回路53の一側入力端子と接続されて
いる。リセット信号RST はインバータ52へ入力されてお
り、インバータ52の出力端子はNAND回路53の他側入力端
子と接続される。NAND回路53の出力端子はインバータ54
と、トランスミッションゲート56との直列回路を介して
NAND回路53の一側入力端子と接続されている。
【0044】NAND回路53の出力端子とインバータ54との
接続部は、トランスミッションゲート57を介してインバ
ータ59の入力側と接続されている。インバータ59の出力
側はインバータ60の入力側と接続され、その出力側はト
ランスミッションゲート58を介してインバータ59とトラ
ンスミッションゲート57との接続部と接続されている。
インバータ59と60との接続部はトランスミッションゲー
ト61のゲートと接続され、インバータ60の出力側とトラ
ンスミッションゲート58との接続部はトランスミッショ
ンゲート62のゲートと接続されている。
接続部は、トランスミッションゲート57を介してインバ
ータ59の入力側と接続されている。インバータ59の出力
側はインバータ60の入力側と接続され、その出力側はト
ランスミッションゲート58を介してインバータ59とトラ
ンスミッションゲート57との接続部と接続されている。
インバータ59と60との接続部はトランスミッションゲー
ト61のゲートと接続され、インバータ60の出力側とトラ
ンスミッションゲート58との接続部はトランスミッショ
ンゲート62のゲートと接続されている。
【0045】このマルチプレックス回路18はリセット信
号RST がLレベルになった後、ラッチ信号TL1 がHレベ
ルになると、NOR 回路50の出力がLレベルとなり、3入
力NOR 回路51の出力がHレベルとなり、またNOR 回路63
の出力がLレベルとなりラッチ信号TL12がHレベルとな
る。ラッチ信号TL12がHレベルのためトランスミッショ
ンゲート55が導通し、NAND回路53には3入力NOR 回路51
のHレベルの出力と、インバータ52のHレベルの出力と
が入力され、NAND回路53の出力はLレベルになる。
号RST がLレベルになった後、ラッチ信号TL1 がHレベ
ルになると、NOR 回路50の出力がLレベルとなり、3入
力NOR 回路51の出力がHレベルとなり、またNOR 回路63
の出力がLレベルとなりラッチ信号TL12がHレベルとな
る。ラッチ信号TL12がHレベルのためトランスミッショ
ンゲート55が導通し、NAND回路53には3入力NOR 回路51
のHレベルの出力と、インバータ52のHレベルの出力と
が入力され、NAND回路53の出力はLレベルになる。
【0046】ここで、ラッチ信号TL1 がLレベルになる
とラッチ信号#TL12がHレベルに反転して、トランスミ
ッションゲート57が導通し、インバータ59の出力がHレ
ベルになり、トランスミッションゲート61が導通して、
マルチプレックス回路18は逐次比較レジスタ17の記憶デ
ータを選択することになる。一方、ラッチ信号TL2 がH
レベルになると3入力NOR 回路51の出力がLレベルにな
り、NOR 回路63の出力、即ちラッチ信号#TL12がLレベ
ルとなり、ラッチ信号TL12がHレベルとなる。
とラッチ信号#TL12がHレベルに反転して、トランスミ
ッションゲート57が導通し、インバータ59の出力がHレ
ベルになり、トランスミッションゲート61が導通して、
マルチプレックス回路18は逐次比較レジスタ17の記憶デ
ータを選択することになる。一方、ラッチ信号TL2 がH
レベルになると3入力NOR 回路51の出力がLレベルにな
り、NOR 回路63の出力、即ちラッチ信号#TL12がLレベ
ルとなり、ラッチ信号TL12がHレベルとなる。
【0047】ラッチ信号TL12がHレベルのためトランス
ミッションゲート55が導通し、NAND回路53には3入力NO
R 回路51のLレベルの出力と、インバータ52のHレベル
の出力とが入力され、NAND回路53の出力はHレベルにな
る。ここでラッチ信号TL2 がLレベルに反転すると、ラ
ッチ信号#TL12がHレベルに反転してトランスミッショ
ンゲート57が導通し、インバータ59の出力がLレベルに
なり、それによりインバータ60の出力がHレベルにな
り、トランスミッションゲート62が導通して、マルチプ
レックス回路18は逐次比較レジスタ7の記憶データを選
択することになる。つまり、ラッチ信号TL1 (TL2 )の
立下り時点で逐次比較レジスタ17 (7) の記憶データを
選択する。
ミッションゲート55が導通し、NAND回路53には3入力NO
R 回路51のLレベルの出力と、インバータ52のHレベル
の出力とが入力され、NAND回路53の出力はHレベルにな
る。ここでラッチ信号TL2 がLレベルに反転すると、ラ
ッチ信号#TL12がHレベルに反転してトランスミッショ
ンゲート57が導通し、インバータ59の出力がLレベルに
なり、それによりインバータ60の出力がHレベルにな
り、トランスミッションゲート62が導通して、マルチプ
レックス回路18は逐次比較レジスタ7の記憶データを選
択することになる。つまり、ラッチ信号TL1 (TL2 )の
立下り時点で逐次比較レジスタ17 (7) の記憶データを
選択する。
【0048】次にこのように構成したアナログ/デジタ
ル変換器の動作を、各部信号のタイミングチャートを示
す図5とともに説明する。いま、図5(a) に示すように
期間φ1 で切換信号TS1 がHレベルになると、トランス
ミッションゲート2が導通して、外部アナログ入力端子
1に入力されているアナログ電圧AINi がコンパレータ
4へ入力される。そして図5(b) に示すように比較制御
信号TZ1 がHレベルになるとコンパレータ4のチョッパ
アンプがセットアップ状態となる。
ル変換器の動作を、各部信号のタイミングチャートを示
す図5とともに説明する。いま、図5(a) に示すように
期間φ1 で切換信号TS1 がHレベルになると、トランス
ミッションゲート2が導通して、外部アナログ入力端子
1に入力されているアナログ電圧AINi がコンパレータ
4へ入力される。そして図5(b) に示すように比較制御
信号TZ1 がHレベルになるとコンパレータ4のチョッパ
アンプがセットアップ状態となる。
【0049】また、期間φ2 で切換信号#TS1 がHレベ
ルになると、トランスミッションゲート3が導通して、
逐次比較レジスタ7の記憶データにより選択された基準
電圧VREF がコンパレータ4へ入力されて、基準電圧V
REF とアナログ電圧AINi とが大小比較され、その比較
結果は図3(c) に示すようにラッチ信号TL1 の立上り時
点で図5(g) に示す如くラッチ回路6にラッチされて、
逐次比較レジスタ7の最上位ビットb9 が決定される
(AINi <VREF であるとビットb9 =“0”にセット
される)。
ルになると、トランスミッションゲート3が導通して、
逐次比較レジスタ7の記憶データにより選択された基準
電圧VREF がコンパレータ4へ入力されて、基準電圧V
REF とアナログ電圧AINi とが大小比較され、その比較
結果は図3(c) に示すようにラッチ信号TL1 の立上り時
点で図5(g) に示す如くラッチ回路6にラッチされて、
逐次比較レジスタ7の最上位ビットb9 が決定される
(AINi <VREF であるとビットb9 =“0”にセット
される)。
【0050】この期間φ2 で切換信号TS2 が図5(d) に
示すようにHレベルになるので、トランスミッションゲ
ート12が導通して、外部アナログ入力端子11に入力され
ているアナログ電圧AINi+1 がコンパレータ14へ入力さ
れ、図5(e) に示すように比較制御信号TZ2 がHレベル
になると、トランスミッションゲート32,35(図9参照)
が導通してコンパレータ14のチョッパアンプがセットア
ップ状態になる。
示すようにHレベルになるので、トランスミッションゲ
ート12が導通して、外部アナログ入力端子11に入力され
ているアナログ電圧AINi+1 がコンパレータ14へ入力さ
れ、図5(e) に示すように比較制御信号TZ2 がHレベル
になると、トランスミッションゲート32,35(図9参照)
が導通してコンパレータ14のチョッパアンプがセットア
ップ状態になる。
【0051】また期間φ3 で切換信号#TS2 が図5(l)
に示すようにHレベルとなると、トランスミッションゲ
ート13が導通して逐次比較レジスタ17の記憶データによ
り選択された基準電圧VREF がコンパレータ14へ入力さ
れて、コンパレータ14は基準電圧VREF と、アナログ電
圧AINi+1 とを大小比較し、その比較結果は図5(f)に
示すようにラッチ信号TL2 が立上った時点でラッチ回路
6にラッチされて、逐次比較レジスタ17の最上位ビット
b9 ′が決定される(AINi+1 >VREF であると、ビッ
トb9 ′=“1”にセットされる)。
に示すようにHレベルとなると、トランスミッションゲ
ート13が導通して逐次比較レジスタ17の記憶データによ
り選択された基準電圧VREF がコンパレータ14へ入力さ
れて、コンパレータ14は基準電圧VREF と、アナログ電
圧AINi+1 とを大小比較し、その比較結果は図5(f)に
示すようにラッチ信号TL2 が立上った時点でラッチ回路
6にラッチされて、逐次比較レジスタ17の最上位ビット
b9 ′が決定される(AINi+1 >VREF であると、ビッ
トb9 ′=“1”にセットされる)。
【0052】また、図5(f) に示すラッチ信号TL2 の立
下りでマルチプレックス回路18が前述したように切換動
作して、逐次比較レジスタ7の記憶データを選択し、デ
コード回路8へ入力する。そして期間φ4 に図5(k) に
示すように切換信号#TS1 がHレベルになり、逐次比較
レジスタ7の記憶データにより選択された基準電圧V
REF と、アナログ電圧AINiaとが大小比較され、図3
(c) に示すようにラッチ信号TL1 の立上り時点でラッチ
回路6にラッチされ、逐次比較レジスタ7のビットb8
が決定される(AINia>VREF であるとビットb8 =
“1”にセットされる)。
下りでマルチプレックス回路18が前述したように切換動
作して、逐次比較レジスタ7の記憶データを選択し、デ
コード回路8へ入力する。そして期間φ4 に図5(k) に
示すように切換信号#TS1 がHレベルになり、逐次比較
レジスタ7の記憶データにより選択された基準電圧V
REF と、アナログ電圧AINiaとが大小比較され、図3
(c) に示すようにラッチ信号TL1 の立上り時点でラッチ
回路6にラッチされ、逐次比較レジスタ7のビットb8
が決定される(AINia>VREF であるとビットb8 =
“1”にセットされる)。
【0053】更に、ラッチ信号TL1 の立下りでマルチプ
レックス回路18が切換動作し、逐次比較レジスタ17の記
憶データを選択してデコード回路8へ入力する。また、
期間φ4 で図5(d) に示すように切換信号TS2 がHレベ
ルになるので、トランスミッションゲート12が導通して
アナログ電圧AINi+1aがコンパレータ14に入力されてコ
ンパレータ14がセットアップ状態になる。
レックス回路18が切換動作し、逐次比較レジスタ17の記
憶データを選択してデコード回路8へ入力する。また、
期間φ4 で図5(d) に示すように切換信号TS2 がHレベ
ルになるので、トランスミッションゲート12が導通して
アナログ電圧AINi+1aがコンパレータ14に入力されてコ
ンパレータ14がセットアップ状態になる。
【0054】このような動作を繰り返してコンパレータ
4によってビットb9 ,b8 ,b7…が、コンパレータ1
4によってビットb9 ′,b8 ′,b7 ′…が交互に決
定できる。そしてオーバーラップするタイミングでアナ
ログ/デジタル変換動作を行わせるため、従来のアナロ
グ/デジタル変換器では2つのアナログ電圧を夫々10ビ
ットにアナログ/デジタル変換するのに40×φサイクル
の時間を要したのを、22×φサイクルの時間で2つのア
ナログ電圧を高速度にデジタル値に変換できる。
4によってビットb9 ,b8 ,b7…が、コンパレータ1
4によってビットb9 ′,b8 ′,b7 ′…が交互に決
定できる。そしてオーバーラップするタイミングでアナ
ログ/デジタル変換動作を行わせるため、従来のアナロ
グ/デジタル変換器では2つのアナログ電圧を夫々10ビ
ットにアナログ/デジタル変換するのに40×φサイクル
の時間を要したのを、22×φサイクルの時間で2つのア
ナログ電圧を高速度にデジタル値に変換できる。
【0055】また、チョッパアンプをセットアップ状態
にする時間を定める比較制御信号TZのパルス幅が、従来
のアナログ/デジタル変換器における場合と同じである
ため、高いアナログ/デジタル変換精度を保持できる。
にする時間を定める比較制御信号TZのパルス幅が、従来
のアナログ/デジタル変換器における場合と同じである
ため、高いアナログ/デジタル変換精度を保持できる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、第1発明はアナロ
グ電圧と基準電圧とを比較する第1のコンパレータ及び
第2のコンパレータを備えて、これらのコンパレータを
交互に比較動作させて、アナログ電圧をデジタル値に変
換するようにしたから高い変換精度を保持しつつ、高速
度にデジタル値に変換できるアナログ/デジタル変換器
を提供できる。
グ電圧と基準電圧とを比較する第1のコンパレータ及び
第2のコンパレータを備えて、これらのコンパレータを
交互に比較動作させて、アナログ電圧をデジタル値に変
換するようにしたから高い変換精度を保持しつつ、高速
度にデジタル値に変換できるアナログ/デジタル変換器
を提供できる。
【0057】第2発明はアナログ電圧と基準電圧とを比
較する第1のコンパレータ及び第2のコンパレータと、
第1, 第2のコンパレータの比較結果のデータを各別に
記憶する第1のレジスタ及び第2のレジスタと、第1及
び第2のレジスタの記憶データを選択する選択回路とを
備えて、第1及び第2のレジスタのデータを交互に選択
してアナログ電圧をデジタル値に変換するようにしたか
ら、2つのアナログ電圧を高い変換精度を保持しつつ、
高速度に変換できるアナログ/デジタル変換器を提供で
きる、等の優れた効果を奏する。
較する第1のコンパレータ及び第2のコンパレータと、
第1, 第2のコンパレータの比較結果のデータを各別に
記憶する第1のレジスタ及び第2のレジスタと、第1及
び第2のレジスタの記憶データを選択する選択回路とを
備えて、第1及び第2のレジスタのデータを交互に選択
してアナログ電圧をデジタル値に変換するようにしたか
ら、2つのアナログ電圧を高い変換精度を保持しつつ、
高速度に変換できるアナログ/デジタル変換器を提供で
きる、等の優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係るアナログ/デジタル変換器の模式
的構成図である。
的構成図である。
【図2】図1に示すアナログ/デジタル変換器の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】アナログ/デジタル変換器における各部信号の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図4】本発明に係るアナログ/デジタル変換器の他の
実施例の構成を示すブロック図である。
実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】アナログ/デジタル変換器における各部信号の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図6】マルチプレックス回路の構成を示すブロック図
である。
である。
【図7】従来のアナログ/デジタル変換器の模式的構成
図である。
図である。
【図8】図7に示すアナログ/デジタル変換器の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図9】コンパレータの構成を示すブロック図である。
【図10】ラッチ回路の構成を示すブロック図である。
【図11】チョッパアンプにおけるインバータの入力−
出力特性図である。
出力特性図である。
【図12】従来のアナログ/デジタル変換器における各
部信号のタイミングチャートである。
部信号のタイミングチャートである。
4 コンパレータ 7 逐次比較レジスタ 8 デコード回路 9 セレクタ回路 10 ラダー抵抗 14 コンパレータ 17 逐次比較レジスタ 18 マルチプレックス回路 101 スイッチ回路 103 ラッチ回路 104 レジスタ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
Claims (2)
- 【請求項1】 デジタル値に変換すべきアナログ電圧
と、ラダー抵抗により生成させた基準電圧とを大小比較
して、アナログ電圧をデジタル値に変換するアナログ/
デジタル変換器において、前記アナログ電圧と、前記基
準電圧とを大小比較する第1のコンパレータ及び第2の
コンパレータを備え、第1のコンパレータと第2のコン
パレータとを交互に比較動作させて、アナログ電圧をデ
ジタル値に変換すべく構成してあることを特徴とするア
ナログ/デジタル変換器。 - 【請求項2】 デジタル値に変換すべき2つのアナログ
電圧を各別に、ラダー抵抗により生成させた基準電圧と
大小比較して、夫々のアナログ電圧をデジタル値に変換
するアナログ/デジタル変換器において、前記2つのア
ナログ電圧を各別に、前記基準電圧と大小比較する第1
のコンパレータ及び第2のコンパレータと、第1のコン
パレータ及び第2のコンパレータの比較結果を各別に記
憶する第1のレジスタ及び第2のレジスタと、第1のレ
ジスタ及び第2のレジスタの記憶データを選択する選択
回路とを備え、第1のレジスタ及び第2のレジスタの記
憶データを交互に選択して、アナログ電圧をデジタル値
に変換すべく構成してあることを特徴とするアナログ/
デジタル変換器。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5250431A JPH07106969A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | アナログ/デジタル変換器 |
| US08/317,492 US5583503A (en) | 1993-10-06 | 1994-10-04 | Analog/digital converter |
| DE4435765A DE4435765C2 (de) | 1993-10-06 | 1994-10-06 | Analog/Digital-Konverter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5250431A JPH07106969A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | アナログ/デジタル変換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07106969A true JPH07106969A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17207784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5250431A Pending JPH07106969A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | アナログ/デジタル変換器 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5583503A (ja) |
| JP (1) | JPH07106969A (ja) |
| DE (1) | DE4435765C2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016187085A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 新日本無線株式会社 | 逐次比較型a/d変換方法および逐次比較型a/d変換器 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5680133A (en) * | 1995-12-14 | 1997-10-21 | Sony Corporation | Analog-to-digital converter |
| JPH09186594A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Fujitsu Ltd | コンパレータ、アナログ−デジタルコンバータ、半導体装置及び電圧比較方法 |
| JP3645044B2 (ja) * | 1996-10-01 | 2005-05-11 | 株式会社ルネサステクノロジ | マイクロコンピュータ |
| GB9821091D0 (en) | 1998-09-30 | 1998-11-18 | Koninkl Philips Electronics Nv | Analogue to digital converter |
| US6255978B1 (en) * | 1999-09-14 | 2001-07-03 | Industrial Technology Research Institute | Serial pipeline DAC with Gamma correction function |
| US6262678B1 (en) * | 1999-09-29 | 2001-07-17 | Lucent Technologies Inc. | Current-mode spike-based analog-to-digital conversion |
| JP2005026805A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路 |
| GB2495177B (en) * | 2011-09-29 | 2015-03-04 | Ibm | Analog-digital converter |
| US11711089B2 (en) | 2019-04-05 | 2023-07-25 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | SAR ADC with alternating low and high precision comparators and uneven allocation of redundancy |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5713813A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-23 | Hitachi Ltd | Monolithic analog-to-digital converting circuit |
| JPS63224526A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | A/d変換器 |
| JPS6415226A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Device for driving bridle roll |
| JPS6453630A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-01 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | A/d converter |
| JPH02126726A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-15 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 逐次比較型adコンバータ |
| JP3031486B2 (ja) * | 1990-11-30 | 2000-04-10 | 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 | 差動チョッパ形コンパレータ |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP5250431A patent/JPH07106969A/ja active Pending
-
1994
- 1994-10-04 US US08/317,492 patent/US5583503A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-06 DE DE4435765A patent/DE4435765C2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016187085A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 新日本無線株式会社 | 逐次比較型a/d変換方法および逐次比較型a/d変換器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4435765A1 (de) | 1995-04-13 |
| US5583503A (en) | 1996-12-10 |
| DE4435765C2 (de) | 1995-10-26 |
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