JPH07106871B2 - 昇降搬送装置 - Google Patents

昇降搬送装置

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JPH07106871B2
JPH07106871B2 JP33726990A JP33726990A JPH07106871B2 JP H07106871 B2 JPH07106871 B2 JP H07106871B2 JP 33726990 A JP33726990 A JP 33726990A JP 33726990 A JP33726990 A JP 33726990A JP H07106871 B2 JPH07106871 B2 JP H07106871B2
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喜得 鈴木
光夫 松本
慎二 伊藤
博信 永田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は大型陶磁器板その他板状の被搬送物を昇降搬
送する装置に関する。
(発明の背景) 大型の陶磁器板を製造する工程において、これを昇降搬
送する必要のある場合がある。例えば1階にプレス装置
が設置され、上階に焼成窯が設置されているような場
合、1階の成形装置で成形した陶磁器板の成形体を焼結
のために上階まで搬送する必要がある。或いはまた上階
で焼成した製品を発送等のために1階まで降ろす必要が
ある。
従来、物品の昇降搬送装置としては各種のものが工夫さ
れているが、従来提供されているこの種昇降搬送装置
は、上記のような場合の装置として適しておらず、大型
陶磁器板(例えば大きさが300mm角以上のもの)を所定
位置から所定位置へと円滑に且つこれを傷付けることな
く搬送することのできないものであった。
(課題を解決するための手段) 本発明の装置はこのような課題を解決するために案出さ
れたものであり、その要旨は、(イ)各ローラ間に隙間
を形成する状態で受渡ステーションに整列状態で並設さ
れるとともに、同一側の端部において片持状に支持さ
れ、該受渡ステーションに運ばれて来た板状の被搬送物
を載せて支持する複数の受渡用ローラと、(ロ)該受渡
ローラの軸心と平行方向に並設され且つ前記被搬送物載
置用の棚が上下に複数段に形成された、前記ローラ間の
間隙内に挿入可能な複数の支持フレームを備え、それら
受渡用ローラとは反対の端部側において所定の支持手段
により片持状に支持されてそれら受渡用ローラ間の隙間
を通じ上方に相対移動させられ、その過程で被搬送物を
それら受渡用ローラから各段の棚に受け取る移送体と、
(ハ)該移送体を所定搬送路に沿って昇降駆動する移送
手段と、(ニ)各ローラ間に隙間を形成する状態で取出
ステーションに整列状態で並設されるとともに、前記移
送体の支持側とは反対側の同一端部において片持状に支
持され、それらローラ間の隙間を通じて前記移送体が下
方に相対移動する過程で該移送体の各段の棚に設置され
ている被搬送物を受け取り、該被搬送物を該移送体の外
部に排出する取出用ローラとを含むことにある。
(作用及び発明の効果) 本発明の装置においては、大型の陶磁器板やタイルその
他の板状の被搬送物が受渡ステーションへと運ばれてく
と、先ずかかる被搬送物がその受渡ステーションに並設
された複数の受渡用ローラ上に載せられる。被搬送物が
受渡用ローラ上に載せられると、その下方に待機してい
た移送体が上昇させられ、ローラ上の被搬送物を受け取
る。具体的には、ローラの下側で待機していた移送体
は、ローラの支持側とは反対の端部側において所定の支
持手段により支持された状態で先ず所定距離上昇させら
れる。このとき移送体の各支持フレームは、各受渡用ロ
ーラの間隙内に下方から挿入され、受渡用ローラにて支
持されている被搬送物を上段側(通常は最上段)の棚の
上に載せる。即ち被搬送物を受渡用ローラから最上段の
棚に受け取る。
被搬送物が受渡用ローラから移送体へと受け渡される
と、続いて新たな被搬送物が受渡用ローラ上に再び載せ
られ、続いて移送体が所定距離上昇させられて、受渡用
ローラ上の被搬送物を第二の棚の上に受け取る。以後こ
うした動作を繰返し、受渡用ローラ上に運ばれて来た被
搬送物を移送体が各段の棚の上に次々と載せて行き、満
杯となったところでかかる移送体が移送手段により上方
へと搬送される。そして上階に設定されている取出ステ
ーションへと被搬送物を運び、そこにおいて各段の棚の
被搬送物を取出用ローラへと受け渡す。具体的動作は以
下の如くである。先ず一旦取出用ローラよりも上方まで
上昇させられた移送体は、支持フレームの各棚の上に被
搬送物を載せた状態で所定距離下降させられる。このと
き各支持フレームは取出用ローラの間隙内に上方側から
挿入され、ある位置に至ると最も下側の段の棚に載せら
れている被搬送物が取出用ローラの上に載り、取出用ロ
ーラ上に受け渡される。被搬送物を受け取った取出用ロ
ーラは、これを移送体の外部へと排出せしめる。続いて
移送体は再び所定ストローク下降させられ、これにより
上の段の棚の被搬送物が取出用ローラ上に載せられ、続
いて移送体の外部に排出される。以後同様の動作が繰返
し行われ、移送体により支持されている被搬送物が全て
外部へと排出される。空となった移送体は、移送手段に
て移送され、再び当初の受渡ステーションにおいて被搬
送物を受け取り、これを取出ステーションまで運ぶ。
本発明の装置によれば、小型の板状物はもとより大型の
陶磁器板の如き物でも、これを傷付けることなく円滑に
下から上へ(或いは上から下へ)搬送することができ、
上下に離れた工程間を円滑に結び従って生産ラインを良
好に結合することができる。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図ないし第3図は、1階から3階に跨がって設置さ
れた昇降搬送装置の概略全体構成を示している。図中1
0,12,14は、それぞれ1階,2階,3階の各フロアーであ
る。図示のようにこの昇降搬送装置は、ローラコンベヤ
11にて水平に運ばれて来た被搬送物としての大型陶磁器
板(ここでは大きさが900mm角)15(第10図参照)を上
下多段に保持する移送体16を、1階から3階までの上昇
運動,3階から1階までの下降運動を含む循環運動を行わ
せ、以て陶磁器板15を搬送するもので、上下に延びるフ
レーム18,移送体16を上昇路に沿って比較的大きいスト
ロークで刻み送りするための第一主シリンダ20及び第
一,第二,第三補助シリンダ,22,24,26(第4図参
照),下降路に沿って移送体16を比較的大きいストロー
クで刻み送りするための第二主シリンダ28及び第四,第
五,第六,第七補助シリンダ30,32,34,36(第5図参
照),移送体16を3階部分で上昇行程から下降行程へと
渡すための台車38を含む第一トラバース装置40,1階部分
で移送体16を下降行程から上昇行程へと渡すための台車
42を含む第二トラバース装置44を含んでいる。尚第一ト
ラバース装置40は架台41上に設けられ、また第二トラバ
ース装置44は、1階に設けた凹所43内に配設されてい
る。
上記ローラコンベヤ11にて運ばれて来た大型陶磁器板15
を移送体16に受け渡す受渡ステーションには、第10図に
示しているようにかかるローラコンベヤ11の端部に隣接
して多数の受渡用ローラ46が互いに平行に、且つ各ロー
ラ46間に所定の隙間を形成する状態で設置されている。
これら受渡用ローラ46は、同一側の端部において支持体
48により片持状に支持され、同端部側において回転駆動
されるようになっている。
移送体16は、第10図〜第13図に示しているように、多数
の支持フレーム50から成っている。各支持フレーム50
は、第12図に示しているように受渡用ローラ46間の間隙
内に挿入可能な厚さとされており、且つその間隙のピッ
チに対応したピッチで配列され、そして受渡用ローラ46
の支持側とは反対側の端部において支持手段としてのフ
レーム52に固定され、片持状に支持されている。これら
支持フレーム50のそれぞれには、第10図,第11図に示し
ているように水平方向の溝54が複数形成されており、こ
れら溝54によって大型陶磁器板15を支持するための棚56
が上下に多段に形成されている。
一方フレーム52の両側面には、第10図及び第13図に示し
ているように2種類の3つのガイドローラ58,60が上下
に配設されていて、それらがフレーム18の固設されたガ
イドレール62を挟み込んでおり、これらガイドレール62
及びガイドローラ58,60を介して移送体16がフレーム18
により保持され且つ昇降案内されるようになっている。
尚フレーム52には、第10図に明らかに示しているように
後述の可動爪74(第8図)及び固定爪84(第9図)を係
止させるための係止部64が設けられている。
移送体16を上昇運動させるための前記第一主シリンダ20
及び第一,第二,第三補助シリンダ22,24,26には、第4
図に示しているように移送体16を直接搬送運動するため
のバー66,68,70,72が連結されており、そのそれぞれに
可動爪74が設けられている。尚、第一主シリンダ20に連
結された最も長いバー66には、複数の可動爪74が上下複
数段に所定ピッチで設けられている。
各バーの両側面には、第8図に示しているようにガイド
ローラ76,78が固定してあり、第6図,第7図に示して
いるようにこれらガイドローラ76,78がフレーム18に形
成されたガイド溝80の内側面及び底面に接触させられ、
かかるガイドローラ76,78及びガイド溝80によって各バ
ー66,68,70,72の昇降案内が行われるようになってい
る。
一方各バー66〜72の内面側に設けられた上記可動爪74
は、第8図に示しているように軸受ブロック81によって
回動可能に支持されており、且つその上のロータリーア
クチュエータ82によってフレーム18内方、つまり移送体
16の側に向かって突出する作用位置と、それから90度回
動した非作用位置との間で回動駆動されるようになって
いる。
第4図及び第5図に示しているように、フレーム18の内
面には、搬送バー66の可動爪74の配設ピッチに対応した
ピッチで固定爪84が設けられている。この固定爪84もま
た、第9図に示しているように二つの軸受ブロック86に
て回動可能に支持され、且つ上側のロータリーアクチュ
エータ88によって、移送体16に向かって突出する作用位
置と、それから90度回動した非作用位置との間で回動駆
動されるようになっている。尚、可動爪74と固定爪84と
は、第6図に示しているように前後方向(図中左右方
向)にずれた位置に設けてあり、また第9図に示してい
るようにフレーム18側の固定爪84の直下には安全爪90が
設けてある。この安全爪90は、万一固定爪84が移送体16
を支持し損なったとき、その下側においてこれを受ける
ためのもので、第9図(B)に示しているように移送体
16が上昇するとき図中時計方向に回動して逃げられるよ
うに、また移送体16が下降したとき一定位置で回動停止
してこれを支持できるようになっている。
尚、第5図に示しているように移送体16を下降させるた
めの第二主シリンダ28,第四,第五,第六,第七補助シ
リンダ30,32,34,36にも、移送体16を直接搬送するため
のバー67,69,71,73,75が連結されており、これら各バー
67〜75に可動爪74が設けられている。その構成について
は上記したのと同様であるので、ここでは符号のみを示
して詳しい説明は割愛する。
本例においては、上記第一主シリンダ20及び第一,第
二,第三補助シリンダ22,24,26と第二主シリンダ28及び
第四,第五,第六,第七補助シリンダ30,32,34,36、更
にそれらに連結されたバー66,68,70,72,67,69,71,73,75
及び各バーに設けられた可動爪74が移送体16を昇降駆動
する移送手段を構成している。
さて、移送体16を上昇させるための第一主シリンダ20、
第一,第二,第三補助シリンダ22,24,26及び移送体16を
下降させるための第二主シリンダ28及び第四,第五,第
六,第七補助シリンダ30,32,34,36は、それぞれ異なっ
た役割りを果たすものであるが、それらの役割りについ
ては後述の作用の項で説明することとし、ここでは詳し
い説明は省略する。
次に第一トラバース装置40について説明する。この第一
トラバース装置40の台車38は、第15図〜第17図に示して
いるように、モータ92にて回転駆動されるシャフト94の
両端部にピニオンギヤ96を有しており、これらピニオン
ギヤ96と位置固定に延設されたラック98との噛み合いに
基づいて、レール100上に載った車輪102を回転させつつ
水平移動させられ、以て移送体16の上昇行程と下降行程
とを連絡するようになっている。この台車38はガイドレ
ール104を有しており、水平方向の移動端においてこの
ガイドレール104が、上記フレーム18に固設されたガイ
ドレール62と連続させられるようになっている。
またこの台車38は、そこに搬送されて来た移送体16を支
持するため、フレーム18に設けられた固定爪84と同様の
構成から成る固定爪106を有している。
尚、1階部分に設けられた第二トラバース装置44も、基
本的にはこの3階部分の第一トラバース装置40と同様で
あるので、詳しい説明は省略する。
次に本装置の作用を、1階のプレス装置(図示せず)に
て成形された大型の陶磁器板15を3階の焼成窯の搬入口
まで搬送する場合を例として具体的に説明する。
本装置においては、上昇行程において移送体16が第一主
シリンダ20,第一,第二,第三補助シリンダ22,24,26に
て上昇させられ、また下降行程において第二主シリンダ
28及び第四,第五,第六,第七補助シリンダ30,32,34,3
6にて下降させられる。これら各シリンダの役割りは、
次の如くである。
先ず1階部分の第二トラバース装置44によって空の移送
体16が運ばれて来ると、第4図において第一補助シリン
ダ22に連結されたバー68の可動爪74が、A1の位置にある
移送体16の上端部の係止部64に係止し、続いてシリンダ
22の作動によりこれをA1′の位置までストロークS1だけ
上昇させる。次に第二補助シリンダ24に連結されたバー
70の可動爪74が、移送体16の下端部の係止部64に係止
し、同シリンダ24の作動によりこれを上方に複数段(こ
こでは10段)に刻み送りし、最終的に位置A2までストロ
ークS2だけ持ち上げる。このとき移送体16は、受渡ステ
ーションにある多数の受渡用ローラ46の間隙を通じて上
方に相対運動し、受渡ローラ46上の大型陶磁器板15を受
け取る。即ち第10図に示しているように、プレス装置に
よって成形された大型陶磁器板15は、ローラコンベヤ11
によって受渡ステーションの受渡ローラ46の上に搬送さ
れ、その受渡ローラ46上の陶磁器板15が、移送体16の上
昇運動によってかかる移送体16上に載せ換えられる。具
体的な手順は次の通りである。第二補助シリンダ24の可
動爪74によって下端部の係止部64を支持された移送体16
は、このときその全体が受渡用ローラ46の下側に位置し
ており(第14図(A)の状態)、この段階で微小ストロ
ークだけ上昇させられる。すると(B)に示しているよ
うに受渡用ローラ46上の陶磁器板15が、移送体16におけ
る支持フレーム50の最上段の棚56の上に載り移り、且つ
微小量持ち上げられる。すると次に新たな陶磁器板15
が、移送体16における各支持フレーム50の最上段の溝54
を通過して受渡用ローラ46上へと運ばれ、その後移送体
16が再び第二補助シリンダ24にて更に微小ストローク上
方に刻み送りされる。これにより受渡用ローラ46上の陶
磁器板15が、移送体16における支持フレーム50の次段の
棚56の上に載り移る。以後同様の動作が次々と連続して
行われ、新しい陶磁器板15が支持フレーム50の各段の棚
56の上に、上側から下側へと次々と載せられる。そして
各棚56に複数枚(ここでは10枚)の陶磁器板15が載り移
ったところで、即ち第二補助シリンダ24が移送体16を全
体でストロークS2だけ持ち上げたところで、受渡用ロー
ラ46を上方に突板けた移送体16の上端部の係止部64を長
いバー66の下端の可動爪74が係止して、第一主シリンダ
20の作動によりこれをA3の位置までストロークS3だけ持
ち上げる。このときフレーム18の下端に固定爪84は非作
用位置に閉じた状態にあり、そして移送体16がストロー
クS3分持ち上げられると作用位置まで90度回動させられ
る。即ち固定爪84が開いた状態となって、移送体16の下
端部の係止部64に係止し、これを支持する。この段階で
バー66の下端部の可動爪74が閉じ、次にバー66と共にス
トロークS3だけ下降させられる。その下降端でバー66の
下側から二番目の可動爪74が、フレーム18の下端の固定
爪84により支持されている移送体16、即ちA3の位置にあ
る移送体16の下端部に係止し、また最下端の可動爪74
が、新たに受渡用ローラ46を突き抜けて上昇した位置A2
の移送体16の上端部に係止し、この後のバー66の上昇運
動によってそれらを1ストローク上の段に持ち上げる。
以後次々と同様の動作が繰り返され、プレス成形された
陶磁器板15が移送体16と共に次々と上昇搬送されて行
く。
さてこのようにしてフレーム18に沿って上昇させられ、
図中A5の位置において固定爪84により支持されるに至っ
た移送体16は、次のサイクル運動で第三補助シリンダ26
の可動爪74により上方に持ち上げられ、そしてその上に
待機していたトラバース装置40の台車38上に受け渡され
る。その受渡機構は、前述したバー66の可動爪74から固
定爪84への受渡機構と同様である。
移送体16を受け取った台車38は、レール100に沿って第
4図中右方向に水平運動し、そしてその前進端において
移送体16を下降行程へと移行させる。即ち先ず第5図中
第四補助シリンダ30に連結されたバー69の可動爪74が、
A7の位置にある移送体16の下端部を支持して同シリンダ
30の作動によりこれをA8′の位置までストロークS6だけ
下降させる。続いて第五補助シリンダ32の可動爪74が、
A8′の位置にある移送体16の下端部を支持してこれをス
トロークS7だけ下降させ、A8の位置に持ち来す。次に第
六補助シリンダ34の可動爪74が、A8の位置にある移送体
16を微小ストロークづつ小刻みに下方に刻み送りし、全
体としてストロークS8だけ下降させる。この刻み送りの
過程で、移送体16は取出ステーション13の取出用ローラ
47(構成は受渡用ローラ46と同様)を突き抜けて下降
し、積んでいた10枚の大型陶磁器板15を下段側から次々
と取出用ローラ47上に受け渡す。この動作は前述した受
渡用ローラ46から移送体16への陶磁器板15の積み込みと
ほぼ逆の動作であり、前の説明から明らかであるので詳
しい説明は省略する。
さて取出用ローラ47を通過して空となった移送体16は、
A9の位置で長いバー67の可動爪74に受け取られ、そして
バー67の往復運動によってストロークS9づつ下方に大き
く刻み送りされる。そしてA10の位置から第七補助シリ
ンダ36の可動爪74により第二トラバース装置44の台車42
上に移され、そして台車42の図中左方向への水平運動に
よって、上昇行程の下端に運ばれる。以後前述した動作
にて再び上昇送りされていく。
以上のように本装置によれば、移送体16を媒体として大
型陶磁器板15を傷付けることなく円滑に搬送することが
でき、上下に離れた行程間を良好に結合することができ
る。また上記ステーションの外、適宜に設けたステーシ
ョンにおいて大型陶磁器板15を容易に積み込み或いは取
り出しできる。
本例の装置は、搬送路の下流側において移送体16が停滞
しているとき、後続の移送体16の送りを自動的に停止さ
せることができる特徴を有する。例えば第4図中A4の位
置で移送体16が停滞しているとき、A3の位置で移送体16
を支持している固定爪84を開いたままとし、これに対応
するバー66の可動爪74を閉じたままとしておけば、バー
66が往復運動してもA3の位置の移送体16はA4の位置へと
送られない。従って搬送途中で何等かの事故があった場
合においても、また速いピッチ移送体16を送るようにし
ても、移送体16の詰まりによる搬送上のトラブルを生じ
ず、常に移送体16を、被搬送物を満載した状態で取出ス
テーションの上流側に待機させておくことができる。
この待機状態の移送体16(被搬送物15)は、後行程に対
するストックとなり、従って前行程で何等かの事故があ
ったり装置の稼動停止があった場合にも、後行程での処
理を連続して円滑に行うことができ、生産ラインのスト
ップを回避することができる。尚、本装置においては、
全搬送路の全ての保持位置に移送体16が充填されている
わけでなく、一部空となるように全移送体16の数が選ば
れている。
以上本発明の実施例を詳述したが、これはあくまで一例
示であって、本発明はその主旨を逸脱しない範囲におい
て、様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図,第2図及び第3図は本発明の一実施例である昇
降搬送装置の概略正面構成図,側面構成図及び平面構成
図であり、第4図及び第5図はそれぞれ同装置の刻み送
り機構の作用説明図である。第6図,第7図及び第8図
はそれぞれ第4図及び第5図におけるシリンダ,バーと
フレームとの結合関係を示す要部平面断面図,要部正面
断面図及び要部斜視図であり、第9図はフレームに設け
た固定爪と周辺部の拡大図、第10図,第11図及び第12図
はそれぞれ移送体の斜視図,正面図及び平面図である。
第13図は移送体に設けたガイドローラとフレームに設け
たガイドレールとの結合関係を示す要部平面図であり、
第14図はその移送体の作用説明図、第15図及び第16図は
それぞれトラバース装置の要部斜視図及び要部平面図で
あり、第17図(A)及び(B)は同トラバース装置の一
部拡大要部側面図及び要部正面図である。 15:大型陶磁器板、16:移送体 18:フレーム、20:第一主シリンダ 22:第一補助シリンダ 24:第二補助シリンダ 26:第三補助シリンダ 28:第二主シリンダ 30:第四補助シリンダ 32:第五補助シリンダ 34:第六補助シリンダ 36:第七補助シリンダ 46:受渡用ローラ、47:取出用ローラ 50:支持フレーム 54:溝、56:棚 66,67,68,69,70,71,72 73,52:バー、74:可動爪 76,78:ガイドローラ 80:ガイド溝 82,88:ロータリーアクチュエータ 84:固定爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 慎二 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 永田 博信 愛知県常滑市大曽町3丁目1番地 株式会 社マキノ内 (72)発明者 森下 眞次 愛知県常滑市大曽町3丁目1番地 株式会 社マキノ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各ローラ間に隙間を形成する状態で受渡ス
    テーションに整列状態で並設されるとともに、同一側の
    端部において片持状に支持され、該受渡ステーションに
    運ばれて来た板状の被搬送物を載せて支持する複数の受
    渡用ローラと、 (ロ)該受渡ローラの軸心と平行方向に並設され且つ前
    記被搬送物載置用の棚が上下に複数段に形成された、前
    記ローラ間の間隙内に挿入可能な複数の支持フレームを
    備え、それら受渡用ローラとは反対の端部側において所
    定の支持手段により片持状に支持されてそれら受渡用ロ
    ーラ間の隙間を通じ上方に相対移動させられ、その過程
    で被搬送物をそれら受渡用ローラから各段の棚に受け取
    る移送体と、 (ハ)該移送体を所定搬送路に沿って昇降駆動する移送
    手段と、 (ニ)各ローラ間に隙間を形成する状態で取出ステーシ
    ョンに整列状態で並設されるとともに、前記移送体の支
    持側とは反対側の同一端部において片持状に支持され、
    それらローラ間の隙間を通じて前記移送体が下方に相対
    移動する過程で、該移送体の各段の棚に載置されている
    被搬送物を受け取り、該被搬送物の該移送体の外部に排
    出する取出用ローラと、 を含むことを特徴とする昇降搬送装置。
JP33726990A 1990-11-30 1990-11-30 昇降搬送装置 Expired - Lifetime JPH07106871B2 (ja)

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