JP2004106977A - パレタイザー - Google Patents

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Junichi Yasumura
安村 淳一
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FUJI GIKEN KOGYO
Fuji Giken Kogyo Kk
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FUJI GIKEN KOGYO
Fuji Giken Kogyo Kk
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Abstract

【課題】積付け作業効率の向上を実現できるパレタイザーを提供する。
【解決手段】パレタイザー1は、る物品100の複数段の荷積を行ってパレットごと物品搬出部に渡すためのもので、メインリフター10と、サブリフター50と、制御装置とを備える。パレット搭載部60は、その昇降領域とパレット搭載部20の昇降領域との間で水平移動可能である。制御装置は、パレット搭載部20が1段分の荷積が行われる毎に1段分の高さだけ下降し且つ複数段の荷積が終了するとほぼ高さ位置まで下降するようにメインリフターを制御する。また、複数段の荷積が行われている間に空きパレット120´を受け取り搭載部20へ昇降領域において渡すようにサブリフターを制御する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パレットに物品を複数段にわたって積み付ける荷積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品搬入部から供給される物品、例えば複数の商品を積めた段ボール箱のような物品を1段当たり複数個、複数段にわたってパレット上に積み付けたうえで物品搬出部に送る荷積装置はパレタイザーと呼ばれている。
【0003】
この種のパレタイザーの一例として、物品を搬送する搬送装置と、この搬送装置の取出し部の近くに配置され空きパレットが搭載されているパレットステーションと、搬送装置の取出し部とパレットステーションとの間で多次元運動により移動可能であって取出し部の物品を空きパレット上に積み付ける挟持移載装置とを備えたものが提案されている。挟持移載装置は、物品を1個ずつ挟持して空きパレットへの移載を行う動作と、複数個の物品からなる1段分を一括して挟持して空きパレットへの移載を行う動作とが可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開昭55−156131号公報(第1図、第2図、第10図、第11図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のパレタイザーでは、積付け作業効率の向上が要求されている。つまり、一枚のパレット上への複数段分の積付けをできるだけ短時間で行うことが要求されている。
【0006】
上記のパレタイザーでは、複数個の物品からなる1段分を一括してパレットへ移載することができるので、物品を1個ずつ積み付ける場合に比べて積付け時間の短縮が実現できる。
【0007】
しかしながら、挟持移載装置は搬送装置の取出し部とパレットステーションとの間を移動して積付けを行うので、その往復に要する時間が無駄時間となり、積付け時間の短縮、つまり積付け作業効率の向上には限界がある。
【0008】
そこで、本発明の課題は、積付け作業効率の更なる向上を実現できるパレタイザーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物品搬入部から供給される物品をパレット上に複数段の荷積を行ってパレットごと物品搬出部に渡すためのパレタイザーであり、前記物品搬入部は第1の高さ位置に、前記物品搬出部は前記第1の高さ位置より低い第2の高さ位置にそれぞれ配置されており、昇降可能な荷積用の第1のパレット搭載部を有するメインリフターと、前記メインリフターに隣接配置され昇降可能な第2のパレット搭載部を有するサブリフターと、前記メインリフター及びサブリフターを制御する制御装置とを備え、前記第2のパレット搭載部は前記第1のパレット搭載部の昇降領域と該第2のパレット搭載部の昇降領域との間で水平移動可能であり、前記制御装置は、前記第1のパレット搭載部がその上にあるパレットに前記物品搬入部から1段分の荷積が行われる毎に1段分の高さだけ下降し且つ複数段の荷積が終了するとほぼ前記第2の高さ位置まで下降するように前記メインリフターを制御し、前記制御装置はまた、前記第1のパレット搭載部上のパレットへ前記複数段の荷積が行われている間に前記第2のパレット搭載部が空きパレットを受け取り且つ受け取った空きパレットを前記物品搬出部への複数段の物品渡しを終了した前記第1のパレット搭載部へ前記第1のパレット搭載部の昇降領域において渡すように前記サブリフターを制御することを特徴とする。
【0010】
本パレタイザーにおいては、前記第1のパレット搭載部は、少なくとも2本の第1のフォークを含み、前記第2のパレット搭載部は、前記第1のフォークと反対向きに延び前記第1のフォークの第1の間隔と異なる第2の間隔を持つ少なくとも2本の第2のフォークを含む。
【0011】
本パレタイザーにおいてはまた、前記制御装置は、前記第1のパレット搭載部上のパレットに荷積が行われている間に前記第2のパレット搭載部が空きパレットを受け取り且つ上昇し、続いて前記第1のパレット搭載部への複数段の荷積が終了して前記第1のパレット搭載部がほぼ前記第2の高さ位置まで下降すると前記第2のパレット搭載部が前記物品搬入部からの1段分の物品を受け取り可能な前記第1のパレット搭載部の昇降領域へ水平移動するように前記サブリフターを制御し、前記制御装置はまた、前記第1のパレット搭載部から前記物品搬出部への複数段の物品渡しが終了すると前記第1のパレット搭載部が前記第2のパレット搭載部と同じ高さまで上昇し続いて前記第2のパレット搭載部が前記第2のパレット搭載部の昇降領域に戻るように前記メインリフター及びサブリフターを制御することにより空きパレットの受渡しが行われる。
【0012】
本パレタイザーにおいては更に、前記第2のパレット搭載部から前記第1のパレット搭載部への空きパレットの受渡しは、前記第2のパレット搭載部の上にある空きパレットに少なくとも1段分の荷積が行われた後に行われる。
【0013】
本パレタイザーにおいては更に、前記物品搬入部の直下領域に空きパレットを前記物品の搬入方向と同じ方向に供給するための空きパレット供給部が配置されており、前記第2のパレット搭載部を前記第1のパレット搭載部の昇降領域に水平移動させて前記空きパレット供給部から前記第2のパレット搭載部へ空きパレットが渡される。
【0014】
本パレタイザーにおいては更に、前記第2のパレット搭載部における前記少なくとも2本の第2のフォークは、その間隔が前記第2の間隔と前記第1の間隔との間で可変であるように構成されており、前記第2のパレット搭載部の昇降領域であって前記空きパレットの受け渡し高さとほぼ同じ高さ位置には前記空きパレットの一時支持部が設けられており、前記第2のパレット搭載部は、前記少なくとも2本の第2のフォークが前記第1の間隔の状態で前記第2のパレット搭載部の昇降領域から前記第1のパレット搭載部の昇降領域へ水平移動して空きパレットを受け取った後、前記第2のパレット搭載部の昇降領域へ戻り、そこからやや下降して空きパレットを前記一時支持部で支持させてから前記少なくとも2本の第2のフォークが前記第2の間隔にされ、続いて上昇して空きパレットを再び搭載した状態で上昇するように制御される。
【0015】
本パレタイザーにおいては更に、前記第1のパレット搭載部の昇降領域であって前記空きパレット供給部とほぼ同じ高さ位置には、前記空きパレット供給部からの空きパレットを受け入れると共に、前記複数段の物品が荷積されたパレットを前記物品搬出部に送るための第1のローラコンベヤが設けられ、前記メインリフターと前記サブリフターは前記第1のローラコンベヤを挟んで対向配置され、前記少なくとも2本の第1のフォーク及び少なくとも2本の第2のフォークはそれぞれ、前記空きパレット供給部からの空きパレット供給方向と直角な方向に延び、前記第1のローラコンベヤの隣り合うローラの間には前記少なくとも2本の第1のフォーク及び前記第1の間隔にある前記少なくとも2本の第2のフォークの各フォークが進入可能にされている。
【0016】
本パレタイザーにおいては更に、前記第1のパレット搭載部の昇降領域であって前記物品搬入部とほぼ同じ高さ位置には、前記物品搬入部からの1段分の物品を受け入れるための第2のコンベヤと、該第2のコンベヤで受け入れた1段分の物品をその周囲から一時挟持するための挟持機構とが備えられ、前記第2のコンベヤは、前記第1のパレット搭載部の昇降領域からその外側へ退避可能に構成されている。
【0017】
なお、前記第2のコンベヤは、物品の搭載領域に関して2分割された第1、第2の分割ローラコンベヤから成り、該第1、第2の分割ローラコンベヤが互いに離れる方向に水平移動されることで前記第1のパレット搭載部の昇降領域外への退避が行われることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1〜図12を参照して、本発明によるパレタイザーの好ましい実施の形態について説明する。
【0019】
図1、図2において、本発明によるパレタイザー1は、物品搬入部200から供給される物品100をパレット120上に複数段の荷積を行ってパレット120ごと物品搬出部300に渡すためのものである。物品搬入部200は第1の高さ位置H1に、物品搬出部300は第1の高さ位置H1より低い第2の高さ位置H2にそれぞれ配置されている。本形態では、物品搬入部200による物品の搬入方向と、物品搬出部300による物品の搬出方向は同じである。
【0020】
図3をも参照して、パレタイザー1に組み合わされる物品搬入部200の一例について説明する。物品搬入部200は、物品100を一列状態で搬送するコンベヤ210と、コンベヤ210で搬送されてきた物品100を複数列(図3では4列)に振り分ける振り分け装置220と、振り分けられた物品100の向きを必要に応じて変えるための変換装置230と、物品100を複数列、複数行(図3では4列、3行)から成る1段分について整列させた状態で待機状態におくための物品待機装置240とを含む。これらは、フレーム250により第1の高さ位置H1に組み付けられている。
【0021】
なお、変換装置230は1段当たりの複数の物品100の積み付けパターンを変える際に使用されるものである。つまり、変換装置230は物品100の向きを90度変えることができる。但し、図3では変換装置230は機能するようにされていない。
【0022】
いずれにしても、物品搬入部200は、1段分、つまり複数列、複数行の物品100を一括してパレタイザー1に渡すためのものである。
【0023】
パレタイザー1は、昇降可能な荷積用の第1のパレット搭載部20を有するメインリフター10と、第1のパレット搭載部20の昇降領域を挟んでメインリフター10に対向配置され昇降可能な第2のパレット搭載部60を有するサブリフター50と、メインリフター10及びサブリフター50等を制御する制御装置(図示省略)とを備える。
【0024】
本形態では、省スペース化のために、物品搬入部200の直下領域であって物品搬出部300の高さ位置H2とほぼ同じ高さ位置に、空きパレット供給部400が配置されている。空きパレット供給部400は、空きパレット120´を第1のパレット搭載部20の昇降領域に供給するためのものであり、その供給方向は物品搬入部200による物品100の搬入方向と同じである。
【0025】
パレタイザー1はまた、第1のパレット搭載部20の昇降領域であって空きパレット供給部400とほぼ同じ高さ位置H2に、空きパレット供給部400からの空きパレット120´を受け入れると共に、複数段の物品が荷積されたパレットを物品搬出部300に送るための第1のローラコンベヤ80を有する。メインリフター10とサブリフター50は、第1のローラコンベヤ80を挟んで対向配置されている。
【0026】
図4をも参照して、第1のパレット搭載部20は、空きパレット供給部400からの空きパレット供給方向と直角な方向に延びる複数本(ここでは2本)の第1のフォーク21を有する。第2のパレット搭載部60は、空きパレット供給部400からの空きパレット供給方向と直角な方向であって第1のフォーク21と反対向きに延び第1のフォーク21の第1の間隔L1よりも狭い第2の間隔L2を持つ複数本(ここでは2本)の第2のフォーク61を有する。特に、第2のパレット搭載部60、つまり2本の第2のフォーク61は昇降可能であるだけでなく、第1のパレット搭載部20の昇降領域と第2のパレット搭載部60の昇降領域との間で水平移動可能にされている。なお、第2の間隔L2は第1の間隔L1より広くされても良い。本形態では更に、2本の第2のフォーク61は、その間隔が第1の間隔L1と第2の間隔L2との間で可変にされている。
【0027】
次に、各部の駆動装置について説明する。図1、図5において、メインリフター10の第1のパレット搭載部20は、モータ11によりエレベータと同じ原理で昇降駆動される。このため、メインリフター10は、プーリ機構12とカウンターウエイト13とを備え、第1のパレット搭載部20は垂直に延びるフレーム14に沿って昇降する。
【0028】
図1、図6において、サブリフター50の第2のパレット搭載部60もまた、モータ51によりエレベータと同じ原理で昇降駆動される。このために、サブリフター50は、プーリ機構52とカウンターウエイト53とを備え、第2のパレット搭載部60は垂直に延びるフレーム54(図1では、一部のみ図示)に沿って昇降する。
【0029】
図2において、物品搬出部300は、ここではモータ311により駆動されるベルトコンベヤ310を備えている。空きパレット供給部400もまた、モータ411により駆動されるベルトコンベヤ410を備えている。
【0030】
図3において、物品搬入部200におけるコンベヤ210はローラコンベヤやベルトコンベヤ等で実現され、図示しないモータで駆動される。振り分け装置220は、モータ駆動によるローラコンベヤで実現されるが、搬送経路中の複数箇所に、物品100の搬送方向を変えるための周知の分岐機構221が設置されている。本形態では、複数の分岐機構221は振り分け装置220の出口側において物品100が4列になるように構成されている。変換装置230もモータ駆動によるローラコンベヤを備えているが、両側に物品100の向きを変えるためのアーム機構231が設けられている。このアーム機構231はエアシリンダあるいは油圧シリンダ機構等により駆動される。物品待機装置240もモータ駆動によるローラコンベヤを備えているが、その出口側には複数列、複数行分、つまり1段分の物品100を待機状態にて規制するためのストッパ(図示省略)が設けられている。このストッパはエアシリンダあるいは油圧シリンダ機構等により物品100の移動経路に出没自在に構成されている。
【0031】
なお、物品搬入部200、物品搬出部300、空きパレット供給部400は、本発明によるパレタイザーに組み合わされるものであって、上記の構成、駆動機構はあくまでも一例である。従って、物品搬入部200、物品搬出部300、空きパレット供給部400は、上記のものに限定されるものではない。
【0032】
図4において、第1のローラコンベヤ80はモータ81で駆動される。
【0033】
サブリフター50における駆動装置について説明する前に、図7を参照して、サブリフター50における第2のパレット搭載部60の昇降領域には、4箇所に第2の高さ位置H2とほぼ同じ高さ位置まで上方に延びる4つの一時支持台65が設けられている。4つの一時支持台65は空きパレット120´を一時的に支持するためのものであり、空きパレット120´の面積より狭いエリアにそれらを結ぶ線分が四角形を形成するように配置される。そして、4つの一時支持台65のうち、メインリフター10に近い方の2つは、メインリフター10に遠い方の2つに比べて断面積が小さい。
【0034】
図6〜図8を参照して、サブリフター50の第2のパレット搭載部60における2本の第2のフォーク61を水平移動させる駆動装置及び2本の第2のフォーク61の間隔を可変とするための駆動装置について説明する。これらの駆動装置は支持板70に設置され、第2のパレット搭載部60と共に昇降する。
【0035】
2本の第2のフォーク61を水平移動させる駆動装置は、2本の第2のフォーク61をそれぞれその長さ方向にスライド可能に保持している2つの保持部71と、2本の第2のフォーク61の間にそれらの端部に近い部分で架け渡された板部材72と、2本の第2のフォーク61の間にあって第2のフォーク61と同じ方向に延び板部材72の中間部に固定したベルト駆動機構73と、このベルト駆動機構73を駆動するためのモータ74とを備えている。ベルト駆動機構73はエンドレスベルトによるものであるが、板部材72はその移動範囲がエンドレスベルトの水平移動範囲内にあるようにエンドレスベルトに組み合わされる。
【0036】
一方、2本の第2のフォーク61の間隔を可変とするための駆動装置は、保持部71を支持板70上で第2のフォーク61の延在方向に直角な方向にスライド可能に支持しているガイドレール76と、2つの保持部71を連結してこれらの間隔を可変とするエアシリンダ機構77とを備えている。ガイドレール76は1本の第2のフォーク61につき、間隔をおいて2箇所に備えられる。なお、板部材72は2本の第2のフォーク61の間に架け渡されるが、第2のフォーク61と板部材72との関係をすべり対偶とすることで、2本の第2のフォーク61の間隔の変更に支障を来さないようにしている。
【0037】
次に、図9を参照して、物品搬入部200からの複数列、複数行から成る一段分の物品100を第1のパレット搭載部20の昇降領域において受け入れ、且つ一時的に挟持し位置決めしてパレット120上に載せるための物品受入れ装置について説明する。この受入れ装置は、第1の高さ位置H1とほぼ同じ高さ位置にある支持フレーム40を利用して第1のパレット搭載部20の昇降領域とその周辺領域に設けられる。
【0038】
受入れ装置は、物品搬入部200からの1段分の物品100を受け入れるための第2のローラコンベヤ90と、この第2のローラコンベヤ90で受け入れた1段分の物品100をその周囲から一時的に挟持する挟持機構95とを備える。第2のローラコンベヤ90による物品の送り方向は、物品搬入部200からの物品の供給方向と同じである。言い換えれば、第2のローラコンベヤ90による物品の送り方向は、第1のローラコンベヤ80による送り方向と同じである。
【0039】
特に、第2のローラコンベヤ90は、物品の搭載領域に関して2分割された第1、第2の分割ローラコンベヤ90−1、90−2から成り、第1、第2の分割ローラコンベヤ90−1、90−2が互いに離れる方向、ここでは物品100の供給方向に直角な方向に水平移動されることで第1のパレット搭載部20の昇降領域外への退避が可能になる構成としている。これは、第2のローラコンベヤ90の直下に空きパレット120´が位置している状態にて物品搬入部200から第2のローラコンベヤ90への1段分の物品100の受入れが行われた後、1段分の物品100が挟持機構95で挟持され、続いて第1、第2の分割ローラコンベヤ90−1、90−2が水平移動して第1のパレット搭載部20の昇降領域外へ退避し、更に挟持機構95による挟持が解放されることで1段分の物品100が空きパレット120´上に搭載されるようにするためである。
【0040】
第1、第2の分割ローラコンベヤ90−1、90−2は、それぞれモータ91、92で駆動され、モータ93、94によるアーム機構93−1、93−2で水平方向に駆動される。
【0041】
一方、挟持機構95は、物品の供給方向と同じ方向から1段分の物品100を挟持するための第1の挟持部と、物品の供給方向に直角な方向から1段分の物品100を挟持するための第2の挟持部とから成る。第1の挟持部は、2枚の挟持板96−1、96−2を有し、これらはそれぞれモータ97−1、97−2で駆動される。特に、第1の挟持部においては、物品搬入部200から第2のローラコンベヤ90への1段分の物品100の受入れを妨げないようにするために、2枚の挟持板96−1、96−2は、駆動機構98により上方への退避が可能であるように構成されている。
【0042】
第2の挟持部は、2枚の挟持板99−1、99−2を有し、これらはそれぞれ図示しないモータで駆動される。
【0043】
上記のような受入れ装置によれば、物品の1段当たりの列方向及び行方向のサイズがどのように変更されようとも挟持を行うことができる。
【0044】
次に、制御装置の制御動作について説明する。図示しない制御装置は、第1のパレット搭載部20、つまり2本の第1のフォーク21がその上にあるパレット120に物品搬入部200から1段分の荷積が行われる毎に1段分の高さだけ下降し、且つ複数段(図1では5段)の荷積が終了するとほぼ第2の高さ位置H2まで下降するようにメインリフター10を制御する。第1のパレット搭載部20を1段分の荷積が行われる毎に1段分の高さだけ下降させるのは、荷積が行われているパレット120上にある物品の最上面を常に同じ高さに維持するため、つまり物品搬入部200からの1段分の物品受け取り高さを常に一定の高さに維持するためである。
【0045】
制御装置はまた、第1のパレット搭載部20上のパレット120へ複数段の荷積が行われている間に第2のパレット搭載部60、つまり2本の第2のフォーク61が空きパレット供給部400から空きパレット120´を受け取り且つ受け取った空きパレット120´を物品搬出部300への複数段の物品渡しを終了した第1のパレット搭載部20へ第1のパレット搭載部20の昇降領域において渡すようにサブリフター50を制御する。つまり、制御装置は、第1のパレット搭載部20上のパレット120に荷積が行われている間に第2のパレット搭載部60が第1のローラコンベヤ80の領域に水平移動して空きパレット供給部400から空きパレット120´を受け取り且つ第2のパレット搭載部60の昇降領域に戻ってから上昇し、続いて第1のパレット搭載部20への複数段の荷積が終了して第1のパレット搭載部20がほぼ第2の高さ位置H2まで下降すると第2のパレット搭載部60が物品搬入部200からの1段分の物品を受け取り可能なほぼ第1の高さ位置H1で第1のパレット搭載部20の昇降領域へ水平移動するようにサブリフター50を制御する。
【0046】
制御装置は更に、第1のパレット搭載部20から物品搬出部300への複数段の物品渡しが終了すると第1のパレット搭載部20が第2のパレット搭載部60と同じ高さまで上昇し、続いて第2のパレット搭載部60がその昇降領域に戻るようにメインリフター10及びサブリフター50を制御する。これにより、第2のパレット搭載部60から第1のパレット搭載部20への空きパレット120´の受渡しが行われる。
【0047】
なお、第2のパレット搭載部60から第1のパレット搭載部20への空きパレット120´の受渡しというのは、空きパレット120´のみの受渡しだけでなく、空きパレット120´に少なくとも1段分の物品100が既に搭載されている状態での受渡しをも含むものとする。これは、以下の理由による。
【0048】
前述したように、第1のパレット搭載部20は、その上にあるパレット120への複数段の物品100の荷積が終了するとほぼ第2の高さ位置H2まで下降し、複数段の物品100を搭載したパレット120を第1のローラコンベヤ80に渡した後、ほぼ第1の高さ位置H1まで上昇する。この間に、空きパレット120´を搭載した第2のパレット搭載部60は第1のパレット搭載部20の昇降領域、つまり第2のローラコンベヤ90の直下に水平移動している。この時、受入れ装置では物品搬入部200から既に1段分の物品100を受け取っているのであれば、第1のパレット搭載部20がほぼ第1の高さ位置H1まで上昇してくるのを待って空きパレット120´を第1のパレット搭載部20に渡し、その後受入れ装置から第1のパレット搭載部20に1段分の物品100を搭載するのでは待ち時間が生じることとなる。これは、作業効率に制約が生じることを意味する。
【0049】
そこで、本形態では、空きパレット120´を搭載した第2のパレット搭載部60が第2のローラコンベヤ90の直下に水平移動すると、受入れ装置では既に受け取っている1段分の物品100を第2のパレット搭載部60上の空きパレット120´に渡すように動作する。もし、第2のパレット搭載部60上の空きパレット120´に1段分の物品100の搭載を終了し、続いて受入れ装置で次の1段分の物品100の受入れが終了するまでに第1のパレット搭載部20がなお第1の高さ位置H1まで到達していなければ、次の1段分の物品100の搭載も第2のパレット搭載部60上にあるパレットに対して行われる。勿論、この場合には、第2のパレット搭載部60は物品の1段の高さ分だけ下降するようにされる。
【0050】
第1のパレット搭載部20の昇降速度、第2のパレット搭載部60の昇降速度及び水平移動速度、更には第1のパレット搭載部20、第2のパレット搭載部60、受入れ装置それぞれの1サイクル当たり、つまり1段分の物品搭載作業に要する動作時間、物品100の高さ寸法、物品100の荷積の段数等、各部の制御に必要な数値情報はあらかじめ知られているので、空きパレット120´をどの時点で第2のパレット搭載部60から第1のパレット搭載部20へ渡すかは制御装置における制御用プログラムにおいてあらかじめ設定することができる。あるいはまた、リミットスイッチを設けることで第2のパレット搭載部60から第1のパレット搭載部20への渡しの高さをあらかじめ設定しておくこともできる。従って、各部相互間の衝突、例えば第1のパレット搭載部20と第2のパレット搭載部60との衝突は起こらない。
【0051】
本形態では更に、第2のパレット搭載部60、つまり2本の第2のフォーク61が第1の間隔L1の状態で第2のパレット搭載部60の昇降領域から第1のパレット搭載部20の昇降領域、つまり第1のローラコンベヤ80の領域へ水平移動して空きパレット供給部400から空きパレット120´を受け取った後、第2のパレット搭載部60の昇降領域へ戻り、そこからやや下降して空きパレット120´を一時支持台65で支持させてから2本の第2のフォーク61が第2の間隔L2にされ、続いて上昇して空きパレット120´を再び搭載した状態で上昇するように制御される。
【0052】
このようにするのは以下の理由による。図2あるいは図5に示されるように、第1のローラコンベヤ80は複数の各ローラ81を回転駆動するためのベルト82をその両側に備えている。これに対し、第1のパレット搭載部20、つまり2本の第1のフォーク21、あるいは第2のパレット搭載部60、つまり2本の第2のフォーク61は、第1のローラコンベヤ80上にある複数段の荷積が行われたパレット120、あるいは空きパレット120´を搭載するために上側のローラ82より少し下がった高さ位置にある必要がある。このために、第1のローラコンベヤ80には、2本の第1のフォーク21及び2本の第2のフォーク61を上側のローラ82より少し下がった高さ位置で受け入れるための2つのスペース83を形成している。つまり、2つのスペース83を2本の第1のフォーク21及び2本の第2のフォーク61で共用できるようにするために、空きパレット120´を受け取る際には2本の第2のフォーク61の間隔が2本の第1のフォーク21の第1の間隔L1と同じになるようにしている。
【0053】
勿論、第1のローラコンベヤ80に、2本の第1のフォーク21用の2つのスペース83の他に、第2の間隔L2の2本の第2のフォーク61用の2つのスペースを形成するようにすれば、2本の第2のフォーク61の間隔は第2の間隔L2のままで良く、2本の第2のフォーク61の間隔を可変とするための駆動装置や一時支持台65は不要となる。あるいはまた、2本の第2のフォーク61の間隔がL1であっても、2本の第1のフォーク21と2本の第2のフォーク61とが同じ高さ位置になった時に2本の第2のフォーク61がそれぞれ2本の第1のフォーク21のそれぞれの真横に位置するような配置関係にすることで2本の第2のフォーク61の間隔を可変とするための駆動装置や一時支持台65を不要とすることができる。この場合、第1のローラコンベヤ80における2つのスペース83の横幅を第2のフォーク61の幅分だけ大きくする必要がある。
【0054】
次に、図10〜図12を参照して、本形態によるパレタイザーの動作を順を追って説明する。ここでは、図10(a)に示されるように、第1のパレット搭載部20上に搭載されているパレット120上に2段分の物品100の荷積が終了し、且つ受入れ装置の第2のローラコンベヤ90上には次の1段分の物品100が受入れを終了している状態を起点として説明を行う。そして、この状態では、図12(a)に示されるように、第2のパレット搭載部60の2本の第2のフォーク61が第1の間隔L1で第1のパレット搭載部20の昇降領域へ水平移動しており、空きパレット供給部400から第1のローラコンベヤ80へ空きパレット120´を渡し、更に第1のローラコンベヤ80から第2のパレット搭載部60へ空きパレット120´を渡すことが可能な状態になっている。
【0055】
なお、図10、図11では、受入れ装置に関しては挟持機構95(図9参照)は図示を省略し、第2のローラコンベヤ90のみを示している。また、図10、図11に示されているパレット120上の最上段の物品100の上面の高さ位置は、第2のローラコンベヤ90から少し離れた状態で示されているが、これは図示を容易にするための便宜上の高さ位置であり、実際には両者の間隔はそれほど大きくない。これは、挟持機構95で挟持している1段分の物品100を、挟持を解放することでパレット120上の最上段の物品100の上に重ね積みする時に衝撃を少なくするためである。
【0056】
いずれにしても、図10(a)の状態から第2のローラコンベヤ90を退避させた後、受入れ装置における挟持機構95による挟持を解放することで3段目の物品100が第1のパレット搭載部20のパレット120上に荷積される。そして、第1のパレット搭載部20は物品100の1段分の高さだけ下降する。一方、この間に第1のローラコンベヤ80から空きパレット120´を受け取った第2のパレット搭載部60は少し上昇する。この状態が図10(b)である。
【0057】
図10(c)、図12(b)では、第2のパレット搭載部60がその昇降領域まで戻る。この時、受入れ装置では第2のローラコンベヤ90が第1のパレット搭載部20の昇降領域に戻ると共に、挟持機構における第1の挟持部が上方に退避して物品搬入部200から次の1段分の物品100を受け入れ、挟持機構により挟持した状態になっている。そして、この状態から第2のローラコンベヤ90を退避させた後、受入れ装置における挟持機構95による挟持を解放することで4段目の物品100が第1のパレット搭載部20のパレット120上に荷積される。
【0058】
続いて第1のパレット搭載部20が物品100の1段分の高さだけ下降し、その間に第2のパレット搭載部60がやや下降することにより、第2のパレット搭載部60上の空きパレット120´がサブリフター50における一時支持台65上に載る。これが図10(d)に示す状態である。そして、この状態において図12(c)に示すように、第2のパレット搭載部60の2本の第2のフォーク61はその間隔が第2の間隔L2まで狭められる。続いて、第2のパレット搭載部60は上昇を始める。すると、一時支持台65に載っている空きパレット120´が上昇しつつある第2のパレット搭載部60の2本の第2のフォーク61(第2の間隔L2の状態にある)に載る。
【0059】
この時、受入れ装置では図10(c)で説明したのと同じ動作により次の1段分の物品100を受け入れ、挟持機構により挟持した状態になっている。そして、この状態から第2のローラコンベヤ90を退避させた後、受入れ装置における挟持機構95による挟持を解放することで5段目の物品100が第1のパレット搭載部20のパレット120上に荷積される。この間に、第2のパレット搭載部60は第1の高さ位置L1とほぼ同じ高さ位置まで上昇する。これが図11(a)に示す状態である。
【0060】
続いて、第1のパレット搭載部20は5段分の荷積を終了したので第2の高さ位置L2よりやや低い高さ位置まで下降し、5段分の物品100が荷積されたパレット120を第1のローラコンベヤ80に渡す。この間に、第2のパレット搭載部60は、第1のパレット搭載部20の昇降領域に水平移動して第2のローラコンベヤ90の直下領域に位置する。勿論、この時、受入れ装置では次の1段分の物品100を受け入れ、挟持機構により挟持した状態になっている。これが図11(b)に示す状態である。続いて、この状態から第2のローラコンベヤ90を退避させた後、受入れ装置における挟持機構95による挟持を解放することで1段目の物品100が第2のパレット搭載部60の空きパレット120´上に搭載される。この間に、5段分の物品100が荷積されたパレット120は第1のローラコンベヤ80により物品搬出部300に渡され、第1のパレット搭載部20は第2のパレット搭載部60と同じ高さ位置まで上昇する。これが図11(c)及び図12(d)に示す状態である。
【0061】
ここで、第2のパレット搭載部60の2本の第2のフォーク61の間隔は第2の間隔L2であり、第1のパレット搭載部20の2本の第1のフォーク21の第1の間隔L1より狭いので、第1のパレット搭載部20は第2のパレット搭載部60と同じ高さ位置まで上昇することができる。つまり、第1のパレット搭載部20が第2のパレット搭載部60と同じ高さ位置まで上昇すると、2本の第2のフォーク61は2本の第1のフォーク21の間に介在し、両者で空きパレット120´を受けている状態になる。そして、この状態から第2のパレット搭載部60がその昇降領域まで戻り、更に下降することにより、1段分の物品100が荷積された空きパレット120´は第1のパレット搭載部20に渡されることになる。なお、第2のパレット搭載部60における2本の第2のフォーク61は、その昇降領域まで戻ると、間隔が第1の間隔L1に戻され、その後下降する。その間に、第1のパレット搭載部20においては、前述したのと同じ動作により2段目の物品100が荷積される。そして、動作は、図10(a)、図12(a)の状態に戻る。
【0062】
図10、図11から明らかなように、荷積が行われているパレット120上にある物品の最上面は常に同じ高さに維持されている。
【0063】
なお、本発明によるパレタイザーに組み合わされる物品搬入部200における物品100の搬入動作、物品搬出部300における物品搬出動作、空きパレット供給部400における空きパレット供給動作を実現するためには、各種の位置検出器や物体検出器等の検出手段が必要であるが、上記の動作を実現するためにこの種の検出手段を用いることは公知の技術において明らかであるので、上記の説明では各種検出手段については図示、説明を省略している。
【0064】
同様に、本発明によるパレタイザーにおいても、受入れ装置の制御、第1のパレット搭載部20、第2のパレット搭載部60の昇降に伴う高さ位置制御、第2のパレット搭載部60の水平動作に伴う位置制御にも各種の位置検出器や物体検出器等の検出手段が必要であるが、この種の位置制御を行うために各種の検出手段を用いることは周知であるので、図示、説明は省略している。あえて例をあげれば、第1のパレット搭載部20、第2のパレット搭載部60の昇降に伴う高さ位置や第2のパレット搭載部60の水平動作に伴う位置はリミットスイッチやタッチセンサで検出することができるし、各部のモータにエンコーダを備えたものを用いることで位置の検出を行うこともできる。いずれにしても、制御装置は各種検出手段からの検出信号を用いてあらかじめ定められたプログラム制御により受入れ装置の制御や、第1のパレット搭載部20、第2のパレット搭載部60の位置制御等を行う。
【0065】
以上、本発明によるパレタイザーを好ましい実施の形態について説明したが、本パレタイザーは図示の形態によらず様々な変更が可能である。例えば、荷積の対象となる物品は箱、特に段ボール箱のようなものに限らず、複数段に渡って積まれるものであれば袋物のようなものでも可能である。また、1段分の物品の周囲にテーピングが施されていたり、各段の間が接着剤や接着テープで接着される場合にも適用され得る。第1、第2のローラコンベヤ80、90は他のコンベヤでも良い。つまり、第1のローラコンベヤ80は、第1、第2のフォーク21、61を受入れ可能なスペースを形成できるものであれば良い。また、第2のローラコンベヤ90は、退避のための移動距離を大きく取るようにすれば1つのローラコンベヤあるいは他の1つのコンベヤで実現されても良い。
【0066】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によるパレタイザーは、第1のパレット搭載部を備えた荷積用のメインリフターに加えて、空きパレットを空きパレット供給部から受け取って第1のパレット搭載部に渡すための第2のパレット搭載部を備えたサブリフターを有し、物品の複数段の荷積及び空きパレットの受渡しにおいて無駄な待ち時間が発生しないようにしたことにより、荷積のための作業効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパレタイザーを正面から見た図である。
【図2】本発明によるパレタイザーを物品搬入部、物品搬出部及び空きパレット供給部と共に側方から見た図である。
【図3】本発明によるパレタイザーの上部を物品搬入部と共に上方から見た図である。
【図4】本発明によるパレタイザーをその中間の高さ位置において物品搬出部及び空きパレット供給部と共に上方から見た図である。
【図5】本発明によるパレタイザーのメインリフターの一部を図4の左側から見た図である。
【図6】本発明によるパレタイザーのサブリフターの一部を側方から見た図である。
【図7】本発明によるパレタイザーを上方から見た図である。
【図8】本発明によるパレタイザーのサブリフターにおけるフォークの水平移動及び間隔を変更する機構を説明するための図である。
【図9】本発明によるパレタイザーにおいてパレット上に荷積を行うための物品挟持機構を示した平面図(a)及び側面図(b)である。
【図10】本発明によるパレタイザーの動作を順を追って説明するための正面図である。
【図11】図10に続く本発明によるパレタイザーの動作を順を追って説明するための正面図である。
【図12】本発明によるパレタイザーの動作を順を追って説明するための平面図である。
【符号の説明】
1  パレタイザー
10  メインリフター
20  第1のパレット搭載部
21  第1のフォーク
50  サブリフター
60  第2のパレット搭載部
61  第2のフォーク
80  第1のローラコンベヤ
90  第2のローラコンベヤ
100  物品
120  パレット
120´  空きパレット
200  物品搬入部
300  物品搬出部
400  空きパレット供給部

Claims (9)

  1. 物品搬入部から供給される物品をパレット上に複数段の荷積を行ってパレットごと物品搬出部に渡すためのパレタイザーにおいて、
    前記物品搬入部は第1の高さ位置に、前記物品搬出部は前記第1の高さ位置より低い第2の高さ位置にそれぞれ配置されており、
    昇降可能な荷積用の第1のパレット搭載部を有するメインリフターと、
    前記メインリフターに隣接配置され昇降可能な第2のパレット搭載部を有するサブリフターと、
    前記メインリフター及びサブリフターを制御する制御装置とを備え、
    前記第2のパレット搭載部は前記第1のパレット搭載部の昇降領域と該第2のパレット搭載部の昇降領域との間で水平移動可能であり、
    前記制御装置は、前記第1のパレット搭載部がその上にあるパレットに前記物品搬入部から1段分の荷積が行われる毎に1段分の高さだけ下降し且つ複数段の荷積が終了するとほぼ前記第2の高さ位置まで下降するように前記メインリフターを制御し、
    前記制御装置はまた、前記第1のパレット搭載部上のパレットへ前記複数段の荷積が行われている間に前記第2のパレット搭載部が空きパレットを受け取り且つ受け取った空きパレットを前記物品搬出部への複数段の物品渡しを終了した前記第1のパレット搭載部へ前記第1のパレット搭載部の昇降領域において渡すように前記サブリフターを制御することを特徴とするパレタイザー。
  2. 請求項1に記載のパレタイザーにおいて、
    前記第1のパレット搭載部は、少なくとも2本の第1のフォークを含み、
    前記第2のパレット搭載部は、前記第1のフォークと反対向きに延び前記第1のフォークの第1の間隔と異なる第2の間隔を持つ少なくとも2本の第2のフォークを含むことを特徴とするパレタイザー。
  3. 請求項2に記載のパレタイザーにおいて、
    前記制御装置は、前記第1のパレット搭載部上のパレットに荷積が行われている間に前記第2のパレット搭載部が空きパレットを受け取り且つ上昇し、続いて前記第1のパレット搭載部への複数段の荷積が終了して前記第1のパレット搭載部がほぼ前記第2の高さ位置まで下降すると前記第2のパレット搭載部が前記物品搬入部からの1段分の物品を受け取り可能な前記第1のパレット搭載部の昇降領域へ水平移動するように前記サブリフターを制御し、
    前記制御装置はまた、前記第1のパレット搭載部から前記物品搬出部への複数段の物品渡しが終了すると前記第1のパレット搭載部が前記第2のパレット搭載部と同じ高さまで上昇し続いて前記第2のパレット搭載部が前記第2のパレット搭載部の昇降領域に戻るように前記メインリフター及びサブリフターを制御することにより空きパレットの受渡しが行われることを特徴とするパレタイザー。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のパレタイザーにおいて、
    前記第2のパレット搭載部から前記第1のパレット搭載部への空きパレットの受渡しは、前記第2のパレット搭載部の上にある空きパレットに少なくとも1段分の荷積が行われた後に行われることを特徴とするパレタイザー。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のパレタイザーにおいて、
    前記物品搬入部の直下領域に空きパレットを前記物品の搬入方向と同じ方向に供給するための空きパレット供給部が配置されており、前記第2のパレット搭載部を前記第1のパレット搭載部の昇降領域に水平移動させて前記空きパレット供給部から前記第2のパレット搭載部へ空きパレットが渡されることを特徴とするパレタイザー。
  6. 請求項5に記載のパレタイザーにおいて、
    前記第2のパレット搭載部における前記少なくとも2本の第2のフォークは、その間隔が前記第2の間隔と前記第1の間隔との間で可変であるように構成されており、
    前記第2のパレット搭載部の昇降領域であって前記空きパレットの受け渡し高さとほぼ同じ高さ位置には前記空きパレットの一時支持部が設けられており、
    前記第2のパレット搭載部は、前記少なくとも2本の第2のフォークが前記第1の間隔の状態で前記第2のパレット搭載部の昇降領域から前記第1のパレット搭載部の昇降領域へ水平移動して空きパレットを受け取った後、前記第2のパレット搭載部の昇降領域へ戻り、そこからやや下降して空きパレットを前記一時支持部で支持させてから前記少なくとも2本の第2のフォークが前記第2の間隔にされ、続いて上昇して空きパレットを再び搭載した状態で上昇するように制御されることを特徴とするパレタイザー。
  7. 請求項5あるいは6に記載のパレタイザーにおいて、
    更に、前記第1のパレット搭載部の昇降領域であって前記空きパレット供給部とほぼ同じ高さ位置には、前記空きパレット供給部からの空きパレットを受け入れると共に、前記複数段の物品が荷積されたパレットを前記物品搬出部に送るための第1のローラコンベヤが設けられ、
    前記メインリフターと前記サブリフターは前記第1のローラコンベヤを挟んで対向配置され、
    前記少なくとも2本の第1のフォーク及び少なくとも2本の第2のフォークはそれぞれ、前記空きパレット供給部からの空きパレット供給方向と直角な方向に延び、
    前記第1のローラコンベヤの隣り合うローラの間には前記少なくとも2本の第1のフォーク及び前記第1の間隔にある前記少なくとも2本の第2のフォークの各フォークが進入可能にされていることを特徴とするパレタイザー。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のパレタイザーにおいて、
    更に、前記第1のパレット搭載部の昇降領域であって前記物品搬入部とほぼ同じ高さ位置には、前記物品搬入部からの1段分の物品を受け入れるための第2のコンベヤと、該第2のコンベヤで受け入れた1段分の物品をその周囲から一時挟持するための挟持機構とが備えられ、
    前記第2のコンベヤは、前記第1のパレット搭載部の昇降領域からその外側へ退避可能に構成されていることを特徴とするパレタイザー。
  9. 請求項8に記載のパレタイザーにおいて、
    前記第2のコンベヤは、物品の搭載領域に関して2分割された第1、第2の分割ローラコンベヤから成り、
    該第1、第2の分割ローラコンベヤが互いに離れる方向に水平移動されることで前記第1のパレット搭載部の昇降領域外への退避が行われることを特徴とするパレタイザー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015040131A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社ダイフク 物品段積装置及び物品移載装置
JP2015040126A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社ダイフク 物品移載装置及び搬送設備
JP7388289B2 (ja) 2020-05-15 2023-11-29 株式会社豊田自動織機 荷積付装置

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