JPH0710668B2 - 自動車用ハンドルの自動革巻き機 - Google Patents

自動車用ハンドルの自動革巻き機

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JPH0710668B2
JPH0710668B2 JP20633090A JP20633090A JPH0710668B2 JP H0710668 B2 JPH0710668 B2 JP H0710668B2 JP 20633090 A JP20633090 A JP 20633090A JP 20633090 A JP20633090 A JP 20633090A JP H0710668 B2 JPH0710668 B2 JP H0710668B2
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JP
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handle
leather
pincer
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leather piece
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岳郎 小河
俊夫 板垣
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ミドリ安全工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用ハンドルの自動革巻き機に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来の自動車用ハンドルには、ハンドルが皮革で被覆さ
れたものがある。
この種のハンドルには、予めハンドルの外径部分から内
径部分にかけて巻き付けられる寸法に裁断された皮革片
をハンドルに密着させて巻き付け、その皮革片の両側端
縁をハンドルの内径部分の中心線上で突き合わせながら
縫い付けてなるものが多い。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の皮革巻き付けハンドルでは、ハンドルに皮革
片を巻き付ける作業が人手に頼って行われていたから、
作業能率が悪く、巻き付けの仕上がりを良くするには、
熟練を要し、それだけ製作コストが割り高になるという
欠点があった。
本発明は、そのような欠点を解消しうる自動車用ハンド
ルの自動革巻き機を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、自動車用ハンド
ルの外径部分に被せた皮革その他の被覆材をハンドルの
外径部分からその両側部分に向けて引張るワイパーと、
このワイパーで引張られた被覆材をハンドルの外径部分
に押圧する押圧体と、上記被覆材の両側端縁部を挟持し
てハンドルの内径部分へ巻き込むピンサーと、このピン
サーで巻き込まれた上記被覆材の両側端縁部をハンドル
の内径部分に押圧するワイパーとで構成することを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下図面にもとづいて本発明の実施例を説明すると、1
は自動車用のハンドル、2はハンドル1を被覆する皮革
片で、天然皮革、あるいは合成皮革をハンドル1の外径
部分3から両側部分4、5を経て内径部分6に密着させ
て巻き付けられる寸法に裁断してなる。7はハンドル1
を直立の状態にしてその下辺部分を押さえる台座、8は
この台座7で直立に支持されたハンドル1の上辺部分か
ら上方へ間隔をおいた箇所において上下方向に往復作動
するように設置したハンドル固定シリンダで、このシリ
ンダ8は、例えば第2図示のようにハンドル1の円周方
向に3個並べて設置する。9、9は各シリンダ8に連結
したワイパーで、ハンドル1の外径部分3に被せた皮革
片2の両側部分に圧接しながら皮革片2をハンドル1の
外径部分3から両側部分4、5に向けて引張るように作
動する。10はシリンダ8のうちワイパー9、9の間の部
分に連結した押圧体で、ゴムなどの柔軟材で成形してな
り、皮革片2のうちワイパー9、9で挟まれた部分をハ
ンドル1の外径部分3に押圧するように作動する。11、
12は台座7によって直立に支持されたハンドル1の上辺
部分から両側へ間隔をおいた箇所においてハンドル1に
対し往復作動するように設置したピンサー移動シリン
ダ、13、14はこのシリンダ11、12に連結したピンサー本
体で、例えば3個のシリンダ8にそれぞれ連結した各ワ
イパー9、9に対して1個で対応する幅を有し、かつハ
ンドル1の内径部分6の円弧にならった円弧面を有する
ように成形してあり、このピンサー本体13、14の先端に
は、ハンドル1の両側部分4、5から垂れ下がる皮革片
2の両側端縁部15、16の内側面を受け止める位置に立ち
上がる受止縁17、18を設けてある。19、20はピンサー本
体13、14の後端側に固定し、かつハンドル1に対し往復
作動するように設置したピンサーシリンダ、21、22はこ
のシリンダ19、20に連結したピンサーで、ピンサー本体
13、14と同じ幅を有し、かつハンドル1の内径部分6の
円弧と、ピンサー本体13、14の上記円弧面とにならった
円弧面を有するように成形してあり、このピンサー21、
22の先端がピンサー本体13、14の上面をスライドして行
き、ピンサー本体13、14の受止縁17、18とで皮革片2の
両側端縁部15、16を挟持するように作動する。23、24は
ピンサー上下シリンダで、ピンサー本体13、14及びピン
サー21、22を上下方向に移動させるように作動する。2
5、26はピンサーシリンダ19、20に接近した箇所におい
てハンドル1に対し往復移動するように設置したワイパ
ーシリンダ、27、28はこのシリンダ25、26に連結したワ
イパーで、ピンサー21、22と同じ幅を有し、かつハンド
ル1の内径部分6の円弧と、ピンサー21、22の上記円弧
面とにならった円弧面を有するように成形してあり、こ
のワイパー27、28の先端がピンサー21、22の直上をハン
ドル1に向かって移動し、皮革片2のうちハンドル1の
両側部分4、5から垂れ下がる部分をハンドル1の内径
部分6へ巻き込むように作動する。29、30はシリンダ2
5、26の上方において上下方向に往復作動するように設
置したワイパープレスシリンダで、ワイパー27、28が皮
革片2の両側端縁部15、16をハンドル1の内径部分6に
押圧する押圧力を調整するように作動する。
以上の構成は、シーケンス自動制御回路(図中省略)に
よって次のように制御される。
即ち、ハンドル1を台座7で直立に支持させ、このハン
ドル1と皮革片2のいずれか一方又は両方に接着剤を塗
布してから、、第1図示のように皮革片2をハンドル1
の外径部分3に被せ、この皮革片2の内両側端縁部15、
16間の中心部分をハンドル1の外径部分3の中心線上に
合わせた状態において、先ず各シリンダ8を下方に向け
て作動させる。すると第3図示のようにワイパー9、9
が皮革片2の中心部分から両側へ等間隔をおいた両側部
分に圧接しながら降下して、皮革片2をハンドル1の外
径部分3から両側部分4、5に密着させるように引張
り、皮革片2の中心部分から両側部分にかけてハンドル
1に接着させる。ワイパー9、9によって皮革片2の両
側部分が引張られると、皮革片2の両側端縁部15、16が
ハンドル1の両側部分4、5から垂れ下がり、それらの
内側面がピンサー本体13、14の受止縁17、18によって受
け止められる。ワイパー9、9の上記作動の直後に、押
圧体10が皮革片2の中心部分の上からハンドル1の外径
部分3に圧接して、ハンドル1を台座7との間で固定す
ると同時に、皮革片2をずれ動かないように押さえる。
この時点で各シリンダ8の上記作動を停止させる。次に
シリンダ19、20をハンドル1に向かって作動させる。す
ると、第3図示のようにピンサー21、22がピンサー本体
13、14の先端方向に押されて、ピンサー21、22の先端が
皮革片2の両側端縁部15、16を受止縁17、18との間で挟
持する位置に移動する。この時点でシリンダ19、20の上
記作動を停止させる。次にシリンダ11、12のうちのいず
れか一方、例えばシリンダ11をハンドル1に向かって作
動させる。すると、第4図示のようにピンサー本体13と
ピンサー21が皮革片2の片側端縁部15を挟持したままハ
ンドル1の内径部分6に接近する位置に移動し、皮革片
2のうちハンドル1の片側部分4から垂れ下がった部分
をハンドル1の内径部分6へ巻き込む。この時点でシリ
ンダ11の上記作動を停止させ、その直後にシリンダ25を
ハンドル1に向かって作動させる。すると、第5図示の
ようにワイパー27が皮革片2の上記巻き込み部分をハン
ドル1の内径部分6に押し付ける位置に移動する。この
時点でシリンダ25の上記作動を停止させる。次にシリン
ダ19をハンドル1から離れる方向に作動させ、その直後
にシリンダ23を下方に向けて作動させる。すると、ピン
サー21がピンサー本体13の後端側の元位置へ移動して、
皮革片2の片側端縁部15の挟持が解除された後、ピンサ
ー本体13及びピンサー21がハンドル1の内径部分6から
下方へ離れた元位置に戻る。この時点でシリンダ19、23
の上記各動作を停止させる。次にシリンダ25をさらにハ
ンドル1に向かって作動させる。すると、第5図示のよ
うにワイパー27が皮革片2の片側端縁部15をハンドル1
の内径部分6に押し付ける位置に移動する。この時点で
シリンダ25の上記動作を停止させ、その直後に、シリン
ダ29を上方に向けて作動させる。すると、第5図示のよ
うにワイパー27が皮革片2の片側端縁部15をハンドル1
の内径部分6に押圧し、片側端縁部15をハンドル1の内
径部分6に接着させる。次にシリンダ29を下方に向けて
作動させ、続いてシリンダ25をハンドル1から離れる方
向に作動させると同時に、シリンダ29を上方に向けて作
動させる。すると、第1図示のようにプレスワイパー27
が元位置に戻る。
以上の作動によってハンドル1の上辺部分に対する皮革
片2の片側半分の巻き付けを完了する。
次に各シリンダ12、20、24、26、30と、ピンサー本体14
と、ピンサー22と、ワイパー28に、各シリンダ11、19、
23、25、31と、ピンサー本体13と、ピンサー21と、ワイ
パー27の上記各作動と同様の作動をさせて、ハンドル1
の上辺部分に対する皮革片2の反対側半分の巻き付けを
完了する。この時点でシリンダ8を上方に向けて作動さ
せて、ワイパー9、9及び押圧体10を第1図示の元位置
に戻し、その直後に、上記皮革片2の巻付けが完了した
ハンドル1の上辺部分が台座7側へ移動すると同時に、
ハンドル1の下辺部分が台座7の上方へ移動するように
ハンドル1を回し、上記各構成の作動と同じ作動により
皮革片2の巻き付けを繰り返すようにして、ハンドル1
の全体に皮革片2を巻き付ける。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、台座7と、ワイパー9、9及びワイパー27、28とが
第1図の位置関係と逆転した位置関係となるように配設
することもある。またハンドル1の円周方向に並べて設
置するシリンダ8及びワイパー9、9の数を適宜増減
し、それに相対するピンサー本体13、14、ピンサー21、
22及びワイパー27、28を、個々のシリンダ8及びワイパ
ー9、9に別々に対応する幅を有するように成形した
り、複数のシリンダ8及びワイパー9、9に1個で対応
する幅を有するように成形することもある。また皮革片
2の片側半分と反対側半分を同時にハンドル1に巻き込
むように制御することもある。また皮革片2の両側端縁
部15、16が第6図示のようにハンドル1の内径部分6の
中心線から両側へ若干ずれた位置で未接着になるように
し、この未接着部分の接着を人手による仕上げ作業に任
せることもある。また皮革片2の両側端縁部15、16は、
第7図示のように重ね合わされるように接着することも
ある。また皮革片2の両側端縁部15、16には、第8図示
のように飾り縫いの縫い目31、31を設けることもある。
またハンドル1には、布地など皮革片2以外の各種被覆
材を巻き付けることもある。また各ワイパー、各ピンサ
ーは、エアーシリンダ、あるいは油圧シリンダで作動さ
せるほか、モーターその他の駆動装置で作動させること
もある。
〔発明の効果〕
本発明は、叙上のように構成したから、自動車用ハンド
ルに皮革その他の被覆材を巻き付ける作業の能率を、熟
練を要することなく格段に向上させることができ、しか
も被覆材を仕上がり良く巻き付けることができ、製作コ
ストを割安にすることができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は皮革片を
巻き付ける作動の開始直前の状態を示す図、第2図はハ
ンドル、ハンドル固定シリンダ及びワイパーの位置関係
を説明する図、第3図はワイパーが皮革片をハンドルの
上辺部分の外径部分から両側部分にかけて密着するよう
に引張った状態を示す図、第4図はハンドルの片側で皮
革片の垂れ下がり部分を巻き込む作動を説明する図、第
5図はハンドルの片側で皮革片の巻き込みが完了した状
態を示す図、第6図は皮革片の両側端縁部の接着を変更
する例を示す図、第7図は皮革片の両側端縁部を重ね合
わせて接着する例を示す図、第8図は皮革片の両側端縁
部に飾り縫いの縫い目を設ける例を示す図である。 1…ハンドル、2…皮革片、9、9…ワイパー、10…押
圧体、13、14…ピンサー本体、21、22…ピンサー、27、
28…ワイパー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用ハンドルの外径部分に被せた皮革
    その他の被覆材をハンドルの外径部分からその両側部分
    に向けて引張るワイパーと、このワイパーで引張られた
    被覆材をハンドルの外径部分に押圧する押圧体と、上記
    被覆材の両側端縁部を挟持してハンドルの内径部分へ巻
    き込むピンサーと、このピンサーで巻き込まれた上記被
    覆材の両側端縁部をハンドルの内径部分に押圧するワイ
    パーとからなる自動車用ハンドルの自動革巻き機。
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