JPH072378B2 - 車両用成形天井の表皮端末処理装置 - Google Patents

車両用成形天井の表皮端末処理装置

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JPH072378B2
JPH072378B2 JP24167588A JP24167588A JPH072378B2 JP H072378 B2 JPH072378 B2 JP H072378B2 JP 24167588 A JP24167588 A JP 24167588A JP 24167588 A JP24167588 A JP 24167588A JP H072378 B2 JPH072378 B2 JP H072378B2
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憲二 内藤
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池田物産株式会社内
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/02Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material
    • B29C63/04Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material by folding, winding, bending or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用成形天井の表皮端末を基材端縁内側に
自動的に巻込んで圧着させるために用いて好適な表皮端
末処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から各種車両等における天井パネルの車室内側に、
段ボール材、樹脂材等による天井基材とその表面を被覆
する布、樹脂シート等の表皮とで成形した成形天井を取
付けることが一般に行なわれている。ところで、このよ
うな成形天井1において端縁部分に張出している表皮2
の端末2aを、第3図および第4図(a),(b),
(c)に示したように、熟練した作業者が手作業により
天井基材3の端縁3aに沿って折返して内側に巻込み、さ
らにこの部分を上方から押え込んで圧着することによ
り、この成形天井1の端縁部分の外観を向上させること
が、従来から行なわれている。ここで、第4図(a)は
表皮端末2aの巻込み前を、同図(b)は巻込み状態を、
同図(c)は圧着状態をそれぞれ示している。また、第
4図中符号4は表皮端末2aの処理時に裏面側に塗布され
る接着剤である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の表皮端末2aの処理方法で
は、この表皮端末処理を手作業で行なっていたために、
作業が面倒で能率も悪く、熟練を要するばかりでなく、
品質精度を一定に維持することが難しいという問題をも
つものであった。特に、この種の成形天井1の端縁部分
は、第3図から明らかなように、湾曲していることが多
く、しかも天井基材3の端縁3a部分は天井パネル側(図
示せず)に屈曲形成されており、この屈曲形状に合わせ
て表皮端末2aを巻込んで圧着させる作業は、煩雑でしか
もやり難いものであった。そして、従来この種の表皮端
末処理作業には、治具化や自動化技術は確立されておら
ず、全て手作業による処理手法が通例であった。
このため、この種の成形天井1における表皮端末2aの処
理を自動的に行なうための装置が、特開昭63-135230号
公報などによって従来既に提案されており、表皮端末2a
の巻込み、圧着作業が自動化された分だけ楽になり、作
業性も向上したが、その構造が複雑で大掛りな割りに
は、各部の作業ストロークが大きく、作業時間の短縮化
を図れるとは言えないものであり、また成形天井の各部
に寸法や形状等のばらつきがあった場合に、これらに対
応できず、品質不良を生じるといった問題を避けられな
いものであった。特に、この従来装置では、押圧用の爪
を表皮端末の下側に臨ませかつ爪を可動させて巻込む構
成であり、可動ストローク時間がかかり、しかも表皮端
末の張出し形状や張出し量等によっては、位置決め精度
が悪く、巻込みにあたっての確実性に欠けるもので、こ
れらの点を考慮し、前述した問題点を一掃し得る何らか
の対策を講じることが望まれている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
成形天井の表皮端末を基材端縁に沿ってその内側に適切
かつ確実にしかも自動的に巻込んで圧着することがで
き、処理作業を大幅に簡素化し得るとともに、作業時間
や作業者数の削減化も図れ、また熟練を要さず、だれで
もが簡単に操作して品質精度を確保でき、さらに装置全
体の構成を簡素化し、成形コストの大幅な低減化も達成
し得る車両用成形天井の表皮端末処理装置を得ることを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本発明に係る車両用成
形天井の表皮端末処理装置は、基材と表皮からなる成形
天井の面方向に固定ベース上で可動自在に支持され第1
の駆動手段により往復駆動される可動ベースと、この可
動ベース上で成形天井の端縁下側部分に臨むように設け
られ表皮端末の被圧着面を形成するダイと、これに近接
して可動ベース上に立設され第2の駆動手段で揺動駆動
される加圧リンクを支持してなる本体フレームと、リン
ク先端側に枢支され表皮端末を折返して巻込むとともに
該表皮端末を基材端縁内側に重ね合わせて前記ダイ上の
被圧着面に押圧し圧着させるスライドパンチとを備えて
なる構成としたものである。
〔作用〕
本発明によれば、治具台上に成形天井を載置させ、基材
端縁から張出している表皮端末をスライドパンチの成形
天井側の側部に当接可能に臨ませ、かつこれを第1の駆
動手段による可動ベースの動きで成形天井基材の端縁に
沿って折返して巻込み、さらにスライドパンチを第2の
駆動手段により下降させることにより、このときに成形
天井の端縁下側に臨むダイ上の被圧着面に押圧し、基材
端縁の内側に圧着させて自動的に接合させ得るものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第1図および第2図は本発明に係る車両用成形天井の表
皮端末処理装置の一実施例を示すものであり、これらの
図において前述した第3図および第4図と同一または相
当する部分には同一番号を付してその説明は省略する。
さて、本発明によれば、車両用成形天井1の表皮端末処
理装置10として、基材3と表皮2からなる成形天井1の
面方向に固定ベース11上で可動自在に支持され第1の駆
動手段であるシリンダ12のピストンロッド12aにより往
復駆動される可動ベース13と、この可動ベース13上で成
形天井1の端縁下側部分に臨むように設けられ表皮端末
2aの被圧着面14aを形成するダイ14と、これに近接して
可動ベース13上に立設され第2の駆動手段であるシリン
ダ15で揺動駆動される加圧リンク16を揺動可能に支持し
てなる本体フレーム17と、リンク先端側16aに枢支され
表皮端末2aを折返して巻込むとともに該表皮端末2aを基
材端縁3a内側に重ね合わせて前記ダイ14上の被圧着面14
aに押圧し圧着させるスライドパンチ18とを備えてなる
構成としたところに特徴を有し、さらにこのスライドパ
ンチ18の成形天井1側(巻込み移動側)の側部下側に表
皮端末2aを折返し可能な状態となるように吹出しエアで
吹き上げて臨ませるエアノズル19を設けるようにしてい
る。ここで、本実施例では、第2図から明らかなよう
に、前記スライドパンチ18や本体フレーム17は、巻込ん
で圧着すべき表皮端末2a等の形状に合わせてその幅方向
に沿った形状に形成され、前記リンク16およびその駆動
手段であるシリンダ15を、複数組(三組)所定間隔をお
いて配設した場合を例示している。また、これらリンク
16を駆動するシリンダ15は、本体フレーム17の外側に回
動可能な状態で軸支して設けられている。
なお、図中20は固定ベース11が載置される架台、21は被
処理物である成形天井1を載置するための治具台で、前
記表皮端末2aや基材端縁3a部分が側方に張出し状態で載
置されるように構成されている。さらに、図中Aは表皮
端末処理における巻込み工程を、Bは同じく圧着工程を
示している。
このような構成によれば、治具台21上に成形天井1を載
置させかつ図示しない操作釦を押圧操作することによ
り、以後の処理作業を全て自動的に行なえる。すなわ
ち、エアノズル19からのエアで基材端縁3aから張出して
いる表皮端末2aをスライドパンチ18の側部下側に当接す
るように臨ませ、かつこれを第1のシリンダ12による可
動ベース13の治具台21側への動きで成形天井基材3の端
縁3aに沿って折返して巻込み、さらにこのスライドパン
チ18を第2のシリンダ15によりリンク16を介して下降さ
せることで、このときに成形天井1の端縁下側に臨んで
いるダイ14上の被圧着面14aに押圧し、基材端縁3aの内
側に圧着させて自動的に接合させ得るもので、このよう
な処理を終了したら次の処理用の成形天井1と交換すれ
ばよいものである。
そして、このような構成装置10によれば、成形天井1の
表皮端末2aを基材端縁3aに沿ってその内側に適切かつ確
実にしかも自動的に巻込んで圧着することができ、処理
作業を大幅に簡素化し得るとともに、作業時間や作業者
数の削減化も図れ、また熟練を要さず、だれでもが簡単
に操作して品質精度を確保でき、合理化が図れるもので
あり、さらに装置10全体の構成を簡素化し、成形コスト
の大幅な低減化も達成し得るという利点を奏する。たと
えばこの種の装置10を採用すると、従来の手作業に比べ
て少なくとも二名程度の削減化が可能となる。
また、上述した装置10によれば、成形天井1の形状や大
きさ等に応じて、スライドパンチ18とダイ14等を交換す
るだけで、簡単に対処できるという利点もある。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、車両
用成形天井1の表皮端末処理装置10各部の形状、構造等
を、必要に応じて適宜変形、変更することは自由であ
り、種々の変形例が考えられることは勿論である。たと
えば上述した実施例では説明はしなかったが、各部の動
作状態を検出し得るセンサ等を必要に応じて設けること
は自由である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る車両用成形天井の表皮
端末処理装置は、基材と表皮からなる成形天井の面方向
に固定ベース上で可動自在に支持され第1の駆動手段に
より往復駆動される可動ベースと、この可動ベース上で
成形天井の端縁下側部分に臨むように設けられ表皮端末
の被圧着面を形成するダイと、これに近接して可動ベー
ス上に立設され第2の駆動手段で揺動駆動される加圧リ
ンクを支持してなる本体フレームと、リンク先端側に枢
支され表皮端末を折返して巻込むとともに該表皮端末を
基材端縁内側に重ね合わせて前記ダイ上の被圧着面に押
圧し圧着させるスライドパンチとを備えているので、簡
単な構成にもかかわらず、成形天井の表皮端末を、スラ
イドパンチの動きなどで簡単かつ確実に折返して巻込み
かつ基材端縁内側に圧着させて接合することが、簡単か
つ適切にしかも自動的に行なえる。したがって、このよ
うな本発明装置によれば、表皮端末の処理作業を大幅に
簡素化し得るとともに、作業時間や作業者数の削減化も
図れ、大幅な合理化が実現でき、また熟練を要さず、だ
れでもが簡単に操作して品質精度を確保でき、さらに装
置全体の構成を簡素化し、成形コストの大幅な低減化も
達成し得る等の種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両用成形天井の表皮端末処理装
置の一実施例を示す要部拡大側面図、第2図はその要部
平面図、第3図は成形天井における表皮端末処理の従来
方法を説明するための概略斜視図、第4図(a),
(b),(c)は表皮端末処理過程を示す要部拡大図で
ある。 図中、1……成形天井、2……表皮、2a……表皮端末、
3……基材、3a……基材端縁、4……接着剤、10……車
両用成形天井の表皮端末処理装置、11……固定ベース、
12……シリンダ(第1の駆動手段)、13……可動ベー
ス、14……ダイ、14a……被圧着面、15……シリンダ
(第2の駆動手段)、16……加圧リンク、17……本体フ
レーム、18……スライドパンチ、19……エアノズル、21
……治具台。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形天井の基材端縁に沿って折返した表皮
    端末を該基材端縁の内側に巻込んで圧着する車両用成形
    天井の表皮端末処理装置において、固定ベース上で前記
    成形天井の面方向に可動自在に支持され第1の駆動手段
    により往復駆動される可動ベースと、この可動ベース上
    で前記成形天井の端縁下側に臨むように設けられ前記表
    皮端末の被圧着面を形成するダイと、このダイに近接し
    て可動ベース上に立設され第2の駆動手段で揺動駆動さ
    れる加圧リンクを支持してなる本体フレームと、前記加
    圧リンクの先端側に枢支され表皮端末を折返して巻込む
    とともに該表皮端末を基材端縁内側に重ね合わせて前記
    ダイ上の被圧着面に押圧するスライドパンチとを備えて
    なることことを特徴とする車両用成形天井の表皮端末処
    理装置。
JP24167588A 1988-09-27 1988-09-27 車両用成形天井の表皮端末処理装置 Expired - Lifetime JPH072378B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2513142Y2 (ja) * 1991-09-17 1996-10-02 河西工業株式会社 内装部品における表皮材の貼着装置
DE19924395B4 (de) * 1999-05-27 2009-03-19 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Befestigen einer biegeweichen Abdeckung am Randbereich eines Tragteils
HUE039762T2 (hu) * 2014-12-22 2019-02-28 Dr Stoffel Kai Konstantin Berendezés és eljárás élburkoló visszahajlításra

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