JPH07106572B2 - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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JPH07106572B2
JPH07106572B2 JP22537188A JP22537188A JPH07106572B2 JP H07106572 B2 JPH07106572 B2 JP H07106572B2 JP 22537188 A JP22537188 A JP 22537188A JP 22537188 A JP22537188 A JP 22537188A JP H07106572 B2 JPH07106572 B2 JP H07106572B2
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cylinder
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movable plate
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省二 浦野
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株式会社名機製作所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6707Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement
    • B29C45/6714Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould
    • B29C45/6728Mould opening, closing or clamping devices hydraulic without relative movement between the piston and the cylinder of the clamping device during the mould opening or closing movement using a separate element transmitting the mould clamping force from the clamping cylinder to the mould the separate element consisting of coupling rods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/68Mould opening, closing or clamping devices hydro-mechanical
    • B29C45/681Mould opening, closing or clamping devices hydro-mechanical using a toggle mechanism as mould clamping device

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、射出成形等に用いられる型締装置に係り、特
に補助シリンダと型締シリンダとを備え、金型の高速開
閉操作を補助シリンダで行ない得るようにする一方、金
型の圧締操作を型締シリンダで行ない得るようにした形
式の型締装置に関するものである。
(背景技術) 従来より、射出成形等に用いられる型締装置の一種とし
て、補助シリンダと型締シリンダとを備え、金型の高速
開閉操作を補助シリンダで行なうようにする一方、金型
の圧締操作を型締シリンダで行なうようにした補助シリ
ンダ式の型締装置が知られている。
そして、このような補助シリンダ式の型締装置におい
て、近年、装置の軽量化や小型化、型締シリンダの作動
油量の減少や圧締時の昇圧時間の短縮化等を図ることを
目的として、型締シリンダを可動盤に設けて、そのピス
トンロッドを、支持盤と固定盤との間に配したタイバー
に摺動可能に取り付けることにより、可動盤を、かかる
型締シリンダのピストンロッドを介して、タイバーに移
動可能に支持せしめる一方、該ピストンロッドをタイバ
ーに係止させる係止手段を設けて、それらの相対移動を
阻止し得るように為すと共に、ピストンロッドと可動盤
とを連結させる連結手段を設けて、それらピストンロッ
ドと可動盤との相対移動を阻止し得るように為し、補助
シリンダによる金型の開閉操作に際しては、連結手段で
ピストンロッドと可動盤とを連結して、それらを一体的
に移動せしめるようにする一方、型締シリンダによる金
型の圧締操作に際しては、係合手段でピストンロッドを
タイバーに係止させることによって、可動盤を単独で移
動せしめるようにした構造のものが提案されている。
ところが、このような形式の従来の補助シリンダ式の型
締装置においては、金型の型閉操作下において、型締シ
リンダのピストンロッドを係止手段でタイバーに係止さ
せる際、可動盤の動きを一旦停止させる必要があり、そ
のために、作動が非連続となって、ロスタイムが生じ、
生産性が低下するといった問題があった。
一方、これに対して、特開昭61−242747号公報におい
て、可動盤と型締シリンダのピストンロッドとの間に同
調シリンダを配して、金型の型閉じ操作下において、か
かる同調シリンダの作動に基づいて、ピストンロッドを
可動盤の移動方向と反対側に可動盤と同速度で相対移動
させることにより、タイバーに対してピストンロッドに
設けた係合手段を相対的に停止させて、かかる相対的な
停止状態において係合手段を作動させることにより、型
閉作動を中断することなく、型締シリンダのピストンロ
ッドをタイバーに固定せしめるようにした構造の型締装
置が提案されている。
しかしながら、このような構造の型締装置においては、
金型の型閉作動を連続的に行なって生産性の向上を図る
ことはできるものの、可動盤側に同調シリンダを設ける
必要があることから、構造が著しく複雑となるといった
不具合があり、また可動盤とピストンロッドとを反対方
向へ等速度で移動させなければならないことから、その
設計が難しいといった問題もあった。
そこで、本願出願人は、先に、特願昭63−50116号にお
いて、上記公報に開示の型締装置における不具合を解消
するために、すなわち金型の型閉作動、ひいては金型の
開閉作動および圧締作動の連続性を簡単な構造で実現す
るために、前述の如き、型締シリンダを可動盤に搭載し
て、可動盤を型締シリンダのピストンロッドを介してタ
イバーに支持せしめるようにした補助シリンダ式の型締
装置において、同調シリンダを採用することなく、比較
的簡単な構造で型閉作動の連続性を確保し得るようにし
た型締装置を提案した。
支持盤と固定盤とを一定間隔を保って機台に固定させ
て、それら支持盤と固定盤とにそれぞれ両端を固定させ
た複数のタイバーを設け、一端側に係止部を備えると共
に、他端側にピストンを備えたピストンロッドの中空内
孔に該タイバーを挿嵌させる一方、金型を圧締するため
に該ピストンロッドのピストンを可動盤に設けた複数の
シリンダ室にそれぞれ圧力密に嵌合させ、且つ前記ピス
トンロッドの係止部を前記固定盤に設けた複数の貫通孔
内に挿入し得るように為すと共に、該ピストンロッドの
該貫通孔内への挿入端位置において該ピストンロッドの
係止部に係合して、該ピストンロッドを前記固定盤に固
定させるための係合手段を設け、更に該可動盤を高速往
復動させるための補助シリンダを設けて、該補助シリン
ダの作動に基づいて該可動盤を高速往復動させる際、該
ピストンロッドと可動盤とを一体的に連結させるように
した型締装置がそれである。
ところで、上記特願昭63−50116号において、本願出願
人は、型締シリンダのピストンロッドと可動盤との相対
移動を阻止するために、型締シリンダのシリンダ室内の
作動油の流出入を阻止することを提案したが、それら型
締シリンダのピストンロッドと可動盤との相対移動の阻
止は、それ以外にも、専用のシリンダを用いて機械的に
行なうことが考えられる。しかし、ピストンロッドと可
動盤とを専用のシリンダで機械的に連結する場合には、
型締シリンダによる金型の圧締力に抗してそれらピスト
ンロッドと可動盤とを確実に連結する必要上、その専用
シリンダとして作動力(シリンダ出力)の大きなものを
採用することが必要となり、シリンダが必然的に大形化
するといった不具合を生じる。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、このような事情を背景として
為されたものであり、その課題とするところは、本願出
願人が前記特願昭63−50116号で提案した如き形締装置
において、形締シリンダのピストンロッドと可動盤とを
専用のシリンダで機械的に充分強固に連結するための手
段を、コンパクトの構造で実現することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明に従う型
締装置にあっては、支持盤と固定盤とを一定間隔を保っ
て機台に固定させて、それら支持盤と固定盤とにそれぞ
れ両端を固定させた複数のタイバーを設け、一端側に係
止部を備えると共に、他端側にピストンを備えたピスト
ンロッドの中空内孔に該タイバーを挿嵌させる一方、金
型を圧締するために該ピストンロッドのピストンを可動
盤に設けた複数のシリンダ室にそれぞれ圧力密に嵌合さ
せ、且つ前記ピストンロッドの係止部を前記固定盤に設
けた複数の貫通孔内に挿入し得るように為すと共に、該
ピストンロッドの該貫通孔内への挿入端位置において該
ピストンロッドの係止部に係合して、該ピストンロッド
を前記固定盤に固定させるための係合手段を設け、更に
該可動盤を高速往復動させるための補助シリンダを設け
て、該補助シリンダの作動に基づく該可動盤の高速往復
動に際して、該ピストンロッドと可動盤とを一体的に連
結させるために、該ピストンロッドに固定したブラケッ
トの二つのガイドロッド孔にそれぞれ挿入してガイドロ
ッドを設けると共に、該ガイドロッドの一端を該可動盤
に固定し、且つそれぞれのガイドロッドにリンクの一端
を枢支させる一方、それらリンクの他端を該ブラケット
に支持させたリンク作動用シリンダのピストンロッドに
連結したピンに枢支させてトグル機構を構成し、該リン
ク作動用シリンダの作動に基づいて前記ガイドロッドに
該リンクを該トグル機構の倍力作用を利用して押圧せし
めるようにしたのである。
(作用) このような型締装置においては、本願出願人が先に特願
昭63−50116号において提案した型締装置と同様の効果
が得られることは勿論、可動盤から延び出させられたガ
イドロッドに対して、それらガイドロッドに枢支せしめ
られたリンクがリンク作動用シリンダの作動に基づいて
トグル機構の倍力作用を利用して押圧されて、型締シリ
ンダのピストンロッドと可動盤とが一体的に連結せしめ
られるようになっていることから、型締シリンダのピス
トンロッドと可動盤とを連結させるためのリンク作動用
シリンダの作動力が比較的小さくて済むのであり、従っ
てそのリンク作動用シリンダも、ピストン径の小さい、
比較的小型のもので済むのである。
また、リンク作動シリンダは、トグル機構のリンクを単
にガイドロッドに押圧させるだけのピストンストローク
を有していればよいため、そのピストンストロークが極
めて小さくて済むのであり、ピストン径が小さくて済む
ことと併せて、その作動油量が極めて少なくて済むので
ある。そしてそれ故、型締シリンダのピストンロッドと
可動盤との連結乃至その連結を解除するために要する時
間を極めて短く為して、良好な応答性を得ることもでき
るのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図には、本発明に従う型締装置の一例が示さ
れている。なお、その図において、上半部は、型開状態
を示しており。下半部は、型閉状態を示している。
かかる第1図において、10は、固定金型12が装着される
固定盤であって、図示しない機台上に固定されており、
同じく機台上に固定された支持盤14と所定の距離を隔て
て対向せしめられている。そして、それら固定盤10と支
持盤14とに両端部を支持されて、4本のタイバー16が互
いに平行に配設されている。
固定盤10と支持盤14との間には、四隅に挿通せしめられ
たタイバー16で支持されて、可動金型18が装着される可
動盤20が配設されており、この可動盤20と固定盤10との
間に、補助シリンダとしてのサイドシリンダ22が複数配
されている。そして、かかるサイドシリンダ22の作動に
基づいて、可動盤20が、タイバー16に案内されて、固定
盤10に対して高速で接近・離隔移動され得るようになっ
ている。
また、可動盤20には、各タイバー16の挿通部位に位置し
て、中空のピストンロッド24を備えた複動型の型締シリ
ンダ26がそれぞれ設けられている。各型締シリンダ26の
ピストンロッド24は、図示のように、可動盤20を貫通す
る状態で設けられており、且つ各対応するタイバー16に
それぞれの内孔で摺動可能に嵌挿されて配設されてい
る。そして、これにより、可動盤20が、タイバー16に対
して、それら型締シリンダ26のピストンロッド24を介し
て支持せしめられている。
各型締シリンダ26のピストンロッド24は、固定盤10側に
突出せしめられる固定盤側突出部分28の方が、支持盤14
側に突出せしめられる支持盤側突出部分30よりも長くさ
れており、第1図の上半部に示されているように、固定
盤側突出部分28の先端部、すなわち固定盤側端部におい
て、固定盤10に形成された貫通孔32内に突入せしめられ
ている。そして、第1図の下半部に示されているよう
に、金型12,18の型閉時において、ピストンロッド24
が、その固定盤側突出部分28の先端部の固定盤側端部先
端面において、固定盤10の背面に設けられたタイバー16
の支持壁34に当接せしめられるようになっている。
この支持壁34に当接せしめられるピストンロッド24の固
定盤側突出部分28の先端側外周面には、所定長さにわた
って、係止部として機能する雄ネジ部36が形成されてい
る。一方、固定盤10には、ピストンロッド24の固定盤側
突出部分28の仕切壁34への当接状態において、かかる固
定盤側突出部分28の雄ネジ部36と対向する状態で、割り
ナット38が配設されている。そして、そのピストンロッ
ド24の固定盤側突出部分28の仕切壁34への当接状態にお
いて、かかる割りナット38が、各対応する複動式の係止
シリンダ40の作動に基づいて、各対応する雄ネジ部36に
噛合・係止されるようになっており、それら割りナット
38と雄ネジ部36との噛合により、ピストンロッド24が固
定盤10に固定されるようになっている。つまり、タイバ
ー16に対するピストンロッド24の移動が阻止されるよう
になっているのである。
なお、割りナット38は、係止シリンダ40によって図示し
ない所定のリンク機構を介して作動されて、雄ネジ部36
に噛合され、またその噛合を解除されることとなる。ま
た、以上の説明から明らかなように、ここでは、割りナ
ット38,係止シリンダ40,図示しない所定のリンク機構等
から、係止部としての雄ネジ部36に係合して、ピストン
ロッド24の固定盤側端部を固定盤10に固定させる係合手
段が構成されている。
一方、可動盤20から支持盤14側に突出せしめられた各ピ
ストンロッド24の支持盤側突出部分30と、可動盤20との
間には、それぞれ、ピストンロッド24と可動盤20とを一
体的に連結して、それらの相対移動を阻止するための連
結機構42が設けられている。そして、後述するように、
かかる連結機構42によるピストンロッド24と可動盤20と
の連結下において、前記サイドシリンダ22が作動される
ことにより、可動盤20とピストンロッド24とが固定盤10
に対して一体的に接近・離隔移動され得るようになって
いる。
すなわち、第2図乃至第4図に示されているように、各
ピストンロッド24の支持盤側突出部分30には、ブラケッ
ト44が固設されている。そして、所定の距離を隔ててこ
のブラケット44をタイバー16と平行に摺動可能に貫通し
て、即ちブラケット44に設けられたガイドロッド孔に摺
動可能に挿入せしめられて、可動盤20から延び出させら
れた2本のガイドロッド46,46が配設されている。な
お、これらガイドロッド46,46は、ここでは、第1図の
上半部から明らかなように、支持盤14を貫通して、支持
盤14の後方に突出し得るようにされている。
ここで、ブラケット44には、溝48が形成されており、こ
の溝48内にほぼ完全に収容された状態で、同一長さの一
対のリンク50,50が配設されている。これらリンク50,50
は、それぞれの一端部において前記ガイドロッド46,46
に摺動可能且つ回動可能に連結されると共に、それぞれ
の他端部において、溝48内に収容された共通の連結ピン
52に回動可能に連結されており、これにより、ピストン
ロッド24側に鈍角:αで開いたV字形態のトグル機構を
構成せしめている。そして、ここでは、第4図に詳細に
示されているように、上記連結ピン52が、U字状のブラ
ケット54を介して、前記ブラケット44に支持された複動
式油圧シリンダであるリンク作動用シリンダ56のピスト
ンロッド58に連結されており、かかるリンク作動用シリ
ンダ56のピストンロッド58の引込み位置においては、ガ
イドロッド46,46がそれらリンク50,50に対して軸心方向
に移動し得るようにされているが、かかるリンク作動用
シリンダ56のピストンロッド58が突出し作動されると、
そのリンク作動用シリンダ56の作動力に基づいて各リン
ク50,50がガイドロッド46,46に押圧せしめられて、それ
らガイドロッド46,46の軸心方向への移動を阻止するよ
うになっている。
つまり、リンク作動用シリンダ56のピストンロッド58が
引込み作動された状態においては、型締シリンダ26のピ
ストンロッド24と可動盤20との相対移動が許容されるよ
うになっているのであるが、リンク作動用シリンダ56の
ピストンロッド58が突出し作動されると、それら型締シ
リンダ26のピストンロッド24と可動盤20との相対移動が
阻止されるようになっているのである。なお、このこと
から明らかなように、ここでは、ブラケット44,ガイド
ロッド46,46,リンク50,50,連結ピン52,リンク作動用シ
リンダ56等から前記連結機構42が構成されているのであ
る。
ところで、このような型締装置は、図示しない油圧制御
回路によって、通常、次のように作動されることとな
る。
すなわち、第1図の上半部に示す金型12,18の型開き状
態において、成形指令が発せられると、各連結機構42に
おけるリンク作動用シリンダ56のピストンロッド58が突
出し作動されて、各型締シリンダ26のピストンロッド24
が可動盤20に連結される。そして、その連結状態で、各
サイドシリンダ22が作動され、可動盤20が、各型締シリ
ンダ26のピストンロッド24と一体的に、固定盤10に対し
て高速で接近移動せしめられる。つまり、金型12,18が
高速で型閉作動されるのである。
なお、かかる高速型閉じ作動下においては、第1図の上
半部から明らかなように、各型締シリンダ26のピストン
ロッド24は、可動盤20に対して固定盤10側に相対的に前
進せしめられた前進位置に保持せしめられる。
かかるサイドシリンダ22の作動に基づく金型12,18の高
速型閉じ作動下において、可動盤20が所定距離固定盤10
側に前進作動されて、金型12,18が予め設定された距離
まで接近すると、サイドシリンダ22の作動に基づく可動
盤20の移動速度が低速に切り換えられ、型閉作動が高速
から低速に切り換えられる。また、その低速型閉作動下
で、金型12,18が予め設定された一定距離まで接近する
と、各ピストンロッド24の固定盤側突出部分28の先端部
(以下、単に固定盤側端部という)が支持壁34に当接さ
れ、その当接に基づいて、各ピストンロッド24の動きが
停止せしめられる。そして、この当接と同時に、若しく
はその当接に若干先立って、各連結機構42のリンク作動
用シリンダ56が引込み作動され、それら連結機構42によ
るピストンロッド24と可動盤20との連結状態が解除され
ると共に、ピストン60で隔てられた型締シリンダ26の両
油室66,68が、そのピストン60に設けられた接続通路62
で相互に連通され、それらピストンロッド24と可動盤20
とが相互にスムーズに移動し得るようにされる。つま
り、これにより、可動盤20が、固定盤10に対して、単独
でスムーズに移動し得るようにされるのである。
なお、接続通路62を通じた型締シリンダ26の両油室66,6
8の連通は、ここでは、その接続通路62上に設けられた
パイロット操作チェック弁64の開作動に基づいて行なわ
れるようになっている。
また、ここで、固定盤10に対して可動盤20を単独でスム
ーズに移動させるためには、上述のように、型締シリン
ダ26の両油室66,68を接続通路62で接続させるようにす
ることが望ましいが、このような接続通路は必ずしも設
ける必要はない。
上記支持壁34への当接によってピストンロッド24の移動
が規制されると、サイドシリンダ22による可動盤20の移
動下で、すなわち金型12,18の型閉作動(低速型締作動
下)で、各対応する係止シリンダ40の作動に基づいて、
割りナット38が対応するピストンロッド24の雄ネジ部36
に噛合・係止され、それらピストンロッド24が固定盤10
に対して固定される。そして、かかる固定盤10へのピス
トンロッド24の固定下に、金型12,18の型閉じが完了せ
しめられる。
金型12,18の型閉作動が完了すると、パイロット操作チ
ェック弁64による前記接続通路44の連通状態が解消され
た後、各型締シリンダ26の固定盤10側の油室66に圧力油
が供給される。そして、これにより、かかる型締シリン
ダ26と前記サイドシリンダ22の双方の作動力に基づい
て、可動盤20に所定の圧締力が作用せしめられる。つま
り、圧締作動が行なわれるのである。なお、かかる圧締
作動は、型締シリンダ26の作動力だけで行なうようにす
ることも可能である。
かかる圧締作動下に、金型12,18間の成形キャビティ内
に所定の成形材料が充填され、一定の冷却・固化期間が
経過して、所定の成形操作が完了すると、各型締シリン
ダ26およびサイドシリンダ22の圧抜作動が行なわれ、そ
の後、型締シリンダ26の油室68に圧力油が供給されて、
金型12,18の強力型開作動が行なわれる。また、かかる
強力型開作動下に、係止シリンダ40にて、雄ネジ部36に
対する割りナット38の係合(噛合)が解除される。そし
て、それら強力型開作動および割りナット38の係止解除
作動が完了すると、サイドシリンダ22に圧力油が供給さ
れ、かかるサイドシリンダ22による低速型開作動および
その後の高速開作動が行なわれて、一連の型開閉作動お
よび圧締作動が完了する。
なお、各ピストンロッド24は、かかる型開作動時におい
ては、各連結機構42におけるリンク作動用シリンダ56の
ピストンロッド58の突出し作動に基づいて、すなわち各
連結機構42の連結作動に基づいて、可動盤20に対して固
定盤10側へ移動させられた前進端位置に保持されること
となる。これにより、型開作動完了時において、ピスト
ンロッド24がその慣性によって可動盤20に対して相対移
動しないようにされるのである。
このように、本実施例の型締装置によれば、同調シリン
ダを設けることなく、簡単な構造で、金型の開閉作動お
よび圧締作動を連続的に行なうことができるのである。
そして、ここでは、型締シリンダ26の各ピストンロッド
24と可動盤20とを機械的に連結させるための連結機構42
として、前述の如き構造のものを採用しているため、そ
の連結機構42のリンク作動用シリンダ56として、作動力
の小さい小型のものを採用できるのであり、また各ピス
トンロッド24と可動盤20との連結作動乃至その解除作動
を、極めて高い応答性をもって行なうことができるので
ある。
すなわち、連結機構42は、前述のように、リンク作動用
シリンダ56のピストンロッド58を突き出させ、それらリ
ンク50,50を各対応するガイドロッド46,46に押圧させる
ことにより、ピストンロッド24と可動盤20とを連結させ
るようになっている。従って、第5図および第6図に示
すように、各リンク50,50の長さ(ガイドロッド46の中
心:O1と連結ピン52の中心:O2との距離)をl、ピストン
ロッド58の突出し量をΔS、ピストンロッド58の突出し
時のリンク50,50の縮み量をΔlとし、また油圧シリン
ダ56のピストンロッド58の突出し力(作動力)をFS、リ
ンク50とガイドロッド46との間の静摩擦係数をμとす
ると、リンク50とガイドロッド46との間に惹起される摩
擦力(クランプ力):FCは、下記(1)式で示されるよ
うになる。
つまり、リンク作動用シリンダ56のピストンロッド58に
固定した部材をガイドロッド46に直接当接させるような
場合に比べて、略(l−Δl)/(H−ΔS)倍の力
で、リンク50とガイドロッド46、ひいては型締シリンダ
26のピストンロッド24と可動盤20とを連結できるのであ
る。そしてそれ故、リンク作動用シリンダ56のピストン
ロッド58に固定した部材をガイドロッド46に直接当接さ
せるような場合に比べて、リンク作動用シリンダ56とし
て、ピストン径の著しく小さい、小型の油圧シリンダを
採用することができるのである。
また、リンク作動用シリンダ56は、ピストンロッド58の
突出し量:ΔSだけ、換言すれば、リンク50,50の収縮
によってリンク50がガイドロッド46回りに回動する分を
補う分だけ、ピストンストロークがあればよく、そのピ
ストンストロークは極めて小さくて済むため、ピストン
径が小さくて済むことと併せて、作動油量を極めて少な
く為し得るのである。そしてそれ故、その作動時間、す
なわち型締シリンダ26のピストンロッド24と可動盤20と
の連結乃至その連結を解除するために要する時間を極め
て短く為し得て、極めて良好な応答性を得ることができ
るのである。
なお、このような連結機構42では、仮にガイドロッド46
の軸心方向にリンク50との間の摩擦力よりも大きな力が
作用しても、単にリンク50とガイドロッド46とがすべる
だけであるため、重要部品の損傷が良好に回避されると
いった利点もある。
また、ここでは、前記リンク50,50が為す角度:αが大
きい程、大きなクランプ力が得られ、リンク作動用シリ
ンダ56の小型化が可能となる。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、これは文
字通りの例示であり、本発明が、かかる具体例に限定さ
れることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において、
当業者の有する知識に基づいて、種々なる変更,修正,
改良等を施した態様で実施できることは、言うまでもな
いところである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、型締
シリンダを可動盤に搭載すると共に、可動盤を型締シリ
ンダのピストンロッドを介してタイバーに支持せしめる
ようにした形式の構造の簡単な型締装置において、ピス
トンロッドと可動盤とを専用のシリンダを用いて機械的
に連結させる場合において、トグル機構の倍力作用を利
用してそれらを連結させるようにしているため、そのシ
リンダ(リンク作動用シリンダ)の小型化を有利に図り
得ると共に、そのシリンダを含む連結手段の応答性を有
利に達成することができるのであり、そのような形式の
型締装置の小型・軽量化、高速作動化に大きく寄与でき
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う型締装置の一例を概略的に示す
説明断面図であり、第2図は、第1図におけるII−II断
面図であり、第3図および第4図は、それぞれ、第2図
におけるIII−III断面図およびIV−IV断面図である。第
5図および第6図は、それぞれ、第1図の型締装置にお
けるトグル機構の倍力作用を説明するための説明図であ
る。 10:固定盤、12:固定金型 14:支持盤、16:タイバー 18:可動金型、20:可動盤 22:サイドシリンダ(補助シリンダ) 24:ピストンロッド(型締シリンダの) 26:型締シリンダ、32:貫通孔 36:雄ネジ部(係止部)、38:割りナット 40:係止シリンダ、42:連結機構 44:ブラケット、46:ガイドロッド 50:リンク、52:連結ピン 56:リンク作動用シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持盤と固定盤とを一定間隔を保って機台
    に固定させて、それら支持盤と固定盤とにそれぞれ両端
    を固定させた複数のタイバーを設け、一端側に係止部を
    備えると共に、他端側にピストンを備えたピストンロッ
    ドの中空内孔に該タイバーを挿嵌させる一方、金型を圧
    締するために該ピストンロッドのピストンを可動盤に設
    けた複数のシリンダ室にそれぞれ圧力密に嵌合させ、且
    つ前記ピストンロッドの係止部を前記固定盤に設けた複
    数の貫通孔内に挿入し得るように為すと共に、該ピスト
    ンロッドの該貫通孔内への挿入端位置において該ピスト
    ンロッドの係止部に係合して、該ピストンロッドを前記
    固定盤に固定させるための係合手段を設け、更に該可動
    盤を高速往復動させるための補助シリンダを設けて、該
    補助シリンダの作動に基づく該可動盤の高速往復動に際
    して、該ピストンロッドと可動盤とを一体的に連結させ
    るために、該ピストンロッドに固定したブラケットの二
    つのガイドロッド孔にそれぞれ挿入してガイドロッドを
    設けると共に、該ガイドロッドの一端を該可動盤に固定
    し、且つそれぞれのガイドロッドにリンクの一端を枢支
    させる一方、それらリンクの他端を該ブラケットに支持
    させたリンク作動用シリンダのピストンロッドに連結し
    たピンに枢支させてトグル機構を構成し、該リンク作動
    用シリンダの作動に基づいて前記ガイドロッドに該リン
    クを該トグル機構の倍力作用を利用して押圧せしめるよ
    うにしたことを特徴とする型締装置。
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