JPH0710623Y2 - リニアモータ式カーテン開閉装置 - Google Patents

リニアモータ式カーテン開閉装置

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JPH0710623Y2
JPH0710623Y2 JP1989092086U JP9208689U JPH0710623Y2 JP H0710623 Y2 JPH0710623 Y2 JP H0710623Y2 JP 1989092086 U JP1989092086 U JP 1989092086U JP 9208689 U JP9208689 U JP 9208689U JP H0710623 Y2 JPH0710623 Y2 JP H0710623Y2
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JP
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linear motor
curtain
mover
rail
rails
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JP1989092086U
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Inventor
雄二 塚越
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、リニアモータを駆動源としてカーテンを開閉
するリニアモータ式カーテン開閉装置に関する。
従来の技術 従来、リニアモータを駆動源として作動するリニアモー
タ式カーテン開閉装置としては、例えば実開昭63−1274
76号公報に開示されたものが提案されている。第6図
は、前記開閉装置を所謂両開きカーテンに用いた場合を
示すものであり、車体に設けられた窓部1の相対向する
上縁部と下縁部には、上部レール2と下部レール3とが
取り付けられている。
該両レール2,3の中央部には、ストッパ4が設けられて
おり、両レール2,3の前記ストッパ4より両側部分に
は、左カーテン5と右カーテン6の上下各端部が各々摺
動自在に架装されている。前記両レール2,3の内周壁に
は、リニアモータを構成するプリント基板と永久磁石
(共に図示せず)とが固着され、両レール2,3の前記両
側部分には、前記リニアモータの可動子7,7、8,8が夫々
収容されているとともに、各可動子7,8には、前記両カ
ーテン5,6の合近接する端部が係止されている。
かかる構造において、図外の開閉用スイッチを操作する
と、前記両側部分の可動子7と可動子8とが離間する方
向(開方向O)と接近する方向(閉方向C)とに摺動
し、これにより両カーテン5,6の開閉がなされるのであ
る。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の装置にあっては、左右
両カーテン5,6を、各々一対の可動子7,7、8,8により、
個別に駆動する構造であることから、特性の相違等に起
因して可動子7,7と可動子8,8の移動速度が異なると、必
然的に左右両カーテン5,6の開閉動作にバラツキ(速度
差)が生じ、品質感を低下させる一因となる。
さらに、前記両レール2,3の両側部分に前記可動子7,7、
8,8や、プリント基板、永久磁石等からなるリニアモー
タを設ける必要があることから、構造が複雑となってコ
ストの増加を招くのみならず、前記各一対の可動子7,
7、8,8を作動させるために、消費電流が増大する不利も
あった。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、両開きカーテンを等速度で開閉させるととも
に、構造の簡易化及び消費電流の低減を図ることを可能
にしたリニアモータ式カーテン開閉装置を提供すること
を目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本考案にあっては、窓部の相
対向する位置に一対のレールが配設され、該レールの中
央部より両側部分に、各々異方向に開閉するカーテンが
架装された構造において、前記レールは、上壁及び相対
向する前壁と後壁とを有する断面略コ字状に形成され、
該レールの片側部分に、一方のカーテンを開閉駆動する
リニアモータが設けられ、前記レール両端部にはその内
部であって前記上壁の下面に滑車が回転自在に支持され
るとともに、前記レールの内部には前記滑車間に前記リ
ニアモータの可動子に連係されて移動する無端状の索条
が張設され、該索条の前記可動子と異なる方向に移動す
る部位に、他方のカーテンが連係されている。
作用 前記構成において、リニアモータの可動子を作動させる
と、一方のカーテンは、可動子の往復移動により駆動さ
れ開閉するとともに、この可動子に連係されている索条
も、前記滑車間において往復移動する。このとき、索条
の前記部位には、他方のカーテンが連係されていること
から、前記可動子がレール中央部方向に移動することに
より、一方のカーテンが閉方向に駆動されると、他方の
カーテンは前記索条の移動に伴って、可動子に接近する
レール中央部方向に駆動され、これにより両カーテンは
全閉状態となる。
又、前記可動子が前記中央部からレールの端部方向に移
動することによって、一方のカーテンが開方向に駆動さ
れると、他方のカーテンは前記索条の移動に伴って、前
記可動子から離間するレール端部方向に駆動され、これ
により両カーテンは全開状態となる。つまり、このよう
に一方のカーテンはリニアモータにより駆動され、他方
のカーテンはこのリニアモータの可動子に連係された索
条により駆動されることから、両カーテンは共に単一の
駆動源であるリニアモータの可動子に同期し、等速度で
開閉作動する。しかも、滑車及び索条は、下方が解放し
た断面略コ字状であるレールの内部に配置されているこ
とから、これらが外部から視認され難く、又、回転及び
移動するこれらの部材に手指や毛髪等の身体の一部が接
触してしまうことがない。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に従って説明す
る。すなわち、第2図に示したように、車体に設けられ
た窓部1の相対向する上縁部と下縁部には、上部レール
10と下部レール11とが一対のレールとして取り付けられ
ており、該両レール10,11の中央部には、ストッパ4が
設けられている。これによって両レール10,11は、スト
ッパ4を中央にして、左片側部分12,12と、右片側部分1
3,13とに隔成され、左片側部分12,12間には左カーテン
5の上下各端部が摺動自在に架装されているとともに、
右片側部分13,13間には右カーテン6の上下各端部が摺
動自在に架装されている。
この各片側部分12,13は、上部、下部レール10,11とも、
同一断面形状であって、第3,4図に示したように、上壁1
4、前壁15、後壁16、及び下壁17を有し、前記前壁15の
内周部には、第1抱持部18が設けられている。前記後壁
16には、突片19が設けられており、該突片19の下方に第
2抱持部20が設けられている。又、前記下壁17には間隙
21が設けられており、よって、上部、下部レール10,11
は断面略コ字状に形成されている。
前記右片側部分13,13の第1抱持部18と第2抱持部20に
は、第3図に示したように、夫々リニアモータ24の構成
部材であるプリント基板22と永久磁石23が嵌着されてお
り、該永久磁石23はS極とN極が交互に配置された構造
よりなる。さらに、前記右片側部分13内には、同様に前
記リニアモータ24の構成部材であって、前記プリント基
板22に摺接する一対の端子26と、前記永久磁石23に対面
する電磁石27とを有する、可動子25が収容されており、
該可動子25は、前記突片19に摺動自在に係止されてい
る。又前記可動子25には、前記間隙21より外部に突出す
る略L字状の取付片28が延設されており、該取付片28に
は、前記右カーテン6の、前記ストッパ4に近接する上
下端部が、フック29を介して係止されている。
一方前記上部、下部両レール10,11の左片側部分12,12に
は、第4図に示したように、ランナー30が収容されてお
り、該ランナー30は、前記突片19に摺動自在に係止され
ているとともに、前記間隙21より外部に突出する略L字
状の取付片31を有し、該取付片31には、前記左カーテン
5の、前記ストッパ4に近接する上下端部が、フック29
を介して係止されている。
他方、前記上部、下部両レール10,11の両端部には、第
1図に模式的に示したように、滑車32,32が配設されて
おり、該滑車32は第5図に示したように前記上壁14の下
面に、回転自在に軸支されて、各レール10,11内に配置
されている。該滑車32,32間であって、レール10,11の内
部には、無端状の索条であるワイヤ33が張設されてお
り、これによってワイヤ33には、前記滑車32,32間にお
いて、相異なる方向に移動する平行な第1条部34と、第
2条部35とが形成されている。そして、第1条部34に
は、前記可動子25がボス部36により係着されているとと
もに、第2条部には前記ランナー30がボス部37により係
着されている。
以上の構成にかかる本実施例において、両カーテン5,6
が全閉となっている状態では、前記可動子25とランナー
30は、前記ストッパ4に当接している。そして、この全
閉状態で、図外の開時用スイッチを操作すると、両レー
ル10,11の片側部分である右片側部分13に設けたリニア
モータ24の可動子25は、第1図に示したように、矢示イ
方向に移動し、これにより前記可動子25に一端部を係止
されている一方のカーテンの右カーテン6は全閉状態か
ら全開状態に駆動される。
このとき、前記可動子25には、ワイヤ33が係止されてい
ることから、該ワイヤ33の第1条部34は可動子25と等速
度をもって、前記矢示イ方向に走行する一方、前記第2
条部45はこれとは異なる方向である矢示ロ方向に走行す
る。したがって、前記第2条部35に係止されているラン
ナー30も、前記可動子25と等速度をもって前記矢示ロ方
向に走行し、ランナー30に係止されている他方のカーテ
ンの左カーテン5は前記右カーテン6と同期して全開状
態となる。
次に、このように両カーテン5,6が全開となっている状
態で、図外の閉時用スイッチを操作すると、リニアモー
タ24の可動子25は、前記ストッパ4に当接する位置ま
で、矢示ロ方向に移動し、これにより前記可動子25に一
端部を係止されている右カーテン6は全開状態から全閉
状態に駆動されるとともに、前記1条部34は、可動子25
と等速度で、前記矢示ロ方向に走行する一方、前記第2
条部35は、これとは異なる方向である矢示イ方向に走行
する。
したがって、前記第2条部35に係止されているランナー
30も、前記可動子25と等速度で前記矢示イ方向に走行
し、これによりランナー30に係止されている左カーテン
5は、前記右カーテン6と同期してストッパ4に当接し
全閉状態となる。
したがって、このように可動子25とランナー30とは、等
速度で走行しかつ同期して全開位置と全閉位置とに到達
することから、従来の装置のように、左右両カーテン5,
6の開閉作動にバラツキ(速度差)が生ずるようなこと
はなく、左右両カーテン5,6が同時に開閉作動すること
により、品質感を向上させることができる。
しかも、前記両レール10,11の右片側部分13にのみ、可
動子25や、プリント基板22、永久磁石23等からなるリニ
アモータ24を設ければよいことから、構造が簡易となっ
て製造コストの低減を図ることが可能となるとともに、
前記右片側部分13において、一対の可動子25を作動させ
るのみでよいことから、従来の装置のように前記両レー
ル2,3の両側部分で各々一対の可動子7,7、8,8(第6図
参照)を作動させた場合と比較して、消費電流を大幅に
減少させることができるのである。
さらに、レールに設けたリニアモータを駆動源としてカ
ーテンを開閉させる構成であるから、レールとは別に設
けた電動モータを駆動源とした装置に比べて小型化する
ことができる。
考案の効果 以上説明したように本考案は、一方のカーテンをリニア
モータにより駆動するとともに、該リニアモータの可動
子を滑車間に張設された索条に連係し、該索条を介して
他方のカーテンを駆動する構成とした。よって、前記可
動子が作動し一方のカーテンを駆動すると、該一方のカ
ーテンと等速度をもって索条は移動するとともに、該索
条により駆動される他方のカーテンも必然的に前記一方
のカーテンと等速度をもって移動し、同期的に全開位置
と全閉位置と到達する。したがって従来のように、左右
一対のカーテンの開閉作動にバラツキ(速度差)が生ず
るようなことはなく、左右一対カーテンが同時に開閉作
動することにより、品質感を向上させることが可能とな
る。
又、従来のように一対のカーテンが架装されたレールの
両側部分にリニアモータを設けることなく、前記一方の
カーテンが架装されたレールの片側部分に、リニアモー
タを設ける構成であることから、構造が簡易となって製
造コストの低減を図ることが可能となるとともに、前記
片側部分において、リニアモータを作動させるのみでよ
いことから、従来と比較して消費電流を大幅に減少させ
ることも可能になる。さらに、レールに設けたリニアモ
ータを駆動源としたことから、滑車をモータで駆動する
装置に比べて小型化できる。
しかも、滑車及び索条を断面略コ字状のレール内部に配
置するようにしたことから、これらが外部から視認され
難く、外観品質の低下を未然に防止し得るとともに、回
転及び移動するこれらの部材に手指や毛髪等の身体の一
部が接触してしまうことがなく、安全性を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の一実施例を示す模式図、第2図は同
実施例の正面説明図、第3図は第2図III−III線に沿う
断面図、第4図は第2図IV−IV線に沿う断面図、第5図
は同実施例の要部斜視図、第6図は従来装置の説明図で
ある。 1……窓部、4……ストッパ、5……左カーテン、6…
…右カーテン、10……上部レール、11……下部レール、
12……右片側部分、13……左片側部分、24……リニアモ
ータ、25……可動子、32……滑車、33……ワイヤ(索
条)、34……第1条部、35……第2条部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓部の相対向する位置に一対のレールが配
    設され、該レールの中央部より両側部分に、各々異方向
    に開閉するカーテンが架装された構造において、前記レ
    ールは、上壁及び相対向する前壁と後壁とを有する断面
    略コ字状に形成され、該レールの片側部分に、一方のカ
    ーテンを開閉駆動するリニアモータが設けられ、前記レ
    ール両端部にはその内部であって前記上壁の下面に滑車
    が回転自在に支持されるとともに、前記レールの内部に
    は前記滑車間に前記リニアモータの可動子に連係されて
    移動する無端状の索条が張設され、該索条の前記可動子
    と異なる方向に移動する部位に、他方のカーテンが連係
    されたことを特徴とするリニアモータ式カーテン開閉装
    置。
JP1989092086U 1989-08-04 1989-08-04 リニアモータ式カーテン開閉装置 Expired - Lifetime JPH0710623Y2 (ja)

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JPH0331367U JPH0331367U (ja) 1991-03-27
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JPS63109826A (ja) * 1986-10-25 1988-05-14 エスエム工業株式会社 カ−テン開閉駆動装置
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