JPH07106215A - 半導体製造装置における障害処理方法 - Google Patents

半導体製造装置における障害処理方法

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JPH07106215A
JPH07106215A JP25339793A JP25339793A JPH07106215A JP H07106215 A JPH07106215 A JP H07106215A JP 25339793 A JP25339793 A JP 25339793A JP 25339793 A JP25339793 A JP 25339793A JP H07106215 A JPH07106215 A JP H07106215A
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JP
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substrate
chamber
film forming
failure
processing
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Application number
JP25339793A
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English (en)
Inventor
Masahiro Makitani
雅広 槇谷
Takashi Yokawa
孝士 余川
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常,障害発生時に稼動率を低下させること
なく、最大限稼動率を重視した障害処理を安全に、不良
基板の発生を少なくして容易に構築する。 【構成】 複数の処理工程を有し、セントラルコントロ
ーラにより総括的に制御される複数第のローカルコント
ローラにより複数の制御機器を制御し、これらの制御機
器により一方向に基板搬送処理を行い、多くの障害事項
をその重度から複数段階のレベルに分けておき、異常,
障害が発生した場合、セントラルコントローラ及び各ロ
ーカルコントローラのプログラムに従い、発生した障害
事項とエラーパターンテーブル上の内容を比べ、一致し
たレベルの障害処理を実行することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLCD(Liquid Crystal
Display)装置等、半導体装置の製造装置、特に1枚ず
つ処理を行う枚葉式半導体製造装置における障害処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のインライン型半導体製造装
置の1例の構成を示す斜視図である。この従来の装置
は、所謂インライン方式の搬送形態を有し、垂直な基板
保持プレート1の両面にLCD用の基板2をそれぞれ4
枚、計8枚の基板を保持させ、基板保持プレート1をロ
ーダ部3,予熱槽4,成膜槽5,冷却槽6を経て、アン
ローダ部7迄移動させ、前記成膜槽5に於いて基板2に
単層膜を積層するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例は、基板保持プ
レート1が半導体製造装置を一方向に通過する構成であ
り、その為専有床面積が大きくなり、双基板2を垂直姿
勢で2段に保持するので、装置の高さが高くなり、この
為作業者による基板の交換作業は容易でなく、作業者に
大きな負担がかかると共に、上記従来例では単層膜生成
装置であるので、複数層の膜を生成する場合は成膜条件
を変え複数回の成膜を必要とし、装置外での基板の運搬
は人手に頼っていたので、パーティクルにより基板が汚
染されるという課題があった。又、近年では顧客要求が
多様化しているが、複数枚を同時に成膜し、且つ単層膜
を生成している従来の装置では多様化した顧客要求への
対応が難しいという課題があった。前記多様化した顧客
要求の対応に適合するものとして、枚葉式の半導体製造
装置が具体化されているが、この枚葉式の半導体製造装
置では基板を1枚ずつ処理する為、処理内容の自由度が
大幅に増すが、一方では基板の搬送が複雑化するので搬
送の能率が装置の稼動率に大きく影響し、或いは1枚の
基板に対して複数の処理工程を運搬して行う場合は、或
る処理工程で事故が発生した場合の対策が稼動率に大き
く影響することになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる実情に鑑
み、搬送能率,稼動率を大幅に向上させた基板搬送処理
の事故発生時に稼動率を低下させることなく、不良基板
の発生を抑制し、また顧客の安全基準などの仕様を容易
に反映させ、また変更が容易に行えるような障害処理方
法を提供しようとするものである。即ち、本発明方法は
複数の処理工程を有し、セントラルコントローラにより
総括的に制御される複数台のローカルコントローラによ
り複数の制御機器を制御し、これらの制御機器により一
方向に基板搬送処理がなされる半導体製造装置における
障害処理方法において、異常,障害が発生した場合、セ
ントラルコントローラでその異常,障害を分析し、各ロ
ーカルコントローラにより安全処理を図ると共に、不良
基板の発生を抑制するように基板搬送処理を障害内容毎
に制御することを特徴とする。又、複数の処理工程を有
し、セントラルコントローラにより総括的に制御される
複数台のローカルコントローラにより複数の制御機器を
制御し、これらの制御機器により一方向に基板搬送処理
がなされる半導体製造装置における障害処理方法におい
て、多くの障害事項をセントラルコントローラと各ロー
カルコントローラでそれぞれその重度から複数段階のレ
ベルに分けておき、異常,障害が発生した場合、セント
ラルコントローラ及び各ローカルコントローラのプログ
ラムに従い、発生した障害事項とエラーパターンテーブ
ル上の内容を比べ、一致したレベルの障害処理を実行す
ることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1は本発明方法を実施する枚葉式半導体製
造装置の1例を示す説明図である。図1において、ロー
ド側カセットスタンド8に第1搬送室9が連設され、該
第1搬送室9にはゲートバルブ10を介してロード側基
板予備室11が連設され、更にロード側基板予備室11
にはゲートバルブ12を介して第2搬送室13が連設さ
れている。第2運搬室13にはゲートバルブ14を介し
て予備加熱室15が連設されている。又、第2搬送室1
3には第1成膜室17,第3搬送室18,第2成膜室1
9,第4搬送室20、更に第3成膜室21が順次ゲート
バルブ16,22,23,24,25を介して連設さ
れ、前記第4搬送室20にはゲートバルブ35を介して
基板冷却室を兼ねるアンロード側基板予備室26が連設
され、更にゲートバルブ27を介して第5搬送室28、
該第5搬送室28にアンロード側カセットスタンド29
が連設されている。
【0006】カセットスタンド8,29は基板が装填さ
れた基板カセットを授受可能であり、第1搬送室9の搬
送装置との協働により、基板を1枚ずつロード側基板予
備室11に搬送可能となっており、又第2搬送室13の
搬送装置はロード側基板予備室11の基板を予備加熱室
15に搬送し、また、該予備加熱室15の基板を第1成
膜室17に搬送する。更に、第3搬送室18の搬送装置
は第1成膜室17から第2成膜室19へ基板を搬送し、
第4搬送室20の搬送装置は第2成膜室19から第3成
膜室21へ、或いは第3成膜室21からアンロード側基
板予備室26へ基板を搬送し、第5搬送室28の搬送装
置はアンロード側基板予備室26からアンロード側カセ
ットスタンド29へ基板を搬送するようになっている。
又、第1搬送室9、第2搬送室13、第3搬送室18、
第4搬送室20、第5搬送室28の搬送装置はそれぞれ
独立して基板を搬送可能となっている。
【0007】図2は本発明における制御部の1例を示す
説明図、図3は本発明における制御部のコントロールユ
ニットとローカルコントローラの構成を示す正面図であ
る。制御部は、セントラルコントローラ30と複数の、
例えば3つのローカルコントローラ311 〜313 と複
数の例えば3つの制御機器32A〜32Cからなり、セ
ントラルコントローラ30はオペレーションユニット3
0Aとコントロールユニット30Bからなる。オペレー
ションユニット30Aとコントロールユニット30Bは
シリアル回線で接続され、セントラルコントローラ30
とローカルコントローラ311 〜313 はLAN(Loca
l Area Network)で接続され、コントローラ30B、3
1 〜313 間で高速のデータ転送を可能にしている。
オペレーションユニット30Aは装置全体のオペレーシ
ョンを一括して行い、コントロールユニット30Bはロ
ーカルコントローラ311 〜313 を総括的に制御して
いる。基板有無詳細情報、制御機器動作完了およびコン
トロールユニット30Bからローカルコントローラ31
1 〜313 への制御機器動作命令などのデータは通信制
御による自動転送により、LANを通じてコントロール
ユニット30B、ローカルコントローラ311 〜313
の所定の記憶部であるデータメモリに登録される。その
データリンクを図4に示し、斜線部分は自ノードの送信
エリア、白抜部分は他ノードの受信エリアを示す。
【0008】ローカルコントローラ311 〜313 はそ
れぞれに付随した複数の制御機器32A1 〜32C1
32A2 〜32C2 、32A3 〜32C3 を制御し、ロ
ーカルコントローラ311 〜313 における複数の制御
機器間の一連の動作のインターロックを相互に行う。例
えば成膜室から成膜室へ基板搬送するときに、コントロ
ールユニット30Bの命令を受け、真空状態あるいは室
温度安定状態を検知し、そのデータを例えばローカルコ
ントローラ311 の自ノードのデータメモリに記入す
る。データは自動転送によりコントロールユニット30
Bおよび他のローカルコントローラ312 ,313 のデ
ータメモリに記入される。前記成膜室等を制御している
ローカルコントローラ311 にコントロールユニット3
0Bからの命令を受け、一時的に記憶動作した後、セン
サ等により許容範囲に収まっているか判定し、ゲートバ
ルブを開け移載機により基板搬送が行われる。ゲートバ
ルブ開閉,基板授受等の検知データをデータメモリに記
入し、動作確認が行われる。
【0009】この作業分担は障害処理にも適用され、障
害発生時、障害事項に関連する制御機器を含むローカル
コントローラ311 〜313 においてフェールセーフ思
想に基づく障害処理が実行され、コントロールユニット
30Bで障害内容を分析するよう構成し、稼動率の低下
を防ぎ、不良基板の発生を抑制するように基板の搬送を
障害内容毎に制御する。表1,表2に示す如く、コント
ロールユニット30B,ローカルコントローラ311
313 での障害処理は、その重度からレベル分けされて
おり、コントロールユニット30Bでは4段階、ローカ
ルコントローラ311 〜313 では3段階と複数に分類
されている。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】障害事項は、装置全体で数多く存在し(回
線障害,動作障害,電源断情報,基板不正滞留etc.)そ
の項目の1つ1つはエラー用データメモリに記入され、
データリンクにより確認できる。コントロールユニット
30B及び各ローカルコントローラ311 〜313 はプ
ログラムにより、障害事項と、エラーパターンテーブル
上の内容と比べ一致したレベルの障害処理を実行する。
コントロールユニット30Bでの障害処理レベルとロー
カルコントローラ31 1 〜313 での障害処理レベルを
それぞれ別々に指定することとし、その指定はコントロ
ールユニット30Bの主記憶装置にて行い、設定変更を
行えるものとしている。また同様に、各ローカルコント
ローラ311 〜313 のエラーパターンテーブルの内容
も設定変更がコントロールユニット30Bにて行える。
【0013】次に本発明による障害処理例について説明
する。 〔処理例1〕図1に示すように、第1,第2成膜室1
7,19内でそれぞれ基板332 ,331 が成膜処理さ
れている時にゲートバルブ22が機械的な要因により開
放動作障害になった時、同障害発生時の障害処理指定を
参照し、コントロールユニット30Bでの障害レベル
2、ローカルコントローラ311 〜313 での障害処理
レベルが1であるとすると、ローカルコントローラ31
1 〜313 では障害処理レベル1の処理を実行し、動作
不可とし障害終了とする。コントロールユニット30B
ではカセットスタンド8から新たな基板の搬入を停止
し、第1成膜室17内の基板332 は該第1成膜室17
内で停止し、第2成膜室19内の基板331 は第2,第
3成膜室19,21で成膜処理を施されながら最終的に
カセットスタンド29のカセットにアンロードされるこ
とになる。
【0014】〔処理例2〕図5にコントロールユニット
30B、各ローカルコントローラ311 〜313での障
害レベルが0,1の場合の1例を示す。基板の膜処理,
搬送の動作は、センサ等により動作完了が確認される。
又、同時に各センサ間の検知の時間(処理時間)を設定
しており、設定時間,許容時間内に動作しているか各ロ
ーカルコントローラ311 〜313 内のプログラムによ
り監視されている。カセットスタンド8に、基板が装填
された基板カセットを載せ、1枚ずつ搬送装置により搬
送され連続で膜処理が施される。図5では第1成膜室1
7内でしかるべき処理を受けるが、基板331 は第1成
膜室17内で次のような方法で基板の授受及び膜処理を
行う。まず、ゲートバルブ16を開け第2搬送室13の
搬送装置により基板331 を導入する。電極上の昇降可
能なピン(図示せず)が上昇し、第2搬送室13の搬送
装置のアーム上から、ピン先端上に基板331 を乗せ
る。その後、第2搬送室13の搬送装置のアームを待避
させ、基板331 を乗せたピンを下降させ基板載置電極
上に基板331 を配置する。次にゲートバルブ16を閉
め、反応ガス導入系,排気系,高周波印加系により、基
板331 にしかるべき膜処理を施した後、排気系(真空
ポンプバルブ等)により第1成膜室17内を所定の真空
圧にする。その後、ゲートバルブ22を開け、基板33
1 を乗せたピンを上昇させる。第3搬送室18の搬送装
置のアーム上に基板を乗せた後、第2成膜室19へ基板
を搬送する。なお、成膜室内での処理時間は電極上の昇
降可能なピンのピン先端上に基板を乗せ、昇降動作をセ
ンサにより検知しており、該処理時間はプログラムによ
り設定時間内に動作しているかどうか監視されている。
【0015】設定時間内に動作しない具体例としては、
第1成膜室17の排気系の排気管内(図示せず)に反応
生成物が付着し、排気能力が著しく低下するため、第1
成膜室17内を所定の真空圧にするのに正常な場合と比
べて時間がかかり、設定時間を超過する場合がある。こ
の“ピンダウン時間オーバー”は、障害レベルチェック
プログラムにより、ローカルコントローラ311 〜31
3 の障害処理レベル0と判断し、このレベルと具体的障
害内容をエラーテーブル311 に書き込む。通信制御に
よりコントロールユニット30Bのエラーテーブル31
1 に自動転送される。随時、障害レベルチェックプログ
ラムにより、エラーテーブルはチェックされており、エ
ラーパターンテーブル30Bと照合し、障害処理レベル
0と判断し、このレベルと障害内容をエラーテーブルに
記入し、その処理内容をオペレーションユニット30A
にエラーメッセージあるいは警告表示器にエラー信号を
送出する。又、コントロールユニット30Bのエラーテ
ーブルに書き込まれた具体的障害内容と発生時間はエラ
ーデータロギング機能により編集,登録する。
【0016】この場合、図5(A)に示すように第1成
膜室17で基板331 が成膜処理中に予備加熱室15で
次の基板332 が予熱処理されており、これらの基板3
1,332 は第1成膜室17内の排気時間オーバーで
も、図5(B)に示すように第1成膜室17の基板33
1 は第3搬送室18の搬送装置により第2成膜室19
に、予備加熱室15の予熱された基板332 は第2搬送
室13の搬送装置により第1成膜室17にそれぞれ搬送
されて成膜処理される。次に図5(C)に示すように第
2成膜室19の基板331 は第4搬送室20の搬送装置
により第3成膜室21に、第1成膜室17の基板332
は第3搬送室18の搬送装置により第2成膜室19に搬
送されて成膜処理され、次いで図5(D)に示すように
第3成膜室21の基板331 は第4搬送室20の搬送装
置によりアンロード側基板予備室26に搬送されてアン
ロードの準備に入り、第2成膜室19の基板332 は同
じ搬送装置により第3成膜室21に搬送されて成膜処理
される。そして図5(E)に示すようにアンロード側基
板予備室26の基板331 は第5搬送室28の搬送装置
28によりカセットスタンド29のカセットにアンロー
ドされ、第3成膜室21の基板332 はアンロード側基
板予備室26に搬送された後,図5(F)に示すように
カセットスタンド29のカセットにアンロードされるこ
とになる。
【0017】〔処理例3〕また、図6のように排気系に
取り付けられている真空センサ(図示せず)により真空
圧を検知しており、排気能力が低下し、設定時間,許容
時間を超過した場合には、エラーパターンテーブル30
Bと照合し、障害処理レベル1と判断し、“カセットス
タンド8から新たな基板の投入を停止”をローカルコン
トローラ311 〜313 に指示する。図6(A)に示す
ように第1成膜室17の基板331 は成膜処理され、予
備加熱室15の基板332 は予熱され、ロード側基板予
備室11の基板333 は待機状態にある。そして図6
(B)に示すように第1成膜室17の基板331 は第2
成膜室19に、予備加熱室15の基板332 は第1成膜
室17に搬送されて成膜処理され、ロード側基板予備室
11の基板333 は予備加熱室15に搬送されて予熱さ
れている最中に、第1成膜室17の排気能力が低下した
ことが検知された場合、ロード側基板予備室11へは基
板の搬入はない。次に図6(C)に示すように第2成膜
室19の基板331 は第3成膜室21に、第1成膜室1
7の基板332 は第2成膜室19に、予備加熱室15の
基板333 は第1成膜室17に搬送されて成膜処理さ
れ、次いで図6(D)に示すように第3成膜室21の基
板33 1 はアンロード側基板予備室26に搬送されてア
ンロードの準備に入り、第2,第1成膜室19,17の
基板332 ,331 はそれぞれ第3,第2成膜室21,
19に搬送されて成膜処理される。しかる後、図6
(E)に示すようにアンロード側基板予備室26の基板
331 はカセットスタンド29のカセットアンロードさ
れ、第3成膜室21の基板332 はアンロード側基板予
備室26に搬送されてアンロードの準備に入り、第2成
膜室19の基板332 は第3成膜室21に搬送されて成
膜処理される。次いで図6(F)に示すようにアンロー
ド側基板予備室26の基板332 はカセットスタンド2
9のカセットにアンロードされ、第3成膜室21の基板
333 はアンロード側基板予備室26に搬送されてアン
ロードの準備に入った後、図6(G)に示すようにカセ
ットスタンド29のカセットにアンロードされる。しか
る後、基板処理停止となる。
【0018】〔処理例4〕次に図7にコントロールユニ
ット30Bでの障害処理レベルが2の場合の1例を示
す。各成膜室には、搬送室間と遮断するため、ゲートバ
ルブを設けており、該ゲートバルブにも開閉動作確認用
のセンサ(図示せず)が設けられている。カセットスタ
ンド8に基板が装填された基板カセットを乗せ、1枚ず
つ搬送装置により搬送され連続で膜処理が施される。図
6では第2成膜室19内でしかるべき処理を受けるが、
成膜室内での基板の授受は処理例2の障害処理レベル
0,1の場合と同様である。第2成膜室19内で基板が
しかるべき膜処理を施している最中に、ゲートバルブ2
3が開閉動作確認用センサにより動作不良と検知した場
合、そのゲートバルブ23を制御しているローカルコン
トローラに検知信号を入力し、障害レベルチェックプロ
グラムにより、ローカルコントローラの障害処理レベル
1と判断し、現在進行中の処理は継続処理終了にて停止
する等の処理を行う。レベルと具体的障害内容をローカ
ルコントローラ312 のエラーテーブルに書き込み、通
信制御(データリンク)により自動転送され、コントロ
ールユニット30Bのエラーテーブル312 に表され
る。障害レベルチェックプログラムによりエラーパター
ンテーブル30と照合し、障害処理レベル2と判断し、
その処理内容“カセットスタンド8から新たな基板の投
入停止,障害発生箇所から下流は搬送,成膜をも継続、
上流は搬送成膜とも停止”を各ローカルコントローラに
指示する。
【0019】即ち、図7(A)に示すように第1成膜室
17で成膜処理された基板331 、予備加熱室15で予
熱された基板332 及びロード側基板予備室11の基板
33 3 がそれぞれ図7(B)に示すように第2成膜室1
9、第1成膜室17及び予備加熱室15に搬送されて成
膜処理及び予熱処理される。この最中に図7(C)に示
すようにゲートバルブ23の動作不良障害が発生した場
合、図7(D)に示すようにカセットスタンド8からロ
ード側基板予備室11への基板搬入が中止されると共に
第1成膜室17の基板332 及び予備加熱室15の基板
333 は以後、そのまま室に止まり、第2成膜室19の
基板331 のみが以後の処理を受けることになる。図7
(D)では基板331 が第2成膜室19から第3成膜室
21に搬送されて成膜処理された後、図7(E),
(F)に示すようにアンロード側基板予備室26を経て
カセットスタンド29のカセットにアンロードされる。
しかる後は基板処理停止となる。
【0020】〔処理例5〕次に図8にコントロールユニ
ット30Bでの障害処理レベルが3の場合の1例を示
す。各室内には各基板処理に適した装置が設置してお
り、その装置を制御する制御機器が設けられている。複
数の制御機器は1つのローカルコントローラからの指示
に従い制御機器を動作させる。例えば、ローカルコント
ローラ311 は、カセットスタンド8から第1成膜室1
7までを制御可能とする。基板が搬送装置により1枚ず
つ搬送され連続で膜処理が施されている状態で、ローカ
ルコントローラ311 がダウンした場合、通信制御によ
りコントロールユニット30Bはダウン障害発生を検知
し、障害内容をエラーテーブル311 に書き込み、障害
レベルチェックプログラムにより、エラーパターンテー
ブルと照合し障害処理レベル3と判断し、その処理内容
“現在の単一動作終了時点にて停止”を各ローカルコン
トローラに指示すると同時に、各室内の装置の動作チェ
ックおよびポジション設定動作等(イニシャルモード)
へ移る。この場合、図8(A)に示すように第1成膜室
17、予備加熱室15及びロード側基板予備室11に基
板331 ,332 ,333 が搬入されていて、処理中に
ローカルコントローラ311 がダウンすると図8(B)
に示すように各室の基板331 〜333 はそのまま止ま
り、以後の基板処理停止となる。
【0021】尚、上記実施例は成膜室が3組であった
が、2組でも、或いは4組以上であっても同様に実施可
能であることは言う迄もなく、成膜室等のユニットの配
列も上記実施例に限定されるものでないことも勿論であ
るとともに、障害処理レベルの数も表1,2に限定され
るものではない。また、通信制御においてもLANに限
定するものではない。
【0022】
【発明の効果】上述の説明より明らかなように本考案に
よれば、搬送能率,稼動率を大幅に向上させた基板搬送
処理において、異常,障害発生時に稼動率を低下させる
ことなく最大限稼動率を重視した障害処理を安全に不良
基板の発生を少なくして容易に構築することができる。
また、変更も容易であり、顧客別の安全基準にも容易に
準拠でき、複雑な障害処理を簡潔に実行でき、視認性,
保守性に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する枚葉式半導体製造装置の
1例を示す説明図である。
【図2】本発明における制御部の1例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明におけるコントロールユニットとローカ
ルコントローラの構成を示す正面図である。
【図4】本発明におけるコントロールユニットとローカ
ルコントローラのデータメモリにデータを自動転送によ
り記憶する状態の説明図である。
【図5】(A)〜(F)は本発明方法による処理例2の
説明図である。
【図6】(A)〜(G)は本発明方法による処理例3の
説明図である。
【図7】(A)〜(F)は本発明方法による処理例4の
説明図である。
【図8】(A),(B)は本発明方法による処理例5の
説明図である。
【図9】従来のインライン型半導体製造装置の1例の構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
8 カセットスタンド 9 第1搬送室 10 ゲートバルブ 11 ロード側基板予備室 12 ゲートバルブ 13 第2搬送室 14 ゲートバルブ 15 予備加熱室 16 ゲートバルブ 17 第1成膜室 18 第3搬送室 19 第2成膜室 20 第4搬送室 21 第3成膜室 22,23,24,25 ゲートバルブ 26 アンロード側基板予備室 27 ゲートバルブ 28 第5搬送室 29 カセットスタンド 30 セントラルコントローラ 30A オペレーションユニット 30B コントロールユニット 311 〜313 ローラルコントローラ 32A〜32C 制御機器 331 〜333 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理工程を有し、セントラルコン
    トローラにより総括的に制御される複数台のローカルコ
    ントローラにより複数の制御機器を制御し、これらの制
    御機器により一方向に基板搬送処理がなされる半導体製
    造装置における障害処理方法において、異常,障害が発
    生した場合、セントラルコントローラでその異常,障害
    を分析し、各ローカルコントローラにより安全処理を図
    ると共に、不良基板の発生を抑制するように基板搬送処
    理を障害内容毎に制御することを特徴とする半導体製造
    装置における障害処理方法。
  2. 【請求項2】 多くの障害事項をセントラルコントロー
    ラと各ローカルコントローラでそれぞれその重度から複
    数段階のレベルに分けておき、異常,障害が発生した場
    合、セントラルコントローラ及び各ローカルコントロー
    ラのプログラムに従い、発生した障害事項とエラーパタ
    ーンテーブル上の内容を比べ、一致したレベルの障害処
    理を実行することを特徴とする請求項1の半導体製造装
    置における障害処理方法。
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