JPH0710601Y2 - ベッド装置 - Google Patents

ベッド装置

Info

Publication number
JPH0710601Y2
JPH0710601Y2 JP1990008134U JP813490U JPH0710601Y2 JP H0710601 Y2 JPH0710601 Y2 JP H0710601Y2 JP 1990008134 U JP1990008134 U JP 1990008134U JP 813490 U JP813490 U JP 813490U JP H0710601 Y2 JPH0710601 Y2 JP H0710601Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
rotary support
bed
floor plate
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990008134U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03101250U (ja
Inventor
允保 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
France Bed Co Ltd
Original Assignee
France Bed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Bed Co Ltd filed Critical France Bed Co Ltd
Priority to JP1990008134U priority Critical patent/JPH0710601Y2/ja
Publication of JPH03101250U publication Critical patent/JPH03101250U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0710601Y2 publication Critical patent/JPH0710601Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は病人用として好適するベッド装置に関する。
(従来の技術) 自力によって寝返りを打ったり、体を起こすことのでき
ない患者は、長期間ベッド上で仰臥したままの状態でい
なければならない。このように、長期間にわたって仰臥
したままの姿勢でいると、いわゆる床ずれを起こし、患
者の苦痛が増大することになるから、床ずれを防止する
ため患者の体位を適宜変換しなければならない。また、
このような患者が食事や読書などをする場合、上半身を
起こさなければ極めて不便であるが、上述した重症の患
者は自分でそれを行うことが困難であった。そのため、
患者が自力によらず体位を変換したり、上半身を起こす
ことのできるベッド装置の開発が望まれていた。
そこで、本件出願人は特願昭59−168819号明細書に示さ
れるベッド装置を提案した。この先行技術は、中央床板
およびこの両側に上方向にだけ回動自在に連結された側
方床板とから形成された複数の床部を、互いの中央床板
を回動自在に連結して床板体を構成する。この床板体は
ベッド本体の長手方向に沿って配置され、かつ幅方向に
回動自在に設けられた回転支持体上に設置されている。
そして、上記ベッド本体の長手方向一端側に位置する床
部は上記回転支持体に設けられた第1の駆動機構によっ
て回動上昇させることができるようになっており、それ
によって患者は上半身を起こすことができる。
また、上記床板体は上記ベッド本体に設けられた第2の
駆動機構によって幅方向に回動(ローリング)させるこ
とができるようになっており、それによって患者は体位
を変換して床ずれを防止することができる。つまり、ベ
ッド装置をリクライニング用あるいはローリング用とし
て利用することができる。
ところで、従来のこのようなベッド装置においては、上
記回転支持体がベッド本体から分解することができる構
造になっていなかった。そのため、上記回転支持体を納
品現場で組立てるということが容易に行えないから、工
場から出荷する際に上記回転支持体をベッド本体に組み
付けた状態で出荷するようにしている。
しかしながら、上述したようにローリング用とリクライ
ニング用とに利用することができるベッド装置は、第1
の駆動機構、第2の駆動機構および回転支持体や床板体
など多くの部品が用いられ、全体が高重量となっている
ため、組立てられた状態では出荷時などの横持ちが容易
でないということがあった。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来は回転支持体をベッド本体から容易に
分解できる構造となっていなかったので、全体が高重量
化し、出荷の際の横持ちなどが容易でないということが
あった。
この考案は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、回転支持体をベッド本体に対して組
立てや分解が容易に行うことができるようにしたベッド
装置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 上記課題を解決するためにこの考案は、ベッド本体と、
このベッド本体の長手方向両端部にそれぞれ立設された
受け部材と、上記ベッド本体の長手方向に沿って配置さ
れた回転支持体と、この回転支持体の長手方向両端部に
設けられた取付軸およびこの取付軸に回転自在に設けら
れた係合部材とを有し、この係合部材が上記受け部材に
支持されかつ分解自在な結合手段によって結合されるこ
とで上記回転支持体を幅方向に回動自在に支持した支持
部と、中央床板およびこの両側に上方向にだけ回動自在
に連結された側方床板とから形成された複数の床部を上
記回転支持体の長手方向に沿って配置してなり、各床部
の中央床板が互いに回動自在に連結されているとともに
上記ベッド本体の長手方向中央部分に位置する床部の中
央床板が上記回転支持体に固定された床板体と、上記回
転支持体に設けられ上記ベッド本体の長手方向一端側に
位置する床部を回動上昇させる第1の駆動機構と、上記
ベッド本体の幅方向両側に設けられ上記各床部の側方床
板の下面に当接してこれら側方床板が上記回転支持体の
回動に連動して下降するのを阻止するストッパ体と、上
記ベッド本体に設けられ上記床板体を上記回転支持体を
介して幅方向に回動させる第2の駆動機構とを具備す
る。
このような構成によれば、上記受け部材に対して回転支
持体の両端部に設けられた支持部が分解自在に支持され
ているから、上記回転支持体をベッド本体から分解する
ことができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図中1はベッド本体である。このベッド本体1は平
行に離間対向した一対の側板2と、この側板2の長手方
向一端と他端とにそれぞれ連結具3aによって分解自在に
連結されたヘッドボード3およびヘッドボード4とから
形成されている。上記側板2の長手方向両端部および中
央部分には、各々第1の横杆5が架設されている。長手
方向両端に位置する一対の横杆5の中央部には受け部材
6が下端を固着して立設されている。これら受け部材6
には矩形枠状に形成された回転支持体7が幅方向に回動
自在かつ着脱自在に支持されている。すなわち、第7図
と第8図とに示すように上記受け部材6の上端部にはV
字状の受け溝6aが形成されている一方、回転支持体7の
長手方向両端には取付軸7aの一端部がスリーブ7gを介し
て取付けられている。この取付軸7aの他端部にはブッシ
ュ7bが回転自在に外嵌され、このブッシュ7bには上記取
付軸7aとで支持部を形成する円筒状の係合部材7cが一体
的に外嵌されている。上記取付軸7aの末端には上記ブッ
シュ7bが抜出するのを防止するリング7fが取着されてい
る。そして、この係合部材7cが上記受け部材6の受け溝
6aに載置され、それによって回転支持体7は幅方向に回
動自在となっている。
上記係合部材7cにはジョイントブラケット7dが固着され
ている。このジョイントブラケット7dには回転支持体7
の幅方向に離間した一対の通孔7eが穿設されている。上
記受け部材6の上記通孔7と対応する位置にはナット6b
が固着されている。そして、上記通孔7eから上記ナット
6bに蝶ボルト6cがワッシャ6dを介して螺合される。それ
によって、上記回転支持体7は上記受け部材6に着脱自
在に固定される。つまり、蝶ボルト6cを外せば、回転支
持体7を受け部材6から取外すことができるようになっ
ている。
上記回転支持体7上には床板体8が設けられている。こ
の床板体8はベッド本体1の長手方向に沿って分割され
た複数の床部、この実施例では第1乃至第4の床部9、
10、11、12から形成されている。各床部は中央床板13
と、この両側に上方向にだけ回動可能に連結された側方
床板14とから形成されている。これら中央床板13と側方
床板14とは第7図に示すヒンジ機構15aによって連結さ
れている。このヒンジ機構15aは、上記中央床板13に一
端が固着されたT字状の第1の連結部材15と、上記側方
床板14に一端が固着されたL字状の第2の連結部材16と
からなり、これら第1の連結部材15の中途部と第2の連
結部材16の他端とが軸16aによって枢着されている。そ
して、側方床板14が中央床板13に対して第7図に鎖線で
示す下降した状態から実線で示す水平な状態になると、
その下面14aが中央床板13に固着された第1の連結部材1
5の他端部の上面15bに当接するから、それによって側方
床板14は水平な状態よりも下方へ回動するのが阻止され
る。
上記第2の床部10の中央床板13は回転支持体7に固着さ
れている。また、各床部11の中央床板13は第1図と第2
図とに示すようにベッド本体1の長手方向に沿う端面か
ら延出された舌片13aを介して互いに回動自在に連結さ
れている。そして、第1の床部9は第1の駆動機構17に
よって回動上昇させることができるようになっている。
つまり、第1の駆動機構17は第4図と第5図とに示すよ
うに第1の駆動源18と、この第1の駆動源18によって幅
方向に駆動される駆動軸19とを備えている。上記第1の
駆動源18は上記回転支持体7のフットボード4側に位置
する端部下面から垂設されたブラケット20に枢着されて
いる。
上記駆動軸9の先端にはアーム21の一端が枢着されてい
る。このアーム21の他端は第1の床部9の中央床板13の
下面一端に固着されている。この中央床板13の下面一端
部には第4図と第7図とに示される一対の取付板23が一
端部を第2の床部10の下面側に突出させて設けられてい
る。この取付板23の突出端には第7図に示すようにロー
ラ24が回転自在に設けられている。このローラ24は、一
端部を上記第3の床部11の中央床板13の下面に固着した
断面コ字状のガイド部材25にスライド自在に係合されて
いる。また、第4の床部12の中央床板13と回転支持体7
とはリンク26によって連結されている。したがって、第
1の駆動機構17の第1の駆動源18を作動させ駆動軸19を
第4図に矢印で示す方向へ駆動すると、第1の床部9は
同図に鎖線で示すように回動上昇させられる。この第1
の床部9の回動上昇によって上記ローラ24がガイド部材
25を押圧して回動させるから、第5図に鎖線で示すよう
に第3の床部11は第2の床部10との枢着端である一端を
支点として他端が上昇する方向に回動し、この回動に第
4の床部12が連動するようになっている。
第3図、第6図あるいは第7図に示されるように上記3
本の横杆5のうち、ベッド本体1の長手方向両端に位置
する一対の横杆5の両端にはそれぞれ1枚の取付板30が
立設され、中央の横杆5の両端部にはそれぞれ2枚の取
付板30が立設されている。各取付板30にはベッド本体1
の長手方向に沿って二分割されたストッパ体としてのガ
イドシャフト31が回転自在に支持されている。つまり、
各ガイドシャフト31は第7図に示すように各側方床板14
の下面に当接してベッド本体1の長手方向に沿って設け
られている。
上記回転支持体7は第2の駆動機構33によって幅方向に
回動駆動される。つまり、第2の駆動機構33は第2図、
第6図および第11図に示すように第2の駆動源34と、こ
の第2の駆動源34によって幅方向に駆動される駆動軸35
とを備えている。上記第2の駆動源34はベッド本体1の
長手方向中央部分に架設された横杆5に取付けられた支
持部材37に枢着されている。また、ベッド本体1の一対
の側板2の長手方向両端部にはそれぞれブラケット38が
一端を固着して垂設されている。ベッド本体1の幅方向
において対応する各一対のブラケット38にはそれぞれ支
軸39が回転自在に架設されている。各支軸39の中途部に
はそれぞれ第1のアーム40が一端を固着して設けられて
いる。ベッド本体1の長手方向両端部に位置する一対の
第1のアーム40の他端にはリンク41の端部がそれぞれ枢
軸42によって回動自在に連結されている。ヘッドボード
3側に位置する第1のアーム40に設けられた枢軸42には
上記第2の駆動源34によって駆動される駆動軸35の先端
が枢着されている。また、上記一対の支軸39には上記第
1のアーム40とほぼ直角をなす状態で第2のアーム43の
一端が固着されている。これら第2のアーム43の他端と
上記回転支持体7の幅方向一側に固着されたブラケット
44とは、第7図に示すロッドエンドベアリング45を介し
て連結軸46によって連結されている。この連結軸46の両
端には逆向きのねじが形成され、その両端を上記各ロッ
ドエンドベアリング45に螺合させている。そのため、上
記連結軸46は上記ロッドエンドベアリング45によって軸
方向に揺動自在であるとともに、回転させることによっ
て一対のロッドエンドベアリング45間の間隔を調節する
ことができるようになっている。
上記第2のアーム43の他端にはねじ軸47が設けられ、こ
のねじ軸47に上記連結軸46の下端に螺合されたロッドエ
ンドベアリング45が蝶ナット48によって着脱自在に連結
されている。したがって、上記蝶ナット48を外せば、上
記連結軸46を上記第2のアーム43から分解することがで
きる。
そして、上記第2の駆動機構33の第2の駆動源34が作動
して駆動軸35が第6図に矢印aで示す突出方向に駆動さ
れると、同図中鎖線で示すように一対の第1、第2のア
ーム40、43がリンク41を介して矢印bで示す方向に回動
するから、上記第2のアーム43によって連結軸46が押し
上げられ、回転支持体7は連結軸46が連結された幅方向
一端側が上昇する方向に回動させられる。また、駆動軸
35が先程と逆方向に駆動されると、回転支持体7は連結
軸46が連結された幅方向一端が下降する方向に回動され
る。つまり、回転支持体7は上記第2の駆動機構33によ
って第3図に鎖線で示す左右方向に回動させることがで
きるようになっている。
上記回転支持体7が回動すると、これに第2の床部10の
中央床板13が固着された床板体8が連動する。床板体8
の各側方床板14の下面にはガイドシャフト31が当接して
いる。したがって、回転支持体7とともに下降する中央
床板13の幅方向一端側に連結された側方床板14は上記押
えローラ32によって下降するのが阻止されて上方へ屈曲
し、他端側に連結された側方床板14は屈曲することなく
中央床板13と同じ傾斜角度を維持して上昇する。
上記ベッド本体1の側板2間に架設された3本の横杆5
のうち、ベッド本体1の長手方向両端部に架設された一
対の横杆5の両端部には脚部材49が垂設されている。ま
た、上記横杆5の一端部にはトグルクランプ48aが設け
られている。このトグルクランプ48aと上記回転支持体
7の幅方向一端部とにはばね50が張設されている。した
がって、回転支持体7は連結軸46に連結された幅方向一
端側が上昇する方向に回動するときに、上記ばね50を引
張りながら回動するから、逆方向に回動するときには上
記ばね50の復元力が作用することになる。また、上記ト
グルクランプ48aを操作することによって上記ばね50を
ワンタッチで取外すことができるようになっている。
なお、上記ヘッドボード3とフットボード4との下端に
はストッパ付のキャスタ51が回転自在に設けられ、ベッ
ド本体1を容易に移動させることができるようになって
いる。上記キャスタ51が接地した状態において、上記横
杆5に垂設された脚部材49は下端が接地することのない
長さに設定されている。
上記第1の駆動機構17の第1の駆動源18と上記第2の駆
動機構33の第2の駆動源34とは第10図に示す制御装置60
によって駆動制御されるようになっている。この制御装
置60は制御部61と駆動部62とを備えている。制御部61に
は第1乃至第6の押し釦スイッチS1〜S6が設けられたリ
モートコントローラ63、回転支持体7の幅方向の回動速
度であるローリング速度を設定する速度設定部64、ロー
リングの動作時間を設定するタイマユニット65、ローリ
ングの最大傾斜角度を設定する角度設定部66および傾斜
状態を検出する第5のリミットスイッチL5と第6のリミ
ットスイッチL6とが接続されている。
上記速度設定部64には手動設定摘み64aと自動設定摘み6
4bとが設けられ、これら摘みによって回転支持体7を後
述するように手動あるいは自動でローリングさせるとき
の速度を数段階に設定することができる。上記タイマユ
ニット65には第1乃至第3のタイマ65a〜65cが設けられ
ている。第1のタイマ65aはローリング時間である第2
の駆動源34が作動する時間を設定することができ、第2
のタイマ65bは回転支持体7が所定方向に回動したとき
に、その方向の最大傾斜角度で回転支持体7を保持する
時間を設定することができる。さらに、第3のタイマ65
cは回転支持体7が傾斜状態から水平状態に戻った時の
水平状態における保持時間を設定することができるよう
になっている。
上記リモートコントローラ63に設けられた第1のスイッ
チS1と第2のスイッチS2は第1の駆動源18を作動させる
ためのもので、第1のスイッチS1をオンにすれば第1の
床部9を起立させることができ、第2のスイッチS2をオ
ンにすれば倒伏させることができる。第3のスイッチS3
と第4のスイッチS4は第2の駆動源34を作動させて手動
で回転支持体7をローリングさせるためのもので、第3
のスイッチS3をオンにすれば回転支持体7の連結軸46が
連結された一端側が上昇する方向にローリングせるさせ
ることができ、第4のスイッチS4をオンにすれば逆方向
にローリングさせることができる。第5のスイッチS5
第1の床部9が起立した状態あるいは回転支持体7が傾
斜している状態でオンにすると、第1の駆動源18あるい
は第2の駆動源34を作動させて床板体8を水平状態に復
帰させる。さらに、第6のスイッチS6は回転支持体7の
ローリングを自動で行うためのもので、このスイッチS6
をオンにすることによって上記回転支持体7は上記速度
設定部64、タイマユニット65および角度設定部66に設定
された設定値にもとずて第2の駆動源34を作動させるこ
とができる。
上記駆動部62には第1の駆動源18、第2の駆動源34、第
1乃至第4のリミットスイッチL1〜L4が接続されている
とともに、第2の駆動源34の回転数を検出する回転数検
知器67が接続されている。この回転数検知器67で検出さ
れた第2の駆動源34の回転数は上記駆動部62に入力され
る。それによって、上記駆動部62は回転支持体7の傾斜
角度を算出し、その算出値と角度設定部66で設定された
設定値とが比較され、これらの値が一致するまで上記第
2の駆動源34が駆動される。つまり、角度設定部66に設
定された設定値と、回転数検知器67で検知された回転数
とを比較することで上記回転支持体7の傾斜角度を上記
角度設定部66の設定値に応じた角度にすることができ
る。
上記第1のリミットスイッチL1と第2のリミットスイッ
チL2とは第4図に示すように上記第1の駆動源18によっ
て駆動される駆動軸19が進退するスリーブ19aに設けら
れ、上記第1の駆動源18によって軸方向に駆動される上
記駆動軸19の後退限と前進限とを検出し、その検出信号
によって上記第1の駆動源18を停止させる信号を上記駆
動部62に送出するようになっている。したがって、リモ
ートコントローラ63の第1のスイッチS1あるいは第2の
スイッチS2をオンにして第1の床部9を起立あるいは倒
伏させると、この第1の床部9が所定の角度まで起立し
た状態あるいは水平に倒伏した状態で上記第1の駆動源
18への通電が遮断されるようになっている。
上記第3乃至第6のリミットスイッチL3〜L6は第11図と
第12図とに示すように第2の駆動機構33に設けられてい
る。つまり、第2の駆動機構33はその駆動軸35が中空軸
からなり、この駆動軸35の一端部内にはナット体71が嵌
入されている。このナット体71は上記第2の駆動源34に
よって回転駆動されるねじ軸72に螺合されている。上記
駆動軸35はスリーブ73にスライド自在に挿入されてい
る。このスリーブ73は上記第2の駆動源34と一体的に設
けられた支持板74に取付けられている。
上記スリーブ73の周壁には第1の透孔75aと第2の透孔7
5bとが軸方向に所定間隔で穿設されている。第1の透孔
75aは基端側に穿設され、第2の透孔75bは先端側に穿設
されている。上記支持板74の上記第1の透孔75aに対応
する位置には上記第3のリミットスイッチL3がその検知
部76aを臨ませて設けられ、第2の透孔75bに対向する位
置には上記第4のリミットスイッチL4がその検知部76b
を臨ませて設けられている。
上記第3のリミットスイッチL3は、回転支持体7をその
幅方向一端側が下降する方向にローリングさせるため
に、上記リモートコントローラ63の第3のスイチS3をオ
ンにして駆動軸35をスリーブ73に没入する後退方向に駆
動すると、後退限でその後端によって作動させられてオ
フとなる。それによって、上記第2の駆動源34は通電が
遮断されて停止する。また、回転支持体7をその幅方向
一端側が上昇する方向にローリングさせるため、リモー
トコントローラ63の第4のスイッチS4をオンにして駆動
軸35を前進方向に駆動すると、前進限で上記第4のリミ
ットスイッチL4の検知部76bが駆動軸35の後端から外れ
てオフとなる。それによって、第2の駆動源34は通電が
遮断されて停止する。
上記駆動軸35の上記スリーブ73から突出した先端部には
アクチュエータ77が一体的に取付けられ、このアクチュ
エータ77によって上記第5のリミットスイッチL5と第6
のリミットスイッチL6とが作動させられるようになって
いる。つまり、上記第5のリミットスイッチL5と第6の
リミットスイッチL6は、第12図(a)〜(c)に示すよ
うに上記支持板74に上記アクチュエータ77の幅方向に離
間し、かつ駆動軸35の軸方向においては同じ位置に設け
られている。このアクチュエータ77の第6のリミットス
イッチL6と対応する幅方向一端側の後端角部は切欠部78
が設けられている。
第12図(a)は駆動軸35がスリーブ73から突出する方向
に駆動されて回転支持板7の幅方向一端側が上昇したと
きのアクチュエータ77と第5、第6のリミットスイッチ
L5、L6の関係を示し、その状態ではこれらリミットスイ
ッチL5、L6の検知部79a、79bがアクチュエータ77と離れ
ている。それによって、第5のリミットスイッチL5はオ
ン(常閉接点が使用されている)状態にあり、第6のリ
ミットスイッチL6はオフ(常開接点が使用されている)
状態にある。このような状態から駆動軸35が後退方向に
駆動されて回転支持板7がほぼ水平状態になると、第12
図(b)に示すように第5のリミットスイッチL5の検知
部79aだけがアクチュエータ77に接触してオフとなる。
このとき、第6のリミットスイッチL6の検知部79bの先
端はアクチュエータ77の切欠部78に対向して作動させら
れることがないから、オフ状態を維持する。
第12図(b)の状態から駆動軸35がさらに後退方向に駆
動されて回転支持板7の幅方向一端側が下降する方向に
ローリングし始めると、第12図(c)に示すように第6
のリミットスイッチL6の検知部79bもアクチュエータ77
に接触する。それによって第6のリミットスイッチL6
オンとなる。
つまり、第5、第6のリミットスイッチL5、L6によって
回転支持板7がどのような状態にあるかが検出され、そ
の検出信号が制御部61に入力される。それによって、リ
モートコントローラ63の第5のスイッチS5をオンにした
ときに、回転支持板7の状態に応じてこの回転支持板7
が水平になるよう第2の駆動源34に駆動信号が出力され
るようになっている。
このように構成されたベッド装置によれば、第1の駆動
機構17を作動させて第1の床部9を第2図に鎖線で示す
ように回動上昇させれば、床板体8上に仰臥した利用者
は上記第1の床部9によって上半身を起こすことができ
る。それによって、利用者は自力によらずに上半身を起
こして食事や読書などを楽に行うことができる。
また、第1の床部9を回動上昇させると、第3の床部11
と第4の床部12とがこれらの枢着端が上昇する状態に傾
斜する。そのため、第2の床部10上に位置する利用者の
臀部は、傾斜した第3の床部11によって前方へずれ動く
のが阻止されるから、利用者は足を踏ん張るなどのこと
をせずに上半身を起こした姿勢を楽に維持することがで
きる。
一方、第1乃至第4の床部9〜12を水平にした状態で利
用者を各床部の中央床板13上、つまり床板体8の幅方向
中央部に仰臥させて第2の駆動機構33を作動させ、回転
支持体7とともに床板体8を第3図に鎖線で示すように
幅方向に回動させる。すると、この床板体8の回動に応
じて利用者の体が横方向に傾斜させられるから、丁度寝
返りを打ったときと同じように体位を変換させることが
できる。このとき、床板体8の傾斜方向下端側となる側
方床板14はガイドシャフト31によって下降が阻止されて
上方へ屈曲するから、この屈曲した側方床板14によって
利用者は落下するのが防止される。したがって、床板体
8を左右方向に一定時間ごとに回動させれば、自力で寝
返りを打つことができない利用者が床ずれを起こすのを
防止することができる。
上記床板体8(回転支持体7)が左右方向へ回動する種
々の条件は制御装置60によって設定することができる。
つまり、速度設定部64の手動設定摘み64aと自動設定摘
み64bよって床板体8が左右方向へ回動する速度を設定
することができる。また、タイマユニット65に設けられ
た第1乃至第3のタイマ65a〜65cによってローリング時
間である第2の駆動源34が作動する時間、回転支持体7
が所定方向に回動したときに、その方向の最大傾斜角度
で回転支持体7を保持する時間および回転支持体7が傾
斜状態から水平状態に戻った時の水平状態における保持
時間を設定することができる。さらに、角度設定部66に
よって床板体8が左右方向に傾斜する最大角度を設定す
ることができる。
そして、制御装置60によって設定された種々の条件に応
じた床板体8の駆動操作は、リモートスイッチ63に設け
られた第6のスイッチS6をオンにすれば、自動で行うこ
とができる。
すなわち、患者の容態や好みあるいは種々の条件などに
よって床板体8の回動速度、各回動状態における停止時
間さらには最大傾斜角度などを制御装置6によって設定
すれば、それに応じて床板体8のローリング運転を自動
で行うことができる。
一方、ベッド装置はそのベッド本体1の側板2から連結
具3aを外すことでヘッドボード3とフットボード4とを
分解することができる。また、回転支持体7と一体的に
設けられたジョイントブラケット7aと受け部材6とを結
合した蝶ボルト6cおよび連結軸46と第2の駆動機構33の
第2のアーム43とを連結した蝶ナット48、さらにはトグ
ルクランプ48aを操作して回転支持体7および側板2と
一体的な横杆5との間に張設されたばね50とを外せば、
上記回転支持体7を床板体8とともに側板2から分離す
ることができる。
このように、ベッド本体1を複数の部分に分解すること
ができるばかりか、その分解作業も簡単であるから、ベ
ッド装置を工場から出荷する際などの運搬作業を容易に
行うことができる。
また、ベッド本体1の一対の側板2の長手方向両端部に
架設された横杆5には、それぞれ脚部材49が垂設されて
いる。そのため、ベッド装置を分解するために、側板2
からヘッドボード3とフットボード4とを取外しても、
第2の駆動機構33が取付けられた上記一対の側板2を上
記脚部材49によって安定した状態で設置できるから、そ
れによっても、分解作業や運搬作業がし易くなる。
なお、この考案は上記一実施例に限定されるものでな
く、たとえば回転支持体7とベッド本体1との間に架設
されるばね50はなくてもよく、そのような構成にすれば
回転支持体7の分解組立てを容易に行うことができる。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、ベッド本体の長手方向両
端部に受け部材を設ける一方、回転支持体の両端部に上
記受け部材に回転自在かつ分解自在に支持される支持部
を設けるようにした。
したがって、ベッド本体に対する上記回転支持体の組立
てや分解を容易に行うことができるから、たとえば工場
出荷の際などの横持ち時には分解しておき、納品時に組
立てるようにすれば、運搬が容易となるという利点を有
する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はベッド装置
の半断面平面図、第2図は同じ側面図、第3図は同じく
正面図、第4図は第1の駆動機構を説明するためのベッ
ド装置の側面図、第5図は回転支持体とともに床板体を
ベッド本体から分解した側面図、第6図はヘッドボード
とフットボードとを取外したベッド本体の側面図、第7
図は第2図のVII−VII線に沿う拡大断面図、第8図は第
7図のVIII−VIII線に沿う断面図、第9図は連結軸と回
転支持体との連結部分の側面図、第10図は制御装置の概
略的構成図、第11図は第2の駆動機構の駆動源部分の一
部断面した側面図、第12図(a)〜(c)は第2の駆動
源に設けられたアクチュエータと第5、第6のリミッチ
スイッチとの関係の説明図である。 1…ベッド本体、6…受け部材、7…回転支持体、7a…
取付軸(支持部)、7c…係合部材(支持部)、8…床板
体、9〜12…第1乃至第4の床部、13…中央床板、14…
側方床板、17…第1の駆動機構、31…ガイドシャフト
(ストッパ体)、33…第2の駆動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド本体と、このベッド本体の長手方向
    両端部にそれぞれ立設された受け部材と、上記ベッド本
    体の長手方向に沿って配設された回転支持体と、この回
    転支持体の長手方向両端部に設けられた取付軸およびこ
    の取付軸に回転自在に設けられた係合部材とを有し、こ
    の係合部材が上記受け部材に支持されかつ分解自在な結
    合手段によって結合されることで上記回転支持体を幅方
    向に回動自在に支持した支持部と、中央床板およびこの
    両側に上方向にだけ回動自在に連結された側方床板とか
    ら形成された複数の床部を上記回転支持体の長手方向に
    沿って配置してなり、各床部の中央床板が互いに回動自
    在に連結されているとともに上記ベッド本体の長手方向
    中央部分に位置する床部の中央床板が上記回転支持体に
    固定された床板体と、上記回転支持体に設けられ上記ベ
    ッド本体の長手方向一端側に位置する床部を回動上昇さ
    せる第1の駆動機構と、上記ベッド本体の幅方向両側に
    設けられ上記各床部の側方床板の下面に当接してこれら
    側方床板が上記回転支持体の回動に連動して下降するの
    を阻止するストッパ体と、上記ベッド本体に設けられ上
    記床板体を上記回転支持体を介して幅方向に回動させる
    第2の駆動機構とを具備したことを特徴とすベッド装
    置。
JP1990008134U 1990-02-01 1990-02-01 ベッド装置 Expired - Lifetime JPH0710601Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990008134U JPH0710601Y2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 ベッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990008134U JPH0710601Y2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 ベッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03101250U JPH03101250U (ja) 1991-10-22
JPH0710601Y2 true JPH0710601Y2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=31511770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990008134U Expired - Lifetime JPH0710601Y2 (ja) 1990-02-01 1990-02-01 ベッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0710601Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105286A (ja) * 1996-06-21 1998-01-13 France Bed Co Ltd ベッド装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57122813A (en) * 1981-01-24 1982-07-30 Tadashi Iura Operation apparatus of bendable bed standard
JPS6148360A (ja) * 1984-08-14 1986-03-10 フランスベッド株式会社 ベツド装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105286A (ja) * 1996-06-21 1998-01-13 France Bed Co Ltd ベッド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03101250U (ja) 1991-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3362097B2 (ja) ベッド装置
JP2987290B2 (ja) ベッド装置
US5095561A (en) Invalid bed
US4813088A (en) Person transfer arrangement
JPH0710601Y2 (ja) ベッド装置
KR20030076329A (ko) 침대 등의 앙와대의 연동승강 제어방법
JPH0669466B2 (ja) ベッド装置
JP2923412B2 (ja) ベッド装置
TWI743319B (zh) 床裝置
JPH0244225B2 (ja)
JP2001293037A (ja) 可動ベッド
JP3910873B2 (ja) 背上げ式ベッド装置
JP4204507B2 (ja) 掛布団昇降装置
JP2005304820A (ja) 寝返り支援ベッド
JP6550414B2 (ja) ベッド装置
JPH0669467B2 (ja) ベッド装置
JP3752412B2 (ja) ベッド装置
JP2000126246A (ja) 寝 台
JP2019058575A (ja) ベッド装置
JP3012779B2 (ja) ベッド装置
JP2920041B2 (ja) ベッド装置
JPH0740977B2 (ja) ベッド装置
JP3035465B2 (ja) 起床式ベッド装置
JPH0711637Y2 (ja) ベッド装置
JPH0345708Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term