JPH07105849A - シャドウマスク洗浄方法 - Google Patents

シャドウマスク洗浄方法

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Publication number
JPH07105849A
JPH07105849A JP24426993A JP24426993A JPH07105849A JP H07105849 A JPH07105849 A JP H07105849A JP 24426993 A JP24426993 A JP 24426993A JP 24426993 A JP24426993 A JP 24426993A JP H07105849 A JPH07105849 A JP H07105849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shadow mask
hot air
temperature
drying
air blow
Prior art date
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Pending
Application number
JP24426993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kawasaki
淑夫 川▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 薄肉化シャドウマスクが洗浄工程で変形する
のを防止する。 【構成】 シャドウマスク1を超音波洗浄した後、ホッ
トエアー21ブローして水切りし、その後乾燥炉で乾燥
するシャドウマスク洗浄方法において、超音波洗浄後の
シャドウマスク表面温度よりホットエアーブロー温度を
12℃以下の温度範囲で高くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャドウマスク洗浄方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスクの洗浄工程は、超音波洗
浄工程、水切りするホットエアーブロー工程、乾燥炉で
乾燥する乾燥工程からなっている。近年、シャドウマス
クの薄肉化等により、シャドウマスクが多品種になって
いる。しかし、従来は、洗浄工程の温度設定については
特に配慮されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、薄
肉化された板厚0.13mm以下のシャドウマスクは、
シャドウマスク自体が受ける急激な周辺温度の変化とシ
ャドウマスク自体の温度変化によってシャドウマスクが
変形するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、薄肉化シャドウマスクが
洗浄工程で変形するのを防止することができるシャドウ
マスク洗浄方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の方法は、シャドウマスクを超音波洗浄した後、
ホットエアーブローして水切りし、その後乾燥炉で乾燥
するシャドウマスク洗浄方法において、超音波洗浄後の
シャドウマスク表面温度よりホットエアーブロー温度を
12℃以下の温度範囲で高くしたことを特徴とする。
【0006】上記目的を達成するための第2の方法はシ
ャドウマスクを超音波洗浄した後、ホットエアーブロー
して水切りし、その後乾燥炉で乾燥するシャドウマスク
洗浄方法において、ホットエアーブロー後のシャドウマ
スク表面温度よりホットエアーブロー直後の乾燥炉温度
を12℃以下の温度範囲で高くしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】超音波洗浄工程後のシャドウマスク表面温度よ
りホットエアーブロー温度を12℃以下の温度範囲で高
くすることにより、ホットエアーブローによるシャドウ
マスクの熱変形を防止することができた。またホットエ
アーブロー工程後のシャドウマスク表面温度よりホット
エアーブロー直後の乾燥工程の温度を12℃以下の温度
範囲で高くすることにより、乾燥炉におけるシャドウマ
スク変形が防止された。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5によ
り説明する。図2乃至図5に示すように、シャドウマス
ク1はコンベアのチェーン2に吊り下げられ、図2に示
す超音波洗浄工程3、ホットエアーブロー工程4、乾燥
工程5を通って洗浄される。超音波洗浄工程3は、図3
に示すように、図示しない超音波発振器を備えた第1及
び第2洗浄槽10、11とを有し、第1洗浄槽10と第
2洗浄槽11間にはリンス手段12が配設されている。
第2洗浄槽11の後方にもリンス手段13、14が設け
られている。ホットエアーブロー工程4は、図4に示す
ように、シャドウマスク1にノズル20でホットエアー
21を吹き付けるようになっている。乾燥工程5は、図
5に示すように、乾燥炉25よりなり、乾燥炉25は3
つの第1、第2及び第3乾燥炉26、27、28とから
なっており、第2乾燥炉27は第1乾燥炉26より若干
温度が高く、また第3乾燥炉28は第2乾燥炉27より
若干温度が高くなるように設定されている。
【0009】次に作用について説明する。チェーン2に
吊り下げられたシャドウマスク1は、超音波洗浄工程3
に搬送される。まず、第1洗浄槽10に浸漬され、超音
波洗浄される。次にシャドウマスク1は第1洗浄槽10
より引き上げられ、リンス手段12でリンスされ、次の
第2洗浄槽11への異物の持込みが防止される。次に第
2洗浄槽11に浸漬されて再び超音波洗浄され、その後
第2洗浄槽11より引き上げられ、リンス手段13、1
4で仕上げリンスされ、異物が除去される。
【0010】超音波洗浄工程3で洗浄されたシャドウマ
スク1は、次にホットエアーブロー工程4に送られる。
ホットエアーブロー工程4では、ホットエアー21が吹
き付けられて水切りされ、シャドウマスク1の乾燥の手
助けをしている。
【0011】ホットエアーブロー工程4でホットエアー
ブローされたシャドウマスク1は、乾燥工程5に送ら
れ、第1、第2及び第3乾燥炉26、27、28で乾燥
される。これにより、シャドウマスク1の洗浄が完了す
る。
【0012】このように、シャドウマスク1は超音波洗
浄工程3、ホットエアーブロー工程4及び乾燥工程5に
よって洗浄されるが、実験の結果、前工程から次工程に
移る時の温度変化が急激であると、シャドウマスク1が
変形することが判った。図1は超音波洗浄工程3後のシ
ャドウマスク1の表面温度と、ホットエアーブロー工程
4におけるホットエアーブロー温度差について実験した
結果を示す。超音波洗浄工程3後のシャドウマスク表面
温度が例えば約60℃の場合、ホットエアー21の温度
を73℃以上、即ち超音波洗浄工程3後のシャドウマス
ク表面温度とホットエアーブロー温度差が13℃以上に
なると、シャドウマスク変形が発生した。そこで、本実
施例においては、超音波洗浄工程3後のシャドウマスク
表面温度よりホットエアーブロー温度を12℃以下の温
度範囲で高くした。これにより、シャドウマスク1の熱
変形を防止することができた。
【0013】またホットエアーブロー工程4後のシャド
ウマスク表面温度よりホットエアーブロー直後の乾燥工
程5の第1乾燥炉26の温度を12℃以下の温度範囲で
高くした。これにより、第1乾燥炉26におけるシャド
ウマスク変形が防止された。また第1乾燥炉26から第
2乾燥炉27、第2乾燥炉27から第3乾燥炉28に移
り、第3乾燥炉28から外部に搬送される時におけるシ
ャドウマスク変形を防止するために、乾燥炉25内にお
ける温度上昇及び下降を0.25℃/s以下にしたとこ
ろ、良好な結果が得られた。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、超音波洗浄工程後のシ
ャドウマスク表面温度よりホットエアーブロー温度を1
2℃以下の温度範囲で高くするので、ホットエアーブロ
ーによるシャドウマスクの熱変形を防止することができ
る。またホットエアーブロー工程後のシャドウマスク表
面温度よりホットエアーブロー直後の乾燥工程の温度を
12℃以下の温度範囲で高くするので、乾燥炉における
シャドウマスク変形が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる前工程後と次工程における温度差
による不良率を示す実験結果図である。
【図2】シャドウマスク洗浄工程の平面説明図である。
【図3】超音波洗浄工程の正面説明図である。
【図4】ホットエアーブロー工程の正面説明図である。
【図5】乾燥工程の正面説明図である。
【符号の説明】
1 シャドウマスク 3 超音波洗浄工程 4 ホットエアーブロー工程 5 乾燥工程

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャドウマスクを超音波洗浄した後、ホ
    ットエアーブローして水切りし、その後乾燥炉で乾燥す
    るシャドウマスク洗浄方法において、超音波洗浄後のシ
    ャドウマスク表面温度よりホットエアーブロー温度を1
    2℃以下の温度範囲で高くしたことを特徴とするシャド
    ウマスク洗浄方法。
  2. 【請求項2】 シャドウマスクを超音波洗浄した後、ホ
    ットエアーブローして水切りし、その後乾燥炉で乾燥す
    るシャドウマスク洗浄方法において、ホットエアーブロ
    ー後のシャドウマスク表面温度よりホットエアーブロー
    直後の乾燥炉温度を12℃以下の温度範囲で高くしたこ
    とを特徴とするシャドウマスク洗浄方法。
  3. 【請求項3】 乾燥炉内でのシャドウマスク温度上昇を
    0.25℃/s以下にしたことを特徴とする請求項2記
    載のシャドウマスク洗浄方法。
JP24426993A 1993-09-30 1993-09-30 シャドウマスク洗浄方法 Pending JPH07105849A (ja)

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JP24426993A JPH07105849A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 シャドウマスク洗浄方法

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JPH07105849A true JPH07105849A (ja) 1995-04-21

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