JPH07104918A - 手書きデータ保存方法 - Google Patents

手書きデータ保存方法

Info

Publication number
JPH07104918A
JPH07104918A JP27005893A JP27005893A JPH07104918A JP H07104918 A JPH07104918 A JP H07104918A JP 27005893 A JP27005893 A JP 27005893A JP 27005893 A JP27005893 A JP 27005893A JP H07104918 A JPH07104918 A JP H07104918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
pen
writing
ink data
coordinate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27005893A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Senda
聡明 仙田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacom Co Ltd filed Critical Wacom Co Ltd
Priority to JP27005893A priority Critical patent/JPH07104918A/ja
Publication of JPH07104918A publication Critical patent/JPH07104918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペン入力式情報処理装置で、電子ペンによる
書入れ動作に対する表示領域での表示動作の追従性を向
上する。 【構成】 ファイル保存モードに設定された状態にあっ
て、電子ペン2で書入れ領域7に書かれた手書き情報51
を、その座標情報(X座標およびY座標など)を検出し
ながら表示画面6に表示すると共にインクデータファイ
ル42に書き込んで保存する手書きデータ保存方法であ
り、例えば3000個程度の座標データを格納するため
の配列41を用意し、電子ペンによる書入れ中においては
用意した配列に座標データを一時的に格納し、電子ペン
が書入れ領域から離れた瞬間のタイミングで前記配列に
格納された座標データをインクデータファイル42に転送
して、このインクデータファイルに手書きデータを保存
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手書きデータ保存方法に
関し、特に、例えば筆記通訳支援システム等で利用され
る筆記装置での手書きデータ保存方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置付き座標検出装置とコン
ピュータ本体とペン型入力装置(以下電子ペンという)
を含む手書き入力式の情報処理装置が知られている。こ
の装置では、座標検出装置の入力面の領域に、電子ペン
を用いて手書き操作で文字や文字列、図形等(以下、文
字等という)を書き入れると、これらの座標情報を取り
込み、コンピュータ本体内の記憶装置に保存する。前述
の座標検出装置の入力面の領域は、同時に、表示装置の
表示画面の領域となっており、入力面に書き入れられた
前記内容は、手書き情報入力操作としての書入れと同時
に表示画面に表示される。従って、あたかもノートに文
字等を書くごとく、表示装置の画面に、書いた文字等が
表示され、同時に、書かれた文字等のデータは入力情報
としてコンピュータ本体の記憶装置に保存される。コン
ピュータ本体内で手書き文字等のデータはインクデータ
の形式で扱われている。このインクデータは、適当なバ
イト数を有するものであって、座標検出装置で得られた
XとYの座標データ、およびその他必要な各種データを
含むデータである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の手書き入力式の
情報処理装置の一例として、本発明者が先に提案した筆
記装置が存在する(特願平5−164128号、平成5
年6月8日出願)。この筆記装置は望ましくは要約筆記
システムに利用されるもので、さらにこの要約筆記シス
テムは、例えば、講演会において聴覚障害を有する聴講
者に対し講演内容を文字や図形等を利用して視覚的に提
示し、もって講演内容をリアルタイムに伝えるためのシ
ステムである。要約筆記システムは一般的に筆記通訳支
援システムとして知られている。
【0004】一般的に手書き入力式の情報処理装置で
は、ファイル保存モードである場合に、電子ペンで入力
された座標情報を座標検出装置で検出しながら、LCD
等の表示装置に表示すると共にインクデータファイルに
書き込んで保存するという構成を採用しているので、電
子ペンによる書入れ領域への書入れ動作に対する、表示
領域での表示動作の追従性が問題になる。一般的に追従
性は格段に悪くなる。
【0005】本発明の目的は、電子ペンによる書入れ動
作に対する表示領域での表示動作の追従性を向上するこ
とができる手書きデータ保存方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファイル保存
モードに設定された状態にあって、電子ペン等のペン型
入力手段で書入れ領域に書かれた手書き情報を、その座
標情報(X座標およびY座標など)を検出しながら表示
領域に表示すると共にインクデータファイルに書き込ん
で保存する手書きデータ保存方法であり、さらに、この
保存方法において、例えば3000個程度の座標データ
(X座標およびY座標のデータ)を格納することができ
る所要の大きさを有する配列を記憶手段に用意し、ペン
型入力手段による書入れ中(ペンダウンの状態)におい
ては用意した配列に座標データを一時的に格納し、ペン
型入力手段が書入れ領域から離れた瞬間(ペンアップの
状態)のタイミングで前記配列に格納された座標データ
をインクデータファイルに転送して、このインクデータ
ファイルに手書きデータを保存する。
【0007】
【作用】本発明では、手書き入力式の情報処理装置にお
いて、ファイル保存モードにあって、電子ペンで書入れ
領域に書かれた手書き情報を、その座標情報を検出しな
がら表示画面に表示すると共にインクデータファイルに
書き込んで保存する場合に、書入れと同時に表示画面へ
の表示を行うが、インクデータファイルへの書込みにつ
いては即座に行わず、電子ペンによる書入れ最中は別途
に用意した所要の大きさの配列に書入れ内容を一時的に
格納する。この書入れ内容は、X座標およびY座標、さ
らにその他の各種スイッチ情報である。そして、電子ペ
ンが書入れ領域の面から離れた瞬間の状態をコンピュー
タ本体側で検出し、この離れたタイミングで、配列に格
納された手書き内容をインクデータファイルに転送し、
このファイルに保存するようにした。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の好適実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0009】本発明が適用される手書き入力式の情報処
理装置の一例を図1および図2に参照して説明する。
【0010】1は、手書き入力式の情報処理装置である
ペンコンピュータユニットを示す。ペンコンピュータユ
ニット1は、筆記具としての電子ペン(ペン型位置指示
器)2と、手書きの文字や図形等を書き入れるための筆
記機能と書き入れた文字等を表示する表示機能を有する
表示装置付き座標検出装置3と、制御機能およびデータ
処理・データ格納の各機能を有するコンピュータ本体4
と、キーボード5とを含む。
【0011】コンピュータ本体4は、通信手段を付設す
ることにより、他のペンコンピュータユニットのコンピ
ュータ本体との間で当該通信手段を介して相互に信号お
よびデータの授受を行うように構成することもできる。
通信手段としてはRS232C、モデム、ISDN、L
AN等が使用される。
【0012】表示装置付き座標検出装置3は、それぞれ
幅薄の筐体の表示装置と座標検出装置を積層して形成さ
れ、表示装置に設けられた表示領域6と、座標検出装置
に設けられた書入れ領域7を有する。また表示装置付き
座標検出装置3は、複数の操作指示部(図2参照)を備
えている。表示領域6と書入れ領域7は共通の領域とし
て構成され、当該書入れ領域7には電子ペン2を用いて
例えば文字や図形を手書きで書き入れることができ、手
書き文字等を書入れ領域7に書き入れると、同時に表示
領域6としての当該領域に手書き文字等が表示される。
この手書き文字に関するコンピュータ本体4の内部にお
けるデータ処理ではインクデータが用いられる。
【0013】この書入れ領域7での書入れおよび表示領
域6での表示では、さらに、図形描画コマンドによる図
形を扱うことができる。またキーボード5によってテキ
ストデータによる文字または文字列(各種の記号も含
む)をコンピュータ本体4に入力することができ、入力
されたテキストデータは記憶部に格納されると共に、必
要に応じて表示領域6に表示される。図形描画コマンド
による図形データやテキストデータは、手書き文字等の
インクデータと同等に扱われ、手書き文字等と混在され
た状態で扱われる。
【0014】図2は、表示装置付き座標検出装置3に設
けられた表示領域6、書入れ領域7、操作指示領域10
を示している。以下に各領域の機能について説明する。
【0015】前述の通り表示領域6と書入れ領域7は共
通領域として設定され、スペース的に表示領域6と書入
れ領域7は兼用される。ここでは、書入れ領域7を中心
に説明する。本実施例の書入れ領域7には横向きの破線
状の罫線25が例えば6本描かれており、これによって
7行分の横方向書入れ欄26が設定されている。この1
行分(これが単位区画となる)は、上方向シフトの操作
を行う際に表示内容が変化する単位であって、必ずしも
書入れの文字の大きさを定めるものではない。隣合う2
本の罫線25によって1行分の書入れ欄が設定される。
【0016】書入れ領域7はあたかもノートの1ページ
分の紙面のごときものであり、書入れを行う作業者が電
子ペン2を用いて書入れ領域7の任意箇所に文字(図形
も可能)を書き入れると、書かれた文字がそのままの状
態で書入れ領域7に残存することになる。このことをさ
らに詳しく説明すると、電子ペン2を用いて書入れ領域
7の任意の箇所で文字を書き入れると、座標検出装置が
電子ペン2で指定された座標(文字等を形成する各部分
の多数のX,Yの座標)を検出して読み込み、コンピュ
ータ本体4に送る。コンピュータ本体4は、座標検出装
置から供給された手書き文字等に関する座標データに基
づいて画像表示のためのデータを作成し、この画像デー
タを表示装置に供給し、当該表示装置の表示領域6に手
書き文字等を表示する。こうして書入れ領域7に対して
電子ペン2を用いてあたかもノートに書くごとく文字等
を書き入れることができる。
【0017】なお上記動作において、コンピュータ本体
4は、電子ペン2で書き入れられた手書き文字等に関す
る座標データを、後述するような方法で、インクデータ
ファイルに保存する。
【0018】書入れ領域7と表示領域6とは共通領域と
して設定され、書入れ領域7と表示領域6は1対1の対
応関係にあり、前記横方向書入れ欄26に対応して横方
向表示欄が設定される。従って、書入れ領域7の或る書
入れ欄に書かれた内容は、対応する表示領域6の表示欄
に表示される。なお、或る横方向書入れ欄から他の横方
向書入れ欄にまたがる手書き内容に関しても、同様にし
て表示領域6に表示することができる。
【0019】次に、操作指示領域10の各操作指示部に
ついて説明する。各操作指示部では電子ペン2でクリッ
ク(押圧)することにより指示が行われる。
【0020】11は太字選択指示部、12は中字選択指
示部、13は細字選択指示部であり、これらの操作指示
部11〜13によって書入れ領域7に書き入れる文字の
太さを望ましい太さ(3種類のうちいずれか)に選択で
きる。14は消ゴムの機能を有する操作指示部である。
この操作指示部14を電子ペン2でクリックすると、電
子ペン2の先端部を用いて表示領域6に表示された手書
き文字について部分的に消すことができる。15はクリ
アの操作指示部であり、これによって表示領域6の表示
内容に関し全部を消すことができる。また操作指示部1
5の裏操作として保存文書の読出し機能を中止する中止
指示が設定されている。ここで「裏操作」とは、現在実
行している機能と併せて隠れた状態で設けられた操作指
示可能な操作である。16は保存のための操作指示部で
あり、この操作指示部と後述するカット編集のための操
作指示部群19の組合せによって表示領域6における表
示内容を部分的に保存することができる。ここで「部分
的に保存する」とは手書き情報の一部を格納することを
いう。操作指示部16の裏操作として保存モードを解除
する解除操作が設定されている。17は接続指示または
接続切断指示(裏操作として)の機能を有する操作指示
部である。操作指示部17によれば、通常の書入れ作業
で、例えば接続状態に保持されて2台のペンコンピュー
タユニットが通信手段で相互に通信を行って共通の表示
内容等が表示領域に表示されている状態にあるとき、例
えばペンコンピュータユニット1で書入れ作業中に他の
ペンコンピュータユニットで新しいカット編集を行う必
要が生じたときには、裏操作の切断操作で両者の通信状
態を切断して、当該カット編集を行うことができる。カ
ット編集が終了した後には、操作指示部17で接続操作
を行って通信可能状態に戻す。18は表示装置付き座標
検出装置の動作を終了させるための操作指示部である。
【0021】また22は文章を保存する保存領域を指定
するための操作指示部であり、2つの保存領域に対応す
る保存領域指示部B1,B2を備えている。操作指示部
22は、保存の操作指示部16と組み合せて使用され
る。すなわち保存の操作指示部16と保存領域指示部B
1,B2のいずれかを操作すると、例えば表示領域に記
載されたすべての内容が指定された保存領域に保存され
る。また保存領域指示部B1,B2のそれぞれには手書
き文字のデータばかりではなく、テキストデータによる
文章も保存される。保存領域指示部B1,B2の各欄の
表記状態において、B1,B2のそれぞれの下に線が存
在するときには手書き文字のデータが保存され、上に線
が存在するときにはテキストデータが保存され、上下に
線が存在するときには手書き文字のデータとテキストデ
ータが混在して保存されていることを意味する。
【0022】19はカット編集を行うための操作指示部
群で、この実施例では例えば10個の操作指示部が設け
られ、それぞれには1〜10の番号が割り当てられる。
これらの操作指示部のそれぞれは、同時に、カットされ
た内容を表示する部分でもある。このカット編集は、特
定内容を書入れ領域7に対して手書きで書き入れている
最中に、表示領域6に表示された手書き文字等に関して
例えば頻繁に使用される用語等があるときに、これを表
示領域6から切出し相似性を保持した状態でそのまま操
作指示部群19のいずれかの操作指示部の欄に格納する
と共に、当該操作指示部の欄にカット内容を表示させる
機能である。ここで「欄に格納する」とは、実際は、コ
ンピュータ本体の記憶装置に書き込まれ、その欄を指示
することにより書き込まれた内容を呼び出すことができ
ることを便宜的に表現したものである。図2に示される
ように、操作指示部群19において、カット編集を行う
前の操作指示部では予め割り当てられた番号が表示さ
れ、カット編集が行われた操作指示部ではカットされた
手書き文字、図形等が相似形で縮小された状態で表示さ
れている。このようなカット編集によって操作指示部群
19のいずれかの箇所に格納された手書き文字等は、容
易に表示領域6に呼出し、表記することができる。
【0023】なお、通信手段で接続されたペンコンピュ
ータユニット1と他のペンコンピュータユニットのそれ
ぞれに「正」の役割または「副」の役割を割り当てるこ
とも可能である。これらの正副の各役割は、ペンコンピ
ュータユニットを使用する者の意思に基づき操作指示部
20を操作することにより正または副の役割を選択して
設定される。正の役割を有するペンコンピュータユニッ
トは優先的地位を有する主装置として作動し、副の役割
を有するペンコンピュータユニットは補助的装置として
作動する。
【0024】また操作指令部21はシフト指示部であ
り、例えば7行分の横方向書入れ欄26に対応する表示
欄を1行分づつ上方にシフトさせる手段として用いられ
る。このシフト指示部21の操作指示によって表示領域
6に表示された手書きの文字および図形等は、単位区画
に相当する1行分ずつ上方にシフトされる。
【0025】次に、図3を参照してコンピュータ本体4
の内部構造について説明する。
【0026】座標検出装置7Aの書入れ領域7で書き入
れられた手書き文字については、XおよびYの座標デー
タに基づいてインクデータ生成部31で手書き文字等に
対応するインクデータが生成される。インクデータ生成
部31はインクデータ生成プログラムを備える。
【0027】また座標検出装置7Aでは、その他に、図
形描画の表示に関する内容およびテキストデータの表示
に関する内容を入力することが可能である。本実施例の
構成では、図形描画の表示に関する構成、テキストデー
タの表示に関する構成も併せて示している。図形描画の
表示に関する内容に基づいて図形描画コマンド生成部3
2は対応する図形描画コマンドを生成し、またテキスト
データの表示に関する内容に基づいてテキストデータ生
成部33は対応するテキストデータを生成する。図形描
画コマンド生成部32は図形描画コマンド生成プログラ
ムを備え、テキストデータ生成部33はテキストデータ
生成プログラムを備える。またキーボード5で文字や文
章を入力することにより、これに対応してテキストデー
タ生成部33がテキストデータを生成する。
【0028】各生成部31,32,33で生成されたデ
ータは、例えば同じ大きさのバイト数(例えば4バイ
ト)を有し、共通の制御信号を備えている。
【0029】各生成部で生成されたデータは、インクデ
ータ・図形描画コマンド・テキストデータ混合部(以下
混合部という)34に入力される。この混合部34にお
いて3種類のデータによる表示内容は、表示装置6Aの
表示領域6における表示位置関係を保持した状態で混合
され、かつ混合されて形成されたデータ群では入力順序
を保持する配列構造を有している。ただし、インクデー
タ、図形描画コマンド、テキストデータはそれぞれ独立
しており、単独でまたは任意の組合せの混合状態で処理
または表示が行われる。混合部34にて混合されるイン
クデータ、図形描画コマンド、テキストデータは、分解
部35でそれぞれ別々に分解された状態で記憶部36に
格納され得る。従って記憶部36の格納状態ではそれぞ
れ分解状態にある。
【0030】また表示装置6Aの表示領域6に表示する
ときには、混合部34におけるデータをグラフィックデ
ータ生成部37でグラフィックデータに変換し、そのデ
ータを画像メモリ(ビデオRAM)38に転送し、ここ
に一時的に格納すると共に、その後表示装置6Aに転送
して表示を行う。またグラフィックデータ生成部37で
生成されたグラフィックデータは記憶部39に保持され
る。混合部34におけるデータは、いずれかの単独デー
タであっても、それらの任意の混合データであってもか
まわない。
【0031】本発明に係る手書きデータ保存方法に関係
する構成部分をさらに詳しく示すと図4のごとくなる。
図4に示した構成は、手書き文字等を書入れ領域7に書
き入れた場合において、手書き文字等に関する手書きデ
ータすなわちインクデータの生成、このインクデータに
基づく表示領域6での表示、インクデータのインクデー
タファイルへの保存等の処理を行うための構成である。
図4では、図3に示した混合部34と分解部35の図示
を省略している。
【0032】上述の通り、手書き文字等の書入れの操作
は、座標検出装置7Aの書入れ領域7の面に電子ペン2
で直接に接触させること(この動作をペンダウンとい
う)により行われ、ペンダウン時の入力座標を適当なタ
イミングで検出し、前記インクデータ生成部31が位置
を表わすX,Yの座標データを含むインクデータを生成
する。生成されたインクデータは、上述のごとくグラフ
ィックデータ生成部37、画像メモリ38を経て表示装
置6Aの表示領域6に表示される。またインクデータ生
成部31で生成されたインクデータは、記憶手段に用意
された配列41に一時的に格納された後、記憶部36の
内部のインクデータファイル42に保存される。配列4
1へのインクデータの一時的格納、配列41に格納され
たインクデータのインクデータファイル42への転送・
保存のタイミングは、座標検出装置7Aにおける電子ペ
ン2のペンダウン(電子ペン2が書入れ領域7の面に接
触すること)、ペンアップ(電子ペン2が書入れ領域7
の面から離れること)を検出するペンダウン・ペンアッ
プ検出部43の出力信号に基づいて設定される。
【0033】次に、本発明に係る手書きデータ保存方法
を詳述する。
【0034】電子ペン2を用いて操作指示部16をクリ
ックしてファイル保存モードに設定し、これによってフ
ァイルの保存を行える状態にする。使用者は、さらに、
電子ペン2を用いて書入れ領域7に例えば図2に示す文
字「あ」51を書き入れるものとする。この手書き文字
「あ」を、図5に拡大して示す。
【0035】手書き文字「あ」を書き入れる場合、図5
に示すように、「あ」は3つの部分51a,51b,5
1cからなり、これらは51a,51b,51cの順で
書かれる。電子ペン2で文字「あ」を書入れ領域7に書
き入れるとき、例えば、部分51aでは、点aでペンダ
ウンし、電子ペン2が書入れ領域7の面に接触しながら
点dまで移動し、ここでペンアップして、次の部分51
bの点eに移ってペンダウンするように動作する。部分
51aでは一例として点a,b,c,dのそれぞれで座
標データが座標検出装置7Aによって取り込まれ、これ
らに対応するインクデータがインクデータ生成部31で
生成される。点a〜dのインクデータに基づいて、表示
装置6Aの表示領域6に部分51aの線が表示される。
この表示は、電子ペン2による書入れ領域と同時に行わ
れる。また、インクデータ生成部31で生成された点a
〜dのインクデータは、配列41に格納される。点a〜
dのインクデータの格納はペンダウン・ペンアップ検出
部43がペンダウンを検出している間に行われる。イン
クデータは、X座標値 (xi)とY座標値 (yi)と各種ス
イッチ情報 (swi)が含まれている。
【0036】上記の配列41は、例えば3000個程度
の座標データを格納できる大きさを有することが望まし
い。図6は配列41の先頭部の状態を示し、この図では
X座標の配列qx
〔0〕〜qx〔4〕、Y座標の配列q
〔0〕〜qy〔4〕、スイッチ情報の配列qsw
〔0〕〜qsw〔4〕が示される。なお、図6におい
て、sw0〜sw4は同一の情報である。
【0037】ペンダウンの状態で電子ペン2が点dまで
移動して、点dで電子ペン2がペンアップすると、この
状態がペンダウン・ペンアップ検出部43で検出され
る。そうすると、その瞬間に配列41から、格納されて
いたインクデータがインクデータファイル42に転送さ
れ、インクデータはインクデータファイル42に保存さ
れる。図7はインクデータファイル42の先頭部分の状
態を示す。なお各インクデータは、X座標値とY座標値
とスイッチ情報の他、ポート情報P0と保存ファイル情
報r0を含んでいる。ポート情報は、図1に示すペンコ
ンピュータユニット1が他のペンコンピュータユニット
と通信を行う場合に、自分側のインクデータか相手側の
インクデータかを識別するための情報である。また保存
ファイル情報は、インクデータが、保存されているデー
タか書込み中のデータかを識別するための情報である。
【0038】点dでペンアップされた電子ペン2は、部
分51bの点eでペンダウンし、部分51bに関しても
書入れが行われると、部分51aの場合と同様に上記の
処理が行われ、部分51bを形成する複数の点のインク
データを配列41に一時的に格納し、部分51bにおけ
るペンアップの瞬間に配列41に格納したインクデータ
をインクデータファイル42に転送し、保存する。
【0039】上記のように、ファイル保存モードにおい
て、手書き文字等を書き入れると、生成されたインクデ
ータは即座にインクデータファイル42に保存せず、ペ
ンダウン状態が保持される間一時的に配列41に格納さ
れるため、手書き文字等の表示を円滑にかつ良好な追従
性をもって行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、手書きデータのファイル保存において、所定容量
の配列を記憶部に用意し、ペンダウン中は手書きデータ
を配列に一時的に格納し、ペンアップのタイミングで配
列中に格納した手書きデータをインクデータファイルに
転送して保存するようにしたため、表示を良好な追従性
をもって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手書き入力式の情報処理装置の構成を示す構成
図である。
【図2】表示装置付き座標検出装置の入力面を示す正面
図である。
【図3】コンピュータ本体の内部構造を示すブロック図
である。
【図4】コンピュータ本体の内部構造の要部を示すブロ
ック図である。
【図5】手書き文字の一例を拡大して示した図である。
【図6】配列におけるデータ格納状態を示す図である。
【図7】インクデータファイルにおけるデータ保存状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 ペンコンピュータユニット 2 電子ペン 3 表示装置付き座標検出装置 4 コンピュータ本体 5 キーボード 6 表示領域 7 書入れ領域 41 配列 42 インクデータファイル 43 ペンダウン・ペンアップ検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル保存モードにあって、ペン型入
    力手段で書入れ領域に書かれた手書き情報を、その座標
    情報を検出しながら表示画面に表示すると共にインクデ
    ータファイルに書き込んで保存する手書きデータ保存方
    法において、配列を用意し、前記ペン型入力手段による
    書入れ中では前記配列に前記座標情報を一時的に格納
    し、前記ペン型入力手段が前記書入れ領域から離れた瞬
    間に前記配列に格納された前記座標情報を前記インクデ
    ータファイルに転送して保存することを特徴とする手書
    きデータ保存方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手書きデータ保存方法に
    おいて、前記配列は、前記手書き情報の座標データを格
    納できる所要の大きさを有することを特徴とする手書き
    データ保存方法。
JP27005893A 1993-10-02 1993-10-02 手書きデータ保存方法 Pending JPH07104918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27005893A JPH07104918A (ja) 1993-10-02 1993-10-02 手書きデータ保存方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27005893A JPH07104918A (ja) 1993-10-02 1993-10-02 手書きデータ保存方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07104918A true JPH07104918A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17480939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27005893A Pending JPH07104918A (ja) 1993-10-02 1993-10-02 手書きデータ保存方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07104918A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127702A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Ricoh Co Ltd 表示装置、表示方法、プログラム
JP2014071539A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Sharp Corp 画像データ編集装置、および画像データ編集方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127702A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Ricoh Co Ltd 表示装置、表示方法、プログラム
JP2014071539A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Sharp Corp 画像データ編集装置、および画像データ編集方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6507342B1 (en) Information processing apparatus
US5455906A (en) Electronic board system
EP0180902B1 (en) Image display apparatus
US7170503B2 (en) Layer editing method and apparatus in a pen computing system
JPH07104918A (ja) 手書きデータ保存方法
JPH0338620B2 (ja)
JP4066566B2 (ja) 電子ノート
JPS5935277A (ja) 手書文字図形のリアルタイム認識による制御方法
JPH1166333A (ja) 情報処理装置および方法
JPS61267128A (ja) 表示消去方式
JPH06175776A (ja) プレゼンテーション装置
JPH07104917A (ja) 手書きカット保存方法、および手書きカット保存・呼出しのためのインクデータファイル構造
JPH11143605A (ja) 携帯端末
JP4480378B2 (ja) 文字入力支援モジュール
JPS5933578A (ja) 手書き図形情報の表示方式
JPH06131107A (ja) ペン入力操作方法および情報処理装置
JPH0525115B2 (ja)
JP2595399B2 (ja) 文書処理方法
JPS60150167A (ja) 文字入力装置
JPH08314635A (ja) 小型電子機器
JPS6083122A (ja) 文字処理装置
JPH0616256B2 (ja) 手書き図形情報の表示方式
JPH01277921A (ja) 書画情報入力装置
JPS63257056A (ja) 画像処理装置
JPH0883276A (ja) 文書処理装置及び処理方法