JPH07104764B2 - 統合文書印刷システム - Google Patents

統合文書印刷システム

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JPH07104764B2
JPH07104764B2 JP61140128A JP14012886A JPH07104764B2 JP H07104764 B2 JPH07104764 B2 JP H07104764B2 JP 61140128 A JP61140128 A JP 61140128A JP 14012886 A JP14012886 A JP 14012886A JP H07104764 B2 JPH07104764 B2 JP H07104764B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワードプロセッサ等の文書編集印刷処理システ
ムに係り、特にテキスト,図形やグラフ等が混在した統
合文書の印刷に好適な印刷システムに関する。
〔従来の技術〕
従来のワードプロセッサは第3図に示すように編集処理
と印刷処理が一体となってパッケージ化されているプロ
グラムが多かった。例えば、第3図の150のテキスト編
集プログラムでは、編集処理によって生成されたテキス
トデータ151を、同じプログラムの印刷処理が印刷す
る。プログラム150では、図形編集プログラム152で編集
した図形データ152は印刷不可能である。また逆にテキ
ストデータ151は、図形編集プログラム152では印刷でき
ない。
最近、文章や図形等を統合化した文書の編集及び印刷に
対する要求が高まりつつあり、テキスト編集プログラム
で図形やグラフ機能を持たせ、世の中の要求に応えよう
としているものもあるが、その機能は専用の図形やグラ
フのパッケージから比べると著しく見劣りする。
テキスト,図形,グラフ等の専用パッケージの豊富な機
能を用いて各々のデータを編集し、そのデータを同一用
紙上に任意のレイアウトで効率よく印刷できる安価な統
合文書処理システムが必要とされているが、従来のワー
ドプロセッサの処理プログラムは、統合文書の編集印刷
を考慮した構成にはなっていなかった。
特開昭57-157343号公報では1頁を論理領域に分割して
1頁内に複数の出力内容を打出し得るようにすると言う
技術を開示している。しかしながらこの技術は単に頁の
イメージを領域内に印字するというものであり、統合文
書の概念は含まれておらず、用紙の節約を目的としたも
のであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来技術は編集機能の高度化に大きく貢献しているが、
当然の結果としてプログラムは複雑となりそのサイズも
増大している。また編集データの構造も複雑なものとな
っている。テキストや図形等の編集プログラムが個々に
機能の高度化を目指して改良を進められていった結果、
現在ではそれらの個々の編集プログラムを融合して、統
合文書の編集印刷が可能なプログラムを作成することは
プログラムの複雑さや容量、データ構造の面から極めて
困難なことである。
本発明の目的は、従来の個々の編集プログラム(テキス
トや図形等)で編集されたデータをそのまま利用し、各
編集プログラムの編集結果を同一紙面上に、与えられた
レイアウトに基づき、効率よく印刷できる統合文書印刷
システムを実現することにある。本発明の他の目的は豊
富な編集機能を持つ従来のプログラムをほとんど変更し
ないで利用でき得るシステム構造を持つ印刷システムを
構築することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の特徴とするところ
は、テキスト、図形、グラフなどの各編集手段により編
集された各々の編集データと基に、各々の編集データを
用紙上に統合して文書印刷する統合文書印刷システムに
おいて、前記各編集手段により編集された各々の編集デ
ータに対し、当該各々の編集データの印刷される前記用
紙上の印刷位置、および前記各々の編集データの印刷す
る順序に関する印刷情報を予め記憶する情報保持手段
と、前記各々の編集手段に対応し、当該各々の編集手段
からの編集データを入力し、前記情報記憶手段に予め記
憶した前記印刷位置に関する情報を参照して、前記用紙
上の印刷位置に関する情報を含み、当該編集データから
印刷用のドットイメージの生成を指示するに必要な描画
コマンドを生成して出力する複数のコマンド生成手段
と、前記情報保持手段の記憶内容を入力し、前記印刷順
序に関する情報に基づいて対応する前記コマンド生成手
段を順次起動する印刷管理手段と、当該印刷管理手段に
よって順次起動される前記複数の各コマンド生成手段か
らの前記描画コマンドを順次入力し、当該描画コマンド
に基づいて前記用紙上の対応する所定位置に印刷用のド
ットイメージを順次生成する印刷制御手段とを具備した
ことにある。
また、本発明の好適な実施態様によれば、文書印刷時に
オペレータに印刷条件を問い合わせ、該印刷条件や印刷
対象文書に関する印刷情報を生成する印刷条件設定手段
をさらに有し、該印刷条件設定手段は、前記印刷管理手
段の処理とは独立に前記印刷情報を生成すると共に、前
記印刷情報は前記印刷管理手段と前記印刷条件設定手段
の両者がアクセス可能な格納手段に格納される。
更に、本発明は、少なくとも印刷装置と中央処理装置と
記憶手段とからなる印刷システムであって、複数種の編
集プログラムにより編集された編集データに基づき、前
記印刷装置で用紙上に統合文書を印刷するための統合文
書印刷制御方法において、前記記憶手段は前記複数種の
各編集プログラムにより編集された各々の編集データに
対し、当該各々の編集データの印刷される前記用紙上の
印刷位置、および前記各々の編集データの印刷する順序
に関する印刷情報を予め記憶保持する情報保持領域を有
し、前記中央処理装置は、前記各々の編集プログラムに
対応し、当該各々の編集プログラムからの編集データを
入力し、前記情報保持領域に予め記憶した前記印刷位置
に関する情報を参照して、前記用紙上の印刷位置に関す
る情報を含み、当該編集データから印刷用のドットイメ
ージの生成を指示するに必要な描画コマンドを生成して
出力する複数の印刷プログラムと、前記情報保持領域の
記憶内容を入力し、前記印刷順序に関する情報に基づい
て対応する前記印刷プログラムを順次起動する印刷管理
プログラムと、当該印刷管理プログラムによって順次起
動される前記複数の各印刷プログラムからの前記描画コ
マンドを順次入力し、当該描画コマンドに基づいて前記
用紙上の対応する所定位置に印刷用のドットイメージを
順次生成する印刷制御プログラムとを実行することを特
徴とする。
〔作用〕
印刷管理プログラムは、文書管理データより用紙のレイ
アウト情報を得る。レイアウトは矩形領域の集合として
与えられており、矩形領域に1つの編集データが対応す
る。印刷管理プログラムは編集データに対応する印刷プ
ログラムを起動し、印刷プログラムは編集データより描
画(印刷)コマンドを生成する。描画コマンドは印刷イ
メージをメモリ上に展開するOS中の印刷制御プログラム
が提供するコマンドである。
印刷管理プログラムは全ての矩形領域に対応する編集デ
ータを、各々の印刷プログラムを起動することにより印
刷イメージに展開した後、ワイヤドットプリンタやレー
ザビームプリンタに出力する。
印刷プログラムは各々の編集データから描画コマンドを
生成するだけであるから、その規模はごく小さなものに
なる。同時に2つ以上の印刷プログラムは動作する必要
がないので、プログラムを実行する時にハードディスク
からメモリにロールインしてやれば、メモリのプログラ
ムエリアも大きくはならない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第2図は、本発明を実施するためのハードウエア構成の
一例である。100と110はマイクロプロセッサである。10
0は文書の編集と印刷に携わるマイクロプロセッサであ
り以下メインCPUと呼ぶ。110は、メインCPUの指示に基
ずき、グラフィックメモリ111に文字や直線などを展開
するプロセッサであり、以下サブCPUと呼ぶ。展開され
た結果は、CRT112に表示される。メインCPUとサブCPUは
シェアドメモリ107を介して通信する。サブCPUが実行す
べきプログラムはシェアドメモリ107に格納されてい
る。メインCPU100の実行すべきプログラムは常にメイン
メモリ105に格納されている常駐プログラムと、通常
は、ハードディスク101に格納されており、必要に応じ
てメインメモリ105にロールインされたり、メインメモ
リ105からハードディスク101にロールアウトされる非常
駐プログラムが有る。108は印刷やCPTの表示に使用する
文字のフォントを格納するCGROMであり、メインCPU100
とサブCPU110の両方からアクセスすることが出来る。10
2はフロッピディスクであり、ユーザ各自の文書や、操
作環境が格納されている。編集や印刷などの指示、文書
の入力操作は、キーボード109及びマウス113を介して行
われる。103と104はプリンタであり、第2図では、低速
で安価なワイヤドットプリンタ103と高速なレーザビー
ムプリンタ(以下LBTと略す。)104の2種類のプリンタ
をサポートするシステムの例を示している。106はIPL
(イニシャルプログラムローダ)用ROMである。
第1図は、本発明の一実施例である印刷処理システムの
ソフトウェア構成を示している。201と202は、テキス
ト,図形,グラフなど各アプリケーションに依存する印
刷プログラム群である。図では2つしか示されていない
が、テキスト,図形,グラフ,表,英文,囲み記事,イ
メージなどの様々なアプリケーションに対応する印刷プ
ログラムが考えられる。これら印刷プログラムは、対応
する編集プログラムのデータから、後で説明するOS(オ
ペレーティングシステム)が用意する印刷用コマンドを
発生する。203は印刷管理プログラムであり、印刷プロ
グラムの実行順序等を制御する。204は印刷条件特定プ
ログラムであり、印刷条件を入力して後、印刷管理プロ
グラム203を機動する。以上の201〜204の各プログラム
は各々独立したタスクとしてOS205で制御される。OS205
は基本的なタスク制御や入出力制御などを行うカーネル
部207と上述した印刷用コマンドからドットイメージを
発生させるなどの印刷処理特有の機能を実現する印刷制
御プログラム206に別れる。印刷制御プログラム206は、
プログラム201〜204に対して高速な印刷処理機能を提供
する。印刷プログラム201〜202は、それぞれ編集プログ
ラムのデータからテキスト列描画、直線描画、円描画な
どの描画コマンドを発生する。該コマンドにより、印刷
制御プログラムは所望の印刷用バッファに印刷用ドット
イメージを展開する。208はワイヤドットプリンタドラ
イバであり、209はLBPドライバである。これらは各々ワ
イヤドットプリンタ103、LBP104を制御する。LBP104
は、実際の印字を行うLBPエンジン211と、LBPエンジン2
11を制御し、ワードプロセッサ200と通信を行い、ワー
ドプロセッサ200から転送された印刷データを、LBPエン
ジン211が印字できる形に変換するコントローラ部210か
らなる。
先にも述べたが、第1図は本発明に関わる印刷処理に必
要なソフトウェア構成について示したものであり、ワー
ドプロセッサ200にはこの他にも編集用などの様々なプ
ログラムが備わっていることは言うまでもないが、それ
らのプログラムは省略してある。
次に第4図を用いて、本発明を実施するために必要な文
書データファイルの構成について説明する。1文書は、
文書管理データファイル300、個々の編集プログラムが
編集した領域データファイル340(テキストデータファ
イル340a、図形データファイル340b、グラフデータファ
イル340cなど)からなる。領域データファイル340のデ
ータは従来のアプリケーションプログラムデータで編集
されたデータと同じデータ構造を持っている。文書管理
データは統合文書の印刷を可能とするために新たに設け
られたデータである。文書管理データは頁管理テーブル
310、領域管理ブロック320、書式データテーブル330か
ら成る。頁管理テーブル310は、頁単位にその頁に含ま
れる領域の管理ブロック320のリストの先頭を差すリス
トヘッダ311、書式データテーブルを指すポインタ312か
らなる。領域管理ブロックは、領域位置321、領域サイ
ズ322、領域属性323、データタイプ324、領域データの
ファイル名325、次の領域へのポインタ326の項目からな
る。
第5図を用いて各々のデータについて詳しく説明する。
400は1頁の印刷イメージを表しており、この例では、
テキストと図形が統合され一つの文書を形式している。
1頁は1つ以上の領域410の集合で定義されており、各
々の領域に一つの編集プログラムが割り当てられる。編
集プログラムによって編集されたデータは領域内に印刷
されるデータであり領域データファイル340a,340bに格
納される。領域管理ブロック320a,320bは領域410a,410b
に対応している。図の領域410aの位置(xa,ya)、サイ
ズΔxa,Δyaは各々領域管理ブロックの321a,322aに格納
されている。また図形領域410bについては、その位置
(xb,yb)、サイズΔxb,Δybは各々領域管理ブロックの
321b,322bに格納されている。領域管理ブロック320bの3
23bが不透明であるので410bの下の領域は見えない。領
域410bのデータタイプは図形であり、そのデータのファ
イル名が「図形A」であることは、324b,325bを見れば
分かる。410bのデータは、「テキストA」というファイ
ルに格納されているが、410aのようにテキストデータの
ときは、データファイルのほかに書式データテーブル33
0aが印刷イメージのドット展開に必要となる。書式デー
タテーブル330aには、行間,文字間,行形式などの1頁
の情報が格納されている。
さて、以上で説明したシステム構成およびデータ構成を
用いて行う統合印刷処理の一例を説明する。印刷処理要
求が出されると印刷条件設定プログラム204が起動され
る。印刷条件設定プログラム204の処理の流れを第8図
に示す。印刷条件設定プログラム204はまずユーザにた
いして印刷範囲、頁付けの有無、部数などの印刷条件の
設定を促し、ユーザの入力値に従って印刷制御ブロック
601(第6図)を生成する(701及び702の処理)。生成
した印刷制御ブロック601は第6図の印刷待ち行列に繋
がれる(703)。印刷制御ブロック601には印刷条件607
のほかに印刷の対象となる文書のファイル名606が記載
されている。この文書ファイル名606とは、文書管理デ
ータファイル300の名前に他ならない。印刷条件設定プ
ログラム204は印刷管理プログラム203を起動して処理を
終了する。起動の方法は、OSが用意するタスク起動マク
ロを利用する。
第7図はワイヤドットプリンタで印刷する場合の処理流
れが示してある。ただし印刷条件設定プログラム204は
省略されている。この図に従って印刷処理の概略を説明
し、その後プログラム単位の詳細な処理を説明する。
印刷管理プログラム203は印刷条件設定ブログラム204に
よって起動されると印刷制御ブロック601の606から文書
管理データを読みだし、その内容に従って適当な印刷プ
ログラム201を起動する。印刷プログラム201は印刷管理
プログラム203から指示されたファイル名でデータファ
イル340を読みだし、印刷制御プログラム206にたいして
印刷コマンドを発行する。
印刷コマンドは第11図(a)の1100に示すようにコマン
ド1100aとパラメータ1100bからなる。例えば直線の場合
描画コマンドは、同図(b)の1101のように直線を示す
コマンド1101aと始点x座標、始点y座標、終点x座
標、終点y座標の4つのパラメータ1101bからなる。同
図(c)の1102にはテキスト描画のコマンドが示されて
いる。印刷制御プログラム206は第12図に示すように、
コマンドを解析して(1201)コマンドに対応するサブル
ーチン1202,1203を呼び出す。例えばコマンドが直線の
場合には、図の直線描画ルーチンを呼び出し、与えられ
たイメージ展開バッファ603に直線を描画する。印刷制
御プログラム206では、次々に送られてくるコマンドに
従って、1頁分の印刷イメージ605を展開するが、1頁
分の印刷イメージを一度にメモリ上に印刷することは不
可能であるため、ハードディスク上に印刷イメージを展
開する。コマンドには描画コマンドのほかに、プリンタ
へのイメージ出力や紙送りなどを制御するプリンタの制
御コマンドがあり、印刷制御プログラム206では、制御
コマンドを受けるとプリンタ制御ルーチン1203を呼び出
し、ワイヤドットプリンタドライバ208を介してプリン
タ103の制御を行う。
印刷プログラムは自分の領域のイメージの展開が終了す
れと第7図に示すように印刷管理プログラム203に終了
したことをOSが提供するメッセージ通信にてその旨通知
する。印刷管理プログラム203は印刷プログラム201を起
動した後メッセージの受信待ちになっている。メッセー
ジを受けた印刷管理プログラム203は次の印刷プログラ
ム201を起動して再びメッセージ待ちになる。このよう
にして1頁の全ての領域に印刷イメージが展開されると
印刷管理プログラム203は印刷制御プログラム206にたい
してイメージの印字要求を出す。ハードディスク上の印
刷イメージは一行単位で(607)、出力バッファ604に読
みだされ、ワイヤドットプリンタドライバ206を介して
ワイヤドットプリンタ103に転送され印字される。1頁
の印刷が終了すると、印刷管理プログラム203は次の頁
の印刷を開始する。
以上の印刷処理中に印刷要求が出されると印刷条件設定
プログラム204が再び起動される。印刷条件設定プログ
ラム204は新たな印刷要求にたいして印刷条件を入力さ
せ、印刷制御ブロック601を生成し、印刷待ち行列の最
後に繋ぐ。
印刷管理プログラム203は1つの文章の印刷が終了する
と、待ち行列のチェックを行い印刷制御ブロックが繋が
れているとそのブロックに対応する印刷を開始する。
このように印刷管理プログラム203と印刷条件設定プロ
グラム204を独立したタスクとして構成し、ユーザイン
タフェースとプリンタ側の処理を独立に制御して待ち行
列により同期を取ることによって印刷中であっても次々
と印刷要求を受付けることが可能となる。
以上ワイヤドットプリンタ103を例に統合印刷処理の例
を説明したが、LBP104による印刷処理もほぼ同様であ
る。LBP104の場合は、印刷制御206は印刷プログラムか
ら発行されたコマンドを実行しないで、LBPドライバ209
を介してLBPのコントローラ部210に転送する。コントロ
ーラ部210はコマンドを受け、頁メモリに1頁の印刷イ
メージを展開する。(頁メモリは図示されていない。)
展開された印刷イメージはLBPエンジン211によって読み
だされ、印刷される。印刷管理プログラム203と印刷プ
ログラム201の処理は、ワイヤドットプリンタ103でもLB
P104でも殆ど変わらない。ただLBP104での印刷処理で
は、印刷管理プログラム203はハードディスク101からイ
メージを1行単位で読みだし出力するという処理が不要
になり、1頁のイメージ展開が終了したときに、印刷制
御206に印刷開始コマンドを発行するだけでよい。印刷
開始コマンドはLBPコントローラ部210に転送され、LBP
コントローラ部210は、LBPエンジン211に印刷開始処理
を指示する。
さて次に印刷管理プログラム203と印刷プログラム201の
処理を、第5図,第9図と第10図を用いて詳細に述べる
ことにする。第9図は印刷管理プログラム203の処理の
流れを、第10図は印刷プログラム201の処理の流れを示
している。印刷管理プログラム203は、印刷待ち行列の
ヘッダ600(第6図)より先頭の印刷制御ブロックを取
り出し(801)、印刷制御ブロック600の文書ファイル名
606より文書管理データの名称を求め、該文書管理デー
タファイル300を読みだす(802)。該文書管理データフ
ァイル300の予め定められた位置にある頁管理テーブル3
10より第1頁の領域管理ブロックのリストヘッダ311aを
読み取る。印刷条件により第n頁から印刷開始が指示さ
れている場合には、第n頁のリストヘッダを読み取る。
頁管理テーブル310のエントリは頁の順に並べてあり、
しかも固定長であるので、容易に必要な頁のリストヘッ
ダを読み取ることが出来る。803で領域管理ブロックリ
ストの先頭の領域管理ブロック320aを取り出す。該ブロ
ック320aのエントリ325aより、該領域はテキスト領域で
あることがわかる。従って、データタイプはテキストか
否かの判定(804)より805の処理に移る。805では領域
ヘッダのアドレスをレジスタにセットしてテキスト印刷
プログラム201aを起動する。本タスク起動マクロでは、
起動要求を出したタスクと起動されるタスクの通信は、
レジスタを介して行えるものとしている。テキスト印刷
プログラム201aを起動した後、印刷管理プログラム203
はメッセージ受信マクロを発行し受信待ちとなる(808,
809)。起動されたテキスト印刷プログラム201aは、第1
0図の901で示されるように領域リストヘッダ311aより先
頭の領域管理ブロックを取り出す。本実施例では、第5
図の410aで示されるようなテキスト領域は1頁には1つ
しか無く、しかも対応する領域管理ブロックは必ずリス
トの先頭にあると仮定しているが、この仮定が本発明の
本質的な制限には成らないことは言うまでもない。領域
管理ブロック320aのエントリ321aと322aより印字すべき
用紙上の領域の位置とサイズを知ることが出来る。領域
のサイズと同じかそれより大きなワークエリアが有れば
処理は簡単になるが、通常はそれほど大きなワークエリ
アは取れないため、第10図の902で示すように領域をn
分割して、分割した領域の大きさのワークエリアをイメ
ージ展開用バッファとして用いる。エントリ325aのファ
イル名からテキストの領域データファイル340aを読みだ
す。テキスト印刷プログラム201aは、この領域データフ
ァイル340aと書式データから展開すべきテキスト列のコ
マンドを生成する。書式データは起動時のパラメータよ
り書式データテーブルへのポインタが分かるので、容易
に読みだすことが出来る。領域データファイル340aに
は、テキストの文字コードや属性のデータ、及びケイ線
データなどが記憶されている。書式データは余白や行
間、文字間などのデータが入っている。
印刷プログラム201は分割した領域単位で印刷イメージ
を展開する。展開を終了した領域はハードディスク101
に格納される。本例では印刷制御206がハードディスク
に格納するとしているが、該処理に必要な情報は印刷プ
ログラム201が設定しなければならない(904)。ハード
ディスク101には605(第7図)で示される1頁の印刷イ
メージが格納されるが、印刷プログラムは第5図の領域
400aに対応した位置に領域のイメージが格納されるよう
に321a,322a、あるいは分割情報を用いて格納位置を制
御する。905〜907をn回ループすると1頁のイメージ展
開処理を終了し印刷管理プログラムにメッセージを送出
(909)して処理を終了する。
印刷管理プログラム203はメッセージが送出されると、
第9図の809より処理を開始する。領域管理ブロック320
aのリンクフィールド326aが他の領域管理ブロック320b
を指しており同じ頁にまだ領域が存在しているので、領
域管理ブロック320bに対応する領域の印刷イメージの展
開を行う。第5図の領域410bの図形を展開する印刷プロ
グラムが印刷管理プログラム203によって起動される
が、この図形印刷プログラムに関する処理に説明は省略
する。図形印刷プログラムからのメッセージ待ちに成っ
ていた印刷管理プログラム203は、図形印刷プログラム
からのメッセージによって再び809から処理を開始する
が、領域管理ブロック320bのリンクフィールド320bはNU
LL値なので、810の判定で811の印刷処理を開始する。こ
の処理はハードディスク上の印刷イメージを1行(60
7)ずつ切り出してワイヤドットプリンタ103に出力する
というものである。印刷処理が終了すると頁管理テーブ
ル310の次のエントリ311b(第4図)をチェックして有
効であれば、その頁の処理を開始し、無効であれば(NU
LL値)印刷処理を終了する。
以上に説明した本実施例では、以下のような効果があ
る。
(1)従来のアプリケーションのプログラムとデータの
構造を殆ど変更すること無く、テキスト,図形,グラフ
などが混在した統合文書の印刷が可能と成る。
(2)従来は文書印刷中に他の文書の印刷を要求しても
受付けられなかったが、本実施例では印刷中であっても
次々と新たな文書の印刷要求を受付けることが出来るの
で、ユーザから見た使い勝手が極めて良くなる。
(3)新たなアプリケーションを追加する場合には、そ
の専用の印刷プログラムを追加するだけでよいので、新
たなアプリケーションで編集したデータを統合して印刷
することが可能である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従来
の個々の編集手段(テキストや図形等)で編集されたデ
ータをそのまま利用し、各編集手段の編集結果を同一の
紙面上に、与えられたレイアウトに基づき、効率よく印
刷できる統合文書印刷システムを得ることができる。ま
た、豊富な編集機能を持つ従来の編集手段をほとんど変
更することなく利用できるシステム構造を持つ印刷シス
テムを構築することができる。
また、本発明は、各々の編集データの印刷する順序に関
する情報を予め情報保持手段に記憶し、印刷管理手段が
この順序に関する情報に基づいて対応するコマンド生成
手段を順次起動するため、複数の編集データが同一紙面
上で重なり合う場合であっても、その重なり順序を所望
の順序に制御できるため、より望ましい印刷結果を得る
ことができる。
また、本発明によれば、文書印刷時にオペレータに印刷
条件を問い合わせ、この印刷条件や印刷対象文書に関す
る印刷情報を生成する印刷条件設定手段を設け、この印
刷条件設定手段を印刷管理手段の処理とは独立動作させ
ることができるので、印刷中であっても他の文書の印刷
要求を受け付けて、その印刷条件の設定を行うことがで
可能となり、使い勝手がよくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のソフトウエア構造を示す
図、第2図は本発明の一実施例のハードウエア構成を示
す図、第3図は従来の印刷処理の例を示す図、第4図は
本発明の一実施例のデータ構造を示す図、第5図はデー
タ構造を説明する図、第6図は本発明で用いられる印刷
待ち行列の例を示す図、第7図は本発明の一実施例の処
理の流れを示す図、第8図,第9図,第10図はそれぞれ
本発明の一実施例における印刷条件設定プログラム、印
刷管理プログラム、印刷プログラムの処理の一例を表わ
す図、第11図は描画コマンドの形式を例示する図、第12
図は印刷制御プログラムの一例を示す図である。 201,202……印刷プログラム、203……印刷管理プログラ
ム、204……印刷条件設定プログラム、206……OSの印刷
制御部、300……文書管理データファイル、600……印刷
待ち行列のヘッダ、601……印刷制御ブロック、103……
ワイヤドットプリンタ、104……LBP、210……LBPコント
ローラ部、211……LBPエンジン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 是枝 ▲浩▼行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 野中 尚道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 鈴木 一成 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立マイクロソフトウエアシステム ズ内 (72)発明者 増田 清 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株 式会社日立製作所多賀工場内 (56)参考文献 特開 昭59−212944(JP,A) 特開 昭57−81670(JP,A) 特開 昭57−60467(JP,A) 特開 昭55−147759(JP,A) 特開 昭60−159077(JP,A) 特開 昭61−62170(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テキスト、図形、グラフなどの各編集手段
    により編集された各々の編集データを基に、各々の編集
    データを用紙上に統合して文書印刷する統合文書印刷シ
    ステムにおいて、 前記各編集手段により編集された各々の編集データに対
    し、当該各々の編集データの印刷される前記用紙上の印
    刷位置、および前記各々の編集データの印刷する順序に
    関する印刷情報を予め記憶する情報保持手段と、 前記各々の編集手段に対応し、当該各々の編集手段から
    の編集データを入力し、前記情報記憶手段に予め記憶し
    た前記印刷位置に関する情報を参照して、前記用紙上の
    印刷位置に関する情報を含み、当該編集データから印刷
    用のドットイメージの生成を指示するに必要な描画コマ
    ンドを生成して出力する複数のコマンド生成手段と、 前記情報保持手段の記憶内容を入力し、前記印刷順序に
    関する情報に基づいて対応する前記コマンド生成手段を
    順次起動する印刷管理手段と、 当該印刷管理手段によって順次起動される前記複数の各
    コマンド生成手段からの前記描画コマンドを順次入力
    し、当該描画コマンドに基づいて前記用紙上の対応する
    所定位置に印刷用のドットイメージを順次生成する印刷
    制御手段と を具備したことを特徴とする総合文書印刷システム。
  2. 【請求項2】文書印刷時にオペレータに印刷条件を問い
    合わせ、該印刷条件や印刷対象文書に関する印刷情報を
    生成する印刷条件設定手段をさらに有し、 該印刷条件設定手段は、前記印刷管理手段の処理とは独
    立に前記印刷情報を生成すると共に、 前記印刷情報は前記印刷管理手段と前記印刷条件設定手
    段の両者がアクセス可能な格納手段に格納されることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の統合文書印刷シ
    ステム。
  3. 【請求項3】少なくとも印刷装置と中央処理装置と記憶
    手段とからなる印刷システムであって、複数種の編集プ
    ログラムにより編集された編集データに基づき、前記印
    刷装置で用紙上に統合文書を印刷するための統合文書印
    刷制御方法において、 前記記憶手段は前記複数種の各編集プログラムにより編
    集された各々の編集データに対し、当該各々の編集デー
    タの印刷される前記用紙上の印刷位置、および前記各々
    の編集データの印刷する順序に関する印刷情報を予め記
    憶保持する情報保持領域を有し、 前記中央処理装置は、 前記各々の編集プログラムに対応し、当該各々の編集プ
    ログラムからの編集データを入力し、前記情報保持領域
    に予め記憶した前記印刷位置に関する情報を参照して、
    前記用紙上の印刷位置に関する情報を含み、当該編集デ
    ータから印刷用のドットイメージの生成を指示するに必
    要な描画コマンドを生成して出力する複数の印刷プログ
    ラムと、 前記情報保持領域の記憶内容を入力し、前記印刷順序に
    関する情報に基づいて対応する前記印刷プログラムを順
    次起動する印刷管理プログラムと、 当該印刷管理プログラムによって順次起動される前記複
    数の各印刷プログラムからの前記描画コマンドを順次入
    力し、当該描画コマンドに基づいて前記用紙上の対応す
    る所定位置に印刷用のドットイメージを順次生成する印
    刷制御プログラムと を実行することを特徴とする統合文書印刷制御方法。
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