JPH0710418Y2 - 電子機器の脚体開閉機構 - Google Patents
電子機器の脚体開閉機構Info
- Publication number
- JPH0710418Y2 JPH0710418Y2 JP1985065954U JP6595485U JPH0710418Y2 JP H0710418 Y2 JPH0710418 Y2 JP H0710418Y2 JP 1985065954 U JP1985065954 U JP 1985065954U JP 6595485 U JP6595485 U JP 6595485U JP H0710418 Y2 JPH0710418 Y2 JP H0710418Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- leaf spring
- recess
- electronic device
- closing mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Input From Keyboards Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、ポータブルコンピュータの仰角調整や、キー
ボードの傾斜角度調整の為、電子機器の底面に取付けら
れる脚体の開閉機構に関する。
ボードの傾斜角度調整の為、電子機器の底面に取付けら
れる脚体の開閉機構に関する。
(ロ)従来の技術 実開昭59−160329号公報に開示されているように、従来
の脚体開閉機構は、電子機器のキャビネット内部に脚体
以外の構成部品を取付けるものが多く、通常、電子機器
のキャビネットに穿設された穴に、脚体の回動支軸を挿
入して脚体を支持し、脚体の開閉時の位置保持は、上記
した脚体の支持機構とは全く独立に、バネ等を用いて行
なっていた。
の脚体開閉機構は、電子機器のキャビネット内部に脚体
以外の構成部品を取付けるものが多く、通常、電子機器
のキャビネットに穿設された穴に、脚体の回動支軸を挿
入して脚体を支持し、脚体の開閉時の位置保持は、上記
した脚体の支持機構とは全く独立に、バネ等を用いて行
なっていた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 従来の技術においては、脚体の支持機構と開閉時の位置
保持機構が全く独立していたので、脚体の開閉機構自体
が複雑とならざるを得なかった。
保持機構が全く独立していたので、脚体の開閉機構自体
が複雑とならざるを得なかった。
ところで、近年、コンピュータも小型化されつつあり、
第6図に示すように、CRTディスプレイ(1)及びディ
スク装置(2)を備え、持ち運び可能なポータブルコン
ピュータ(3)が開発されるようになった。このような
コンピュータは、比較的重量が軽く、前面をキーボード
により施蓋するため、前面周縁部(4)が突出した構造
となっており、周縁部(4)の厚さは20mm以下と非常に
薄い。そこで、CRTディスプレイ(1)の仰角を可変す
るため、この周縁部(4)の底面側に脚体を取付ける場
合、従来の如く複雑な構造を用いることは、厚みの点で
不可能である。しかも、周縁部(4)の上面側は、オペ
レータの目に触れる部分なので、ねじ等の取付部品を露
出させることは、デザイン上できない。
第6図に示すように、CRTディスプレイ(1)及びディ
スク装置(2)を備え、持ち運び可能なポータブルコン
ピュータ(3)が開発されるようになった。このような
コンピュータは、比較的重量が軽く、前面をキーボード
により施蓋するため、前面周縁部(4)が突出した構造
となっており、周縁部(4)の厚さは20mm以下と非常に
薄い。そこで、CRTディスプレイ(1)の仰角を可変す
るため、この周縁部(4)の底面側に脚体を取付ける場
合、従来の如く複雑な構造を用いることは、厚みの点で
不可能である。しかも、周縁部(4)の上面側は、オペ
レータの目に触れる部分なので、ねじ等の取付部品を露
出させることは、デザイン上できない。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、一対の両側方に伸びた回動支軸を有する平板
状の脚体と、前記脚体を収納するための凹部が底面に設
けられ、前記凹部内に前記回動支軸を支持するU字状の
軸受部及び穴部を備えた電子機器本体と、一端が前記凹
部内の穴部に挿入され他端が固定手段により前記機器本
体に固定されることによって、前記回動支軸を前記軸受
部に対して付勢する板バネとより成り、前記回動支軸
に、開成状態及び閉成状態において各々前記板バネの平
板状部と当接する第1及び第2の平坦部を形成したもの
である。
状の脚体と、前記脚体を収納するための凹部が底面に設
けられ、前記凹部内に前記回動支軸を支持するU字状の
軸受部及び穴部を備えた電子機器本体と、一端が前記凹
部内の穴部に挿入され他端が固定手段により前記機器本
体に固定されることによって、前記回動支軸を前記軸受
部に対して付勢する板バネとより成り、前記回動支軸
に、開成状態及び閉成状態において各々前記板バネの平
板状部と当接する第1及び第2の平坦部を形成したもの
である。
(ホ)作用 本考案では、板バネを用いて、脚体の支持機構と開閉時
の位置保持機構とを実現でき、開閉機構を取付けるスペ
ースを薄くすることが可能となる。
の位置保持機構とを実現でき、開閉機構を取付けるスペ
ースを薄くすることが可能となる。
(ヘ)実施例 第6図に示したポータブルコンピュータ(3)の周縁部
(4)の底面(5)に、脚体(6)を取付けた実施例に
ついて、以下説明する。
(4)の底面(5)に、脚体(6)を取付けた実施例に
ついて、以下説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例の斜視図、第3図及
び第4図は、本実施例の側断面図であり、第1図及び第
3図は脚体(6)を閉成した状態を示し、第2図及び第
4図は脚体(6)を開成した状態を示す。そして、第5
図は、脚体(6)の斜視図を示す。
び第4図は、本実施例の側断面図であり、第1図及び第
3図は脚体(6)を閉成した状態を示し、第2図及び第
4図は脚体(6)を開成した状態を示す。そして、第5
図は、脚体(6)の斜視図を示す。
脚体(6)は、平板状であって、一方の端部に、両側方
に伸びた一対の回動支軸(7)を有している。周縁部底
面(5)には、閉成状態において、脚体(6)を収納す
る凹部(8)が設けられており、凹部(8)には、側壁
(9)に、脚体(6)の回動支軸(7)を支持する一対
のU字状の軸受部(10)が付設され、底面(11)にねじ
止め用のボス(12)が立設されている。(13)は、底面
から見て略コ字状であって、平坦な両側部(14)にて、
回動支軸(7)を軸受部(10)に付勢し、中央部にねじ
穴が穿設された板バネであり、先端に係止部(15)が設
けられている。そして、脚体(6)を収納するための凹
部(8)には、軸受部(10)を挾んでボス(12)とは反
対側に、板バネ(13)の係止部(15)が挿入される一対
の穴部(16)が形成されており、又、脚体(6)の回動
を係止するための係止面(17)が、一対の穴部(16)の
間に設けられている。
に伸びた一対の回動支軸(7)を有している。周縁部底
面(5)には、閉成状態において、脚体(6)を収納す
る凹部(8)が設けられており、凹部(8)には、側壁
(9)に、脚体(6)の回動支軸(7)を支持する一対
のU字状の軸受部(10)が付設され、底面(11)にねじ
止め用のボス(12)が立設されている。(13)は、底面
から見て略コ字状であって、平坦な両側部(14)にて、
回動支軸(7)を軸受部(10)に付勢し、中央部にねじ
穴が穿設された板バネであり、先端に係止部(15)が設
けられている。そして、脚体(6)を収納するための凹
部(8)には、軸受部(10)を挾んでボス(12)とは反
対側に、板バネ(13)の係止部(15)が挿入される一対
の穴部(16)が形成されており、又、脚体(6)の回動
を係止するための係止面(17)が、一対の穴部(16)の
間に設けられている。
そこで、先ず、回動支軸(7)を軸受部(10)に嵌入
し、次に、脚体(6)を開成された状態で、板バネ(1
3)の係止部(15)を穴部(16)に挿入し、最後に、ね
じ(18)にて、板バネ(13)をボス(12)に固定すれ
ば、組立作業は完了する。
し、次に、脚体(6)を開成された状態で、板バネ(1
3)の係止部(15)を穴部(16)に挿入し、最後に、ね
じ(18)にて、板バネ(13)をボス(12)に固定すれ
ば、組立作業は完了する。
ところで、脚体(6)の回動支軸(7)には、閉成状態
及び開成状態において、各々、凹部底面(11)と略平行
となる第1平坦部(19)及び第2平坦部(20)が形成さ
れている。従って、閉成状態においては、回動支軸
(7)の第1平坦部(19)が、板バネ(13)と当接し押
圧されて、脚体(6)の支持と閉成位置の保持が達成さ
れる。この閉成状態から、脚体(6)を矢印A方向に回
動させると、板バネ(13)と第1平坦部(19)との当接
が解除され、板バネ(13)は、第1平坦部(19)と第2
平坦部(20)との間の支軸面(21)と当接し始め、この
支軸面(21)により反付勢方向へ押し上げられる。そし
て、更に脚体(6)を回動させると、板バネ(13)は付
勢方向へ戻り始め、その後、第2平坦部(20)が板バネ
(13)と当接し、押圧されることとなる。これと同時
に、脚体(6)は係止面(17)により背後からその回動
が係止され、開成状態での脚体(6)の支持と位置保持
が達成される。回動中は、板バネ(13)により回動支軸
(7)が軸受部(10)に付勢され続けるので、これによ
り脚体(6)の支持が達成されている。
及び開成状態において、各々、凹部底面(11)と略平行
となる第1平坦部(19)及び第2平坦部(20)が形成さ
れている。従って、閉成状態においては、回動支軸
(7)の第1平坦部(19)が、板バネ(13)と当接し押
圧されて、脚体(6)の支持と閉成位置の保持が達成さ
れる。この閉成状態から、脚体(6)を矢印A方向に回
動させると、板バネ(13)と第1平坦部(19)との当接
が解除され、板バネ(13)は、第1平坦部(19)と第2
平坦部(20)との間の支軸面(21)と当接し始め、この
支軸面(21)により反付勢方向へ押し上げられる。そし
て、更に脚体(6)を回動させると、板バネ(13)は付
勢方向へ戻り始め、その後、第2平坦部(20)が板バネ
(13)と当接し、押圧されることとなる。これと同時
に、脚体(6)は係止面(17)により背後からその回動
が係止され、開成状態での脚体(6)の支持と位置保持
が達成される。回動中は、板バネ(13)により回動支軸
(7)が軸受部(10)に付勢され続けるので、これによ
り脚体(6)の支持が達成されている。
このように、本実施例では、脚体(6)の取付け厚さ
は、脚体(6)の厚さとほぼ等しいスペースのみで済
み、15mm以内のスペースに開閉機構を納めることが可能
となる。
は、脚体(6)の厚さとほぼ等しいスペースのみで済
み、15mm以内のスペースに開閉機構を納めることが可能
となる。
(ト)考案の効果 本考案に依れば、脚体の開閉機構の取付スペースを縮少
でき、特に、厚さの薄い部分への取付が可能となる。
又、部品点数が少なく、組立が簡単なので、作業性が向
上し、更には、保守も容易となる。
でき、特に、厚さの薄い部分への取付が可能となる。
又、部品点数が少なく、組立が簡単なので、作業性が向
上し、更には、保守も容易となる。
又、開閉時には板バネと回動支軸が面接触するので、脚
体の確実な支持及び位置保持が達成できる。
体の確実な支持及び位置保持が達成できる。
第1図は本考案の実施例において脚体の閉成状態を示す
斜視図、第2図は本実施例において脚体の開成状態を示
す斜視図、第3図は本実施例において脚体の閉成状態を
示す側断面図、第4図は本実施例において脚体の開成状
態を示す側断面図、第5図は脚体の斜視図、第6図はポ
ータブルコンピュータの斜視図である。 主な図番の説明 (6)…脚体、(7)…回動支軸、(8)…凹部、(1
0)…軸受部、(13)…板バネ、(19)…第1平坦部、
(20)…第2平坦部。
斜視図、第2図は本実施例において脚体の開成状態を示
す斜視図、第3図は本実施例において脚体の閉成状態を
示す側断面図、第4図は本実施例において脚体の開成状
態を示す側断面図、第5図は脚体の斜視図、第6図はポ
ータブルコンピュータの斜視図である。 主な図番の説明 (6)…脚体、(7)…回動支軸、(8)…凹部、(1
0)…軸受部、(13)…板バネ、(19)…第1平坦部、
(20)…第2平坦部。
フロントページの続き (72)考案者 今泉 実 群馬県邑楽郡大泉町大字坂田180番地 東 京三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−3228(JP,A) 実開 昭59−160329(JP,U) 実開 昭60−184128(JP,U) 実開 昭58−171535(JP,U) 実開 昭59−100331(JP,U) 実開 昭59−190029(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】一対の両側方に伸びた回動支軸を有する平
板状の脚体と、前記脚体を収納するための凹部が底面に
設けられ、前記凹部内に前記回動支軸を支持するU字状
の軸受部及び穴部を備えた電子機器本体と、一端が前記
凹部内の穴部に挿入され他端が固定手段により前記機器
本体に固定されることによって、前記回動支軸を前記軸
受部に対して押圧支持する板バネとより成り、前記回動
支軸に、開成状態及び閉成状態において各々前記板バネ
の平板状部と当接する第1及び第2の平坦部を形成した
ことを特徴とする電子機器の脚体開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985065954U JPH0710418Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 電子機器の脚体開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985065954U JPH0710418Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 電子機器の脚体開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61196327U JPS61196327U (ja) | 1986-12-08 |
JPH0710418Y2 true JPH0710418Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=30598406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985065954U Expired - Lifetime JPH0710418Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 電子機器の脚体開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710418Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021047830A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電子機器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59160329U (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-27 | ソ−ド株式会社 | キ−ボ−ド |
JPS60184128U (ja) * | 1984-05-10 | 1985-12-06 | セイコーエプソン株式会社 | 情報機器 |
JPH0618021B2 (ja) * | 1984-06-16 | 1994-03-09 | 株式会社リコー | キ−ボ−ド入力装置 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP1985065954U patent/JPH0710418Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61196327U (ja) | 1986-12-08 |
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