JPH07103653A - 金属帯の乾燥装置 - Google Patents

金属帯の乾燥装置

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Publication number
JPH07103653A
JPH07103653A JP26547393A JP26547393A JPH07103653A JP H07103653 A JPH07103653 A JP H07103653A JP 26547393 A JP26547393 A JP 26547393A JP 26547393 A JP26547393 A JP 26547393A JP H07103653 A JPH07103653 A JP H07103653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal strip
metallic belt
drying
energizing
rolls
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26547393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Onoda
正巳 小野田
Yoshiaki Hirota
芳明 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP26547393A priority Critical patent/JPH07103653A/ja
Publication of JPH07103653A publication Critical patent/JPH07103653A/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属帯の表面に付着した水分を加熱して乾燥
除去する金属帯の乾燥装置に関する。加熱能力を強くし
て装置の長大化を避け、無駄なエネルギー消費を避け
る。 【構成】 洗浄槽3を出た位置に、金属帯1を挟持して
金属帯1に通電する入側および出側の通電ロール4a、
4bと、金属帯1表面にガスを吹き付けるノズル6とを
備える。両通電ロール4a、4b間の金属帯1は環状ト
ランス7内を貫通し、両通電ロール4a、4bは導電性
部材8で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板等の金属帯の表面
に付着した水分を乾燥除去する金属帯の乾燥装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板等の金属帯は、酸洗や電解洗浄
後の水洗等により表面に水分が付着することがあり、次
工程へ進む前にこの付着水を乾燥除去しなければならな
い。従来は、ゴム製リンガーロールで付着水をある程度
絞り取った後、高温ガスを吹き付けて残った水分を乾燥
除去するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】付着水を乾燥除去する
ためには、水の蒸発潜熱に相当する熱エネルギーを供給
する必要がある。しかし、従来のように高温ガスを吹き
付けるのでは、十分に熱エネルギーを供給することがで
きなかった。すなわち、高温ガスの熱エネルギーは主に
対流伝熱により一旦金属帯に伝えられて金属帯を加熱
し、金属帯から付着水へ伝えられるので、伝熱効率が悪
かった。また、高温ガスと金属帯との間に十分な温度差
がなければ金属帯を付着水の乾燥除去に必要な100〜
150℃程度の温度まで迅速に加熱することはできない
が、高温ガスの温度は通常200℃以下であることもあ
って十分な加熱速度は得られず、そのため乾燥装置が長
大となることが避けられなかった。さらに、このような
高温ガスによる加熱では加熱量を精度良く制御すること
ができないため、金属帯の寸法等の条件変更の場合の安
全をも見込んで必要以上の設備能力とすることになり、
伝熱効率の悪さと併せてエネルギー損失が大きくなる問
題があった。
【0004】そこで本発明は、加熱能力が強くて装置の
長大化を避けることができ、また無駄なエネルギー消費
を避けることができる金属帯の乾燥装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は以下の通
りである。
【0006】 金属帯の表面に付着した水分を加熱し
て乾燥除去する金属帯の乾燥装置において、金属帯を挟
持して金属帯に通電する入側および出側の通電ロール
と、金属帯表面にガスを吹き付けるノズルとを備えたこ
とを特徴とする金属帯の乾燥装置。
【0007】 前記両通電ロール間の金属帯が環状ト
ランス内を貫通し、両通電ロールを導電性部材で接続し
た前記の金属帯の乾燥装置。
【0008】 前記両通電ロール間に外部電源を接続
した前記の金属帯の乾燥装置。
【0009】
【作用】本発明の乾燥装置では、加熱能力が強く、加熱
効率も良い通電加熱を利用して金属帯を加熱することと
した。通電加熱は金属帯に直接電流を流し、金属帯自体
の発するジュール熱によって加熱するものであり、熱エ
ネルギーの損失がないため、高温ガスからの伝熱による
加熱と比べて加熱効率が良く、また加熱能力は電流値の
調整により強弱自在に制御できる。したがって、金属帯
の寸法等の条件が種々に変更された場合でも、付着水の
乾燥除去に必要な温度、たとえば100〜150℃に加
熱するのに必要な電流値に調整することは容易であり、
従来のように安全のため常に必要以上の加熱量としなく
てもよいので、無駄のない効率良い操業が可能となる。
【0010】金属帯表面の付着水は加熱された金属帯か
らの伝熱により加熱され、蒸発するので、金属帯表面近
傍の空気層には水蒸気が飽和してしまい、水分の蒸発を
妨げることになる。特に、後述のように金属帯が環状ト
ランス内を貫通する場合には、環状トランス内に水蒸気
で飽和した空気がこもってしまうおそれがある。そこ
で、ガスを吹き付けてこの水蒸気で飽和した空気を吹き
飛ばすためのノズルを備える。吹き付けるガスは高温の
方が好ましいが、従来のようにガスで金属帯を加熱する
ことは要求されないため、従来ほど高温にする必要はな
い。
【0011】なお、通電加熱には、特公昭60−268
18号公報に記載されているように、金属帯に通電ロー
ルを介して外部電源より直接通電するものと、特開平1
−142032号公報や特開平1−187789号公報
に記載されているように、環状トランスを貫通する金属
帯通路の前後に通電ロールを設け、両通電ロールを導電
性部材で接続して金属帯、通電ロールおよび導電性部材
により閉回路を構成し、環状トランスに外部電源から交
流電流を通電することにより上記閉回路を二次コイルと
して誘導電流を発生させるものとがあるが、本発明にお
いてはいずれも採用可能である。そして、外部電源より
直接通電する場合は、両通電ロールの間に直接外部電源
を接続すればよいし、環状トランスを用いる場合は、両
通電ロールの間の金属帯の通路を環状トランスで環状に
取り囲むと共に、両通電ロールを導電性部材で接続すれ
ばよい。
【0012】
【実施例】図1に本発明の乾燥装置の実施例を示す。
【0013】これは環状トランス7を用いて通電加熱す
る例であり、入側、出側の通電ロール4a、4bおよび
押さえロール5a、5b、ノズル6、環状トランス7、
両通電ロール4a、4bを接続する導電性部材8を備え
ている。また、出側通電ロール4bの後には温度計9を
備えている。
【0014】このような構成の乾燥装置を洗浄槽3の出
側に配置し、金属帯1を洗浄槽3内で洗浄ノズル2から
の洗浄液により洗浄し、洗浄槽3を出た後乾燥装置を通
過させる。この例では入側通電ロール4aおよび入側押
さえロール5aが液切りロールをも兼ねており、ある程
度の付着水はここで絞り除去する。環状トランス7には
外部電源から交流電流を流し、入側通電ロール4a、金
属帯1、出側通電ロール4b、および導電性部材8で構
成される閉回路に誘導電流を発生させ、両通電ロール4
a、4b間の金属帯1を通電加熱する。温度計9により
金属帯1の温度を測定し、所望の温度となるよう外部電
源の電流値を調整すれば、無駄なエネルギーの消費を防
止できる。ノズル6からは金属帯1の表面にガスを吹き
付けて水蒸気で飽和した空気を吹き飛ばし、付着水の蒸
発を促進する。
【0015】なお、外部電源より直接通電する場合は、
環状トランス7を除去し、導電性部材8に外部電源を接
続すればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の乾燥装置は金属帯を加熱する能
力が強く、加熱効率が良いので、装置をコンパクトにす
ることができる。また、加熱量の精度良く迅速な制御が
可能なので、省エネルギーの操業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属帯の乾燥装置の実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 金属帯 2 洗浄ノズル 3 洗浄槽 4a 入側通電ロール 4b 出側通電ロール 5a 入側押さえロール 5b 出側押さえロール 6 ノズル 7 環状トランス 8 導電性部材 9 温度計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯の表面に付着した水分を加熱して
    乾燥除去する金属帯の乾燥装置において、金属帯を挟持
    して金属帯に通電する入側および出側の通電ロールと、
    金属帯表面にガスを吹き付けるノズルとを備えたことを
    特徴とする金属帯の乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記両通電ロール間の金属帯が環状トラ
    ンス内を貫通し、両通電ロールを導電性部材で接続した
    請求項1記載の金属帯の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記両通電ロール間に外部電源を接続し
    た請求項1記載の金属帯の乾燥装置。
JP26547393A 1993-09-30 1993-09-30 金属帯の乾燥装置 Withdrawn JPH07103653A (ja)

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JP26547393A JPH07103653A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 金属帯の乾燥装置

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JPH07103653A true JPH07103653A (ja) 1995-04-18

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JP26547393A Withdrawn JPH07103653A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 金属帯の乾燥装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170050619A (ko) * 2015-10-30 2017-05-11 주식회사 엘지화학 기재 표면의 물기 제거 장치 및 그 장치를 이용하여 기재 표면으로부터 물기를 제거하는 방법
CN112893253A (zh) * 2021-01-18 2021-06-04 丁亚宁 一种外科手术用医疗器械清洗烘干设备

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Effective date: 20001226