JPH07103242B2 - セルロース系微粉粒、木質様成形品および木質様製品 - Google Patents

セルロース系微粉粒、木質様成形品および木質様製品

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JPH07103242B2
JPH07103242B2 JP4166450A JP16645092A JPH07103242B2 JP H07103242 B2 JPH07103242 B2 JP H07103242B2 JP 4166450 A JP4166450 A JP 4166450A JP 16645092 A JP16645092 A JP 16645092A JP H07103242 B2 JPH07103242 B2 JP H07103242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品の充填材と
して好適なセルロース系微粉粒と、例えば住宅における
回り縁や幅木や、家具等の各種化粧板、さらには車両の
内装部材などに好適な木質様成形品および木質様製品に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂成形物に天然木材の有す
る表面特性に近い表面特性を付与し、各種の家具や化粧
板、さらには日用品の表面を天然の木質様にする試みが
なされてきている。このような天然木材に近似した木質
様樹脂製品を得るには、木材に近似した色調に着色して
その木材的な趣きをだすため、合成樹脂成形物の成形に
際し、所要量の木粉と所望する色調に対応した顔料を形
成樹脂素材に添加して目的とする天然木材に近い色調お
よび風合いの樹脂成形物を得ていた。
【0003】ここで、形成樹脂素材に添加される木粉と
しては、木材を乾式粉砕機や湿式粉砕機により直接微粉
状に粉砕して得られる木粉が一般的である。また、樹脂
に対する配合時の分散性をよくするために、また樹脂成
形時に成形機内に木酸ガスが生じないように改良された
ものとして、フェノールや尿素樹脂で表面等の硬化処理
が施されたパーティクルボードの表面研磨粉が知られて
いる。このパーティクルボードの表面研磨粉の主な特徴
としては、微細であり、しかも表面に繊毛部分が少なく
滑性の良い粒形状をなすことにある。そして、微細であ
り、しかも滑性が良いことから粉粒状の樹脂原料に対す
る良好な分散配合性のある木粉とされているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、木材を
直接微粉状に粉砕して得られる木粉は、乾式粉砕機によ
って得られたものでも湿式粉砕機によって得られたもの
でも粉砕効率が悪く、長時間粉砕処理しても粉砕粉中に
粒径の大きい木粉が多量に残る不都合を有していた。ま
た、この木粉は粒形状をなさず、図5に示すようにその
多くが繊維状となっており、短径側で計測した粒径が数
ミクロンであっても長径側が繊毛状に長く、このため樹
脂に配合して用いた際に木粉相互が絡みあって凝集状態
を作りだすことが多く、樹脂材料に対し均一に分散され
ない不都合を有している。また、粉砕木粉の粒径が極端
にバラついていることから成形された樹脂製品に成形歪
み等をもたらし易く、しかも機械的な強度が部分的に異
なる等の不都合を有していた。したがって、このような
不都合から木材を直接微粉状に粉砕して得られるもの
は、これを樹脂材料に配合するには配合上、色彩上、品
質管理上限界があるのである。
【0005】一方、パーティクルボードの表面研磨粉
は、パーティクルボードの素材的特性の違いにより均一
の木材特性を有しておらず、しかも切削手段、例えば使
用サンドペーパーのメッシュの違いに起因して粒径にバ
ラつきが生じ易いため、これを配合してなる樹脂成形物
自体も均一な木質様を有するものが得られないといった
不都合がある。
【0006】また、前記樹脂成形物を押出成形法や射出
成形法で板状に成形し、木質様の板製品とする場合、当
然樹脂素材中に木質感を与える色調の顔料を予め添加す
るが、この顔料が樹脂中に均一に分散されない場合が多
く、目的とする色調の製品を得ることが困難であり、ま
た製品表面に色むらが生ずるといった不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するべくなされたもので、請求項1記載のセルロース系
微粉粒では、木材、バカス、稲藁等のセルロース系材料
から粗粉砕処理されて得られたセルロース系粗粉粒が、
該セルロース系材料より硬い硬質材料の微粉粒とともに
磨砕処理され、前記セルロース系粗粉粒が粉砕されて微
粉粒となるとともにその表面に前記硬質材料の微粉粒が
喰い込み状態で担持されてなることを前記課題の解決手
段とした。 請求項2記載のセルロース系微粉粒では、前記セルロー
ス系粗粉粒の平均粒径が100〜150μmであり、前
記硬質材料の微粉粒の平均粒径が10μm以下であるこ
とを前記課題の解決手段とした。請求項3記載のセルロース系微粉粒では、前記硬質材料
が、硬化状態において前記セルロース系材料より硬い硬
質熱硬化性樹脂であることを前記課題の解決手段とし
た。 請求項4 記載の木質様成形品では、請求項1記載のセル
ロース系微粉粒が樹脂に混合され、該混合物が押出もし
くは射出成形により所定形状に成形されてなることを前
記課題の解決手段とした。請求項5 記載の木質様製品では、請求項4記載の木質様
成形品の被塗装面に研削処理が施され、該研削処理面に
塗料が塗布されてなることを前記課題の解決手段とし
た。
【0008】
【作用】本発明における請求項1記載のセルロース系微
粉粒によれば、硬質材料の微粉粒を担持するセルロース
系粉粒が磨砕処理されて繊維状でなく粒状の微粉粒とな
るので、従来の木材を直接微粉状に粉砕したものが繊維
状であり、したがってこれを配合分散させた際その繊維
状部分が絡み合って団子状、綿状になってしまうのと異
なり、個々の粒状の微粒子が独立した状態で分散される
ことから、硬質材料の微粉粒を担持した微粉粒自体も形
成樹脂に対し極めて分散性の良いものとなる。また、セ
ルロース系微粉粒が繊維状でなく粒状をなしているた
め、従来の繊維状木粉のごとく水(湿気を含む)、溶剤
を吸着しあるいはこれを放出することに起因する伸縮が
極めて少なくなる。また、前記硬質材料が、硬化状態に
おいて前記セルロース系材料より硬い硬質熱硬化性樹脂
であるため、硬質熱硬化性樹脂の微粉粒を担持した微粉
粒自体も形成樹脂に対し極めて分散性の良いものとな
る。
【0009】また、請求項4記載の木質様成形品によれ
ば、セルロース系微粉粒が硬質材料の微粉粒を担持して
いることから、例えば該硬質材料を無機物とすることに
より担持前に比べ耐熱性が向上し、単に木粉等セルロー
ス系微粉粒を配合させ成形する場合に比べ成形時の熱影
響が少なく、よって色や形状の変化など変質が抑制され
る。また、硬質材料を担持したことによってセルロース
系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微粉粒中に含
まれるグリニンや木酸が成形時に放出されることが抑制
されるため、該グリニンや木酸の放出に起因する成形不
良が防止される。さらに、この木質様成形品にあって
は、セルロース系微粉粒の表面積が硬質材料を担持して
いることにより、従来の木粉に比べ大となっており、し
たがって成形品中において該微粉粒と樹脂との接着度が
高まる。また、配合するセルロース系微粉粒が繊維状で
なく粒状であるため、これを含有してなる木質様成形品
は寸法安定性に極めて優れたものとなり、さらに表面に
けば立ちがなく、肌触りがよいものとなる。また、表面
に硬質材料を担持したセルロース系微粉粒を骨材として
いることにより、該微粉粒による樹脂の吸着・吸い込み
が極めて少なくなって成形歪みを生ずることがほとんど
なくなる。
【0010】請求項5記載の木質様製品によれば、前記
請求項4記載の木質様成形品に研削処理を施したので、
研削処理面において外面に臨んで位置する硬質材料担持
セルロース系微粉粒が、その硬質材料担持部分が削られ
てセルロース微粉粒の内面が研削処理面に臨むことによ
り、成形品表面が木質感に富んだものとなる。また、こ
のセルロース微粉粒の内面が臨んだ研削処理面に塗料が
塗布されることにより、塗料が直接セルロース系微粉粒
中に吸い込まれ、これによって塗料の成形品へののりが
良好となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。本発明にお
ける請求項1記載のセルロース系微粉粒は、木材、バカ
ス、稲藁等のセルロース系材料を粗粉砕処理し、得られ
たセルロース系粗粉粒を、該セルロース系材料より硬い
硬質材料の微粉粒とともに磨砕処理して得られるもので
あり、このような磨砕処理によって前記セルロース系粗
粉粒が粉砕されて微粉粒となるとともに、その表面に前
記硬質材料の微粉粒が喰い込み状態で担持されるのであ
る。
【0012】このような微粉粒を得るには、まず粗粉砕
処理として、予めチップ等にされた材料を機械的な衝撃
破砕により粉砕し、粒径が100〜150μm程度とな
るよう調整する。ここで、粗粉粒処理として粒径を10
0〜150μmに調整するのは、100μm未満では後
述する磨砕処理が十分になされず、繊維状でなく独立し
た粒子状のものが得られにくくなるからであり、また1
50μmを越えると、磨砕処理に長時間を要すことにな
り、処理効率を損なうからである。なお、機械的な粉砕
には、例えばインペラーミル(IMP−250;株式会
社セイシン企業製)が好適に使用される。
【0013】次に、このようにして得られた粗粉粒を、
セルロース系材料より硬い硬質材料の微粉粒とともに磨
砕処理する。ここで、セルロース系材料より硬い硬質材
料とは、ショア硬度(HS)、モース硬度、ブリンネル
硬度(HB)、ロックウェル硬度(HR)、ビッカース硬
度(HV)などによって規定される硬度が、セルロース
系材料の硬度より高い(硬い)物質であり、具体的には
セルロース系材料としてショア硬度が40〜50HS
木材に対し、酸化チタン(150〜180HS)、カー
ボン(60〜65HS)、ニッケル(90〜100
S)、炭酸カルシウム(120〜140HS)のような
高い硬度を有する無機材料や、さらにはユリア樹脂硬化
体、フェノール樹脂硬化体などの硬化状態において前記
セルロース系材料より硬い硬質熱硬化性樹脂が好適に用
いられる。なお、ショア硬度はJIS Z2243に規
定されるものであり、圧子を落下させ衝突後の反発高さ
より換算して得られる値である。また、このような硬質
材料としては、粒径が10μmを越えると担持されるセ
ルロース系微粉粒に対して大きくなりすぎ、セルロース
系微粉粒に対し十分な喰い込み状態とならなくなること
から、その粒径が10μm以下であるのが好ましい。
【0014】これらセルロース系粗粉粒と硬質材料の微
粉粒との磨砕処理としては、例えば図1に示すボールミ
ルによって行われる。このボールミルは、大気解放型の
ミル本体1の周壁に冷却ジャケット2を設けたもので、
供給パイプ8から冷却ジャケット2内に冷却水を供給
し、排水パイプ9から排出することで冷却水を循環さ
せ、これによってミル本体1内の温度を予め設定した温
度、例えば80℃以下となるようにするものである。こ
こで、ミル本体1の上部にはモータ5が配設されてお
り、このモータ5の底部にはミル本体1内のボール3を
攪拌するロータ4が配設されている。ロータ4は、モー
タ5の駆動によって回転し、ボール3と被磨砕処理物と
を攪拌することにより、これらを機械的に接触させるも
のである。また、ミル本体1の錐形下部にはバルブ6で
開閉される取出し口7が設けられており、磨砕処理後の
被磨砕処理物を排出できるようになっている。
【0015】このボールミルのミル本体1内に装填され
るボール3は、外径3mm〜5mmのセラミックスボール、
特にジルコニア系やアルミナ系のセラミックスボールを
用いるのが好ましく、ステンレス、スチール等の金属製
のボールの使用は避けるのが好ましい。なぜなら、ステ
ンレス、スチール製等の金属製のボールでは、木粉等の
粉砕セルロース系粉がボールの表面に結着し、あるいは
金属製ボール相互の接触に伴う発熱によって粉砕粉に変
質をもたらすおそれがあり、また金属製ボールのかけら
等が発生し、粉砕セルロースの表面にそのかけらが担持
されて所望する微粉粒と異質のものになるおそれがある
からである。なお、この乾式ボールミルは密閉タイプで
あっても大気解放タイプであっても良いが、密閉タイプ
を採用した場合にはミル内に窒素ガス等の不活性ガスを
充填して用いるのが好ましい。
【0016】また、このボールミルでは、使用ボール3
の表面温度が90℃〜120℃の範囲となるようにし、
ミル本体1の室内温度が80℃を超えないようにして前
記の原料材粉砕物の粉砕・磨砕処理と乾燥処理とを行
う。ここで、使用ボール3の温度制御については、ミル
本体1の容量と、このミル本体1内に投入されるボール
3の量と、ボール3の材質、寸法ならびに投入粉砕物の
投入温度、量、含有水分量とに基づき、攪拌速度ならび
にミル本体1の周面に設けた冷却ジャケット2による冷
却量等を調整することによって行う。なお、ボール3の
表面温度は、対象材料によっても異なるものの、例えば
木材粉の場合には100℃〜120℃の範囲にするの
が、粉砕および磨砕の効率の点から好ましい。ただし、
粉砕・磨砕に長時間を要する場合には暴爆の防止の点か
ら90℃〜100℃であることが望ましい。また、粉砕
・磨砕において暴爆を生ずる危険のある場合には、ミル
本体1内の酸素濃度を15%以内とするのが好ましく、
その場合には例えばボールミル内に連続して窒素ガスを
供給するといった方法を採用してもよい。
【0017】このようなボールミルによる粉砕・磨砕処
理によれば、ボール3の回転に伴って生ずる摩擦熱によ
りミル本体1の内部温度が上昇し、一方冷却ジャケット
2に循環される冷却水よってミル本体1内の温度および
ボール3の表面温度が前記した範囲に調節されることに
より、セルロース系粗粉粒がさらに粉砕されると同時に
強い加熱条件下におかれて乾燥せしめられ、これによっ
て粒径が所望する範囲、例えば70μm以下に揃えら
れ、しかも含有水分が2.0重量%以下に調整されるの
である。また、この処理によれば、セルロース粗粉粒に
ボール3が接触することにより、該ボール3に接触した
セルロース粗粉粒はその表面が破断状態で磨砕され、こ
れによってその破断、磨砕が効率良くなされる。
【0018】すなわち、セルロース粗粉粒はボール3の
表面に接触した際、機械的に圧潰されかつ磨耗されて粉
砕・磨砕され、これと同時に加熱・乾燥されることか
ら、含有水分が効率良く取り除かれるのである。また、
ボール3から離脱した際急速に冷却されることから、加
熱−冷却の繰返しを受けることによって原料材粉砕物中
の繊維が膨縮作用を受けるとともに、急速に乾燥され、
これによって繊維の先端部がボール3によって効率良く
磨砕され、結果として周面に繊毛の少ない、独立した粒
形状をなす磨砕処理セルロース系微粉粒が得られるので
ある。
【0019】またこの場合、セルロース系粗粉粒と硬質
材料微粉粒とが同時に磨砕処理されることにより、図2
に示すようにセルロース系材料に比べ硬くしかも粒径が
小さい硬質材料微粉粒10がセルロース系微粉粒11
(磨砕処理によって粗粉状態から微粉状態になってい
る)の表面に喰い込み、結果として硬質材料微粉粒10
…がセルロース微粉粒11の周面に担持されるのであ
る。なお、担持させる硬質材料微粉粒の量としては、母
粒子となるセルロース系微粉粒の周面に重なり合って該
周面を覆いつくす量が上限とされるが、下限については
担持セルロース系微粉粒の用途に応じて適宜決定され
る。そして、このようにして得られた硬質材料微粒子担
持セルロース系微粉粒を分級し、所望する範囲の粒径
(例えば20〜50μm、50〜70μm)に揃え、本
発明のセルロース系微粉粒とする。
【0020】このようにして得られたセルロース系微粉
粒(担持微粉粒)は、担持した硬質材料の色調とほぼ同
一の色調を有するものとなるので、顔料として用いるこ
とが可能となる。また、硬質材料の微粉粒を担持するセ
ルロース系粉粒が磨砕処理されて繊維状でなく粒状の微
粉粒となるので、個々の粒状の微粒子が独立した状態で
分散されるものとなり、したがって担持微粉粒自体も形
成樹脂に対し極めて分散性の良いものとなる。さらに、
セルロース系微粉粒が繊維状でなく粒状をなしているた
め、従来の繊維状木粉のごとく水(湿気を含む)、溶剤
を吸着しあるいはこれを放出することに起因する伸縮が
極めて少なくなり、したがってこれを骨材として樹脂に
配合し成形した場合に、得られた成形品は寸法安定性に
極めて優れたものとなる。
【0021】本発明における請求項4記載の木質様成形
品は、前記の硬質材料微粒子を担持したセルロース系微
粉粒を樹脂に配合混合し、該混合物を押出もしくは射出
成形によって所定形状に成形して得られたものである。
なお、本発明の木質様成形品としては、住宅における回
り縁や幅木やドア枠、家具等の各種化粧板、さらには車
両の内装部材形状など種々のものに適用可能であるが、
この例では住宅における回り縁や幅木の材料となる板材
に成形されるものとして説明する。本木質様成形品に用
いられるセルロース系微粉粒としては、硬質材料微粒子
として白色無機顔料である酸化チタン微粒子を担持した
ものが好適に用いられる。
【0022】また、その形成樹脂素材としては、塩化ビ
ニル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポ
リウレタン樹脂等が用いられる。そして、この形成樹脂
素材に酸化チタンを担持したセルロース系微粉粒が配合
され、さらに必要に応じ公知の添加材が配合され混合さ
れた後、該混合物が押出成形もしくは射出成形によって
所望する板形状に成形されることにより、本発明の木質
様成形品が得られるのである。ここで、形成樹脂素材に
対する担持微粉粒の配合量は、樹脂の種類によっても異
なるものの、例えば塩化ビニル樹脂を用いた場合、樹脂
100重量部に対し担持微粉粒が20〜50重量部程度
配合される。
【0023】このようにして成形された木質様成形品に
あっては、担持された酸化チタンにより表面が十分に白
色となっており、また酸化チタンを担持したセルロース
系微粉粒が磨砕処理されていることから、従来の木材を
直接微粉状に粉砕したものが繊維状であるのと異なり、
その表面に繊毛が少なく粒状となり、よって成形品表面
にけば立ちがなく、肌触りがよいものとなる。また、セ
ルロース系微粉粒が前述したごとく分散性が良いことか
ら、得られた成形品についても十分に均一な材質のもの
となる。
【0024】さらに、セルロース系微粉粒が水等を吸着
しあるいはこれを放出することに起因する伸縮が極めて
少ないことから、これを含有してなる木質様成形品は寸
法安定性に極めて優れたものとなる。また、磨砕処理を
施しかつ表面に無機顔料である酸化チタンを担持したセ
ルロース系微粉粒を骨材としていることにより、該微粉
粒による樹脂の吸着・吸い込むが極めて少なくなって成
形歪みを生ずることがほとんどなくなる。
【0025】また、この木質様成形品にあっては、セル
ロース系微粉粒が酸化チタンを担持していることから担
持前に比べ耐熱性が向上していることにより、単に木粉
等セルロース系微粉粒を配合させ成形する場合に比べ成
形時の熱影響が少なく、よって色や形状の変化など変質
が抑制される。また、顔料を担持したことによってセル
ロース系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微粉粒
中に含まれるグリニンや木酸が成形時に放出されること
が抑制されるため、該グリニンや木酸の放出に起因する
成形不良が防止される。
【0026】また、この木質様成形品にあっては、セル
ロース系微粉粒の表面積が酸化チタンを担持しているこ
とによって従来の木粉に比べ大となっており、したがっ
て成形品中において該微粉粒と樹脂との接着度が高ま
る。また、白色無機顔料を担持したセルロース系微粉粒
を配合したことによって白色の成形品となるため、2次
加工における色調整が簡便となり、美麗な木質様を容易
に付与することが可能になる。さらに成形に際しても、
従来の木粉混入樹脂に比べ本発明のセルロース系微粉粒
混入樹脂はその流動性に優れ、したがって押出成形圧や
射出圧を低く設定することが可能になる。
【0027】次に、本発明における請求項5記載の木質
様製品について説明する。この木質様製品は、基本的に
前記請求項4記載の木質様成形品を基材とし、該基材の
被塗装に研削処理を施して該研削処理面に塗料を塗布し
たものである。用いられる塗料について説明すると、樹
脂成分としては塗料に用いられるものはほぼ使用可能で
あるが、なかでもウレタン樹脂、アクリル樹脂、メラミ
ン樹脂、ポリエステル樹脂等が好適に用いられる。ま
た、顔料としては、木質様をだすため例えば酸化鉄等の
茶色顔料やカーボン等の黒色顔料などが用いられる。
【0028】また、特に全艶消しを行いたい場合には、
前記セルロース系粗粉粒を単独で磨砕処理し、得られる
単独セルロース系微粉粒を配合した塗料を用いてもよ
い。このような単独セルロース系微粉粒を配合する場合
には、セルロース系微粉粒として粒径が1〜15μm程
度のものを用いるのが好ましい。
【0029】この塗料を前記木質様成形品に塗布するに
先立ち、前処理として以下に述べる処理を木質様成形品
に施す。まず、前記木質様成形品の被塗装面を、ブラシ
やバフロールにより研削処理し、被塗装面を粗面にする
とともに、一部の表面樹脂を除去する。すると、このよ
うな研削処理により木質様成形品は、成形時に生じた不
要の凹凸が平滑化されるとともに、細い掻傷を多数形成
する。なお、この工程は表面光沢をなくすことが主目的
であるが、特に先端が不揃いのブラシを用いれば、表面
の荒らし方に強弱を生じ、後述する塗料塗布による着色
にて色ムラ等を出すことができ、これによって木質感を
一層高めることができ、さらには塗料の浸透をよくする
ことができる。
【0030】またこの場合、表面を研削処理することに
よって表面部に位置する顔料担持セルロース系微粉粒
は、図3に示すようにその担持した白色無機顔料10が
剥離し、その結果セルロース系微粉粒11の内部が露出
して成形品表面の木質感を高める。また、このような研
削処理によって表面の白色度にムラが生じるとともに、
後述する塗料塗布の際にも微視的にみて塗料の吸い込み
やそののりの具合に微妙に差が生じることにより、得ら
れた木質様製品により一層の木質感がかもし出される。
次に、研削処理した被塗装面にエンボス加工による加飾
処理を行う。このエンボス加工は、ポンチとダイスとの
間に樹脂成形物を入れて木目様の凹凸模様を形成した
り、エンボスロール間で樹脂成形物を転圧せしめて連続
的に木目様の凹凸模様を形成する方法である。
【0031】次いで、エンボス加工を施した面に塗料を
塗布し、木目模様を明瞭にした後、不織布等を巻き付け
たロールによって塗装面の余剰塗料を拭き取る。ここで
塗料の塗布については、スプレーガンによる吹き付け法
や各種の流動浸漬法など従来公知の塗布法が採用可能で
ある。さらに、塗装面に公知のトップコート処理を行
い、必要に応じ所要の寸法に切断して本発明の木質様板
製品を得る。なお、所望寸法にするための切断は、予め
木質様成形品の段階、すなわち研削処理前にて行っても
よく、さらにはエンボス加工を施す前に行ってもよいの
はもちろんである。
【0032】このようにして得られた木質様製品にあっ
ては、成形品表面に研削処理を施したので、研削処理面
において外面に臨んで位置する白色無機顔料担持セルロ
ース系微粉粒が、その顔料担持部分が削られてセルロー
ス微粉粒の内面が研削処理面に臨むことにより、成形品
表面の手触り感が柔らかくしかもセルロース微粉粒自体
に吸湿性があることなどにより木質感に富んだものとな
る。また、このセルロース微粉粒の内面が臨んだ研削処
理面に塗料が塗布されることにより、塗料が直接セルロ
ース系微粉粒中に吸い込まれ、これによって塗料の成形
品への吸い込みおよびのりが良好となる。
【0033】また、塗料として磨砕処理したセルロース
系微粉粒を配合したものを用いれば、従来のシリカ等に
よる艶消し表面と異なり、白濁減少を生ずることなく、
塗料中の使用顔料固有の色調を有し、かつ艶消し状の着
色表面が得られる。すなわち、このような良好な艶消し
面が得られるのは、図4に示すように成形品20表面の
塗膜21中にセルロース系微粉粒22…が均一に配置さ
れ、塗膜形成後、塗膜表層においてセルロース系微粉粒
22は縮まないもののその間の樹脂分が僅かに縮むた
め、表面に極微小の凹凸が生じ、これにより深度反射が
抑さえられて全艶消しがなされるからである。
【0034】さらに、この木質様板製品にあっては、そ
の木質様成形品にセルロース系微粉粒が配合されてお
り、しかもこれが担持している酸化チタンは微粒子であ
って加工上問題がないため、鋸による切断や釘打ちなど
も十分可能となって木材とほぼ同様にして取り扱うこと
ができ、よって回り縁や幅木とした場合に現場での取付
などの施工が極めて容易になる。また、木質様成形品に
セルロース系微粉粒が配合されていることから、塗料の
成形品への塗着が強固となり、部分的な剥離もない十分
均質な塗膜を有する製品となる。
【0035】さらに、塗料として分散性のよいセルロー
ス系微粉粒を配合したものを用いた場合、木質の色調を
付与する茶色顔料の塗料中での分散もよくなり、よって
得られた塗装面は不自然な色ムラがなく、エンボス加工
等による自然な色調の変化のみを有する木質様を呈した
ものとなる。なお、前記木質様成形品、木質様製品につ
いては、セルロース微粉粒への担持微粉粒として酸化チ
タンを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、
セルロース系材料に比べ硬い材料の微粉粒であれば無機
系のものでも有機系のものでも使用可能である。また、
前記木質様成形品、木質様製品ともに板状のものについ
て説明したが、本発明は枠状や各種のリブ付き形状など
押出成形法、射出成形法によって得られる形状なら全て
のものが適用できるのはもちろんである。
【0036】(製造例)予めチップ状に調整した木材を
インペラーミル(IMP−250;株式会社セイシン企
業製)によって粗粉砕し、粒径が100μm〜150μ
mの範囲の粗粉粒を得た。次に、得られた木粉粗粉粒と
平均粒径5μmの酸化チタン微粉粒とをボールミルに入
れ、磨砕処理することによって木粉粗粉粒を微粉状に粉
砕・磨砕するとともに、粉砕・磨砕されて形成された木
粉微粉粒に酸化チタン微粉粒を担持した。このようにし
て得られた担持木粉微粉粒は、その製造過程においても
保管の過程においてもその凝集が認められなかった。
【0037】次いで、得られた担持微粉粒を塩化ビニル
樹脂100重量部に対し30重量部配合し、さらに添加
剤として公知のものを配合して混合し、得られた混合粉
末を用いて押出成形し、幅60mm、厚さ7mm、長さ
10mの板状成形品を得た。得られた板状成形品を目視
で観察しさらに手触り感を調べたところ、均一な白色度
を有し、また表面が柔らかくベトつきがないことが確認
された。さらに、この成形品の一方の面および長さ方向
の側端面にバフロールで研削処理を施し、処理面を粗面
にした。次に、研削処理した面にさらにポンチとダイス
とによるエンボス加工を施し、木目様の凹凸模様を形成
した。
【0038】そして、予め用意した一般的な塗料を前記
成形品のエンボス加工を施した面にスプレーガンで塗布
し、木目模様を明瞭にした後、不織布等を巻き付けたロ
ールによって塗装面の余剰塗料を拭き取った。さらに、
塗装面にウレタン系、アクリル系の塗料をスプレーガ
ン、フローコーター等により塗布してトップコート処理
を行い、5mの長さに切断して幅木を得た。得られた幅
木は木目模様が明瞭で色ムラが適度にあり、しかも艶消
しされているため天然の木材に極めて近い表層を有して
いた。また、手触りも塗装面が柔らかくまたベトつきが
ないため、十分な木質感を有したものとなった。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における請
求項1記載のセルロース系微粉粒は、担持した硬質材料
の色調とほぼ同一の色調を有するものとなるので、顔料
として用いることができる。また、硬質材料の微粉粒を
担持するセルロース系粉粒が磨砕処理されて繊維状でな
く粒状の微粉粒となるので、個々の粒状の微粒子が独立
した状態で分散されるものとなり、したがって担持微粉
粒自体も形成樹脂に対し極めて分散性の良いものとな
る。さらに、セルロース系微粉粒が繊維状でなく粒状を
なしているため、従来の繊維状木粉のごとく水(湿気を
含む)、溶剤を吸着しあるいはこれを放出することに起
因する伸縮が極めて少なくなり、したがってこれを骨材
として樹脂に配合し成形した場合に、得られた成形品は
寸法安定性に極めて優れたものとなる。また、請求項2
記載のセルロース系微粉粒は、セルロース系粗粉粒の平
均粒径が100〜150μmであり、硬質材料の微粉粒
の平均粒径が10μm以下であるので、セルロース系の
粗粉粒が粉砕・磨砕されて形成される微粉粒に硬質材料
の微粉粒が確実に喰い込み、また磨砕処理に際しての効
率も優れたものとなる。また、請求項3記載のセルロー
ス系微粉粒は、前記硬質材料が硬化状態において前記セ
ルロース系材料より硬い硬質熱硬化性樹脂であるので、
硬質熱硬化性樹脂の微粉粒を担持した微粉粒自体が形成
樹脂に対し極めて分散性の良いものとなる。
【0040】請求項4記載の木質様成形品は、また硬質
材料の微粉粒を担持したセルロース系微粉粒が磨砕処理
されていることから、従来の木材を直接微粉状に粉砕し
たものが繊維状であるのと異なり、その表面に繊毛が少
なく粒状となり、よって成形品表面にけば立ちがなく、
肌触りがよいものとなる。また、セルロース系微粉粒が
前述したごとく分散性が良いことから、得られた成形品
についても十分に均一な材質のものとなる。また、セル
ロース系微粉粒が水等を吸着しあるいはこれを放出する
ことに起因する伸縮が極めて少ないことから、これを含
有してなる木質様成形品は寸法安定性に極めて優れたも
のとなる。また、表面に硬質材料の微粒子を担持しこれ
によって周面が硬質材料微粒子によって覆われたセルロ
ース系微粉粒を骨材としていることにより、該微粉粒に
よる樹脂の吸着・吸い込むが極めて少なくなって成形歪
みを生ずることがほとんどなくなる。
【0041】また、この木質様成形品にあっては、セル
ロース系微粉粒が硬質材料微粒子を担持していることか
ら担持前に比べ耐熱性が向上していることにより、単に
木粉等セルロース系微粉粒を配合させ成形する場合に比
べ成形時の熱影響が少なく、よって色や形状の変化など
変質が抑制される。また、顔料を担持したことによって
セルロース系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微
粉粒中に含まれるグリニンや木酸が成形時に放出される
ことが抑制されるため、該グリニンや木酸の放出に起因
する成形不良が防止される。また、この木質様成形品に
あっては、セルロース系微粉粒の表面積が硬質材料の微
粉粒を担持していることによって従来の木粉に比べ大と
なっており、したがって成形品中において該微粉粒と樹
脂との接着度が高まる。さらに成形に際しても、従来の
木粉混入樹脂に比べ本発明のセルロース系微粉粒混入樹
脂はその流動性に優れ、したがって押出成形圧や射出圧
を低く設定することが可能になる。
【0042】請求項5記載の木質様製品は、前記請求項
記載の木質様成形品に研削処理を施したので、研削処
理面において外面に臨んで位置する硬質無機材料微粉粒
担持セルロース系微粉粒が、その担持部分が削られてセ
ルロース微粉粒の内面が研削処理面に臨むことにより、
成形品表面が木質感に富んだものとなる。また、このセ
ルロース微粉粒の内面が臨んだ研削処理面に塗料が塗布
されることにより、塗料が直接セルロース系微粉粒中に
吸い込まれ、これによって塗料の成形品へののりが良好
となり、より一層木質感に富んだものとなる。さらに、
木質様成形品にセルロース系微粉粒が配合されているた
め鋸による切断や釘打ちなども十分可能となり、よって
木材とほぼ同様に取り扱うことができることから、住宅
等の化粧材などとした場合にも現場での取付などの施工
性に極めて優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】解放型のボールミルの要部破断正面図。
【図2】本発明のセルロース系微粉粒の一例を示す断面
図。
【図3】研削処理を施した成形品表層部の拡大図。
【図4】セルロース系微粉粒を配合した塗料を成形品の
切削面に塗布した状態を示す成形品表層部の拡大図。
【図5】木材を直接微粉状に粉砕して得られた従来の木
粉を示す拡大図。
【符号の説明】
1 ミル本体 3 ボール 10 硬質材料微粉粒 11 セルロース系微粉粒 20 成形品 21 塗膜 22 セルロース系微粉粒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材、バカス、稲藁等のセルロース系材
    料から粗粉砕処理されて得られたセルロース系粗粉粒
    が、該セルロース系材料より硬い硬質材料の微粉粒とと
    もに磨砕処理され、前記セルロース系粗粉粒が粉砕され
    て微粉粒となるとともにその表面に前記硬質材料の微粉
    粒が喰い込み状態で担持されてなることを特徴とするセ
    ルロース系微粉粒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセルロース系微粉粒にお
    いて、前記セルロース系粗粉粒の平均粒径が100〜1
    50μmであり、前記硬質材料の微粉粒の平均粒径が1
    0μm以下であることを特徴とするセルロース系微粉
    粒。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれか1項記載の
    セルロース系微粉粒において、 前記硬質材料は、硬化状態において前記セルロース系材
    料より硬い硬質熱硬化性樹脂であることを特徴とするセ
    ルロース系微粉粒。
  4. 【請求項4】 木材、バカス、稲藁等のセルロース系材
    料から粗粉砕処理されて得られたセルロース系粗粉粒が
    該セルロース系材料より硬い硬質材料の微粉粒とともに
    磨砕処理され、前記セルロース系粗粉粒が粉砕されて微
    粉粒となるとともにその表面に前記硬質材料の微粉粒が
    喰い込み状態で担持されてなるセルロース系微粉粒が、
    樹脂に混合され、該混合物が押出もしくは射出成形によ
    り所定形状に成形されてなることを特徴とする木質様成
    形品。
  5. 【請求項5】 木材、バカス、稲藁等のセルロース系材
    料から粗粉砕処理されて得られたセルロース系粗粉粒が
    該セルロース系材料より硬い硬質材料の微粉粒とともに
    磨砕処理され、前記セルロース系粗粉粒が粉砕されて微
    粉粒となるとともにその表面に前記硬質材料の微粉粒が
    喰い込み状態で担持されてなるセルロース系微粉粒が、
    樹脂に混合され、該混合物が押出もしくは射出成形によ
    り所定形状に成形され、さらに該成形体の被塗装面に研
    削処理が施され、該研削処理面に塗料が塗布されてなる
    ことを特徴とする木質様製品。
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