JP3167849B2 - セルロース系微粉粒、木質様成形品および木質様製品 - Google Patents

セルロース系微粉粒、木質様成形品および木質様製品

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JP3167849B2 JP32442193A JP32442193A JP3167849B2 JP 3167849 B2 JP3167849 B2 JP 3167849B2 JP 32442193 A JP32442193 A JP 32442193A JP 32442193 A JP32442193 A JP 32442193A JP 3167849 B2 JP3167849 B2 JP 3167849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品の充填材と
して好適なセルロース系微粉粒と、例えば住宅における
回り縁や幅木や、家具等の各種化粧板、さらには車両の
内装部材などに好適な木質様成形品および木質様製品に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂成形物に天然木材の有す
る表面特性に近い表面特性を付与し、各種の家具や化粧
板、さらには日用品の表面を天然の木質様にする試みが
なされてきている。このような天然木材に近似した木質
様樹脂製品を得るには、木材に近似した色調に着色して
その木材的な趣きをだすため、合成樹脂成形物の成形に
際し、所要量の木粉と所望する色調に対応した顔料を形
成樹脂素材に添加して目的とする天然木材に近い色調お
よび風合いの樹脂成形物を得ていた。
【0003】ここで、形成樹脂素材に添加される木粉と
しては、木材を乾式粉砕機や湿式粉砕機により直接微粉
状に粉砕して得られる木粉が一般的である。また、樹脂
に対する配合時の分散性をよくするために、また樹脂成
形時に成形機内に木酸ガスが生じないように改良された
ものとして、フェノールや尿素樹脂で表面等の硬化処理
が施されたパーティクルボードの表面研磨粉が知られて
いる。
【0004】このパーティクルボードの表面研磨粉の主
な特徴としては、微細であり、しかも表面に繊毛部分が
少なく滑性の良い粒形状をなすことにある。そして、微
細であり、しかも滑性が良いことから粉粒状の樹脂原料
に対する良好な分散配合性のある木粉とされているので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、木材を
直接微粉状に粉砕して得られる木粉は、乾式粉砕機によ
って得られたものでも湿式粉砕機によって得られたもの
でも粉砕効率が悪く、長時間粉砕処理しても粉砕粉中に
粒径の大きい木粉が多量に残る不都合を有していた。ま
た、この木粉は粒形状をなさず、図5に示すようにその
多くが繊維状となっており、短径側で計測した粒径が数
ミクロンであっても長径側が繊毛状に長く、このため樹
脂に配合して用いた際に木粉相互が絡みあって凝集状態
を作りだすことが多く、樹脂材料に対し均一に分散され
ない不都合を有している。
【0006】また、粉砕木粉の粒径が極端にバラついて
いることから成形された樹脂製品に成形歪み等をもたら
し易く、しかも機械的な強度が部分的に異なる等の不都
合を有していた。したがって、このような不都合から木
材を直接微粉状に粉砕して得られるものは、これを樹脂
材料に配合するには配合上、色彩上、品質管理上限界が
あるのである。
【0007】一方、パーティクルボードの表面研磨粉
は、パーティクルボードの素材的特性の違いにより均一
の木材特性を有しておらず、しかも切削手段、例えば使
用サンドペーパーのメッシュの違いに起因して粒径にバ
ラつきが生じ易いため、これを配合してなる樹脂成形物
自体も均一な木質様を有するものが得られないといった
不都合がある。
【0008】また、前記樹脂成形物を押出成形法や射出
成形法で板状に成形し、木質様の板製品とする場合、当
然樹脂素材中に木質感を与える色調の顔料を予め添加
ているが、この顔料が樹脂中に均一に分散されない場合
が多く、目的とする色調の製品を得ることが困難であ
り、また製品表面に色むらが生ずるといった不都合があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するべくなされたもので、請求項1記載の発明に係る
ルロース系微粉粒は、木材、バカス、稲藁等のセルロー
ス系材料から平均粒径が40〜150μmになるように
粗粉砕処理されて得られたセルロース系粗粉粒を、該セ
ルロース系材料より硬い硬質材料の平均粒径が10μm
以下にある微粉粒とともに、ボールミル内部で磨砕処理
することにより、前記セルロース系粗粉粒が粉砕されて
微粉粒となるとともにその表面に前記硬質材料の微粉粒
が喰い込み状態で担持されるように形成されていること
を特徴とする。 ここで、セルロース系材料より硬い硬質
材料としては、たとえば金属、無機材料、硬質合成樹脂
等がある。
【0010】請求項2記載の発明に係る木質様成形品
は、請求項1記載のセルロース系微粉粒を、樹脂に混合
し、該混合物を押出もしくは射出成形により所定形状に
成形することにより形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明に係る木質様製品は、
請求項2記載の木質様成形品の被塗装面に研削処理を施
すとともに、該研削処理面に塗料を塗布することにより
形成されていることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明における請求項1記載のセルロース系微
粉粒によれば、平均粒径が10μm以下の硬質材料の微
粉粒を担持する平均粒径が40〜150μmのセルロー
ス系粉粒を、ボールミル内部で磨砕処理することによっ
て、繊維状でなく粒状の微粉粒となるので、従来の木材
を直接微粉状に粉砕したものが繊維状であって、これを
配合分散させた際その繊維状部分が絡み合って団子状、
綿状になってしまうのとは異なり、個々の粒状の微粒子
が独立した状態で分散されることから、硬質材料の微粉
粒を担持した微粉粒自体も形成樹脂に対し極めて分散性
の良いものとなる。
【0013】ここで、請求項1記載のセルロース系微粉
粒によれば、硬質材料の微粉粒を担持するセルロース系
粉粒の磨砕処理を行って、繊維状ではなく粒状の微粉粒
とするのを、ボールミル内部で行うので、確実に微粉粒
とすることができる。また、セルロース系微粉粒が繊維
ではなく粒状をなしているため、従来の繊維状木粉の
ごとく水(湿気を含む)、溶剤を吸着しあるいはこれを
放出することに起因する伸縮が極めて少なくなる。
【0014】また、請求項2記載の木質様成形品によれ
ば、セルロース系微粉粒が硬質材料の微粉粒を担持して
いることから、例えば該硬質材料を無機物とすることに
より担持前に比べ耐熱性が向上し、単に木粉等セルロー
ス系微粉粒を配合させ成形する場合に比べ成形時の熱影
響が少なく、よって色や形状の変化など変質が抑制され
る。また、硬質材料を担持したことによってセルロース
系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微粉粒中に含
まれるグリニンや木酸が成形時に放出されることが抑制
されるため、該グリニンや木酸の放出に起因する成形不
良が防止される。
【0015】さらに、この木質様成形品にあっては、セ
ルロース系微粉粒の表面積が硬質材料を担持しているこ
とにより、従来の木粉に比べ大となっており、したがっ
て成形品中において該微粉粒と樹脂との接着度が高ま
る。また、配合するセルロース系微粉粒が繊維状でなく
粒状であるため、これを含有してなる木質様成形品は寸
法安定性に極めて優れたものとなり、さらに表面にけば
立ちがなく、肌触りがよいものとなる。また、表面に硬
質材料を担持したセルロース系微粉粒を骨材としている
ことにより、該微粉粒による樹脂の吸着・吸い込みが極
めて少なくなって成形歪みを生ずることがほとんどなく
なる。
【0016】請求項3記載の木質様製品によれば、前記
請求項2記載の木質様成形品に研削処理を施したので、
研削処理面において外面に臨んで位置する硬質材料担持
セルロース系微粉粒が、その硬質材料担持部分が削られ
てセルロース微粉粒の内面が研削処理面に臨むことによ
り、成形品表面が木質感に富んだものとなる。また、こ
のセルロース微粉粒の内面が臨んだ研削処理面に塗料が
塗布されることにより、塗料が直接セルロース系微粉粒
中に吸い込まれ、これによって塗料の成形品へののりが
良好となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。本発明にお
ける請求項1記載のセルロース系微粉粒は、木材、バカ
ス、稲藁等のセルロース系材料を粗粉砕処理し、これに
より得られたセルロース系粗粉粒を、該セルロース系材
料より硬い硬質材料の微粉粒とともに、後述するボール
ミル内部で磨砕処理して得られるものであり、このよう
な磨砕処理によって前記セルロース系粗粉粒が粉砕され
て微粉粒となるとともに、その表面に前記硬質材料の微
粉粒が喰い込み状態で担持されるのである。
【0018】このような微粉粒を得るには、まず粗粉砕
処理として、予めチップ等にされた材料を機械的な衝撃
破砕により粉砕し、粒径が40〜150μm程度となる
よう調整する。ここで、粗粉粒処理として粒径を40〜
150μmに調整するのは、40μm未満では後述する
磨砕処理が十分になされず、繊維状でなく独立した粒子
状のものが得られにくくなるからである。また、150
μmを越えると、磨砕処理に長時間を要すことになり、
処理効率を損なうことになるからである。なお、機械的
な粉砕には、例えばインペラーミル(IMP−250;
株式会社セイシン企業製)が好適に使用される。
【0019】次に、このようにして得られた粗粉粒を、
セルロース系材料より硬い硬質材料の微粉粒とともに磨
砕処理する。ここで、セルロース系材料より硬い硬質材
料とは、ショア硬度(HS)、モース硬度、ブリンネル
硬度(HB)、ロックウェル硬度(HR)、ビッカース
硬度(HV)などによって規定される硬度が、セルロー
ス系材料の硬度より高い(硬い)物質であり、具体的に
はセルロース系材料としてショア硬度が40〜50HS
の木材に対し、酸化チタン(150〜180HS)、カ
ーボン(60〜65HS)、ニッケル(90〜100H
S)、炭酸カルシウム(120〜140HS)のような
高い硬度を有する無機材料や、さらにはユリア樹脂硬化
体、フェノール樹脂硬化体などの有機物、あるいは金属
等が好適に用いられる。
【0020】なお、ショア硬度はJIS Z 2243
に規定されるものであり、圧子を落下させ衝突後の反発
高さより換算して得られる値である。また、このような
硬質材料としては、粒径が10μmを越えると担持され
るセルロース系微粉粒に対して大きくなりすぎ、セルロ
ース系微粉粒に対し十分な喰い込み状態とならなくなる
ことから、その粒径が10μm以下であるのが好まし
い。
【0021】これらセルロース系粗粉粒と硬質材料の微
粉粒との磨砕処理としては、例えば図1に示すボールミ
ルによって行われる。このボールミルは、大気解放型の
ミル本体1の周壁に冷却ジャケット2を設けたもので、
供給パイプ8から冷却ジャケット2内に冷却水を供給
し、排水パイプ9から排出することで冷却水を循環さ
せ、これによってミル本体1内の温度を予め設定した温
度、例えば80℃以下となるようにするものである。
【0022】ここで、ミル本体1の上部にはモータ5が
配設されており、このモータ5の底部にはミル本体1内
のボール3を攪拌するロータ4が配設されている。ロー
タ4は、モータ5の駆動によって回転し、ボール3と被
磨砕処理物とを攪拌することにより、これらを機械的に
接触させるものである。また、ミル本体1の錐形下部に
はバルブ6で開閉される取出し口7が設けられており、
磨砕処理後の被磨砕処理物を排出できるようになってい
る。
【0023】このボールミルのミル本体1内に装填され
るボール3は、外径3mm〜5mmのセラミックスボール、
特にジルコニア系やアルミナ系のセラミックスボールを
用いるのが好ましく、ステンレス、スチール等の金属製
のボールの使用は避けるのが好ましい。なぜなら、ステ
ンレス、スチール製等の金属製のボールでは、木粉等の
粉砕セルロース系粉がボールの表面に結着し、あるいは
金属製ボール相互の接触に伴う発熱によって粉砕粉に変
質をもたらすおそれがある。また、金属製ボールのかけ
ら等が発生し、粉砕セルロースの表面にそのかけらが担
持されて所望する微粉粒と異質のものになるおそれがあ
るからである。
【0024】なお、この乾式ボールミルは密閉タイプで
あっても大気解放タイプであっても良いが、密閉タイプ
を採用した場合にはミル内に窒素ガス等の不活性ガスを
充填して用いるのが好ましい。また、このボールミルで
は、使用ボール3の表面温度が90℃〜120℃の範囲
となるようにし、ミル本体1の室内温度が80℃を超え
ないようにして前記の原料材粉砕物の粉砕・磨砕処理と
乾燥処理とを行う。
【0025】ここで、使用ボール3の温度制御について
は、ミル本体1の容量と、このミル本体1内に投入され
るボール3の量と、ボール3の材質、寸法ならびに投入
粉砕物の投入温度、量、含有水分量とに基づき、攪拌速
度ならびにミル本体1の周面に設けた冷却ジャケット2
による冷却量等を調整することによって行う。なお、ボ
ール3の表面温度は、対象材料によっても異なるもの
の、例えば木材粉の場合には100℃〜120℃の範囲
にするのが、粉砕および磨砕の効率の点から好ましい。
ただし、粉砕・磨砕に長時間を要する場合には暴爆の防
止の点から90℃〜100℃であることが望ましい。ま
た、粉砕・磨砕において暴爆を生ずる危険のある場合に
は、ミル本体1内の酸素濃度を15%以内とするのが好
ましく、その場合には例えばボールミル内に連続して窒
素ガスを供給するといった方法を採用してもよい。
【0026】このようなボールミルによる粉砕・磨砕処
理によれば、ボール3の回転に伴って生ずる摩擦熱によ
りミル本体1の内部温度が上昇し、一方冷却ジャケット
2に循環される冷却水よってミル本体1内の温度およ
びボール3の表面温度が前記した範囲に調節されること
により、セルロース系粗粉粒がさらに粉砕されると同時
に強い加熱条件下におかれて乾燥せしめられ、これによ
って粒径が所望する範囲、例えば70μm以下に揃えら
れ、しかも含有水分が2. 0重量%以下に調整されるの
である。
【0027】また、この処理によれば、セルロース粗粉
粒にボール3が接触することにより、該ボール3に接触
したセルロース粗粉粒はその表面が破断状態で磨砕さ
れ、これによってその破断、磨砕が効率良くなされる。
すなわち、セルロース粗粉粒はボール3の表面に接触し
た際、機械的に圧潰されかつ磨耗されて粉砕・磨砕さ
れ、これと同時に加熱・乾燥されることから、含有水分
が効率良く取り除かれるのである。また、ボール3から
離脱した際急速に冷却されることから、加熱−冷却の繰
返しを受けることによって原料材粉砕物中の繊維が膨縮
作用を受けるとともに、急速に乾燥され、これによって
繊維の先端部がボール3によって効率良く磨砕され、結
果として周面に繊毛の少ない、独立した粒形状をなす磨
砕処理セルロース系微粉粒が得られるのである。
【0028】またこの場合、セルロース系粗粉粒と硬質
材料微粉粒とが、ボールミル内部で同時に磨砕処理され
ることにより、図2に示すようにセルロース系材料に比
べ硬くしかも粒径が小さい硬質材料微粉粒10がセルロ
ース系微粉粒11(磨砕処理によって粗粉状態から微粉
状態になっている)の表面に喰い込み、結果として硬質
材料微粉粒10…がセルロース微粉粒11の周面に担持
されるのである。なお、担持させる硬質材料微粉粒の量
としては、母粒子となるセルロース系微粉粒の周面に重
なり合って該周面を覆いつくす量が上限とされるが、下
限については担持セルロース系微粉粒の用途に応じて適
宜決定される。
【0029】そして、このようにして得られた硬質材料
微粒子担持セルロース系微粉粒を分級し、所望する範囲
の粒径(例えば20〜50μm、50〜70μm)に揃
え、本発明のセルロース系微粉粒とする。このようにし
て得られたセルロース系微粉粒(担持微粉粒)は、担持
した硬質材料の色調とほぼ同一の色調を有するものとな
るので、顔料として用いることが可能となる。
【0030】また、硬質材料の微粉粒を担持するセルロ
ース系粉粒が磨砕処理されて繊維状でなく粒状の微粉粒
となるので、個々の粒状の微粒子が独立した状態で分散
されるものとなり、したがって担持微粉粒自体も形成樹
脂に対し極めて分散性の良いものとなる。さらに、セル
ロース系微粉粒が繊維状でなく粒状をなしているため、
従来の繊維状木粉のごとく水(湿気を含む)、溶剤を吸
着しあるいはこれを放出することに起因する伸縮が極め
て少なくなり、したがってこれを骨材として樹脂に配合
し成形した場合に、得られた成形品は寸法安定性に極め
て優れたものとなる。
【0031】本発明における請求項2記載の木質様成形
品は、前記の硬質材料微粒子を担持したセルロース系微
粉粒を樹脂に配合混合し、該混合物を押出もしくは射出
成形によって所定形状に成形して得られたものである。
なお、本発明の木質様成形品としては、住宅における回
り縁や幅木やドア枠、家具等の各種化粧板、さらには車
両の内装部材形状など種々のものに適用可能であるが、
この例では住宅における回り縁や幅木の材料となる板材
に成形されるものとして説明する。
【0032】本木質様成形品に用いられるセルロース系
微粉粒としては、硬質材料微粒子として白色無機顔料で
ある酸化チタン微粒子を担持したものが好適に用いられ
る。また、その形成樹脂素材としては、塩化ビニル樹
脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリウレ
タン樹脂等が用いられる。そして、この形成樹脂素材に
酸化チタン、カーボン、ニッケル、炭酸カルシウム等
(以下酸化チタンで代表させる)を担持したセルロース
系微粉粒が配合され、さらに必要に応じ公知の添加材が
配合され混合された後、該混合物が押出成形もしくは射
出成形によって所望する板形状に成形されることによ
り、本発明の木質様成形品が得られるのである。
【0033】ここで、形成樹脂素材に対する担持微粉粒
の配合量は、樹脂の種類によっても異なるものの、例え
ば塩化ビニル樹脂を用いた場合、樹脂100重量部に対
し担持微粉粒が10〜50重量部程度配合される。この
ようにして成形された木質様成形品にあっては、担持さ
れた酸化チタンにより表面が十分に白色となっており、
また酸化チタンを担持したセルロース系微粉粒が磨砕処
理されていることから、従来の木材を直接微粉状に粉砕
したものが繊維状であるのと異なり、その表面に繊毛が
少なく粒状となり、よって成形品表面にけば立ちがな
く、肌触りがよいものとなる。
【0034】また、セルロース系微粉粒が前述したごと
く分散性が良いことから、得られた成形品についても十
分に均一な材質のものとなる。さらに、セルロース系微
粉粒が水等を吸着しあるいはこれを放出することに起因
する伸縮が極めて少ないことから、これを含有してなる
木質様成形品は寸法安定性に極めて優れたものとなる。
【0035】また、磨砕処理を施しかつ表面に無機顔料
である酸化チタンを担持したセルロース系微粉粒を骨材
としていることにより、該微粉粒による樹脂の吸着・吸
い込むが極めて少なくなって成形歪みを生ずることがほ
とんどなくなる。また、この木質様成形品にあっては、
セルロース系微粉粒が酸化チタンを担持していることか
ら担持前に比べ耐熱性が向上していることにより、単に
木粉等セルロース系微粉粒を配合させ成形する場合に比
べ成形時の熱影響が少なく、よって色や形状の変化など
変質が抑制される。
【0036】また、顔料を担持したことによってセルロ
ース系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微粉粒中
に含まれるグリニンや木酸が成形時に放出されることが
抑制されるため、該グリニンや木酸の放出に起因する成
形不良が防止される。また、この木質様成形品にあって
は、セルロース系微粉粒の表面積が酸化チタンを担持し
ていることによって従来の木粉に比べ大となっており、
したがって成形品中において該微粉粒と樹脂との接着度
が高まる。
【0037】また、白色無機顔料を担持したセルロース
系微粉粒を配合したことによって白色の成形品となるた
め、2次加工における色調整が簡便となり、美麗な木質
様を容易に付与することが可能になる。さらに成形に際
しても、従来の木粉混入樹脂に比べ本発明のセルロース
系微粉粒混入樹脂はその流動性に優れ、したがって押出
成形圧や射出圧を低く設定することが可能になる。
【0038】次に、本発明における請求項3記載の木質
様製品について説明する。この木質様製品は、基本的に
前記請求項2記載の木質様成形品を基材とし、該基材の
被塗装に研削処理を施して該研削処理面に塗料を塗布し
たものである。
【0039】ここで用いている塗料について説明する
と、樹脂成分としては塗料に用いられるものはほぼ使用
可能であるが、なかでもウレタン樹脂、アクリル樹脂、
メラミン樹脂、ポリエステル樹脂等が好適に用いられ
る。また、顔料としては、木質様をだすため例えば酸化
鉄等の茶色顔料やカーボン等の黒色顔料などが用いられ
る。
【0040】また、特に全艶消しを行いたい場合には、
前記セルロース系粗粉粒を単独で磨砕処理し、得られる
単独セルロース系微粉粒を配合した塗料を用いてもよ
い。このような単独セルロース系微粉粒を配合する場合
には、セルロース系微粉粒として粒径が1〜15μm程
度のものを用いるのが好ましい。
【0041】この塗料を前記木質様成形品に塗布するに
先立ち、前処理として以下に述べる処理を木質様成形品
に施す。まず、前記木質様成形品の被塗装面を、ブラシ
やバフロールにより研削処理し、被塗装面を粗面にする
とともに、一部の表面樹脂を除去する。すると、このよ
うな研削処理により木質様成形品は、成形時に生じた不
要の凹凸が平滑化されるとともに、細い掻傷を多数形成
する。
【0042】なお、この工程は表面光沢をなくすことが
主目的であるが、特に先端が不揃いのブラシを用いれ
ば、表面の荒らし方に強弱を生じ、後述する塗料塗布に
よる着色にて色ムラ等を出すことができ、これによって
木質感を一層高めることができ、さらには塗料の浸透を
よくすることができる。
【0043】またこの場合、表面を研削処理することに
よって表面部に位置する顔料担持セルロース系微粉粒
は、図3に示すようにその担持した白色無機顔料10が
剥離し、その結果セルロース系微粉粒11の内部が露出
して成形品表面の木質感を高めることができる。また、
このような研削処理によって表面の白色度にムラが生じ
るとともに、後述する塗料塗布の際にも微視的にみて塗
料の吸い込みやそののりの具合に微妙に差が生じること
により、得られた木質様製品により一層の木質感がかも
し出される。
【0044】次に、研削処理した被塗装面にエンボス加
工による加飾処理を行う。このエンボス加工は、ポンチ
とダイスとの間に樹脂成形物を入れて木目様の凹凸模様
を形成したり、エンボスロール間で樹脂成形物を転圧せ
しめて連続的に木目様の凹凸模様を形成する方法であ
る。次いで、エンボス加工を施した面に塗料を塗布し、
木目模様を明瞭にした後、不織布等を巻き付けたロール
によって塗装面の余剰塗料を拭き取る。ここで塗料の塗
布については、スプレーガンによる吹き付け法や各種の
流動浸漬法など従来公知の塗布法が採用可能である。
【0045】さらに、塗装面に公知のトップコート処理
を行い、必要に応じ所要の寸法に切断して本発明の木質
様板製品を得る。なお、所望寸法にするための切断は、
予め木質様成形品の段階、すなわち研削処理前にて行っ
てもよく、さらにはエンボス加工を施す前に行ってもよ
いのはもちろんである。
【0046】このようにして得られた木質様製品にあっ
ては、成形品表面に研削処理を施したので、研削処理面
において外面に臨んで位置する白色無機顔料担持セルロ
ース系微粉粒が、その顔料担持部分が削られてセルロー
ス微粉粒の内面が研削処理面に臨むことにより、成形品
表面の手触り感が柔らかくしかもセルロース微粉粒自体
に吸湿性があることなどにより木質感に富んだものとな
る。また、このセルロース微粉粒の内面が臨んだ研削処
理面に塗料が塗布されることにより、塗料が直接セルロ
ース系微粉粒中に吸い込まれ、これによって塗料の成形
品への吸い込みおよびのりが良好となる。
【0047】また、塗料として磨砕処理したセルロース
系微粉粒を配合したものを用いれば、従来のシリカ等に
よる艶消し表面と異なり、白濁減少を生ずることなく、
塗料中の使用顔料固有の色調を有し、かつ艶消し状の着
色表面が得られる。すなわち、このような良好な艶消し
面が得られるのは、図4に示すように成形品20表面の
塗膜21中にセルロース系微粉粒22…が均一に配置さ
れ、塗膜形成後、塗膜表層においてセルロース系微粉粒
22は縮まないもののその間の樹脂分が僅かに縮むた
め、表面に極微小の凹凸が生じ、これにより深度反射が
抑さえられて全艶消しがなされるからである。
【0048】さらに、この木質様板製品にあっては、そ
の木質様成形品にセルロース系微粉粒が配合されてお
り、しかもこれが担持している酸化チタンは微粒子であ
って加工上問題がないため、鋸による切断や釘打ちなど
も十分可能となって木材とほぼ同様にして取り扱うこと
ができ、よって回り縁や幅木とした場合に現場での取付
などの施工が極めて容易になる。
【0049】また、木質様成形品にセルロース系微粉粒
が配合されていることから、塗料の成形品への塗着が強
固となり、部分的な剥離もない十分均質な塗膜を有する
製品となる。さらに、塗料として分散性のよいセルロー
ス系微粉粒を配合したものを用いた場合、木質の色調を
付与する茶色顔料の塗料中での分散もよくなり、よって
得られた塗装面は不自然な色ムラがなく、エンボス加工
等による自然な色調の変化のみを有する木質様を呈した
ものとなる。
【0050】なお、前記木質様成形品、木質様製品につ
いては、セルロース微粉粒への担持微粉粒として酸化チ
タンを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、
セルロース系材料に比べ硬い材料の微粉粒であれば無機
系のものでも有機系のものでも使用可能である。また、
前記木質様成形品、木質様製品ともに板状のものについ
て説明したが、本発明は枠状や各種のリブ付き形状など
押出成形法、射出成形法によって得られる形状なら全て
のものが適用できるのはもちろんである。
【0051】(製造例) 予めチップ状に調整した木材をインペラーミル(IMP
−250;株式会社セイシン企業製)によって粗粉砕
し、粒径が40μm〜150μmの範囲の粗粉粒を得
た。次に、得られた木粉粗粉粒と平均粒径5μmの酸化
チタン微粉粒とをボールミルに入れ、磨砕処理すること
によって木粉粗粉粒を微粉状に粉砕・磨砕するととも
に、粉砕・磨砕されて形成された木粉微粉粒に酸化チタ
ン微粉粒を担持した。このようにして得られた担持木粉
微粉粒は、その製造過程においても保管の過程において
もその凝集が認められなかった。
【0052】次いで、得られた担持微粉粒を塩化ビニル
樹脂100重量部に対し30重量部配合し、さらに添加
剤として公知のものを配合して混合し、得られた混合粉
末を用いて押出成形し、幅60mm、厚さ7mm、長さ
10mの板状成形品を得た。得られた板状成形品を目視
で観察しさらに手触り感を調べたところ、均一な白色度
を有し、また表面が柔らかくベトつきがないことが確認
された。
【0053】さらに、この成形品の一方の面および長さ
方向の側端面にバフロールで研削処理を施し、処理面を
粗面にした。次に、研削処理した面にさらにポンチとダ
イスとによるエンボス加工を施し、木目様の凹凸模様を
形成した。そして、予め用意した一般的な塗料を前記成
形品のエンボス加工を施した面にスプレーガンで塗布
し、木目模様を明瞭にした後、不織布等を巻き付けたロ
ールによって塗装面の余剰塗料を拭き取った。
【0054】さらに、塗装面にウレタン系、アクリル系
の塗料をスプレーガン、フローコーター等により塗布し
てトップコート処理を行い、5mの長さに切断して幅木
を得た。得られた幅木は木目模様が明瞭で色ムラが適度
にあり、しかも艶消しされているため天然の木材に極め
て近い表層を有していた。また、手触りも塗装面が柔ら
かくまたベトつきがないため、十分な木質感を有したも
のとなった。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における請
求項1記載の発明に係るセルロース系微粉粒によれば、
担持した硬質材料の色調とほぼ同一の色調を有するもの
となるので、顔料として用いることができる。また、硬
質材料の微粉粒を担持するセルロース系粉粒が磨砕処理
されて繊維状でなく粒状の微粉粒となるので、個々の粒
状の微粒子が独立した状態で分散されるものとなり、し
たがって担持微粉粒自体も形成樹脂に対し極めて分散性
の良いものとなる。
【0056】さらに、セルロース系微粉粒が繊維状でな
く粒状をなしているため、従来の繊維状木粉のごとく水
(湿気を含む)、溶剤を吸着しあるいはこれを放出する
ことに起因する伸縮が極めて少なくなり、したがってこ
れを骨材として樹脂に配合し成形した場合に、得られた
成形品は寸法安定性に極めて優れたものとなる。ここ
で、硬質材料の微粉粒を担持するセルロース系粉粒を磨
砕処理して繊維状ではなく粒状の微粉粒とするのを、ボ
ールミル内部で行うので、確実に微粉粒とすることがで
きる。
【0057】また、請求項1記載のセルロース系微粉粒
は、セルロース系粗粉粒の平均粒径が40〜150μm
であり、硬質材料の微粉粒の平均粒径が10μm以下で
あるので、セルロース系の粗粉粒が粉砕・磨砕されて形
成される微粉粒に硬質材料の微粉粒が確実に喰い込み、
また磨砕処理に際しての効率も優れたものとなる。
【0058】請求項2記載の木質様成形品は硬質材料
の微粉粒を担持したセルロース系微粉粒が磨砕処理され
ていることから、従来の木材を直接微粉状に粉砕したも
のが繊維状であるのとは異なり、その表面に繊毛が少な
く粒状となり、よって成形品表面にけば立ちがなく、肌
触りがよいものとなる。また、セルロース系微粉粒が前
述したごとく分散性が良いことから、得られた成形品に
ついても十分に均一な材質のものとなる。
【0059】また、セルロース系微粉粒が水等を吸着し
あるいはこれを放出することに起因する伸縮が極めて少
ないことから、これを含有してなる木質様成形品は寸法
安定性に極めて優れたものとなる。また、表面に硬質材
料の微粒子を担持しこれによって周面が硬質材料微粒子
によって覆われたセルロース系微粉粒を骨材としている
ことにより、該微粉粒による樹脂の吸着・吸い込むが極
めて少なくなって成形歪みを生ずることがほとんどなく
なる。
【0060】また、この木質様成形品にあっては、セル
ロース系微粉粒が硬質材料微粒子を担持していることか
ら担持前に比べ耐熱性が向上していることにより、単に
木粉等セルロース系微粉粒を配合させ成形する場合に比
べ成形時の熱影響が少なく、よって色や形状の変化など
変質が抑制される。また、顔料を担持したことによって
セルロース系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微
粉粒中に含まれるグリニンや木酸が成形時に放出される
ことが抑制されるため、該グリニンや木酸の放出に起因
する成形不良が防止される。
【0061】また、この木質様成形品にあっては、セル
ロース系微粉粒の表面積が硬質材料の微粉粒を担持して
いることによって従来の木粉に比べ大となっており、し
たがって成形品中において該微粉粒と樹脂との接着度が
高まる。さらに成形に際しても、従来の木粉混入樹脂に
比べ本発明のセルロース系微粉粒混入樹脂はその流動性
に優れ、したがって押出成形圧や射出圧を低く設定する
ことが可能になる。
【0062】請求項3記載の木質様製品は、前記請求項
2記載の木質様成形品に研削処理を施したので、研削処
理面において外面に臨んで位置する硬質無機材料微粉粒
担持セルロース系微粉粒が、その担持部分が削られてセ
ルロース微粉粒の内面が研削処理面に臨むことにより、
成形品表面が木質感に富んだものとなる。また、このセ
ルロース微粉粒の内面が臨んだ研削処理面に塗料が塗布
されることにより、塗料が直接セルロース系微粉粒中に
吸い込まれ、これによって塗料の成形品へののりが良好
となり、より一層木質感に富んだものとなる。
【0063】さらに、木質様成形品にセルロース系微粉
粒が配合されているため鋸による切断や釘打ちなども十
分可能となり、よって木材とほぼ同様に取り扱うことが
できることから、住宅等の化粧材などとした場合にも現
場での取付などの施工性に極めて優れてものなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 解放型のボールミルの要部破断正面図。
【図2】 本発明のセルロース系微粉粒の一例を示す断
面図。
【図3】 研削処理を施した成形品表層部の拡大図。
【図4】 セルロース系微粉粒を配合した塗料を成形品
の切削面に塗布した状態を示す成形品表層部の拡大図。
【図5】 木材を直接微粉状に粉砕して得られた従来の
木粉を示す拡大図。
【符号の説明】
1 ミル本体 3 ボール 10 硬質材料微粉粒 11 セルロース系微粉粒 20 成形品 21 塗膜 22 セルロース系微粉粒

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材、バカス、稲藁等のセルロース系材
    料から平均粒径が40〜150μmになるように粗粉砕
    処理されて得られたセルロース系粗粉粒を、該セルロー
    ス系材料より硬い硬質材料の平均粒径が10μm以下に
    ある微粉粒とともに、ボールミル内部で磨砕処理するこ
    とにより、 前記セルロース系粗粉粒が粉砕されて微粉粒となるとと
    もにその表面に前記硬質材料の微粉粒が喰い込み状態で
    担持されるように形成されていることを特徴とするセル
    ロース系微粉粒。
  2. 【請求項2】 木材、バカス、稲藁等のセルロース系材
    料から平均粒径が40〜150μmになるように粗粉砕
    処理されて得られたセルロース系粗粉粒を、該セルロー
    ス系材料より硬い硬質材料の平均粒径が10μm以下に
    ある微粉粒とともに、ボールミル内部で磨砕処理するこ
    とにより、前記セルロース系粗粉粒が粉砕されて微粉粒
    となるとともにその表面に前記硬質材料の微粉粒が喰い
    込み状態で担持されるように形成されているセルロース
    系微粉粒を、樹脂に混合し、 該混合物押出もしくは射出成形により所定形状に成形
    することにより形成されていることを特徴とする木質様
    成形品。
  3. 【請求項3】 木材、バカス、稲藁等のセルロース系材
    料から平均粒径が40〜150μmになるように粗粉砕
    処理されて得られたセルロース系粗粉粒を、該セルロー
    ス系材料より硬い硬質材料の平均粒径が10μm以下に
    ある微粉粒とともに、ボールミル内部で磨砕処理するこ
    とにより、前記セルロース系粗粉粒が粉砕されて微粉粒
    となるとともにその表面に前記硬質材料の微粉粒が喰い
    込み状態で担持されるように形成されているセルロース
    系微粉粒を、樹脂に混合し、 該混合物押出もしくは射出成形により所定形状に成形
    し、 さらに該成形体の被塗装面に研削処理を施すとともに、
    該研削処理面に塗料を塗布することにより形成されてい
    ことを特徴とする木質様製品。
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