JPH07102916B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH07102916B2
JPH07102916B2 JP62126752A JP12675287A JPH07102916B2 JP H07102916 B2 JPH07102916 B2 JP H07102916B2 JP 62126752 A JP62126752 A JP 62126752A JP 12675287 A JP12675287 A JP 12675287A JP H07102916 B2 JPH07102916 B2 JP H07102916B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は複写装置に用いる原稿搬送装置に関し、詳し
くは両面原稿の表裏反転機構を有する自動原稿搬送装置
に関するものである。
〔発明の背景〕
従来、原稿ガラス上を正逆転する搬送ベルトで原稿を原
稿ガラス上に引き入れた後、逆搬送して原稿端を原稿ガ
ラス端に設けたストッパ板の段部に当接させるように構
成した原稿搬送装置が提供されていた。この種の原稿搬
送装置の場合には原稿給紙部から原稿を送り込むとき
は、搬送ベルトと原稿ガラス端に設けたストッパ板段部
との間に原稿が通過できるだけの間隙を作り、原稿を逆
搬送してストッパ板の段部に突き当てるときは、該間隙
を閉塞できるように構成することが必要である。この手
段として特開昭58−21762号には、搬送ベルトの駆動ロ
ーラの軸を支点として上下方向に揺動可能なレバーの揺
動端にベルト押えローラを軸支するとともに、該レバー
の揺動端側を下向きにバネ付勢し、搬送ベルトが正転す
るときはバネに抗してローラを上動させ、逆転時にはバ
ネ力を利用して下動するように構成したものが示されて
いた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の場合には機構が複雑であり、しか
も、ベルト押えローラの設置位置は搬送ベルトの駆動ロ
ーラ軸とストッパ板段部との相対条件が重要であり、こ
れを精度よく設定させなければ上記機能を充分に発揮で
きなかった。また、上記の場合にはベルト押えローラを
下向き付勢するバネのバネ力が強いときは、搬送ベルト
の正転時に上記隙間が作り難く、弱いと上記隙間の閉塞
効果がなくなり、その調整が困難であった。
上記問題点を解消するものとして、本出願人は先に特開
昭61−229741号公報に新たな原稿搬送装置を開示した。
この原稿搬送装置は、原稿ガラス上を正逆転する搬送ベ
ルトで原稿を原稿ガラス上に引き入れた後、逆搬送して
原稿後端を原稿ガラス端に設けたストッパ板段部に当接
させるように構成した原稿搬送装置において、前記スト
ッパ板段部の近傍に搬送ベルトの正逆転に連動して移動
するベルト押えローラを備えたことを特徴とするもので
ある。
この原稿搬送装置においては、搬送ベルト逆転による原
稿搬送時には、ベルト押えローラが搬送ベルトを介して
ストッパ板段部に常時圧接していて、搬送ベルト回転の
負荷になり回転不良を発生するばかりでなく、搬送ベル
トがストッパ板段部に摺擦して削られてしまい、搬送ベ
ルト破断の原因ともなる。
また、搬送ベルトが正転送行から逆転送行に切り換えら
れたとき、ベルト押えローラと転接する付近に張設され
た搬送ベルトには急激な逆転張力が働いて、ベルト押え
ローラ衝撃力が加えられる。この衝撃力は、ベルト押え
ローラの両軸端部を移動自在に支持する軸受部材に打痕
を生じさせ、該ローラの転動を不円滑にしたり、ストッ
パ板断部との圧接を不均一にしたりして、原稿搬送およ
び原稿停止が不確実となる。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記のこれらの問題を解消するためのもの
で、簡易な構成にて搬送ベルトとストッパ板段部との間
の隙間の形状及び閉塞作動が確実に出来、しかも、駆動
ローラとストッパ板段部との相対条件に左右されない原
稿搬送装置を提供することを目的とし、特に搬送ベルト
逆転による原稿逆搬送時に、原稿がストッパ板段部に正
確に突き当り通り抜けを生じることなく、且つ搬送ベル
トの回転不良や破断を防止することを目的とするもので
ある。
上記目的を達成するため、この発明の原稿搬送装置は、
原稿ガラス上を正逆転走行する搬送ベルトの正転走行に
より原稿を原稿ガラス上に引き入れたのち、前記搬送ベ
ルトの逆転走行により前記原稿を逆搬送して原稿端を原
稿ガラス端に設けたストッパ板段部に当接させるように
構成した原稿搬送装置において、前記ストッパ板段部の
略直上位置と該位置よりも原稿の正搬送方向下流側の位
置との間を前記搬送ベルトの正逆転走行に従動して移動
するベルト押えローラと、前記ベルト押えローラを前記
ストッパ板段部の略直上位置よりも原稿の正搬送方向下
流側の位置に掛止する掛止部材を有する規制手段とを設
け、前記搬送ベルトの逆転走行時に原稿が前記ストッパ
板段部の近くに搬送されてきたら、前記搬送ベルトの駆
動手段を一旦停止させ、しかるのち前記掛止部材による
前記ベルト押えローラの掛止を解除し、引続き前記搬送
ベルトを逆転走行させることにより、前記ベルト押えロ
ーラが前記ストッパ板段部の略直上位置に従動移動する
ように構成したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
次にこの発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明す
る。第1図は原稿搬送装置を装備した複写装置の外観斜
視図である。図において、1は複写装置本体、5は原稿
搬送装置である。原稿搬送装置5は複写装置本体1上の
原稿ガラス2上に設置されている。
第2図は原稿搬送経路を示す原稿搬送装置5の断面図で
ある。第3図は該原稿搬送装置5の駆動系を示す斜視図
である。
原稿搬送装置5は、前記原稿ガラス2の上面で正逆転可
能な搬送ベルト21を有する搬送ユニット20と、上記原稿
ガラス2の一側端側の給紙ユニット10と、該原稿ガラス
2の他端側上方の排紙反転ユニット40と、搬送ユニット
20の上方の排出トレイ部80とを備えている。給紙ユニッ
ト10を保持したフレーム11は前記複写装置本体1にビス
止めされ、外装枠12により被冠されている。搬送ユニッ
ト20および排紙反転ユニット40は他のハウジング22に収
容保持され、該ハウジング22は前記フレーム11と蝶番等
によって支持され、図示右方の把手22Aを持って反時計
方向に開放できる構造になっているが、図の場合、搬送
ユニット20および排紙反転ユニット40は右方に倒されて
原稿搬送ベルト21が複写装置本体1の上部に配置された
原稿ガラス2を圧着した状態となっている。
この発明に係る原稿搬送装置5は、以下に説明する搬送
機構により原稿の自動送りを可能とするものであるが、
また手動によって原稿搬送装置5の全体を開閉すること
により通常のプラテンカバーとしての機能を併せて有し
ている。
前記給紙ユニット10は原稿受け台13上の原稿Dを上層か
ら一枚ずつ分離し送り出すための第一給紙部と、該第一
給紙部で送り出された原稿を搬送ベルト21に供給する第
二給紙部とから構成されている。
先ず複写すべき原稿束を、第1頁第1面(オモテ面)を
下側にして原稿受け台13上に積載する。
次にコピー釦を押すと、原稿搬送装置内のモータ駆動用
リレーがONとなり、モータMが正転を開始する。このモ
ータ駆動により、さばきベルト15、給紙ローラ17および
搬送ベルト21が何れも正転走行(反時計方向走行)を開
始する。同時に給紙ソレノイドが作動し、第一給紙部の
可動ガイド板14が跳ね上って、その上に積み重ねられた
原稿Dをさばきベルト15に圧接する。さばきベルト15は
矢示方向に回転を始めて、これにより原稿Dは、回動す
るさばきベルト15と、さばきローラ16によってしごかれ
て、堆積した原稿束のうちその最上部の一枚だけが送り
出される。原稿の先端が矢示方向に回転する第二給紙部
の給紙ローラ17近傍に達したとき、センサ18の検知信号
によって、前記給紙ソレノイドがOFFとなり、可動ガイ
ド板14は下降し、後続の原稿給紙を停止するとともに、
先の原稿のみを給紙ローラ17によって搬送する。
上記給紙ローラ17によって搬送されるようになった原稿
Dは、原稿Dの後端位置決めをするストッパ板(スケー
ル板)3の上方を通過して、複写装置本体1の上方に固
設した原稿ガラス2と、搬送ユニット20の搬送ベルト21
の圧接位置に達し、更に回動する搬送ベルト21の摩擦力
によって搬送が継続される。
原稿Dの後端が前記センサ18を通過することにより、原
稿Dのサイズが自動検知されるとともに、この搬送路に
おける原稿Dの紙詰り(ジャム)が検知される。
上記搬送ベルト21は、ハウジング22の両側壁部に固定し
た軸受板に回転自在に軸受支持された、駆動ローラ23
と、従動ローラ24と、中間ローラ25A,25Bとの間に張設
され、リバーシブルモータMにより正逆回転できるよう
になっている。該搬送ベルト21の上側走行面は前記軸受
板に調整可能に支持されたテンションローラ26A,26Bで
押圧され、下側走行面は前記軸受板に取付けた軸受部材
に軸受けされた押圧ローラ27A,27b、ベルト押えローラ2
8、および分離ローラ38で押えられている。
第4図、第5図および第6図は前記原稿搬送装置5の駆
動ローラ23近傍の要部を示す断面図、平面図および斜視
図である。
前記ローラのうち、駆動ローラ23近傍に在るベルト押え
ローラ(スイングバックローラ)28を支持する軸受部材
29は、該ローラ28が原稿ガラス2の給紙側端部に固定し
たストッパ板(スケール板)3の段部3aのほぼ直上に近
い位置と、該位置より右方即ち給紙方向前方の位置(第
4図)との間を搬送ベルト21の走行に連動してほぼ水平
移動できるように構成されている。
第7図は上記ベルト押えローラ28と、軸受部材29、およ
び抑止部材の各形状を示す分解斜視図であり、第8図お
よび第9図はベルト押えローラ28の軸端部28aの詳細を
示す拡大断面図である。
軸受部材29は、第6図、第7図に示すように、切欠き長
円形状の溝部29aをそれぞれ有し、該溝部29aにベルト押
えローラ28の軸端部28aが嵌合し溝部29aの長軸方向に移
動可能になっている。
上記溝部29aの下方の一端には、ベルト押えローラ28の
軸端部28aを回転自在に支持して下方への落下を防止す
る軸支部29bが突出している。一方、上記溝部29aの下方
他端は、切り欠かれていて開口部29cを形成している。
溝部29aに嵌入されたベルト押えローラ28の軸端部28a
は、上記開口部付近に移動されたとき、この開口部29c
から下方へ下降可能になっている。
次に、上記ベルト押えローラ28の軸端部28aに近い中間
部分の2箇所には、僅か小径をなす段付部28bが形成さ
れていて、この段付部28bに揺動アーム30の先端凹部30a
が嵌合・離脱自在になっている。
上記2本の揺動アーム30の他端は、角柱状をなす揺動軸
31の両端付近にねじ固定されている。この揺動軸31の両
軸端部31aは、ヒンジ部材32の穴に嵌合し回転自在に支
持されている。
上記揺動軸31の中央付近には、第6図に示すように、リ
ンク板33が固定されている。該リンク板33の他端には、
長穴33aが設けられていて、L形をなす揺動レバー34の
一端の軸部34aが上記長穴33aに摺動自在に嵌合してい
る。
上記揺動レバー34の回転中心軸部34bは、両側に突出し
た一体形状をなし、電磁ソレノイド35を固定保持する箱
形形状の保持板36の両側板の貫通穴に嵌合し回転自在に
保持されている。この回転中心軸部34bにはトーション
ばね37が巻回されていて、該ばね37の一端は揺動レバー
34および保持板36に掛止されていて、揺動レバー34は一
方向にばね付勢されている。
上記揺動レバー34の上方端には長穴34cが設けられてい
て、該長穴34cに電磁ソレノイド35のプランジャ35Aの先
端部に植設された固定ピン35Bが摺動自在に嵌入してい
る。
次に前記ベルト押えローラ28の動作について、第8図
(A)、(B)、第9図(A)、(B)の部分断面図を
用いて説明する。
給紙ユニット10から送り出された一枚の原稿Dは、搬送
ユニット20の搬送ベルト21とストッパ板3との間隙で形
成される入口部を通過して、更に原稿ガラス2と搬送ベ
ルト21との圧接位置に達し、引続き搬送ベルト21の回動
摩擦力によって搬送が継続される。
この原稿送入搬送行程において、搬送ベルト21の反時計
方向回動(正転走行)時には、前記ベルト押えローラ28
は、揺動アーム30に把持されていない状態(第4図示状
態)に保たれていて、移動可能になっているが、前記搬
送ベルト21の走行にともない摺接して右方向に移行し、
ストッパ板3の段部3aから遠ざかる。即ちベルト押えロ
ーラ28の軸端部28aは、反時計方向に従動回転しながら
軸受部材29の溝部29aに沿って右方に転動し、溝部29aの
右端面に当接して右方向移行は停止するが、従動回転は
行われている。
第4図および第8図(B)はこの状態を示し、ベルト押
えローラ28の軸端部28aは軸受部材29の軸支部29bに嵌入
して支持され、下方への下降することなく搬送ベルト21
に接触して従動回転している。
次に、上記ベルト押えローラ28を有する原稿搬送装置に
よる両面原稿搬送動作を第10図のフローチャート、第11
図のタイミングチャート、および第12図のブロック図に
基づいて詳細に説明する。
引続き、搬送ベルト21によって原稿ガラス2上を右方向
に滑って搬送されている原稿Dは、その後端が用紙後端
検出用センサ18を通過してから、原稿Dの後端がストッ
パ板3を通過したのち、更に搬送ベルト21の正転走行に
より原稿ガラス2上を右方向に移送され、排紙反転ユニ
ット40に送り込まれる。
排紙反転ユニット40には、原稿Dの排出経路と、原稿D
の表裏面反転を行うための原稿反転経路とが設けられて
いる。
そして排紙反転ユニット40は、ガイド板等から成る送出
通路41および反転送入通路42と反転通路43,44と、排紙
ローラ対46、反転ローラ対47と、原稿搬送切換部材50
と、用紙先端検知用センサ(排紙センサ)48Aおよび後
端検知用センサ(反転紙センサ)48Bとから構成されて
いる。
一方、前記排紙ローラ対46の上方付近に設置された先端
検知用センサ48Aを原稿Dの後端が通過し終ると、先端
検知用センサ48Aによる検知信号から所定のカウント経
過後、モータ駆動用リレーが作動し、モータMの正転を
一旦停止させる。これにより搬送ベルト21の順方向走行
も一旦停止する。このモータ停止信号入力後も慣性によ
りモータ駆動軸は若干回転し、該駆動軸に直結するエン
コーダEにより停止までの慣性パルスを計数する。この
駆動軸の回転数低下による慣性パルスの間隔が10msをを
超えたときから所定の短時間(例えば100ms)経過中、
搬送ベルト21は一時停止している。上記所定の短時間経
過後、モータMに逆回転ON信号が入力され、逆回転を開
始する。
これにより搬送ベルト21の回転は時計方向(逆転走行)
に切換えられる。なお、先端検知用センサ48Aから後端
検知用センサ48Bに至る反転部の経路長は、予め使用さ
れる各種原稿Dの最大長さより充分長く設定されてい
る。
上記搬送ベルト21の逆転送行が開始される直前で、前記
センサ48Aによる原稿後端検知後に、電磁ソレノイド35
に信号が入力される。これによりプランジャ35Aが吸引
され、プランジャ35Aの固定ピン35Bは、揺動レバー34の
長穴34cと係合して、固定中心軸部34bを中心にして揺動
レバー34を時計方向に揺動させる。
これとともに、揺動レバー34の他端の軸部34aは、リン
ク板33の長穴33aに係合しているから、揺動レバー34の
時計方向揺動は、一体をなすリンク板33、揺動軸31およ
び揺動アーム30を、両軸端部33aを中心にして反時計方
向に揺動させる。この反時計方向揺動により、揺動アー
ム30の凹部30aは、ベルト押えローラ28の段付部28bに嵌
入・把持し、ベルト押えローラ28の左右方向移動を規制
し、回転自在に保持する。
第6図および第9図(A)はこの状態を示す原稿搬送装
置の斜視図および部分断面図である。
原稿Dの両面複写モード設定時には、前記センサ18によ
る原稿後端検知後、所定のカウント経過したのち、ソレ
ノイドに通電されて、これと連動する原稿搬送切換部材
50が第2図の如く反時計方向に揺動されて排紙通路45側
を塞ぐとともに、該切換部材50の下面は、排紙ローラ対
46の上方圧接位置から搬送されてくる原稿Dを左下方に
ガイドする。この原稿Dは反転通路43に送られ、反転ロ
ーラ対47で再びUターンして反転通路44を通過して、排
紙ローラ対46の下方圧接位置を通過して反転挿入通路42
に沿って原稿ガラス2の方向に送り出される。
このようにして、上記搬送ベルト21の逆転送行中には、
ベルト押えローラ28は揺動アーム30に掛止されて、スト
ッパ板3から遠ざかった位置で回転し、搬送ベルト21は
ストッパ板3に摺接することはないから、搬送ベルト21
が摩擦損傷または破断することはない。
原稿Dは、排紙反転ユニット40の反転経路を通過するこ
とにより表裏が反転し、裏面すなわち第二面を原稿ガラ
ス2の上面に対面させて原稿ガラス2上に送り出されて
搬送ベルト21により更に搬送される。
前記後端検知用センサ48Bを原稿Dの後端が通過する
と、この後端検知信号により、モータ駆動用リレーを作
動させ、モータMの逆転を一旦停止させる。これにより
搬送ベルト21の逆転走行は一旦停止するから、該搬送ベ
ルト21に摺接して従動回転するベルト押えローラ28も回
転が停止される。
(第6,8(A),9(A)図参照) 上記ベルト押えローラ28の回転停止後に、ソレノイド35
に駆動信号が入力され、ベルト押えローラ28の軸位置規
制を解除する。
この規制解除以前のベルト押えローラ28は第8図示の如
く、軸端部28aが軸受部材29の各軸支部29b上に載った上
方位置で、搬送ベルト21によって従動回転している。こ
のため該ベルト押えローラ28に圧接する搬送ベルト21の
下面は、この圧接位置下方において、原稿ガラス2の上
面との間に僅かな間隙gが形成されて離間している。即
ち、押圧ローラ27A,27B、分離ローラ38によって原稿ガ
ラス2の上面に押圧された搬送ベルト21は、ストッパ板
3の近傍に在るベルト押えローラ28の位置では非接触状
態となっているから、上記搬送ベルト21の逆転送行によ
りストッパ板3の方向に搬送されてきた原稿Dの走行先
端は、搬送押圧力過多により、ストッパ板3の段部3aに
強く突き当り、原稿の耳折れや、しわ発生や、複写位置
決め不良等のトラブルを発生することはない。
原稿Dの先端が上記段部3aに接近することは、予め前記
後端検知用センサ48Bの原稿通過信号と原稿サイズ検知
信号とによる所定のカウントを設定し、このカウントア
ップにより検出される。この原稿接近信号に基づいて、
モータ逆転一時停止による搬送ベルト21の逆転走行一時
停止とベルト押えローラ28の従動回転停止後に、電磁ソ
レノイド35に信号が入力され、プランジャ35Aが突出す
る。これにより、揺動レバー34は回転中心軸部34bを中
心にして反時計方向に揺動し、これと係合するリンク板
33を介して揺動アーム30を揺動軸31を中心にして時計方
向に揺動せしめて跳ね上げるから、揺動アーム30の各凹
部30aとベルト押えローラ28の段付部28bとの係合は解除
され、ベルト押えローラ28の軸位置規制は解除され移動
可能となる。
このモータ逆転一時停止による搬送ベルト21の逆転走行
一時停止中にベルト押えローラ28の規制解除が行われ、
その後短時間経過後に、モータ駆動用リレーが再び作動
されモータMの逆転が再開され、搬送ベルト21は再び逆
転走行を始める。
逆転送行する搬送ベルト21の内側の面と摺接するベルト
押えローラ28のローラ面28cは、移動自在に従動され時
計方向に回転するとともに、軸端部28aは、軸受部材29
の各溝部29aに案内されて転動し、左方向に引張られて
溝部29aの左端面付近に接近する。
ベルト押えローラ28が左方向に移動させられると、その
軸端部28aは軸受部材29の各溝部29aから離脱して下方の
開口部29cに落下して、第8図(B)示の如き位置に移
動する。
第9図(B)はこの状態を示す原稿搬送装置の部分断面
図である。この図示状態では、搬送ベルト21はベルト押
えローラ28のローラ28cに裏面から押圧されて、搬送ベ
ルト21の表面側はストッパ板3の段部3aに軽く圧接さ
れ、前記間隙gを閉塞するから、逆方向搬送された原稿
の先端がストッパ板3の段部3aに確実に当接して停止
し、給紙ユニット側に進入することはない。原稿Dの一
端がストッパ板3に当接したのち、モータ駆動が停止さ
れ、搬送ベルト21の逆転走行は停止し、原稿Dは静止す
る。
この正確な停止位置に設置された原稿は、複数個の押圧
ローラ27A,28Bの圧力を受けた搬送ベルト21によって原
稿ガラス2上に圧着されて第二面(裏面)の露光が開始
され、そのあと周知のプロセスを経て画像の形成と記録
紙への転写を行って片面の複写を終了する。このとき記
録紙上の画像位置と原稿の原画位置とは正確に保持され
る。
原稿Dの裏面の露光を終えると、搬送ベルト21の正転走
行が行われて、原稿Dは送出通路が41から排紙反転ユニ
ット40内に送り込まれ、前述の如く排紙ローラ対46、反
転通路43,44、反転ローラ対47を通って反転挿入通路42
から原稿ガラス2上に逆転搬送される。ここで搬送ベル
ト21の逆転送行が行われ、この間、ベルト押えローラ28
はソレノイド35により規制されている。また上記逆転送
行終了間際の一旦停止及びベルト押えローラ28の規制解
除も前述と同様に行われる。
かくして原稿ガラス2上に搬送され、ストッパ板3の段
部3aに先端が当接され、所定位置に停止した原稿Dは、
原稿第1面(表面)の露光が行われ、画像形成プロセス
の複写装置本体内で行われる。原稿Dの裏面の露光を終
えると、搬送ベルト21の正転走行が行われて、原稿Dは
送出通路が41から排紙ローラ対46により挟持され、反転
通路を閉鎖した状態の原稿搬送切換部材50の上面を通過
して、排出通路45を経て排出トレイ部80上に送り出さ
れ、複写の反覆に伴って原稿Dは順次積層されてゆく。
第13図(A)は前記原稿搬送経路を示す図であり、一点
鎖線は、その経路を示す。この搬送装置によれば、給送
ユニット10の原稿受け台13上に原稿Dの束は、原稿第1
頁(D1)の表面(第2面)D1Aを下に伏せた状態に載置
する。そして原稿Dは最終頁(例えばD6)から原稿給紙
が行われ、反転後に原稿D6の裏面D6Bが複写され、次い
で再反転後に原稿D6の表面D6Aが複写され、排出トレイ8
0上には、原稿D6の表面D6Aが上向きに載置される。
引続き次の原稿D5が搬送・複写され、排出トレイ80上に
原稿D6の上に載置される。
かくしてすべての複写を終えた全原稿は、排出トレイ80
上に第1頁(D1)の表面(D1A)を上向きにした状態で
頁揃えされて積載される。
この発明の原稿搬送装置は、原稿第1面のみの複写モー
ドに設定することも可能である。第13図(B)はこの場
合の原稿搬送経路を示す図であり、一点鎖線は原稿通過
経路である。また円形破線内は原稿堆積状態を説明する
部分拡大図である。
給紙ユニット10の原稿受け台13上に積載された原稿束
は、第1頁を最下層にしてその第1頁(表面)を下側に
して置かれ、搬送ユニット20および排紙反転ユニット40
を経て排出トレイ部80に排出される。このとき原稿Dは
反転通路43,44と反転送入通路42を経由しないで、送出
通路41から排紙ローラ対46を経て排紙通路45から排出ト
レイ部60に至る。また搬送ユニット20の入口部のベルト
押えローラ28には、前記ソレノイド35による揺動アーム
30の規制動作が作動せず、該ローラ28は搬送ベルト21の
正逆転に摺接従動して、正逆転および軸受部材29により
左右移動自在となっている。
搬送ベルト21によって原稿ガラス2上を右方向に滑って
搬送されている原稿Dは、その後端が用紙後端検出用セ
ンサ18を通過してから、原稿Dの後端がストッパ板3を
通過したのち僅かオーバーランして一旦停止する。これ
は上記センサ18による後端検知信号発生を基点として、
検出された原稿サイズの長さに応じて設定されたクロッ
クパルス値のカウントアップにより定められる。
この時点において、モータMの正転の駆動信号をOFFさ
せ、次いで逆転駆動させるスタート信号をモータに印加
する。
上記モータMの逆転駆動開始により、搬送ベルト21は逆
転走行を開始し、オーバーランした原稿Dを逆行させ
て、モータMが所定パルスの逆回転されたのちは、原稿
Dの後端はストッパ板3の段部3aに当接して、搬送ベル
ト21の走行は停止される。
上記搬送ベルト21の逆転走行時には、軸端移動が可能に
なっている前記ベルト押えローラ28は、外接する搬送ベ
ルト21の摩擦引張力により時計方向に従動回転されなが
ら、軸端部28aが軸受部材29の溝部29aに沿って左方に転
動していく。そしてベルト押えローラ28のローラ28c
が、ストッパ3の段部3aに最も接近した上方に位置した
とき、ベルト押えローラ28の軸端部28aは、軸受部材29
の溝部29aの左端面に当接し、ここで従動回転のみとな
る。この左端位置では、ベルト押えローラ28は、搬送ベ
ルト21を介してストッパ板3の段部3aに軽圧接し、前記
間隙gを閉塞することとなる。
この閉塞状態をなすストッパ3の段部3a付近に、前記逆
方向送行される原稿Dの走行先端が確実に突き当り、搬
送ベルト21の走行停止により原稿Dは正確な停止位置に
置かれる。即ち原稿Dが間隙を通って給紙ユニット10側
へ入り込むことは完全に防止される。
この正確な停止位置に設置された原稿は、複数個の押圧
ローラ27A,27B、分離ローラ38の圧力を受けた搬送ベル
ト21によって原稿ガラス2上に圧着されて第一面(表
面)の露光が開始され、そのあと周知のプロセスを経て
画像の形成と記録紙への転写を行って片面の複写を終了
する。このとき記録紙上の画像位置と原稿の原画位置と
は正確に保持される。
第一面の複写プロセスを終了した原稿Dは、搬送ベルト
21の正転走行により原稿ガラス2上を右方向に移送さ
れ、排紙反転ユニット40に送り込まれる。
原稿Dは搬送ベルト21の搬送力により原稿ガラス2の右
端から送出通路41に入り上昇してUターンして排紙ロー
ラ対46の上方位置に圧接挟持されて、左方の排紙通路45
から外方に排出され、原稿排出トレイ80上に第一面を上
向きにして載置される。このとき原稿搬送切換部材50は
下降していて排紙中央ローラ46Aの側に入り込み、原稿
Dを排紙通路側にガイドしている。
なお、原稿受け台13上に積載される原稿束の積み重ね順
序、および排出トレイ部80上に排出され原稿の積み重ね
順序は何れも、前述の両面原稿複写モードの場合と同じ
である。
〔発明の効果〕 以上の如く、この発明は、原稿ガラス上を正逆転走行す
る搬送ベルトで原稿を正搬送して原稿ガラス上に引き入
れた後、逆搬送して原稿端を原稿ガラス端に設けたスト
ッパ板段部に当接させるように構成した原稿搬送装置に
おいて、ストッパ板段部の略直上位置と該位置よりも原
稿の正搬送方向下流側の位置との間を、搬送ベルトの正
逆転走行に従動して移動するベルト押えローラを設け、
規制手段により掛止可能にするものであり、原稿を給紙
ユニット側から送り込むときには原稿通過の間隙を形成
するよう保持し、排紙ユニット側から原稿を逆搬送させ
て、ストッパ板近傍に原稿の後端が近接してきたら、上
記間隙を閉塞する作動をするように構成したものである
から、原稿の位置決めが正確かつ確実に行える。
また、この発明によるベル押えローラは従来装置の如く
駆動ローラとは無関係に軸受され、独立してタイミング
調整され作動するから、駆動ローラ軸とストッパ板段部
との相対条件に左右されず、位置決めは正確に調整する
ことができるなど各種優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る原稿搬送装置を装備した複写装
置の外観斜視図。第2図は原稿搬送経路を示す原稿搬送
装置の断面図である。第3図は原稿搬送装置の駆動系を
示す斜視図である。 第4図、第5図、第6図および第7図は上記原稿搬送装
置の駆動ローラ近傍の要部を示す断面図、平面図、斜視
図および分解斜視図である。 第8図(A)、(B)はベルト押えローラの軸端部の詳
細を示す拡大断面図である。第9図(A)、(B)はベ
ルト押えローラの規制・解除状態を説明する部分断面図
である。 第10図および第11図は原稿搬送過程を説明するフローチ
ャートおよびタイミングチャートであり、第12図は原稿
搬送装置の制御を示すブロック図である。 第13図(A)、(B)は両面原稿および片面原稿の搬送
経路を示す図である。 1……複写装置本体、2……原稿ガラス 3……ストッパ板、3a……段部 5……原稿搬送装置、10……給紙ユニット 20……搬送ユニット、21……搬送ベルト 23……駆動ローラ 27A,27B……押圧ローラ 28……ベルト押えローラ 28a……軸端部、28c……ローラ面 29A,29B……軸受部材、29a……溝部 29b……軸支部、29c……開口部 30A,30B……揺動アーム、30a……凹部 31……揺動軸、32A,32B……ヒンジ軸 33……リンク板、34……揺動レバー 35……電磁ソレノイド、36……保持板 38……分離ローラ 40……排紙反転ユニット 46……排紙ローラ対、47……反転ローラ対 48A……先端検知用センサ(排紙センサ) 48B……後端検知用センサ(反転紙センサ) 50……原稿搬送切換部材、80……排出トレイ部 D,D1,D2,D3,D4,D5,D6……原稿 g……間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿ガラス上を正逆転走行する搬送ベルト
    の正転走行により原稿を原稿ガラス上に引き入れたの
    ち、前記搬送ベルトの逆転走行により前記原稿を逆搬送
    して原稿端を原稿ガラス端に設けたストッパ板段部に当
    接させるように構成した原稿搬送装置において、 前記ストッパ板段部の略直上位置と該位置よりも原稿の
    正搬送方向下流側の位置との間を前記搬送ベルトの正逆
    転走行に従動して移動するベルト押えローラと、 前記ベルト押えローラを前記ストッパ板段部の略直上位
    置よりも原稿の正搬送方向下流側の位置に掛止する掛止
    部材を有する規制手段とを設け、 前記搬送ベルトの逆転走行時に原稿が前記ストッパ板段
    部の近くに搬送されてきたら、前記搬送ベルトの駆動手
    段を一旦停止させ、しかるのち前記掛止部材による前記
    ベルト押えローラの掛止を解除し、引続き前記搬送ベル
    トを逆転走行させることにより、前記ベルト押えローラ
    が前記ストッパ板段部の略直上位置に従動移動するよう
    に構成したことを特徴とする原稿搬送装置。
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