JPH07102628A - 自動除塵機の騒音抑止機構 - Google Patents

自動除塵機の騒音抑止機構

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JPH07102628A
JPH07102628A JP26946493A JP26946493A JPH07102628A JP H07102628 A JPH07102628 A JP H07102628A JP 26946493 A JP26946493 A JP 26946493A JP 26946493 A JP26946493 A JP 26946493A JP H07102628 A JPH07102628 A JP H07102628A
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JP
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rake
sprocket
back surface
fitted
plate
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Application number
JP26946493A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Yokoyama
文彦 横山
Hajime Nakano
一 中野
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SHINAGAWA TETSUKOUJIYOU KK
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
SHINAGAWA TETSUKOUJIYOU KK
Sanki Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚水流れの中に設置する自動除塵機におい
て、レ−キ(rake)反転時の衝撃音を軽減ないし抑
止すること。 【構成】 レ−キを付設したチェインを駆動する上段ス
プロケット回転軸へ、円板あるいは多角形プレ−トを付
設し、上段スプロケットにおけるレ−キの反転時におい
て、それら円板の外縁あるいは多角形プレ−トの外縁に
おける一辺がレ−キの背面に接する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水中の汚物あるいは
異物を除去する自動除塵機の騒音抑止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来における自動除塵機の下部
を側断面図によって示したものであり、wbは汚水水路
の底面を示し、その水路における流れ方向bの途中にス
クリ−ン3を設けている。また、自動除塵機の上部側断
面図部分を図9に示している。スクリ−ン3は、そのロ
矢視を図7に示し、複数のスクリ−ン・プレ−ト3Aを
柵状に設け、それらスクリ−ン・プレ−ト3Aの左右方
向の間の隙間3aを水流が通過し、その柵状のスクリ−
ン・プレ−ト3Aによって汚水流れ中に含まれる汚物あ
るいは異物を受けとめる構成になっている。
【0003】上段の回転軸1a(図9)の左右(図9の
紙面に垂直な方向)両側にはそれぞれスプロケット1A
が嵌着し、下段の回転軸1b(図5)の左右両側にもそ
れぞれスプロケット1Bが嵌着し、それぞれその左およ
び右ごとに、上側のスプロケット1Aと下側のスプロケ
ット1Bにチェイン1C(一点破線によって表示)を巻
き掛けている。なお、図5および図9における図示は、
上記左右のスプロケットのうち、スクリ−ン3の上流側
から見て左側を示し、これら構成は左右対称になってい
る。
【0004】これら左右のチェイン1Cにおいて、チェ
イン1Cに固着した各ピン1eには、図5のハハ断面を
図8に示すように、レ−キ本体2Aの左右両端がピン1
eまわりにおける揺動回転(矢印e方向の回転)を可能
に嵌合している。また、図8におけるレ−キ本体2Aへ
のピン1eの嵌合も左右(図8における紙面の左右方
向)対称の構成になっている。
【0005】レ−キ本体2Aにおいて、チェイン1Cの
進行方向前後にロ−ラ2dおよび2eを設けている。こ
れらロ−ラ2dおよび2eの走行は、レ−ル1c、1
d、1g、1h、1iおよび1j上を案内されて走行す
る関係になっている。また、これらレ−ル1c、1d、
1g、1h、1iおよび1jも左右(図5あるいは図9
の紙面に垂直な方向)対称に設けられている。レ−キ本
体2Aの進行方向前方にはレ−キ板2Bが固着し、レ−
キ板2Bの図5におけるイ矢視を図6に示し、レ−キ本
体2Aにはウエイト2fを固着させている。
【0006】ワイパ−装置4(図9)は、ア−ム4Bが
ピン4bへ揺動運動を可能に嵌合している。ア−ム4B
には、スプリング4cによる附勢力がチェイン1Cの側
に向けて与えられており、ア−ム4Bの先端には、ワイ
パ−4Aが固着している。
【0007】上記の従来例において、以下その作用を説
明する。回転軸1aを駆動すると、上段のスプロケット
1Aが回転方向dの方向に回転してチェイン1Cが駆動
され、そのチェイン1Cの駆動によって下段のスプロケ
ット1Bが回転方向aの方向に回転する。この駆動にお
いて、各レ−キ2もチェイン1Cに固着のピン1eと一
体に駆動される。
【0008】このレ−キ2の駆動によって、下段のスプ
ロケット1Bの側においては、各レ−キ2が図5に示す
姿勢をして、スプロケット1Bの手前からスクリ−ン3
の側へ反転してゆく。この反転してゆくレ−キ2の姿勢
の変化は、レ−キ2におけるロ−ラ2dおよび2eがレ
−ル1cおよび1dに案内されてゆくことによって行わ
れる。
【0009】このようにスプロケット1Bにおいて姿勢
を反転させた後のレ−キ2はスクリ−ン3上を図5に示
すように上昇してゆく。この場合にあって、その上昇し
てゆくレ−キ2のレ−キ板2Bは、スクリ−ン3に対し
て垂直になった姿勢を保持しながら、図6に示すように
各爪2aがそれぞれスクリ−ン3における隙間3aに挿
入した状態でスクリ−ン3上を上昇してゆく。また、こ
の上昇は上述したスクリ−ン3に捕集された汚物あるい
は異物をレ−キ板2Bが掻き揚げてゆく作用になってい
る。
【0010】図9における下方に位置するレ−キ2は、
上記スクリ−ン3上を掻き揚げていった最終の位置を示
し、その姿勢は下記の作用から生じているものである。
レ−キ本体2Aにおけるピン1eの位置は、ピン1eを
中心にしてレ−キ本体2Aのロ−ラ2d側がロ−ラ2e
側に対して重くなる関係に設けている。特に、レ−キ本
体2Aにおけるロ−ラ2dの側にはウエイト2fを固着
させて、その重量配分がロ−ラ2d側に重くなるように
強調した重量配分としている。
【0011】又、図9に示すように、スプロケット1A
から離れた位置のチェイン1Cの水平面に対する傾斜角
度は70度程度になっている。このようなことから、ロ
−ラ2dがレ−ル1hから離脱すると、レ−キ本体2A
におけるウエイト2fの側がその重量によって落下姿勢
になる。しかし、レ−キ2は、ロ−ラ2eがレ−ル1g
に支えられながら案内されてゆくことによって、図示の
ような姿勢を保持して上昇してゆく。
【0012】このような汚物掻き揚げの最終姿勢におい
て、レ−キ板2Bの表面2gがワイパ−4Aの先端4a
に当接する位置に達する。この状態から更に、レ−キ板
2Bを下方に向けた姿勢のまま、レ−キ2が上昇してゆ
くと、ワイパ−4Aは、その先端4aが表面2gに押さ
れてゆく。その結果、ワイパ−4Aはピン4bを中心に
して矢印e方向に揺動してゆき、この作用によって、先
端4aは、相対的に、表面2g上に付着している汚物等
を拭い落としてゆき、その拭い落とした汚物は、その直
下の捕集場所に蓄積されてゆく。
【0013】上記汚物の掻き揚げの済んだレ−キ2は、
スプロケット1Aのピッチ円1Dの範囲に入って、図9
に示すように反転し、上記サイクルを繰り返す。ここ
で、図9におけるスプロケット1A上の反転位置に来た
レ−キ2においては、ウエイト2fのある前側の重量に
よってピン1eまわりのモ−メントcが作用する。
【0014】その結果、そのモ−メントcによってロ−
ラ2dがスプロケット1Aのボス外周1fに当たって、
その反転が終了する。この場合において、スプロケット
1Aにおけるニニ断面を図10に示すように、その反転
によってロ−ラ2d(図10の仮想線図示のロ−ラ2
d)がボス外周1f上に保持されたまま、スプロケット
1A上を回転してゆく。更に、そのスプロケット1Aの
駆動によって、レ−キ2がスプロケット1Aのピッチ円
1Dを離れてからは、ロ−ラ2dおよび2eがレ−ル1
gおよび1jによって案内されながら、その戻りの姿勢
を保持してゆく。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、上段に
おけるスプロケット1Aにおいてレ−キ2が反転してゆ
くとき、上記モ−メントcによってロ−ラ2dがボス外
周1fへ衝撃的に突き当たる。すなわち、その衝撃によ
って非常に大きな騒音を発する。このことは、特に、自
動除塵機が夜間も連続して稼働することから、近隣住宅
街への騒音問題になる虞がある。本発明は、上記のよう
なレ−キ2の反転時の衝撃音を排除できる自動除塵機の
騒音抑止機構を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の自動除塵
機を改良したものであって、その従来における自動除塵
機は下記の構成になっている。汚水の流れの中にあっ
て、その汚水中に含まれる汚物を捕集する複数のスクリ
−ン・プレ−トが柵状に設けられてスクリ−ン(3)を
構成させている。そのスクリ−ンの上流側前面におい
て、スクリ−ンが捕集した汚物を掻き揚げるレ−キ(熊
手)の駆動装置部分が設けられ、その駆動装置部分は下
記の構成になっている。
【0017】下段の回転軸左右にそれぞれ嵌着したスプ
ロケットと、上段の回転軸左右にそれぞれ嵌着したスプ
ロケットは、それぞれその左と右ごとに、その上下のス
プロケットへチェイン(1C)を巻き掛けている。それ
ら左右の両チェインにあって、それら左右の内側に向け
てそれぞれピン(1e)を固着させ、それら両側のピン
には、レ−キ本体(2A)の左右両側がそれらピンまわ
りへの揺動を可能に嵌合している。
【0018】そのレ−キ本体は、それらスプロケットの
側に向けて平坦な形状の背面(2h)を有し、その背面
と直交する方向にレ−キ板(2B)を固着させ、そのレ
−キ板は、それらスプロケットの外側に向けた先端に爪
を設けている。又、そのレ−キ本体におけるそのチェイ
ンの進行する前後方向にレ−ル上を走行するロ−ラを設
けている。それらチェインの駆動によってレ−キ板の上
昇する方向は、そのレ−キ板の爪が、スクリ−ンに捕集
されている汚物を掻き揚げてゆく方向となっている。
【0019】このような自動除塵機において、下記の改
良した機構が付設されている。上段の回転軸において、
前記ピンがその上段におけるスプロケットのピッチ円上
に位置する状態にあるときレ−キ本体の背面に接する外
径を有した円板(5)が嵌着している。
【0020】上記請求項1の発明に対して、請求項2の
発明は下記のようになっている。請求項2の発明も、請
求項1の発明と同じに、上記従来の自動除塵機を改良し
たものであって、その従来の自動除塵機の構成部分は上
記請求項1の場合と同じである。請求項2の発明にあっ
ては、請求項1において上段の回転軸へ円板を付設した
ことに代えて、その回転軸へ径方向の最外縁がレ−キ本
体の背面と一様に接する平面となっているプレ−ト
(6)を付設させているものである。
【0021】
【実施例】図1は、図9に相当する上段スプロケット1
A部分の側断面図を示し、1Dは図9におけるスプロケ
ット1Aのピッチ円1Dと同じである。本発明に使用の
自動除塵機において上述した従来の自動除塵機と異なっ
ている点は、図9における回転軸1aに円板5を新たに
嵌着させている点であって、他の部分の構成は全て図5
〜図10に説明した構成と同じである。したがって、説
明の重複を避けるため、既に説明した自動除塵機の部分
については、その説明を割愛する。又、図2は、図1に
おけるホ矢視図を示したものである。ただし、図2にお
ける円板5は側断面図によって示している。
【0022】円板5の外形rは、スプロケット1Aにお
けるピッチ円1Dの半径Rから、チェイン1Cとレ−キ
本体2Aの背面2hとの間の寸法sを差し引いた値r=
R−sとなっている。
【0023】以上の本発明における実施例において、以
下その作用を説明する。レ−キ2がスクリ−ン3におい
て捕集した汚物を掻き揚げてゆく作用は、図5において
説明した作用と全く同じである。また、図9において、
レ−キ板2B上に掻き集められた汚物をワイパ−4Aが
拭い落としてゆく作用も図9における作用と全く同じで
ある。
【0024】このように、汚物掻き揚げの済んだレ−キ
2が、図1の実線によって示すレ−キ2の位置、すなわ
ち、レ−キ2におけるピン1eがスプロケット1Aのピ
ッチ円1D内に入り込んだ最初の位置において、図示の
ように、レ−キ本体2Aにおける背面2hが円板5の外
周に接する状態になる。
【0025】この実線図示のレ−キ2の位置から仮想線
図示のレ−キ21の位置を通過して、仮想線図示のレ−
キ22の位置に達すると、レ−キ本体2Aのウエイト2
f側がその重量によって、ピン1e回りに、矢印fの向
きの側に倒れ込もうとする。しかし、上記のように、ピ
ン1eがピッチ円1D内に入ってからは既に背面2hが
円板5の外周に接しているから、そのように矢印f側に
倒れ込もうとしても、レ−キ22はチェイン1C上のピ
ン1eと円板5上の背面2hとの接点5aによってその
倒れ込もうとする力が支えられることになる。そして、
その態勢は、レ−キ23の位置すなわちレ−キ23がピ
ッチ円1Dから離脱してゆく位置まで保持される。
【0026】このようにレ−キ2がスプロケット1Aま
わりを反転して、ピッチ円1Dから離脱してゆくと、次
に、ロ−ラ2dおよび2eがレ−ル1jおよび1gに案
内され、図5に説明したサイクルを繰り返す。
【0027】上記図1の作用において、円板5の外形r
は、r<R−sであってもよい。そのようにr<R−s
である場合は、歯車の噛み合いに置けるバックラッシュ
と同様な問題になる。すなわち、図1においてr<R−
sとなっている場合、実線図示のレ−キ2の位置におけ
る状態から、そのレ−キが21の位置を通過して22の
位置に至ってその姿勢を反転させるとき、下記の作用と
なる。
【0028】レ−キ2の実線図示の位置においては、背
面2hのロ−ラ2e側が円板5の外周に接している。こ
の状態から、レ−キ22の位置に至る間において、背面
2hの面が回転軸1eの回転中心とピン1eを結ぶ直線
に対して垂直な面になる過程が存在し、この状態におい
て、一旦、円板5の外周と背面2hは離れる。
【0029】次に、レ−キ22の反転姿勢位置におい
て、矢印fの方向にレ−キ本体2Aが反転すると、その
反転によって、背面2hのピン1eより前方側が円板5
の外周に当たることになる。このとき、その当たりの作
用によって、なにがしかの衝突音が出ることにはなる。
【0030】しかし、図9において説明したモ−メント
cによってロ−ラ2dがボス外周1fに突き当たるまで
の行程距離に比し、その反転時に背面2hが本発明の円
板5の外周に突き当たる行程距離は、いかようにも小さ
くすることができる。すなわち、設計上、円板5の外形
はいかようにすることもできるからであり、そのように
行程距離を小さくすればする程、上記反転による衝撃音
は小さくなり、r=R−sなる状態においてその衝撃が
零になって円板5の外周と背面2hとの関係は転がり接
触をする関係になる。
【0031】図3は、本発明における他の実施例であっ
て、図1に相当する上段スプロケット1A部分の側断面
図を示し、ピッチ円1Dは、図9におけるスプロケット
1Aのピッチ円1Dと同じである。なお、図4は、図3
におけるプレ−ト6のヘ矢視を示している。又、プレ−
ト6が回転軸1aに嵌着している以外、自動除塵機の他
の部分は図5〜図10に説明したものと同じである。し
たがって、図1における説明と同様、既に説明した自動
除塵機部分については、その重複を避けるため、その説
明を割愛する。
【0032】図3および図4における実施例の作用は下
記のようになっている。回転軸1aの駆動によって、レ
−キ2がスクリ−ン3上の汚物を掻き揚げてゆき、ワイ
パ−4Aがレ−キ板2Bの表面2g上を拭い去る作用ま
では、図1および図2と同様、上述の図5から図9にお
ける説明と同じである。
【0033】このようにレ−キ2の掻き揚げ作用が終了
した後、レ−キ2はチェイン1Cに駆動されてピッチ円
1D内に入ってゆく。レ−キ2の200の位置(仮想線
図示)は、そのレ−キ2が丁度、ピッチ円1D内に入る
直前の状態を示している。すなわち、このレ−キ200
の位置に至っている状態において、プレ−ト6の径方向
最外縁6aは仮想線図示の6bの位置にあり、レ−キ2
00における背面の後方がその外縁6bに当接してい
る。
【0034】この状態からピン1eがピッチ円1Dへ丁
度入り込んだ時点の姿勢が実線図示のレ−キ2の状態を
示している。ここで、プレ−ト6において、回転軸1a
の回転中心から外縁6aまでの寸法hは、ピッチ円半径
Rと、ピン1eと背面2hとの間の距離sとの関係にお
いて、h=R−sの関係になっている。
【0035】したがって、レ−キ200の位置における
背面2hと外縁6bとの相対位置は、実線図示のレ−キ
2の位置に至るまで徐々に接近してゆき、レ−キ2の実
線図示の位置に至って、完全に背面2hと外縁6aが面
接触した状態に入る。ピン1eがピッチ円1D内に入っ
てから、レ−キ201の位置を通過してピッチ円1Dを
抜け出てゆくレ−キ202の姿勢となるまでのレ−キ反
転の間、背面2hは図示のように外縁6aと面接触状態
を維持する。
【0036】なお、図3における構成において、チェイ
ン1Cの走行上におけるピン1eの位置と、外縁6aが
回転軸1aによって駆動される相対位置関係は、ピン1
eがピッチ円1D上に位置する状態にあって、外縁6a
が背面2hと一様に面接触する関係になっている。この
ように、レ−キ2がピッチ円1D内において反転する
間、背面2hが常に外縁6aへ面接触したままの状態に
なっているから、その反転における従来のような衝撃は
生じない。
【0037】図3の実施例において、外縁6aは多角形
6A(仮想線図示)の一辺であってもよい。図3におけ
る多角形6Aは正八角形であるが、その一辺の外縁6a
が、上記のように、ピッチ円1D上にピン1eの位置す
る状態にあって、外縁6aが背面2hと一様に接する関
係にさえあれば、その一辺の長さは問題にならず、任意
の多角形で良いことになる。
【0038】上記図3の実施例において、上記のh=R
−sの関係は、h<R−sであってもよい。又、このこ
とは上記図1においてr<R−sであってもよかったこ
とと同じである。すなわち、図3においてh<R−sと
なっている場合、レ−キ200の位置における状態か
ら、そのレ−キが201の位置に至ってその姿勢が反転
するとき、下記の作用となる。
【0039】レ−キ200の位置においては、背面2h
のロ−ラ2e側が仮想線図示の外縁6b(レ−キ2が2
00の位置に達した状態における外縁6aの回転位置)
に接している。この状態から、レ−キ201の位置に至
る間において、背面2hの面が回転軸1eの回転中心と
ピン1eを結ぶ直線に対して垂直になる過程が存在し、
この状態において、一旦、外縁6aと背面2hは離れ
る。
【0040】次に、レ−キ201の反転姿勢位置におい
て、矢印fの方向にレ−キ本体2Aが反転すると、その
反転によって、背面2hのピン1eより前方側が外縁6
aに当たることになる。このとき、そのあたりの作用に
よって、なにがしかの衝突音が出ることにはなる。
【0041】しかし、この場合も上記円板5の外径rを
r<R−sとした場合と同様、図9において説明したモ
−メントcによってロ−ラ2dがボス外周1fに突き当
たるまでの行程距離に比し、その反転時に背面2hが外
縁6aに突き当たる迄の行程距離は、いかようにも設計
上小さくすることができる。そのように行程距離を小さ
くすればする程、上記反転による衝撃音は小さくなり、
h=R−sなる状態においてその衝撃が零になる。
【0042】このように、レ−キ2の反転時において反
転衝撃が抑止されることは、その衝撃音による騒音問題
ばかりでなく、その衝撃の繰り返しによって鉄鋳物によ
って成型されるスプロケット1Aを破損させてしまう心
配からも開放され、スプロケット1Aの耐久性を向上さ
せることにもなる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
における自動除塵機の騒音抑止機構は下記の効果を有し
ている。 1.請求項1の発明において、従来の自動除塵機におけ
る上段スプロケット回転軸1aに円板5を付設したこと
により、ピッチ円1D上においてレ−キ本体2Aが反転
するとき、レ−キ本体の背面2hを円板5の外周と転が
り接触をしながら反転させることができるから、従来に
おけるレ−キ2の反転時における衝撃音を抑止すること
が可能になる。
【0044】2.請求項1の発明においては、請求項1
における円板5に代わって、回転軸1aに外縁6aが平
坦面をなすプレ−ト6を付設した構成になっている。そ
の結果、ピッチ円1D上においてレ−キ本体2Aが反転
するとき、レ−キ本体の平坦な背面2hを平坦面の外縁
6aと面接触をさせたまま反転させることができること
になるから、この場合も従来におけるレ−キ2の反転時
における衝撃音を抑止することが可能になる。
【0045】3.請求項1および請求項2の両者の発明
において、上記のようにスプロケット1Aに対する反転
時の衝撃を抑止できることは、スプロケット1Aの耐久
性をも向上させることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における自動除塵機の騒音抑止機構にお
いて、従来の除塵機における上段スプロケット回転軸1
aに本発明における円板5を付設した側断面図を示した
ものである。
【図2】図1における円板5のホ矢視図を示したもので
ある。
【図3】図1に相当する本発明における他の実施例を側
断面図によって示したものである。
【図4】図3におけるプレ−ト6のヘ矢視図を示したも
のである。
【図5】従来における自動除塵機の下段部分を側断面図
によって示したものである。
【図6】図5におけるレ−キ板2Bのイ矢視図を示した
ものである。
【図7】図5におけるスクリ−ン3のロ矢視図を示した
ものである。
【図8】図5におけるレ−キ2のハハ断面図を示したも
のである。
【図9】従来における自動除塵機の上段部分を側断面図
によって示したものである。
【図10】図9におけるスプロケット1Aのニニ断面図
を示したものである。
【符号の説明】
1Aおよび1B スプロケット、 1C チェイン、
1D ピッチ円、 1aおよび1b 回転軸、 1c,
1d,1g,1h,1iおよび1j レ−ル、1e ピ
ン、 2 レ−キ、 2A レ−キ本体、 2B レ−
キ板、 2a爪、 2dおよび2e ロ−ラ、 2h
背面、 3 スクリ−ン、 3Aスクリ−ン・プレ−
ト、 3a 隙間、 5 円板、 6 プレ−ト、 6
a外縁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリ−ン・プレ−トを柵状に設けて汚
    水の流れに含まれる汚物を捕集するスクリ−ン(3)を
    設け、下段の回転軸左右にそれぞれ嵌着したスプロケッ
    トと、上段の回転軸左右にそれぞれ嵌着したスプロケッ
    トは、それぞれその左と右ごとに、その上下のスプロケ
    ットへチェイン(1C)を巻き掛け、それら左右の両チ
    ェインにあって、それら左右の内側に向けて固着してい
    るそれぞれの両側におけるピン(1e)には、レ−キ本
    体(2A)の左右両側がそれらピンまわりへの揺動を可
    能に嵌合し、そのレ−キ本体は、それらスプロケットの
    側に向けて平坦な形状の背面(2h)を有し、その背面
    と直交する方向であってそれらスプロケットの外側に向
    けた先端に爪を設けたレ−キ板(2B)が固着し、且つ
    そのレ−キ本体におけるそのチェインの進行する前後方
    向にレ−ル上を走行するロ−ラを設けた構成をなし、そ
    れらチェインの駆動によって前記レ−キ板が上昇する方
    向は、そのレ−キ板の爪が、前記スクリ−ンに捕集され
    ている前記汚物を掻き揚げてゆく方向となっている自動
    除塵機において、前記上段の回転軸には、前記ピンがそ
    の上段におけるスプロケットのピッチ円上に位置する状
    態にあるとき前記レ−キ本体の背面に接する外径を有し
    た円板(5)が嵌着していることを特徴とする自動除塵
    機の騒音抑止機構。
  2. 【請求項2】 スクリ−ン・プレ−トを柵状に設けて汚
    水の流れに含まれる汚物を捕集するスクリ−ン(3)を
    設け、下段の回転軸左右にそれぞれ嵌着したスプロケッ
    トと、上段の回転軸左右にそれぞれ嵌着したスプロケッ
    トは、それぞれその左と右ごとに、その上下のスプロケ
    ットへチェイン(1C)を巻き掛け、それら左右の両チ
    ェインにあって、それら左右の内側に向けて固着してい
    るそれぞれの両側におけるピン(1e)には、レ−キ本
    体(2A)の左右両側がそれらピンまわりへの揺動を可
    能に嵌合し、そのレ−キ本体は、それらスプロケットの
    側に向けて平坦な形状の背面(2h)を有し、その背面
    と直交する方向であってそれらスプロケットの外側に向
    けた先端に爪を設けたレ−キ板(2B)が固着し、且つ
    そのレ−キ本体におけるそのチェインの進行する前後方
    向にレ−ル上を走行するロ−ラを設けた構成をなし、そ
    れらチェインの駆動によって前記レ−キ板が上昇する方
    向は、そのレ−キ板の爪が、前記スクリ−ンに捕集され
    ている前記汚物を掻き揚げてゆく方向となっている自動
    除塵機において、前記上段の回転軸には、前記ピンがそ
    の上段におけるスプロケットのピッチ円上に位置する状
    態にあるとき径方向の最外縁が前記レ−キ本体の背面と
    一様に接する平面となっているプレ−ト(6)が嵌着し
    ていることを特徴とする自動除塵機の騒音抑止機構。
JP26946493A 1993-10-04 1993-10-04 自動除塵機の騒音抑止機構 Pending JPH07102628A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015037780A (ja) * 2009-09-02 2015-02-26 デュペロン,テリー,エル. 水から異物を取り除くための薄板装置
KR20180086024A (ko) * 2017-01-20 2018-07-30 홍석범 레이크 플레이트 회전반경 축소구조를 갖는 제진기

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JP2015037780A (ja) * 2009-09-02 2015-02-26 デュペロン,テリー,エル. 水から異物を取り除くための薄板装置
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