JPH0710252A - 切削屑の排出装置 - Google Patents
切削屑の排出装置Info
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- JPH0710252A JPH0710252A JP16243893A JP16243893A JPH0710252A JP H0710252 A JPH0710252 A JP H0710252A JP 16243893 A JP16243893 A JP 16243893A JP 16243893 A JP16243893 A JP 16243893A JP H0710252 A JPH0710252 A JP H0710252A
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Abstract
の移送能力を可及的に増大させるとともに、比較的大き
な形状の切削屑でも、回転体の内側に詰まることなく容
易に排出することができるようした切削屑の排出装置を
提供する。 【構成】 壁面によって区画した移送路14に螺旋状の
回転体11を回転自在に設け、この回転体11を回転さ
せて切削屑を回転体の軸方向に移送するようにした切削
屑の排出装置において、回転体11をばね材でコイル状
に形成し、このコイルの一巻ごとに回転軸方向に向って
コイルの一部を内側に湾曲する複数の凹部30を形成し
ている。
Description
材などの材料を加工するときに生じる切粉などの切削屑
を連続的に排出口まで移送する切削屑の排出装置に関す
る。
の過程で生じる切粉などの切削屑、あるいはごみなどの
廃棄物の移送に広く用いられている。この種のスクリュ
ーコンベアに関する従来技術としては、例えば、実開昭
63−86945号公報に開示されているようなものが
ある。この従来技術は、U字状の樋の中に円盤形状のね
じ羽根スクリューを設け、樋の片方の縁を他方の縁より
も低くなるように形成し、羽根スクリューを回転するこ
とによってチップを移送させるようにしたものである。
また、スクリューコンベアを圧縮性材料や軟質な帯状片
などを含む物体の移送に利用するものとして、例えば、
実開昭57−30214号公報に記載されている従来技
術がある。このスクリューコンベアは、円盤形状のねじ
羽根とその端部に角型スクレーパーを設け、ねじ羽根の
回転により粘結性物質の移送を行うようにしたもので、
角型スクレーパーによって移送物の排出口付近のつまり
を掻き落とすことができるようになっている。
スクリューの替わりに用い、被移送物をスクリューコン
ベアのように軸方向に連続的に移送するようにしたもの
も知られている。一般には、螺旋状の回転体をスクリュ
ーコンベアのように用いる場合、被移送物の移送能力
は、スクリューコンベアに比べて低下する。そこで、例
えば、実開昭64−56410号公報に記載されている
例のように、移送能力の向上を図ったものが提案されて
いる。
る。符号1は、螺旋状に形成された回転体としてのリボ
ンを示している。このリボン1は、回転軸2の外周に一
定の間隔をおいて巻回されたもので、リボン1の全体
は、移送路を形成する可撓性の筒5の内部に収容され
る。この従来技術では、リボン1には、供給口4の位置
に対応させて螺旋翼6が取り付けられているので、供給
口4から供給された被移送物は、螺旋翼6により強制的
に移送されるようになっているものである。
示した従来技術では、被移送物に対する移送力は螺旋翼
6のない部分で急激に低下する。このため、切削加工の
切削屑の移送に適用し、端材などの比較的形状の大きな
形状の切断材を移送すると、切断材が螺旋翼6のない部
分でリボン1の内側に入り込み、場合によってはリボン
1を停止させる原因となることがある。そこで、本発明
の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、螺旋
状の回転体の回転により移送する切削屑の移送能力を可
及的に向上させるとともに、比較的大きな形状の切削屑
でも、容易に排出することができるようした切削屑の排
出装置を提供することにある。
に、本発明は、壁面によって区画した移送路に螺旋状の
回転体を回転自在に設け、この回転体を回転させて切削
屑を回転体の軸方向に移送するようにした切削屑の排出
装置において、回転体をばね材によりコイル状に形成
し、このコイルの一巻ごとに回転軸方向に向って内側に
湾曲する複数の凹部を形成したことを特徴とするもので
ある。
バネコイルの線材の厚さよりも大きいので、バネコイル
が回転しているときには、切削屑を軸方向に移送する力
は、凹量Cに対応する幅を有する円環状の面から作用す
るようになるので、それだけ同じ回転速度であっても移
送力を強化することができる。また、このようにバネコ
イルに凹部を形成することにより、バネコイル自体の剛
性が向上するので、排出中に形状の大きな切削屑などが
引っかかってバネコイルが変形して移送力が低下するよ
うなことを防止することができる。さらに、バネコイル
のピッチを排出口側では、大きくとるとことにより、バ
ネコイルの内側に入った切削屑、端材の排出を容易にす
ることができる。
例について添付の図面を参照して説明する。図1は、本
実施例による切削屑排出装置の平面図、図2は、切削屑
排出装置の側面図、図3は、図1における矢視III −II
I 断面図である。これら図1ないし図3において、符号
10は、装置本体のカバー10を示している。このカバ
ー10に、螺旋形状のバネコイル11が組込まれるよう
になっている。この螺旋形状のバネコイル11は、スプ
リングの素材となる線材をコイル状に巻回して形成した
もので、カバー10内において、隔壁12によって区画
される移送路14に組み込まれ、カバー10の端部に取
り付けられている駆動部15と連結されている。この駆
動部15は、モータを用いてバネコイル11を直接回転
駆動するもので、その駆動軸17には、コイル連結具1
6が連結され、このコイル連結具16を介してバネコイ
ル11が連結されるものである。
1と連結具16との連結構造を示す図である。連結具1
6には、その回転中心位置に駆動軸17が挿通される軸
孔18が形成されるとともに、この軸孔18と同軸的に
連結部19が突出するように形成されている。この連結
部19にはボルト20によって駆動軸17が接合されて
いる。他方、コイル連結具16には、その直径上で互い
に向き合うようにして突出した固定部21が一体的に設
けられ、この固定部21にはバネコイル11の最端部の
一巻きが挿通される透孔22が形成されている。従っ
て、この固定部21に止めネジ23を締め込むことでバ
ネコイル11の端部が連結具16に接合されるようにな
っている。
10の一方の側壁から下がり勾配に傾斜する傾斜面25
と、その下方に連続してバネコイル11と所定の間隙を
形成するように湾曲した面からなる樋部26とを有して
いる。また、図1、図2に示すように、コイル連結具1
6の手前側の位置において、隔壁12には、排出口27
が開口するようになっており、この排出口27に向けて
切削屑を導出する案内板13がカバー10の側壁に固定
される。
す側面図で、図5は、バネコイル11の矢視V−V図で
ある。バネコイル11は、図5に示されるように、コイ
ルの一巻きごとにその線材の類似円周上に複数の凹部3
0が形成される。この凹部30は、バネコイルの一巻き
について円周角Aで120°ごとに3箇所設けられてい
る。この実施例の場合、凹部30は、中心に向かって窪
むように形成されており、その凹量Cについては、少な
くともバネコイル11の線材の太さを最小の値として、
切粉などの移送条件に応じて適当な大きさに設定される
ものである。凹部30の形状はその幅B、外側の曲率半
径R1、内側の曲率半径R2についても適宜設定するこ
とができる。
示したもので、この実施例では、排出口27に近い部分
では、その他の部分のピッチEよりも大きなピッチDに
変化させている。
であり、次に、その作用について説明する。まず、図3
において、切削加工あるいは、切断加工によってワーク
から生じた切粉、切断端材などの切屑は、隔壁12の傾
斜部25に落下し、この傾斜部25から移送路14に集
められる。移送路14においては、バネコイル11が回
転するので、切屑はバネコイル11に対して相対的に軸
方向に移動していくので、しだいに排出口27に向かっ
て移送される。
きごとに3箇所の凹部30が形成され、しかも、この凹
部30の凹量Cは、少なくともバネコイル11の線材の
厚さよりも大きいので、バネコイル11が回転している
ときには、切削屑を移送する力は、凹量Cに対応する幅
を有する円環状の面から作用するようになるので、それ
だけ同じ回転速度であっても移送力を強化することがで
きる。また、このようにバネコイル11に凹部30を形
成することにより、バネコイル11自体の剛性が向上す
るので、排出中に形状の大きな切削屑などが引っかかっ
てバネコイル11が変形して移送力が低下するようなこ
とを防止することができる。さらに、この実施例のよう
に、バネコイル11のピッチを排出口側では、ピッチE
よりも大きくとることにより、バネコイル11の内側に
入った切削屑、端材の排出を容易にすることができる。
によれば、スクリューをばね材でコイル状に形成し、こ
のコイルの一巻ごとにコイルの一部を内側に湾曲する複
数の凹部を形成し、この凹部のくぼみ量に対応する巾の
円環面から切削屑に移送力が作用するので、螺旋状の回
転体の回転により移送する切削屑の移送能力を向上させ
ることができる。また、比較的大きな形状の切削屑で
も、回転体の内側に詰まることなく容易に排出すること
ができる。
の構成を示す平面図。
の構成を示す側面図。
面図。
を表した正面図。
図。
した斜視図。
Claims (1)
- 【請求項1】壁面によって区画した移送路に螺旋状の回
転体を回転自在に設け、この回転体を回転させて切削屑
を回転体の軸方向に移送するようにした切削屑の排出装
置において、 前記回転体をばね材によりコイル状に形成し、このコイ
ルの一巻ごとに回転軸方向に向って内側に湾曲する複数
の凹部を形成したことを特徴とする切削屑の排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16243893A JP3157355B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 切削屑の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16243893A JP3157355B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 切削屑の排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710252A true JPH0710252A (ja) | 1995-01-13 |
JP3157355B2 JP3157355B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=15754620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16243893A Expired - Fee Related JP3157355B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 切削屑の排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3157355B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075953A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Amada Co Ltd | 切粉排出装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16243893A patent/JP3157355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075953A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Amada Co Ltd | 切粉排出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3157355B2 (ja) | 2001-04-16 |
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