JPH07102396B2 - バ−リング加工方法 - Google Patents

バ−リング加工方法

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JPH07102396B2
JPH07102396B2 JP62018166A JP1816687A JPH07102396B2 JP H07102396 B2 JPH07102396 B2 JP H07102396B2 JP 62018166 A JP62018166 A JP 62018166A JP 1816687 A JP1816687 A JP 1816687A JP H07102396 B2 JPH07102396 B2 JP H07102396B2
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JP
Japan
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branch pipe
burring
pipe
mandrel
tube
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勇 柴田
和志 鈴木
忍 渡辺
進 藤嶋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバーリング加工方法に係り、特に枝管部の板厚
が周方向に沿つてほぼ均一で、しかも枝管部が高さ方向
に高くでき、溶接線の存在しない分岐管を製造するのに
好適なバーリング加工方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、分岐管を形成する方法として、例えば、特開昭61
−78510号公報に示されているように、素管の所定位置
に下穴を穿孔した後、下穴周縁部近傍を高周波加熱する
ことによりバーリングポンチを下穴から引抜いてバーリ
ング加工する方法が知られている。
しかし、この方法では、下穴周縁部近傍しか加熱しない
ため、加工される枝管部の高さが素管のほうからの肉の
流れがないため、高さに制限があり、高い枝管部を製造
できないという問題があつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、枝管部の加工外径をdとし、枝管部の
高さをHとした場合には、H/dは0.3位までしか伸ばすこ
とができない。このH/dをJIS相当品である0.5以上のも
のを製造することについては、下穴周縁近傍部のみの加
熱では不可能に近いという問題があつた。
本発明の目的は、温度勾配を付与しないで偏肉率を損う
ことなく高いH/dの分岐管を製造することができるバー
リング加工方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、素管全体を加熱することによって肉の流れ
を多量にし、バーリング加工による素管の変形は、素管
の再加熱によつて素管だけを矯正加工することによつて
達成するようにした。
〔作用〕
素管の所定位置に下穴として長穴を穿孔し、この穴をバ
ーリング加工するためのバーリングポンチは、素管内部
に位置し、下穴である長穴に沿つて引き上げられるが、
従来技術では、引き上げる際の長穴部の変形抵抗の違い
により、割れや偏肉が発生するのを押えるため、長穴周
辺部の温度勾配を付与する加熱方法で肉の流れを均一化
しようとしたが、上記したように、この方法では肉の流
れに限りがあり、高いH/dを有する枝管部の製造は困難
であつた。そのため、本発明では、素管全体を加熱し、
下穴よりバーリングポンチを引き抜くことにより、素管
全体の肉が流れることによつて高いH/d≧0.5以上の枝管
部を製造するようにした。しかし、この方法では、バー
リング加工により素管が楕円形に変形するので、素管を
再加熱し、素管内部に真円矯正用のマンドレルを通して
引き抜くことにより素管の変形を矯正するようにした。
〔実施例〕
以下本発明の方法の一実施例を第1図〜第5図を用いて
詳細に説明する。
第1図は本発明のバーリング加工方法を用いた分岐管製
造方法により製造した素管と枝管部及びバーリングポン
チの引き抜きを示した図である。第2図は第1図のA−
A線断面図で、第3図は素管矯正用のマンドレルの挿入
図、第4図は第3図のB−B線断面図で、ここで破線で
示したのは矯正前の素管の状態である。第5図は本発明
の方法で製造した分岐管の斜視図である。
第6図は従来の分岐管の製造方法によつて製造された分
岐管の斜視図で、枝管部1のa,c点の近傍に歪が集中す
るという傾向があり、a,c点の肉厚が著しく薄くなり、
強度上の問題が生ずる。さらに枝管部の高いJIS相当品
であるH/d≧0.5以上の枝管部とするには、a,c点の変形
を抑制し、変形の小さいb,d点の塑性変形を大きくする
だけでは間に合わず、素管2全体の肉の流れが枝管部1
の肉厚に向かないと、肉圧の均一な、しかもH/dの大き
い枝管部を製造することは不可能である。
第1図において、1は枝管部、2は下穴を穿孔した素管
(母管)、3はバーリング加工をするための円錐台形状
のバーリングポンチである。また、第3図において、4
は素管2の真円を矯正するためのマンドレルで、第1図
〜第4図中の2点鎖線部は加熱する部分を示すもので、
加熱源は、加工温度を炭素鋼管の場合約900℃近辺まで
昇温できるものであれば、高周波加熱,バーナ等でよ
い。
次に、本発明に係る分岐管のバーリング加工方法の一実
施例について説明する。まず、素管2の所定位置に下穴
となる長穴を穿孔し、バーリングポンチ3を素管2の内
部に挿入する。このバーリングポンチ3には図中には示
していないが、例えば、油圧シリンダ等のアクチユエー
タ等に接続しておく。次に、第1図の2点鎖線で示した
部分を例えば、高周波加熱等で加工温度まで加熱する。
この加工温度を保持した状態で、例えば、油圧シリンダ
等のアクチユエータ等でバーリングポンチ3に所定の加
工力を負荷し、バーリング加工を行うことにより枝管部
1を成形する。このとき、a,c点の近傍に歪が集中する
傾向があり、a,c点での割れの発生や肉厚の減肉等の問
題もあり、さらに高いH/d≧0.5以上の枝管部1の製造に
おいては、この傾向がさらに著しいため、この点を改善
するようにすべく、素管2全体を加熱し、素管2の肉の
流れを枝管部1の方に向けるようにした。しかし、この
場合、素管2が第2図に示す如く楕円形に変形してしま
うため、この素管2の形状を修正しなければならない。
第3図,第4図はこの修正の方法を説明するための図で
ある。つまり、第4図の破線の如く変形した素管2を修
正するために、素管2の内部に真円矯正用のマンドレル
4を第3図に示すように挿入する。このマンドレル4に
は図には示していないが、例えば、油圧シリンダ等のア
クチユエータ等に接続しておく。次に、第3図,第4図
の2点鎖線で示した部分を、例えば、高周波加熱等で加
工温度まで加熱し、この加工温度を保持しながら、例え
ば、油圧シリンダ等のアクチユエータ等でマンドレル4
に所定の加工力を負荷し、マンドレル4を引き抜くか押
し出すことによつて第4図に実線で示した真円の形状に
矯正する。このマンドレル加工の際、素管2の両端にス
トツパ5を配置し、素管2の長手方向の伸びを制限す
る。以上により、第5図に示す形状の分岐管を得ること
ができる。
以上説明した本発明の実施例によれば、 (1)a,b,c,d点で均一な肉厚の枝管部1を成形でき、
さらに割れの少ない高いH/d≧0.5以上のJIS相当品分岐
管を製造することが可能である。
(2)塑性加工による一体成形化が可能となり、溶接線
がなくなることから、金属組織的な信頼性が向上する。
(3)加工工程が短縮でき、工数低減に寄与できるなど
の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、均一な肉厚の枝
管部を成形でき、さらに割れの少ない高いH/d≧0.5以上
のJIS相当品分岐管をバーリング加工によつて製造で
き、素管の材質も炭素鋼,SUS,合金鋼等のあらゆる種類
の管の分岐管製造に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のバーリング加工方法を用いた分岐管製
造方法により製造した素管と枝管部及びバーリングポン
チの引き抜きを示した図、第2図は第1図のA−A線断
面図、第3図は素管矯正用のマンドレルの挿入図、第4
図は第3図のB−B線断面図、第5図は本発明の方法で
製造した分岐管の斜視図、第6図は従来の製造方法で製
造した分岐管の斜視図である。 1……枝管部、2……素管、3……バーリングポンチ、
4……マンドレル、5……ストツパ。
フロントページの続き (72)発明者 藤嶋 進 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭59−225813(JP,A) 特開 昭61−78510(JP,A) 特開 昭61−189816(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素管の所定位置に下穴を穿孔した後バーリ
    ング加工によって枝管を形成するものにおいて、前記素
    管全体を加熱しながらバーリングポンチを前記下穴から
    引き抜くことによって前記素管部の肉を前記枝管部へ移
    動させ、それによって枝管の高さをH,外径をdとしたと
    きH/d≧0.5の条件を満足する枝管部を形成し、その後、
    前記素管全体を再加熱して前記素管内に真円矯正用の砲
    弾型等のマンドレルを押し込みまたは引き抜くことによ
    って真円矯正することを特徴とするバーリング加工方
    法。
  2. 【請求項2】前記バーリンクポンチは、円錐台形状を有
    し、油圧シリンダ等のアクチュエータで駆動され、前記
    砲弾型等のマンドレルを前記油圧シリンダ等のアクチュ
    エータで駆動するようにした特許請求の範囲第1項記載
    のバーリング加工方法。
JP62018166A 1987-01-30 1987-01-30 バ−リング加工方法 Expired - Lifetime JPH07102396B2 (ja)

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JPS63188423A JPS63188423A (ja) 1988-08-04
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JP4736690B2 (ja) * 2005-10-11 2011-07-27 株式会社富士通ゼネラル 機器の据付構造
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