JPH07101623A - フィルム剥離方法及び装置 - Google Patents

フィルム剥離方法及び装置

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Publication number
JPH07101623A
JPH07101623A JP25319093A JP25319093A JPH07101623A JP H07101623 A JPH07101623 A JP H07101623A JP 25319093 A JP25319093 A JP 25319093A JP 25319093 A JP25319093 A JP 25319093A JP H07101623 A JPH07101623 A JP H07101623A
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JP
Japan
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film
edge
panel
presser
pressing
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Application number
JP25319093A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Taguchi
博 田口
Shigeo Sumi
成夫 住
Kenji Kitagawa
健次 北川
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Somar Corp
Original Assignee
Somar Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で、且つフィルムの損傷が少なく、パ
ネルからフィルムを剥離させる。 【構成】 フィルム剥離装置10は、パネル12に貼着
されたフィルム14の端縁14Aを、ローレットロール
18A、18Bからなる複数の押圧子18によって、端
縁14Aを、これに沿って間欠的に往復動押圧して、一
部を剥離させ、この、剥離部分をエアジェット装置によ
り圧縮気体を吹き付けてフィルム14全体を剥離させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パネル表面に貼着さ
れたフィルム、例えば、プリント回路配線用基板に貼着
されたカバーフィルムを剥離する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフィルム剥離方法及び装
置としては、例えば特開昭62−83974号公報に開
示されるものがある。
【0003】この方法及び装置は、フィルムが貼着され
たパネルを停止させる間に、フィルム先端を、圧力車に
より該先端に沿って移動させつつパネル厚さ方向に押圧
して、フィルム先端を弛めた後にフィルム先端部分にエ
アジェットを吹き込んでフィルムをパネルから剥離させ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭62−83
974号のフィルム剥離方法及び装置は、圧力車がフィ
ルム先端に沿ってその全幅範囲で横行するので、フィル
ム先端とパネルとの貼着を弛める処理速度が遅く、又圧
力車の1回の横行によりフィルムの貼着を弛めなければ
ならないので、圧力車によるフィルム押圧力が大きくな
り、このため圧力車の駆動力を大きくし、更には装置を
大きくしなければならないと共に、パネルが損傷し易い
という問題点がある。
【0005】更に又、フィルム先端との貼着を弛めた後
に該フィルム先端の全幅範囲に亘ってエアジェットを吹
き付けなければならないので、装置が大型化し、製造コ
ストが増大すると共に、エア圧力を大きくしなければな
らず、更に狭いスペースには設置できないという問題点
がある。
【0006】又、フィルム先端のパネル(外周端)に対
する貼着位置にばらつきがある場合、これを吸収するた
めには、圧力車の幅を大きくしなければならないが、こ
のようにすると、圧力車の駆動力、装置を大きくしなけ
ればならないという新たな問題点が生じてしまう。
【0007】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、高速度で、且つパネルの損傷が少な
く、装置も比較的小型軽量であって、駆動力が小さく、
更に又、フィルム先端の全幅範囲に亘ってエアジェット
を吹き付ける必要のないフィルム剥離方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0008】又、貼着されたフィルム先端のパネルに対
する貼着位置にばらつきがある場合でも装置の駆動力や
装置そのものを大きくすることなく容易にフィルムを剥
離することができるフィルム剥離方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、パネル表面
に貼着されたフィルムの一辺の端縁近傍をパネルと共に
拘束する工程と、拘束されたフィルム端縁を、該端縁に
沿って間欠的に複数個所で、各々が先端に複数の小突起
を備えた部材によりパネルに向けて繰り返し複数回押圧
する工程と、前記押圧個所におけるフィルム端縁に向け
て気体ジェットを吹き付けて、該フィルム端縁をパネル
から剥離する工程と、を有してなるフィルム剥離方法に
より、上記目的を達成するものである。
【0010】又、パネル表面に貼着されたフィルムの一
辺の端縁近傍をパネルと共に拘束する拘束装置と、この
拘束装置により拘束されたフィルム端縁に沿って間欠的
に複数個所に配置された、各々が先端に複数の小突起を
備えた複数の押圧子と、これら押圧子を、前記フィルム
端縁をパネルに向けて繰り返し複数回押圧する押圧子駆
動装置と、各々の押圧子に対してパネル外側に隣接する
位置に配置され、フィルム端縁に向かって圧縮気体を吹
き付ける複数の気体ジェット装置と、を有してなるフィ
ルム剥離装置により、上記目的を達成するものである。
【0011】請求項3に記載のように、前記フィルム剥
離装置において、前記押圧子はフィルムとの接触面に前
記複数の小突起を備えた円弧状部を有し、前記押圧子駆
動装置は、前記円弧状部をフィルムに往復転接させるこ
とにより、前記小突起を繰り返し複数回フィルムに押圧
するようにしてもよい。
【0012】請求項4記載のように、前記押圧子はロー
レットロールであり、且つ、前記小突起はローレット突
起であり、前記押圧子駆動装置は、該ローレットロール
を複数回往復動させることによって、ローレット突起を
フィルム端縁に繰り返し複数回押圧する前記フィルム剥
離装置において、ようにしてもよい。
【0013】請求項5記載のように、前記フィルム剥離
装置において、前記押圧子は扇状部材であり、前記押圧
子駆動装置は、扇状部材をその円弧中心廻りに複数回往
復揺動することにより、前記複数の小突起をフィルム端
縁に繰り返し複数回押圧するようにしてもよい。
【0014】請求項6記載のように、前記フィルム剥離
装置において、前記押圧子は、フィルムとの対向面が、
前記複数の小突起を備えた平面状であり、前記押圧子駆
動装置は前記押圧子をフィルム厚さ方向に複数回往復動
させることにより、前記小突起を、フィルム端縁に繰り
返し複数回押圧するようにしてもよい。
【0015】更に、請求項7のように、前記フィルム剥
離装置において、前記フィルム端縁の、前記押圧子によ
り押圧される範囲は、該フィルム端縁に沿って5〜15
mmの長さとするようにしてもよい。
【0016】
【作用及び効果】請求項1又は2の発明によれば、フィ
ルム端縁を、端縁に沿って間欠的に複数個所で押圧し
て、パネル表面から離間させるので、例えば圧力車をフ
ィルム端縁の全範囲にわたって横行させる場合と比較し
て、短時間で処理することができると共に、押圧範囲を
狭くして、フィルム端縁の損傷を抑制することができ
る。更に、気体ジェットは先端に沿って間欠的に吹き付
ければ足りるので、気体ジェット装置の小型化を図るこ
とができ、狭いスペースにも設置することができる。
【0017】更に、フィルム端縁のパネルに対する貼着
位置のばらつきに対応して、押圧範囲をフィルム端縁と
直交する方向に広く取っても押圧子の駆動力や装置を大
幅に大きくしたりする必要がない。
【0018】請求項3の発明によれば、小突起を備えた
円弧状部をフィルムに押圧転接させることによって、押
圧子の移動量が小さくても確実にフィルムを剥離させる
ことができる。
【0019】請求項4の発明によれば、押圧子がローレ
ットロールであるので構成が簡単であり、又このローレ
ットロールを複数回往復動させることによって、ローレ
ット突起によりフィルム端縁を剥離させることができ
る。
【0020】請求項5の発明によれば、押圧子が扇状部
材であるって揺動させればよいので、小型で狭いスペー
スにも取り付けることができる。
【0021】請求項6の発明によれば、押圧子はフィル
ム厚さ方向に往復動するのみであるので、最小限の範囲
でフィルムを押圧すれば足り、フィルムの損傷範囲を小
さくすることができる。
【0022】請求項7の発明によれば、押圧子によるフ
ィルム端縁の押圧範囲が5〜15mmと非常に小さくする
ことができ、剥離作業の迅速化、装置の小型化を図るこ
とができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0024】この実施例に係るフィルム剥離装置10
は、図1及び図2に示されるように、パネル12(図3
参照)の表面に貼着されたフィルム14の一辺の端縁1
4A近傍を前記パネル12と共に拘束する拘束装置16
と、この拘束装置16により拘束されたフィルム端縁1
4Aに沿って間欠的に5個所に配置されたローレットロ
ールからなる押圧子18と、これら押圧子18を、前記
フィルム端縁14Aをパネル厚さ方向に繰り返し、複数
回押圧するように駆動する押圧子駆動装置20と、前記
押圧子18に対してパネル12外側に隣接する位置に配
置され、フィルム端縁14Aに向かって圧縮空気を吹き
付ける、押圧子18と同数のエアジェット装置22とを
備えて構成されている。
【0025】前記フィルム14が貼着されたパネル12
は、図2において右側から送りローラ24によって、搬
送ライン26に沿って左方向に送られてくる。
【0026】前記拘束装置16は、送りローラ24の出
側位置に配置された上下一対のピンチロール16A、1
6Bを含んで構成されている。
【0027】前記押圧子18及び押圧子駆動装置20
は、前記拘束装置16の、図2において更に左側に配置
されている。
【0028】前記5個の押圧子18は、図1に示される
ように、フィルム14の端縁14Aに沿ってフィルム幅
方向に等間隔に配置された、上下一対のローレットロー
ル18A、18Bから構成されている。
【0029】これらローレットロール18A、18B
は、水平且つ搬送ライン26と平行な回転軸周りを回転
するように、それぞれローレット軸受28A、28Bに
より回転自在に支持されている。
【0030】上側のローレットロール18Aを支持する
ローレット軸受28Aは、押圧力調整装置34を介し
て、押圧子駆動装置20における水平スライド機構30
のスライド部材30Aに支持され、フィル端縁14Aに
沿って往復動できるようにされている。
【0031】前記水平スライド機構30のスライド部材
30Aを水平方向摺動自在に支持するガイド部材30B
は、ベースプレート32の下端に水平方向に固定されて
いる。
【0032】前記ベースプレート32は、鉛直方向に配
置されたガイドレール36により、上下方向摺動自在に
支持されると共に、エアシリンダ装置38により、ガイ
ドレール36に沿って上下方向に位置可変とされてい
る。
【0033】前記下側のローレットロール18Bを支持
するローレット軸受28Bは、水平スライド機構30に
おける下側スライド部材30Cと一体的に固定されると
共に、水平方向の下側ガイド部材30D上に摺動自在に
支持されている。前記下側ガイド部材30Dは、下側ベ
ースプレート40に支持されている。
【0034】前記水平スライド機構30における上側の
スライド部材30Aと下側スライド部材30Cは、その
一端が図1において左方向に突出され、一対の平行なベ
ルクランク42、43の一方のレバー42A、43Aの
先端にピン結合されている。
【0035】これら一対のベルクランク42、43は、
同一構造であって、他方のレバー42B、43Bの先端
をリンク44によって連結することにより、同期して、
中心軸42C、43C周りに揺動できるようにされてい
る。前記上側のベルクランク42の、レバー42B中間
位置には、エアシリンダ装置46が連結され、該エアシ
リンダ装置46によって、一対のベルクランク42、4
3が同期して揺動され、これによって前記スライド部材
30A、下側スライド部材30Cが水平方向に往復動さ
れるようになっている。
【0036】前記下側ベースプレート40は、その下端
に、図1において幅方向両端近傍に一対のローラ48を
備え、該ローラ48を介して、カムプレート50上に支
持されている。
【0037】このカムプレート50は、エアシリンダ装
置52により、図1において左右方向に駆動されるもの
であって、図1の状態にあるとき、ローラ48がカムプ
レート50の最大リスト位置にあり、又、カムプレート
50が図1の状態から右方向に駆動された時は、カムプ
レート50の傾斜面50Aに沿って下降できるようにさ
れている。
【0038】更に、前記下側ベースプレート40の前面
には、支えローラ58が、各押圧子18間の位置に図2
に示されるように、U字状板ばね60により一定範囲で
下方への位置可変の状態で弾力的に支持されている。
【0039】前記支えローラ58の上端位置は、下側の
ローレットロール18Bの上端と同一高さとされ、搬送
ライン26方向の位置は、ローレットロール18A、1
8Bの上流側に隣接されている。又、この支えローラ5
8の回転方向は、前記ローレットロール18A、18B
と直交するようにされている。
【0040】前記エアジェット装置22は、図2に示さ
れるように、押圧子18の出側位置の、搬送ライン26
に対して上下に等しい距離の位置から、それぞれ、ロー
レットロール18A、18Bによって挾持された状態の
パネル12上におけるフィルム端縁14Aに向けて斜め
に配置されたエアノズル22A、22Bを備えている。
【0041】前記ピンチロール16A、16Bとローレ
ットロール18A、18Bとの間であって、ピンチロー
ル16A、16B出側に接近した位置には、上下一対の
押え板62A、62Bが配置されている。
【0042】これら押え板62A、62Bは、上下対称
の略L字形状部材であって、下側の押え板62Bの上面
は前記搬送ライン26と一致して配置され、これに対し
て上側の押え板62Aは、エアシリンダ装置62Cによ
り、ピンチロール16Aと同様に、上下方向に駆動さ
れ、下側の押え板62Bとの間でパネル12及びフィル
ム14を挾み込む位置及び上方に待機する位置の2位置
を取り得るようにされている。
【0043】図2の符号64はパネル12の先端におけ
るフィルム端縁14Aがロートレットロール18A、1
8Bの位置にあるときのパネル12の尾端を検出するた
めの光センサを示す。この光センサ64の出力信号は図
4に示されるように、制御装置66に入力され、該制御
装置66は、エアジェット装置22、送りローラ24等
の送り機構、前記エアシリンダ装置38、46、52、
62Cを制御するようにされている。
【0044】次に、図5を参照して上記実施例に係るフ
ィルム剥離装置10の作用について説明する。ここで図
5は上半分のみを示し、下半部は図示省略されている。
【0045】送りローラ24によって、図2において右
方向から左方向に送られてきた、(フィルム14が貼着
された)パネル12は、ピンチロール16A、16B及
び開状態の押え板62A、62Bの間を通り、更に、開
状態であるローレットロール18A、18Bの位置に到
達する。
【0046】到達時のパネル12先端が、光センサ64
によって検出されると、そのセンサ出力に基づき、制御
装置66は送りローラ24による送りを停止する。
【0047】次に、制御装置66エアシリンダ装置38
駆動してベースプレート32を降下させる。同時に、エ
アシリンダ装置62Cにより押え板62Aが降下され、
押え板62Bとの間にパネル12及びフィルム14を挾
持する(図5(B)参照)。
【0048】前記下側のローレットロール18Bを支持
するローレット軸受28Bは、エアシリンダ装置52が
カムプレート50を図1において左方向に駆動すること
によって、ローラ48がカムプレート50の頂点に乗り
上げ、これによって下側ベースプレート40が上方に駆
動され、ローレットロール18Bの上端が搬送ライン2
6の位置に下方から到達する。
【0049】この時、開放状態にある上下一対のローレ
ットロール18A、18Bがパネル12及びフィルム1
4を挾み込むまでの間、支えローラ58がパネル12を
搬送ライン26位置に支持している。
【0050】上記のようにして、パネル12及びフィル
ム14を上下のローレットロール18A、18B間で挾
持する。
【0051】この状態で、押圧子駆動装置20における
エアシリンダ装置46を往復動させると、ベルクランク
42、43が同期して、中心軸42C、43C周りに揺
動され、レバー42A、43Aを介して、上側のスライ
ド部材30A及び下側スライド部材30Cが、ガイド部
材30B、下側ガイド部材30Dに沿って水平方向に往
復動される。
【0052】ローレットロール18A、18Bは、ロー
レット軸受28A、28Bを介してスライド部材30
A、下側スライド部材30Cに連結されているので、ロ
ーレットロール18A、18Bはパネル12上でフィル
ム端縁14Aを圧縮しつつ、往復転接されることにな
る。
【0053】ローレットロール18A、18Bには、ロ
ーレット突起19が形成されているので、該ローレット
突起19先端によりフィルム14をパネル12方向に繰
り返し押し込むことによって、フィルム端縁14Aが、
この部分で剥離されることになる。
【0054】ローレットロール18A、18Bの往復動
が終了した後、これらローレットロール18A、18B
は、エアシリンダ装置38及びエアシリンダ装置52に
より、パネル12及びフィルム14を解放する方向に開
かれる。
【0055】前記ローレットロール18A、18Bの個
所には、パネル12先端側に、各押圧子18毎に上下一
対のエアノズル22A、22Bが配置されているので、
ここから圧縮気体をフィルム端縁14Aに向けて噴射す
ると、ローレットロール18A、18Bによって剥離さ
れた個所から圧縮空気が入り込み、フィルム端縁14A
はパネル12から捲れ上がる。
【0056】この時、前記押え板62A、62Bがフィ
ルム14を含むパネル12を挾み込んだ状態であるの
で、エアジェットによって捲れ上がったフィルム14
は、図5(C)に示されるように断面L字形状の押え板
62Aに巻き付くように立ち上がる。
【0057】この状態のフィルム端縁14Aを、フィル
ム排出装置(図示省略)により捕らえて、押え板62
A、62Bを開きつつ、上方に排出する(図5(D)参
照)。以上により、パネル12からフィルム14を剥離
する工程を終了する。
【0058】この実施例においては、ローレットロール
18A、18Bからなる押圧子18が、フィルム端縁1
4Aに沿って間欠的に配置され、同時にローレットロー
ル18A、18Bによりフィルム端縁14Aを繰り返し
押圧するので、例えば1個の圧力車を、フィルム端縁1
4Aの全範囲に亘って走行させる場合と比較して、短時
間で押圧作業が終了する。
【0059】又、ローレットロール18A、18Bによ
る押圧範囲は、エアジェット装置22によって圧縮空気
が吹き付けられる範囲であれば足りるので、狭い範囲で
よく、従ってフィルム14の損傷範囲が少ない。
【0060】なお、上記実施例において、押圧子18は
ローレットロール18A、18Bとされているが、本発
明はこれに限定されるものでなく、押圧子は先端が尖っ
ていて、これが繰り返しフィルム14を厚さ方向に押圧
できるものであればよい。
【0061】従って、例えば図6に示されるように、円
弧状面64Aに複数の突起64Bを備えた扇形押圧子6
4であってもよい。ここで、突起64Bはローレット突
起であってもよい。扇形押圧子64は円弧状面64Aが
フィルム14に転接するように揺動軸64Cがフィルム
面と平行に往復動される。
【0062】又、図6に示されるように、先端の平面部
66Aに複数の突起66Bが形成された垂直押圧子66
を、例えばカム等の押圧子駆動装置によってフィルム1
4の表面と直交する方向に往復動させるようにしたもの
であってもよい。
【0063】本発明者の実験によれば、前記ローレット
ロール18A、18Bにより押圧するフィルム端縁14
Aの長さ範囲は、5〜15mmの範囲であれば、エアジェ
ット装置22によって十分にフィルム14を剥離させる
ことができた。
【0064】この範囲は、扇形押圧子64により押圧す
る場合、あるいは垂直押圧子66により押圧する場合で
も同様である。
【0065】なお、エアジェット装置22は圧縮空気に
限定されるものでなく、窒素ガス等の他の圧縮気体を噴
出する気体ジェット装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルム剥離装置の実施例を示す
正面図
【図2】同実施例の側面図
【図3】同実施例に係るフィルム剥離装置によって剥離
されるフィルム及びパネルを示す斜視図
【図4】上記実施例装置の制御系統を示すブロック図
【図5】同実施例装置によりフィルムを剥離する過程を
示す略示側面図
【図6】本発明の第2実施例に係る押圧子を示す正面図
【図7】本発明の第3実施例に係る押圧子を示す正面図
【符号の説明】
10…フィルム剥離装置 12…パネル 14…フィルム 14A…フィルム端縁 16…拘束装置 18…押圧子 18A、18B…ローレットロール 19…ローレット突起 20…押圧子駆動装置 22…エアジェット装置 26…搬送ライン 30…水平スライド機構 62A、62B…押え板 64…扇形押圧子 64A…円弧状面 64B…突起 66…垂直押圧子 66A…平面部 66B…突起 68…アクチュエータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項4記載のように、前記フィルム剥離
装置において、前記押圧子はローレットロールであり、
且つ、前記小突起はローレット突起であり、前記押圧子
駆動装置は、該ローレットロールを複数回往復動させる
ことによって、ローレット突起をフィルム端縁に繰り返
し複数回押圧するようにしてもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】図2の符号64は、パネル12が搬送ライ
ン26上を右から左へ搬送されるとき、パネル12の先
端におけるフィルム端縁14Aを検出するためのセンサ
を示す。このセンサ64は静電容量型であって、その出
力信号は図4に示されるように、制御装置66に入力さ
れ、該制御装置66は、エアジェット装置22、送りロ
ーラ24等の送り機構、前記エアシリンダ装置38、4
6、52、62Cを制御するようにされている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】送りローラ24によって、図2において右
方向から左方向に送られてきた、(フィルム14が貼着
された)パネル12は、ピンチロール16A、16B及
び開状態の押え板62A、62Bの間を通り、センサ6
4の位置を通過し、更に、開状態であるローレットロー
ル18A、18Bの位置に到達するが、パネル12先端
におけるフィルム端縁14Aがセンサ64によって検出
されると、そのセンサ出力に基づき、検出後、所定時間
後に、制御装置66は送りローラ24による送りを停止
する
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】従って、例えば図6に示されるように、円
弧状面6Aに複数の突起6Bを備えた扇形押圧子6
であってもよい。ここで、突起6Bはローレット突
起であってもよい。扇形押圧子6は円弧状面6Aが
フィルム14に転接するように揺動軸6Cがフィルム
面と平行に往復動される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】又、図6に示されるように、先端の平面部
Aに複数の突起6Bが形成された垂直押圧子6
を、例えばカム等の押圧子駆動装置によってフィルム1
4の表面と直交する方向に往復動させるようにしたもの
であってもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】この範囲は、扇形押圧子6により押圧す
る場合、あるいは垂直押圧子6により押圧する場合で
も同様である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10…フィルム剥離装置 12…パネル 14…フィルム 14A…フィルム端縁 16…拘束装置 18…押圧子 18A、18B…ローレットロール 19…ローレット突起 20…押圧子駆動装置 22…エアジェット装置 26…搬送ライン 30…水平スライド機構 62A、62B…押え板 64…扇形押圧子 6A…円弧状面 6B…突起 6…垂直押圧子 6A…平面部 6B…突起 68…アクチュエータ
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10…フィルム剥離装置 12…パネル 14…フィルム 14A…フィルム端縁 16…拘束装置 18…押圧子 18A、18B…ローレットロール 19…ローレット突起 20…押圧子駆動装置 22…エアジェット装置 26…搬送ライン 30…水平スライド機構 62A、62B…押え板 6…扇形押圧子 65A…円弧状面 65B…突起 67…垂直押圧子 67A…平面部 67B…突起 68…アクチュエータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル表面に貼着されたフィルムの一辺の
    端縁近傍をパネルと共に拘束する工程と、拘束されたフ
    ィルム端縁を、該端縁に沿って間欠的に複数個所で、各
    々が先端に複数の小突起を備えた部材によりパネルに向
    けて繰り返し複数回押圧する工程と、前記押圧個所にお
    けるフィルム端縁に向けて気体ジェットを吹き付けて、
    該フィルム端縁をパネルから剥離する工程と、を有して
    なるフィルム剥離方法。
  2. 【請求項2】パネル表面に貼着されたフィルムの一辺の
    端縁近傍をパネルと共に拘束する拘束装置と、この拘束
    装置により拘束されたフィルム端縁に沿って間欠的に複
    数個所に配置された、各々が先端に複数の小突起を備え
    た複数の押圧子と、これら押圧子を、前記フィルム端縁
    をパネルに向けて繰り返し複数回押圧する押圧子駆動装
    置と、各々の押圧子に対してパネル外側に隣接する位置
    に配置され、フィルム端縁に向かって圧縮気体を吹き付
    ける複数の気体ジェット装置と、を有してなるフィルム
    剥離装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記押圧子はフィルム
    との接触面に前記複数の小突起を備えた円弧状部を有
    し、前記押圧子駆動装置は、前記円弧状部をフィルムに
    往復転接させることにより、前記小突起を繰り返し複数
    回フィルムに押圧することを特徴とするフィルム剥離装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記押圧子はローレッ
    トロールであり、且つ、前記小突起はローレット突起で
    あり、前記押圧子駆動装置は、該ローレットロールを複
    数回往復動させることによって、ローレット突起をフィ
    ルム端縁に繰り返し複数回押圧することを特徴とするフ
    ィルム剥離装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記押圧子は扇状部材
    であり、前記押圧子駆動装置は、扇状部材をその円弧中
    心廻りに複数回往復揺動することにより、前記複数の小
    突起をフィルム端縁に繰り返し複数回押圧することを特
    徴とするフィルム剥離装置。
  6. 【請求項6】請求項2において、前記押圧子は、フィル
    ムとの対向面が、前記複数の小突起を備えた平面状であ
    り、前記押圧子駆動装置は前記押圧子をフィルム厚さ方
    向に複数回往復動させることにより、前記小突起を、フ
    ィルム端縁に繰り返し複数回押圧することを特徴とする
    フィルム剥離装置。
  7. 【請求項7】請求項2乃至6のいずれかにおいて、前記
    フィルム端縁の、前記押圧子により押圧される範囲は、
    該フィルム端縁に沿って5〜15mmの長さとされたこと
    を特徴とするフィルム剥離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013086940A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Mee:Kk フィルム剥離装置及びフィルム剥離方法
EP3608358A1 (de) 2018-08-09 2020-02-12 Covestro Deutschland AG Mineralgefüllte polycarbonat-polyalkylenterephthalat-zusammensetzung, formmasse und formkörper mit guter schlagzähigkeit

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JP2013086940A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Mee:Kk フィルム剥離装置及びフィルム剥離方法
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