JPH0710082U - 衛生洗浄器用ノズル - Google Patents

衛生洗浄器用ノズル

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JPH0710082U
JPH0710082U JP3830693U JP3830693U JPH0710082U JP H0710082 U JPH0710082 U JP H0710082U JP 3830693 U JP3830693 U JP 3830693U JP 3830693 U JP3830693 U JP 3830693U JP H0710082 U JPH0710082 U JP H0710082U
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JP
Japan
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hot water
cylinder
nozzle body
nozzle
water inlet
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JP3830693U
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English (en)
Inventor
明博 石戸谷
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 前端部に噴出口7aと後部にピストン7d及
び温水導入口7cを備え洗浄時に本体の内部に突出する
ノズル本体7、このノズル本体7を進退自在に保持する
とともに先端部にノズル本体7が嵌挿される開口8aを
形成したシリンダ8を設け、このシリンダ8の側面の所
定の位置に凹形状の温水送路口8bを形成し、シリンダ
8に温水送水口11aを備えたシリンダキャップ11
と、シリンダ8の内部の前側にノズル本体7を後退させ
る方向に付勢するバネ9を具備し、洗浄時にノズル本体
7が突出した時、ノズル本体7の温水導入口7c、シリ
ンダ8の温水送路口8bが連通する構成とした。 【効果】 構造が簡単で寸法精度も出し易く、部品数も
少なく、組立てが容易で安価な衛生洗浄器用ノズルが供
給できる利点がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば用便後の局部洗浄に供する衛生洗浄器用ノズルに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の衛生洗浄器用ノズルは、例えば特開平4−140339号公報 等に示されているが、図4、図5に示す如く、第1シリンダ部18bの先端側に 軸方向に伸びる溝部18dを形成し第1シリンダ部18bの先端の第2シリンダ 部18cに後述のノズル本体17が嵌挿される開口部18aを形成した樹脂性ハ ウジング18と、中空部に軸穴17bを穿設し先端部に噴出口(図示せず)を形 成し後端部に軸穴17bに通じる温水導入口17cを形成したノズル本体17と 、前記樹脂性ハウジング18の後方第1シリンダ部18bの内側に中間筒19を 設け、ノズル本体17が中間筒19内で進退自在に構成されている。
【0003】 また、温水噴出時にノズル本体17の後端ピストン部17dが中間筒19から 進出して第1シリンダ部18bの先端部分に当り、中間筒19内部をノズル本体 17の温水導入口17cとが連通され給湯通路20を形成する。したがって、温 水は中間筒19の内部から給湯通路20及び温水導入口17cを通ってノズル本 体17の軸穴17b内に送水され噴出口から人体の局部に噴射される。
【0004】 又他の従来例として、例えば実開平3−40375号公報等に示されているが 、図6、図7に示す如く、先端に挿通案内開口28aを有するシリンダヘッド2 8cを取付けたシリンダ28内にピストン27dを有するノズル本体27を前後 移動自在に嵌挿支持している。そして、このノズル本体27に巻装したバネ29 (コイルスプリング)によってピストン27dを前記の開口28aから突出した 際に後退方向に支持している。
【0005】 ノズル本体27には第1通路27bが形成されており、この第1通路27bの 先端には噴出口27aが形成されている。シリンダ28には第2通路30が形成 されており、ノズル本体27が洗浄位置となったときのみ第1通路27bと連通 するようになっている。31は温水送水口31aを具備する蓋で、シリンダ28 の後端部を密閉する如くに取付けたものである。
【0006】 かかる構成のものにあって用便後に任意の局部を洗浄するため操作部(図示省 略)を操作すると、温水タンクの温水は温水送水口31aよりシリンダ28の中 空部に送水され、その水圧によりピストン27dが押され、バネ29の付勢力に 抗して、ノズル本体27を開口28aから前方に突出する。ノズル本体27が完 全に突出し終った時点で第1通路27bと第2通路30が連通し温水が噴出口2 7aから局部に向けて噴出する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前者の従来例の構成においては、ハウジング18の溝部18dと中間筒19と の組合せにより給湯通路20を形成し、中間筒19内部とノズル本体17の温水 導入口17cを連通させているが、噴出前のノズル本体17の前進の際に、温水 導入口17c内に温水が流入せぬように中間筒19を設けたものであり、部品点 数が増え、構成も複雑になり、製造コストを押し上げている。
【0008】 また、後者の従来例の構成では、中間筒は省かれているが、第2通路30を形 成するのに、シリンダ28とシリンダヘッド28cの嵌合及びシリンダヘッド2 8cとピストン27dの嵌合の隙間を使用しているので、シリンダ28とシリン ダヘッド28cとピストン27dの3部品の寸法精度及び防水性が重要となる。 特にOリング等の防水手段を採ると、シリンダヘッド28c自体が大きくなり、 また、部品点数、組立作業性、製造コストの面からも不利である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するためになされたものであり、温水タンクを便器 の本体に付設し、局部の洗浄時、温水タンクからの洗浄水を局部に噴射する衛生 洗浄器用ノズルにおいて、前端部に噴出口と後部にピストン及び温水導入口を備 え洗浄時に本体の内部に突出するノズル本体と、ノズル本体を進退自在に保持す るとともに先端部にノズル本体が嵌挿される開口を形成したシリンダを設け、シ リンダの側面の所定の位置に凹形状の温水送路口を形成し、シリンダに温水送水 口を備えたシリンダキャップと、シリンダの内部の前側にノズル本体を後退させ る方向に付勢するバネを具備し、洗浄時にノズル本体が突出した時のみ、ノズル 本体の温水導入口と、シリンダの温水送路口が連通する構成とした。
【0010】
【作用】
上記の構成によって、複雑な構造や、高度の加工精度を必要とせずに、シリン ダキャップに備えた温水送水口を介して、温水がピストンをバネにさからって押 し、ノズル本体をシリンダの開口から前方に突出させる。ノズル本体が突出し終 わり、ピストンがシリンダの温水送路口近傍適所で停止すると、ノズル本体の温 水導入口と、シリンダの温水送路口が連通し、温水タンクからの温水が温水送水 口、温水送路口及び温水導入口を経由し、噴出口から局部に向けて噴出する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0012】 構成を示す図1、図2、図3において、1は洋式便器の本体で、その背部に給 水タンク2と温水タンク3とを付設し、これら両タンク2、3間に夫々を連通す る給水ホース4を設けている。5は温水タンク3内の温水を送水する送水部材( 例えば電磁ポンプ)であり、6は送水部材5に接続した送水パイプである。7は 例えば金属パイプなどよりなる中空の密封されたノズル本体であり、このノズル 本体7は前端部に噴出口7aを備えており、先端の開口に栓7bを圧入し閉鎖し 、後端部に温水導入口7cを備えている。温水導入口7cはノズル本体7の中空 部に連通しており、温水タンク3からの温水をこの中空部に送りこむ部位である 。
【0013】 8はシリンダであり、先端に前記ノズル本体7を嵌挿する開口部8aを形成し 、側面適宜な位置に凹形状の温水送路口8bを穿設し、この温水送路口8bの開 口部封止用のふた8cを防水状態に例えば溶着している。このシリンダ8内部に は後方より摺動部が穿設してあり、この摺動部内を摺動するピストン7dを前記 ノズル本体7の後端に設けてある。このピストン7dに押されノズル本体7が突 出し終わったときのみ、ノズル本体7の温水導入口7cとシリンダ8の温水送路 口8bが連通するように構成する。
【0014】 シリンダ8内部の先端とこのピストン7dとの間にノズル本体7を後退させる 方向に付勢するバネ9及びストッパー10を具備し、このバネ9を介してノズル 本体7はシリンダ8内に進退自在に保持されている。11はシリンダ8の後端部 を封止する如くに取付けたシリンダキャップであり、11aはこのシリンダキャ ップ11に穿設してある温水送水口である。前記送水部材5はこの温水送水口1 1aと接続し、温水タンク3とシリンダ8とを連通させている。
【0015】 次に、上記の構成における作用を説明する。
【0016】 用便後に任意の局部を洗浄するため操作部(図示省略)を操作すると、温水タ ンク3からの温水が到達し水圧が上がるにつれ、送水部材5によって送水パイプ 6に接続された温水送水口11aからシリンダ8の中空部に送水される。シリン ダ8の中空部は準密封であるため、温水は圧力水となって、ピストン7dを介し てバネ9を圧縮し、図3に示すごとくノズル本体7を前進させ、開口8aから前 方に突出させる。ノズル本体7が突出し終わり、ピストン7dがシリンダ8の温 水送路口8b近傍適所で停止すると、温水タンク3から温水送水口11aを通っ てシリンダ8の中空部に送られた温水が温水送路口8bを経由し、温水導入口7 cよりノズル本体7の中空部に流入し、噴出口7aから局部に向けて噴出する。
【0017】 その後洗浄終了し送水を止めると、圧力水によるピストン7dへの圧力が無く なり、バネ9の圧縮力によりノズル本体7を後退させ、図2の状態に戻る。
【0018】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、前端部に噴出口と後部にピストン及び温水導入口 を備えたノズル本体と、先端部にノズル本体が嵌挿される開口を形成し側面に凹 形状の温水送路口を形成したシリンダと、温水送水口を備えたシリンダキャップ と、ノズル本体を後退させる方向に付勢するバネを設け、ノズル本体が突出した 時のみ、ノズル本体の温水導入口とシリンダの温水送路口が連通し、温水タンク からの温かい洗浄水を噴出口より局部に噴出するものであり、中間筒やシリンダ ヘッドなど必要とせず部品数も少なく、シリンダとノズル本体との関連寸法精度 が出やすく不良率低減が図られ、構造も簡単で組立容易で、安価な衛生洗浄器用 ノズルが供給できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による衛生洗浄器用ノズルに
係わる便器全体の概略の側面断面図。
【図2】同衛生洗浄器用ノズルの非洗浄時の要部断面
図。
【図3】同衛生洗浄器用ノズルの洗浄時の要部断面図。
【図4】従来の衛生洗浄器用ノズルの要部拡大断面図。
【図5】同衛生洗浄器用ノズルのハウジングの部分断面
図。
【図6】他の従来例を示す衛生洗浄器用ノズルの非洗浄
時の要部断面図。
【図7】同衛生洗浄器用ノズルの洗浄時の要部断面図。
【符号の説明】
1 本体 3 温水タンク 7 ノズル本体 7a 噴出口 7c 温水導入口 7dピストン 8 シリンダ 8a 開口 8b 温水送路口 9 バネ 11 シリンダキャップ 11a 温水送水口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水タンク(3)を便器の本体(1)に
    付設し、局部の洗浄時、温水タンク(3)からの洗浄水
    を局部に噴射する衛生洗浄器用ノズルにおいて、前端部
    に噴出口(7a)と後部にピストン(7d)及び温水導
    入口(7c)を備え洗浄時に前記本体(1)の内部に突
    出するノズル本体(7)と、このノズル本体(7)を進
    退自在に保持するとともに先端部にノズル本体(7)が
    嵌挿される開口(8a)を形成したシリンダ(8)を設
    け、このシリンダ(8)の側面の所定の位置に凹形状の
    温水送路口(8b)を形成し、シリンダ(8)の後部に
    温水送水口(11a)を備えたシリンダキャップ(1
    1)と、シリンダ(8)の内部の前側にノズル本体
    (7)を後退させる方向に付勢するバネ(9)を具備
    し、洗浄時にノズル本体(7)が突出した時のみ、ノズ
    ル本体(7)の温水導入口(7c)とシリンダ(8)の
    温水送路口(8b)が連通する構成としたことを特徴と
    する衛生洗浄器用ノズル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023878U (ja) * 1973-06-11 1975-03-18
JPS5347292U (ja) * 1976-09-24 1978-04-21
JPS63185798U (ja) * 1987-05-22 1988-11-29
CN116290254A (zh) * 2023-02-22 2023-06-23 广东乐贤卫浴有限公司 一种智能控温清洗器及其在马桶中的应用

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