JPH1054071A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JPH1054071A
JPH1054071A JP21257396A JP21257396A JPH1054071A JP H1054071 A JPH1054071 A JP H1054071A JP 21257396 A JP21257396 A JP 21257396A JP 21257396 A JP21257396 A JP 21257396A JP H1054071 A JPH1054071 A JP H1054071A
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Akira Oishi
晃 大石
Shingo Seki
伸悟 関
Masaki Ohashi
政紀 大橋
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Aichi Electric Co Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル筒の洗浄時に洗浄水があらぬ方向に噴
き出る恐れがなく、ノズル筒の前進と洗浄水の流路切換
を1つのモータで行えるようにする。 【解決手段】 固定シリンダ1に、ばね18により後退
付勢された可動シリンダ2を収め、可動シリンダに、ば
ね11により後退付勢されたノズル筒3を収め、可動シ
リンダには、ノズル筒洗浄用の第4送水口16を設け、
ノズル筒内に、第1,第2噴射孔6,7に連通する第
1,第2通水路4,5を設け、ノズル筒の外周面に、通
水路4,5に夫々導通する第1,2流入口9,10を所
定間隔を隔てて設け、第1,第2流入口に選択的に導通
させる導通路と第2送水口23とを備えた給水用スリー
ブ20を、ノズル筒の外周面に水密に摺接させ得る状態
で固設し、固定シリンダには、ノズル筒前進用の第1送
水口12及び可動シリンダ前進用の第3送水口19を設
け、与圧洗浄水を、第1〜第4送水口に選択的に供給す
る流路切換弁102を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの洗浄水噴射
孔を先端に設けたピストン状のノズル筒を、ばね力によ
り後退付勢状態でシリンダ内に収め、シリンダ内に流入
させた与圧洗浄水により、ノズル筒を前進させる型式
の、便器に組付けて用いる衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の構成を備えた衛生洗浄装置の一例
が、「実公平3−12857」に開示されている。この
先願装置は、ノズル筒の前進時に、シリンダ内に供給し
た与圧洗浄水が、ノズル筒とシリンダの先端部との隙間
から前方に吹き出て、ノズル筒の先端部分の汚れを洗い
落とすようになっている。又、これとは別の、先行技術
のものは、ノズル筒の前進用と、洗浄水の流路切換用の
2つのモータを用いている。更に、「実公昭63−86
0」に開示された洗浄装置は、シリンダ内に流入させる
与圧水の水圧を切換えることによって、ノズル筒の先端
を、主洗浄とビデ洗浄との2つの位置に選択的に進出さ
せるようにしている。この洗浄装置は、又、シリンダの
周壁に乾燥用温風と洗浄水の各供給口を設け、一方、ノ
ズル筒の周壁には夫々の流入口を設け、ノズル筒の進出
位置の如何に応じて、ノズル筒の先端部から洗浄水又は
温風が選択的に噴出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、「実公平
3−12857」の装置は、ノズル筒の前進時に、その
洗浄用水が思わぬ方向に吹き出て不始末を招くことも起
こり得る。又、ノズルの前進途中で、洗浄用水の一部が
噴射孔からも噴き出す不都合が生ずる可能性もある。そ
して、2つのモータを使うものは、製作と保守に余分の
手間と経費が嵩むことになる。更に、「実公昭63−8
60」のものは、洗浄水の流路切換用と水圧切換用の2
つの弁機構を要するので、装置が複雑になる。或は、噴
射孔からの噴水量乃至は噴射圧の調節をより簡易に行え
るようにすることも望ましい。
【0004】そこで本発明の目的は、ノズル筒の洗浄時
に与圧水がシリンダとノズル筒との隙間から吹き出る不
都合を生ぜず、又、装置の作動用モータや洗浄水の流路
切換弁は1つで足り、且つ、噴射孔からの噴水量乃至は
噴射圧も簡易に調節できるようにした、便器に組付けて
用いる為の衛生洗浄装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による衛生洗浄装置は、先端に2つの噴射孔
を設けたピストン状のノズル筒を、圧縮ばねにより後退
させた状態でシリンダ内に収め、洗浄水の水圧によりノ
ズル筒を使用位置に前進させるようにしたものであっ
て、固定シリンダ1に、第2圧縮ばね18により後退付
勢された可動シリンダ2を収め、該可動シリンダ2に、
第1圧縮ばね11により後退付勢されたノズル筒3を収
め、前記ノズル筒3内の長手方向には、先端の第1噴射
孔6及び第2噴射孔7に夫々連通する第1通水路4及び
第2通水路5を設けると共に、外周面には、前記第1,
第2通水路4,5に夫々導通する第1流入口9及び第2
流入口10を、筒軸方向に所定間隔を隔てて設け、前記
第1,第2流入口9,10に選択的に導通させる導通路
を内周面に備えると共に、該導通路に連通する第2送水
口23を備えた給水用スリーブ20を、前記ノズル筒3
の外周面に水密に摺接させ得る状態で固設し、前記固定
シリンダ1には、前記ノズル筒3の前進用の第1送水口
12及び前記可動シリンダ2の前進用の第3送水口19
を設け、前記第1噴射孔6からの噴射時には、前記第
1,第2送水口12,23に与圧洗浄水を供給し、前記
第2噴水孔7からの噴射時には、前記第1〜第3送水口
12,23及び19に夫々与圧洗浄水を供給する流路切
換弁102、及びその制御部を設ける構成とした。そし
て、前記給水用スリーブ20には、前記ノズル筒3の後
退時に、前記第1,第2噴射孔6,7の上部を覆い得る
カバー体25を取着すると共に、前記可動シリンダ2
に、前記ノズル筒3のクリーニング用の第4送水口16
を設け、前記流路切換弁102は、ノズル筒3のクリー
ニング時に、前記第4送水口16に供給した与圧洗浄水
が、前記ノズル筒3の第1,第2流入口9,10を経
て、前記第1,第2噴射孔6,7から噴出するように構
成するとよい。又、前記流路切換弁102は、弁座とな
る円筒状の摺接面31aをその内壁面に設けたケーシン
グ31と、モータ35により回動される円筒状の弁体3
2とを備え、前記摺接面31aを設けた側の壁面には、
前記第1,第2送水口12,23と、前記第3送水口1
9と、前記第4送水口16とに夫々に接続される、第1
出水口33Aと、第2出水口33Bと、第3出水口33
Cとを、筒軸方向に所定間隔を隔てて設け、対向する壁
面には、与圧洗浄水の供給源に接続される入水口34を
設け、前記弁体32には、前記入水口34を、前記第1
〜第3出水口33A〜33Cに選択的に導通させる為の
通水溝が夫々の外周面に設けられて前記摺接面31aに
摺接する、第1〜第3摺接ドラム32A〜32Cを設け
る構成にするとよい。そして、前記摺接ドラム32Aに
設けた前記通水溝e1,e2は、その横断面積が次第に増
大又は減少するように形成するとよい。更に、チューブ
状の前記第1送水口12を、前記固定シリンダ1の後端
面に貫通状に固着し、その先端側を、前記可動シリンダ
2の後端面に設けた貫通孔13に水密状態で遊嵌させる
とよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の一実施例を説明する。図1は、本発明の衛生洗浄装
置100(以下、単に装置と言う)の本体部分を、便器
200の上面後部に取付けた状態を示している。105
は、装置100の制御部である。
【0007】装置100の全体構成を示した図2に於い
て、101はノズル部で、固定シリンダ1内に組付けた
可動シリンダ2には、ピストン状のノズル筒3を出没自
在に収めている。102は流路切換弁で、ノズル筒3の
先端からの洗浄水の噴射モードを切換えると共に、ばね
により夫々後退付勢されている可動シリンダ2及びノズ
ル筒3を前進させ、更には、ノズル筒3をクリーニング
する洗浄水を供給する役割も果す。103は温水タンク
で、給水バルブ104を介して供給される与圧水道水を
所望温度に加温する。この温水は、流路切換弁102を
介して、ノズル部101に供給される。ノズル部101
及び流路切換弁102の外観を、図3に側面図として、
図4に上面視図として夫々示した。
【0008】次に、ノズル部101の具体的な構造を、
図5〜図7を参照しながら説明する。斜め横向きに配設
された、所定長さのノズル筒3の内部には、その長手方
向に第1通水路4と、第2通水路5とを設けている。ノ
ズル筒3の先端部上面には、第1通水路4に連なる第1
噴射孔6と、第2通水路5に連なる第2噴射孔7とを、
幾分かの距離を隔てて開口させている。第1,第2通水
路4,5の基端(図の右端)側は封鎖されている。
【0009】ノズル筒3の基端には、可動シリンダ2の
内壁面に摺接するピストン環8を突設している。又、ノ
ズル筒3の後部寄りの外周面には、第1通水路4及び第
2通水路5に夫々連通する第1流入口9及び第2流入口
10を、筒軸方向に所定距離を隔てて開口させている。
更に、ノズル筒3の後部には、後述する第1送水口12
との干渉を避ける軸孔3aを設けている。
【0010】その後部を可動シリンダ2内に遊嵌させた
ノズル筒3は、図5に示したように、可動シリンダ2の
先端面とピストン環8との間に介在させた第1圧縮ばね
11によって後退付勢されている。
【0011】図6に示したように、可動シリンダ2の後
端面2aの真ん中には、チューブ状の第1送水口12を
遊嵌させる、貫通孔13を設けている。14は水密用パ
ッキンである。可動シリンダ2の周壁面部分には、逆止
弁15を内蔵する第4送水口16を設けている。又、可
動シリンダ2の後端には、固定シリンダ1の内壁面に摺
接するピストン環17を突設している。
【0012】その後部を固定シリンダ1内に遊嵌させた
可動シリンダ2は、図7に示したように、固定シリンダ
1の先端面とピストン環17との間に介在させた第2圧
縮ばね18によって後退付勢されている。固定シリンダ
1の後端面1aには、可動シリンダ2を前進させる為の
与圧洗浄水を供給する第3送水口19を設けている。
又、チューブ状の第1送水口12の基端側を、この後端
面1aに貫通状態で固着させている。
【0013】ノズル筒3には、図3〜図7に示したよう
に、給水用スリーブ20を外嵌状態で組付けている。こ
の給水用スリーブ20は、第1流入口9又は第2流入口
10に選択的に与圧洗浄水を流入させる役割を果すもの
で、図3,4に示したように、装置100の組付用フレ
ーム21の所定位置に、支持部材22を介して固定され
ている。
【0014】図5〜図7に示したように、給水用スリー
ブ20に設けた第2送水口23は、後述するようにノズ
ル筒3を前後動させると、スリーブの内周面に形成した
導通路を介して、第1,第2流入口9,10のいずれか
一方に連通するようになっている。24は水密用パッキ
ンである。
【0015】給水用スリーブ20の先端側には、図3〜
図5に仮想線で示したように、カバー体25を取着して
いる。このカバー体25は、ノズル筒3の後退時に、そ
の先端の第1,第2噴射孔6,7の上方に覆い被さる状
態で組付けている。従って、組付用フレーム21に取着
しても勿論よい。
【0016】次に、流路切換弁102の構造を、図8〜
図10を参照しながら説明する。ロータリー弁の形態を
備えた流路切換弁102は、そのケーシング31の内壁
面に形成した円筒状の摺接面(弁座)31aに、モータ
35により回動される円柱状の弁体32を当接させた構
成を備えている。
【0017】図8,図10に示したように、弁体32の
外周面には、軸方向の所定間隔を隔てた2箇所に、環状
溝cを設けている。これによって、弁体32の外周面に
は、軸方向の所定間隔を隔てた3箇所に、摺接面31a
に夫々摺接させる、第1摺接ドラム32A、第2摺接ド
ラム32B及び第3摺接ドラム32Cを形成させてい
る。
【0018】そして、図9の(a)及び図8,図10に
示したように、第1摺接ドラム32Aの外周面には、そ
の1箇所に、隣の環状溝cと導通する横溝(通水溝)d
を軸方向に設けている。更に、この横溝dの両側縁に
は、周方向に延びる所定長さのV形溝(通水溝)e1,
e2を夫々先細り状に連設している。このV形溝の深さ
は、尖端側に向けて次第に浅くしている。
【0019】第2摺接ドラム32Bの外周面には、図9
の(b)及び図8,図10に示したように、その1箇所
に、両隣の環状溝cと導通する横溝(通水溝)fを軸方
向に設けている。更に、所定長さの縦溝(通水溝)g
を、その一端が横溝fと連通する状態で周方向に設けて
いる。
【0020】第3摺接ドラム32Cの外周面には、図9
の(c)及び図10に示したように、その1箇所に、隣
の環状溝cと連通する横溝(通水溝)hを軸方向に設け
ている。
【0021】一方、ケーシング31の壁面には、摺接面
31aを設けた部分に、第1〜第3摺接ドラム32A〜
32Cの夫々の周方向に設けた上記の各溝と連通させ得
る箇所に、第1出水口33A、第2出水口33B及び第
3出水口33Cを設けている。そして、摺接面31aと
対向する側の壁面には、温水タンク103から延びる送
水チューブ41(図2参照)を接続させる入水口34を
設けている。この入水口34は、後述するように、弁体
32の回動位置の如何により、ポート36、環状溝c及
び各摺接ドラム32A〜32Cに設けた通水溝e1,e
2,g,hのいずれかを介して、第1〜第3出水口33
A〜33Cの各れかに連通される。
【0022】図2,図4に示したように、流路切換弁1
02の第1出水口33Aは、二股に別れた送水チューブ
42を介して第1送水口12及び第2送水口23に連通
し、第2出水口33Bは、送水チューブ43を介して第
3送水口19に連通し、第3出水口33Cは、チューブ
44を介して第4送水口16に夫々連通している。
【0023】次に、装置100の作用を、各作動モード
別に説明する。先ず、局部洗浄を行う前に、ノズル筒3
の先端部分を洗浄するクリーニングモードに就いて、図
12を参照しながら説明する。このモードでは、流路切
換弁102の弁体32は、モータ35によって図示の位
置に回動されている。
【0024】この状態では、図12の(a),(b)に
示したように、第1,第2出水口33A,33Bは、第
1,第2摺接ドラム32A,32Bによって、入水口3
4との連通を断たれている。その為、ノズル筒3及び可
動シリンダ2は、夫々第1,第2圧縮ばね11,18に
より、後退位置(図5参照)に保持されている。
【0025】一方、図12の(c)に示したように、第
3摺接ドラム32Cの横溝hが、入水口34と第3出水
口33Cとを連通させている。その為、図4,5及び図
11に示したように、送水チューブ44を経て第4送水
口16に流入し、逆止弁15を押しのけながら可動シリ
ンダ2の内空部aに流入した与圧洗浄水は、ノズル筒3
に設けた第1,第2流入口9,10に流入したうえ、第
1,第2通水路4,5をたどって、その末端の第1,第
2噴射孔6,7から上向きに噴出する。
【0026】この噴出水は、上方に設けられたカバー体
25に衝突して下向きに跳ね返される。これによって、
ノズル筒3の先端部分が汚れている場合には、この汚れ
を確実に洗い落とすことができる。
【0027】次に、ノズル筒3を前進させ、第1噴射孔
6から与圧洗浄水を噴射して、肛門周りを洗浄する主洗
浄モードに就いて、ノズル筒3を進出させる段階の作用
を、図13を参照しながら説明する。この段階では、弁
体32は、モータ35によって、図示の位置に右廻りに
回動されている。この状態では、図13の(b)及び
(c)に示したように、第2摺接ドラム32B及び第3
摺接ドラム32Cは、第2出水口33B及び第3出水口
33Cを、入水口34に導通させない位置を占めてい
る。その為、可動シリンダ2の前進用の第3送水口1
9、及びノズル筒3の洗浄用の第4送水口16には与圧
洗浄水は供給されない。
【0028】一方、第1摺接ドラム33Aは、図13の
(a)に示したように、その外周面に設けたV形溝e2
の狭まった尖端側が、第1出水口33Aと入水口34と
を導通させている。その為、図4,6から理解されるよ
うに、二股に別れたチューブ42の一方の分岐端が接続
された第1送水口12から、可動シリンダ2の内空部a
に与圧洗浄水が流入し、ノズル筒3は、その水圧により
第1圧縮ばね11の付勢力に抗して、主洗浄位置に向け
て前進し始める。
【0029】この前進段階では、二股に別れたチューブ
42の他方の分岐端が接続された第2送水口23にも送
水されるが、図5から理解されるように、この送水口2
3は、ノズル筒3の外周面によって封鎖されている。そ
の為、ノズル筒3の進出途中に、第1,第2噴射孔6,
7から与圧洗浄水が噴き出てしまう不都合が生ずる恐れ
は全くない。
【0030】そして、ノズル筒3が略前進し終えると、
図6に示したように、第2送水口23がノズル筒3の第
1流入口9に連通した状態になる。その為、主洗浄モー
ドでの噴射洗浄が穏やかに開始される。
【0031】次に、主洗浄モードのもとで、強い噴射洗
浄が行われる状態に就いて、図14を参照しながら説明
する。弁体32を、図13の状態から更に右廻りに回動
させて行くと、図14の(a)に示したように、第1出
水口33Aは、V形溝e2の狭まった尖端側との対向状
態から、次第に拡開端側と対向する状態に移行して行
く。従って、第1噴射孔6からの洗浄水の噴射は、次第
に最大噴射状態に移行する。
【0032】次に、前述のクリーニングモードを経た後
に、ビデ洗浄モードに移行する為の予備段階として、可
動シリンダ2を前進させるビデ進出モードの作用を図1
5を参照しながら説明する。このモードでは、弁体32
は、モータ35によって左回りに図示の位置に回動され
ている。
【0033】この状態では、図15の(a)に示したよ
うに、第1摺接ドラム32Aは、第1出水口33Aと入
水口34との導通を断つ回動位置を占めるので、第1,
第2送水口12,23には送水されない。従って、ノズ
ル筒3は前進せず、又、第1,第2噴射孔6,7から洗
浄水が噴出する恐れはない。又、第3摺接ドラム32C
は、図15の(c)に示したように、第3出水口33C
と入水口34との導通を断つ位置に回動されているの
で、ノズル筒3の洗浄用の第4送水口16には、与圧洗
浄水は供給されない。
【0034】一方、第2摺接ドラム32Bが、図15の
(b)に示したように、第2出水口33Bと入水口34
とを導通させる。これによって、送水チューブ43を介
して第3送水口19に供給された与圧洗浄水が、可動シ
リンダ2を、後退付勢用の第2圧縮ばね18の付勢力に
に抗して前進させる。
【0035】次に、ビデ進出モードに続くビデ洗浄モー
ドの作用を、その開始段階に就いて、図16を参照しな
がら説明する。この段階では、弁体32は、モータ35
によって、更に左回りに回動されて図示の状態にある。
この時、第3摺接ドラム32Cは、図16の(c)に示
したように、第3出水口33Cと入水口34との導通を
防いでいるので、ノズル筒3の洗浄用の第4送水口16
には給水されない。
【0036】一方、図16の(a)に示したように、第
1摺接ドラム32AのV形溝e1の狭まった尖端側が、
第1出水口33Aと入水口34とを導通させた状態にな
り、前述の如く、第1,第2送水口12,23に与圧洗
浄水が送水される。それに伴って、ノズル筒3が前進を
開始する。然し、この進出途中の段階では、ノズル筒3
の外周面の第2流入口10は、第2送水口23に連通し
ていないので、第2噴射孔7に不用意に与圧洗浄水が供
給されることはない。
【0037】ノズル筒3が略前進し終えて、第2流入口
10が第2送水口23と連通する位置に達すると、第2
噴射孔7から与圧洗浄水が穏やかに噴射され始める。こ
のモードでは、図16の(b)の如く、第2摺接ドラム
32Bが第2出水口33Bを入水口34に導通させてい
るので、可動シリンダ2は、前モードに引き続き前進位
置に保持される。
【0038】弁体32が、モータ35によって更に左廻
りに回動されて、ノズル筒3が進出し終えると、弁体3
2は図17に示した回動状態になる。図17の(c)に
示したように、第3摺接ドラム32Cは、ノズル筒3の
洗浄用の第4送水口16への送水を前モードに引き続い
て遮断している。又、図17の(b)に示したように、
第2摺接ドラム32Bは、前モードに引き続いて、第3
送水口19への送水位置を占めており、可動シリンダ2
は前進位置に保持される。
【0039】一方、第1摺接ドラム32Aは、図17の
(a)に示したように、V形溝e1の拡開側端が、第1
出水口33Aに臨む位置に迄回動されているので、この
時、第2噴射孔7からは、最も強く与圧洗浄水が噴射さ
れて、強ビデ洗浄モードとなる。
【0040】前記各洗浄モードを終了する時は、モータ
35によって弁体32を左又は右廻りに図12の位置に
回動させる。これにより、第1,第2摺接ドラム32
A,32Bが、図12の(a),(b)に示すように、
第1,第2出水口33A,33Bと入水口34との導通
を断つので、ノズル筒3及び可動シリンダ2は、圧縮ば
ね11,18の付勢力により、図5に示す状態に後退す
る。
【0041】又、第3摺接ドラム32Cの横溝hが入水
口34と第3出水口33Cとを連通させるので、送水チ
ューブ44を経て第4送水口16に流入し、逆止弁15
を押し退けながら可動シリンダ2の内空部aに流入した
与圧洗浄水は、ノズル筒3に設けた第1,第2流入口
9,10から第1,第2通水路4,5に流入し、各末端
の第1,第2噴射孔6,7から上向きに噴出する。この
噴出水は、カバー体25に衝突して跳ね返り、ノズル筒
3の先端部分を洗浄して次回の洗浄モードに備える。
【0042】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明による衛生洗浄装置は、以下に列挙した如き実用上
の優れた効果を奏する。 (a) ノズル筒が後退している状態で、ノズル筒の先
端部分に設けた洗浄水噴射孔から与圧洗浄水を噴射さ
せ、カバーに衝突して跳ね返った洗浄水により、ノズル
筒の先端部分を洗浄するようにしたので、従来技術のよ
うに、ノズル筒の前進時に、ノズル筒の先端部分を洗浄
する洗浄水が思わぬ方向に飛散して不始末を招くことを
確実に防ぐことができる。 (b) 又、ノズル筒の前進中に、噴射孔から洗浄水が
噴出してしまう恐れも無くなる。 (c) ノズル筒の前進動と、2つの噴射孔からの温水
の選択的噴出と、更には、ノズル筒の洗浄水の噴射と
を、1個のモータで制御できるので、その分、安価に提
供できると共に、保守の手間も省ける。 (d) 弁体の摺接ドラムに設ける通水溝の形状選定の
仕方によって、洗浄水の噴射量を簡易に調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、衛生洗浄装置
を取付けた便器の斜視図である。
【図2】同上、衛生洗浄装置の全体構成を示す模式図で
ある。
【図3】同上、ノズル部及び流路切替弁の側面図であ
る。
【図4】同上、図3の上面視図である。
【図5】同上、ノズル筒及び可動シリンダを後退させた
状態で示すノズル部の横断面図である。
【図6】同上、ノズル筒を前進させた状態で示すノズル
部の横断面図である。
【図7】同上、ノズル筒及び可動シリンダを前進させた
状態で示すノズル部の横断面図である。
【図8】同上、流路切換弁の縦断面図である。
【図9】同上、図8のV−V線、W−W線及びX−X線
に夫々対応した箇所で示す、弁体の各縦断面図である。
【図10】同上、弁体の斜視図である。
【図11】同上、第4送水口の近傍に於けるノズル部の
拡大横断面図である。
【図12】同上、ノズル筒のクリーニングモードでの、
流路切換弁の作動説明図である。
【図13】同上、主洗浄モードが進行し始めた段階で
の、流路切換弁の作動説明図である。
【図14】同上、主洗浄モードに移行し終えた段階で
の、流路切換弁の作動説明図である。
【図15】同上、可動シリンダを前進させるビデ進出モ
ードでの、流路切換弁の作動説明図である。
【図16】同上、ビデ洗浄モードに移行し始めた段階で
の、流路切換弁の作動説明図である。
【図17】同上、ビデ浄モードに移行し終えた段階で
の、流路切換弁の作動説明図である。
【符号の説明】
100 装置(衛生洗浄装置) 101 ノズル部 102 流路切換弁 103 温水タンク 104 給水バルブ 105 制御部 200 便器 1 固定シリンダ 1a 後端面 2 可動シリンダ 2a 後端面 3 ノズル筒 4 第1通水路 5 第2通水路 6 第1噴射孔 7 第2噴射孔 8 ピストン環 9 第1流入口 10 第2流入口 11 第1圧縮ばね 12 第1送水口 13 貫通孔 14 パッキン 15 逆止弁 16 第4送水口 17 ピストン環 18 第2圧縮ばね 19 第3送水口 20 給水用スリーブ 21 組付用フレーム 22 支持部材 23 第2送水口 24 パッキン 25 カバー体 31 ケーシング 31a 摺接面 32 弁体 32A 第1摺接ドラム 32B 第2摺接ドラム 32C 第3摺接ドラム 33A 第1出水口 33B 第2出水口 33C 第3出水口 34 入水口 35 モータ 36 ポート 41〜44 送水チューブ a,b 内空部 c 環状溝 d,f,h 横溝(通水溝) e1,e2 V形溝(通水溝) g 縦溝(通水溝)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 伸悟 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大橋 政紀 愛知県春日井市愛知町一番地 愛知電機株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に2つの噴射孔を設けたピストン状
    のノズル筒を、圧縮ばねにより後退させた状態でシリン
    ダ内に収め、洗浄水の水圧によりノズル筒を使用位置に
    前進させるようにしたものであって、 固定シリンダ1に、第2圧縮ばね18により後退付勢さ
    れた可動シリンダ2を収め、 該可動シリンダ2に、第1圧縮ばね11により後退付勢
    されたノズル筒3を収めたことを特徴とする衛生洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】前記ノズル筒3内の長手方向には、先端の
    第1噴射孔6及び第2噴射孔7に夫々連通する第1通水
    路4及び第2通水路5を設けると共に、外周面には、前
    記第1,第2通水路4,5に夫々導通する第1流入口9
    及び第2流入口10を、筒軸方向に所定間隔を隔てて設
    け、 前記第1,第2流入口9,10に選択的に導通させる導
    通路を内周面に備えると共に、該導通路に連通する第2
    送水口23を備えた給水用スリーブ20を、前記ノズル
    筒3の外周面に水密に摺接させ得る状態で固設し、 前記固定シリンダ1には、前記ノズル筒3の前進用の第
    1送水口12及び前記可動シリンダ2の前進用の第3送
    水口19を設け、 前記第1噴射孔6からの噴射時には、前記第1,第2送
    水口12,23に与圧洗浄水を供給し、前記第2噴水孔
    7からの噴射時には、前記第1〜第3送水口12,23
    及び19に夫々与圧洗浄水を供給する流路切換弁10
    2、及びその制御部を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記給水用スリーブ20には、前記ノズ
    ル筒3の後退時に、前記第1,第2噴射孔6,7の上部
    を覆い得るカバー体25を取着すると共に、前記可動シ
    リンダ2に、前記ノズル筒3のクリーニング用の第4送
    水口16を設け、 前記流路切換弁102は、ノズル筒3のクリーニング時
    に、前記第4送水口16に供給した与圧洗浄水が、前記
    ノズル筒3の第1,第2流入口9,10を経て、前記第
    1,第2噴射孔6,7から噴出するように構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記流路切換弁102は、弁座となる円
    筒状の摺接面31aをその内壁面に設けたケーシング3
    1と、モータ35により回動される円筒状の弁体32と
    を備え、 前記摺接面31aを設けた側の壁面には、前記第1,第
    2送水口12,23と、前記第3送水口19と、前記第
    4送水口16とに夫々に接続される、第1出水口33A
    と、第2出水口33Bと、第3出水口33Cとを、筒軸
    方向に所定間隔を隔てて設け、対向する壁面には、与圧
    洗浄水の供給源に接続される入水口34を設け、 前記弁体32には、前記入水口34を、前記第1〜第3
    出水口33A〜33Cに選択的に導通させる為の通水溝
    が夫々の外周面に設けられて前記摺接面31aに摺接す
    る、第1〜第3摺接ドラム32A〜32Cを設けたこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記摺接ドラム33Aに設けた前記通水
    溝e1,e2は、その横断面積が次第に増大又は減少する
    ように形成したことを特徴とする請求項4記載の衛生洗
    浄装置。
  6. 【請求項6】 チューブ状の前記第1送水口12を、前
    記固定シリンダ1の後端面に貫通状に固着し、その先端
    側を、前記可動シリンダ2の後端面に設けた貫通孔13
    に水密状態で遊嵌させたことを特徴とする請求項2乃至
    5のいずれかに記載の衛生洗浄装置。
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