JPH07100598B2 - 車椅子兼用エスカレーター - Google Patents

車椅子兼用エスカレーター

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JPH07100598B2
JPH07100598B2 JP23994287A JP23994287A JPH07100598B2 JP H07100598 B2 JPH07100598 B2 JP H07100598B2 JP 23994287 A JP23994287 A JP 23994287A JP 23994287 A JP23994287 A JP 23994287A JP H07100598 B2 JPH07100598 B2 JP H07100598B2
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JP
Japan
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tread
wheelchair
entrance
exit
escalator
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JP23994287A
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和平 小嶋
昇司 田部井
忠一 斎藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車椅子利用者用に好適な車椅子兼用エスカレー
ターに関する。
〔従来の技術〕
従来のエスカレーターは、一般歩行者を念頭において製
作されるため、踏板の奥行寸法は約400m/m前後であり、
この踏段寸法は一般歩行者にとつては充分な値である
が、車椅子利用者にとつては小さすぎる値である。
このため特開昭61−130195号公報に示されるように、無
端状に連結されたステツプ群の中で特殊なステツプの踏
板を所定の高さまで上昇させ、その後、上部踏板と下部
踏板からなる二重構造の踏板の上部踏板を後方に向けて
反転することにより、1個のステツプの実質的な踏板を
約2個のステツプに相当する程度に拡張した特殊反転機
構を備えて構成していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の車椅子兼用エスカレーターは上述の如き構成であ
つたため、上述の特殊なステツプ上に車椅子を搭載する
ことによつて、前方のステツプの影響を受けることなく
車椅子を安定した状態に保つてエスカレーターを走行さ
せることができるが、上部および下部乗降口の水平床面
と特殊なステツプとの間に段差があり、この点に関して
は何等配慮がなされていず、車椅子の乗り降り動作に苦
労するという問題があつた。
本発明は上述の問題点を解決するもので、その目的とす
るところは、乗降口の水平床面と特殊ステツプとの間の
車椅子の乗降を容易にした車椅子兼用エスカレーターを
提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、所定高さに上昇さ
せた二重構造の踏板の反転した上部踏板の一部が下方乗
降口のコーム部分とその上方で重なり合うように構成し
たことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明による車椅子兼用エスカレーターは上述の如き構
成であるから、特殊ステツプを所定の高さに上昇させ、
上部踏板を反転してその一部が下方乗降口のコーム部分
の上方へ重なり合うようにすることにより、下方乗降口
のコーム部分に水平床とほぼ連続する水平部を形成する
ことができ、水平床と特定ステツプの踏板間における車
椅子の移動は極めて容易になる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面によつて説明する。
第1図は車椅子兼用エスカレーターの縦断面側面図で、
無端状に連結されたステツプ群の中に少なくとも1個の
特殊ステツプ1がある。この特殊ステツプ1が車椅子用
である。ステツプ群の両側にはそれぞれ欄干4が設けら
れ、この欄干4の上下端部に乗降口2,3が形成され、こ
れら乗降口2,3は、水平床2a,3aと、コーム部分2b,3bを
有している。このコーム部分2b,3bは図示の如くステツ
プ群側に徐々に下降した傾斜がつけられ、一般乗降客の
乗り降り時の移行を円滑にしている。
次に特殊ステツプ1について第2図および第3図を用い
て説明する。
特殊ステップ1の踏板は、下部踏板である第2の踏板12
とその上に折畳まれる上部踏板である第1の踏板11とか
らなる二重構造で、その第1の踏板11の一部を分割して
車止め用踏板40とすると共に、この車止め用踏板40は支
持ピン42とブラケツト44,45を介して第1の踏板11に係
合させている。他方の車止め用踏板41は支持ピン43とブ
ラケツト46を介して第2の踏板12に係合させている。ま
た第1および第2の踏板11,12は上下方向に移動可能に
リンク18,19に連結されており、このリンク18,19はそれ
ぞれの中央部が結合ピン24で結合され、その上端は第2
の踏板12の下面に取付けられている部材17の結合ピン20
とガイド面23により第2の踏板12を支え、またその下端
は本体10のガイド面21および結合ピン22により本体10に
保持されている。回転中心を部材17に可回転的に支持し
たベルクランク29は、その一方の端部を結合ピン27、リ
ンク28および結合ピン25を介して本体10に結合し、また
他方の端部を結合ピン30、リンク32および結合ピン31を
介して第1の踏板11に結合している。このベルクランク
29はストツパ33によつて動作終端が決められている。
特殊ステツプ1は上述の如き構成であるから、第2図に
示すように第1の踏板11を折り込み第2の踏板12に重ね
合わせた状態では、これら踏板11,40および41はほぼ同
一水平面に並び、隣接する普通のステツプとほとんど同
じ外形となつている。従つて、一般歩行者の利用に対し
ては通常のサービスが成される。
次に、乗降口2から車椅子で乗り込む場合について説明
する。
第1図の乗降口2の近傍には図示しない車椅子利用者用
スイツチがあり、このスイツチを操作すると、特殊ステ
ツプ1を第1図のように乗降口2の所定位置に位置する
ようエスカレーターの運転が停止される。次いで適当な
手段、例えば人手によつて第1の踏板11の前方、つまり
第2図の右方端部を上へ引き上げるようにして結合ピン
16を中心にして第1の踏板11を反時計方向に回動させ
る。これによつて第1および第2の踏板11,12は共に上
方へ100m/m程度上昇し、両踏板11,12によつて車椅子用
として通常の2倍程の踏面が得られる。しかも第4図か
ら分かるように、特殊ステツプ1の停止位置と、反転し
た第1の踏板11の軸長Lの選定により、第1の踏板11の
左方端は乗降口2のコーム部分2bの上方に寸法lだけ重
なり合つて、水平床2a、第1の踏板11および第2の踏板
12でほぼ水平に連続した走行面が形成される。従つて、
この走行面上を車椅子を走行させて両踏板11,12上へ容
易に移動させることができる。次に車止め用踏板40,41
を第3図の矢印C,Dの方向に回動させ、その状態でロツ
クする。尚、車止め用踏板40,41の駆動は手動あるいは
電動機等のアクチユエータによつて行なうことができ、
ロツク機構も一般に知られるものを用いることができ
る。
この状態でエスカレーターを運転させると、特殊ステツ
プ1はやがて第5図の如く乗降口3に達して停止する。
このとき車止め用踏板41を第3図の矢印と逆方向に回動
させ、両踏板11,12と共にほぼ水平に連続した走行面を
形成する。このとき車止め用踏板41は第5図の如くコー
ム部分3bの上方に位置して所定寸法重なり合う。従つ
て、先の走行面は水平床3aまで連続するようになり、車
椅子を容易に移動させることができる。
上記の説明は、下方の乗降口2から上方の乗降口3に至
る場合についてであるが、乗降口3から乗降口2に至る
場合でも同様である。この場合でも車止め用踏板41と第
1の踏板11によつてコーム部2a,3aの上方での重なり部
分を形成することによつて、車椅子の移動を円滑に行な
うことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、所定高さに上昇させた二
重構造の踏板の反転した上部踏板の一部が下方乗降口の
コーム部分とその上方で重なり合うように構成したた
め、この重なり合った上部踏板の部分と下方乗降口の水
平床によつてほぼ水平に連続した走行面を形成すること
ができ、車椅子の乗り降りが容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車椅子兼用エスカレーターの縦断
面側面図、第2図および第3図は第1図の特殊ステツプ
の定常状態および車椅子利用時の状態を示す側面図、第
4図および第5図は第1図の下方および上方の乗降口近
傍を示す拡大図である。 1……特殊ステツプ、2,3……乗降口、2a,3a……水平
床、2b,3b……コーム部分、10……本体、11……第1の
踏板、12……第2の踏板、40,41……車止め用踏板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結された複数のステップの少な
    くとも1個に車椅子搭載用の特殊ステップを備え、上記
    特殊ステップは、車椅子搭載時に乗降口のコーム部分近
    傍に停止させた後、所定高さに上昇させた上部踏板と下
    部踏板からなる二重構造の踏板の上部踏板を反転して踏
    板面積を増加するようにした車椅子兼用エスカレーター
    において、反転した上記上部踏板の一部が下方乗降口の
    上記コーム部分とその上方で重なり合うように構成した
    ことを特徴とする車椅子兼用エスカレーター。
  2. 【請求項2】上記特許請求の範囲第1項記載のものにお
    いて、上記下部踏板の上方乗降口側端部に車止め用踏板
    を備え、この車止め用踏板が上方乗降口の上記コーム部
    分とその上方で重なり合うように構成したことを特徴と
    する車椅子兼用エスカレーター。
  3. 【請求項3】上記特許請求の範囲第1項記載のものにお
    いて、反転した上記上部踏板は、上記下方乗降口の水平
    床とほぼ水平で連続するようにしたことを特徴とする車
    椅子兼用エスカレーター。
JP23994287A 1987-09-26 1987-09-26 車椅子兼用エスカレーター Expired - Lifetime JPH07100598B2 (ja)

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JPS6487490A JPS6487490A (en) 1989-03-31
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