JPH07100013A - 留め具 - Google Patents
留め具Info
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- JPH07100013A JPH07100013A JP20415694A JP20415694A JPH07100013A JP H07100013 A JPH07100013 A JP H07100013A JP 20415694 A JP20415694 A JP 20415694A JP 20415694 A JP20415694 A JP 20415694A JP H07100013 A JPH07100013 A JP H07100013A
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- Japan
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- tool
- suction
- attracted
- fastener
- attached
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45C—PURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
- A45C13/00—Details; Accessories
- A45C13/10—Arrangement of fasteners
- A45C13/1069—Arrangement of fasteners magnetic
Landscapes
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取付け対象物C、C’における非平行な取付
け面c、c’に取付け使用される留め具が、確実に吸着
し合う構成とする。 【構成】 永久磁石1を備えた吸着具Aに、強磁性部材
100を備えた被吸着具Bが吸着された際に、該吸着具
Aの取付けられる取付け対象物Cの取付け面cと、該被
吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’の取付け面
c’とが平行とならない一対の取付け対象物C、C’に
おける一方の取付け対象物Cに吸着具Aを、他方の取付
け対象物C’に被吸着具Bを取付けて用い、吸着具Aに
被吸着具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着
面aと、前記被吸着具Bにおける被吸着面bとが平行と
なる面e、e’を備えている留め具。
け面c、c’に取付け使用される留め具が、確実に吸着
し合う構成とする。 【構成】 永久磁石1を備えた吸着具Aに、強磁性部材
100を備えた被吸着具Bが吸着された際に、該吸着具
Aの取付けられる取付け対象物Cの取付け面cと、該被
吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’の取付け面
c’とが平行とならない一対の取付け対象物C、C’に
おける一方の取付け対象物Cに吸着具Aを、他方の取付
け対象物C’に被吸着具Bを取付けて用い、吸着具Aに
被吸着具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着
面aと、前記被吸着具Bにおける被吸着面bとが平行と
なる面e、e’を備えている留め具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は永久磁石を備えた吸着
具と、この吸着具に吸着される強磁性部材を備えた被吸
着具とよりなる留め具の改良に関し、より詳細には、こ
の留め具を構成する吸着具と、被吸着具とが夫々取付け
られる取付け対象物における取付け面が、互に平行でな
い場合に対応して、当該吸着具と、被吸着具とにおけ
る、互の吸着面及び被吸着面が平行な状態になるように
した留め具の提供に関する。
具と、この吸着具に吸着される強磁性部材を備えた被吸
着具とよりなる留め具の改良に関し、より詳細には、こ
の留め具を構成する吸着具と、被吸着具とが夫々取付け
られる取付け対象物における取付け面が、互に平行でな
い場合に対応して、当該吸着具と、被吸着具とにおけ
る、互の吸着面及び被吸着面が平行な状態になるように
した留め具の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石を備えた吸着具と、この永久磁
石に吸着される強磁性部材を備えた被吸着具とで構成さ
れる留め具は、例えば、ハンドバッグなどの袋物類、カ
バン類などにおける開口部を閉じた状態に維持するため
の手段として用いられている。また、この種の留め具
は、例えば、蓋付きの袋物類、蓋付きのカバン類、蓋付
きの箱類などにおいて当該袋物類などの開口部を蓋によ
って閉じた状態に維持する手段として用いられている。
更に、この種の留め具は、例えば、オーバーコートや、
ジャンパーなどの衣類におけるボタンあるいはフックな
どに代わるものとして、当該衣類などの開き部に設けら
れ、この開き部分を閉じた状態に維持する手段として用
いられている。また、更に、この種の留め具は、例え
ば、各種のキャビネットなどにおける開き扉、家屋など
における出入口の扉などを、夫々閉じた状態に維持する
手段として用いられている。更に、また、この種の留め
具は帯、紐などの連結の手段として用いられている。
石に吸着される強磁性部材を備えた被吸着具とで構成さ
れる留め具は、例えば、ハンドバッグなどの袋物類、カ
バン類などにおける開口部を閉じた状態に維持するため
の手段として用いられている。また、この種の留め具
は、例えば、蓋付きの袋物類、蓋付きのカバン類、蓋付
きの箱類などにおいて当該袋物類などの開口部を蓋によ
って閉じた状態に維持する手段として用いられている。
更に、この種の留め具は、例えば、オーバーコートや、
ジャンパーなどの衣類におけるボタンあるいはフックな
どに代わるものとして、当該衣類などの開き部に設けら
れ、この開き部分を閉じた状態に維持する手段として用
いられている。また、更に、この種の留め具は、例え
ば、各種のキャビネットなどにおける開き扉、家屋など
における出入口の扉などを、夫々閉じた状態に維持する
手段として用いられている。更に、また、この種の留め
具は帯、紐などの連結の手段として用いられている。
【0003】かゝる留め具は、永久磁石300の備えて
いる吸着力によって、被吸着具Nを吸着具Mに吸着する
構成とされていることから、この吸着具Mと、被吸着具
Nとは、図60に開示されるように、相互の吸着面m
と、被吸着面nとが密着して当接されるように夫々の取
付け対象物T、T’に装備される必要があった。
いる吸着力によって、被吸着具Nを吸着具Mに吸着する
構成とされていることから、この吸着具Mと、被吸着具
Nとは、図60に開示されるように、相互の吸着面m
と、被吸着面nとが密着して当接されるように夫々の取
付け対象物T、T’に装備される必要があった。
【0004】かゝる図60に示される留め具において
は、永久磁石300を備えている吸着具Mと、強磁性部
材301を備えている被吸着具Nとが、夫々の吸着面m
と、被吸着面nとの間に空間を介在させることなく接触
される構成とすることによって、吸着具Mを構成してい
る永久磁石300の磁気は、もっとも磁気抵抗の少ない
状態で、被吸着具Nの強磁性部材301に導かれること
ゝなり、当該永久磁石300によって、強磁性部材30
1を効率良く吸着するように機能する構成とされてい
る。
は、永久磁石300を備えている吸着具Mと、強磁性部
材301を備えている被吸着具Nとが、夫々の吸着面m
と、被吸着面nとの間に空間を介在させることなく接触
される構成とすることによって、吸着具Mを構成してい
る永久磁石300の磁気は、もっとも磁気抵抗の少ない
状態で、被吸着具Nの強磁性部材301に導かれること
ゝなり、当該永久磁石300によって、強磁性部材30
1を効率良く吸着するように機能する構成とされてい
る。
【0005】このように吸着具Mの吸着面mと、被吸着
具Nにおける被吸着面nとが密に接する構成、即ち、吸
着具Mの吸着面mと、被吸着具Nの被吸着面nとが平行
となるように、当該留め具を構成する吸着具Mと被吸着
具Nとが、取付け対象物T、T’に対して装備されるこ
とが、この種の永久磁石の吸着力を用いた留め具におけ
る有効な留め機能を、当該留め具にもたらすために重要
とされている。
具Nにおける被吸着面nとが密に接する構成、即ち、吸
着具Mの吸着面mと、被吸着具Nの被吸着面nとが平行
となるように、当該留め具を構成する吸着具Mと被吸着
具Nとが、取付け対象物T、T’に対して装備されるこ
とが、この種の永久磁石の吸着力を用いた留め具におけ
る有効な留め機能を、当該留め具にもたらすために重要
とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2以上
の物を相互に留めつける場合、この2以上の物相互が平
行な状態を維持しながら留めつけられることは、現実的
には少ないものであって、多くの場合、図61に示され
るように、吸着具Mと、被吸着具Nの夫々の取付け対象
物T、T’における取付け面t、t’が平行でないこと
が一般的である。即ち、袋物類の開口部の夫々に向き合
った面相互、ハンドバッグの蓋と、この蓋に向き合って
いる本体側の面相互、扉枠の面と、この扉枠に向って回
動される扉の面相互などのように、吸着具Mの取付け面
tと、被吸着具Nの取付け面t’とが、所定の傾きをも
って向き合った状態で、この取付け面tにある吸着具M
に、取付け面t’の被吸着具Nが傾いた状態で吸着され
ることが多かった。
の物を相互に留めつける場合、この2以上の物相互が平
行な状態を維持しながら留めつけられることは、現実的
には少ないものであって、多くの場合、図61に示され
るように、吸着具Mと、被吸着具Nの夫々の取付け対象
物T、T’における取付け面t、t’が平行でないこと
が一般的である。即ち、袋物類の開口部の夫々に向き合
った面相互、ハンドバッグの蓋と、この蓋に向き合って
いる本体側の面相互、扉枠の面と、この扉枠に向って回
動される扉の面相互などのように、吸着具Mの取付け面
tと、被吸着具Nの取付け面t’とが、所定の傾きをも
って向き合った状態で、この取付け面tにある吸着具M
に、取付け面t’の被吸着具Nが傾いた状態で吸着され
ることが多かった。
【0007】このように、吸着具Mと、被吸着具Nとの
取付け対象物T、T’の取付け面t、t’が平行でない
場合、これに取付けられている吸着具Mの吸着面mと、
被吸着具Nの被吸着面nとが、前記取付け面t、t’相
互間の傾きの度合に合せて、傾いた状態で当接されるこ
ととなる。この結果、図61に示されるように、吸着具
Mの吸着面mと、被吸着具Nの被吸着面nとの間に空間
Sを生じた状態で、吸着具Mと被吸着具Nとが吸着され
ることゝなり、この吸着具Mと、被吸着具Nとは、実質
的に、点接触又は線接触の状態でのみ吸着されることゝ
なる。
取付け対象物T、T’の取付け面t、t’が平行でない
場合、これに取付けられている吸着具Mの吸着面mと、
被吸着具Nの被吸着面nとが、前記取付け面t、t’相
互間の傾きの度合に合せて、傾いた状態で当接されるこ
ととなる。この結果、図61に示されるように、吸着具
Mの吸着面mと、被吸着具Nの被吸着面nとの間に空間
Sを生じた状態で、吸着具Mと被吸着具Nとが吸着され
ることゝなり、この吸着具Mと、被吸着具Nとは、実質
的に、点接触又は線接触の状態でのみ吸着されることゝ
なる。
【0008】一般に、永久磁石の有する吸着力は、この
永久磁石に吸着される、例えば強磁性部材などの被吸着
具との間に、極力、磁気的な抵抗を生じない、即ち、磁
気抵抗の少ない磁気路を構成することによって、被吸着
具を効率良く吸引するように機能するものである。従っ
て、図61に示すように、吸着具Mと、被吸着具Nとの
間に空間Sが介在された状態での吸着具Mと、被吸着具
Nとの吸着においては、当該吸着具Mの永久磁石300
の有する磁気を、被吸着具Nの吸着に効率良く用いるこ
とができない不都合を有していた。
永久磁石に吸着される、例えば強磁性部材などの被吸着
具との間に、極力、磁気的な抵抗を生じない、即ち、磁
気抵抗の少ない磁気路を構成することによって、被吸着
具を効率良く吸引するように機能するものである。従っ
て、図61に示すように、吸着具Mと、被吸着具Nとの
間に空間Sが介在された状態での吸着具Mと、被吸着具
Nとの吸着においては、当該吸着具Mの永久磁石300
の有する磁気を、被吸着具Nの吸着に効率良く用いるこ
とができない不都合を有していた。
【0009】また、吸着具Mと、被吸着具Nの取付けら
れている取付け対象物T、T’が、図62の実線で示さ
れるように、夫々に向き合っている面を平行でない取付
け面t、t’としている場合、この取付け対象物T、
T’相互を、吸着具Mによって被吸着具Nを吸引させる
ことによって、例えば図62の仮想線に示されるよう
に、平行な状態に引きつけ、この両者を留めつけても、
この取付け対象物T、T’に対して、衝撃力が作用した
場合、被吸着具Nの吸着具Mに対する面的な吸着状態の
継続維持が難しく、当該衝撃力の作用によって、図62
の実線に示される吸着状態に復帰され易い難を有してい
た。
れている取付け対象物T、T’が、図62の実線で示さ
れるように、夫々に向き合っている面を平行でない取付
け面t、t’としている場合、この取付け対象物T、
T’相互を、吸着具Mによって被吸着具Nを吸引させる
ことによって、例えば図62の仮想線に示されるよう
に、平行な状態に引きつけ、この両者を留めつけても、
この取付け対象物T、T’に対して、衝撃力が作用した
場合、被吸着具Nの吸着具Mに対する面的な吸着状態の
継続維持が難しく、当該衝撃力の作用によって、図62
の実線に示される吸着状態に復帰され易い難を有してい
た。
【0010】本発明に係る留め具は、かゝる従来におけ
る永久磁石の吸着力を用いた留め具における不都合に鑑
み、留め具を構成している永久磁石の吸着力を効率良く
用い得るようにして、当該留め具による取付け対象物
T、T’相互を確実に留めつけ状態に維持し得るように
した留め具の提供を目的としている。
る永久磁石の吸着力を用いた留め具における不都合に鑑
み、留め具を構成している永久磁石の吸着力を効率良く
用い得るようにして、当該留め具による取付け対象物
T、T’相互を確実に留めつけ状態に維持し得るように
した留め具の提供を目的としている。
【0011】本発明に係る留め具は、叙上の目的を達成
するものとして、請求項1の発明に係る留め具では、当
該留め具を、永久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着
具Aに吸着される強磁性部材100を備えた被吸着具B
とよりなり、前記吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、該吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cの取付け
面cと、該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’
の取付け面c’とが平行とならない一対の取付け対象物
C、C’における一方の取付け対象物Cに吸着具Aを、
他方の取付け対象物C’に被吸着具Bを取付けて用いる
留め具であって、この留め具における吸着具Aに被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、前記被吸着具Bにおける被吸着面bとが平行となる
面e、e’を備えた構成としている。
するものとして、請求項1の発明に係る留め具では、当
該留め具を、永久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着
具Aに吸着される強磁性部材100を備えた被吸着具B
とよりなり、前記吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、該吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cの取付け
面cと、該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’
の取付け面c’とが平行とならない一対の取付け対象物
C、C’における一方の取付け対象物Cに吸着具Aを、
他方の取付け対象物C’に被吸着具Bを取付けて用いる
留め具であって、この留め具における吸着具Aに被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、前記被吸着具Bにおける被吸着面bとが平行となる
面e、e’を備えた構成としている。
【0012】請求項2の発明に係る留め具では、当該留
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、該吸着具Aの吸着面a及び該被
吸着具Bの被吸着面bの全部又は一部である構成として
いる。
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、該吸着具Aの吸着面a及び該被
吸着具Bの被吸着面bの全部又は一部である構成として
いる。
【0013】請求項3の発明に係る留め具では、当該留
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、平面状の面、又は平面状の面を
含む面である構成としている。
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、平面状の面、又は平面状の面を
含む面である構成としている。
【0014】請求項4の発明に係る留め具では、当該留
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、傾斜面状の面、又は、傾斜面状
の面を含む面である構成としている。
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、傾斜面状の面、又は、傾斜面状
の面を含む面である構成としている。
【0015】請求項5の発明に係る留め具では、当該留
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、曲面状の面、又は曲面状の面を
含む面である構成としている。
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における当該
留め具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際
に、この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平
行となる面e、e’が、曲面状の面、又は曲面状の面を
含む面である構成としている。
【0016】請求項6の発明に係る留め具では、当該留
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における留め
具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際に、
この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平行と
なる面e、e’が、平面状の面、傾斜面状の面、曲面状
の面のいずれか2以上の面の組み合せ面、又は当該組合
せ面を含む面である構成としている。
め具を、前記請求項1の発明に係る留め具における留め
具を構成する吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際に、
この吸着具Aと、被吸着具Bとが備えている互に平行と
なる面e、e’が、平面状の面、傾斜面状の面、曲面状
の面のいずれか2以上の面の組み合せ面、又は当該組合
せ面を含む面である構成としている。
【0017】請求項7の発明に係る留め具では、当該留
め具を、永久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具A
に吸着される強磁性部材100を備えた被吸着具Bとよ
りなり、この吸着具Aと、被吸着具Bとが、一対の取付
け対象物C、C’における取付け面c、c’に対して、
取付け使用される留め具であって、前記吸着具Aにおけ
る主たる吸着面a’が、該吸着具Aの取付けられる取付
け対象物Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dに
ある面dを含み、又は、前記被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’が、該被吸着具Bの取付けられる取付け対
象物C’における取付け面c’に交差する仮想平面D’
にある面d’を含み、又は、前記吸着具Aにおける主た
る吸着面a’と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面
b’とが、該吸着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫
々の取付け対象物C、C’における取付け面c、c’に
交差する仮想平面D、D’にある面d、d’を含んでい
る構成としている。
め具を、永久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具A
に吸着される強磁性部材100を備えた被吸着具Bとよ
りなり、この吸着具Aと、被吸着具Bとが、一対の取付
け対象物C、C’における取付け面c、c’に対して、
取付け使用される留め具であって、前記吸着具Aにおけ
る主たる吸着面a’が、該吸着具Aの取付けられる取付
け対象物Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dに
ある面dを含み、又は、前記被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’が、該被吸着具Bの取付けられる取付け対
象物C’における取付け面c’に交差する仮想平面D’
にある面d’を含み、又は、前記吸着具Aにおける主た
る吸着面a’と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面
b’とが、該吸着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫
々の取付け対象物C、C’における取付け面c、c’に
交差する仮想平面D、D’にある面d、d’を含んでい
る構成としている。
【0018】請求項8の発明に係る留め具は、前記請求
項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの主たる
吸着面a’が、該吸着面a’の少なくとも一側部a−1
と、該側部a−1に向き合っている他の側部a−2と
を、前記吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cにおけ
る取付け面cに交差する仮想平面Dにおいた面dとした
構成としている。
項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの主たる
吸着面a’が、該吸着面a’の少なくとも一側部a−1
と、該側部a−1に向き合っている他の側部a−2と
を、前記吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cにおけ
る取付け面cに交差する仮想平面Dにおいた面dとした
構成としている。
【0019】請求項9の発明に係る留め具は、前記請求
項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの主た
る被吸着面b’が、該被吸着面b−1の少なくとも一側
部b−1と、該側部b−1に向き合っている他の側部b
−2とを、前記被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’における取付け面c’に交差する仮想平面D’にお
いた面d’とした構成としている。
項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの主た
る被吸着面b’が、該被吸着面b−1の少なくとも一側
部b−1と、該側部b−1に向き合っている他の側部b
−2とを、前記被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’における取付け面c’に交差する仮想平面D’にお
いた面d’とした構成としている。
【0020】請求項10の発明に係る留め具は、前記請
求項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの主た
る吸着面a’が、該吸着面a’の全周側を、該吸着具A
の取付けられる取付け対象物Cにおける取付け面cに交
差する仮想平面Dにおいた面dとした構成としている。
求項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの主た
る吸着面a’が、該吸着面a’の全周側を、該吸着具A
の取付けられる取付け対象物Cにおける取付け面cに交
差する仮想平面Dにおいた面dとした構成としている。
【0021】請求項11の発明に係る留め具は、前記請
求項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの主
たる被吸着面b’が、該被吸着面b’の全周側を、該被
吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付
け面c’に交差する仮想平面D’においた面d’とした
構成としている。
求項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの主
たる被吸着面b’が、該被吸着面b’の全周側を、該被
吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付
け面c’に交差する仮想平面D’においた面d’とした
構成としている。
【0022】請求項12の発明に係る留め具は、前記請
求項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの主た
る吸着面aが、該吸着具Aの取付けられる取付け対象物
Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dにある構成
としている。
求項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの主た
る吸着面aが、該吸着具Aの取付けられる取付け対象物
Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dにある構成
としている。
【0023】請求項13の発明に係る留め具は、前記請
求項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの主
たる被吸着面b’が、該被吸着具Bの取付けられる取付
け対象物C’における取付け面c’に交差する仮想平面
D’にある構成としている。
求項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの主
たる被吸着面b’が、該被吸着具Bの取付けられる取付
け対象物C’における取付け面c’に交差する仮想平面
D’にある構成としている。
【0024】請求項14の発明に係る留め具は、前記請
求項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの吸着
面aが、平面状面、凸面状面、凸曲面状面、凸錐面状
面、凹面状面、凹曲面状面、凹錐面状面のいずれか一つ
以上の面を含んでいる構成としている。
求項7の発明に係る留め具における前記吸着具Aの吸着
面aが、平面状面、凸面状面、凸曲面状面、凸錐面状
面、凹面状面、凹曲面状面、凹錐面状面のいずれか一つ
以上の面を含んでいる構成としている。
【0025】請求項15の発明に係る留め具は、前記請
求項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの被
吸着面b’が、平面状面、凸面状面、凸曲面状面、凸錐
面状面、凹面状面、凹曲面状面、凹錐面状面のいずれか
一つ以上の面を含んでいる構成としている。
求項7の発明に係る留め具における前記被吸着具Bの被
吸着面b’が、平面状面、凸面状面、凸曲面状面、凸錐
面状面、凹面状面、凹曲面状面、凹錐面状面のいずれか
一つ以上の面を含んでいる構成としている。
【0026】請求項16の発明に係る留め具は、当該留
め具を、永久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具A
に吸着される強磁性部材100を備えた被吸着具Bとよ
りなり、この吸着具Aと、被吸着具Bとが、一対の取付
け対象物C、C’における取付け面c、c’に対して、
取付け使用される留め具であって、前記吸着具Aが、こ
の吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに対して、傾
いて取付けられ、又は、前記被吸着具Bが、この被吸着
具Bの取付けられる取付け対象物C’に対して、傾いて
取付けられ、又は、前記吸着具Aと、被吸着具Bとが、
夫々に取付けられる取付け対象物C、C’に対して、傾
いて取付けられる構成としている。
め具を、永久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具A
に吸着される強磁性部材100を備えた被吸着具Bとよ
りなり、この吸着具Aと、被吸着具Bとが、一対の取付
け対象物C、C’における取付け面c、c’に対して、
取付け使用される留め具であって、前記吸着具Aが、こ
の吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに対して、傾
いて取付けられ、又は、前記被吸着具Bが、この被吸着
具Bの取付けられる取付け対象物C’に対して、傾いて
取付けられ、又は、前記吸着具Aと、被吸着具Bとが、
夫々に取付けられる取付け対象物C、C’に対して、傾
いて取付けられる構成としている。
【0027】請求項17の発明に係る留め具は、前記請
求項16の発明に係る留め具における前記吸着具Aが、
この吸着具Aを前記取付け対象物Cに取付ける取付け手
段Gと、この吸着具Aを該取付け対象物Cに取付けた際
に、この取付け対象物Cの取付け面cに対して該吸着具
Aを傾かせる手段Fとを備えている構成としている。
求項16の発明に係る留め具における前記吸着具Aが、
この吸着具Aを前記取付け対象物Cに取付ける取付け手
段Gと、この吸着具Aを該取付け対象物Cに取付けた際
に、この取付け対象物Cの取付け面cに対して該吸着具
Aを傾かせる手段Fとを備えている構成としている。
【0028】請求項18の発明に係る留め具は、前記請
求項17の発明に係る留め具における前記の吸着具Aを
傾かせる手段Fが、該吸着具Aにおける吸着面aと反対
の側に備えられた強磁性部材2から、前記取付け対象物
Cの取付け面cに向けて突き出す突部である構成として
いる。
求項17の発明に係る留め具における前記の吸着具Aを
傾かせる手段Fが、該吸着具Aにおける吸着面aと反対
の側に備えられた強磁性部材2から、前記取付け対象物
Cの取付け面cに向けて突き出す突部である構成として
いる。
【0029】請求項19の発明に係る留め具は、前記請
求項17の発明に係る留め具における前記の吸着具Aを
傾かせる手段Fが、前記取付け手段Gから、前記取付け
対象物Cの取付け面cに向けて突き出す突部である構成
としている。
求項17の発明に係る留め具における前記の吸着具Aを
傾かせる手段Fが、前記取付け手段Gから、前記取付け
対象物Cの取付け面cに向けて突き出す突部である構成
としている。
【0030】請求項20の発明に係る留め具は、前記請
求項17の発明に係る留め具における前記の吸着具Aを
傾かせる手段Fが、該吸着具Aにおける吸着面aと反対
の側に備えられているか、又は、備えられる介在物であ
る構成としている。
求項17の発明に係る留め具における前記の吸着具Aを
傾かせる手段Fが、該吸着具Aにおける吸着面aと反対
の側に備えられているか、又は、備えられる介在物であ
る構成としている。
【0031】請求項21の発明に係る留め具は、前記請
求項16の発明に係る留め具における前記被吸着具B
が、この被吸着具Bを前記取付け対象物C’に取付ける
取付け手段G’と、この被吸着具Bを該取付け対象物
C’に取付けた際に、この取付け対象物C’の取付け面
c’に対して該被吸着具Bを傾かせる手段F’とを備え
ている構成としている。
求項16の発明に係る留め具における前記被吸着具B
が、この被吸着具Bを前記取付け対象物C’に取付ける
取付け手段G’と、この被吸着具Bを該取付け対象物
C’に取付けた際に、この取付け対象物C’の取付け面
c’に対して該被吸着具Bを傾かせる手段F’とを備え
ている構成としている。
【0032】請求項22の発明に係る留め具は、前記請
求項21の発明に係る留め具における前記の被吸着具B
を傾かせる手段F’が、該被吸着具Bに備えられている
強磁性部材101から、前記取付け対象物C’の取付け
面c’に向けて突き出す突部である構成としている。
求項21の発明に係る留め具における前記の被吸着具B
を傾かせる手段F’が、該被吸着具Bに備えられている
強磁性部材101から、前記取付け対象物C’の取付け
面c’に向けて突き出す突部である構成としている。
【0033】請求項23の発明に係る留め具は、前記請
求項21の発明に係る留め具における前記の被吸着具B
を傾かせる手段F’が、前記取付け手段G’から、前記
取付け対象物C’の取付け面c’に向けて突き出す突部
である構成としている。
求項21の発明に係る留め具における前記の被吸着具B
を傾かせる手段F’が、前記取付け手段G’から、前記
取付け対象物C’の取付け面c’に向けて突き出す突部
である構成としている。
【0034】請求項24の発明に係る留め具は、前記請
求項21の発明に係る留め具における前記の被吸着具B
を傾かせる手段F’が、該被吸着具Bにおける被吸着面
bと反対の側に備えられているか、又は、備えられる介
在物である構成としている。
求項21の発明に係る留め具における前記の被吸着具B
を傾かせる手段F’が、該被吸着具Bにおける被吸着面
bと反対の側に備えられているか、又は、備えられる介
在物である構成としている。
【0035】請求項25の発明に係る留め具は、前記請
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、一方の磁極面1aを
該吸着具Aにおける被吸着具Bを吸着する側に、他方の
磁極面1bを該吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の側に向けている永久磁石1と、この取付け対象物Cの
側を向いている永久磁石1の磁極面1b側に設けられて
いる強磁性部材2と、該吸着具Aにおける被吸着具Bを
吸着する吸着面aから、前記強磁性部材2に到るように
設けられた穴5とを備えており、前記被吸着具Bの強磁
性部材100が、前記吸着具Aの穴5内の強磁性部材2
に接触する強磁性突起部102を備えている構成として
いる。
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、一方の磁極面1aを
該吸着具Aにおける被吸着具Bを吸着する側に、他方の
磁極面1bを該吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の側に向けている永久磁石1と、この取付け対象物Cの
側を向いている永久磁石1の磁極面1b側に設けられて
いる強磁性部材2と、該吸着具Aにおける被吸着具Bを
吸着する吸着面aから、前記強磁性部材2に到るように
設けられた穴5とを備えており、前記被吸着具Bの強磁
性部材100が、前記吸着具Aの穴5内の強磁性部材2
に接触する強磁性突起部102を備えている構成として
いる。
【0036】請求項26の発明に係る留め具は、前記請
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、一方の磁極面1aを
該吸着具Aにおける被吸着具Bを吸着する側に、他方の
磁極面1bを該吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の側に向けている永久磁石1と、この取付け対象物Cの
側を向いている永久磁石1の磁極面1b側に設けられて
いる強磁性部材2と、該吸着具Aにおける被吸着具Bを
吸着する吸着面aから、前記強磁性部材2に到るように
設けられた穴5と、該穴5内において、前記強磁性部材
2からこの強磁性部材2の一部となるように起立する強
磁性突起部4とを備えており、前記被吸着具Bの強磁性
部材100が、前記吸着具Aの穴5内に起立されている
強磁性部材2の強磁性突起部4に接触する強磁性突起部
102を備えている構成としている。
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、一方の磁極面1aを
該吸着具Aにおける被吸着具Bを吸着する側に、他方の
磁極面1bを該吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の側に向けている永久磁石1と、この取付け対象物Cの
側を向いている永久磁石1の磁極面1b側に設けられて
いる強磁性部材2と、該吸着具Aにおける被吸着具Bを
吸着する吸着面aから、前記強磁性部材2に到るように
設けられた穴5と、該穴5内において、前記強磁性部材
2からこの強磁性部材2の一部となるように起立する強
磁性突起部4とを備えており、前記被吸着具Bの強磁性
部材100が、前記吸着具Aの穴5内に起立されている
強磁性部材2の強磁性突起部4に接触する強磁性突起部
102を備えている構成としている。
【0037】請求項27の発明に係る留め具は、前記請
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、一方の磁極面1aを
該吸着具Aにおける被吸着具Bを吸着する側に、他方の
磁極面1bを該吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の側に向けている永久磁石1と、この取付け対象物Cの
側を向いている永久磁石1の磁極面1b側に設けられて
いる強磁性部材2と、該吸着具Aにおける被吸着具Bを
吸着する吸着面aから、前記強磁性部材2に到るように
設けられた穴5と、前記強磁性部材2からこの強磁性部
材2の一部を構成するものとして起立され、前記被吸着
具Bの強磁性部材100に接触し、又は近接される強磁
性突起部4とを備えている構成としている。
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、一方の磁極面1aを
該吸着具Aにおける被吸着具Bを吸着する側に、他方の
磁極面1bを該吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の側に向けている永久磁石1と、この取付け対象物Cの
側を向いている永久磁石1の磁極面1b側に設けられて
いる強磁性部材2と、該吸着具Aにおける被吸着具Bを
吸着する吸着面aから、前記強磁性部材2に到るように
設けられた穴5と、前記強磁性部材2からこの強磁性部
材2の一部を構成するものとして起立され、前記被吸着
具Bの強磁性部材100に接触し、又は近接される強磁
性突起部4とを備えている構成としている。
【0038】請求項28の発明に係る留め具は、前記請
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、被吸着具Bを吸着す
る吸着面aの周側に突壁を備えている構成としている。
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記吸着具Aが、被吸着具Bを吸着す
る吸着面aの周側に突壁を備えている構成としている。
【0039】請求項29の発明に係る留め具は、前記請
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記被吸着具Bが、吸着具Aに吸着さ
れる被吸着面bの周側に突壁を備えている構成としてい
る。
求項1、又は請求項7、又は請求項16のいずれか一つ
の留め具における前記被吸着具Bが、吸着具Aに吸着さ
れる被吸着面bの周側に突壁を備えている構成としてい
る。
【0040】請求項30の発明に係る留め具は、前記請
求項25、又は請求項26、又は請求項27のいずれか
一つの留め具における前記吸着具Aが、前記穴5の開設
された平面状面、又は該穴5に向けて斜上又は下降する
錐面状面、又は該吸着具Aの穴5に向けて斜上又は下降
する曲面状面、又はこれらの両方又はいずれか一方を含
む面を備えている構成としている。
求項25、又は請求項26、又は請求項27のいずれか
一つの留め具における前記吸着具Aが、前記穴5の開設
された平面状面、又は該穴5に向けて斜上又は下降する
錐面状面、又は該吸着具Aの穴5に向けて斜上又は下降
する曲面状面、又はこれらの両方又はいずれか一方を含
む面を備えている構成としている。
【0041】請求項31の発明に係る留め具は、前記請
求項25、又は請求項26、又は請求項27のいずれか
一つの留め具における前記被吸着具Bが、平面状面、又
は該被吸着具Bに備えられている強磁性突起部102又
は該被吸着具Bを吸着する吸着具Aの穴5に対応する部
分に向けて斜上又は下降する錐面状面、又は該強磁性突
起部102又は対応する部分に向けて斜上又は下降する
曲面状面、又はこれらの両方又はいずれか一方を含む面
を備えている構成としている。
求項25、又は請求項26、又は請求項27のいずれか
一つの留め具における前記被吸着具Bが、平面状面、又
は該被吸着具Bに備えられている強磁性突起部102又
は該被吸着具Bを吸着する吸着具Aの穴5に対応する部
分に向けて斜上又は下降する錐面状面、又は該強磁性突
起部102又は対応する部分に向けて斜上又は下降する
曲面状面、又はこれらの両方又はいずれか一方を含む面
を備えている構成としている。
【0042】
【作用】本発明に係る留め具では、吸着具Aに被吸着具
Bが吸着された際に、該吸着具Aの取付けられる取付け
対象物Cの取付け面cと、該被吸着具Bの取付けられる
取付け対象物C’の取付け面c’とが平行とならない一
対の取付け対象物C、C’における一方の取付け対象物
Cに吸着具Aを、他方の取付け対象物C’に被吸着具B
を取付けて用いる留め具において、この留め具における
吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際に、該吸着具Aに
おける吸着面aと、前記被吸着具Bにおける被吸着面b
とが平行となる面e、e’を備えた構成としていること
から、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象
物C、C’の互に向き合った取付け面c、c’が非平行
であっても、吸着面aと被吸着面bにおける互に平行と
なる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
Bが吸着された際に、該吸着具Aの取付けられる取付け
対象物Cの取付け面cと、該被吸着具Bの取付けられる
取付け対象物C’の取付け面c’とが平行とならない一
対の取付け対象物C、C’における一方の取付け対象物
Cに吸着具Aを、他方の取付け対象物C’に被吸着具B
を取付けて用いる留め具において、この留め具における
吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際に、該吸着具Aに
おける吸着面aと、前記被吸着具Bにおける被吸着面b
とが平行となる面e、e’を備えた構成としていること
から、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象
物C、C’の互に向き合った取付け面c、c’が非平行
であっても、吸着面aと被吸着面bにおける互に平行と
なる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
【0043】本発明に係る留め具では、吸着具Aにおけ
る主たる吸着面a’が、該吸着具Aの取付けられる取付
け対象物Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dに
ある面dを含み、又は、被吸着具Bにおける主たる被吸
着面b’が、該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’における取付け面c’に交差する仮想平面D’にあ
る面d’を含み、又は、吸着具Aにおける主たる吸着面
a’と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’とが、
該吸着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫々の取付け
対象物C、C’における取付け面c、c’に交差する仮
想平面D、D’にある面を含んでいる構成としているこ
とから、吸着具Aと、被吸着具Bとが取付けられている
取付け対象物C、C’の互に向き合う取付け面c、c’
が非平行であっても、夫々の仮想平面D、D’と各取付
け面c、c’とのなす交差角に対応して、吸着具Aにお
ける仮想平面Dにある面dが非吸着具Bの被吸着面bを
吸着し、又は、被吸着具Bにおける仮想平面D’にある
面d’が吸着具Aの吸着面aに吸着され、又は夫々の仮
想平面にある面d、d’相互が都合良く吸着されるよう
に機能する。
る主たる吸着面a’が、該吸着具Aの取付けられる取付
け対象物Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dに
ある面dを含み、又は、被吸着具Bにおける主たる被吸
着面b’が、該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’における取付け面c’に交差する仮想平面D’にあ
る面d’を含み、又は、吸着具Aにおける主たる吸着面
a’と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’とが、
該吸着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫々の取付け
対象物C、C’における取付け面c、c’に交差する仮
想平面D、D’にある面を含んでいる構成としているこ
とから、吸着具Aと、被吸着具Bとが取付けられている
取付け対象物C、C’の互に向き合う取付け面c、c’
が非平行であっても、夫々の仮想平面D、D’と各取付
け面c、c’とのなす交差角に対応して、吸着具Aにお
ける仮想平面Dにある面dが非吸着具Bの被吸着面bを
吸着し、又は、被吸着具Bにおける仮想平面D’にある
面d’が吸着具Aの吸着面aに吸着され、又は夫々の仮
想平面にある面d、d’相互が都合良く吸着されるよう
に機能する。
【0044】本発明に係る留め具では、吸着具Aが、こ
の吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに対して、傾
いて取付けられ、又は、被吸着具Bが、この被吸着具B
の取付けられる取付け対象物C’に対して、傾いて取付
けられ、又は、吸着具Aと被吸着具Bとが、夫々に取付
けられる取付け対象物C、C’に対して、傾いて取付け
られる構成としていることから、吸着具Aと、被吸着具
Bとが取付けられている取付け対象物C、C’の互に向
き合っている取付け面c、c’が非平行であっても、当
該 吸着具A又は被吸着具B、又は吸着具Aと被吸着具
Bとの取付け対象物C、C’に対する傾きに対応して、
吸着具Aが被吸着具Bを都合良く吸着するように機能す
る。
の吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに対して、傾
いて取付けられ、又は、被吸着具Bが、この被吸着具B
の取付けられる取付け対象物C’に対して、傾いて取付
けられ、又は、吸着具Aと被吸着具Bとが、夫々に取付
けられる取付け対象物C、C’に対して、傾いて取付け
られる構成としていることから、吸着具Aと、被吸着具
Bとが取付けられている取付け対象物C、C’の互に向
き合っている取付け面c、c’が非平行であっても、当
該 吸着具A又は被吸着具B、又は吸着具Aと被吸着具
Bとの取付け対象物C、C’に対する傾きに対応して、
吸着具Aが被吸着具Bを都合良く吸着するように機能す
る。
【0045】
【実施例】以下、本発明に係る典型的な各実施例を添付
の図面について詳細に説明する。尚、各図の説明におい
て、同一又は実質的に同一の構成部分については、図の
該当する部分に同一の番号を付して説明を省略する。
又、以下に明らかにされる各実施例は、本発明の典型的
な実施例を示したものであって、本発明は、これらの各
実施例に限定されるものではない。
の図面について詳細に説明する。尚、各図の説明におい
て、同一又は実質的に同一の構成部分については、図の
該当する部分に同一の番号を付して説明を省略する。
又、以下に明らかにされる各実施例は、本発明の典型的
な実施例を示したものであって、本発明は、これらの各
実施例に限定されるものではない。
【0046】図1〜図6は、本発明が、理解され易いよ
うに、典型的な実施例をパターン化して示したものであ
って、図1〜図3は、本発明のもっとも基本的な実施例
を、図4〜図6では、更に、これを理解し易いように取
付け手段を付加して示した基本的な実施例を示してお
り、これらを概ね側面から見た状態の構成図として示し
ている。
うに、典型的な実施例をパターン化して示したものであ
って、図1〜図3は、本発明のもっとも基本的な実施例
を、図4〜図6では、更に、これを理解し易いように取
付け手段を付加して示した基本的な実施例を示してお
り、これらを概ね側面から見た状態の構成図として示し
ている。
【0047】図7及び図8は、かゝる図1〜図6に示さ
れる留め具、及び図9〜図59で示される留め具が、ど
のように用いられるかを容易に理解できるように、当該
留め具をハンドバッグに用いた状態を示しており、図7
では、ハンドバッグの一部を破断した斜視で、又、図8
ではバンドの一部を破断した側面図として示している。
れる留め具、及び図9〜図59で示される留め具が、ど
のように用いられるかを容易に理解できるように、当該
留め具をハンドバッグに用いた状態を示しており、図7
では、ハンドバッグの一部を破断した斜視で、又、図8
ではバンドの一部を破断した側面図として示している。
【0048】図9〜図59で示される留め具は、より具
体的に、例えば、袋物類などの袋の開口部分を閉じた状
態に維持する手段、ハンドバッグなどの蓋付きの袋物
類、旅行鞄などの鞄類、箱類などの開口部分を覆う蓋を
閉じた状態に維持する手段、キャビネットの扉、出入口
の扉などを開口部分に閉じた状態に維持する手段、帯状
あるいは紐状のバンド類を、相互に係着させる手段、ジ
ャンパー、オーバーコートなどの衣類の釦などの代替と
して、当該衣類の開いている部分を閉じ合せの状態に維
持する手段、その他の各用途に合せて、具体的に構成さ
れた留め具の各実施例を示すものである。
体的に、例えば、袋物類などの袋の開口部分を閉じた状
態に維持する手段、ハンドバッグなどの蓋付きの袋物
類、旅行鞄などの鞄類、箱類などの開口部分を覆う蓋を
閉じた状態に維持する手段、キャビネットの扉、出入口
の扉などを開口部分に閉じた状態に維持する手段、帯状
あるいは紐状のバンド類を、相互に係着させる手段、ジ
ャンパー、オーバーコートなどの衣類の釦などの代替と
して、当該衣類の開いている部分を閉じ合せの状態に維
持する手段、その他の各用途に合せて、具体的に構成さ
れた留め具の各実施例を示すものである。
【0049】図9〜図13は、本発明に係る留め具の第
1実施例に係る留め具を示すものであり、図9は、当該
留め具の構成部品を分離した状態を斜視で、図10は、
これを組付けた状態の留め具を吸着する前の断面とし
て、図11と図12とは、これを取付け対象物C、C’
に取付け且つ、吸着する前の状態を断面として、図13
は、この留め具を用いて取付け対象物C、C’を相互に
吸着させた状態を断面として示している。尚、図12
は、図11の取付け状態にある留め具を、その切断線を
変えて示している。
1実施例に係る留め具を示すものであり、図9は、当該
留め具の構成部品を分離した状態を斜視で、図10は、
これを組付けた状態の留め具を吸着する前の断面とし
て、図11と図12とは、これを取付け対象物C、C’
に取付け且つ、吸着する前の状態を断面として、図13
は、この留め具を用いて取付け対象物C、C’を相互に
吸着させた状態を断面として示している。尚、図12
は、図11の取付け状態にある留め具を、その切断線を
変えて示している。
【0050】図14及び図15は、本発明の第2実施例
に係る留め具を示すものであって、図14は、その部品
を分離した状態を斜視で、図15は、当該部品を組付け
て構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着した状態を
断面で示している。
に係る留め具を示すものであって、図14は、その部品
を分離した状態を斜視で、図15は、当該部品を組付け
て構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着した状態を
断面で示している。
【0051】図16〜図18は、本発明の第3実施例に
係る留め具を示すものであって、図16は、その部品を
分離した状態を斜視で、図17は、当該部品を組付けて
構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着する前の断面
として、また、図18は、この吸着具Aと、被吸着具B
とを取付け対象物C、C’に取付けて相互に吸着させた
状態を断面として示している。
係る留め具を示すものであって、図16は、その部品を
分離した状態を斜視で、図17は、当該部品を組付けて
構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着する前の断面
として、また、図18は、この吸着具Aと、被吸着具B
とを取付け対象物C、C’に取付けて相互に吸着させた
状態を断面として示している。
【0052】図19〜図21は、本発明の第4実施例に
係る留め具を示すものであって、図19は、その部品を
分離した状態を斜視で、図20は、当該部品を組付けて
構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着前の断面とし
て、また、図21は、この吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付け対象物C、C’に取付けて相互に吸着させた状態
を断面で示している。
係る留め具を示すものであって、図19は、その部品を
分離した状態を斜視で、図20は、当該部品を組付けて
構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着前の断面とし
て、また、図21は、この吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付け対象物C、C’に取付けて相互に吸着させた状態
を断面で示している。
【0053】図22〜図24は、本発明の第5実施例に
係る留め具を示すものであって、図22は、その部品を
分離した状態を斜視として、図23は、当該部品を組付
けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着する前の
状態の断面として、また、図24は、この吸着具Aと、
被吸着具Bとを取付け対象物C、C’に取付けて相互に
吸着させた状態を断面で示している。
係る留め具を示すものであって、図22は、その部品を
分離した状態を斜視として、図23は、当該部品を組付
けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着する前の
状態の断面として、また、図24は、この吸着具Aと、
被吸着具Bとを取付け対象物C、C’に取付けて相互に
吸着させた状態を断面で示している。
【0054】図25〜図27は、本発明の第6実施例に
係る留め具を示すものであって、図25は、各部品の分
離した状態を斜視として、図26は、吸着具A及び被吸
着具Bと、これらの取付け手段とを分離した状態を断面
として示しており、図27は、この吸着具Aと被吸着具
Bとを取付け対象物C、C’に対して当該の取付け手段
を用いて取付けると共に、この吸着具Aと、被吸着具B
とを吸着させた状態を断面で示している。
係る留め具を示すものであって、図25は、各部品の分
離した状態を斜視として、図26は、吸着具A及び被吸
着具Bと、これらの取付け手段とを分離した状態を断面
として示しており、図27は、この吸着具Aと被吸着具
Bとを取付け対象物C、C’に対して当該の取付け手段
を用いて取付けると共に、この吸着具Aと、被吸着具B
とを吸着させた状態を断面で示している。
【0055】図28〜図30は、本発明の第7実施例に
係る留め具を示すものであって、図28は、その部品を
分離した状態を斜視として、図29は、当該部品を組付
けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、取付け対象
物C、C’に対して取付け、これを吸着させた状態を断
面として、また、図30は、当該吸着具Aと、被吸着具
Bとの吸着状態を、その切断面を変えて断面で示してい
る。
係る留め具を示すものであって、図28は、その部品を
分離した状態を斜視として、図29は、当該部品を組付
けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、取付け対象
物C、C’に対して取付け、これを吸着させた状態を断
面として、また、図30は、当該吸着具Aと、被吸着具
Bとの吸着状態を、その切断面を変えて断面で示してい
る。
【0056】図31〜図33は、本発明の第8実施例に
係る留め具を示すものであって、図31は、その部品を
分離した状態を斜視として、図32は、当該部品を組付
けて構成された吸着具Aと、被吸着具Bとの吸着前の状
態を断面として、図33は、構成された吸着具Aと、被
吸着具Bとを吸着させた状態を断面して示している。
係る留め具を示すものであって、図31は、その部品を
分離した状態を斜視として、図32は、当該部品を組付
けて構成された吸着具Aと、被吸着具Bとの吸着前の状
態を断面として、図33は、構成された吸着具Aと、被
吸着具Bとを吸着させた状態を断面して示している。
【0057】図34及び図35は、本発明の第9実施例
に係る留め具を示すものであって、図34は、その部品
を分離した状態を一部破断した斜視として、図35は、
当該部品で組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bと
を吸着させた状態を断面で示している。
に係る留め具を示すものであって、図34は、その部品
を分離した状態を一部破断した斜視として、図35は、
当該部品で組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bと
を吸着させた状態を断面で示している。
【0058】図36及び図37は、本発明の第10実施
例に係る留め具を示すものであって、図36は、その部
品を分離した状態を一部破断した斜視として、図37
は、当該部品を組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具
Bとを吸着させた状態を断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図36は、その部
品を分離した状態を一部破断した斜視として、図37
は、当該部品を組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具
Bとを吸着させた状態を断面で示している。
【0059】図38及び図39は、本発明の第11実施
例に係る留め具を示すものであって、図38は、その部
品を分離した状態を斜視として、図39は、当該部品で
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着させ
る前の状態の断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図38は、その部
品を分離した状態を斜視として、図39は、当該部品で
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着させ
る前の状態の断面で示している。
【0060】図40及び図41は、本発明の第12実施
例に係る留め具を示すものであって、図40は、その部
品を分離した状態を斜視として、図41は、当該部品で
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着させ
た状態を断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図40は、その部
品を分離した状態を斜視として、図41は、当該部品で
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着させ
た状態を断面で示している。
【0061】図42〜図44は、本発明の第13実施例
に係る留め具を示すものであって、図42は、その部品
を分離した状態で斜視として、図43は、当該部品で組
付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着前の状
態を断面で示しており、図44は、当該吸着具Aと、被
吸着具Bとを取付け対象物C、C’に対して、介在物を
介して取付けて吸着させた状態を断面で示している。
に係る留め具を示すものであって、図42は、その部品
を分離した状態で斜視として、図43は、当該部品で組
付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを吸着前の状
態を断面で示しており、図44は、当該吸着具Aと、被
吸着具Bとを取付け対象物C、C’に対して、介在物を
介して取付けて吸着させた状態を断面で示している。
【0062】図45及び図46は、本発明の第14実施
例に係る留め具を示すものであって、図45は、その部
品を分離した状態を斜視で、図46は、当該部品を組付
けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前の状
態を断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図45は、その部
品を分離した状態を斜視で、図46は、当該部品を組付
けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前の状
態を断面で示している。
【0063】図47〜図49は、本発明の第15実施例
に係る留め具を示すものであって、図47は、その部品
を分離した状態を斜視として、図48は、当該部品を組
付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前の
状態の断面で、また、図49は、吸着した状態を断面で
示している。
に係る留め具を示すものであって、図47は、その部品
を分離した状態を斜視として、図48は、当該部品を組
付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前の
状態の断面で、また、図49は、吸着した状態を断面で
示している。
【0064】図50及び図51は、本発明の第16実施
例に係る留め具を示すものであって、図50は、その部
品を分離した状態を斜視として、図51は、当該部品を
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前
の状態の断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図50は、その部
品を分離した状態を斜視として、図51は、当該部品を
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前
の状態の断面で示している。
【0065】図52及び図53は、本発明の第17実施
例に係る留め具を示すものであって、図52は、その部
品を分離した状態を一部破断した斜視として、図53
は、当該部品を組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具
Bとを、吸着の状態の断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図52は、その部
品を分離した状態を一部破断した斜視として、図53
は、当該部品を組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具
Bとを、吸着の状態の断面で示している。
【0066】図54及び図55は、本発明の第18実施
例に係る留め具を示すものであって、図54は、その部
品を分離した状態を斜視として、図55は、当該部品を
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着の
状態の断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図54は、その部
品を分離した状態を斜視として、図55は、当該部品を
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着の
状態の断面で示している。
【0067】図56及び図57は、本発明の第19実施
例に係る留め具を示すものであって、図56は、その部
品を分離した状態を斜視として、図57は、当該部品を
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前
の状態の断面で示している。
例に係る留め具を示すものであって、図56は、その部
品を分離した状態を斜視として、図57は、当該部品を
組付けて構成した吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前
の状態の断面で示している。
【0068】図58及び図59は、本発明の第20実施
例に係る留め具を示すものであって、図58は、その部
品を分離した斜視として示し、図59は、当該部品を組
付けて構成された吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前
させた状態を断面して示している。
例に係る留め具を示すものであって、図58は、その部
品を分離した斜視として示し、図59は、当該部品を組
付けて構成された吸着具Aと、被吸着具Bとを、吸着前
させた状態を断面して示している。
【0069】先ず、図1〜図3で示される各留め具につ
いて説明する。この図1〜図3に示される留め具は、永
久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具Aに吸着され
る強磁性部材100を備えた被吸着具Bとで構成してい
る。そして、この留め具は、この吸着具Aと、被吸着具
Bとを取付け対象物C、C’に取付けて、当該吸着具A
を用いて被吸着具Bを吸着した際に、この取付け対象物
C、C’における互に向き合った取付け面c、c’が非
平行である当該の取付け対象物C、C’に対して、前記
の吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け使用される構成と
してある。そして、かゝる非平行な取付け面c、c’を
有する取付け対象物C、C’に取付けられた吸着具A
と、被吸着具Bとが、相互に吸着された際に、該吸着具
Aにおける吸着面aと、前記被吸着具Bにおける被吸着
面bとが互に平行となる面e、e’を備えた構成として
ある。
いて説明する。この図1〜図3に示される留め具は、永
久磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具Aに吸着され
る強磁性部材100を備えた被吸着具Bとで構成してい
る。そして、この留め具は、この吸着具Aと、被吸着具
Bとを取付け対象物C、C’に取付けて、当該吸着具A
を用いて被吸着具Bを吸着した際に、この取付け対象物
C、C’における互に向き合った取付け面c、c’が非
平行である当該の取付け対象物C、C’に対して、前記
の吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け使用される構成と
してある。そして、かゝる非平行な取付け面c、c’を
有する取付け対象物C、C’に取付けられた吸着具A
と、被吸着具Bとが、相互に吸着された際に、該吸着具
Aにおける吸着面aと、前記被吸着具Bにおける被吸着
面bとが互に平行となる面e、e’を備えた構成として
ある。
【0070】尚、前記における互に平行となる面e、
e’は、面eと、面e’とが平行であれば良く、一般的
な平面状面相互として構成されていても良く、また、凸
球面などの凸曲面状の面と、凹球面などの凹曲面状の面
として構成されていても良い。また、円錐台状の面と、
漏斗状の面として構成されていても良く、さらに、互に
平行な状態に傾いた傾斜面状の面として構成されていて
も良い。さらに、前記面e、e’が、かゝる平面状の
面、曲面状の面、傾斜面状の面などの各種態様の面のい
ずれか2以上の面の組み合された面であっても良い。ま
た、かゝる各種態様の面のいずれか一つを含んでいる面
でも良く、さらに、かゝる各種態様の面の組み合された
面を含んでいる面であっても良い。
e’は、面eと、面e’とが平行であれば良く、一般的
な平面状面相互として構成されていても良く、また、凸
球面などの凸曲面状の面と、凹球面などの凹曲面状の面
として構成されていても良い。また、円錐台状の面と、
漏斗状の面として構成されていても良く、さらに、互に
平行な状態に傾いた傾斜面状の面として構成されていて
も良い。さらに、前記面e、e’が、かゝる平面状の
面、曲面状の面、傾斜面状の面などの各種態様の面のい
ずれか2以上の面の組み合された面であっても良い。ま
た、かゝる各種態様の面のいずれか一つを含んでいる面
でも良く、さらに、かゝる各種態様の面の組み合された
面を含んでいる面であっても良い。
【0071】また、こゝで、吸着具Aの吸着面aに構成
される面eは、当該吸着具Aの吸着面aの全面に亘って
構成されていても良く、また、吸着面aの一部分のみを
当該の面eとして構成してあっても良い。また、こゝ
で、被吸着具Bの被吸着面bに構成される面e’は、当
該被吸着具Bにおける被吸着面bの全面に亘って構成さ
れていても良く、また、被吸着面bの一部分のみを当該
の面e’として構成してあっても良い。
される面eは、当該吸着具Aの吸着面aの全面に亘って
構成されていても良く、また、吸着面aの一部分のみを
当該の面eとして構成してあっても良い。また、こゝ
で、被吸着具Bの被吸着面bに構成される面e’は、当
該被吸着具Bにおける被吸着面bの全面に亘って構成さ
れていても良く、また、被吸着面bの一部分のみを当該
の面e’として構成してあっても良い。
【0072】かゝる構成からなる吸着具Aと、被吸着具
Bとを取付け対象物C、C’に取付けた場合、この吸着
具Aの取付けられる取付け対象物Cの取付け面cと、被
吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’の取付け面
c’とが、図1〜図3に示すように平行でない場合にお
いて、吸着具Aにおける吸着面aの面eと、被吸着具B
における被吸着面bの面e’とが、当該吸着具Aと、被
吸着具Bとの吸着時に平行とされていることから、吸着
具Aによって被吸着具Bが都合良く吸着される。
Bとを取付け対象物C、C’に取付けた場合、この吸着
具Aの取付けられる取付け対象物Cの取付け面cと、被
吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’の取付け面
c’とが、図1〜図3に示すように平行でない場合にお
いて、吸着具Aにおける吸着面aの面eと、被吸着具B
における被吸着面bの面e’とが、当該吸着具Aと、被
吸着具Bとの吸着時に平行とされていることから、吸着
具Aによって被吸着具Bが都合良く吸着される。
【0073】図1は、前記の吸着具Aと、被吸着具Bと
に、互に平行となる面e、e’をもたらすために、被吸
着具Bと被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’と
の間に介在物などの当該被吸着具Bを傾かせる手段を介
在させている。また、図2は、同様に吸着具Aと、被吸
着具Bとに、互に平行となる面e、e’をもたらすため
に、吸着具Aと、この吸着具Aの取付けられる取付け対
象物Cとの間に介在物などの当該吸着具Aを傾かせる手
段を介在させている。さらに、図3は、同様に吸着具A
と、被吸着具Bとに、互に平行となる面e、e’をもた
らすために、吸着具A及び被吸着具Bと、これらが取付
けられる夫々の取付け対象物C、C’との間に介在物な
どの当該吸着具Aと、被吸着具Bとを傾かせる手段を介
在させている。
に、互に平行となる面e、e’をもたらすために、被吸
着具Bと被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’と
の間に介在物などの当該被吸着具Bを傾かせる手段を介
在させている。また、図2は、同様に吸着具Aと、被吸
着具Bとに、互に平行となる面e、e’をもたらすため
に、吸着具Aと、この吸着具Aの取付けられる取付け対
象物Cとの間に介在物などの当該吸着具Aを傾かせる手
段を介在させている。さらに、図3は、同様に吸着具A
と、被吸着具Bとに、互に平行となる面e、e’をもた
らすために、吸着具A及び被吸着具Bと、これらが取付
けられる夫々の取付け対象物C、C’との間に介在物な
どの当該吸着具Aと、被吸着具Bとを傾かせる手段を介
在させている。
【0074】前記図1〜図3に示される留め具において
は、当該留め具を構成する吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとに、互に平行とな
る面e、e’を構成する手段として、介在物などの当該
吸着具A及び被吸着具Bとを傾かせる手段を用いたもの
としてあるが、かゝる介在物などの当該吸着具A及び被
吸着具Bを傾かせる手段を用いることなく、吸着具A自
体と被吸着具B自体の両方、又はいずれか一方を、この
吸着具Aと被吸着具Bとの間に、前記の面e、e’が生
ずる構成としてあっても良い。
は、当該留め具を構成する吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとに、互に平行とな
る面e、e’を構成する手段として、介在物などの当該
吸着具A及び被吸着具Bとを傾かせる手段を用いたもの
としてあるが、かゝる介在物などの当該吸着具A及び被
吸着具Bを傾かせる手段を用いることなく、吸着具A自
体と被吸着具B自体の両方、又はいずれか一方を、この
吸着具Aと被吸着具Bとの間に、前記の面e、e’が生
ずる構成としてあっても良い。
【0075】例えば、図1に示されている被吸着具Bに
おける介在物などの傾かせる手段を無くし、この介在物
などの傾かせる手段で構成されている部分をも、被吸着
具として構成してあっても良い。又、例えば、図2に示
されている吸着具Aにおける介在物などの傾かせる手段
を無くし、この介在物などの傾かせる手段で構成されて
いる部分をも、吸着具として構成してあっても良い。さ
らに、例えば、図3に示されている吸着具Aにおける介
在物などの傾かせる手段と、被吸着具Bにおける介在物
などの傾かせる手段を無くし、当該介在物などの傾かせ
る手段と、介在物などの傾かせる手段部分をも、吸着具
A、被吸着具Bとして構成してあっても良い。
おける介在物などの傾かせる手段を無くし、この介在物
などの傾かせる手段で構成されている部分をも、被吸着
具として構成してあっても良い。又、例えば、図2に示
されている吸着具Aにおける介在物などの傾かせる手段
を無くし、この介在物などの傾かせる手段で構成されて
いる部分をも、吸着具として構成してあっても良い。さ
らに、例えば、図3に示されている吸着具Aにおける介
在物などの傾かせる手段と、被吸着具Bにおける介在物
などの傾かせる手段を無くし、当該介在物などの傾かせ
る手段と、介在物などの傾かせる手段部分をも、吸着具
A、被吸着具Bとして構成してあっても良い。
【0076】かゝる図1〜図3に示される留め具は、前
記の構成と共に、以下の構成を備えている。即ち、この
図1〜図3に示されている留め具は、この留め具を構成
する吸着具Aにおける主たる吸着面a’が、この吸着具
Aの取付けられる取付け対象物Cにおける取付け面cに
交差する仮想平面Dにある面dを含むか、又は、この留
め具を構成する被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’
が、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’に
おける取付け面c’に交差する仮想平面Dにある面d’
を含むか、又は、吸着具Aにおける主たる吸着面a’
と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’とが、この
吸着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫々の取付け対
象物C、C’における取付け面c、c’に交差する仮想
平面D、D’にある面d、d’を含むものとして構成し
てある。
記の構成と共に、以下の構成を備えている。即ち、この
図1〜図3に示されている留め具は、この留め具を構成
する吸着具Aにおける主たる吸着面a’が、この吸着具
Aの取付けられる取付け対象物Cにおける取付け面cに
交差する仮想平面Dにある面dを含むか、又は、この留
め具を構成する被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’
が、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’に
おける取付け面c’に交差する仮想平面Dにある面d’
を含むか、又は、吸着具Aにおける主たる吸着面a’
と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’とが、この
吸着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫々の取付け対
象物C、C’における取付け面c、c’に交差する仮想
平面D、D’にある面d、d’を含むものとして構成し
てある。
【0077】尚、こゝで、取付け対象物C、C’におけ
る取付け面c、c’に交差する仮想平面D、D’とは、
この取付け面c、又は取付け面c’に対して非平行な一
個の平面として、存在の仮定された平面を称するもので
ある。
る取付け面c、c’に交差する仮想平面D、D’とは、
この取付け面c、又は取付け面c’に対して非平行な一
個の平面として、存在の仮定された平面を称するもので
ある。
【0078】又、こゝで、“仮想平面にある面を含む”
とは、当該仮想平面と同一の面を、主たる吸着面a’、
又は主たる被吸着面b’の、少なくとも一部として備え
られていることを総称するものである。従って、吸着具
Aにおける主たる吸着面a’の全てが、仮想平面Dにあ
る面である必要がなく、また、被吸着具Bにおける主た
る被吸着面b’の全てが、仮想平面D’にある面である
必要がない。また、こゝで、“主たる吸着面”及び“主
たる被吸着面”とは吸着具Aを用いて被吸着具Bを吸引
する際に、当該吸引機能を、この吸着具Aと、被吸着具
Bとにもたらす吸着面を称するものであって、吸着具A
と被吸着具Bとが相互に吸着し合うこととされる全ての
面を意味するものではなく、また、かゝる吸引状態にお
ける吸着具Aと、被吸着具Bとが、もっとも強く吸着し
合う面を必ずしも意味するものである必要はない。
とは、当該仮想平面と同一の面を、主たる吸着面a’、
又は主たる被吸着面b’の、少なくとも一部として備え
られていることを総称するものである。従って、吸着具
Aにおける主たる吸着面a’の全てが、仮想平面Dにあ
る面である必要がなく、また、被吸着具Bにおける主た
る被吸着面b’の全てが、仮想平面D’にある面である
必要がない。また、こゝで、“主たる吸着面”及び“主
たる被吸着面”とは吸着具Aを用いて被吸着具Bを吸引
する際に、当該吸引機能を、この吸着具Aと、被吸着具
Bとにもたらす吸着面を称するものであって、吸着具A
と被吸着具Bとが相互に吸着し合うこととされる全ての
面を意味するものではなく、また、かゝる吸引状態にお
ける吸着具Aと、被吸着具Bとが、もっとも強く吸着し
合う面を必ずしも意味するものである必要はない。
【0079】尚、前記において、吸着具Aの主たる吸着
面a’が、この吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の取付け面cに交差する仮想平面Dにある面dを含んで
いる典型的な実施例としては、当該吸着具Aにおける主
たる吸着面a’の、少なくとも一側部a−1と、この側
部a−1に向き合っている側部a−2とが、前記仮想平
面Dにある面となるように吸着具Aの吸着面aを構成し
たものがある。
面a’が、この吸着具Aの取付けられる取付け対象物C
の取付け面cに交差する仮想平面Dにある面dを含んで
いる典型的な実施例としては、当該吸着具Aにおける主
たる吸着面a’の、少なくとも一側部a−1と、この側
部a−1に向き合っている側部a−2とが、前記仮想平
面Dにある面となるように吸着具Aの吸着面aを構成し
たものがある。
【0080】即ち、主たる吸着面a’の、少なくとも一
側部a−1と、この側部a−1に向き合っている側部a
−2の部分とが、前記仮想平面Dにある面とされていれ
ば良く、この側部a−1と、この側部a−1に向き合っ
ている側部a−2との間の全部が、前記仮想平面Dにあ
る面とされていなくとも良い。勿論のことながら、この
側部a−1と、これに向き合っている側部a−2との間
の面の全てが、前記仮想平面Dにある面とされていても
良い。
側部a−1と、この側部a−1に向き合っている側部a
−2の部分とが、前記仮想平面Dにある面とされていれ
ば良く、この側部a−1と、この側部a−1に向き合っ
ている側部a−2との間の全部が、前記仮想平面Dにあ
る面とされていなくとも良い。勿論のことながら、この
側部a−1と、これに向き合っている側部a−2との間
の面の全てが、前記仮想平面Dにある面とされていても
良い。
【0081】さらに、他の吸着具Aの実施例として、前
記吸着具Aにおける主たる吸着面a’の周側の円周部分
を、前記仮想平面Dにある面となるように当該吸着具A
を構成する。 この場合、この主たる吸着面a’の周側
にある円周部分以外の部分が、同時に、前記仮想平面D
にある面とされていても良く、また、かゝる円周部分以
外の面が仮想平面Dにある面とされていなくとも良い。
記吸着具Aにおける主たる吸着面a’の周側の円周部分
を、前記仮想平面Dにある面となるように当該吸着具A
を構成する。 この場合、この主たる吸着面a’の周側
にある円周部分以外の部分が、同時に、前記仮想平面D
にある面とされていても良く、また、かゝる円周部分以
外の面が仮想平面Dにある面とされていなくとも良い。
【0082】さらに、他の吸着具Aの実施例として、該
吸着具Aが、この吸着具Aの取付けられる取付け対象物
Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dにある面d
を含んでいることを前提として、当該吸着具Aにおける
吸着面aの全部又は一部を、平面状面、凸面状面、凸曲
面状面、凸錐面状面、凹面状面、凹曲面状面、凹錐面状
面のいずれか一つ以上の面として構成する。
吸着具Aが、この吸着具Aの取付けられる取付け対象物
Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dにある面d
を含んでいることを前提として、当該吸着具Aにおける
吸着面aの全部又は一部を、平面状面、凸面状面、凸曲
面状面、凸錐面状面、凹面状面、凹曲面状面、凹錐面状
面のいずれか一つ以上の面として構成する。
【0083】次いで、前記各吸着具Aに対応する被吸着
具Bの実施例、特に、当該の被吸着具Bの取付けられる
取付け対象物C’の取付け面c’に交差する仮想平面
D’にある面d’を、当該の被吸着具Bの被吸着面bに
含んでいる被吸着具Bについて説明する。
具Bの実施例、特に、当該の被吸着具Bの取付けられる
取付け対象物C’の取付け面c’に交差する仮想平面
D’にある面d’を、当該の被吸着具Bの被吸着面bに
含んでいる被吸着具Bについて説明する。
【0084】この取付け対象物C’の取付け面c’に交
差する仮想平面D’にある面d’を被吸着面bに含んで
いる被吸着具Bの典型例としては、当該被吸着具Bの被
吸着面bの、主たる被吸着面b’の、少なくとも一側部
b−1と、この側部b−1に向き合っている他の側部b
−2部分とを、前記仮想平面D’にある面d’として被
吸着具Bを構成する。
差する仮想平面D’にある面d’を被吸着面bに含んで
いる被吸着具Bの典型例としては、当該被吸着具Bの被
吸着面bの、主たる被吸着面b’の、少なくとも一側部
b−1と、この側部b−1に向き合っている他の側部b
−2部分とを、前記仮想平面D’にある面d’として被
吸着具Bを構成する。
【0085】かゝる主たる被吸着面b’の、少なくとも
一側部b−1と、これに向き合っている側部b−2部分
とが、前記の仮想平面D’にある面d’として構成され
ているかぎり、この側部b−1と、側部b−2との間
が、例えば凸球面状、凹球面状などの、いかなる構成と
されていても良い。
一側部b−1と、これに向き合っている側部b−2部分
とが、前記の仮想平面D’にある面d’として構成され
ているかぎり、この側部b−1と、側部b−2との間
が、例えば凸球面状、凹球面状などの、いかなる構成と
されていても良い。
【0086】かゝる点から、例えば、前記の被吸着具B
の主たる被吸着面b’の周側の円周部分を、この被吸着
具Bの取付けられる取付け対象物C’の取付け面c’に
交差する仮想平面D’においた面d’として被吸着具B
を構成する。また、この被吸着具Bの主たる被吸着面
b’を、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’の取付け面c’に交差する仮想平面D’においた面
d’として被吸着具Bを構成する。さらに、前記で構成
される被吸着具Bが、この被吸着具Bの被吸着面bが、
前記の仮想平面D’にある面d’を含んで構成されてい
ることを前提として、この被吸着面bが、平面状面、凸
面状面、凸曲面状面、凸錐面状面、凹面状面、凹曲面状
面、凹錐面状面のいずれか一つ以上の面を含む被吸着具
Bとして構成する。
の主たる被吸着面b’の周側の円周部分を、この被吸着
具Bの取付けられる取付け対象物C’の取付け面c’に
交差する仮想平面D’においた面d’として被吸着具B
を構成する。また、この被吸着具Bの主たる被吸着面
b’を、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’の取付け面c’に交差する仮想平面D’においた面
d’として被吸着具Bを構成する。さらに、前記で構成
される被吸着具Bが、この被吸着具Bの被吸着面bが、
前記の仮想平面D’にある面d’を含んで構成されてい
ることを前提として、この被吸着面bが、平面状面、凸
面状面、凸曲面状面、凸錐面状面、凹面状面、凹曲面状
面、凹錐面状面のいずれか一つ以上の面を含む被吸着具
Bとして構成する。
【0087】次いで、図4〜図6に示す留め具の各実施
例について説明する。この実施例の説明において、図1
〜図3に示される実施例に係る留め具と同一の構成部
分、及び実施的に同一の構成部分については同一の番号
を付して説明を省略する。
例について説明する。この実施例の説明において、図1
〜図3に示される実施例に係る留め具と同一の構成部
分、及び実施的に同一の構成部分については同一の番号
を付して説明を省略する。
【0088】この図4〜図6に示される留め具は、永久
磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具Aに吸着される
強磁性部材100を備えた被吸着具Bとで構成されると
共に、一対の取付け対象物C、C’の夫々の取付け面
c、c’に対して、互に向き合うようにして取付け使用
される留め具として構成されており、この留め具を構成
する吸着具Aと、被吸着具Bとのいずれか一方、又は両
方が、前記取付け対象物C、C’の取付け面c、c’に
対して傾いて取付けられる構成としてある。
磁石1を備えた吸着具Aと、この吸着具Aに吸着される
強磁性部材100を備えた被吸着具Bとで構成されると
共に、一対の取付け対象物C、C’の夫々の取付け面
c、c’に対して、互に向き合うようにして取付け使用
される留め具として構成されており、この留め具を構成
する吸着具Aと、被吸着具Bとのいずれか一方、又は両
方が、前記取付け対象物C、C’の取付け面c、c’に
対して傾いて取付けられる構成としてある。
【0089】前記で構成される留め具の吸着具Aの構成
手段として、例えば、前記吸着具Aに対して、当該吸着
具Aを、取付け対象物Cに取付けるための取付け手段G
と、この取付け対象物Cの取付け面cに対して当該吸着
具Aを傾かせた状態に取付けるための傾かせる手段Fと
を備えさせる。
手段として、例えば、前記吸着具Aに対して、当該吸着
具Aを、取付け対象物Cに取付けるための取付け手段G
と、この取付け対象物Cの取付け面cに対して当該吸着
具Aを傾かせた状態に取付けるための傾かせる手段Fと
を備えさせる。
【0090】尚、こゝにおいて、吸着具Aを、取付け対
象物Cに対して取付けるための取付け手段Gは、当該吸
着具Aを、取付け対象物Cに対して取付け得るものであ
れば、いかなる手段であっても良く、例えば、吸着具A
と一体に構成されている各種の取付け手段であっても良
い。また、吸着具Aとは別に用意された各種の取付け手
段であっても良い。さらに、吸着具Aを直接又は間接的
に取付け対象物Cに対して接着し、あるいは両面粘着シ
ートを用いて取付けても良い。
象物Cに対して取付けるための取付け手段Gは、当該吸
着具Aを、取付け対象物Cに対して取付け得るものであ
れば、いかなる手段であっても良く、例えば、吸着具A
と一体に構成されている各種の取付け手段であっても良
い。また、吸着具Aとは別に用意された各種の取付け手
段であっても良い。さらに、吸着具Aを直接又は間接的
に取付け対象物Cに対して接着し、あるいは両面粘着シ
ートを用いて取付けても良い。
【0091】また、ここにおいて、吸着具Aを傾かせる
手段Fは、当該吸着具Aを、取付け対象物Cの取付け面
cに対して傾かせた状態になし得る手段であれば、いか
なる手段であっても良く、例えば、当該吸着具Aにおけ
る吸着面aと反対の側に備えられている強磁性部材(図
示省略)から、前記取付け対象物Cの取付け面cに向け
て突き出す突部として構成してあっても良い。また、か
ゝる吸着具Aを傾かせる手段Fを、前記の取付け手段G
から、前記取付け対象物Cの取付け面cに向けて突き出
す突部(図示省略)として構成してあっても良い。さら
に、かゝる吸着具Aを傾かせる手段Fを、この吸着具A
における吸着面aと反対の側に備えられているか、又は
備えられている介在物(図示省略)として構成してあっ
ても良い。
手段Fは、当該吸着具Aを、取付け対象物Cの取付け面
cに対して傾かせた状態になし得る手段であれば、いか
なる手段であっても良く、例えば、当該吸着具Aにおけ
る吸着面aと反対の側に備えられている強磁性部材(図
示省略)から、前記取付け対象物Cの取付け面cに向け
て突き出す突部として構成してあっても良い。また、か
ゝる吸着具Aを傾かせる手段Fを、前記の取付け手段G
から、前記取付け対象物Cの取付け面cに向けて突き出
す突部(図示省略)として構成してあっても良い。さら
に、かゝる吸着具Aを傾かせる手段Fを、この吸着具A
における吸着面aと反対の側に備えられているか、又は
備えられている介在物(図示省略)として構成してあっ
ても良い。
【0092】次いで、前記で構成される被吸着具Bの構
成手段として、例えば、前記被吸着具Bに対して、当該
被吸着具Bを、取付け対象物C’に取付けるための取付
け手段G’と、この取付け対象物C’の取付け面c’に
対して、当該被吸着具Bを傾かせる手段F’とを備えさ
せる。
成手段として、例えば、前記被吸着具Bに対して、当該
被吸着具Bを、取付け対象物C’に取付けるための取付
け手段G’と、この取付け対象物C’の取付け面c’に
対して、当該被吸着具Bを傾かせる手段F’とを備えさ
せる。
【0093】尚、ここにおいて、被吸着具Bを、取付け
対象物C’に対して取付けるための取付け手段G’は、
当該被吸着具Bを、取付け対象物C’に対して取付け得
るものであれば、いかなる手段であっても良く、例え
ば、当該被吸着具Bに一体に構成されている各種の取付
け手段であっても良い。また、被吸着具Bとは別段に用
意された各種の取付け手段であっても良い。さらに、被
吸着具Bを直接、又は間接的に取付け対象物C’に対し
て接着、あるいは両面粘着シートを用いて取付けてあっ
ても良い。
対象物C’に対して取付けるための取付け手段G’は、
当該被吸着具Bを、取付け対象物C’に対して取付け得
るものであれば、いかなる手段であっても良く、例え
ば、当該被吸着具Bに一体に構成されている各種の取付
け手段であっても良い。また、被吸着具Bとは別段に用
意された各種の取付け手段であっても良い。さらに、被
吸着具Bを直接、又は間接的に取付け対象物C’に対し
て接着、あるいは両面粘着シートを用いて取付けてあっ
ても良い。
【0094】また、ここにおいて、被吸着具Bを傾かせ
る手段F’は、当該被吸着具Bを、取付け対象物C’の
取付け面c’に対して傾かせた状態とし得る手段であれ
ば、いかなる手段であっても良く、例えば、当該被吸着
具Bに備えられている強磁性部材から、前記の取付け対
象物C’の取付け面c’に向けて突き出す突部(図示省
略)として構成してあっても良い。また、かゝる被吸着
具Bを傾かせる手段F’を、前記の取付け手段G’か
ら、前記取付け対象物C’の取付け面c’に向けて突き
出す突部(図示省略)として構成してあっても良い。さ
らに、かゝる被吸着具Bを傾かせる手段F’を、この被
吸着具Bにおける被吸着面bと反対の側に備えられてい
るか、又は、備えられる介在物(図示省略)として構成
してあっても良い。
る手段F’は、当該被吸着具Bを、取付け対象物C’の
取付け面c’に対して傾かせた状態とし得る手段であれ
ば、いかなる手段であっても良く、例えば、当該被吸着
具Bに備えられている強磁性部材から、前記の取付け対
象物C’の取付け面c’に向けて突き出す突部(図示省
略)として構成してあっても良い。また、かゝる被吸着
具Bを傾かせる手段F’を、前記の取付け手段G’か
ら、前記取付け対象物C’の取付け面c’に向けて突き
出す突部(図示省略)として構成してあっても良い。さ
らに、かゝる被吸着具Bを傾かせる手段F’を、この被
吸着具Bにおける被吸着面bと反対の側に備えられてい
るか、又は、備えられる介在物(図示省略)として構成
してあっても良い。
【0095】以上図1〜図3と、図4〜図6とにおい
て、本発明に係る留め具の、もっとも典型的な各実施例
としての吸着具Aと、被吸着具Bとを説明した。この図
1〜図3と、図4〜図6とに明らかにされた留め具にお
いては、吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cの取付
け面cと、被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’
の取付け面c’とが、非平行な状態、即ち、当該の取付
け面cと、取付け面c’とが、交差する向きにある場合
においても、吸着具Aが、被吸着具Bを、都合良く吸
引、吸着することとなり、吸着具Aの備えている永久磁
石1の吸着力が、当該吸着具Aによる被吸着具Bの吸
引、吸着に対して、もっとも都合良く作用する構成とし
てある。この結果、取付け対象物Cと、取付け対象物
C’とは、吸着具Aの被吸着具Bに対する吸着によっ
て、吸引状態で止着されると共に、当該吸着状態が安定
に維持されることとなり、外部衝撃などによって、引き
離される不都合が極力防止される。
て、本発明に係る留め具の、もっとも典型的な各実施例
としての吸着具Aと、被吸着具Bとを説明した。この図
1〜図3と、図4〜図6とに明らかにされた留め具にお
いては、吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cの取付
け面cと、被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’
の取付け面c’とが、非平行な状態、即ち、当該の取付
け面cと、取付け面c’とが、交差する向きにある場合
においても、吸着具Aが、被吸着具Bを、都合良く吸
引、吸着することとなり、吸着具Aの備えている永久磁
石1の吸着力が、当該吸着具Aによる被吸着具Bの吸
引、吸着に対して、もっとも都合良く作用する構成とし
てある。この結果、取付け対象物Cと、取付け対象物
C’とは、吸着具Aの被吸着具Bに対する吸着によっ
て、吸引状態で止着されると共に、当該吸着状態が安定
に維持されることとなり、外部衝撃などによって、引き
離される不都合が極力防止される。
【0096】図7と、図8は、かゝる吸着具Aと、被吸
着具Bを、例えばハンドバッグHに用いた状態を示すも
のであって、ハンドバッグHにおける本体Ha側に吸着
具Aを、そして当該ハンドバッグHの蓋Hb側に被吸着
具Bを取付けて用いる状態を示している。
着具Bを、例えばハンドバッグHに用いた状態を示すも
のであって、ハンドバッグHにおける本体Ha側に吸着
具Aを、そして当該ハンドバッグHの蓋Hb側に被吸着
具Bを取付けて用いる状態を示している。
【0097】この図示例において明らかなように、ハン
ドバッグHの蓋Hbは、通例本体Haに対して所定の角
度をもって向き合うように閉じられることが一般的であ
り、また、吸着具Aによる被吸着具Bの吸着が解かれた
際に、この蓋Hbが、本体Haから離れる側に向けて付
勢されていることが多い。この結果、従来の吸着具と、
被吸着具とは、前記のハンドバッグHの蓋Hbが閉じら
れた際に、互の吸着面と、被吸着面とが交差する向きに
置かれることとなり、確実な吸着状態を当該ハンドバッ
グHにおける蓋Hbの閉じ部分にもたらさない不都合が
あった。
ドバッグHの蓋Hbは、通例本体Haに対して所定の角
度をもって向き合うように閉じられることが一般的であ
り、また、吸着具Aによる被吸着具Bの吸着が解かれた
際に、この蓋Hbが、本体Haから離れる側に向けて付
勢されていることが多い。この結果、従来の吸着具と、
被吸着具とは、前記のハンドバッグHの蓋Hbが閉じら
れた際に、互の吸着面と、被吸着面とが交差する向きに
置かれることとなり、確実な吸着状態を当該ハンドバッ
グHにおける蓋Hbの閉じ部分にもたらさない不都合が
あった。
【0098】かゝる図7及び図8で示されるハンドバッ
グHに対して、叙上各実施例に係る留め具を取付け使用
することによって、ハンドバッグHの本体Ha側の取付
け面と、蓋Hb側の取付け面とが交差する向きにある図
示のハンドバッグHにおいて、蓋Hbは、前記留め具に
よって、本体Haに対して確実に、且つ安定に、吸着状
態に維持される。
グHに対して、叙上各実施例に係る留め具を取付け使用
することによって、ハンドバッグHの本体Ha側の取付
け面と、蓋Hb側の取付け面とが交差する向きにある図
示のハンドバッグHにおいて、蓋Hbは、前記留め具に
よって、本体Haに対して確実に、且つ安定に、吸着状
態に維持される。
【0099】尚、図示のハンドバッグHにおいては、蓋
Hbの側に被吸着具Bを、本体Haの側に吸着具Aを取
付けた状態を示しているが、被吸着具Bを本体Haに、
吸着具Aを蓋Hbに取付けて用いても良い。又、図示例
においては、蓋Hbが、その先端の側で、漸次本体Ha
から離れる向きに傾斜されているが、蓋Hbの先端側
が、漸次本体Haに近づく向きに、該蓋Hbが傾斜して
本体Haに備えられていても良く、本体Haと、これに
向き合っている蓋Hbの夫々の向き合った面が、互に交
差する向きにある状態に、蓋Hbと本体Haとが構成さ
れているハンドバッグのいずれにも用いることができ
る。
Hbの側に被吸着具Bを、本体Haの側に吸着具Aを取
付けた状態を示しているが、被吸着具Bを本体Haに、
吸着具Aを蓋Hbに取付けて用いても良い。又、図示例
においては、蓋Hbが、その先端の側で、漸次本体Ha
から離れる向きに傾斜されているが、蓋Hbの先端側
が、漸次本体Haに近づく向きに、該蓋Hbが傾斜して
本体Haに備えられていても良く、本体Haと、これに
向き合っている蓋Hbの夫々の向き合った面が、互に交
差する向きにある状態に、蓋Hbと本体Haとが構成さ
れているハンドバッグのいずれにも用いることができ
る。
【0100】また、叙上図1〜図3と、図4〜図6とに
示される実施例に係る留め具は、前記図7及び図8に示
されるハンドバッグHはもとよりのこと、蓋を備えたこ
の種のバッグ類、袋物類、あるいはボックス類などにお
ける蓋の閉止手段として用いることができる。また、蓋
を備えていないバッグ類、袋物類などの開口部の内側
に、吸着具Aと、被吸着具Bとを向き合わせて取付ける
ことによって、これらの開口部を閉じた状態に維持する
ために用いることができる。さらに、キャビネットの扉
あるいは出入口の扉を閉じた状態に維持するために用い
ることができる。さらにまた、帯状あるいは紐状の、例
えば各種のバンド類を連結する手段として用いることが
できる。また、オーバーコート、ジャンパーなどの衣服
の開口部分を閉じた状態に維持するために用いることが
できる。さらに、叙上で具体化された以外の各種の用途
に向けて用いることができる。
示される実施例に係る留め具は、前記図7及び図8に示
されるハンドバッグHはもとよりのこと、蓋を備えたこ
の種のバッグ類、袋物類、あるいはボックス類などにお
ける蓋の閉止手段として用いることができる。また、蓋
を備えていないバッグ類、袋物類などの開口部の内側
に、吸着具Aと、被吸着具Bとを向き合わせて取付ける
ことによって、これらの開口部を閉じた状態に維持する
ために用いることができる。さらに、キャビネットの扉
あるいは出入口の扉を閉じた状態に維持するために用い
ることができる。さらにまた、帯状あるいは紐状の、例
えば各種のバンド類を連結する手段として用いることが
できる。また、オーバーコート、ジャンパーなどの衣服
の開口部分を閉じた状態に維持するために用いることが
できる。さらに、叙上で具体化された以外の各種の用途
に向けて用いることができる。
【0101】次いで、図9〜図59で示されるより具体
的な留め具の各実施例について説明する。尚、本明細書
では、説明の便宜上、前記図1〜図6に示す留め具の基
本的な各実施例に対して、特に、このより具体的な図9
〜図59に示す留め具の各実施例を、第1実施例〜第2
0実施例に係る留め具として説明する。尚、以下の各実
施例の説明において、同一又は実質的に同一の構成部分
については同一の番号を付して説明を省略すると共に、
前記図1〜図6に示した各実施例に係る留め具と同一、
又は実質的に同一の構成部分については同一の番号を付
して説明を省略する。
的な留め具の各実施例について説明する。尚、本明細書
では、説明の便宜上、前記図1〜図6に示す留め具の基
本的な各実施例に対して、特に、このより具体的な図9
〜図59に示す留め具の各実施例を、第1実施例〜第2
0実施例に係る留め具として説明する。尚、以下の各実
施例の説明において、同一又は実質的に同一の構成部分
については同一の番号を付して説明を省略すると共に、
前記図1〜図6に示した各実施例に係る留め具と同一、
又は実質的に同一の構成部分については同一の番号を付
して説明を省略する。
【0102】「第1実施例に係る留め具」図9〜図13
は第1実施例に係る留め具を示している。この留め具は
吸着具Aと、被吸着具Bとで構成されており、一対の取
付け対象物の一方に対して吸着具Aを、また他方に対し
て被吸着具Bを、互に吸着面aと、被吸着面bとが向き
合うように取付けて用いる構成としている。又、この留
め具の取付けられる取付け対象物C、C’は、当該留め
具を構成する吸着具Aと、被吸着具Bとが吸着された際
に、夫々向き合っている取付け面c、c’が交差する向
きにある。
は第1実施例に係る留め具を示している。この留め具は
吸着具Aと、被吸着具Bとで構成されており、一対の取
付け対象物の一方に対して吸着具Aを、また他方に対し
て被吸着具Bを、互に吸着面aと、被吸着面bとが向き
合うように取付けて用いる構成としている。又、この留
め具の取付けられる取付け対象物C、C’は、当該留め
具を構成する吸着具Aと、被吸着具Bとが吸着された際
に、夫々向き合っている取付け面c、c’が交差する向
きにある。
【0103】この第1実施例に係る留め具を構成する吸
着具Aは、N極とS極に亘るように、即ち、一方の磁極
面1aから他方の磁極面1bに孔1cが貫設された永久
磁石1と、この永久磁石1の一つの磁極面1bの側に備
えられる強磁性部材2と、折り曲げ用の一対の脚片6
a、6aを座板6bに備えた取付け手段Gとして機能す
る止着具6と、ケース7とで構成してある。そして、前
記の強磁性部材2は、前記永久磁石の1つの磁極面1b
の側に、該永久磁石1の孔1cを覆うようにして備えら
れる円板状の強磁性板部3と、強磁性板部3から、該孔
1c内に起立するように備えられた円柱状の強磁性突起
部4とによって構成してある。又、この強磁性突起部4
は、一方が細径とされた細径桿部4aと、前記孔1c内
に起立する太径桿部4bとして構成してある。
着具Aは、N極とS極に亘るように、即ち、一方の磁極
面1aから他方の磁極面1bに孔1cが貫設された永久
磁石1と、この永久磁石1の一つの磁極面1bの側に備
えられる強磁性部材2と、折り曲げ用の一対の脚片6
a、6aを座板6bに備えた取付け手段Gとして機能す
る止着具6と、ケース7とで構成してある。そして、前
記の強磁性部材2は、前記永久磁石の1つの磁極面1b
の側に、該永久磁石1の孔1cを覆うようにして備えら
れる円板状の強磁性板部3と、強磁性板部3から、該孔
1c内に起立するように備えられた円柱状の強磁性突起
部4とによって構成してある。又、この強磁性突起部4
は、一方が細径とされた細径桿部4aと、前記孔1c内
に起立する太径桿部4bとして構成してある。
【0104】そして、前記強磁性部材2に設けられてい
る孔2aに挿通された強磁性突起4の細径桿部4aを、
この強磁性部材2に添装した止着具6の孔6cに挿通
し、該孔6cから突き出した該細径桿部4aを圧潰する
ことで、これらの強磁性部材2と、止着具6とを、該強
磁性突起部4を用いて一体に組付けている。また、ケー
ス7は、前記永久磁石1の孔1cの内側に向けて突き出
す垂下鍔7aを備えた孔7bを天壁部7cに設けてある
と共に、下面が開放状態としてあり、その周壁7dの下
端に折り曲げ用の爪7eが突設してある。
る孔2aに挿通された強磁性突起4の細径桿部4aを、
この強磁性部材2に添装した止着具6の孔6cに挿通
し、該孔6cから突き出した該細径桿部4aを圧潰する
ことで、これらの強磁性部材2と、止着具6とを、該強
磁性突起部4を用いて一体に組付けている。また、ケー
ス7は、前記永久磁石1の孔1cの内側に向けて突き出
す垂下鍔7aを備えた孔7bを天壁部7cに設けてある
と共に、下面が開放状態としてあり、その周壁7dの下
端に折り曲げ用の爪7eが突設してある。
【0105】かゝる吸着具Aを構成する各部材を、まず
ケース7に対して、磁極面1aを該ケース7の天壁部7
cの内面に接するように組み入れ、次いで、前記強磁性
部材2に組付けられた強磁性突起部4を該永久磁石1の
孔1c内に起立するようにして、該強磁性板部3を前記
永久磁石1の磁極面1bに接するようにケース7内に組
み入れると共に、このケース7内に組入れられた強磁性
板部3の外側面に、前記ケース7の爪7eを折り曲げる
ことによって、穴5を備えた吸着具Aを構成する。
ケース7に対して、磁極面1aを該ケース7の天壁部7
cの内面に接するように組み入れ、次いで、前記強磁性
部材2に組付けられた強磁性突起部4を該永久磁石1の
孔1c内に起立するようにして、該強磁性板部3を前記
永久磁石1の磁極面1bに接するようにケース7内に組
み入れると共に、このケース7内に組入れられた強磁性
板部3の外側面に、前記ケース7の爪7eを折り曲げる
ことによって、穴5を備えた吸着具Aを構成する。
【0106】次いで、第1実施例に係る留め具を構成す
る前記吸着具Aに吸着される被吸着具Bについて説明す
る。この被吸着具Bは、前記吸着具Aに吸着される板状
の強磁性板部101と、この強磁性板部101に組付け
られる強磁性突起部102とによって構成される強磁性
部材100を備えていると共に、この被吸着具Bを取付
け対象物C’に取付けるための取付け手段G’となる止
着具104を有している。また、前記強磁性突起部10
2は、強磁性板部101に挿通される細径桿部101a
と、前記穴5内において、強磁性突起部4に吸着される
太径桿部101bとを備えた構成としてある。
る前記吸着具Aに吸着される被吸着具Bについて説明す
る。この被吸着具Bは、前記吸着具Aに吸着される板状
の強磁性板部101と、この強磁性板部101に組付け
られる強磁性突起部102とによって構成される強磁性
部材100を備えていると共に、この被吸着具Bを取付
け対象物C’に取付けるための取付け手段G’となる止
着具104を有している。また、前記強磁性突起部10
2は、強磁性板部101に挿通される細径桿部101a
と、前記穴5内において、強磁性突起部4に吸着される
太径桿部101bとを備えた構成としてある。
【0107】かゝる部品からなる被吸着具Bは、強磁性
板部101の孔101aに挿通された強磁性突起部10
2の細径桿部102aを、この強磁性板部101に添装
した止着具104の孔104cに挿通し、この孔104
cから突き出した該細径桿部102aの突き出し端を圧
潰することで、これら3部品を一体に固着して構成す
る。尚、止着具104は、座板104bから、一対の脚
片104a、104aが向きあって折曲げ状に設けてあ
ると共に、座板104bの略中央に孔104cが透設し
てある。
板部101の孔101aに挿通された強磁性突起部10
2の細径桿部102aを、この強磁性板部101に添装
した止着具104の孔104cに挿通し、この孔104
cから突き出した該細径桿部102aの突き出し端を圧
潰することで、これら3部品を一体に固着して構成す
る。尚、止着具104は、座板104bから、一対の脚
片104a、104aが向きあって折曲げ状に設けてあ
ると共に、座板104bの略中央に孔104cが透設し
てある。
【0108】かゝる構成からなる被吸着具Bに、当該被
吸着具Bを、取付け対象物C’の取付け面c’に対して
傾かせる手段F’を設ける。この実施例に係る被吸着具
Bにおいて、当該被吸着具Bを、取付け対象物C’の取
付け面c’に対して傾かせる手段F’として、前記強磁
性部材100の強磁性板部101に突部105を設け
る。この強磁性部材100の強磁性板部101に設けら
れる突部105は、取付け対象物C’に対して、この強
磁性部材100を備えた被吸着具Bを取付けた際に、こ
の被吸着具Bの被吸着面bが、前記取付け対象物C’の
取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を当
該被吸着具Bにもたらすものである。また、この強磁性
部材100に設けられる突部105は、前記吸着具Aに
よって、被吸着具Bを吸着した状態において、この吸着
具Aの取付けられている取付け対象物Cの取付け面c
と、被吸着具Bの取付けられている取付け対象物C’の
取付け面c’とが非平行であり、且つ、この状態におい
て、吸着し合っている吸着具Aの吸着面aと、被吸着具
Bの被吸着面bとが、平行となる面e、e’を、当該吸
着具Aと、被吸着具Bとにもたらすものである。
吸着具Bを、取付け対象物C’の取付け面c’に対して
傾かせる手段F’を設ける。この実施例に係る被吸着具
Bにおいて、当該被吸着具Bを、取付け対象物C’の取
付け面c’に対して傾かせる手段F’として、前記強磁
性部材100の強磁性板部101に突部105を設け
る。この強磁性部材100の強磁性板部101に設けら
れる突部105は、取付け対象物C’に対して、この強
磁性部材100を備えた被吸着具Bを取付けた際に、こ
の被吸着具Bの被吸着面bが、前記取付け対象物C’の
取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を当
該被吸着具Bにもたらすものである。また、この強磁性
部材100に設けられる突部105は、前記吸着具Aに
よって、被吸着具Bを吸着した状態において、この吸着
具Aの取付けられている取付け対象物Cの取付け面c
と、被吸着具Bの取付けられている取付け対象物C’の
取付け面c’とが非平行であり、且つ、この状態におい
て、吸着し合っている吸着具Aの吸着面aと、被吸着具
Bの被吸着面bとが、平行となる面e、e’を、当該吸
着具Aと、被吸着具Bとにもたらすものである。
【0109】かゝる点から、前記突部105は、被吸着
具Bの被吸着面bと反対の側、即ち、取付け対象物C’
の取付け面c’に向けて、前記強磁性部材100の強磁
性板部101から一体に、折り曲げ状態で突設してあ
る。尚、図示例においては、前記突部105を、円板状
をなす強磁性板部101の周側縁の円周方向に、略その
半分ほどに亘って、該強磁性板部101の周側を折り曲
げるように構成してあり、該突部105は、その略中程
で最大の突き出し幅となるように、その両端から漸次突
き出し幅が大きくなるように構成されている。尚、この
突部105は、被吸着具Bを、その取付け対象物C’の
取付け面c’に対して、傾かせ得るものであれば良く、
図示例におけるように半円弧状とせずに、単なる板状の
突部として構成してあっても良く、また、強磁性板部1
01の全周に亘って、環状に設けてあっても良い。
具Bの被吸着面bと反対の側、即ち、取付け対象物C’
の取付け面c’に向けて、前記強磁性部材100の強磁
性板部101から一体に、折り曲げ状態で突設してあ
る。尚、図示例においては、前記突部105を、円板状
をなす強磁性板部101の周側縁の円周方向に、略その
半分ほどに亘って、該強磁性板部101の周側を折り曲
げるように構成してあり、該突部105は、その略中程
で最大の突き出し幅となるように、その両端から漸次突
き出し幅が大きくなるように構成されている。尚、この
突部105は、被吸着具Bを、その取付け対象物C’の
取付け面c’に対して、傾かせ得るものであれば良く、
図示例におけるように半円弧状とせずに、単なる板状の
突部として構成してあっても良く、また、強磁性板部1
01の全周に亘って、環状に設けてあっても良い。
【0110】尚、本実施例において用いられる永久磁石
は、被吸着具Bを吸引、吸着し得るものであれば、アル
ニコ磁石、Ba−フェライト磁石、希土類磁石など、い
かなる磁石材料からなるものでも良く、Ba−フェライ
ト磁石粉末などの硬質磁性粉末を含むプラスチック成形
品としてのプラスチック磁石、同様に硬質磁石粉末を含
んで成形されたゴム磁石などを含む永久磁石と称される
全ての種類の永久磁石を用いることができる。又、本明
細書において“強磁性部材”とは、前記の永久磁石1に
吸引、吸着される性質を備えたものを総称するものであ
り、例えば、鉄、コバルト、ニッケル及びこれらの合金
などを典型例とし、永久磁石に吸着される特性を備えた
ステンレス材などをも含むものとして用いられる。
は、被吸着具Bを吸引、吸着し得るものであれば、アル
ニコ磁石、Ba−フェライト磁石、希土類磁石など、い
かなる磁石材料からなるものでも良く、Ba−フェライ
ト磁石粉末などの硬質磁性粉末を含むプラスチック成形
品としてのプラスチック磁石、同様に硬質磁石粉末を含
んで成形されたゴム磁石などを含む永久磁石と称される
全ての種類の永久磁石を用いることができる。又、本明
細書において“強磁性部材”とは、前記の永久磁石1に
吸引、吸着される性質を備えたものを総称するものであ
り、例えば、鉄、コバルト、ニッケル及びこれらの合金
などを典型例とし、永久磁石に吸着される特性を備えた
ステンレス材などをも含むものとして用いられる。
【0111】尚、前記で構成される吸着具Aと、被吸着
具Bとは、夫々の吸着面aと、被吸着面bとを接して相
互を吸着させた際に、被吸着具Bにおける強磁性突起部
102が、前記永久磁石1の孔1cと、ケース7の孔7
bとによって構成される吸着具Aの穴5内において、こ
の穴5内で、前記強磁性部材2の強磁性板部3から起立
されている強磁性突起部4に対して、吸着される構成と
してある。この結果、永久磁石1の磁気は、磁極面1b
に備えられた強磁性板部3及び、この強磁性板部3から
突設されている強磁性突起部4から、被吸着具Bの強磁
性突起部102及び該被吸着具Bの強磁性部材100の
強磁性板部101を通る磁気路にとりこまれることとな
り、強磁性突起部4と、強磁性突起部102との接触面
に強い吸着力をもたらすように作用する。
具Bとは、夫々の吸着面aと、被吸着面bとを接して相
互を吸着させた際に、被吸着具Bにおける強磁性突起部
102が、前記永久磁石1の孔1cと、ケース7の孔7
bとによって構成される吸着具Aの穴5内において、こ
の穴5内で、前記強磁性部材2の強磁性板部3から起立
されている強磁性突起部4に対して、吸着される構成と
してある。この結果、永久磁石1の磁気は、磁極面1b
に備えられた強磁性板部3及び、この強磁性板部3から
突設されている強磁性突起部4から、被吸着具Bの強磁
性突起部102及び該被吸着具Bの強磁性部材100の
強磁性板部101を通る磁気路にとりこまれることとな
り、強磁性突起部4と、強磁性突起部102との接触面
に強い吸着力をもたらすように作用する。
【0112】尚、叙上において吸着具Aを構成するケー
ス7は、例えば真鍮材、プラスチック材などの非磁性材
料で構成するのが好ましく、また永久磁石1からの磁気
の漏洩を防ぐ目的から、当該ケースを鉄などの強磁性材
料を用いて構成しても良い。
ス7は、例えば真鍮材、プラスチック材などの非磁性材
料で構成するのが好ましく、また永久磁石1からの磁気
の漏洩を防ぐ目的から、当該ケースを鉄などの強磁性材
料を用いて構成しても良い。
【0113】図11〜図13は、この第1実施例に係る
留め具を、取付け対象物C、C’に取付けて使用してい
る状態を示すものであり、取付け対象物Cに対する吸着
具Aの取付けは、例えば、これをハンドバッグの本体と
した場合、板紙などの硬質芯材200における吸着具A
の取付け面側に皮革などの化粧材201を設け、この化
粧材201と硬質芯材200に開設したスリットに対し
て該吸着具Aにおける止着具6の脚片6aを挿通すると
共に、該脚片6aを取付け座金8の孔8aに挿通して折
り曲げ、次いで、この取付け座金8が隠れるように裏地
202を、前記硬質芯材200に張り込んで該吸着具A
を、取付け対象物Cに対して取付ける。
留め具を、取付け対象物C、C’に取付けて使用してい
る状態を示すものであり、取付け対象物Cに対する吸着
具Aの取付けは、例えば、これをハンドバッグの本体と
した場合、板紙などの硬質芯材200における吸着具A
の取付け面側に皮革などの化粧材201を設け、この化
粧材201と硬質芯材200に開設したスリットに対し
て該吸着具Aにおける止着具6の脚片6aを挿通すると
共に、該脚片6aを取付け座金8の孔8aに挿通して折
り曲げ、次いで、この取付け座金8が隠れるように裏地
202を、前記硬質芯材200に張り込んで該吸着具A
を、取付け対象物Cに対して取付ける。
【0114】次いで、取付け対象物C’に対する被吸着
具Bの取付けは、この取付け対象物C’が、例えばハン
ドバッグの蓋であった場合、皮革などの内側化粧材20
3と、これの張り込まれた板紙などの硬質芯材204と
に開設されているスリットに対して、被吸着具Bの止着
具104にある脚片104aを挿通し、さらに、この脚
片104aを取付け座金106の孔106aに挿通した
状態で、該脚片104aを折り曲げると共に、該硬質芯
材204上にウレタンフォーム材などの緩衝材205を
介して皮革などの表側化粧材206を張り込むことで、
当該被吸着具Bを、取付け対象物C’に取付ける。
具Bの取付けは、この取付け対象物C’が、例えばハン
ドバッグの蓋であった場合、皮革などの内側化粧材20
3と、これの張り込まれた板紙などの硬質芯材204と
に開設されているスリットに対して、被吸着具Bの止着
具104にある脚片104aを挿通し、さらに、この脚
片104aを取付け座金106の孔106aに挿通した
状態で、該脚片104aを折り曲げると共に、該硬質芯
材204上にウレタンフォーム材などの緩衝材205を
介して皮革などの表側化粧材206を張り込むことで、
当該被吸着具Bを、取付け対象物C’に取付ける。
【0115】かくして構成される第1実施例に係る留め
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’を、被吸着具Bにおける強
磁性板部101の面と、これが吸着される吸着具Aにお
ける吸着面とに構成し、又は、吸着具Aにおける強磁性
突起部4と、被吸着部Bにおける強磁性突起部102と
の接触面を該平行となる面e、e’として構成し、又
は、この両者に、夫々平行となる面e、e’を構成して
も良く、その、いずれにあっても所期の吸着具Aと、被
吸着具Bとの良好な吸着状態を作り出すことができる。
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’を、被吸着具Bにおける強
磁性板部101の面と、これが吸着される吸着具Aにお
ける吸着面とに構成し、又は、吸着具Aにおける強磁性
突起部4と、被吸着部Bにおける強磁性突起部102と
の接触面を該平行となる面e、e’として構成し、又
は、この両者に、夫々平行となる面e、e’を構成して
も良く、その、いずれにあっても所期の吸着具Aと、被
吸着具Bとの良好な吸着状態を作り出すことができる。
【0116】また、叙上、第1実施例に係る留め具で
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面として構成してあっても
良く、また、吸着具Aの強磁性突起部4に接触する強磁
性突起部102の当該接触面として構成してあっても良
く、更に、この両者に、当該主たる被吸着面b’が共に
構成してあっても良い。
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面として構成してあっても
良く、また、吸着具Aの強磁性突起部4に接触する強磁
性突起部102の当該接触面として構成してあっても良
く、更に、この両者に、当該主たる被吸着面b’が共に
構成してあっても良い。
【0117】さらに、叙上第1実施例に係る留め具で
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
【0118】「第2実施例に係る留め具」図14及び図
15は第2実施例に係る留め具を示している。この第2
実施例に係る留め具においては、被吸着具Bにおける強
磁性部材100を構成する強磁性突起部102が、吸着
具Aを構成する強磁性部材2の強磁性板部3に対して、
当該吸着具Aの穴5内において直接吸着する構成とされ
ている。即ち、吸着具Aを構成する強磁性部材2を、円
板状をなす強磁性板部3のみとして構成している。
15は第2実施例に係る留め具を示している。この第2
実施例に係る留め具においては、被吸着具Bにおける強
磁性部材100を構成する強磁性突起部102が、吸着
具Aを構成する強磁性部材2の強磁性板部3に対して、
当該吸着具Aの穴5内において直接吸着する構成とされ
ている。即ち、吸着具Aを構成する強磁性部材2を、円
板状をなす強磁性板部3のみとして構成している。
【0119】この結果、前記第1実施例に係る留め具に
対して、被吸着具Bにおける強磁性部材100の強磁性
突起部102を、該吸着具Aの穴5内において、直接当
該吸着具Aの強磁性部材2としての強磁性板部3に届く
長さに設けると共に、前記第1実施例における吸着具A
に設けられていた強磁性突起部4を設けず、円板状の強
磁性板部3のみを永久磁石1の磁極面bの側に添装する
ようにしてある。かゝる点から、前記第1実施例の吸着
具Aに用いられていた止着具6に代えて、止着具9を、
該強磁性部材2としての強磁性板部3の面に添装し、永
久磁石1と、強磁性部材2及び当該止着具9を、ケース
7を用いて一体に抱持するように、当該止着具9の面
に、該ケース7の爪7eを折り曲げて、吸着具Aを構成
する。尚、こゝで用いられる止着具9は、前記の強磁性
部材2としての強磁性板部3に添装される座板9bか
ら、一対の脚片9a、9aが、該座板9bに対して略直
交する向きに設けてあり、前記ケース7に収まり、且つ
該ケース7の爪7eによって止着され易い形状とされて
いる。
対して、被吸着具Bにおける強磁性部材100の強磁性
突起部102を、該吸着具Aの穴5内において、直接当
該吸着具Aの強磁性部材2としての強磁性板部3に届く
長さに設けると共に、前記第1実施例における吸着具A
に設けられていた強磁性突起部4を設けず、円板状の強
磁性板部3のみを永久磁石1の磁極面bの側に添装する
ようにしてある。かゝる点から、前記第1実施例の吸着
具Aに用いられていた止着具6に代えて、止着具9を、
該強磁性部材2としての強磁性板部3の面に添装し、永
久磁石1と、強磁性部材2及び当該止着具9を、ケース
7を用いて一体に抱持するように、当該止着具9の面
に、該ケース7の爪7eを折り曲げて、吸着具Aを構成
する。尚、こゝで用いられる止着具9は、前記の強磁性
部材2としての強磁性板部3に添装される座板9bか
ら、一対の脚片9a、9aが、該座板9bに対して略直
交する向きに設けてあり、前記ケース7に収まり、且つ
該ケース7の爪7eによって止着され易い形状とされて
いる。
【0120】かくして構成される第2実施例に係る留め
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’を、被吸着具Bにおける強
磁性板部101の面と、これが吸着される吸着具Aにお
ける吸着面とに構成し、又は、吸着具Aにおける強磁性
板部3と、被吸着部Bにおける強磁性突起部102との
接触面を該平行となる面e、e’として構成し、又は、
この両者に、夫々平行となる面e、e’を構成しても良
く、その、いずれにあっても所期の吸着具Aと、被吸着
具Bとの良好な吸着状態を作り出すことができる。
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’を、被吸着具Bにおける強
磁性板部101の面と、これが吸着される吸着具Aにお
ける吸着面とに構成し、又は、吸着具Aにおける強磁性
板部3と、被吸着部Bにおける強磁性突起部102との
接触面を該平行となる面e、e’として構成し、又は、
この両者に、夫々平行となる面e、e’を構成しても良
く、その、いずれにあっても所期の吸着具Aと、被吸着
具Bとの良好な吸着状態を作り出すことができる。
【0121】また、叙上、第2実施例に係る留め具で
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面として構成してあっても
良く、また、吸着具Aの強磁性板部3に接触する強時性
突起部102の当該接触面として構成してあっても良
く、更に、この両者に、当該主たる被吸着面b’が共に
構成してあっても良い。
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面として構成してあっても
良く、また、吸着具Aの強磁性板部3に接触する強時性
突起部102の当該接触面として構成してあっても良
く、更に、この両者に、当該主たる被吸着面b’が共に
構成してあっても良い。
【0122】さらに、叙上第2実施例に係る留め具で
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
【0123】この第2実施例に係る留め具は、叙上で説
明された前記第1実施例に係る留め具と異なる叙上にお
ける構成以外の構成を、前記第1実施例に係る留め具の
構成と同一又は実質的に同一としてあり、且つ同一の取
付け方法によって、各種の取付け対象物に対して、取付
け使用されるものであって、前記第1実施例に係る留め
具と同一の機能を備えていることから、当該第1実施例
に係る留め具と、同一又は実質的に同一の構成部分には
同一の番号を付して説明を省略する。
明された前記第1実施例に係る留め具と異なる叙上にお
ける構成以外の構成を、前記第1実施例に係る留め具の
構成と同一又は実質的に同一としてあり、且つ同一の取
付け方法によって、各種の取付け対象物に対して、取付
け使用されるものであって、前記第1実施例に係る留め
具と同一の機能を備えていることから、当該第1実施例
に係る留め具と、同一又は実質的に同一の構成部分には
同一の番号を付して説明を省略する。
【0124】「第3実施例に係る留め具」図16〜図1
8は第3実施例に係る留め具を示している。この第3実
施例に係る留め具においては、吸着具Aの吸着面aの一
部が、穴5に向けて凹球面状に構成されており、この凹
球面状をなす面の周側が、被吸着具Bの被吸着面bを吸
着する吸着面として構成してあり、被吸着具Bにおける
強磁性突起部102が、該凹球面状の面によって、穴5
に導き入れ易い構成とされている。
8は第3実施例に係る留め具を示している。この第3実
施例に係る留め具においては、吸着具Aの吸着面aの一
部が、穴5に向けて凹球面状に構成されており、この凹
球面状をなす面の周側が、被吸着具Bの被吸着面bを吸
着する吸着面として構成してあり、被吸着具Bにおける
強磁性突起部102が、該凹球面状の面によって、穴5
に導き入れ易い構成とされている。
【0125】かゝる点から、前記第1実施例に係る留め
具の構成に対して、この第3実施例に係る吸着具Aを構
成する永久磁石1は、磁極面1aの側に、孔1cに向け
て凹む凹球面状の面と、この凹球面状の面の周側に平面
状の面を環状に備えた構成とされていると共に、ケース
7の天壁部7cにも、該永久磁石1と同様の凹球面状の
面を孔7bに向けて設けると共に、この凹球面状の面の
周側に平面状の面を環状に備えた構成としてある。又、
吸着具Aの強磁性突起部4を、穴5の開口端近くまで起
立した構成とし、この穴5の開口端近くの内部で、被吸
着具Bの強磁性突起部102を、該吸着具Aの強磁性突
起部4に当接させる構成としている。
具の構成に対して、この第3実施例に係る吸着具Aを構
成する永久磁石1は、磁極面1aの側に、孔1cに向け
て凹む凹球面状の面と、この凹球面状の面の周側に平面
状の面を環状に備えた構成とされていると共に、ケース
7の天壁部7cにも、該永久磁石1と同様の凹球面状の
面を孔7bに向けて設けると共に、この凹球面状の面の
周側に平面状の面を環状に備えた構成としてある。又、
吸着具Aの強磁性突起部4を、穴5の開口端近くまで起
立した構成とし、この穴5の開口端近くの内部で、被吸
着具Bの強磁性突起部102を、該吸着具Aの強磁性突
起部4に当接させる構成としている。
【0126】かくして構成される第3実施例に係る留め
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’は、被吸着具Bにおける強
磁性板部101の面と、これが吸着される吸着具Aにお
ける吸着面の周側部分とに構成し、又は、吸着具Aにお
ける強磁性突起部4と、被吸着部Bにおける強磁性突起
部102との接触面を該平行となる面e、e’として構
成し、又は、この両者に、夫々平行となる面e、e’を
構成しても良く、その、いずれにあっても所期の吸着具
Aと、被吸着具Bとの良好な吸着状態を作り出すことが
できる。
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’は、被吸着具Bにおける強
磁性板部101の面と、これが吸着される吸着具Aにお
ける吸着面の周側部分とに構成し、又は、吸着具Aにお
ける強磁性突起部4と、被吸着部Bにおける強磁性突起
部102との接触面を該平行となる面e、e’として構
成し、又は、この両者に、夫々平行となる面e、e’を
構成しても良く、その、いずれにあっても所期の吸着具
Aと、被吸着具Bとの良好な吸着状態を作り出すことが
できる。
【0127】また、叙上、第3実施例に係る留め具で
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面の周側部分として構成し
てあっても良く、また、吸着具Aの強磁性突起部4に接
触する強磁性突起部102の当該接触面として構成して
あっても良く、更に、この両者に、当該主たる被吸着面
b’が共に構成してあっても良い。
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面の周側部分として構成し
てあっても良く、また、吸着具Aの強磁性突起部4に接
触する強磁性突起部102の当該接触面として構成して
あっても良く、更に、この両者に、当該主たる被吸着面
b’が共に構成してあっても良い。
【0128】さらに、叙上第3実施例に係る留め具で
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
【0129】この第3実施例に係る留め具は、叙上で説
明された前記第1実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、前記第1実施例に係る留め具と同一、又は実
質的に同一としてあり、且つ同一の取付け方法によっ
て、各種の取付け対象物に対して、取付け使用されると
共に、前記第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、当該
第1実施例に係る留め具と同一又は実質的に同一の構成
部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
明された前記第1実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、前記第1実施例に係る留め具と同一、又は実
質的に同一としてあり、且つ同一の取付け方法によっ
て、各種の取付け対象物に対して、取付け使用されると
共に、前記第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、当該
第1実施例に係る留め具と同一又は実質的に同一の構成
部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0130】「第4実施例に係る留め具」図19〜図2
1は第4実施例に係る留め具を示している。この第4実
施例に係る留め具においては、吸着具Aの吸着面aに、
凹球面状の面を設けると共に、吸着具Aに、当該凹球面
状の面に吸着される凸球面状の面を備えさせると共に、
当該凹球面状の面及び凸球面状の面の外周に平面状の面
を夫々環状に設け、吸着具Aによる被吸着具Bの吸着面
積が大きくなるように構成していると共に、被吸着具B
の強磁性突起部102が穴5に導き入れ易い構成として
いる。
1は第4実施例に係る留め具を示している。この第4実
施例に係る留め具においては、吸着具Aの吸着面aに、
凹球面状の面を設けると共に、吸着具Aに、当該凹球面
状の面に吸着される凸球面状の面を備えさせると共に、
当該凹球面状の面及び凸球面状の面の外周に平面状の面
を夫々環状に設け、吸着具Aによる被吸着具Bの吸着面
積が大きくなるように構成していると共に、被吸着具B
の強磁性突起部102が穴5に導き入れ易い構成として
いる。
【0131】かゝる点から、吸着具Aの構成を前記第3
実施例に係る留め具と略同様の構成からなる永久磁石1
及びケース7を備えたものになすと共に、強磁性突起部
4が、穴5の略中程にまで到る長さとなるよう構成して
あり、また、前記第1実施例に係る留め具の構成に対し
て、この第4実施例に係る留め具では、その被吸着具B
を、当該被吸着具Bにおける被吸着面bの周側に設けた
環状の平面部を残して、強磁性突起部102の取付け部
分に向けて張り出す凸球面状の面に構成している。尚、
この凸球面状をなす被吸着具Bは、前記強磁性突起部1
02の取付け面と、周側部分とが互に平行な平面として
あり、強磁性突起部102が該被吸着面bに密着して組
付けられる構成としてある。
実施例に係る留め具と略同様の構成からなる永久磁石1
及びケース7を備えたものになすと共に、強磁性突起部
4が、穴5の略中程にまで到る長さとなるよう構成して
あり、また、前記第1実施例に係る留め具の構成に対し
て、この第4実施例に係る留め具では、その被吸着具B
を、当該被吸着具Bにおける被吸着面bの周側に設けた
環状の平面部を残して、強磁性突起部102の取付け部
分に向けて張り出す凸球面状の面に構成している。尚、
この凸球面状をなす被吸着具Bは、前記強磁性突起部1
02の取付け面と、周側部分とが互に平行な平面として
あり、強磁性突起部102が該被吸着面bに密着して組
付けられる構成としてある。
【0132】かくして構成される第4実施例に係る留め
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’は、被吸着具Bにおける湾
曲した強磁性板部101の面を含む該強磁性板部101
の略全面と、これが吸着される吸着具Aにおける吸着面
の湾曲した部分を含む略全面とに構成し、又は、吸着具
Aにおける強磁性突起部4と、被吸着具Bにおける強磁
性突起部102との接触面を該平行となる面e、e’と
して構成し、又は、この両者に、夫々平行となる面e、
e’を構成しても良く、その、いずれにあっても所期の
吸着具Aと、被吸着具Bとの良好な吸着状態を作り出す
ことができる。
具においては、この留め具における吸着具Aに、被吸着
具Bが吸着された際に、該吸着具Aにおける吸着面a
と、被吸着具Bにおける被吸着面bとが、平行となる面
e、e’を備えている構成とされていることから、吸着
具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付け対象物C、C’
の互の向き合った非平行な取付け面c、c’に、当該の
吸着具Aと、被吸着具Bとが取付け吸着された場合であ
っても、当該の吸着面aと、被吸着面bにおける互に平
行となる面e、e’が確実に吸着するように機能する。
尚、ここにおいて、吸着面aと、被吸着面bにおいて、
互いに平行となる面e、e’は、被吸着具Bにおける湾
曲した強磁性板部101の面を含む該強磁性板部101
の略全面と、これが吸着される吸着具Aにおける吸着面
の湾曲した部分を含む略全面とに構成し、又は、吸着具
Aにおける強磁性突起部4と、被吸着具Bにおける強磁
性突起部102との接触面を該平行となる面e、e’と
して構成し、又は、この両者に、夫々平行となる面e、
e’を構成しても良く、その、いずれにあっても所期の
吸着具Aと、被吸着具Bとの良好な吸着状態を作り出す
ことができる。
【0133】また、叙上、第4実施例に係る留め具で
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面の湾曲した面を含む略全
面として構成してあっても良く、また、吸着具Aの強磁
性突起部4に接触する強磁性突起部102の当該接触面
として構成してあっても良く、更に、この両者に、当該
主たる被吸着面b’が共に構成してあっても良い。
は、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’が、該被吸
着具Bの取付けられる取付け対象物C’における取付け
面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を含んだ構
成とされていることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを
取付ける取付け対象物C、C’の互に向き合っている非
平行な取付け面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着
具Bとを取付け吸着させた場合であっても、前記被吸着
具Bにおける前記の仮想平面D’にある面d’が、前記
吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるように機
能する。尚、ここにおいて、被吸着具Bにおける主たる
被吸着面b’は、この被吸着具Bにおける吸着具Aに吸
着される強磁性板部101の面の湾曲した面を含む略全
面として構成してあっても良く、また、吸着具Aの強磁
性突起部4に接触する強磁性突起部102の当該接触面
として構成してあっても良く、更に、この両者に、当該
主たる被吸着面b’が共に構成してあっても良い。
【0134】さらに、叙上第4実施例に係る留め具で
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
は、突部105の存在によって、被吸着具Bが、取付け
対象物C’に対して、傾いて取付けられる構成としてあ
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合っている非平行な取付け
面c、c’に、当該の吸着具Aと、被吸着具Bとを取付
け吸着させた場合であっても、前記取付け対象物C’に
対して、傾いて取付けられた被吸着具Bの被吸着面b
が、吸着具Aの吸着面aによって確実に吸着されるよう
に機能する。
【0135】この第4実施例に係る留め具は、叙上で説
明された前記第1実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実
質的に同一としてあり、且つ、同一の取付け方法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、当該の第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、当該
第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構
成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
明された前記第1実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実
質的に同一としてあり、且つ、同一の取付け方法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、当該の第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、当該
第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構
成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0136】「第5実施例に係る留め具」図22〜図2
4は第5実施例に係る留め具を示している。この第5実
施例に係る留め具においては、被吸着具Bが、前記第4
実施例に係る留め具における被吸着具Bに対して、単な
る凸球面状の面を備えた構成としてあり、この凸球面状
の面の外側に、前記第4実施例に係る留め具における被
吸着具Bに備えられた環状の平面部分を備えていない構
成としてある。かゝる被吸着具Bにおける被吸着面b
が、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’の
取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を当
該凸球面状をなす被吸着面bに含んでいるとの点が理解
され難いが、当該被吸着面bが線状の面として、当該仮
想平面D’にある面d’を含むものであり、また、強磁
性突起部102が、強磁性突起部4に接する面が、被吸
着面bとして、前記仮想平面D’にある面d’として機
能している。尚、この第5実施例に係る留め具における
主たる吸着面a’、主たる被吸着面b’、及び仮想平面
D’にある面d’は、前記各実施例におけると同様の態
様のもとに構成される。
4は第5実施例に係る留め具を示している。この第5実
施例に係る留め具においては、被吸着具Bが、前記第4
実施例に係る留め具における被吸着具Bに対して、単な
る凸球面状の面を備えた構成としてあり、この凸球面状
の面の外側に、前記第4実施例に係る留め具における被
吸着具Bに備えられた環状の平面部分を備えていない構
成としてある。かゝる被吸着具Bにおける被吸着面b
が、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’の
取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面d’を当
該凸球面状をなす被吸着面bに含んでいるとの点が理解
され難いが、当該被吸着面bが線状の面として、当該仮
想平面D’にある面d’を含むものであり、また、強磁
性突起部102が、強磁性突起部4に接する面が、被吸
着面bとして、前記仮想平面D’にある面d’として機
能している。尚、この第5実施例に係る留め具における
主たる吸着面a’、主たる被吸着面b’、及び仮想平面
D’にある面d’は、前記各実施例におけると同様の態
様のもとに構成される。
【0137】この第5実施例に係る留め具は、叙上で説
明された第4実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第4実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ、同一の取付け方法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
当該第4の、従って前記第1実施例に係る留め具と同一
の機能を、当該留め具の吸着部にもたらすものであるこ
とから、前記第4実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一の構成部分には、同一の番号を付して説明を省
略する。
明された第4実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第4実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ、同一の取付け方法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
当該第4の、従って前記第1実施例に係る留め具と同一
の機能を、当該留め具の吸着部にもたらすものであるこ
とから、前記第4実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一の構成部分には、同一の番号を付して説明を省
略する。
【0138】「第6実施例に係る留め具」図25〜図2
7は、第6実施例に係る留め具を示している。この第6
実施例に係る留め具は、前記第1実施例に係る留め具に
おける止着手段を変更したものである。即ち、この第6
実施例に係る留め具では、吸着具Aを取付け対象物Cに
取付ける手段と、被吸着具Bを取付け対象物C’に取付
ける手段とを、圧潰、変形されるパイプ状の止着具とし
たものである。
7は、第6実施例に係る留め具を示している。この第6
実施例に係る留め具は、前記第1実施例に係る留め具に
おける止着手段を変更したものである。即ち、この第6
実施例に係る留め具では、吸着具Aを取付け対象物Cに
取付ける手段と、被吸着具Bを取付け対象物C’に取付
ける手段とを、圧潰、変形されるパイプ状の止着具とし
たものである。
【0139】かゝる点から、開口縁に外向きの鍔10a
を備え且つ先端の塞がれたパイプ状の止着具10を用意
し、この止着具10の鍔10aを、吸着具Aを構成する
強磁性部材2としての強磁性板部3の面に溶接して取付
け、又、同様の構成、即ち、開口縁に外向きの鍔107
aを備え、且つ先端の塞がれたパイプ状の止着具107
を被吸着具Bの強磁性部材100の強磁性板部101に
溶接して取付ける。従って、吸着具Aと、被吸着具Bと
に備えられる強磁性突起部4と、強磁性突起部102と
は、前記止着具10及び止着具107を溶接する前に、
夫々取付け対象とされる強磁性部材2、又は強磁性部材
100に対してカシメづけによって取付けておく。
を備え且つ先端の塞がれたパイプ状の止着具10を用意
し、この止着具10の鍔10aを、吸着具Aを構成する
強磁性部材2としての強磁性板部3の面に溶接して取付
け、又、同様の構成、即ち、開口縁に外向きの鍔107
aを備え、且つ先端の塞がれたパイプ状の止着具107
を被吸着具Bの強磁性部材100の強磁性板部101に
溶接して取付ける。従って、吸着具Aと、被吸着具Bと
に備えられる強磁性突起部4と、強磁性突起部102と
は、前記止着具10及び止着具107を溶接する前に、
夫々取付け対象とされる強磁性部材2、又は強磁性部材
100に対してカシメづけによって取付けておく。
【0140】かゝる止着具10を備えた吸着具Aと止着
具107を備えた被吸着具Bとは、このパイプ状をなす
止着具10及び止着具107を、夫々の取付け対象物
C、C’に貫設した孔に挿通すると共に、この取付け対
象物C、C’の孔から外方に突き出した各止着具10、
107の突き出し端を、圧潰具11、108内に押し入
れ、当該圧潰具11、108内において変形されること
によって、吸着具Aと被吸着具Bとを取付け対象物C、
C’に取付ける。
具107を備えた被吸着具Bとは、このパイプ状をなす
止着具10及び止着具107を、夫々の取付け対象物
C、C’に貫設した孔に挿通すると共に、この取付け対
象物C、C’の孔から外方に突き出した各止着具10、
107の突き出し端を、圧潰具11、108内に押し入
れ、当該圧潰具11、108内において変形されること
によって、吸着具Aと被吸着具Bとを取付け対象物C、
C’に取付ける。
【0141】尚、叙上における圧潰具11、108は、
椀状のキャップ11a、108aと、取付け座板11
b、108bとで構成されており、この取付け座板11
b、108bは、その周縁が、前記キャップ11a、1
08aの開口縁に固着されていると共に、このキャップ
11a、108a内に、前記止着具10、107の先端
を導き入れる孔を該取付け座板11b、108bの略中
央に有し、この孔の孔縁を、該キャップ11a、108
aと反対の側に向けてパイプ状に突き出した構成として
いる。
椀状のキャップ11a、108aと、取付け座板11
b、108bとで構成されており、この取付け座板11
b、108bは、その周縁が、前記キャップ11a、1
08aの開口縁に固着されていると共に、このキャップ
11a、108a内に、前記止着具10、107の先端
を導き入れる孔を該取付け座板11b、108bの略中
央に有し、この孔の孔縁を、該キャップ11a、108
aと反対の側に向けてパイプ状に突き出した構成として
いる。
【0142】この第6実施例に係る留め具は、叙上で説
明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ各種の取付け対象物に対して取
付け使用されると共に、この第1実施例に係る留め具と
同一の機能を、当該留め具の吸着具にもたらすものであ
ることから、前記第1実施例に係る留め具と同一の構成
部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ各種の取付け対象物に対して取
付け使用されると共に、この第1実施例に係る留め具と
同一の機能を、当該留め具の吸着具にもたらすものであ
ることから、前記第1実施例に係る留め具と同一の構成
部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0143】「第7実施例に係る留め具」図28〜図3
0は第7実施例に係る留め具を示している。この第7実
施例に係る留め具は、前記第1実施例に係る留め具にお
ける被吸着具Bを傾かせる手段Fとして、前記第1実施
例に係る留め具における強磁性部材100に備えた突部
105とせず、これと別段に用意した介在物としての傾
斜補助具109としたものである。
0は第7実施例に係る留め具を示している。この第7実
施例に係る留め具は、前記第1実施例に係る留め具にお
ける被吸着具Bを傾かせる手段Fとして、前記第1実施
例に係る留め具における強磁性部材100に備えた突部
105とせず、これと別段に用意した介在物としての傾
斜補助具109としたものである。
【0144】即ち、この第7実施例に係る留め具を構成
する被吸着具Bを、円板状の強磁性板部101と、強磁
性突起部102とよりなる強磁性部材100及び、止着
具104と、当該傾斜補助具109を備えて構成される
ものとし、当該傾斜補助具109の夫々の側に添装した
強磁性板部101と、止着具104の夫々の孔101
a、104aと、当該傾斜補助具109に設けた孔10
9bとに、前記強磁性突起部102の細径桿部102a
を挿通し、止着具104の孔104cから突き出してい
る該細径桿部102aの端部を、この止着具104の座
板104bの面に圧潰することで、前記被吸着具Bを構
成している。
する被吸着具Bを、円板状の強磁性板部101と、強磁
性突起部102とよりなる強磁性部材100及び、止着
具104と、当該傾斜補助具109を備えて構成される
ものとし、当該傾斜補助具109の夫々の側に添装した
強磁性板部101と、止着具104の夫々の孔101
a、104aと、当該傾斜補助具109に設けた孔10
9bとに、前記強磁性突起部102の細径桿部102a
を挿通し、止着具104の孔104cから突き出してい
る該細径桿部102aの端部を、この止着具104の座
板104bの面に圧潰することで、前記被吸着具Bを構
成している。
【0145】かゝる被吸着具Bに備えられる傾斜補助具
109は、略円板状をなす板部109cの周側に円周方
向に亘って突部109aが、該板部109cに対して直
交する向きに折曲げ形成してあり、この突部109aに
よって、当該被吸着具Bに対して、前記第1実施例に係
る留め具の被吸着具Bにおけると同様の機能をもたら
す。かゝる点から、この板部109cに設けられる突部
109aは、板部109cの略半周に亘って設けられて
いると共に、その中程で、突き出し幅が最大とされてい
ると共に、両側端に向けて漸次突き出し幅が小さくされ
ており、基本的には、最大突き出し幅部分から左右に対
称となるように構成されている。
109は、略円板状をなす板部109cの周側に円周方
向に亘って突部109aが、該板部109cに対して直
交する向きに折曲げ形成してあり、この突部109aに
よって、当該被吸着具Bに対して、前記第1実施例に係
る留め具の被吸着具Bにおけると同様の機能をもたら
す。かゝる点から、この板部109cに設けられる突部
109aは、板部109cの略半周に亘って設けられて
いると共に、その中程で、突き出し幅が最大とされてい
ると共に、両側端に向けて漸次突き出し幅が小さくされ
ており、基本的には、最大突き出し幅部分から左右に対
称となるように構成されている。
【0146】この第7実施例に係る留め具は、叙上で説
明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、各
種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、こ
の第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め具
の吸着部にもたらすものであることから、前記第1実施
例に係る留め具と同一の構成部分には、同一の番号を付
して説明を省略する。
明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、各
種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、こ
の第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め具
の吸着部にもたらすものであることから、前記第1実施
例に係る留め具と同一の構成部分には、同一の番号を付
して説明を省略する。
【0147】「第8実施例に係る留め具」図31〜図3
3は、第8実施例に係る留め具を示している。この第8
実施例に係る留め具は、前記第7実施例に係る留め具を
更に改良したものである。即ち、この第8実施例に係る
留め具では、吸着具Aの吸着面aに、被吸着具Bにおけ
る強磁性部材100の強磁性板部101の入る凹部12
を設けると共に、円板状をなす該強磁性板部101を該
凹部12内に入り得るように比較的直径の小さいものと
し、この円板状をなす介在物としての強磁性板部101
に対して、比較的直径の大きい円板状をなす傾斜補助具
109を前記の第7実施例におけると同一の方法で組み
付けた構成としている。
3は、第8実施例に係る留め具を示している。この第8
実施例に係る留め具は、前記第7実施例に係る留め具を
更に改良したものである。即ち、この第8実施例に係る
留め具では、吸着具Aの吸着面aに、被吸着具Bにおけ
る強磁性部材100の強磁性板部101の入る凹部12
を設けると共に、円板状をなす該強磁性板部101を該
凹部12内に入り得るように比較的直径の小さいものと
し、この円板状をなす介在物としての強磁性板部101
に対して、比較的直径の大きい円板状をなす傾斜補助具
109を前記の第7実施例におけると同一の方法で組み
付けた構成としている。
【0148】かゝる点から、吸着具Aを構成するケース
7の吸着面側の周側の円周方向に、環状に突き出す突部
7fを設け、この突部7fの内側に突壁を構成し、この
突壁によって囲まれた凹部12を構成し、この凹部12
の面を吸着面として用いる。
7の吸着面側の周側の円周方向に、環状に突き出す突部
7fを設け、この突部7fの内側に突壁を構成し、この
突壁によって囲まれた凹部12を構成し、この凹部12
の面を吸着面として用いる。
【0149】尚、第7実施例並びに第8実施例に係る留
め具に備えられる介在物として用いられる傾斜補助具1
09は、強磁性材で構成されていても良く、また非磁性
材で構成されていても良い。特に、これを強磁性材で構
成した場合、被吸着具Bに備えられている強磁性部材1
00と共に、永久磁石1の磁気の磁路の構成手段として
機能させることができる。
め具に備えられる介在物として用いられる傾斜補助具1
09は、強磁性材で構成されていても良く、また非磁性
材で構成されていても良い。特に、これを強磁性材で構
成した場合、被吸着具Bに備えられている強磁性部材1
00と共に、永久磁石1の磁気の磁路の構成手段として
機能させることができる。
【0150】この第8実施例に係る留め具は、叙上で説
明された第7実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第7実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、各
種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、こ
の第7実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め具
の吸着部にもたらすものであることから、前記第7実施
例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分に
は、同一の番号を付して説明を省略する。
明された第7実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第7実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、各
種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、こ
の第7実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め具
の吸着部にもたらすものであることから、前記第7実施
例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分に
は、同一の番号を付して説明を省略する。
【0151】「第9実施例に係る留め具」図34及び図
35は第9実施例に係る留め具を示している。この第9
実施例に係る留め具は、前記第7実施例に係る留め具の
変形形態を示すものである。即ち、この第9実施例に係
る留め具においては、その被吸着具Bに備えられた板状
の強磁性部材100の強磁性板部101の周側の円周方
向に、環状の突部101bを、この板状をなす強磁性部
材101に直交し、且つ該周側から折り曲げられるよう
に構成している。
35は第9実施例に係る留め具を示している。この第9
実施例に係る留め具は、前記第7実施例に係る留め具の
変形形態を示すものである。即ち、この第9実施例に係
る留め具においては、その被吸着具Bに備えられた板状
の強磁性部材100の強磁性板部101の周側の円周方
向に、環状の突部101bを、この板状をなす強磁性部
材101に直交し、且つ該周側から折り曲げられるよう
に構成している。
【0152】このように、被吸着具Bの被吸着面bの周
側に、該突部101bによって突壁を構成することによ
って、該被吸着面bが凹陥状部の底面に相当する面とさ
れ、吸着具Aの吸着面a側の部分が該凹陥状部内に導き
入れられ、且つ、その底面に相当する被吸着面bを吸着
する構成としてある。
側に、該突部101bによって突壁を構成することによ
って、該被吸着面bが凹陥状部の底面に相当する面とさ
れ、吸着具Aの吸着面a側の部分が該凹陥状部内に導き
入れられ、且つ、その底面に相当する被吸着面bを吸着
する構成としてある。
【0153】この第9実施例に係る留め具は、叙上で説
明された第7実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第7実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、各
種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、こ
の第7実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め具
の吸着部にもたらすものであることから、前記第7実施
例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分に
は、同一の番号を付して説明を省略する。
明された第7実施例に係る留め具と異なる構成以外の構
成を、当該第7実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、各
種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、こ
の第7実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め具
の吸着部にもたらすものであることから、前記第7実施
例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分に
は、同一の番号を付して説明を省略する。
【0154】「第10実施例に係る留め具」図36及び
図37は第10実施例に係る留め具を示している。この
第10実施例に係る留め具は、吸着具A及び被吸着具B
を、夫々の取付け対象物C、C’に対して取付ける止着
具13、110を、図示例のパイプ状に構成した以外の
構成を前記第9実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてある。
図37は第10実施例に係る留め具を示している。この
第10実施例に係る留め具は、吸着具A及び被吸着具B
を、夫々の取付け対象物C、C’に対して取付ける止着
具13、110を、図示例のパイプ状に構成した以外の
構成を前記第9実施例に係る留め具と同一、又は実質的
に同一としてある。
【0155】こゝで用いられている止着具13、110
は、一方の開口縁に外向きの鍔を張り出し状に設けたパ
イプ部13a、110aと、このパイプ部13a、11
0aの張り出し鍔の周縁を覆って取付けられる座板部1
3b、110bとで構成されており、この座板部13
a、110bの略中央部に孔13c、110cが開設さ
れている。また、この止着具13、110は、前記第9
実施例における止着具6、104の取付けと同一の方
法、即ち、強磁性突起部4、102における夫々の細径
桿部4a、102aを用いて強磁性板部3、101、及
び傾斜補助具109に固定される。
は、一方の開口縁に外向きの鍔を張り出し状に設けたパ
イプ部13a、110aと、このパイプ部13a、11
0aの張り出し鍔の周縁を覆って取付けられる座板部1
3b、110bとで構成されており、この座板部13
a、110bの略中央部に孔13c、110cが開設さ
れている。また、この止着具13、110は、前記第9
実施例における止着具6、104の取付けと同一の方
法、即ち、強磁性突起部4、102における夫々の細径
桿部4a、102aを用いて強磁性板部3、101、及
び傾斜補助具109に固定される。
【0156】尚、この第10実施例に係る留め具を取付
け対象物に対して取付けた状態は図示されていないが、
夫々の取付け対象物に、前記止着具13、110の挿通
される孔を開設すると共に、この孔に該止着具13、1
10のパイプ部13a、110aを挿通し、該孔から突
き出したパイプ部13a、110aを取付け対象物の面
に押し拡げるように変形させて固定しても良く、また、
第6実施例に係る留め具において用いられた圧潰具類似
の圧潰具を用いて、当該留め具を、取付け対象物に固定
しても良い。
け対象物に対して取付けた状態は図示されていないが、
夫々の取付け対象物に、前記止着具13、110の挿通
される孔を開設すると共に、この孔に該止着具13、1
10のパイプ部13a、110aを挿通し、該孔から突
き出したパイプ部13a、110aを取付け対象物の面
に押し拡げるように変形させて固定しても良く、また、
第6実施例に係る留め具において用いられた圧潰具類似
の圧潰具を用いて、当該留め具を、取付け対象物に固定
しても良い。
【0157】この第10実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第9実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第9実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第9実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第9実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第9実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第9実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第9実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第9実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0158】「第11実施例に係る留め具」図38及び
図39は第11実施例に係る留め具を示している。この
第11実施例に係る留め具は、被吸着具Bに備えられて
いる強磁性部材100の強磁性板部101が、その周側
の略半周に亘る範囲に限って係合突部111を設けるよ
うにした以外の構成を、前記第9実施例に係る留め具と
同一、又は実質的に同一としている。
図39は第11実施例に係る留め具を示している。この
第11実施例に係る留め具は、被吸着具Bに備えられて
いる強磁性部材100の強磁性板部101が、その周側
の略半周に亘る範囲に限って係合突部111を設けるよ
うにした以外の構成を、前記第9実施例に係る留め具と
同一、又は実質的に同一としている。
【0159】ここで用いられている板状をなす強磁性板
部101は、略円板状に構成されていると共に、その周
側の円周方向に向けた略半周に、この強磁性板部101
自体を折り曲げて形成した係合突部111を、対応して
用いられる吸着具Aの側に突き出すように設けてある。
この結果、被吸着具Bを吸引した吸着具Aは、その周側
の一部が該係合突部111によって覆われた状態で吸着
状態におかれることとなり、この係合突部111が、吸
着具Aの周側面に引っかかるように機能する。尚、この
係合突部111は、その略中程が最大の突き出し幅とさ
れており、この最大の突き出し幅部分から両側端に向け
て、漸次突き出し幅が小さくなるように構成されてい
る。
部101は、略円板状に構成されていると共に、その周
側の円周方向に向けた略半周に、この強磁性板部101
自体を折り曲げて形成した係合突部111を、対応して
用いられる吸着具Aの側に突き出すように設けてある。
この結果、被吸着具Bを吸引した吸着具Aは、その周側
の一部が該係合突部111によって覆われた状態で吸着
状態におかれることとなり、この係合突部111が、吸
着具Aの周側面に引っかかるように機能する。尚、この
係合突部111は、その略中程が最大の突き出し幅とさ
れており、この最大の突き出し幅部分から両側端に向け
て、漸次突き出し幅が小さくなるように構成されてい
る。
【0160】この第11実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第9実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第9実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第9実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第9実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第9実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第9実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第9実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第9実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0161】「第12実施例に係る留め具」図40及び
図41は第12実施例に係る留め具を示している。この
第12実施例に係る留め具は、被吸着具Bにおける取付
け手段G’としての止着具104に対して、当該被吸着
具Bを、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物に
対して傾けて取付ける手段としての、突部104dを設
け、この止着具104を、強磁性部材100の強磁性板
部101に対して、強磁性突起部102を用いて直接、
取付けるようにした以外の構成を、前記第8実施例に係
る留め具と同一、又は実質的に同一としている。
図41は第12実施例に係る留め具を示している。この
第12実施例に係る留め具は、被吸着具Bにおける取付
け手段G’としての止着具104に対して、当該被吸着
具Bを、この被吸着具Bの取付けられる取付け対象物に
対して傾けて取付ける手段としての、突部104dを設
け、この止着具104を、強磁性部材100の強磁性板
部101に対して、強磁性突起部102を用いて直接、
取付けるようにした以外の構成を、前記第8実施例に係
る留め具と同一、又は実質的に同一としている。
【0162】ここで用いられる止着具104は、円板状
をなす座板104bの相対向した側縁より、この座板1
04bに略直交する向きに、一対の脚片104a、10
4aを設けた構成にしてあると共に、この座板104b
から延設された半円状の延設板部104b’の周側に、
この周側から一体に折り曲げ状に設けられた突部104
dを備えたものである。尚、ここで止着具104に備え
られる突部104dは、前記強磁性部材100の強磁性
板部101と反対の側に向けて突き出すように向けられ
ていると共に、その略中程で最大の突き出し幅に構成さ
れ、且つ、その両側端に向けて該最大の突き出し幅部分
から、漸次突き出し幅が小さくなるように構成されてい
る。
をなす座板104bの相対向した側縁より、この座板1
04bに略直交する向きに、一対の脚片104a、10
4aを設けた構成にしてあると共に、この座板104b
から延設された半円状の延設板部104b’の周側に、
この周側から一体に折り曲げ状に設けられた突部104
dを備えたものである。尚、ここで止着具104に備え
られる突部104dは、前記強磁性部材100の強磁性
板部101と反対の側に向けて突き出すように向けられ
ていると共に、その略中程で最大の突き出し幅に構成さ
れ、且つ、その両側端に向けて該最大の突き出し幅部分
から、漸次突き出し幅が小さくなるように構成されてい
る。
【0163】この第12実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第8実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第8実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第8実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第8実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第8実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第8実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第8実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第8実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0164】「第13実施例に係る留め具」図42〜図
44は第13実施例に係る留め具を示している。この第
13実施例に係る留め具は、被吸着具Bを、この被吸着
具Bの取付け対象物に対して傾かせる手段F’とされる
介在物としての傾斜補助具103を用意すると共に、強
磁性部材100の強磁性板部101を単なる円板状の構
成とした以外の構成を、前記第1実施例に係る留め具と
同一、又は実質的に同一としている。
44は第13実施例に係る留め具を示している。この第
13実施例に係る留め具は、被吸着具Bを、この被吸着
具Bの取付け対象物に対して傾かせる手段F’とされる
介在物としての傾斜補助具103を用意すると共に、強
磁性部材100の強磁性板部101を単なる円板状の構
成とした以外の構成を、前記第1実施例に係る留め具と
同一、又は実質的に同一としている。
【0165】この被吸着具Bに取付けられる介在物とし
ての傾斜補助具103は、円板状をなす板部103aの
周側の円周方向の略半周に亘って、突部103bが、該
板部103aから折り曲げ状に、且つ該板部103aに
略直交するように設けてあると共に、止着具104の脚
片104aの挿通されるスリット103c、103c
と、強磁性突起部102の細径桿部102aの突き出し
圧潰端の収まる孔103dを備えた構成とされている。
又、この突部103bは、止着具104と反対の側に向
けて突き出す構成とされていると共に、その中程で最大
の突き出し幅としてあり、且つ、この最大の突き出し幅
位置から、両端に向けて漸次突き出し幅が小さくなる構
成とされている。
ての傾斜補助具103は、円板状をなす板部103aの
周側の円周方向の略半周に亘って、突部103bが、該
板部103aから折り曲げ状に、且つ該板部103aに
略直交するように設けてあると共に、止着具104の脚
片104aの挿通されるスリット103c、103c
と、強磁性突起部102の細径桿部102aの突き出し
圧潰端の収まる孔103dを備えた構成とされている。
又、この突部103bは、止着具104と反対の側に向
けて突き出す構成とされていると共に、その中程で最大
の突き出し幅としてあり、且つ、この最大の突き出し幅
位置から、両端に向けて漸次突き出し幅が小さくなる構
成とされている。
【0166】ここで用意された介在物としての傾斜補助
具103は、強磁性部材100の強磁性板部101に対
して、強磁性突起部102の細径桿部102aで取付け
られた止着具104の脚片104a、104aを、この
傾斜補助具103のスリット103c、103cに挿通
するようにして取付けられ、この傾斜補助具103を取
付けた状態で、当該被吸着具Bを図44に示すように取
付け対象物C’に取付けて用いる。
具103は、強磁性部材100の強磁性板部101に対
して、強磁性突起部102の細径桿部102aで取付け
られた止着具104の脚片104a、104aを、この
傾斜補助具103のスリット103c、103cに挿通
するようにして取付けられ、この傾斜補助具103を取
付けた状態で、当該被吸着具Bを図44に示すように取
付け対象物C’に取付けて用いる。
【0167】この第13実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第1実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第1実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0168】図45〜図53で示される留め具は、当該
留め具を構成する吸着具Aの側に、当該吸着具Aを、取
付け対象物Cに対して傾かせた状態に取付ける手段を設
け、当該吸着具Aにおける吸着面aが、この吸着具Aの
取付けられる取付け対象物Cの取付け面cに交差する仮
想平面Dにある面dを含む面として構成したものであ
り、同時に、吸着具Aと被吸着具Bとを吸着した際に、
この吸着具Aの取付け対象物Cの取付け面cと、被吸着
具Bの取付け対象物C’の取付け面c’とが非平行であ
り、且つ、該吸着具Aと被吸着具Bとが、互に平行な吸
着面aと被吸着面bとを備えた構成としている。
留め具を構成する吸着具Aの側に、当該吸着具Aを、取
付け対象物Cに対して傾かせた状態に取付ける手段を設
け、当該吸着具Aにおける吸着面aが、この吸着具Aの
取付けられる取付け対象物Cの取付け面cに交差する仮
想平面Dにある面dを含む面として構成したものであ
り、同時に、吸着具Aと被吸着具Bとを吸着した際に、
この吸着具Aの取付け対象物Cの取付け面cと、被吸着
具Bの取付け対象物C’の取付け面c’とが非平行であ
り、且つ、該吸着具Aと被吸着具Bとが、互に平行な吸
着面aと被吸着面bとを備えた構成としている。
【0169】「第14実施例に係る留め具」図45及び
図46は第14実施例に係る留め具を示している。この
第14実施例に係る留め具は、被吸着具Bにおける強磁
性部材100の強磁性板部101を円板状のものとして
構成し、また、吸着具Aに備えられている強磁性部材2
の強磁性板部3に突部14を設けた以外の構成を、前記
第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一とし
ている。
図46は第14実施例に係る留め具を示している。この
第14実施例に係る留め具は、被吸着具Bにおける強磁
性部材100の強磁性板部101を円板状のものとして
構成し、また、吸着具Aに備えられている強磁性部材2
の強磁性板部3に突部14を設けた以外の構成を、前記
第1実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一とし
ている。
【0170】即ち、この第14実施例に係る留め具にお
いては、吸着具Aに備えられている強磁性部材2に対し
て、突部14を設け、この突部14によって、当該吸着
具Aを、この吸着具Aの取付け対象物Cに対して、傾け
て取付け、また、この突部14を、当該吸着具Aを取付
け面cに対して傾かせる手段Fとして用いることによっ
て、吸着具Aの吸着面a、特に、主たる吸着面a’が、
この吸着具Aを取付ける取付け対象物Cの取付け面cに
交差する仮想平面Dにある面dを含む構成としている。
また、かゝる吸着具Aを傾かせる手段Fの介在によっ
て、当該実施例に係る吸着具Aと、被吸着具Bとの吸着
時に、この吸着具Aの取付けられている取付け対象物C
の取付け面cと、被吸着具Bの取付けられている取付け
対象物C’の取付け面c’とが非平行の状態で、当該の
吸着具Aの吸着面aと、被吸着具Bの被吸着面bとに、
互に平行となる面e、e’が構成される。尚、ここにお
いて、吸着具Aの主たる吸着面a’は、被吸着具Bにお
ける強磁性板部101に吸着される面としてあっても良
く、また、被吸着具Bにおける強磁性突起部102に接
触する強磁性突起部4の接触面として構成してあっても
良く、更に、これらの両者の面を、共に主たる吸着面
a’としてあっても良い。また、仮想平面Dにある面d
を含む面、又は、被吸着具Bの被吸着面bと、互いに平
行となる面eが、被吸着具Bの強磁性板部101に吸着
される面に設けてあっても良く、また被吸着具Bにおけ
る強磁性突起部102に接触する強磁性突起部4の接触
面に設けてあっても良く、更に、この両者に、共に設け
られた構成としてあっても良い。
いては、吸着具Aに備えられている強磁性部材2に対し
て、突部14を設け、この突部14によって、当該吸着
具Aを、この吸着具Aの取付け対象物Cに対して、傾け
て取付け、また、この突部14を、当該吸着具Aを取付
け面cに対して傾かせる手段Fとして用いることによっ
て、吸着具Aの吸着面a、特に、主たる吸着面a’が、
この吸着具Aを取付ける取付け対象物Cの取付け面cに
交差する仮想平面Dにある面dを含む構成としている。
また、かゝる吸着具Aを傾かせる手段Fの介在によっ
て、当該実施例に係る吸着具Aと、被吸着具Bとの吸着
時に、この吸着具Aの取付けられている取付け対象物C
の取付け面cと、被吸着具Bの取付けられている取付け
対象物C’の取付け面c’とが非平行の状態で、当該の
吸着具Aの吸着面aと、被吸着具Bの被吸着面bとに、
互に平行となる面e、e’が構成される。尚、ここにお
いて、吸着具Aの主たる吸着面a’は、被吸着具Bにお
ける強磁性板部101に吸着される面としてあっても良
く、また、被吸着具Bにおける強磁性突起部102に接
触する強磁性突起部4の接触面として構成してあっても
良く、更に、これらの両者の面を、共に主たる吸着面
a’としてあっても良い。また、仮想平面Dにある面d
を含む面、又は、被吸着具Bの被吸着面bと、互いに平
行となる面eが、被吸着具Bの強磁性板部101に吸着
される面に設けてあっても良く、また被吸着具Bにおけ
る強磁性突起部102に接触する強磁性突起部4の接触
面に設けてあっても良く、更に、この両者に、共に設け
られた構成としてあっても良い。
【0171】かかる点から、叙上における突部14は、
前記強磁性部材2の強磁性板部3から、取付け対象物C
の側に向けて突き出す構成とされており、この略円板状
をなす強磁性板部3の周側の円周方向に向けて設けられ
ている。また、この突部14は、その中程部分を最大の
突き出し幅に構成してあり、当該の最大突き出し幅部分
から両端に向けて、漸次その突き出し幅が小さくなる構
成としてある。尚、この強磁性部材2の強磁性板部3
は、前記第1実施例における留め具と同様、ケース7内
に抱持されるように、当該ケース7の爪7eを、この強
磁性板部3の面に折り曲げることで止着される構成とし
てあり、かかる点から、ケース7の爪7eの突設位置
を、この強磁性部材2における突部14に突き当らない
部分としている。
前記強磁性部材2の強磁性板部3から、取付け対象物C
の側に向けて突き出す構成とされており、この略円板状
をなす強磁性板部3の周側の円周方向に向けて設けられ
ている。また、この突部14は、その中程部分を最大の
突き出し幅に構成してあり、当該の最大突き出し幅部分
から両端に向けて、漸次その突き出し幅が小さくなる構
成としてある。尚、この強磁性部材2の強磁性板部3
は、前記第1実施例における留め具と同様、ケース7内
に抱持されるように、当該ケース7の爪7eを、この強
磁性板部3の面に折り曲げることで止着される構成とし
てあり、かかる点から、ケース7の爪7eの突設位置
を、この強磁性部材2における突部14に突き当らない
部分としている。
【0172】この第14実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第1実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第1実施例に係る留め具と異なる構成以外の
構成を、当該第1実施例に係る留め具と同一、又は実質
的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によって、
各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共に、
この第1実施例に係る留め具と同一の機能を、当該留め
具の吸着部にもたらすものであることから、前記第1実
施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の構成部分
には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0173】「第15実施例に係る留め具」図47〜図
49は第15実施例に係る留め具を示している。この第
15実施例に係る留め具の吸着具Aは、この吸着具Aに
備えられている強磁性部材2の強磁性板部3を円板状に
構成すると共に、この円板状をなす強磁性板部3に介在
物としての傾斜補助具15を添装し、当該の強磁性部材
2と、この傾斜補助具15及び止着具6とを、強磁性突
起部4によって一体的に固着した構成を備え、且つ、第
8実施例に係る留め具におけるように当該吸着具Aの吸
着面aに、被吸着具Bにおける強磁性板部101の入る
凹部12を設けると共に、当該強磁性板部101が、こ
の凹部12内に入り込み得る大きさに設けた以外の構成
を、前記第14実施例における留め具と同一、又は実質
的に同一としてある。
49は第15実施例に係る留め具を示している。この第
15実施例に係る留め具の吸着具Aは、この吸着具Aに
備えられている強磁性部材2の強磁性板部3を円板状に
構成すると共に、この円板状をなす強磁性板部3に介在
物としての傾斜補助具15を添装し、当該の強磁性部材
2と、この傾斜補助具15及び止着具6とを、強磁性突
起部4によって一体的に固着した構成を備え、且つ、第
8実施例に係る留め具におけるように当該吸着具Aの吸
着面aに、被吸着具Bにおける強磁性板部101の入る
凹部12を設けると共に、当該強磁性板部101が、こ
の凹部12内に入り込み得る大きさに設けた以外の構成
を、前記第14実施例における留め具と同一、又は実質
的に同一としてある。
【0174】かかる点から、吸着具Aを構成するケース
7の吸着面側の周側の円周方向に、環状に突き出す突部
7fを設け、この突部7fの内側に、当該突部7fの突
壁によって囲まれた凹部12を構成し、この凹部12の
面を吸着面として用いている。また、前記の介在物とし
ての傾斜補助具15には、前記の強磁性突起部4の細径
桿部4aの挿通される孔15bが円板状をなす板部15
cの略中央部分に開設してあると共に、その周側の円周
方向に突部15aが、該板部15cの折り曲げ部として
構成してある。この傾斜補助具15における突部15a
は、吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに向けて突
き出す構成とされており、しかもその中程において最大
の突き出し幅に構成されると共に、この最大突き出し幅
部分から、両側端に向けて、前記突き出し幅が小さくな
るように構成されている。
7の吸着面側の周側の円周方向に、環状に突き出す突部
7fを設け、この突部7fの内側に、当該突部7fの突
壁によって囲まれた凹部12を構成し、この凹部12の
面を吸着面として用いている。また、前記の介在物とし
ての傾斜補助具15には、前記の強磁性突起部4の細径
桿部4aの挿通される孔15bが円板状をなす板部15
cの略中央部分に開設してあると共に、その周側の円周
方向に突部15aが、該板部15cの折り曲げ部として
構成してある。この傾斜補助具15における突部15a
は、吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに向けて突
き出す構成とされており、しかもその中程において最大
の突き出し幅に構成されると共に、この最大突き出し幅
部分から、両側端に向けて、前記突き出し幅が小さくな
るように構成されている。
【0175】この第15実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第14実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第14実施例に係る留め具と同一、又は
実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、この第14実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、前記
第14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の
構成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第14実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第14実施例に係る留め具と同一、又は
実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、この第14実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、前記
第14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の
構成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0176】「第16実施例に係る留め具」図50及び
図51は第16実施例に係る留め具を示している。この
第16実施例に係る留め具は、吸着具Aに備えられてい
る強磁性部材2の強磁性板部3を円板状のものとして構
成し、これに取付けられる止着具6が突部6dを備えた
ものになすと共に、吸着具Aの吸着面aに、穴5に向け
た漏斗状の傾斜凹面が備えられた以外の構成を、前記第
14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一とし
ている。
図51は第16実施例に係る留め具を示している。この
第16実施例に係る留め具は、吸着具Aに備えられてい
る強磁性部材2の強磁性板部3を円板状のものとして構
成し、これに取付けられる止着具6が突部6dを備えた
ものになすと共に、吸着具Aの吸着面aに、穴5に向け
た漏斗状の傾斜凹面が備えられた以外の構成を、前記第
14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一とし
ている。
【0177】かかる点から、前記強磁性板部3に、強磁
性突起部4によって一体に取付けられる止着具6に設け
られる突部6dを、当該止着具6の備えられる吸着具A
の取付けられる取付け対象物Cに向けて突き出す構成と
し、当該止着具6の座板6bの延設板部6b’から、当
該座板6bの折り曲げ部分として突き出すように構成す
る。ここで、座板6bの延設板部6b’の周側に沿って
設けられる突部6dは、その中程を最大の突き出し幅と
し、この最大突き出し幅部分から、両側端に向けて漸次
突き出し幅を小さくする構成としている。
性突起部4によって一体に取付けられる止着具6に設け
られる突部6dを、当該止着具6の備えられる吸着具A
の取付けられる取付け対象物Cに向けて突き出す構成と
し、当該止着具6の座板6bの延設板部6b’から、当
該座板6bの折り曲げ部分として突き出すように構成す
る。ここで、座板6bの延設板部6b’の周側に沿って
設けられる突部6dは、その中程を最大の突き出し幅と
し、この最大突き出し幅部分から、両側端に向けて漸次
突き出し幅を小さくする構成としている。
【0178】また、吸着具Aの吸着面aの周側部を残し
た部分を、該吸着具Aの穴5に向けて漏斗状に傾斜する
凹面とし、被吸着具Bにおける強磁性突起部102を、
該穴5に導き入れ易くしている。かゝる点から、永久磁
石1の磁極面1aと、この磁極面1aに接するケース7
の天壁部7cを、夫々平面状の周側部分を残してして、
夫々の孔1c、又は孔7bに向けて漏斗状に傾斜する凹
面に構成する。
た部分を、該吸着具Aの穴5に向けて漏斗状に傾斜する
凹面とし、被吸着具Bにおける強磁性突起部102を、
該穴5に導き入れ易くしている。かゝる点から、永久磁
石1の磁極面1aと、この磁極面1aに接するケース7
の天壁部7cを、夫々平面状の周側部分を残してして、
夫々の孔1c、又は孔7bに向けて漏斗状に傾斜する凹
面に構成する。
【0179】この第16実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第14実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第14実施例に係る留め具と同一、又は
実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、この第14実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、前記
第14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の
構成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第14実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第14実施例に係る留め具と同一、又は
実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、この第14実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、前記
第14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の
構成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0180】「第17実施例に係る留め具」図52及び
図53は第17実施例に係る留め具を示している。この
第17実施例に係る留め具は、吸着具Aにおける強磁性
突起部4が被吸着具Bにおける皿状の強磁性部材100
の強磁性板部101の面に直接々触する構成としてあ
り、この被吸着具Bに備えられた強磁性板部101に、
強磁性突起を設けず、これに代って、該強磁性板部10
1の円周方向に環状の突部101bを設けるようになす
と共に、止着具112を当該強磁性板部101に直接溶
着した以外の構成を、前記第14実施例に係る留め具と
同一、又は実質的に同一としている。
図53は第17実施例に係る留め具を示している。この
第17実施例に係る留め具は、吸着具Aにおける強磁性
突起部4が被吸着具Bにおける皿状の強磁性部材100
の強磁性板部101の面に直接々触する構成としてあ
り、この被吸着具Bに備えられた強磁性板部101に、
強磁性突起を設けず、これに代って、該強磁性板部10
1の円周方向に環状の突部101bを設けるようになす
と共に、止着具112を当該強磁性板部101に直接溶
着した以外の構成を、前記第14実施例に係る留め具と
同一、又は実質的に同一としている。
【0181】叙上における強磁性板部101は、略円板
状をなす板部の周側から、その円周方向に環状の突部1
01bを突壁として備え、この環状の突部101b内
に、吸着具Aの吸着面aの側が入り込み得る構成として
あり、吸着具Aが、その吸着状態において横ずれしない
ように機能している。また、この強磁性部材100に取
付けられる止着具112は、この強磁性部材100が、
強磁性突起部102を備えていないことから、円板状を
なす当該の強磁性板部101の面に直接溶接する構成と
してあり、円板状の座板112bの周側に、一対の脚片
112a、112aを、該座板112bの折り曲げ部と
して構成している。
状をなす板部の周側から、その円周方向に環状の突部1
01bを突壁として備え、この環状の突部101b内
に、吸着具Aの吸着面aの側が入り込み得る構成として
あり、吸着具Aが、その吸着状態において横ずれしない
ように機能している。また、この強磁性部材100に取
付けられる止着具112は、この強磁性部材100が、
強磁性突起部102を備えていないことから、円板状を
なす当該の強磁性板部101の面に直接溶接する構成と
してあり、円板状の座板112bの周側に、一対の脚片
112a、112aを、該座板112bの折り曲げ部と
して構成している。
【0182】この第17実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第14実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第14実施例に係る留め具と同一、又は
実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、この第14実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、前記
第14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の
構成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第14実施例に係る留め具と異なる構成以外
の構成を、当該第14実施例に係る留め具と同一、又は
実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法によっ
て、各種の取付け対象物に対して取付け使用されると共
に、この第14実施例に係る留め具と同一の機能を、当
該留め具の吸着部にもたらすものであることから、前記
第14実施例に係る留め具と同一、又は実質的に同一の
構成部分には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0183】図54〜図59で示される係る留め具は、
当該留め具を構成する吸着具Aと被吸着具Bの双方に対
して、当該留め具を、それぞれの取付け対象物C、C’
に対して傾かせた状態に取付ける手段を設け、当該吸着
具Aにおける吸着面aと、被吸着具Bにおける被吸着面
bとが、夫々の取付け対象物C、C’の取付け面c、
c’に交差する仮想平面D、D’にある面d、d’を含
む面を備えた構成とし、また、同時に、吸着具Aと被吸
着具Bとを吸着した際に、夫々の取付け対象物C、C’
における互に向き合った取付け面c、c’が非平行の状
態で、この吸着具A及び被吸着具Bが互に平行となる面
e、e’を、それぞれの吸着面aと、被吸着面bとに備
えた構成としている。又、ここにおいて、夫々の主たる
吸着面a’、主たる被吸着面b’、及び互いに向き合っ
た平行となる面e、e’、仮想平面D、D’にある面
d、d’を含む面の、夫々の構成部分は、前記各実施例
において設けられたと同様にこれらの、いずれの部分に
設けられていても良い。
当該留め具を構成する吸着具Aと被吸着具Bの双方に対
して、当該留め具を、それぞれの取付け対象物C、C’
に対して傾かせた状態に取付ける手段を設け、当該吸着
具Aにおける吸着面aと、被吸着具Bにおける被吸着面
bとが、夫々の取付け対象物C、C’の取付け面c、
c’に交差する仮想平面D、D’にある面d、d’を含
む面を備えた構成とし、また、同時に、吸着具Aと被吸
着具Bとを吸着した際に、夫々の取付け対象物C、C’
における互に向き合った取付け面c、c’が非平行の状
態で、この吸着具A及び被吸着具Bが互に平行となる面
e、e’を、それぞれの吸着面aと、被吸着面bとに備
えた構成としている。又、ここにおいて、夫々の主たる
吸着面a’、主たる被吸着面b’、及び互いに向き合っ
た平行となる面e、e’、仮想平面D、D’にある面
d、d’を含む面の、夫々の構成部分は、前記各実施例
において設けられたと同様にこれらの、いずれの部分に
設けられていても良い。
【0184】「第18実施例に係る留め具」図54及び
図55は第18実施例に係る留め具を示している。この
第18実施例に係る留め具は、吸着具Aを、第14実施
例に係る留め具の吸着具Aと同一、又は実質的に同一の
構成としてあり、また、被吸着具Bを、第1実施例に係
る留め具の被吸着具Bと同一、又は実質的に同一の構成
としてある。
図55は第18実施例に係る留め具を示している。この
第18実施例に係る留め具は、吸着具Aを、第14実施
例に係る留め具の吸着具Aと同一、又は実質的に同一の
構成としてあり、また、被吸着具Bを、第1実施例に係
る留め具の被吸着具Bと同一、又は実質的に同一の構成
としてある。
【0185】即ち、この第18実施例に係る留め具にお
いては、吸着具Aに備えられた強磁性部材2の強磁性板
部3に対して、第14実施例に係る留め具における吸着
具Aに備えられたと同一、又は実質的に同一の構成から
なる突部14を設け、また、被吸着具Bに備えられた強
磁性部材100としての強磁性板部101に対して、第
1実施例に係る留め具における被吸着具に備えられたと
同一、又は実質的に同一の構成からなる突部105を設
け、夫々吸着具A及び被吸着具Bを傾かせる手段F、
F’としており、当該傾かせる手段F、F’が互に背中
合せの状態となるようにしてある。
いては、吸着具Aに備えられた強磁性部材2の強磁性板
部3に対して、第14実施例に係る留め具における吸着
具Aに備えられたと同一、又は実質的に同一の構成から
なる突部14を設け、また、被吸着具Bに備えられた強
磁性部材100としての強磁性板部101に対して、第
1実施例に係る留め具における被吸着具に備えられたと
同一、又は実質的に同一の構成からなる突部105を設
け、夫々吸着具A及び被吸着具Bを傾かせる手段F、
F’としており、当該傾かせる手段F、F’が互に背中
合せの状態となるようにしてある。
【0186】かかる構成を吸着具Aと、被吸着具Bとに
もたらすことによって、吸着具Aの吸着面a、特に、主
たる吸着面a’が、この吸着具Aを取付ける取付け対象
物Cの取付け面cに交差する仮想平面Dにある面dを含
み、且つ、被吸着具Bの被吸着面b、特に、主たる被吸
着面b’が、この被吸着具Bを取付ける取付け対象物
C’の取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面
d’を含む構成とされる。
もたらすことによって、吸着具Aの吸着面a、特に、主
たる吸着面a’が、この吸着具Aを取付ける取付け対象
物Cの取付け面cに交差する仮想平面Dにある面dを含
み、且つ、被吸着具Bの被吸着面b、特に、主たる被吸
着面b’が、この被吸着具Bを取付ける取付け対象物
C’の取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面
d’を含む構成とされる。
【0187】また、かかる構成を吸着具Aと、被吸着具
Bとにもたらすことによって、当該の吸着具Aと、被吸
着具Bとを吸着した際に、この吸着具Aの取付けられて
いる取付け対象物Cの取付け面cと、被吸着具Bの取付
けられている取付け対象物C’の取付け面c’とが非平
行の状態で、当該の吸着具Aの吸着面aと、被吸着具B
の被吸着面bとに、互に平行となる面e、e’が構成さ
れる。
Bとにもたらすことによって、当該の吸着具Aと、被吸
着具Bとを吸着した際に、この吸着具Aの取付けられて
いる取付け対象物Cの取付け面cと、被吸着具Bの取付
けられている取付け対象物C’の取付け面c’とが非平
行の状態で、当該の吸着具Aの吸着面aと、被吸着具B
の被吸着面bとに、互に平行となる面e、e’が構成さ
れる。
【0188】この第18実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第1実施例に係る留め具の被吸着具B及び第
14実施例に係る留め具の吸着具Aと異なる構成以外の
構成を、当該第1及び14実施例に係る留め具と同一、
又は実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法に
よって、各種の取付け対象物に対して取付け使用される
と共に、この第1及び14実施例に係る留め具と同一の
機能を、当該留め具の吸着部にもたらすものであること
から、前記第1実施例に係る留め具の被吸着具Bと、第
14実施例に係る留め具の吸着具Aと同一、又は実質的
に同一の構成部分には、同一の番号を付して説明を省略
する。
説明された第1実施例に係る留め具の被吸着具B及び第
14実施例に係る留め具の吸着具Aと異なる構成以外の
構成を、当該第1及び14実施例に係る留め具と同一、
又は実質的に同一としてあり、且つ同一の取付け手法に
よって、各種の取付け対象物に対して取付け使用される
と共に、この第1及び14実施例に係る留め具と同一の
機能を、当該留め具の吸着部にもたらすものであること
から、前記第1実施例に係る留め具の被吸着具Bと、第
14実施例に係る留め具の吸着具Aと同一、又は実質的
に同一の構成部分には、同一の番号を付して説明を省略
する。
【0189】「第19実施例に係る留め具」図56及び
図57は第19実施例に係る留め具を示している。この
第19実施例に係る留め具は、吸着具Aを、第15実施
例に係る留め具の吸着具Aにおいて、当該吸着具Aに凹
部12を設けていない構成と同一、又は実質的に同一と
してあり、また、被吸着具Bを、前記第7実施例に係る
留め具における被吸着具Bと同一、又は実質的に同一の
構成としている。
図57は第19実施例に係る留め具を示している。この
第19実施例に係る留め具は、吸着具Aを、第15実施
例に係る留め具の吸着具Aにおいて、当該吸着具Aに凹
部12を設けていない構成と同一、又は実質的に同一と
してあり、また、被吸着具Bを、前記第7実施例に係る
留め具における被吸着具Bと同一、又は実質的に同一の
構成としている。
【0190】即ち吸着具Aの吸着面aが平らな面に構成
されていると共に、この吸着具Aに備えられた板状をな
す強磁性部材2の強磁性板部3に対して、傾斜補助具1
5が、強磁性突起部4によって一体に取付けられた構成
とされており、この傾斜補助具15に、当該吸着具Aの
取付けられる取付け対象物Cに向けて突き出す突部15
aが設けてある。また、被吸着具Bに備えられた板状を
なす強磁性部材100としての強磁性板部101に対し
て、傾斜補助具109が、強磁性突起部102によって
一体に取付けられた構成とされており、この傾斜補助具
109に、当該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’に向けて突き出す突部109aが設けてある。かか
る傾斜補助具15及び109における突部15a、及び
突部109aを夫々当該留め具を傾かせる手段F、F’
とするものであり、この傾かせる手段Fと、傾かせる手
段F’とが互に背中合せの状態とされている。
されていると共に、この吸着具Aに備えられた板状をな
す強磁性部材2の強磁性板部3に対して、傾斜補助具1
5が、強磁性突起部4によって一体に取付けられた構成
とされており、この傾斜補助具15に、当該吸着具Aの
取付けられる取付け対象物Cに向けて突き出す突部15
aが設けてある。また、被吸着具Bに備えられた板状を
なす強磁性部材100としての強磁性板部101に対し
て、傾斜補助具109が、強磁性突起部102によって
一体に取付けられた構成とされており、この傾斜補助具
109に、当該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物
C’に向けて突き出す突部109aが設けてある。かか
る傾斜補助具15及び109における突部15a、及び
突部109aを夫々当該留め具を傾かせる手段F、F’
とするものであり、この傾かせる手段Fと、傾かせる手
段F’とが互に背中合せの状態とされている。
【0191】かくして構成される吸着具Aと、被吸着具
Bとは、前記第18実施例に係る留め具と実質的に同一
の機能的構造を備えるものであり、当該第18実施例に
係る留め具と同様の平行となる面e、e’を備え、且
つ、夫々の取付け対象物C、C’における取付け面c、
c’に交差する仮想平面D、D’にある面d、d’を備
えた構成とされる。
Bとは、前記第18実施例に係る留め具と実質的に同一
の機能的構造を備えるものであり、当該第18実施例に
係る留め具と同様の平行となる面e、e’を備え、且
つ、夫々の取付け対象物C、C’における取付け面c、
c’に交差する仮想平面D、D’にある面d、d’を備
えた構成とされる。
【0192】この第19実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第15実施例に係る留め具における吸着具A
及び第7実施例に係る留め具の被吸着具Bと異なる構成
以外の構成を、当該第15及び第7実施例に係る留め具
と同一、又は実質的に同一としてあり、且つ同一の取付
け手法によって、各種の取付け対象物に対して取付け使
用されると共に、この第15実施例に係る留め具におけ
る吸着具Aと、第7実施例に係る留め具における被吸着
具Bと同一の機能を、当該留め具の吸着部にもたらすも
のであることから、前記第7実施例に係る留め具におけ
る被吸着具B及び第15実施例に係る留め具の吸着具A
と同一、又は実質的に同一の構成部分には、同一の番号
を付して説明を省略する。
説明された第15実施例に係る留め具における吸着具A
及び第7実施例に係る留め具の被吸着具Bと異なる構成
以外の構成を、当該第15及び第7実施例に係る留め具
と同一、又は実質的に同一としてあり、且つ同一の取付
け手法によって、各種の取付け対象物に対して取付け使
用されると共に、この第15実施例に係る留め具におけ
る吸着具Aと、第7実施例に係る留め具における被吸着
具Bと同一の機能を、当該留め具の吸着部にもたらすも
のであることから、前記第7実施例に係る留め具におけ
る被吸着具B及び第15実施例に係る留め具の吸着具A
と同一、又は実質的に同一の構成部分には、同一の番号
を付して説明を省略する。
【0193】「第20実施例に係る留め具」図58及び
図59は第20実施例に係る留め具を示している。この
第20実施例に係る留め具は、その吸着具Aの構成にお
いてケース7を用いることなく、強磁性板部3に取付け
られた強磁性突起部4を、直接永久磁石1の孔1cに圧
入することで、この永久磁石1と、強磁性部材2並びに
強磁性突起部4によって当該の強磁性部材2に対して一
体に組付けられている止着具6とを、相互に一体的に止
着する構成とした以外の吸着具Aの構成を、前記第18
実施例に係る留め具における吸着具Aの構成と同一、又
は実質的に同一としている。また、被吸着具Bを、前記
第1実施例に係る留め具における被吸着具Bの構成と同
一、又は実質的に同一としている。
図59は第20実施例に係る留め具を示している。この
第20実施例に係る留め具は、その吸着具Aの構成にお
いてケース7を用いることなく、強磁性板部3に取付け
られた強磁性突起部4を、直接永久磁石1の孔1cに圧
入することで、この永久磁石1と、強磁性部材2並びに
強磁性突起部4によって当該の強磁性部材2に対して一
体に組付けられている止着具6とを、相互に一体的に止
着する構成とした以外の吸着具Aの構成を、前記第18
実施例に係る留め具における吸着具Aの構成と同一、又
は実質的に同一としている。また、被吸着具Bを、前記
第1実施例に係る留め具における被吸着具Bの構成と同
一、又は実質的に同一としている。
【0194】即ち、吸着具Aは、孔1cを磁極間に亘っ
て開設したプラスチック製の永久磁石1と、この永久磁
石1の一方の磁極面に備えられる円板状の強磁性部材2
の強磁性板部3と、この孔1c内に押し入れられる強磁
性突起部4と、脚片6a、6aを備えた止着具6とで構
成してあり、先ず、強磁性突起部4の細径桿部4aを、
強磁性板部3と、止着具6の孔2aと、6cとに挿通
し、この孔6cから突き出した該細径桿部4a端を、止
着具6の座板6bの面に圧潰することで、これらの各部
材を一体のものとし、次いで、強磁性突起部4を、前記
永久磁石1の孔1c内に強く押し入れることで、前記結
合部品を該永久磁石1に固定して吸着具Aを構成してい
る。
て開設したプラスチック製の永久磁石1と、この永久磁
石1の一方の磁極面に備えられる円板状の強磁性部材2
の強磁性板部3と、この孔1c内に押し入れられる強磁
性突起部4と、脚片6a、6aを備えた止着具6とで構
成してあり、先ず、強磁性突起部4の細径桿部4aを、
強磁性板部3と、止着具6の孔2aと、6cとに挿通
し、この孔6cから突き出した該細径桿部4a端を、止
着具6の座板6bの面に圧潰することで、これらの各部
材を一体のものとし、次いで、強磁性突起部4を、前記
永久磁石1の孔1c内に強く押し入れることで、前記結
合部品を該永久磁石1に固定して吸着具Aを構成してい
る。
【0195】かくして構成される吸着具Aと、被吸着具
Bとは、互に背中合せの状態に、当該留め具を傾かせる
手段F、F’としての突部14、突部105とを備えた
構成とされ、この結果、前記第18実施例に係る留め具
と同様に、当該留め具が互に、平行となる面e、e’を
備え、且つ、夫々の取付け対象物C、C’における取付
け面c、c’に交差する仮想平面D、D’にある面d、
d’を備えた構成とされる。
Bとは、互に背中合せの状態に、当該留め具を傾かせる
手段F、F’としての突部14、突部105とを備えた
構成とされ、この結果、前記第18実施例に係る留め具
と同様に、当該留め具が互に、平行となる面e、e’を
備え、且つ、夫々の取付け対象物C、C’における取付
け面c、c’に交差する仮想平面D、D’にある面d、
d’を備えた構成とされる。
【0196】この第20実施例に係る留め具は、叙上で
説明された第1実施例に係る留め具における被吸着具B
及び第18実施例に係る吸着具Aと異なる構成以外の構
成を、当該各実施例に係る留め具の吸着具A及び被吸着
具Bと同一、又は実質的に同一としてあり、且つ同一の
取付け手法によって、各種の取付け対象物に対して取付
け使用されると共に、この各実施例に係る留め具の吸着
具A及び被吸着具Bと同一の機能を、当該留め具の吸着
部にもたらすものであることから、前記第1実施例に係
る留め具における被吸着具B及び第18実施例に係る留
め具の吸着具Aと同一、又は実質的に同一の構成部分に
は、同一の番号を付して説明を省略する。
説明された第1実施例に係る留め具における被吸着具B
及び第18実施例に係る吸着具Aと異なる構成以外の構
成を、当該各実施例に係る留め具の吸着具A及び被吸着
具Bと同一、又は実質的に同一としてあり、且つ同一の
取付け手法によって、各種の取付け対象物に対して取付
け使用されると共に、この各実施例に係る留め具の吸着
具A及び被吸着具Bと同一の機能を、当該留め具の吸着
部にもたらすものであることから、前記第1実施例に係
る留め具における被吸着具B及び第18実施例に係る留
め具の吸着具Aと同一、又は実質的に同一の構成部分に
は、同一の番号を付して説明を省略する。
【0197】叙上の各実施例は、本発明がもっとも良く
理解され易い典型的な実施例を示したものであって、吸
着手段、この吸着手段に対応した被吸着手段、吸着面
と、これに対応した被吸着面の形状、吸着具及び被吸着
具を夫々の取付け対象物に取付ける手段、また夫々の取
付け対象物に対して傾かせる手段などのいずれも、叙上
の各実施例に限定されるものではない。
理解され易い典型的な実施例を示したものであって、吸
着手段、この吸着手段に対応した被吸着手段、吸着面
と、これに対応した被吸着面の形状、吸着具及び被吸着
具を夫々の取付け対象物に取付ける手段、また夫々の取
付け対象物に対して傾かせる手段などのいずれも、叙上
の各実施例に限定されるものではない。
【0198】
【発明の効果】本発明に係る留め具では、吸着具Aに被
吸着具Bが吸着された際に、該吸着具Aの取付けられる
取付け対象物Cの取付け面cと、該被吸着具Bの取付け
られる取付け対象物C’の取付け面c’とが平行となら
ない一対の取付け対象物C、C’における一方の取付け
対象物Cに吸着具Aを、他方の取付け対象物C’に被吸
着具Bを取付けて用いる留め具において、この留め具に
おける吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際に、該吸着
具Aにおける吸着面aと、前記被吸着具Bにおける被吸
着面bとが平行となる面e、e’を備えた構成としてい
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合った取付け面c、c’が
非平行であっても、該吸着具Aと、被吸着具Bの吸着面
aと被吸着面bにおける互に平行となる面e、e’が確
実に吸着する特長を有している。
吸着具Bが吸着された際に、該吸着具Aの取付けられる
取付け対象物Cの取付け面cと、該被吸着具Bの取付け
られる取付け対象物C’の取付け面c’とが平行となら
ない一対の取付け対象物C、C’における一方の取付け
対象物Cに吸着具Aを、他方の取付け対象物C’に被吸
着具Bを取付けて用いる留め具において、この留め具に
おける吸着具Aに被吸着具Bが吸着された際に、該吸着
具Aにおける吸着面aと、前記被吸着具Bにおける被吸
着面bとが平行となる面e、e’を備えた構成としてい
ることから、吸着具Aと、被吸着具Bとを取付ける取付
け対象物C、C’の互に向き合った取付け面c、c’が
非平行であっても、該吸着具Aと、被吸着具Bの吸着面
aと被吸着面bにおける互に平行となる面e、e’が確
実に吸着する特長を有している。
【0199】本発明に係る留め具では、吸着具Aにおけ
る主たる吸着面aが、該吸着具Aの取付けられる取付け
対象物Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dにあ
る面dを含み、又は、被吸着具Bにおける主たる被吸着
面bが、該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’
における取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面
d’を含み、又は、吸着具Aにおける主たる吸着面a’
と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’とが、該吸
着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫々の取付け対象
物C、C’における取付け面c、c’に交差する仮想平
面D、D’にある面を含んでいる構成としていることか
ら、吸着具Aと、被吸着具Bとが取付けられている取付
け対象物C、C’の互に向き合う取付け面c、c’が非
平行であっても、夫々の仮想平面D、D’と各取付け面
c、c’とのなす交差角に対応して、吸着具Aにおける
仮想平面Dにある面dが非吸着具Bの被吸着面bを吸着
し、又は、被吸着具Bにおける仮想平面D’にある面
d’が吸着具Aの吸着面aに吸着され、又は夫々の仮想
平面にある面d、d’相互が都合良く吸着される特長を
有している。
る主たる吸着面aが、該吸着具Aの取付けられる取付け
対象物Cにおける取付け面cに交差する仮想平面Dにあ
る面dを含み、又は、被吸着具Bにおける主たる被吸着
面bが、該被吸着具Bの取付けられる取付け対象物C’
における取付け面c’に交差する仮想平面D’にある面
d’を含み、又は、吸着具Aにおける主たる吸着面a’
と、被吸着具Bにおける主たる被吸着面b’とが、該吸
着具Aと被吸着具Bとの取付けられる夫々の取付け対象
物C、C’における取付け面c、c’に交差する仮想平
面D、D’にある面を含んでいる構成としていることか
ら、吸着具Aと、被吸着具Bとが取付けられている取付
け対象物C、C’の互に向き合う取付け面c、c’が非
平行であっても、夫々の仮想平面D、D’と各取付け面
c、c’とのなす交差角に対応して、吸着具Aにおける
仮想平面Dにある面dが非吸着具Bの被吸着面bを吸着
し、又は、被吸着具Bにおける仮想平面D’にある面
d’が吸着具Aの吸着面aに吸着され、又は夫々の仮想
平面にある面d、d’相互が都合良く吸着される特長を
有している。
【0200】本発明に係る留め具では、吸着具Aが、こ
の吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに対して、傾
いて取付けられ、又は、被吸着具Bが、この被吸着具B
の取付けられる取付け対象物C’に対して、傾いて取付
けられ、又は、吸着具Aと被吸着具Bとが、夫々に取付
けられる取付け対象物C、C’に対して、傾いて取付け
られる構成としていることから、吸着具Aと、被吸着具
Bとが取付けられている取付け対象物C、C’の互に向
き合っている取付け面c、c’が非平行であっても、当
該 吸着具A又は被吸着具B、又は吸着具Aと被吸着具
Bとの取付け対象物C、C’に対する傾きに対応して、
吸着具Aが被吸着具Bを都合良く吸着する特長を有して
いる。
の吸着具Aの取付けられる取付け対象物Cに対して、傾
いて取付けられ、又は、被吸着具Bが、この被吸着具B
の取付けられる取付け対象物C’に対して、傾いて取付
けられ、又は、吸着具Aと被吸着具Bとが、夫々に取付
けられる取付け対象物C、C’に対して、傾いて取付け
られる構成としていることから、吸着具Aと、被吸着具
Bとが取付けられている取付け対象物C、C’の互に向
き合っている取付け面c、c’が非平行であっても、当
該 吸着具A又は被吸着具B、又は吸着具Aと被吸着具
Bとの取付け対象物C、C’に対する傾きに対応して、
吸着具Aが被吸着具Bを都合良く吸着する特長を有して
いる。
【図1】本発明の典型的な実施例に係る留め具を示す構
成図
成図
【図2】本発明の典型的な他の実施例に係る留め具を示
す構成図
す構成図
【図3】本発明の典型的な更に他の実施例に係る留め具
を示す構成図
を示す構成図
【図4】本発明の典型的な更に他の実施例に係る留め具
を示す構成図
を示す構成図
【図5】本発明の典型的な更に他の実施例に係る留め具
を示す構成図
を示す構成図
【図6】本発明の典型的な更に他の実施例に係る留め具
を示す構成図
を示す構成図
【図7】本発明に係る留め具を用いた典型的な一実施例
を示す要部破断斜視図
を示す要部破断斜視図
【図8】同要部側面図
【図9】第1実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図10】同留め具の吸着前の状態を示す断面図
【図11】同留め具の取付け使用状態をその吸着前の状
態で示す要部断面図
態で示す要部断面図
【図12】同取付け使用状態の留め具を切断方向を変え
てその吸着前の状態で示した要部断面図
てその吸着前の状態で示した要部断面図
【図13】同留め具の吸着した状態を、図11の切断面
の切断方向で示した要部断面図
の切断方向で示した要部断面図
【図14】第2実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図15】同留め具の吸着した状態を示す断面図
【図16】第3実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図17】同留め具の吸着前の状態を示す断面図
【図18】同留め具を取付け対象物に取付け、且つ吸着
させた状態の要部断面図
させた状態の要部断面図
【図19】第4実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図20】同留め具の吸着前の状態を示す断面図
【図21】同留め具を取付け対象物に取付け、且つ吸着
させた状態の要部断面図
させた状態の要部断面図
【図22】第5実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図23】同留め具の吸着前の状態を示す断面図
【図24】同留め具を取付け対象物に取付け、且つ吸着
させた状態の要部断面図
させた状態の要部断面図
【図25】第6実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図26】同留め具の吸着前の状態を圧潰具と共に示す
断面図
断面図
【図27】同留め具を取付け対象物に取付け、且つ吸着
させた状態の要部断面図
させた状態の要部断面図
【図28】第7実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図29】同留め具を取付け対象物に取付け、且つ吸着
させた状態の断面図
させた状態の断面図
【図30】同留め具を取付け対象物に取付け、且つ吸着
させた状態をその切断の向きを変えて示した要部断面図
させた状態をその切断の向きを変えて示した要部断面図
【図31】第8実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図32】同留め具の吸着前の状態の断面図
【図33】同留め具を吸着した状態の断面図
【図34】第9実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図35】同留め具を吸着した状態の断面図
【図36】第10実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図37】同留め具を吸着した状態の断面図
【図38】第11実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図39】同留め具の吸着前の状態の断面図
【図40】第12実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図41】同留め具の吸着した状態の断面図
【図42】第13実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図43】同留め具の吸着前の状態の断面図
【図44】同留め具を取付け対象物に取付け、且つ吸着
させた状態の要部断面図
させた状態の要部断面図
【図45】第14実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図46】同留め具の吸着前の状態の断面図
【図47】第15実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図48】同留め具の吸着前の状態の断面図
【図49】同留め具を吸着した状態の断面図
【図50】第16実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図51】同留め具の吸着前の状態の断面図
【図52】第17実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図53】同留め具を吸着した状態の断面図
【図54】第18実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図55】同留め具を吸着した状態の断面図
【図56】第19実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図57】同留め具の吸着前の状態の断面図
【図58】第20実施例に係る留め具の部品分離斜視図
【図59】同留め具を吸着した状態の断面図
【図60】従来留め具の吸着状態を示す構成図
【図61】従来の他の留め具の吸着状態を示す構成図
【図62】図61に係る留め具の作用状態を示す構成図
A 吸着具 a 吸着面 a’ 主たる吸着面 B 被吸着具 b 被吸着面 b’ 主たる被吸着面 C 取付け対象物 C’ 取付け対象物 c 取付け面 c’ 取付け面 D 仮想平面 D’ 仮想平面 d 仮想平面にある面 d’ 仮想平面にある面 e 平行となる面 e’ 平行となる面 F 傾かせる手段 F’ 傾かせる手段 G 取付け手段 G’ 取付け手段 1 永久磁石 2 強磁性部材 3 強磁性板部 4 強磁性突起部 100 強磁性部材 101 強磁性板部 102 強磁性突起部
Claims (31)
- 【請求項1】 永久磁石を備えた吸着具と、この吸着具
に吸着される強磁性部材を備えた被吸着具とよりなり、 前記吸着具に被吸着具が吸着された際に、該吸着具の取
付けられる取付け対象物の取付け面と、該被吸着具の取
付けられる取付け対象物の取付け面とが平行とならない
一対の取付け対象物における一方の取付け対象物に吸着
具を、他方の取付け対象物に被吸着具を取付けて用いる
留め具であって、 この留め具における吸着具に被吸着具が吸着された際
に、該吸着具における吸着面と、前記被吸着具における
被吸着面とが平行となる面を備えていることを特徴とす
る留め具。 - 【請求項2】 前記留め具を構成する吸着具に被吸着具
が吸着された際に、この吸着具と、被吸着具とが備えて
いる互に平行となる面が、該吸着具の吸着面及び該被吸
着具の被吸着面の全部又は一部であることを特徴とする
請求項1記載の留め具。 - 【請求項3】 前記留め具を構成する吸着具に被吸着具
が吸着された際に、この吸着具と、被吸着具とが備えて
いる互に平行となる面が、平面状の面、又は平面状の面
を含む面であることを特徴とする請求項1記載の留め
具。 - 【請求項4】 前記留め具を構成する吸着具に被吸着具
が吸着された際に、この吸着具と、被吸着具とが備えて
いる互に平行となる面が、傾斜面状の面、又は、傾斜面
状の面を含む面であることを特徴とする請求項1記載の
留め具。 - 【請求項5】 前記留め具を構成する吸着具に被吸着具
が吸着された際に、この吸着具と、被吸着具とが備えて
いる互に平行となる面が、曲面状の面、又は曲面状の面
を含む面であることを特徴とする請求項1記載の留め
具。 - 【請求項6】 前記留め具を構成する吸着具に被吸着具
が吸着された際に、この吸着具と、被吸着具とが備えて
いる互に平行となる面が、平面状の面、傾斜面状の面、
曲面状の面のいずれか2以上の面の組み合せ面、又は当
該組合せ面を含む面であることを特徴とする請求項1記
載の留め具。 - 【請求項7】 永久磁石を備えた吸着具と、この吸着具
に吸着される強磁性部材を備えた被吸着具とよりなり、 この吸着具と、被吸着具とが、一対の取付け対象物にお
ける取付け面に対して、取付け使用される留め具であっ
て、 前記吸着具における主たる吸着面が、該吸着具の取付け
られる取付け対象物における取付け面に交差する仮想平
面にある面を含み、 又は、前記被吸着具における主たる被吸着面が、該被吸
着具の取付けられる取付け対象物における取付け面に交
差する仮想平面にある面を含み、 又は、前記吸着具における主たる吸着面と、被吸着具に
おける主たる被吸着面とが、該吸着具と被吸着具との取
付けられる夫々の取付け対象物における取付け面に交差
する仮想平面にある面を含んでいることを特徴とする留
め具。 - 【請求項8】 前記吸着具の主たる吸着面が、 該吸着面の少なくとも一側部と、該側部に向き合ってい
る他の側部とを、前記吸着具の取付けられる取付け対象
物における取付け面に交差する仮想平面においた面とし
ていることを特徴とする請求項7記載の留め具。 - 【請求項9】 前記被吸着具の主たる被吸着面が、 該被吸着面の少なくとも一側部と、該側部に向き合って
いる他の側部とを、前記被吸着具の取付けられる取付け
対象物における取付け面に交差する仮想平面においた面
としていることを特徴とする請求項7記載の留め具。 - 【請求項10】 前記吸着具の主たる吸着面が、 該吸着面の全周側を、該吸着具の取付けられる取付け対
象物における取付け面に交差する仮想平面においた面と
していることを特徴とする請求項7記載の留め具。 - 【請求項11】 前記被吸着具の主たる被吸着面が、 該被吸着面の全周側を、該被吸着具の取付けられる取付
け対象物における取付け面に交差する仮想平面においた
面としていることを特徴とする請求項7記載の留め具。 - 【請求項12】 前記吸着具の主たる吸着面が、 該吸着具の取付けられる取付け対象物における取付け面
に交差する仮想平面にあることを特徴とする請求項7記
載の留め具。 - 【請求項13】 前記被吸着具の主たる被吸着面が、 該被吸着具の取付けられる取付け対象物における取付け
面に交差する仮想平面にあることを特徴とする請求項7
記載の留め具。 - 【請求項14】 前記吸着具の吸着面が、 平面状面、凸面状面、凸面曲状面、凸錐面状面、凹面状
面、凹曲面状面、凹錐面状面のいずれか一つ以上の面を
含んでいることを特徴とする請求項7記載の留め具。 - 【請求項15】 前記被吸着具の被吸着面が、 平面状面、凸面状面、凸曲面状面、凸錐面状面、凹面状
面、凹曲面状面、凹錐面状面のいずれか一つ以上の面を
含んでいることを特徴とする請求項7記載の留め具。 - 【請求項16】 永久磁石を備えた吸着具と、この吸着
具に吸着される強磁性部材を備えた被吸着具とよりな
り、 この吸着具と、被吸着具とが、一対の取付け対象物にお
ける取付け面に対して、取付け使用される留め具であっ
て、 前記吸着具が、この吸着具の取付けられる取付け対象物
に対して、傾いて取付けられ、 又は、前記被吸着具が、この被吸着具の取付けられる取
付け対処物に対して、傾いて取付けられ、 又は、前記吸着具と、被吸着具とが、夫々に取付けられ
る取付け対象物に対して、傾いて取付けられることを特
徴とする留め具。 - 【請求項17】 前記吸着具が、この吸着具を前記取付
け対象物に取付ける取付け手段と、この吸着具を該取付
け対象物に取付けた際に、この取付け対象物の取付け面
に対して該吸着具を傾かせる手段とを備えていることを
特徴とする請求項16記載の留め具。 - 【請求項18】 前記の吸着具を傾かせる手段が、該吸
着具における吸着面と反対の側に備えられた強磁性部材
から、前記取付け対象物の取付け面に向けて突き出す突
部であることを特徴とする請求項17記載の留め具。 - 【請求項19】 前記の吸着具を傾かせる手段が、前記
取付け手段から、前記取付け対象物の取付け面に向けて
突き出す突部であることを特徴とする請求項17記載の
留め具。 - 【請求項20】 前記の吸着具を傾かせる手段が、該吸
着具における吸着面と反対の側に備えられているか、又
は、備えられる介在物であることを特徴とする請求項1
7記載の留め具。 - 【請求項21】 前記被吸着具が、この被吸着具を前記
取付け対象物に取付ける取付け手段と、この被吸着具を
該取付け対象物に取付けた際に、この取付け対象物の取
付け面に対して該被吸着具を傾かせる手段とを備えてい
ることを特徴とする請求項16記載の留め具。 - 【請求項22】 前記の被吸着具を傾かせる手段が、該
被吸着具に備えられている強磁性部材から、前記取付け
対象物の取付け面に向けて突き出す突部であることを特
徴とする請求項21記載の留め具。 - 【請求項23】 前記の被吸着具を傾かせる手段が、前
記取付け手段から、前記取付け対象物の取付け面に向け
て突き出す突部であることを特徴とする請求項21記載
の留め具。 - 【請求項24】 前記の被吸着具を傾かせる手段が、該
被吸着具における被吸着面と反対の側に備えられている
か、又は、備えられる介在物であることを特徴とする請
求項21記載の留め具。 - 【請求項25】 前記吸着具が、 一方の磁極面を該吸着具における被吸着具を吸着する側
に、他方の磁極面を該吸着具の取付けられる取付け対象
物の側に向けている永久磁石と、 この取付け対象物の側を向いている永久磁石の磁極面側
に設けられている強磁性部材と、 該吸着具における被吸着具を吸着する吸着面から、前記
強磁性部材に到るように備えられた穴とを備えており、 前記被吸着具の強磁性部材が、前記吸着具の穴内の強磁
性部材に接触する強磁性突起部を備えていることを特徴
とする請求項1、又は請求項7、又は請求項16記載の
留め具。 - 【請求項26】 前記吸着具が、 一方の磁極面を該吸着具における被吸着具を吸着する側
に、他方の磁極面を該吸着具の取付けられる取付け対象
物の側に向けている永久磁石と、 この取付け対象物の側を向いている永久磁石の磁極面側
に設けられている強磁性部材と、 該吸着具における被吸着具を吸着する吸着面から、前記
強磁性部材に到るように備えられた穴と、 該穴内において、前記強磁性部材の一部として起立され
ている強磁性突起部とを備えており、 前記被吸着具の強磁性部材が、前記吸着具の穴内に起立
されている強磁性突起部に接触する強磁性突起部を備え
ていることを特徴とする請求項1、又は請求項7、又は
請求項16記載の留め具。 - 【請求項27】 前記吸着具が、一方の磁極面を該吸着
具における被吸着具を吸着する側に、他方の磁極面を該
吸着具の取付けられる取付け対象物の側に向けている永
久磁石と、 この取付け対象物の側を向いている永久磁石の磁極面側
に設けられている強磁性部材と、 該吸着具における被吸着具を吸着する吸着面から、前記
強磁性部材に到るように備えられた穴と、 前記強磁性部材から該強磁性部材の一部として起立され
て、前記被吸着具の強磁性部材に接触し、又は近接され
る強磁性突起部とを備えていることを特徴とする請求項
1、又は請求項7、又は請求項16記載の留め具。 - 【請求項28】 前記吸着具が、被吸着具を吸着する吸
着面の周側に突壁を備えていることを特徴とする請求項
1、又は請求項7、又は請求項16記載の留め具。 - 【請求項29】 前記被吸着具が、吸着具に吸着される
被吸着面の周側に突壁を備えていることを特徴とする請
求項1、又は請求項7、又は請求項16記載の留め具。 - 【請求項30】 前記吸着具が、前記穴の開設された平
面状面、又は該穴に向けて斜上又は下降する錐面状面、
又は該吸着具の穴に向けて斜上又は下降する曲面状面、
又はこれらの両方又はいずれか一方を含む面を備えてい
ることを特徴とする請求項25、又は請求項26、又は
請求項27に記載の留め具。 - 【請求項31】 前記被吸着具が、平面状面、又は該被
吸着具に備えられている強磁性突起部又は該被吸着具を
吸着する吸着具の穴に対応する部分に向けて斜上又は下
降する錐面状面、又は該強磁性突起部又は対応する部分
に向けて斜上又は下降する曲面状面、又はこれらの両方
又はいずれか一方を含む面を備えていることを特徴とす
る請求項25、又は請求項26、又は請求項27に記載
の留め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20415694A JPH07100013A (ja) | 1993-08-09 | 1994-08-08 | 留め具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21705793 | 1993-08-09 | ||
JP5-217057 | 1993-08-09 | ||
JP20415694A JPH07100013A (ja) | 1993-08-09 | 1994-08-08 | 留め具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100013A true JPH07100013A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=26514314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20415694A Pending JPH07100013A (ja) | 1993-08-09 | 1994-08-08 | 留め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07100013A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284178A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-12-24 | King Jim Co Ltd | 留め具の取付構造 |
CN107105849A (zh) * | 2015-06-12 | 2017-08-29 | 杨惠茹 | 磁性紧固组件 |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP20415694A patent/JPH07100013A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284178A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-12-24 | King Jim Co Ltd | 留め具の取付構造 |
CN107105849A (zh) * | 2015-06-12 | 2017-08-29 | 杨惠茹 | 磁性紧固组件 |
JP2018516604A (ja) * | 2015-06-12 | 2018-06-28 | ユー イェン,ウェイ | 磁性ファスナアセンブリ |
CN107105849B (zh) * | 2015-06-12 | 2020-03-27 | 杨惠茹 | 磁性紧固组件 |
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