JPH0699860B2 - 織機の製織条件確認装置 - Google Patents
織機の製織条件確認装置Info
- Publication number
- JPH0699860B2 JPH0699860B2 JP60270113A JP27011385A JPH0699860B2 JP H0699860 B2 JPH0699860 B2 JP H0699860B2 JP 60270113 A JP60270113 A JP 60270113A JP 27011385 A JP27011385 A JP 27011385A JP H0699860 B2 JPH0699860 B2 JP H0699860B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- loom
- data
- setting
- weaving
- unit
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、織機群の集中制御に関し、特に各織機につい
ての製織条件すなわち機械的な部品の位置の設定後に設
定指示データ通りに織機の製織条件が設定されているか
どうかを確認するための装置に係る。
ての製織条件すなわち機械的な部品の位置の設定後に設
定指示データ通りに織機の製織条件が設定されているか
どうかを確認するための装置に係る。
〔従来の技術〕 織機群の集中制御では、中央のホストコンピュータに各
種の製織条件のデータがデータベースとして蓄積されて
おり、その製織条件のデータが要求により各織機へ転送
される。このようにして各種の製織条件が各織機毎に離
れた位置から与えられる。
種の製織条件のデータがデータベースとして蓄積されて
おり、その製織条件のデータが要求により各織機へ転送
される。このようにして各種の製織条件が各織機毎に離
れた位置から与えられる。
一方、各織機の制御装置側では、例えばエアジエット織
機のように、送り出し・巻取りの電動化、あるいは電磁
弁を使用したよこ入れ用空気噴射制御のようにその操作
部分がエレクトロニクス化されておれば、その変更操作
を自動的に行うことは容易である。
機のように、送り出し・巻取りの電動化、あるいは電磁
弁を使用したよこ入れ用空気噴射制御のようにその操作
部分がエレクトロニクス化されておれば、その変更操作
を自動的に行うことは容易である。
しかし、製織条件の変更時に、機械的な部品の交換など
が必要とされる事項例えばたて糸ビーム、テンションロ
ールの位置、開口量、さらにカムなどの変更は、保全工
によって行われる。このとき、設定指示データとして各
織機に製織条件が確実に転送されたとしても、保全工の
作業によってそれらが誤って織機に設定されると、目標
の製織は不可能となる。もっとも、このような誤作業の
一部は、転送されてきた製織条件と、各織機毎に設定さ
れたたて糸ビームや給糸コーン、さらにカムなどの認識
マークとを照合することによって、未然に防止できる。
が必要とされる事項例えばたて糸ビーム、テンションロ
ールの位置、開口量、さらにカムなどの変更は、保全工
によって行われる。このとき、設定指示データとして各
織機に製織条件が確実に転送されたとしても、保全工の
作業によってそれらが誤って織機に設定されると、目標
の製織は不可能となる。もっとも、このような誤作業の
一部は、転送されてきた製織条件と、各織機毎に設定さ
れたたて糸ビームや給糸コーン、さらにカムなどの認識
マークとを照合することによって、未然に防止できる。
しかし、実際の製織条件に中には、例えば開口量の設
定、テンションロールの位置変更、テンプルの位置変更
などのように、織機の機械的な部品の設定位置を変更す
る必要のあるものが存在し、この場合、上記照合手段で
は技術的に実現が困難なものや、技術的に可能であって
も、経済的に現実的でない織機の機械的な部品の設定位
置を示す製織条件も存在する。
定、テンションロールの位置変更、テンプルの位置変更
などのように、織機の機械的な部品の設定位置を変更す
る必要のあるものが存在し、この場合、上記照合手段で
は技術的に実現が困難なものや、技術的に可能であって
も、経済的に現実的でない織機の機械的な部品の設定位
置を示す製織条件も存在する。
したがって、本発明の目的は、上記のような照合方法で
実現できず、また現実的でない織機の機械的な部品の設
定位置を示す製織条件について、保全工の確認操作とと
もに、製織条件の変更が正しくなされたか否かを自動的
に確認するための装置を得ることである。
実現できず、また現実的でない織機の機械的な部品の設
定位置を示す製織条件について、保全工の確認操作とと
もに、製織条件の変更が正しくなされたか否かを自動的
に確認するための装置を得ることである。
そこで、本発明は、織機の集中制御において、中央のホ
ストコンピュータから機械的な部品の設定位置を示す製
織条件を各織機毎に保全工に指示し、保全工がその指示
内容にもとづいて、機械的な部品の設定位置を変更した
後、設定完了スイッチを操作することによって、その変
更が正しくなされたかどうかを検出部によって自動的に
確認し、指示通り正しく設定されたときにのみ織機の運
転を可能な状態に設定できるようにしている。これによ
って、機械的な製織条件、例えば開口量やテンションロ
ールの位置などが誤った状態に設定されたまま、織機が
起動するというような事故が確実に防止できることにな
る。
ストコンピュータから機械的な部品の設定位置を示す製
織条件を各織機毎に保全工に指示し、保全工がその指示
内容にもとづいて、機械的な部品の設定位置を変更した
後、設定完了スイッチを操作することによって、その変
更が正しくなされたかどうかを検出部によって自動的に
確認し、指示通り正しく設定されたときにのみ織機の運
転を可能な状態に設定できるようにしている。これによ
って、機械的な製織条件、例えば開口量やテンションロ
ールの位置などが誤った状態に設定されたまま、織機が
起動するというような事故が確実に防止できることにな
る。
第1図は、本発明の織機の製織条件確認装置1を中央の
ホストコンピュータ2と多数の織機3との間で、各織機
3毎に介在させた例を示している。
ホストコンピュータ2と多数の織機3との間で、各織機
3毎に介在させた例を示している。
それぞれの製織条件確認装置1は、データバス4によっ
てホストコンピュータ2に接続されており、そのデータ
バス4は、入力側のデータ受信部5、データ記憶部6、
およびデータ表示部7に順次接続されており、またデー
タ受信部5は、直接運転禁止出力部9に、またデータ記
憶部6および設定完了入力部10は、比較部8を介し、運
転禁止出力部9とデータ表示部7とに接続されている。
そして、運転禁止出力部9は、織機3の制御回路11に接
続されている。また各織機3の検出部14は、検出入力部
12を介し、比較部8とデータ表示部7に、またデータ送
信部13を介し、データバス4に接続されている。
てホストコンピュータ2に接続されており、そのデータ
バス4は、入力側のデータ受信部5、データ記憶部6、
およびデータ表示部7に順次接続されており、またデー
タ受信部5は、直接運転禁止出力部9に、またデータ記
憶部6および設定完了入力部10は、比較部8を介し、運
転禁止出力部9とデータ表示部7とに接続されている。
そして、運転禁止出力部9は、織機3の制御回路11に接
続されている。また各織機3の検出部14は、検出入力部
12を介し、比較部8とデータ表示部7に、またデータ送
信部13を介し、データバス4に接続されている。
上記ホストコンピュータ2には、製織条件として織機の
回転数、送り出し速度、巻取り速度、たて糸密度、ある
いは開口量、テンションロールの位置、その他の機械的
条件などのパラメータがデータベースとして蓄積されて
いる。
回転数、送り出し速度、巻取り速度、たて糸密度、ある
いは開口量、テンションロールの位置、その他の機械的
条件などのパラメータがデータベースとして蓄積されて
いる。
製織条件の変更時に、それらの製織条件の設定指示デー
タは、各織機3の機台番号を指定しながら各製織条件確
認装置1に転送されてくる。これらの設定指示データ
は、データ受信部5で受信され、データ記憶部6に記憶
され、またデータ表示部7のディスプレイなどによって
表示される。このデータ受信部5がデータを受け付けた
時点で、運転禁止出力部9は、対応の制御回路11に運転
禁止信号を与えている。
タは、各織機3の機台番号を指定しながら各製織条件確
認装置1に転送されてくる。これらの設定指示データ
は、データ受信部5で受信され、データ記憶部6に記憶
され、またデータ表示部7のディスプレイなどによって
表示される。このデータ受信部5がデータを受け付けた
時点で、運転禁止出力部9は、対応の制御回路11に運転
禁止信号を与えている。
そこで保全工は、そのデータ表示部7の表示を読み取り
ながら、各織機3の機械的な製織条件、例えば開口量な
どをその調整装置により指示された通りに設定してい
く。保全工が開口量などを設定したとき、その新たな設
定状態は、検出部14および検出入力部12によって検出さ
れ、比較部8およびデータ送信部13に送られる。データ
送信部13は、ホストコンピュータ2からの要求信号を受
けて、設定状態をホストコンピュータ2に送信する。そ
の設定後に、保全工が設定完了入力部10を操作すると、
比較部8はデータ記憶部6から記憶中の設定指示データ
を読み込み、また検出部14および検出入力部12から設定
後の検出信号を受け取って、それらのデータを比較す
る。
ながら、各織機3の機械的な製織条件、例えば開口量な
どをその調整装置により指示された通りに設定してい
く。保全工が開口量などを設定したとき、その新たな設
定状態は、検出部14および検出入力部12によって検出さ
れ、比較部8およびデータ送信部13に送られる。データ
送信部13は、ホストコンピュータ2からの要求信号を受
けて、設定状態をホストコンピュータ2に送信する。そ
の設定後に、保全工が設定完了入力部10を操作すると、
比較部8はデータ記憶部6から記憶中の設定指示データ
を読み込み、また検出部14および検出入力部12から設定
後の検出信号を受け取って、それらのデータを比較す
る。
記憶中の設定指示データと、設定後の検出信号とが一致
しているとき、比較部8は、一致信号を運転禁止出力部
9に出力するため、運転禁止出力部9は、運転禁止信号
を解除し、制御回路11を動作可能な状態に設定する。し
たがって、この時点で織機3は、ホストコンピュータ2
からの指令によって、自動的にまたは、保全工あるいは
織工の起動操作によって、新たな製織条件の下に製織動
作を開始する。
しているとき、比較部8は、一致信号を運転禁止出力部
9に出力するため、運転禁止出力部9は、運転禁止信号
を解除し、制御回路11を動作可能な状態に設定する。し
たがって、この時点で織機3は、ホストコンピュータ2
からの指令によって、自動的にまたは、保全工あるいは
織工の起動操作によって、新たな製織条件の下に製織動
作を開始する。
しかし、その記憶中の設定指示データと検出信号とが一
致しないときには、比較部8が一致信号を出力しないた
め、運転禁止出力部9は、引き続き制御回路11を動作で
きない状態に設定している。そこで、保全工は、表示部
7の表示を読み取り、再度、設定指示データを確認し、
開口量などの機械的な製織条件を再び調整することによ
って、指示通りの状態に設定する。これによって、保全
工による機械的な製織条件の誤設定が確実に防止でき、
誤った製織条件での製織が未然に防止できることにな
る。
致しないときには、比較部8が一致信号を出力しないた
め、運転禁止出力部9は、引き続き制御回路11を動作で
きない状態に設定している。そこで、保全工は、表示部
7の表示を読み取り、再度、設定指示データを確認し、
開口量などの機械的な製織条件を再び調整することによ
って、指示通りの状態に設定する。これによって、保全
工による機械的な製織条件の誤設定が確実に防止でき、
誤った製織条件での製織が未然に防止できることにな
る。
〔実施例1〕 第2図は、機械的な製織条件の例として、開口量を設定
する場合の実施例を示している。
する場合の実施例を示している。
この開口量は、ホストコンピュータ2からデータバス
4、データ受信部5を経て、開口量の決定要因として、
最大開口角および枠高さ毎に記憶回路61、62にそれぞれ
記憶され、またデータ表示部7で、その項目別に表示さ
れる。ここで最大開口角および枠高さは、機械的な部品
としての枠15の設定位置を示す製織条件の設定指示デー
タに対応している。これらの枠15の高さは、それらの表
示にもとづいて、保全工によって設定される。そして、
この設定後の枠15の高さは、光電式、あるいは磁気変換
式、その他の方式のセンサー141によって枠15の被検出
体142の高さとして例えば非接触の状態で検出され、枠
高さ換算回路122を経て、枠高さ比較回路81に入力され
る。また織機の回動角は、エンコーダ143によって検出
され、クランク角入力回路121を経て、クランク角比較
回路82に入力される。そして、これらの検出クランク角
および枠高さは、それぞれデータ表示部7の表示欄に表
示される。
4、データ受信部5を経て、開口量の決定要因として、
最大開口角および枠高さ毎に記憶回路61、62にそれぞれ
記憶され、またデータ表示部7で、その項目別に表示さ
れる。ここで最大開口角および枠高さは、機械的な部品
としての枠15の設定位置を示す製織条件の設定指示デー
タに対応している。これらの枠15の高さは、それらの表
示にもとづいて、保全工によって設定される。そして、
この設定後の枠15の高さは、光電式、あるいは磁気変換
式、その他の方式のセンサー141によって枠15の被検出
体142の高さとして例えば非接触の状態で検出され、枠
高さ換算回路122を経て、枠高さ比較回路81に入力され
る。また織機の回動角は、エンコーダ143によって検出
され、クランク角入力回路121を経て、クランク角比較
回路82に入力される。そして、これらの検出クランク角
および枠高さは、それぞれデータ表示部7の表示欄に表
示される。
保全工が設定完了スイッチ101をオンの状態に設定する
と、比較部8の内部の枠高さ比較回路81、およびクラン
ク角比較回路82がそれぞれ設定指示データとしての最大
開口角および枠高さと、設定後のクランク角および枠高
さを比較する。その比較結果が、一致しないとき、デー
タ表示部7の対応の表示欄にエラー表示などによって表
示される。保全工がそのエラー表示を見て、再び枠15の
高さを適切な状態に設定すると、枠高さ比較回路81およ
びクランク角比較回路82からそれぞれ一致信号が出力さ
れるため、運転禁止出力部9は、その2つの一致信号を
入力条件として、織機3の制御回路11を起動できる状態
に設定する。
と、比較部8の内部の枠高さ比較回路81、およびクラン
ク角比較回路82がそれぞれ設定指示データとしての最大
開口角および枠高さと、設定後のクランク角および枠高
さを比較する。その比較結果が、一致しないとき、デー
タ表示部7の対応の表示欄にエラー表示などによって表
示される。保全工がそのエラー表示を見て、再び枠15の
高さを適切な状態に設定すると、枠高さ比較回路81およ
びクランク角比較回路82からそれぞれ一致信号が出力さ
れるため、運転禁止出力部9は、その2つの一致信号を
入力条件として、織機3の制御回路11を起動できる状態
に設定する。
〔実施例2〕 第3図は、機械的な製織条件の他の例として、機械的な
部品としてのテンションロール16の位置を変更する実施
例を示している。
部品としてのテンションロール16の位置を変更する実施
例を示している。
設定指示データとしてのテンションロール16の新たな設
定位置は、水平方向および垂直方向毎に、ホストコンピ
ュータ2からデータバス4、データ受信部5を経て、各
方向毎の記憶回路63、64にそれぞれ記憶され、またデー
タ表示部7で水平方向および垂直方向の位置毎に表示さ
れる。そこで保全工は、その表示内容を読み取って、左
右のフレーム17毎に調整枠18の水平方向の位置、および
軸受け部22の垂直方向の位置を調整する。このような調
整は、通常取り付けボルト19をゆるめ、垂直方向、およ
び水平方向の長孔20、21に沿って、調整枠18、または軸
受け部22を移動させることにより行われる。このように
してテンションロール16は、指示通りの位置に設定され
る。
定位置は、水平方向および垂直方向毎に、ホストコンピ
ュータ2からデータバス4、データ受信部5を経て、各
方向毎の記憶回路63、64にそれぞれ記憶され、またデー
タ表示部7で水平方向および垂直方向の位置毎に表示さ
れる。そこで保全工は、その表示内容を読み取って、左
右のフレーム17毎に調整枠18の水平方向の位置、および
軸受け部22の垂直方向の位置を調整する。このような調
整は、通常取り付けボルト19をゆるめ、垂直方向、およ
び水平方向の長孔20、21に沿って、調整枠18、または軸
受け部22を移動させることにより行われる。このように
してテンションロール16は、指示通りの位置に設定され
る。
そして、この設定後のテンションロール16の位置は、光
電式あるいは磁気変換式、その他の方式のセンサー14
4、145により左右のフレーム17毎に検出され、それぞれ
水平位置用の換算回路123および垂直位置用の換算回路1
24を経て、左右のフレーム17毎の水平位置の比較回路83
および垂直位置の比較回路84にそれぞれ入力される。
電式あるいは磁気変換式、その他の方式のセンサー14
4、145により左右のフレーム17毎に検出され、それぞれ
水平位置用の換算回路123および垂直位置用の換算回路1
24を経て、左右のフレーム17毎の水平位置の比較回路83
および垂直位置の比較回路84にそれぞれ入力される。
この状態で、保全工が設定完了スイッチ101をオンの状
態に設定すると、比較部8の内部で水平位置の比較回路
83および垂直位置の比較回路84は、設定指示データとし
ての水平位置および垂直位置のデータと、設定後のそれ
ぞれの位置のデータとを比較する。その比較結果が一致
していないとき、データ表示部7の表示欄にエラー表示
などが行われる。保全工がそのエラー表示を見て、再び
調整枠18および軸受け部22の位置を適切な位置に設定し
なおすと、比較回路83および比較回路84からそれぞれ一
致信号が出力されるため、運転禁止出力部9は、それら
の4つの一致信号を入力条件として、織機3の制御回路
11を起動できる状態に設定する。なお、実際の設定位置
は、データ表示部7によって表示されており、またデー
タ送信部13を経て、データバス4によりホストコンピュ
ータ2に送り込まれている。
態に設定すると、比較部8の内部で水平位置の比較回路
83および垂直位置の比較回路84は、設定指示データとし
ての水平位置および垂直位置のデータと、設定後のそれ
ぞれの位置のデータとを比較する。その比較結果が一致
していないとき、データ表示部7の表示欄にエラー表示
などが行われる。保全工がそのエラー表示を見て、再び
調整枠18および軸受け部22の位置を適切な位置に設定し
なおすと、比較回路83および比較回路84からそれぞれ一
致信号が出力されるため、運転禁止出力部9は、それら
の4つの一致信号を入力条件として、織機3の制御回路
11を起動できる状態に設定する。なお、実際の設定位置
は、データ表示部7によって表示されており、またデー
タ送信部13を経て、データバス4によりホストコンピュ
ータ2に送り込まれている。
第1図の構成例は、多数の織機3毎に、製織条件確認装
置1を設置しているが、この製織条件確認装置1は、ホ
ストコンピュータ2の部分に多数の織機3に共通に設け
られていてもよい。その場合、この製織条件確認装置1
は、個々の織機3毎に前述の動作を実時間処理により順
次行っていく。製織条件の変更が多数の織機3について
殆ど同時に行われないことから、製織条件確認装置1が
実時間処理で各織機3毎に必要な動作を行っても、実際
の制御には時間的に影響がない。また、この場合ホスト
コンピュータ2からのデータが誤って織機側に受信され
ても、その異常を発見することができる。
置1を設置しているが、この製織条件確認装置1は、ホ
ストコンピュータ2の部分に多数の織機3に共通に設け
られていてもよい。その場合、この製織条件確認装置1
は、個々の織機3毎に前述の動作を実時間処理により順
次行っていく。製織条件の変更が多数の織機3について
殆ど同時に行われないことから、製織条件確認装置1が
実時間処理で各織機3毎に必要な動作を行っても、実際
の制御には時間的に影響がない。また、この場合ホスト
コンピュータ2からのデータが誤って織機側に受信され
ても、その異常を発見することができる。
また、給糸コーン、たて糸ビーム、さらにカムなどに固
有の識別マークが付設されており、検出部14がそれらの
識別用センサーであれば、この製織条件確認装置1は、
本来の機械的な製織条件のみならず、それらの照合にも
応用できる。
有の識別マークが付設されており、検出部14がそれらの
識別用センサーであれば、この製織条件確認装置1は、
本来の機械的な製織条件のみならず、それらの照合にも
応用できる。
なお、以上の実施例では、各織機への製織条件の転送
は、ホストコンピュータから行われるものとしたが、こ
れに代えて、メモリカードから転送するようにしてもよ
い。
は、ホストコンピュータから行われるものとしたが、こ
れに代えて、メモリカードから転送するようにしてもよ
い。
本発明では、ホストコンピュータから転送されてきた、
織機の機械的な部品の設定位置を示す製織条件すなわち
設定指示データが予め表示され、これによって保全工が
その指示通りに機械的な部品の位置を設定した後に設定
完了操作をすることによって、機械的な部品の実際の設
定位置が検出部により自動的に確認され、その設定状態
が指示通りに正しいときにのみ、その織機が運転禁止状
態から解除され、しかも製織条件が指示通りに設定され
なかったとき、その状態が直ちに確認できるため、必要
な処置が確実となり、また意図しない製織の開始が未然
に防止できる。
織機の機械的な部品の設定位置を示す製織条件すなわち
設定指示データが予め表示され、これによって保全工が
その指示通りに機械的な部品の位置を設定した後に設定
完了操作をすることによって、機械的な部品の実際の設
定位置が検出部により自動的に確認され、その設定状態
が指示通りに正しいときにのみ、その織機が運転禁止状
態から解除され、しかも製織条件が指示通りに設定され
なかったとき、その状態が直ちに確認できるため、必要
な処置が確実となり、また意図しない製織の開始が未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の織機の製織条件確認装置のブロック線
図、第2図は製織条件として開口量を設定する実施例1
でのブロック線図、第3図は製織条件としてテンション
ロールの位置を変更する実施例2のブロック線図であ
る。 1…織機の製織条件確認装置、2…ホストコンピュー
タ、3…織機、4…データバス、5…データ受信部、6
…データ記憶部、7…データ表示部、8…比較部、9…
運転禁止出力部、10…設定完了入力部、11…制御回路、
12…検出入力部、13…データ送信部、14…検出部。
図、第2図は製織条件として開口量を設定する実施例1
でのブロック線図、第3図は製織条件としてテンション
ロールの位置を変更する実施例2のブロック線図であ
る。 1…織機の製織条件確認装置、2…ホストコンピュー
タ、3…織機、4…データバス、5…データ受信部、6
…データ記憶部、7…データ表示部、8…比較部、9…
運転禁止出力部、10…設定完了入力部、11…制御回路、
12…検出入力部、13…データ送信部、14…検出部。
Claims (1)
- 【請求項1】中央のホストコンピュータにより多数の織
機群に製織条件を順次転送する織機の集中制御におい
て、 上記ホストコンピュータから織機の機械的な部品の設定
位置を示す製織条件の設定指示データを受け取るデータ
受信部と、 このデータ受信部で受信された設定指示データを記憶す
るデータ記憶部と、 このデータ記憶部で記憶された設定指示データを保全工
に表示するためのデータ表示部と、 設定指示データにしたがい各織機側で機械的な部品の位
置を設定完了したことを保全工が入力する設定完了入力
部と、 設定完了後の機械的な部品の実際の設定位置を検出する
検出部と、 設定完了入力部からの信号を受けて、記憶されている上
記設定指示データと上記検出部からの検出信号とを比較
する比較部と、 上記設定指示データを受信してから上記比較部により一
致信号が来るまで織機の運転を禁止する運転禁止出力部
とを具備することを特徴とする織機の製織条件確認装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60270113A JPH0699860B2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 織機の製織条件確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60270113A JPH0699860B2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 織機の製織条件確認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62133151A JPS62133151A (ja) | 1987-06-16 |
JPH0699860B2 true JPH0699860B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=17481719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60270113A Expired - Lifetime JPH0699860B2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 織機の製織条件確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699860B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6342943A (ja) * | 1986-08-06 | 1988-02-24 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 織機における織成条件設定方法 |
JPS6440640A (en) * | 1987-08-05 | 1989-02-10 | Ichikawa Woolen Textile | Control and monitor apparatus of loom |
JPH0450346A (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-19 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 織機における製織条件調整設定装置 |
JP2002302849A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Tsudakoma Corp | 織機の駆動方法及び装置 |
JP2002317358A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Tsudakoma Corp | 織機の機台情報入出力システム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648579U (ja) * | 1979-09-18 | 1981-04-30 | ||
JPS5926556A (ja) * | 1982-08-02 | 1984-02-10 | 津田駒工業株式会社 | 織機の緯糸選択方法と装置 |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP60270113A patent/JPH0699860B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62133151A (ja) | 1987-06-16 |
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