JPH0699682A - 磁気・光学複合記録媒体 - Google Patents
磁気・光学複合記録媒体Info
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- JPH0699682A JPH0699682A JP5195487A JP19548793A JPH0699682A JP H0699682 A JPH0699682 A JP H0699682A JP 5195487 A JP5195487 A JP 5195487A JP 19548793 A JP19548793 A JP 19548793A JP H0699682 A JPH0699682 A JP H0699682A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変造、複製が困難で、セキュリティの高い磁
気・光学複合記録媒体を提供する。 【構成】 磁気情報を磁気記録層１に記録し、それより
表側に不可視光領域の波長特性に特徴を有するインク２
で光学情報を表示した。可視光領域の波長特性は同じで
あるが不可視光領域の波長特性が異なる２種類以上のイ
ンク３、４で光学情報を表示した。塗布式は印刷後に波
長特性を変更可能な感熱インク５を塗布式は印刷し、そ
の後に同感熱インク５の不可視光領域の波長特性を変更
して光学情報とした。可視光領域の波長特性が異なり且
つ印刷式は印刷後に不可視光領域の波長特性を変更可能
な２種類以上の感熱インク５、６を塗布式は印刷し、そ
の後に総ての感熱インク５、６の或はいずれかの不可視
光領域の波長特性を変更して光学情報とした。
気・光学複合記録媒体を提供する。 【構成】 磁気情報を磁気記録層１に記録し、それより
表側に不可視光領域の波長特性に特徴を有するインク２
で光学情報を表示した。可視光領域の波長特性は同じで
あるが不可視光領域の波長特性が異なる２種類以上のイ
ンク３、４で光学情報を表示した。塗布式は印刷後に波
長特性を変更可能な感熱インク５を塗布式は印刷し、そ
の後に同感熱インク５の不可視光領域の波長特性を変更
して光学情報とした。可視光領域の波長特性が異なり且
つ印刷式は印刷後に不可視光領域の波長特性を変更可能
な２種類以上の感熱インク５、６を塗布式は印刷し、そ
の後に総ての感熱インク５、６の或はいずれかの不可視
光領域の波長特性を変更して光学情報とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の磁気・光学複合記録媒体
は一つの媒体に光学情報と磁気情報とが記録されてなる
ものであり、ＩＤカ−ド、キャッシュカ−ド、プリペー
ドカード、会員証、給油カード、商品判別紙の情報記録
媒体として使用されるものである。
は一つの媒体に光学情報と磁気情報とが記録されてなる
ものであり、ＩＤカ−ド、キャッシュカ−ド、プリペー
ドカード、会員証、給油カード、商品判別紙の情報記録
媒体として使用されるものである。
【０００２】
【従来の技術】前記のような情報記録媒体には、図７に
示すように磁性インクにより磁気記録部Ａを設けた磁気
記録媒体Ｂと、図８に示すように光学的に検出可能なバ
ーコードＣを設けた光学的記録媒体Ｄとがある。
示すように磁性インクにより磁気記録部Ａを設けた磁気
記録媒体Ｂと、図８に示すように光学的に検出可能なバ
ーコードＣを設けた光学的記録媒体Ｄとがある。
【０００３】前記の磁気記録媒体Ｂには例えば診療カー
ド、定期券、航空搭乗券、テレホンカード（登録商
標）、オレンジカード等のプリペイドカードがある。こ
れらの磁気記録媒体Ｂの磁気記録部Ａには磁性鉄粉やγ
酸化鉄等の磁性体粒子を混入させたインクが使用され、
それに磁気ヘッド等で磁界を加えることにより磁化させ
て残留磁気を残す（記憶させる）ようにしてある。この
磁気記録部Ａから情報を読み取るには、磁気記録部Ａに
磁気ヘッドにより磁界を印加してセンサー部の磁性体に
よる磁束の変化を検出したり、磁気ヘッド上を等速度で
磁気記録媒体Ｂを搬送させた時の磁束変化を検出したり
して行う。
ド、定期券、航空搭乗券、テレホンカード（登録商
標）、オレンジカード等のプリペイドカードがある。こ
れらの磁気記録媒体Ｂの磁気記録部Ａには磁性鉄粉やγ
酸化鉄等の磁性体粒子を混入させたインクが使用され、
それに磁気ヘッド等で磁界を加えることにより磁化させ
て残留磁気を残す（記憶させる）ようにしてある。この
磁気記録部Ａから情報を読み取るには、磁気記録部Ａに
磁気ヘッドにより磁界を印加してセンサー部の磁性体に
よる磁束の変化を検出したり、磁気ヘッド上を等速度で
磁気記録媒体Ｂを搬送させた時の磁束変化を検出したり
して行う。
【０００４】前記の光学的記録媒体ＤのバーコードＣ
は、黒ベースと白ベースの組み合わせからなり、そのバ
ーコードＣからの情報の読み出しは反射型の光センサー
により行われる。
は、黒ベースと白ベースの組み合わせからなり、そのバ
ーコードＣからの情報の読み出しは反射型の光センサー
により行われる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の磁気記録媒体
Ｂ、光学的記録媒体Ｄはいずれもエンコード、デコード
の知識と製造設備とがあれば容易に変造、複製が可能で
あり、バーコード式の光学的記録媒体Ｄの場合は特に容
易である。このためセキュリティの面で問題があった。
Ｂ、光学的記録媒体Ｄはいずれもエンコード、デコード
の知識と製造設備とがあれば容易に変造、複製が可能で
あり、バーコード式の光学的記録媒体Ｄの場合は特に容
易である。このためセキュリティの面で問題があった。
【０００６】本発明の目的はセキュリティを向上させる
ため、変造、複製の困難な磁気・光学複合記録媒体を提
供することにある。
ため、変造、複製の困難な磁気・光学複合記録媒体を提
供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項１の
磁気・光学複合記録媒体は、図１に示すように磁気情報
を磁気記録層１に記録し、それより表側に不可視光領域
の波長特性に特徴を有するインク２を図３（ａ）に示す
ように塗布（例えばべた塗り）して光学情報を表示して
なるものである。
磁気・光学複合記録媒体は、図１に示すように磁気情報
を磁気記録層１に記録し、それより表側に不可視光領域
の波長特性に特徴を有するインク２を図３（ａ）に示す
ように塗布（例えばべた塗り）して光学情報を表示して
なるものである。
【０００８】本発明のうち請求項２の磁気・光学複合記
録媒体は、図１に示すように磁気情報を磁気記録層１に
記録し、それより表側に可視光領域の波長特性は同じで
あるが不可視光領域の波長特性が異なる２種類以上のイ
ンク３、４で図３（ｂ）に示すように光学情報を表示し
てなるものである。
録媒体は、図１に示すように磁気情報を磁気記録層１に
記録し、それより表側に可視光領域の波長特性は同じで
あるが不可視光領域の波長特性が異なる２種類以上のイ
ンク３、４で図３（ｂ）に示すように光学情報を表示し
てなるものである。
【０００９】本発明のうち請求項３の磁気・光学複合記
録媒体は、図１に示すように磁気情報を磁気記録層１に
記録し、それより表側に印刷後に波長特性を変更可能な
感熱インク５を図４（ａ）に示す様に塗布（例えばべた
塗り）式は印刷し、その後に同インク３の不可視光領域
の波長特性を変更して例えばバーコードにより光学情報
を表示してなるものである。
録媒体は、図１に示すように磁気情報を磁気記録層１に
記録し、それより表側に印刷後に波長特性を変更可能な
感熱インク５を図４（ａ）に示す様に塗布（例えばべた
塗り）式は印刷し、その後に同インク３の不可視光領域
の波長特性を変更して例えばバーコードにより光学情報
を表示してなるものである。
【００１０】本発明のうち請求項４の磁気・光学複合記
録媒体は、図１に示すように磁気情報を磁気記録層１に
記録し、それより表側に図５（ａ）に示す様にバックを
印刷（塗布）後に不可視光領域の波長特性を変更可能な
感熱インク６で塗布（例えばべた塗り）式は印刷し、さ
らに同感熱インク６と可視光領域の波長特性が異なり且
つ塗布式は印刷後に不可視光領域の波長特性を変更可能
な感熱インク５で光学情報（例えば古河の文字）を塗布
式は印刷し、その後にそれら総ての感熱インク５、６、
或はいずれかの感熱インクの全部又は一部（例えば図５
ｂの斜線部分）を加熱して、その部分の不可視光領域の
波長特性を変更して光学情報を表示してなるものであ
る。
録媒体は、図１に示すように磁気情報を磁気記録層１に
記録し、それより表側に図５（ａ）に示す様にバックを
印刷（塗布）後に不可視光領域の波長特性を変更可能な
感熱インク６で塗布（例えばべた塗り）式は印刷し、さ
らに同感熱インク６と可視光領域の波長特性が異なり且
つ塗布式は印刷後に不可視光領域の波長特性を変更可能
な感熱インク５で光学情報（例えば古河の文字）を塗布
式は印刷し、その後にそれら総ての感熱インク５、６、
或はいずれかの感熱インクの全部又は一部（例えば図５
ｂの斜線部分）を加熱して、その部分の不可視光領域の
波長特性を変更して光学情報を表示してなるものであ
る。
【００１１】
【作用】本発明のうち請求項１の磁気・光学複合記録媒
体では、磁気情報と不可視光領域の光学情報とを検出可
能とした磁気・光学複合ヘッド（同ヘッドの受発光素子
にインク２〜６の波長特性に合ったものを使用したヘッ
ド）を使用することにより、磁気情報と不可視光領域の
光学情報、そして両情報相互の位置関係を読み取ること
ができる。このため磁気・光学複合記録媒体の真偽を判
別することができる。
体では、磁気情報と不可視光領域の光学情報とを検出可
能とした磁気・光学複合ヘッド（同ヘッドの受発光素子
にインク２〜６の波長特性に合ったものを使用したヘッ
ド）を使用することにより、磁気情報と不可視光領域の
光学情報、そして両情報相互の位置関係を読み取ること
ができる。このため磁気・光学複合記録媒体の真偽を判
別することができる。
【００１２】本発明のうち請求項２の磁気・光学複合記
録媒体では、可視光領域の波長特性は同じであるが不可
視光領域の波長特性が異なる２種類以上のインク３、４
が使用されているので、可視光領域を検出可能とした磁
気・光学複合ヘッドと、不可視光領域を検出可能とした
磁気・光学複合ヘッドとを使用することにより、磁気情
報と可視光領域の光学情報、磁気情報と不可視光領域の
光学情報、そして磁気情報と可視光領域の光学情報と不
可視光領域の光学情報の三者の相互の位置関係をも読み
取ることができる。このため磁気・光学複合記録媒体の
真偽をより一層正確に判別することができる。
録媒体では、可視光領域の波長特性は同じであるが不可
視光領域の波長特性が異なる２種類以上のインク３、４
が使用されているので、可視光領域を検出可能とした磁
気・光学複合ヘッドと、不可視光領域を検出可能とした
磁気・光学複合ヘッドとを使用することにより、磁気情
報と可視光領域の光学情報、磁気情報と不可視光領域の
光学情報、そして磁気情報と可視光領域の光学情報と不
可視光領域の光学情報の三者の相互の位置関係をも読み
取ることができる。このため磁気・光学複合記録媒体の
真偽をより一層正確に判別することができる。
【００１３】本発明のうち請求項３の磁気・光学複合記
録媒体では、印刷後に波長特性を変更可能な感熱インク
５を塗布式は印刷し、その後に同感熱インク５の不可視
光領域の波長特性を変更して光学情報を表示するので、
感熱インク５の塗布後に所望とする光学情報を容易に表
示できる。しかも、磁気情報と不可視光領域の光学情報
とを検出可能とした磁気・光学複合ヘッドを使用すれば
磁気情報とと不可視光領域の光学情報とを読み取ること
ができるため、請求項１の場合と同様に磁気・光学複合
記録媒体の真偽を判別できる。
録媒体では、印刷後に波長特性を変更可能な感熱インク
５を塗布式は印刷し、その後に同感熱インク５の不可視
光領域の波長特性を変更して光学情報を表示するので、
感熱インク５の塗布後に所望とする光学情報を容易に表
示できる。しかも、磁気情報と不可視光領域の光学情報
とを検出可能とした磁気・光学複合ヘッドを使用すれば
磁気情報とと不可視光領域の光学情報とを読み取ること
ができるため、請求項１の場合と同様に磁気・光学複合
記録媒体の真偽を判別できる。
【００１４】本発明のうち請求項４の磁気・光学複合記
録媒体では、可視光領域の波長特性が異なり且つ塗布式
は印刷後に不可視光領域の波長特性を変更可能な２種類
以上の感熱インク５、６を塗布式は印刷し、その後にそ
の総ての感熱インク５、６又はいずれかの感熱インクの
不可視光領域の波長特性を変更して光学情報を表示する
ので、感熱インク塗布式は印刷後に所望とする光学情報
を容易に表示できる。しかも、磁気情報と不可視光領域
の光学情報とを検出可能とした磁気・光学複合ヘッドを
使用して、磁気情報と不可視光領域の光学情報と、その
位置関係を読み取ることができるので、磁気・光学複合
記録媒体の真偽をより一層正確に判別できる。
録媒体では、可視光領域の波長特性が異なり且つ塗布式
は印刷後に不可視光領域の波長特性を変更可能な２種類
以上の感熱インク５、６を塗布式は印刷し、その後にそ
の総ての感熱インク５、６又はいずれかの感熱インクの
不可視光領域の波長特性を変更して光学情報を表示する
ので、感熱インク塗布式は印刷後に所望とする光学情報
を容易に表示できる。しかも、磁気情報と不可視光領域
の光学情報とを検出可能とした磁気・光学複合ヘッドを
使用して、磁気情報と不可視光領域の光学情報と、その
位置関係を読み取ることができるので、磁気・光学複合
記録媒体の真偽をより一層正確に判別できる。
【００１５】
【実施例１】図１に本発明の磁気・光学複合記録媒体の
一実施例を示す。これは図６に示すように、プラスチッ
ク板等の基材１３の表面に磁気記録層１が設けられ、そ
の上に透明フィルム等による保護層或はシールド層１４
が設けられ、その上（表側）にインク２、或は感熱イン
ク５、６で光学情報が印刷され、その上に透明な保護層
１５が設けられている。
一実施例を示す。これは図６に示すように、プラスチッ
ク板等の基材１３の表面に磁気記録層１が設けられ、そ
の上に透明フィルム等による保護層或はシールド層１４
が設けられ、その上（表側）にインク２、或は感熱イン
ク５、６で光学情報が印刷され、その上に透明な保護層
１５が設けられている。
【００１６】前記の磁気記録層１はプラスチック板等の
基材１３の表面に磁性鉄粉やγ酸化鉄等の磁性体粒子を
混入させたインクを塗布し、そのインクに磁気ヘッド等
で磁界を加えて磁化し、残留磁気を残すことにより磁気
情報が記憶されている。
基材１３の表面に磁性鉄粉やγ酸化鉄等の磁性体粒子を
混入させたインクを塗布し、そのインクに磁気ヘッド等
で磁界を加えて磁化し、残留磁気を残すことにより磁気
情報が記憶されている。
【００１７】前記の光学情報はセキュリテイを向上せる
ために各種態様、例えば図３（ａ）〜（ｃ）、図４、図
５の態様で表示される。
ために各種態様、例えば図３（ａ）〜（ｃ）、図４、図
５の態様で表示される。
【００１８】図３（ａ）に示すものはシールド層１４の
ほぼ全面に、不可視光領域の波長特性に特徴を有する
（通常のインクと極端に異なる波長特性）インク２によ
り光学情報が表示（べた塗り）されている。この場合、
インク２の色は特に制約されず、模様印刷はできない。
ほぼ全面に、不可視光領域の波長特性に特徴を有する
（通常のインクと極端に異なる波長特性）インク２によ
り光学情報が表示（べた塗り）されている。この場合、
インク２の色は特に制約されず、模様印刷はできない。
【００１９】図３（ｂ）に示すものはシールド層１４の
上に、可視光領域の波長特性は同じであるが不可視光領
域の波長特性が異なる２種類のインク３、４を印刷して
光学情報を表示したものである。この場合、インク３で
背景（バック）を印刷し、その上にインク４でバーコー
ドで光学情報を表示してある。可視光領域の波長特性は
同じであるが不可視光領域の波長特性が異なる２種類以
上のインク３、４としては、例えば図２（ａ）に示すよ
うに赤外領域に吸収（または反射）領域を有するインク
とそれを有しないインクがある。図２（ａ）の場合は可
視光領域全体の反射率が高いため見た目は白く見える例
であるが、逆に図２（ｂ）のように可視光領域全体の反
射率が低いインクを使用して、見た目は黒で、不可視光
領域での反射率が高く（または低く）なるようにするこ
とも可能である。なお図３（ｂ）において古河電工の文
字１６はデザインであり、この部分のインクは特に特性
を問わない。
上に、可視光領域の波長特性は同じであるが不可視光領
域の波長特性が異なる２種類のインク３、４を印刷して
光学情報を表示したものである。この場合、インク３で
背景（バック）を印刷し、その上にインク４でバーコー
ドで光学情報を表示してある。可視光領域の波長特性は
同じであるが不可視光領域の波長特性が異なる２種類以
上のインク３、４としては、例えば図２（ａ）に示すよ
うに赤外領域に吸収（または反射）領域を有するインク
とそれを有しないインクがある。図２（ａ）の場合は可
視光領域全体の反射率が高いため見た目は白く見える例
であるが、逆に図２（ｂ）のように可視光領域全体の反
射率が低いインクを使用して、見た目は黒で、不可視光
領域での反射率が高く（または低く）なるようにするこ
とも可能である。なお図３（ｂ）において古河電工の文
字１６はデザインであり、この部分のインクは特に特性
を問わない。
【００２０】図３（ｃ）に示すものはシールド層１４の
上に、可視光領域と不可視光領域の波長特性が異なる４
種類のインク３、４、８、９により、可視光で文字にな
る様に光学情報を表示したものである。具体的にはバッ
クをインク３で、バーコードの左下がり斜線の部分をイ
ンク３と可視光領域の波長特性は同じであるが不可視光
領域の波長特性が異なるインク４で、古河の文字の一部
（白枠内）をインク３と可視光領域の波長特性が異なる
インク８で、古河の文字の他の部分（右下がり斜線の部
分）をインク８と可視光領域の波長特性は同じであるが
不可視光領域の波長特性が異なるインク９で印刷してあ
る。
上に、可視光領域と不可視光領域の波長特性が異なる４
種類のインク３、４、８、９により、可視光で文字にな
る様に光学情報を表示したものである。具体的にはバッ
クをインク３で、バーコードの左下がり斜線の部分をイ
ンク３と可視光領域の波長特性は同じであるが不可視光
領域の波長特性が異なるインク４で、古河の文字の一部
（白枠内）をインク３と可視光領域の波長特性が異なる
インク８で、古河の文字の他の部分（右下がり斜線の部
分）をインク８と可視光領域の波長特性は同じであるが
不可視光領域の波長特性が異なるインク９で印刷してあ
る。
【００２１】本発明で使用するインクは印刷前から可視
光領域及び不可視光領域の波長特性が定まっているもの
（通常のインク）でもよいが、シールド層１４の上に印
刷した後に熱を加えると波長特性が変るインク（感熱イ
ンク）を使用してもよい。
光領域及び不可視光領域の波長特性が定まっているもの
（通常のインク）でもよいが、シールド層１４の上に印
刷した後に熱を加えると波長特性が変るインク（感熱イ
ンク）を使用してもよい。
【００２２】図４に示すものは同図（ａ）に示す様にシ
ールド層１４の上に感熱インク５を塗布（べた塗り）
し、その後に同感熱インク５にサーマルヘッド等により
熱を加えて不可視光領域の波長特性を変更して同図
（ｂ）に示す様にバーコードの光学情報にエンコードし
たものである。
ールド層１４の上に感熱インク５を塗布（べた塗り）
し、その後に同感熱インク５にサーマルヘッド等により
熱を加えて不可視光領域の波長特性を変更して同図
（ｂ）に示す様にバーコードの光学情報にエンコードし
たものである。
【００２３】図５に示すものは同図（ａ）に示すよう
に、シールド層１４の上に感熱インク６でバックを印刷
し、その上に同感熱インク６と可視光領域の波長特性が
異なる感熱インク５で古河の文字を印刷し、その後に両
感熱インク５、６に熱を加えて、同図（ｂ）に示すよう
に同感熱インク５、６の一部（左下がり斜線の部分１７
及び右下がり斜線の部分）１８の不可視光領域の波長特
性を変更して光学情報にエンコードしたものである。
に、シールド層１４の上に感熱インク６でバックを印刷
し、その上に同感熱インク６と可視光領域の波長特性が
異なる感熱インク５で古河の文字を印刷し、その後に両
感熱インク５、６に熱を加えて、同図（ｂ）に示すよう
に同感熱インク５、６の一部（左下がり斜線の部分１７
及び右下がり斜線の部分）１８の不可視光領域の波長特
性を変更して光学情報にエンコードしたものである。
【００２４】本発明の磁気・光学複合記録媒体の光学情
報は、図６に示すように光学情報の上に変造シート２１
を貼り付けたり、同光学情報（例えばバーコード）を他
の光学情報（バーコード）に張り替えたりすることによ
り変造することが可能であるが、変造シート２１を貼り
付けた場合は図６に示すように磁気ヘッド２２と磁気記
録層１との距離が変わる（真正品の距離はＡ、変造品の
距離はＢで、しかもＡ＜Ｂ）ため、磁気ヘッド２２で検
出される磁気信号のレベルが変化し、変造を検出するこ
とができる。また、他のバーコードに張り替えた場合
は、そのバーコードから読み取られるデータが真正なバ
ーコードのデータと異なるので変造を容易に検出するこ
とができる。
報は、図６に示すように光学情報の上に変造シート２１
を貼り付けたり、同光学情報（例えばバーコード）を他
の光学情報（バーコード）に張り替えたりすることによ
り変造することが可能であるが、変造シート２１を貼り
付けた場合は図６に示すように磁気ヘッド２２と磁気記
録層１との距離が変わる（真正品の距離はＡ、変造品の
距離はＢで、しかもＡ＜Ｂ）ため、磁気ヘッド２２で検
出される磁気信号のレベルが変化し、変造を検出するこ
とができる。また、他のバーコードに張り替えた場合
は、そのバーコードから読み取られるデータが真正なバ
ーコードのデータと異なるので変造を容易に検出するこ
とができる。
【００２５】また、本発明の磁気・光学複合記録媒体を
複製するには、磁気情報と光学情報との相対的位置関
係、光学情報を塗布式は印刷したインクの波長特性等の
諸条件を満たす必要があるが、同複合記録媒体では光学
情報の一部が不可視光領域になっているため、それらの
諸条件を解明することは事実上不可能であり、従って複
製も不可能である。
複製するには、磁気情報と光学情報との相対的位置関
係、光学情報を塗布式は印刷したインクの波長特性等の
諸条件を満たす必要があるが、同複合記録媒体では光学
情報の一部が不可視光領域になっているため、それらの
諸条件を解明することは事実上不可能であり、従って複
製も不可能である。
【００２６】本発明の磁気・光学複合記録媒体は、その
表面がマジックインク等により汚れるとそれが原因で誤
動作することがあるので、同記録媒体の表面に書き込み
不可能な表面処理（既存の方法）を施しておけば、磁気
・光学複合ヘッドで読み取る前に、簡易なクリーニング
方法により同記録媒体の表面を拭いて汚れを落すことが
でき、前記の誤動作を防止することができる。
表面がマジックインク等により汚れるとそれが原因で誤
動作することがあるので、同記録媒体の表面に書き込み
不可能な表面処理（既存の方法）を施しておけば、磁気
・光学複合ヘッドで読み取る前に、簡易なクリーニング
方法により同記録媒体の表面を拭いて汚れを落すことが
でき、前記の誤動作を防止することができる。
【００２７】
【発明の効果】本発明の磁気・光学複合記録媒体は、変
造、複製が困難であるため非常にセキュリテイの高いも
のとなる。
造、複製が困難であるため非常にセキュリテイの高いも
のとなる。
【図１】本発明の磁気・光学複合記録媒体の一例を示す
部分説明図。
部分説明図。
【図２】（ａ）は本発明の磁気・光学複合記録媒体に使
用されるインキの波長特性（赤外吸収）の一例を示す説
明図、（ｂ）は同じく波長特性（赤外吸収）の他例を示
す説明図。
用されるインキの波長特性（赤外吸収）の一例を示す説
明図、（ｂ）は同じく波長特性（赤外吸収）の他例を示
す説明図。
【図３】（ａ）〜（ｃ）は本発明の磁気・光学複合記録
媒体における光学情報の異なる説明図。
媒体における光学情報の異なる説明図。
【図４】本発明の磁気・光学複合記録媒体に感熱インキ
を使用して光学情報を表示する場合の一例であり、
（ａ）は感熱前の説明図、（ｂ）は感熱後の説明図。
を使用して光学情報を表示する場合の一例であり、
（ａ）は感熱前の説明図、（ｂ）は感熱後の説明図。
【図５】本発明の磁気・光学複合記録媒体に感熱インキ
を使用して光学情報を表示する場合の他の例であり、
（ａ）は感熱前の説明図、（ｂ）は感熱後の説明図。
を使用して光学情報を表示する場合の他の例であり、
（ａ）は感熱前の説明図、（ｂ）は感熱後の説明図。
【図６】本発明の磁気・光学複合記録媒体の変造例の説
明図。
明図。
【図７】従来の磁気記録による記録媒体の説明図。
【図８】従来のバーコードによる記録媒体の説明図。
１ 磁気記録層 ２〜４ インク ５、６ 感熱インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｋ 19/08 Ｇ０７Ｆ 7/08 Ｇ１１Ｂ 13/04 9075−5Ｄ 9256−3Ｅ Ｇ０７Ｆ 7/08 Ａ
Claims (4)
- 【請求項１】 磁気情報が磁気記録層１に記録され、そ
れより表側に不可視光領域の波長特性に特徴を有するイ
ンク２で光学情報が表示されてなることを特徴とする磁
気・光学複合記録媒体。 - 【請求項２】 磁気情報が磁気記録層１に記録され、そ
れより表側に可視光領域の波長特性は同じであるが不可
視光領域の波長特性が異なる２種類以上のインク３、４
で光学情報が表示されてなることを特徴とする磁気・光
学複合記録媒体。 - 【請求項３】 磁気情報を磁気記録層１に記録し、それ
より表側に印刷後に波長特性を変更可能な感熱インク５
を塗布式は印刷をし、その後に同感熱インク５の不可視
光領域の波長特性を変更して光学情報を表示したことを
特徴とする磁気・光学複合記録媒体。 - 【請求項４】 磁気情報を磁気記録層１に記録し、それ
より表側に可視光領域の波長特性が異なり且つ印刷塗布
後に不可視光領域の波長特性を変更可能な２種類以上の
感熱インク５、６を塗布式は印刷し、その後にその総て
の感熱インク５、６、或はいずれかの感熱インクの不可
視光領域の波長特性を変更して光学情報を表示したこと
を特徴とする磁気・光学複合記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5195487A JPH0699682A (ja) | 1992-07-15 | 1993-07-13 | 磁気・光学複合記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-209468 | 1992-07-15 | ||
| JP20946892 | 1992-07-15 | ||
| JP5195487A JPH0699682A (ja) | 1992-07-15 | 1993-07-13 | 磁気・光学複合記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699682A true JPH0699682A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=26509150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5195487A Pending JPH0699682A (ja) | 1992-07-15 | 1993-07-13 | 磁気・光学複合記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699682A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7726796B2 (en) * | 2005-03-17 | 2010-06-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Magnetic wire application apparatus, method thereof and printed material including magnetic wire |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP5195487A patent/JPH0699682A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7726796B2 (en) * | 2005-03-17 | 2010-06-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Magnetic wire application apparatus, method thereof and printed material including magnetic wire |
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