JPH04131296A

JPH04131296A - 情報記録媒体

Info

Publication number: JPH04131296A
Application number: JP2254915A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Shimatani; 健島谷; Suguru Hayakawa; 早川　英
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1990-09-25
Filing date: 1990-09-25
Publication date: 1992-05-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］ると共に、真偽の判別を容易に行い得る様にした情報記
録媒体に関するものである。

［従来の技術］近年、磁気記録媒体に機械読みとり可能な情報を記録し
てなる情報記録媒体の普及には著しいものがあり、１０
カード、クレジットカード、キャッシュカード、ギフト
カード、をはじめとして、テレホンカードに代表される
プリペイドカード、乗車券、回数券、定期券等、多くの
分野で利用されている。

この種の情報記録媒体は、基体上に磁気記録層を設け、
ａｆｉ磁気記録層に情報を磁気記録するものである。磁
気記録された情報は目視により不可視であるが、磁気読
みとり機械の一般への普及により、故意に記録情報を消
去したり、書き換えられたりする畏れがある。

また、バーコード、ＭＩＣＲ，ＯＣＲ等の手段をもって
、基体表面に情報を記録することも行われているが、そ
の情報が目視により判読できるため、数置等の不正行為
を容易に行えるという問題点がある。

［発明が解決しようとする課題］以上のように、従来のこの種の情報記録媒体においては
、偽造あるいは数置して悪用されることが多いことから
、これを防止するための技術を駆使した媒体の出現が強
く望まれてきている。

本発明は上述のような問題を解決するためになされたも
ので、その目的は記録された情報を不可視にすることに
より、偽造、故意等の防止を一層効果的にかつ、確実に
行えると共に、真偽の判別を容易に行うことが可能な信
転性の高い情報記録媒体を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］上記の目的を達成するための本発明は、紙、プラスチッ
クシート等からなる基体の上に赤外線を吸収する着色層
を設け、この上に着色層を不可視とし赤外線を反射する
放電記録層を設け、さらにその上に赤外線を透過し、か
つ前記放電記録層を不可視とする導電性の隠蔽層を設け
てなる情報記録媒体を要旨とするものである。

［作用］本発明は、放電記録層に、文字、パターンなどの情報を
放電ヘッド等により電気的に与え、放電破壊させて記録
する。

この放電破壊により得られた文字、パターン等の放電破
壊記情報の部分は赤外線を照射したとき、殆ど赤外線を
反射せずその赤外線は着色層に吸収される。一方、パタ
ーン（放電破壊記録情報）以外の未破壊の部分は赤外線
を高率で反射する。従って、この反射率の大きな違いか
ら、文字、パターンを読みとって情報記録媒体の真偽の
判断などを行うことが可能である。また、このパターン
を含めた放電記録層は、その上の隠蔽層により不可視と
なっている上、放電破壊したパターンの部分と未破壊の
部分とは同一平面上にあって、段差がないことから、そ
の存在を察知することは一層困難になり、偽造、故意な
どを防ぐことが可能となる。

［実施例コ以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１回〜第３図は、本発明をプリペイドカードに適用し
た場合の一実施例を示すもので、第１図はカード裏面の
平面図、第２図は第１図のＸＸ°断面図、第３図は第１
図のＹ−Ｙ’断面図をそれぞれ示すものである。

第１図〜第３図において、カード基体Ｉの表面に赤外線
を吸収する着色層２を設け、この上に（図では下側にな
る）着色層を不可視とし、文字、パターン等の放電破壊
記録情報４を電気的に記録する放電記録層３を設けてい
る。この放電破壊記録情報（パターン）４は例えばバー
コードパターンの如く情報を記録するものあるいは単に
文字、パターンの存在を確認できるものであってもよい
。

この放電記録Ｎ３の上には文字、パターンを含めた放電
記録層３を不可視とする導電性の隠蔽層５を設け、さら
にこの上に導電性の保護ＮＧを設けている。　ここで、
カード基体Ｉは紙あるいはプラスチックシートなどから
なるものである。着色層２は、カーボン粉、赤外線吸収
剤などを所望の樹脂、あるいはインキビヒクル中に分散
させたものをグラビア法、ロールコート法等により形成
したもので、また、必要に応して、着色層にγ−Ｆｅ鵞
、Ｃｏ＝、ＣＯ被着ｒ−Ｆｅ、０３、Ｆｅ３Ｏ４、Ｂａ
フェライト、Ｆｅ等の（ｎ性粉を加え、磁気記録層とし
てもよい、放電記録層３には、Ａｐのような金属あるい
はこれの合金を使用する。

隠蔽層５は、赤外線は透過させるが可視光は透過させな
い、例えば第４図に示すような分光反射率特性をもつプ
ロセスインキ（イエロー、マゼンタ、シアン）を所望の
比で混合したグレー系の導電性のインキにより、オフセ
ットあるいはスクリーン印刷法などにより形成する。

保護層６は、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエス
テル樹脂、ニトロセルロースなどの樹脂をトルエン、キ
シレンなどの溶剤に熔かし、更に導電性を付与したもの
でグラビア法、ロールコート法などにより形成する。

以上のような構成より成るプリペイドカードの放電記録
層３に放電ヘッドにより、バーコード、マークなどのパ
ターン、あるいは文字が、記録される。パターンの部分
は、放電破壊され下層である着色層が現れるが２、隠蔽
層５により隠蔽されているため外からその存在を目視で
は察知することはできない。

次に、このパターンを読みとる方法であるが、カードに
赤外線を照射することにより行われる。

即ち、放電破壊した文字、パターンの部分及び未発色の
部分は、第５図に示すような分光反射率を持ち、波長が
７００ｎｍ以上の赤外線領域において、パターンの部分
は赤外線をほとんど反射しないが未破壊の部分は反対に
高い反射率を示す。

従って、この反射率の大きな違いから、文字、パターン
を読み取って、カードの真偽の判別や金額などのデータ
の認識が可能である。

具体的な方法としては、赤外線センサーにてこの文字、
パターン部を捜査し、その文字、パターンに応じた出力
信号を得、この出力信号が所定のものか否かを確認する
ことで真偽を判別したり、あるいはＩＲスコープを用い
て目視でこの文字、パターンを見ることにより、真偽判
別が可能である。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば紙、プラスチック
シートなどからなる基体の上に着色層を設け、この上に
ｉ文字、パターンを記録する放電記録を設け、さらにこ
の上に赤外線を透過し、かつ放電記録に放電ヘッドによ
り放電破壊した文字、パターンを不可視とする導電性の
隠蔽層を設ける構成としたので、記録された文字、パタ
ーンの存在を察知することは不可能であり、偽造、数置
防止をより一層確実に行うことができる。また、放電記
録層に記録される文字、バーコードなどのパターンは放
電ヘッドにより任意に記録できる。従って、他の方法、
例えば本発明における放電記録層の代わりに、赤外線吸
収剤を含有したインキでもってパターンを基体の上に印
刷し固定する方法と本発明の方法を比較したとき、前者
の印刷する方法は、その印刷という手段から必然的にパ
ターンは同一種類か、せいぜい数種に限られてくるが、
本発明に係る後者の放電記録層を用いる方は、放電ヘッ
ドにより必要とする文字、パターンを自由に記録できる
ため、非常にフレキシブルな利用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明をプリペイドカードに適応
した場合の一実施例を示す図であり、第１図は同カード
裏面の平面図、第２図は第１図のｘ−ｘ’断面図、第３
図は第１図のＹ−Ｙ’断面図、第４図は隠蔽層の形成に
用いるプロセスインキの分光反射率特性を示す曲線図、
第５回は放電記録層の放電破壊部及び未破壊部の分光反
射率特性を示す曲線図である。第１区Ｙ′ １・・・カード基体２・・・着色層３・・・放電記録層４・・・放電破壊記録情報（パターン）５・・・隠蔽層６・・・保護層第２図許　　　出　　　願凸版印刷株式会社代表者　鉛末　和犬人特第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）紙、プラスチックシート等からなる基体の上に、
赤外領域に光吸収性を有する着色層と該着色層を不可視
とし、且つ赤外線を反射する金属薄膜から成る放電記録
層と赤外線を透過し、且つ該放電記録層を不可視とする
導電性の隠蔽層をこの順序で少なくとも積層してなるこ
とを特徴とする情報記録媒体。