JPH01128877A - 情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は目視判別不可能に情報が記録されたカードに関
するものであり、ここでいう情報記録媒体とはカード状
物品、乗車券、回数券、定期券、商品券、投票券など偽
造防止を要求される物品をいう。

［従来技術と発明が解決しようとする問題点］近年、１
．Ｄ、カード、クレジットカード、キャッシュカード、
ギフトカードをはじめとして、テレフォンカードに代表
されるプリペイドカード、乗車券、回数券、定期券、商
品券、投票券などの普及に伴ない、偽造防止技術に対す
る関心が高まりつつある。

そこで従来のカード類への偽造防止技術を鑑みるに、ま
ず、基体上に照合記録部として、−設入には入手困難な
情報形成体、例えばホログラムを形成する方法が挙げら
れよう。しかし、ホログラムのような形成体をカード上
に設けることはカード自体の製造コストが高くなるので
、一部の会員制カード等には利用されるが、利用者を特
定しないプリペイドカード、乗車券、回数券などには実
施が困難である。このような使い捨てカード類に照合記
録部を形成する方法としては、バーコードを形成して、
光学的に読み取らせる方法があるが、記録部が目視可能
であるために偽造性が高く、信頼性に欠けるものである
。

その他、不可視光によってのみ読み取らせることが可能
な照合記録部を形成することも考えられるが、通常考え
られる不可視光記録体の材料であるキノシアニン類や、
チアシアニン類は一般に高価であるために汎用性に欠け
る。また、記録材料を入手することで、同様なカードを
（、Ｔｈ３ｆｉすることも可能である。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上述の如くの問題点を解決するために、より安
価で汎用性のある記録材料を用いて、しかも偽造が困難
な情報記録媒体を提案するものであり、基体上に赤外反
射層を形成し、該赤外反射層上にカーボンブラックイン
キと、シアン、イエロー、及びマゼンタの混色インキと
の組合せにより、情報を記録してなる情報記録媒体を提
供するものである。

［作用］ 本発明によれば、基体上に形成された照合記録部は赤外
光の吸収特性が異なる２種のインキからなり、目視可能
な領域においては光の吸収特性が同じであり、赤外領域
においては判別可能な照合記録部である。

これによって、より高度な偽造防止性を有する情報記録
媒体を提供できるものであり、また、使用される記録体
の材Ａ′３１は安価で汎用的である。

「実施例］ 次に本発明に基づく情報記録媒体の一例であるカード類
の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。

第１図はカード基材（１）上に形成された記録部（２）
を示す図である。記録部（２）は形成される位置に特に
限定はなく、カードの表裏面のいずれでも良い。また、
形成された記録部（２）の上層に印刷層、保護層、おる
いは隠蔽層を形成して、カード上の美観を損なわないよ
うに工夫しても良い。

第２図は第１図のカードのＩ−Ｉ”ＩＩτ゛の断面図で
ある。第４図乃至第６図も同、條なカード断面における
層構成を示す図でおる。第２図のカード基材（１）上の
記録部（２〉は可視光領域では色相か同じだが、赤外光
領域では分光吸収率の異なる２種類のインキからなる。

一方は赤外光吸収特性が高いインキの記録体（３）から
なり、他方は赤外光吸収特性が低いインキの記録体（４
）からなる。そして記録体（３）が真の情報に対応した
パターンとして形成されていて、他方の記録体（４）は
一方の偽似パターンとして形成される。

またカード基材（１）と記録部（２）との間には赤外光
反射層（７）が形成される。赤外光を反射する層の＋Ｊ
ｒＥｌとしては通常の白色インキを使用しても良い。ま
た、カード基材（１）自身が赤外光を反則する層を兼ね
ても良い。カード基材（１）の材料としてはポリカーボ
ネイト樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂な
どのプラスチック類、紙類などが用いられ、赤外光を反
射する層を兼ねる場合には白色系であることが望ましい
。

また、カード基材（１）の両面には透明、あるいは不透
明の保護層（８）が形成されている。赤外光の１段数特
性か高いインキの記録体（３）は通常使用されるカーボ
ンブラックインキを用いる。

また、赤外光の吸収特性が低い記録体（４〉は第３図に
示される光透過化率を示すところのシアン（２３＞、イ
エロー（２１＞、マゼンタ（２２〉の通常使用されるプ
ロセスインキを混合した混色インキである。それぞれの
インキ（２コ〉、（２２）、（２３）は赤外領域７００
ｎｍ以上の波長域において、赤外光の透過化率が高くな
っている。

しかも可視領域においては光の透過率が低下し、三色を
混合すると目視によって黒色系を呈するようになる。

このようにしてカード上に形成された記録部（２）を赤
外光によって読み取ると、記録体（３）は赤外光を吸収
し、記録体（４〉は赤外光を透過して、その下層の赤外
光反射層（７）が赤外光を反射するので、記録体（３）
の真の情報に対応したパターンのみに一致する信号を読
み取ることが可能となり、記録体（３）のカード固有の
情報−を提供することができる。しかも、記録体（３）
と偽似の記録体（４）とは可視領域においてはそれぞれ
黒色を呈するので両者の目視判別は不可能である。この
ため、カートを改ざんしようとするもの１は、通常記録
部（２）が赤外光吸収特性か責なる２種の記録体（３）
（４）からなることまでを知り得ザに同様な記録パター
ンを一種の記録掃問で形成することとなり、これを使用
しても読取クコ側は改ざんを容易に判別し得るのでカー
ドの偽造を未然に防ぐことができる。

さらに本発明で使用される記録材料は通常使用されるプ
ロセスインキであるので安価であり、汎用性に富むもの
でおる。また、カード基材（１）と赤外光反射層（７〉
の間のカードの一部又は全面に磁性層を形成しても良い
。この場合、赤外光反則層にはアルミニウム等の金属蒸
着層を用いても良い。

第４図乃至第６図は本発明に基づくカードの他の実施例
を示した図である。第４図は赤外光の吸収性ｌが高い記
録体（３）の真の情報パターンの間を、赤外光の吸収特
性が低い記録体（４）で埋めたものであり、目視によれ
ば単なる黒色のストライプとして認識される。利用者は
単にストライプ上の模様、デザイン等と考えやすいので
、より改ざんｉ生を増すことができる。さらに、赤外光
吸収特性が低い記録体（４）で真の情報パターンを形成
し、その間を赤外光の吸収特性が高い記録体（３）で埋
めても良い。

第５図は赤外光吸収特性が低い記録体（４）を赤外光反
射層（７）上にストライプ状に形成し、その上層に赤外
光吸収特性が高い記録体（３）の真の情報パターンを形
成して、その上層に保護層（８）を形成した実施例であ
る。この場合、第４図の実施例と同様に目視によれば単
なる黒色のストライプとして認識され、また、製造上も
記録体（３）と記録体（４）との見当合わせか必要でな
いので、容易に形成できる。

第６図は赤外光の吸収特性が高い記録体（３）の真の情
報パターンを赤外光の吸収特性か低い記録体（４）によ
って隠蔽した実施例で必る。この場合、記録体（４〉の
混色インキを構成するシアン、イエロー、及びマゼンタ
インキの混合比を赤外光の吸収特性が低い領域の範囲内
で変えることによって黒色以外の色相（例えば深緑色な
ど）を呈するようにすることにより、より美観を呈する
ことができるものでおる。

上記実施例はカードについてのみ記桟したが、カードに
よらず定期券、商品券、投票券、乗車券などを偽造防止
を必要とする様々の情報記録媒体に利用することができ
る。

［効果］ 本発明によれば、高度な偽造防止性を有する情報記録媒
体を提供できるものでおり、また、使用される記録体の
材料は極めて安価で汎用性に富むものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はカード上に形成された黒色系記録体を示した図
、第２図、第４図乃至第６図は本発明の実施例にして第
１図のＩ−Ｉ”線での断面図であり、第３図は本発明の
シアン、イエロー、マゼンタのプロセスインキの光透過
率特性を示した図である。 １・・・カード基材 ３・・・カーボンブラックインキによる記録体４・・・
混色インキによる記録体 第２図 製表　（υり 第３図 第−′１図 第６区１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基体上に赤外反射層を形成し、該赤外反射層上に
   カーボンブラックインキと、シアン、イエロー、及びマ
   ゼンタの混色インキとの組合せにより、情報を記録して
   なる情報記録媒体。