JP2560112Y2 - カード - Google Patents

カード

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JP2560112Y2
JP2560112Y2 JP1991003297U JP329791U JP2560112Y2 JP 2560112 Y2 JP2560112 Y2 JP 2560112Y2 JP 1991003297 U JP1991003297 U JP 1991003297U JP 329791 U JP329791 U JP 329791U JP 2560112 Y2 JP2560112 Y2 JP 2560112Y2
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JP
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magnetic
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JPH04100887U (ja
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浩明 蒲本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は表面に偽造防止等の処理
を施したカードに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、クレジットカードやプリペイドカ
ード等の磁気カードが広く普及している。ところで、こ
の種の磁気カードの構造としては、従来、例えばプリペ
イドカードや自動改札機用定期券の場合、カード基材と
してポリエステルを用い、この基材の一方の面(裏面)
全面に磁性材料とバインダーとを混合,塗布することに
より磁気記録層を形成する一方、その表裏両面に印刷を
施すようにするのが一般的である。また、特に上記定期
券の場合には、基材の表面には定期券の有効期間,発
駅,着駅等のデータが印字され、裏面の磁気記録層には
これらのデータがエンコードされて記録される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の磁気カードでは、磁気記録層に記録されたデータが
改竄されたり、あるいは、カードが偽造されたりした場
合に、これをチェックすることが難しいという問題が
った
【0004】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、カードの偽造を防止し、セキュリティの強化
を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るカードは、
カード基材の片面に磁気記録層が設けられたカードであ
って、カード基材上に熱転写受理層が形成され、該熱転
写受理層の上に磁性材料を含むインキにより前記磁気記
録層の磁気情報に対応する情報を印字した磁性印字部が
形成されたものである。
【0006】前記磁性印字部は前記磁気記録層の磁気情
報に対応する文字を印字したものであってよい
【0007】また、前記磁性印字部は前記磁気記録層の
磁気情報に対応する情報をバーコードパターンで印字
たものであってもよい
【0008】上記磁性材料を含むインキによる印字は、
感熱転写方式やインクジェット方式によって行うことが
できる。カード基材上に熱転写受理層が形成され、該熱
転写受理層の上に印字を行うので、熱転写受理層によっ
てインキの定着性が高まり、感熱転写方式やインクジェ
ット方式で信頼性および耐久性に優れた磁性印字部を形
成することができる。
【0009】
【作用】本考案においては、カードの表面に、文字やバ
ーコードパターン等が磁性材料を含むインキを用いて感
熱転写方式等により印字される。したがって、これら文
字やバーコードパターンで印字された情報を磁気センサ
ーによって読取ることにより、あるいは、読取った情報
磁気記録層に記録されたデータとを照合することによ
カードの改竄あるいは偽造をチェックすることがで
る。また、バーコードパターンを印字したカードは、
バーコードパターンを磁気センサーと光学センサーの両
方で読取ることによりバーコードの改竄をチェックでき
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本考案の一実施例に係るカードの表
面への印字状態を模式的に示す説明図、図2は同実施例
におけるカード表面図である。
【0012】この実施例のカード1は自動改札機用の定
期券に適用したものであって、ポリエステル(PET)
よりなる基材2の裏面には全面にわたって磁気記録層3
が設けられ、表面の印字部には部分的に熱転写受理層4
が設けられている。ここで、熱転写受理層4は、マット
(艶消し)加工によりカード表面に微細凹凸を設けるこ
とによって形成したものである。
【0013】こうして形成されたカード1裏面の磁気記
録層3には、発駅,着駅,有効期間等の定期券に必要な
各種情報が周知の処理機械を用いてエンコードされて記
録される。また、カード1表面の熱転写受理層4面に
は、図2に示すような発駅5,着駅6,有効期間7等の
データが感熱転写方式を用いて印字され、それによって
磁性印字部8が形成される。この磁性印字部8を形成す
る際には、サーマルプリンターの感熱ヘッド9が用いら
れるとともに、インキリボンとして、基材フィルム10
の表面に、γ−Fe23等の磁性粉末30〜90%とワ
ックス20〜70%のほか、熱可塑性樹脂0〜30%,
油脂0〜30%,分散剤0〜2%を混合したインキを塗
布して感熱磁気転写層11を形成してなる転写リボン1
2が用いられる。ここで、磁性粉末としては、上記以外
に(Fe34,γ−Fe23合金),(Fe34,Cr
2,Co−Cr合金),Fe−Mn−Zn合金,Co
−Fe合金,Co−Ni−P合金,Co−Ni−Fe合
金,Fe−Ni−Zn合金等が用いられ、また、ワック
スとしては、モンタンワックス,パラフィンワックス,
カルナウパワックス等が用いられる。また、熱可塑性樹
脂としては、ポリ塩化ビニル,ポリ酢酸ビニル,ポリエ
ステル,ポリアミド,エチルセルロース等が、油脂とし
ては、鉱油,ジオクチルフタレート,トリクレジルホス
フェート,ジブチルフタレート,ラノリン等が、分散剤
としては、ジポリオキシエチレンアルキルエーテルリン
酸,トリポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸等
がそれぞれ用いられる。
【0014】こうして形成されたカード1表面の磁性印
字部8に印字された文字は、磁気インキ文字読取装置等
において使用されている磁気センサーによって読取られ
る。すなわち、このような磁気センサーを用いて、例え
ば有効期間7のデータを読取る場合には、磁気センサー
を図2のA−A線に沿って移動させると、図3に示すよ
うな出力波形が得られて文字データが読取られる。こう
して読取られたデータと、カード1裏面の磁気記録層3
にエンコードされた有効期間に関するデータとを照合す
ることにより、カード1が偽造されているかどうか、あ
るいは、磁気記録層3のデータが改竄されているかどう
かが確認できる。
【0015】図4は本考案の他の実施例によるカード表
面図である。
【0016】この実施例では、上記のように磁性印字部
8として文字を印字する代わりに、カード13表面の下
部にバーコードパターン14を印字するようにしたもの
である。このように磁性印字によってバーコードパター
ン14を印字するようにすると、このバーコードパター
ン14を通常の光学センサーを用いた読取装置で読取れ
るほか、磁気センサーを用いても読取れるため、これら
両センサーによる読取りデータを照合することによりカ
ード13のセキュリティチェックが行える。勿論、この
バーコードパターン14のデータとカード13裏面の磁
気記録層のデータとの照合も行える。なお、文字とバー
コードパターンの両データを磁性印字するようにしても
よい。
【0017】図5および図6は図4に示す実施例の変形
例である。これらの例に示すように、バーコードパター
ン15,16はカード17,18の表面の中央に印字す
るようにしてもよく、その場合、文字データを、図5の
例のように一部のデータのみとするか、図6の例のよう
に省略してもよい。
【0018】また、カードの表面に図2に示すような印
字を行い、裏面にバーコードパターン等を印字するよう
にすることもできる。この場合には、裏面の印字部は、
裏面に形成された磁気記録層とは異なる特性のものとさ
れる。
【0019】なお、上記各実施例では、カード表面の熱
転写受理層4をマット加工によって形成したものを説明
したが、磁性印字部8のインキと同系の樹脂をカード表
面に塗布することにより形成するようにしてもよい。
【0020】また、カード基材2の材質としては、上記
のポリエステルのほか、ポリ塩化ビニル(PVC)を用
いることができる。
【0021】さらに、上記各実施例においては、カード
表面の磁性印字部を感熱転写方式により形成したものを
説明したが、印字方式は必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、インクジェット方式やその他の印字方式を用
いることができる。
【0022】また、上記実施例では、自動改札機用定期
券に適用したものを説明したが、本考案は、その他プリ
ペイドカードやクレジットカード等の各種磁気カードに
適用することができる。
【0023】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、熱転写受理層によってインキの定着性を高め、信頼
性および耐久性に優れた磁性印字部を形成することがで
き、その印字データを磁気センサーを用いてチェックす
ることができ、また、磁気記録層に記録された情報と磁
性印字部に印字された情報とを照合することが可能であ
って、それによりカードの偽造防止を図ることができ
る。また、バーコードパターンを磁性印字したもので
、バーコードパターンを光学センサーと磁気センサー
の両方で読取ることができるので磁性印字部の情報の
改竄チェックが容易で、カードのセキュリティを高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るカードの表面への印字
状態を模式的に示す説明図
【図2】同実施例におけるカード表面図
【図3】同実施例のデータの読取り出力波形
【図4】本考案の他の実施例によるカード表面図
【図5】図4に示す実施例の変形例を示すカード裏面図
【図6】図4に示す実施例の他の変形例を示すカード裏
面図
【符号の説明】
1,13,17,18 カード 2 基材 3 磁気記録層 8 磁性印字部 12 転写リボン 14,15,16 バーコードパターン

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード基材の片面に磁気記録層が設けら
    れたカードであって、カード基材上に熱転写受理層が形
    成され、該熱転写受理層の上に磁性材料を含むインキ
    より前記磁気記録層の磁気情報に対応する情報を印字し
    た磁性印字部が形成されていることを特徴とするカー
    ド。
  2. 【請求項2】 前記磁性印字部は前記磁気記録層の磁気
    情報に対応する文字を印字したものである請求項1記載
    のカード。
  3. 【請求項3】 前記磁性印字部は前記磁気記録層の磁気
    情報に対応する情報をバーコードパターンで印字したも
    のである請求項記載のカード。
JP1991003297U 1991-02-01 1991-02-01 カード Expired - Lifetime JP2560112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991003297U JP2560112Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 カード

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JP1991003297U JP2560112Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 カード

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JPH04100887U JPH04100887U (ja) 1992-09-01
JP2560112Y2 true JP2560112Y2 (ja) 1998-01-21

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ID=31732096

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54118800A (en) * 1978-03-08 1979-09-14 Fuji Electric Co Ltd Anti-forgery ticket
JPS56176875U (ja) * 1980-05-30 1981-12-26
JPS6466882A (en) * 1987-09-07 1989-03-13 Tokyo Jiki Insatsu Kk Magnetic card

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JPH04100887U (ja) 1992-09-01

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