JPH0699366A - 各種用具における柄の成形方法及び柄の構造 - Google Patents
各種用具における柄の成形方法及び柄の構造Info
- Publication number
- JPH0699366A JPH0699366A JP25006392A JP25006392A JPH0699366A JP H0699366 A JPH0699366 A JP H0699366A JP 25006392 A JP25006392 A JP 25006392A JP 25006392 A JP25006392 A JP 25006392A JP H0699366 A JPH0699366 A JP H0699366A
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- interposing
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 刃物の柄1は次のようにして成形される。円
管状の柄1の外周にその先端1aから軸線方向へ切込み
2を形成する。これにより柄1にはこの切込み2を有す
る取付部3と、この取付部3以外の把持部4とが設けら
れる。次に、この取付部3で切込み2により区画される
両挾着部5を挾圧してそれらの間隔を狭める。次に、こ
の両挾着部5間に刃体8を切込み2を通して挾入する。
このようにして成形された柄1においては、取付部3の
みに刃体8の挾着用切込み2を有し、把持部4を成形す
るか否かにかかわらず、把持部4には円管の外周面がそ
のまま残る。 【効果】 把持部4には円管の外周面がそのまま残り、
把持部4を握ったとき指等にけがをするおそれは少なく
なる。
管状の柄1の外周にその先端1aから軸線方向へ切込み
2を形成する。これにより柄1にはこの切込み2を有す
る取付部3と、この取付部3以外の把持部4とが設けら
れる。次に、この取付部3で切込み2により区画される
両挾着部5を挾圧してそれらの間隔を狭める。次に、こ
の両挾着部5間に刃体8を切込み2を通して挾入する。
このようにして成形された柄1においては、取付部3の
みに刃体8の挾着用切込み2を有し、把持部4を成形す
るか否かにかかわらず、把持部4には円管の外周面がそ
のまま残る。 【効果】 把持部4には円管の外周面がそのまま残り、
把持部4を握ったとき指等にけがをするおそれは少なく
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は長柄剃刀や手術用メス
等の刃物、並びにその他の各種用具において、刃体等の
用具にを取付ける柄の成形方法及びその構造に関するも
のである。
等の刃物、並びにその他の各種用具において、刃体等の
用具にを取付ける柄の成形方法及びその構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の長柄剃刀としては、実開
平3−88469号公報に示すものがある。この長柄剃
刀においては、柄が一体的に折曲形成され、背側の折曲
部とこの折曲部の両側に連続して相対向する両側板とか
らなり、この両側板の腹側端縁が把持部で互いに当接し
ている。
平3−88469号公報に示すものがある。この長柄剃
刀においては、柄が一体的に折曲形成され、背側の折曲
部とこの折曲部の両側に連続して相対向する両側板とか
らなり、この両側板の腹側端縁が把持部で互いに当接し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、柄の把持部
において互いに当接する両側板の腹側端縁が互いにずれ
て一方の腹側端縁が突出することがある。そのような場
合、一方の腹側端縁に他方の腹側端縁上の指等が引っ掛
かり易くなり、指等にけがをするおそれがあった。
において互いに当接する両側板の腹側端縁が互いにずれ
て一方の腹側端縁が突出することがある。そのような場
合、一方の腹側端縁に他方の腹側端縁上の指等が引っ掛
かり易くなり、指等にけがをするおそれがあった。
【0004】本発明は柄の成形手段を改良し、前述した
突出端縁が柄の把持部に生じないようにすることを目的
としている。
突出端縁が柄の把持部に生じないようにすることを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記する実施例の図面に
示すように、本発明にかかる各種用具の柄1は次のよう
にして成形される。
示すように、本発明にかかる各種用具の柄1は次のよう
にして成形される。
【0006】図1または図6に示すように、円管状の柄
1の外周にその先端1aから軸線方向へ切込み2を形成
する。これにより柄1にはこの切込み2を有する取付部
3と、この取付部3以外の把持部4とが設けられる。
1の外周にその先端1aから軸線方向へ切込み2を形成
する。これにより柄1にはこの切込み2を有する取付部
3と、この取付部3以外の把持部4とが設けられる。
【0007】次に、図2,3または図7,8に示すよう
に、この取付部3で切込み2により区画される両挾着部
5を挾圧してそれらの間隔を狭める。次に、図4,5ま
たは図9,10に示すように、この両挾着部5間に用具
本体8を切込み2を通して挾入する。
に、この取付部3で切込み2により区画される両挾着部
5を挾圧してそれらの間隔を狭める。次に、図4,5ま
たは図9,10に示すように、この両挾着部5間に用具
本体8を切込み2を通して挾入する。
【0008】
【作用】このようにして成形された柄1においては、取
付部3のみに用具本体8の挾着用切込み2を有し、把持
部4を成形するか否かにかかわらず、把持部4には円管
の外周面がそのまま残る。
付部3のみに用具本体8の挾着用切込み2を有し、把持
部4を成形するか否かにかかわらず、把持部4には円管
の外周面がそのまま残る。
【0009】
【第1実施例】まず、本発明の第1実施例にかかる長柄
剃刀をその成形手順に従い図1〜図5を参照して説明す
る。
剃刀をその成形手順に従い図1〜図5を参照して説明す
る。
【0010】図1(a)に示す円管状の柄1(素材)は
金属からなり、その先端1aと基端1bとで開放されて
いる。次に、図1(b)に示すように、前記柄1(素
材)の外周にその先端1aから基端1bに向けて軸線方
向へ一本の切込み2を形成する。柄1(素材)にはこの
切込み2を有する刃取付部3と、この刃取付部3以外の
把持部4とが設けられる。
金属からなり、その先端1aと基端1bとで開放されて
いる。次に、図1(b)に示すように、前記柄1(素
材)の外周にその先端1aから基端1bに向けて軸線方
向へ一本の切込み2を形成する。柄1(素材)にはこの
切込み2を有する刃取付部3と、この刃取付部3以外の
把持部4とが設けられる。
【0011】次に、図2及び図3に示すようにこの柄1
(素材)の適宜箇所を挾圧する。本実施例では、前記刃
取付部3において切込み2により区画される両挾着部5
が挾圧され、それらの間の間隔が狭くなっているととも
に、両挾着部5の端縁5aが切込み2で互いに当接して
いる。また、把持部4において、刃取付部3から連続す
る部分6は図3(b)に示すように円管状のままである
が、この部分6から基端1bまで連続する部分7は図3
(c)に示すように平坦な状態になっている。一方、図
2に示す用具本体としての刃体8は柄1とは別に形成さ
れる。
(素材)の適宜箇所を挾圧する。本実施例では、前記刃
取付部3において切込み2により区画される両挾着部5
が挾圧され、それらの間の間隔が狭くなっているととも
に、両挾着部5の端縁5aが切込み2で互いに当接して
いる。また、把持部4において、刃取付部3から連続す
る部分6は図3(b)に示すように円管状のままである
が、この部分6から基端1bまで連続する部分7は図3
(c)に示すように平坦な状態になっている。一方、図
2に示す用具本体としての刃体8は柄1とは別に形成さ
れる。
【0012】次に、図4及び図5に示すように、前記刃
取付部3の両挾着部5間にこの刃体8を切込み2を通し
て挾入する。刃体8はこの両挾着部5で挾持され刃体8
の刃先8aが両挾着部5の端縁5aに沿って突出すると
ともに、刃体8の背部8bが両挾着部5間の背部5bの
内側に当接する。
取付部3の両挾着部5間にこの刃体8を切込み2を通し
て挾入する。刃体8はこの両挾着部5で挾持され刃体8
の刃先8aが両挾着部5の端縁5aに沿って突出すると
ともに、刃体8の背部8bが両挾着部5間の背部5bの
内側に当接する。
【0013】このようにして柄1を成形すると、把持部
4には円管の外周面がそのまま残り、従来技術の場合と
比較して指等にけがをするおそれは少なくなる。
4には円管の外周面がそのまま残り、従来技術の場合と
比較して指等にけがをするおそれは少なくなる。
【0014】
【第2実施例】図6〜図10に示す第2実施例は手術用
メスに具体化したものであって、基本的構成は前記第1
実施例のものと同様であるが、図8(a)に示す刃取付
部3の断面形状や、図8(b)(c)に示す把持部4の
部分9,10の断面形状や、図7に示す刃体8の形状な
どが第1実施例のものと異なる。特に、刃体8において
は、刃先8aのない基部11が形成され、図9に示すよ
うにこの基部11が刃取付部3に挾着されているととも
に、刃先8aが刃取付部3の先端1aから突出してい
る。
メスに具体化したものであって、基本的構成は前記第1
実施例のものと同様であるが、図8(a)に示す刃取付
部3の断面形状や、図8(b)(c)に示す把持部4の
部分9,10の断面形状や、図7に示す刃体8の形状な
どが第1実施例のものと異なる。特に、刃体8において
は、刃先8aのない基部11が形成され、図9に示すよ
うにこの基部11が刃取付部3に挾着されているととも
に、刃先8aが刃取付部3の先端1aから突出してい
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、円管状の柄1を成形し
て刃取付部3のみに用具本体8の挾着用切込み2を設け
たので、把持部4を成形するか否かにかかわらず、把持
部4には円管の外周面がそのまま残り、把持部4を握っ
たとき指等にけがをするおそれは少なくなる。
て刃取付部3のみに用具本体8の挾着用切込み2を設け
たので、把持部4を成形するか否かにかかわらず、把持
部4には円管の外周面がそのまま残り、把持部4を握っ
たとき指等にけがをするおそれは少なくなる。
【図1】(a)は第1実施例にかかる長柄剃刀の柄にお
いてその柄の素材を示す斜視図であり、(b)はこの素
材に切込みを形成した状態を示す斜視図である。
いてその柄の素材を示す斜視図であり、(b)はこの素
材に切込みを形成した状態を示す斜視図である。
【図2】図1(b)に示す素材を成形した柄とこの柄に
取付ける刃体とを示す正面図である。
取付ける刃体とを示す正面図である。
【図3】(a)は図2のA−A線拡大断面図であり、
(b)は同じくB−B線拡大断面図であり、(c)は同
じくC−C線拡大断面図である。
(b)は同じくB−B線拡大断面図であり、(c)は同
じくC−C線拡大断面図である。
【図4】第1実施例にかかる長柄剃刀を示す正面図であ
る。
る。
【図5】図4のD−D線拡大断面図である。
【図6】(a)は第2実施例にかかる手術用メスにおい
てその柄の素材を示す斜視図であり、(b)はこの素材
に切込みを形成した状態を示す斜視図である。
てその柄の素材を示す斜視図であり、(b)はこの素材
に切込みを形成した状態を示す斜視図である。
【図7】図6(b)に示す素材を成形した柄とこの柄に
取付ける刃体とを示す正面図である。
取付ける刃体とを示す正面図である。
【図8】(a)は図7のE−E線拡大断面図であり、
(b)は同じくF−F線拡大断面図であり、(c)は同
じくG−G線拡大断面図である。
(b)は同じくF−F線拡大断面図であり、(c)は同
じくG−G線拡大断面図である。
【図9】第2実施例にかかる手術用メスを示す正面図で
ある。
ある。
【図10】図9のH−H線拡大断面図である。
1 柄、1a 先端、2 切込み、3 刃取付部、4
把持部、5 挾着部、5a 端縁、5b 背部、8 用
具本体としての刃体、8a 刃先、8b 背部。
把持部、5 挾着部、5a 端縁、5b 背部、8 用
具本体としての刃体、8a 刃先、8b 背部。
Claims (2)
- 【請求項1】 円管状の柄(1)の外周にその先端(1
a)から軸線方向へ切込み(2)を形成し、 次に、この切込み(2)を有する取付部(3)で切込み
(2)より区画される両挾着部(5)を挾圧してそれら
の間隔を狭め、 次に、この両挾着部(5)間に用具本体(8)を切込み
(2)を通して挾入することを特徴とする各種用具にお
ける柄の成形方法。 - 【請求項2】 円管状の柄(1)の外周にその先端(1
a)から軸線方向へ切込み(2)を形成して、この切込
み(2)を有する取付部(3)とこの取付部(3)以外
の把持部(4)とを設け、 この取付部(3)で切込み(2)により区画される両挾
着部(5)を挾圧してそれらの間隔を狭め、この両挾着
部(5)間に用具本体(8)を切込み(2)を通して挾
入したことを特徴とする各種用具における柄の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25006392A JPH0699366A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 各種用具における柄の成形方法及び柄の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25006392A JPH0699366A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 各種用具における柄の成形方法及び柄の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699366A true JPH0699366A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17202253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25006392A Pending JPH0699366A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 各種用具における柄の成形方法及び柄の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699366A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11162647B2 (en) | 2018-07-10 | 2021-11-02 | Simple Products Corporation | Flashlight with overmolded grip and methods of manufacture |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP25006392A patent/JPH0699366A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11162647B2 (en) | 2018-07-10 | 2021-11-02 | Simple Products Corporation | Flashlight with overmolded grip and methods of manufacture |
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