JP3131065U - 握り鋏 - Google Patents

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稔 木村
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株式会社キムラ
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Abstract

【課題】携帯時や使用時に、握り鋏の刃先や刃体で指等に怪我をしないようにする。
【解決手段】棒状部材1の両端に刃体2、2を形成し、その棒状部材1を平面視ハート形に湾曲して基部3で連結した対の把持部4、4を形成する。この両刃体の刃先5、5はそれぞれ基部側に向けて対向して設けられている。しかも、その周りを両把持部及び基部で取り囲まれているので、その両把持部等が刃先のガードの役割を果たし、指等が上記刃先に接触するのが阻止される。そのため、この刃先によって指等を怪我する恐れが低い。また、基部及び把持部の弾性により、携帯時や使用時に両刃体が不用意に開かないので、刃体に指等が接触して怪我をする恐れも低い。
【選択図】図1

Description

この考案は、刃体の刃先が露出しないように配置し、携帯時や使用時の安全性を高めた握り鋏に関する。
一般的な握り鋏は、図5に示すように、対の把持部4、4が基部3で連結され、その両把持部4、4の前端にそれぞれ刃体2、2を対向して設けられている。上記把持部4、4を手で握れば、基部3及び両把持部4、4が弾性変形し、両刃体2、2が接近してかみ合わされることによって、紙や糸等の被切断物を切断する。(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3012074号公報
上記握り鋏においては、刃先が前方へ突出しているため、この握り鋏の携帯時及び使用時に、この刃先が指等に接触して怪我をする恐れがあった。
そこで、この考案では、握り鋏の携帯時や使用時に、その握り鋏の刃先に指等が接触して怪我をしないようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するため、この考案では、前方に突出していた刃先を両把持部間において後方側に向けて配置した。このように、刃先が後方側に向いていれば、この刃先によって指等を怪我する恐れが低い。
具体的には、対の把持部を基部で連結し、上記両把持部の先端にそれぞれ刃体を対向して設けた握り鋏において、上記両刃体の刃先を、上記両把持部間でその把持部の前端から基部(後方)側に向けた構成としたのである。
この刃先は、両把持部及び基部によって平面的に取り囲まれることとなるため、この両把持部等が刃先のガードの役割を果たし、指等が上記刃先に接触するのが阻止される。このため、指等を怪我する恐れが低い。
上記構成において、上記両把持部を一体に形成し、上記両把持部に力を加えて(例えば、両把持部を握り締めて)上記両把持部同士を近づけることにより、上記基部及び両把持部を弾性変形させて上記両刃体を接近するようにし、さらに、その弾性変形に伴う復元力によって、上記両刃体が離反するようにすることができる。
また、両把持部間に弾性部材を配置し、この弾性部材の復元力に抗して上記両把持部を近づけることにより、上記両刃体が接近し、さらに、その弾性部材の復元力によって上記両刃体が離反するようにすることもできる。
また、上記各構成において、把持部と刃体を一体に形成した構成を採用しうる。この把持部や刃体の形成方法には、鋳造、鍛造等の周知の方法を採用しうる。この把持部と刃体を一体とすれば、例えば、単一の部材を曲げ加工するとともに、刃体を削り出し加工することにより製造することができる。また、その一体とした構成において、上記両把持部が棒状部材からなり、上記両刃体が、棒状部材の両端にそれぞれ設けられた構成とすることもできる。
このように把持部と刃体を一体の棒状部材で形成すれば曲げ加工が容易で、また、その棒状部材の断面形状(肉厚、太さ等)を適宜変えることで、この握り鋏の上記復元力や握り具合を最適化できる。
上記構成における両把持部の外形は、平面視ハート形を成すようにすることもできる。このようにハート形とすれば、このハート形の外形が手のひらの湾曲に沿ってこの握り鋏が手中に収まるので握り具合が良好となる。また、把持部の幅(接離方向の幅)が広くなるので力を入れやすくなる。
この握り鋏を上記構成とすることで、携帯時及び使用時に、指等が刃先及び刃体に接触しにくくなるため怪我をする恐れが低く、携帯時及び使用時における安全性が高い。
図1にこの考案の一実施形態を示して説明する。この握り鋏は、棒状部材1の両端に刃体2、2が形成され、その棒状部材1が平面視ハート形に湾曲されて基部3で連結された対の把持部4、4から形成されている。両刃体2、2は、その刃先5、5がそれぞれ基部3側に向くように対向して設けられている。また、両刃体2、2が両把持部4、4の間にあるので、この刃先5はその周りを棒状部材1(基部3及び両把持部4、4)で取り囲まれている。このため、その棒状部材1が刃先5のガードの役割を果たし、指等が刃先5に接触するのが防止され安全性が高い。
また、図1(a)に示すように、両刃体2、2の間に設けられた隙間gは、紙等の被切断物を差し込むことができる程度の幅を有するが、指等を差し入れることができるほど広くないように構成されている。そのため、携帯時や使用時に、その隙間gに誤って指等を差し入れて、指等が刃体2に接触して怪我をする恐れも小さい。
また、棒状部材1が把持部4から刃体2へと続く部分において、ハート形に形成された円弧が、指等を差し入れてしまうのを阻止する。そのため、この握り鋏の安全性が一層高まる。また、このハート形のデザインは外観的にも優れているといえる。
また、この握り鋏の素材はステンレスからなり、その素材自体が弾性を有する。このため、この握り鋏の両把持部4、4を近づける力を作用させて変形させると、元の形状に戻ろうとする復元力が発揮される。
この握り鋏で紙Wを切断する場合、図2及び図3に示すように、両把持部4、4を指Fで挟んで支持し、両刃体2、2の間に紙Wを差し込み、両把持部4、4を指Fで力を加えて、基部3及び両把持部4、4を弾性変形させて、刃体2側に押し込む(図3中の白抜き矢印)。押し込まれることによって両刃体2、2がかみ合い、両刃体2、2の間に差し込まれた紙Wが切断される。この力を緩めると、上記弾性変形に伴う復元力によって、この握り鋏は力を加える前の元の形状に戻る。このため、たとえ、この握り鋏の携帯時に両刃体2、2を開くような力が作用したとしても、上記復元力によって、その両刃体2、2が開いたままの状態となるのが回避される。
この握り鋏の基部3はこの棒状部材1の他の場所(把持部4等)と比較して薄肉に予め加工されている(基部3における厚さはt1で幅はw1、把持部4における厚さはt2で幅はw2であって、t1<t2かつw1>w2)。このように薄肉加工を施すと、その加工位置(基部3)において変形させやすい。そのため、力の小さな子供でもこの握り鋏を容易に使用することができる。
この握り鋏は、刃先5が向く方向は従来の握り鋏と異なるものの、その刃体のかみ合わせは従来の握り鋏と何ら変わらない(図3(b)参照)。そのため、切れ味は従来の鋏と比較して遜色なく、良好な使い勝手が確保できる。
この握り鋏の素材として、金属以外に樹脂等を用いることもできる。また、刃先のみステンレスやセラミックス等を用いるというように、異種素材を複合して用いることもできる。
また、従来の握り鋏は、その刃先5が突出して危険性が高いため、航空機内等、危険物の持込が制限される場所には、持込ができないことが多い。それに対し、この握り鋏は、刃先5に指等が接触しにくく安全性が高いので、これまで上記のように持込が制限されていた場所でも、持込ができる可能性がある。また、携帯時の安全性が高いので、日常生活においてもキーホルダ等として常時携帯でき、利便性が高い。
次に、図4にこの考案の他の実施形態を示して説明すると、この握り鋏は一対の棒状部材1、1からなり、両棒状部材1、1のそれぞれの一端に刃体2が形成され、その両棒状部材1、1がピン結合部6においてこの軸回りに回転自在にピン結合され、この一対の棒状部材1、1が弾性部材であるコイルばね7を介して連結されている。
この一対の棒状部材1、1は平面視ハート形に湾曲されて把持部4が形成され、両刃体2、2は、その両刃先5、5をピン結合部6側に向けて対向して設けられている。また、この刃先5はその周りを両把持部4、4及びピン結合部6で取り囲まれ、それらによって指等が刃先5に接触するのが防止されるため安全性が高い。
このコイルばね7は、その携帯時(不使用時)において、両刃体2、2の間に紙等の被切断物を差し込むことができる程度の幅の隙間gが確保できるように、その隙間gに対応した自然長Lのものが選択される。上記と同様、この隙間gは指等を差し入れることができるほど広くないので、携帯時や使用時に、誤って指等を両刃体2、2の間に差し入れて、この刃体2に指等が接触して怪我をする恐れも小さい。
また、コイルばね7に伸縮をさせる力が作用すると、伸縮したコイルばね7を自然長Lに戻そうとする復元力が発揮される。このため、たとえ、この握り鋏の携帯時に両刃体2、2を開くような力が作用したとしても、上記復元力によって、その両刃体2、2が開いたままの状態となるのが回避される。
上記コイルばね7のばね定数は適宜選択され、ばね定数を小さくすれば上記復元力が小さくなるため、力の小さな子供でも、この握り鋏を容易に使用することができる。
上記コイルばね7以外にも弾性部材として、高分子弾性材等、公知の素材を広く適用できる。
一実施形態の(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は側面図 一実施形態の作用図 一実施形態の(a)は作用図、(b)は(a)のb−b線における要部断面図 他の実施形態の正面図で(a)は不使用時、(b)は力を加えたとき 従来例の正面図
符号の説明
1 棒状部材
2 刃体
3 基部
4 把持部
5 刃先
6 ピン結合部
7 コイルばね(弾性部材)
g 隙間
L 自然長
W 紙(被切断物)

Claims (6)

  1. 対の把持部(4、4)を基部(3)で連結し、上記両把持部(4、4)の前端にそれぞれ刃体(2、2)を対向して設けた握り鋏において、
    上記両刃体(2、2)の刃先(5、5)を、上記両把持部(4、4)間でその両把持部(4、4)の前端から基部(3)側に向けて配置したことを特徴とする握り鋏。
  2. 上記両把持部(4、4)が一体に形成され、上記両把持部(4、4)同士を近づけることにより、上記基部(3)及び両把持部(4、4)が弾性変形して上記両刃体(2、2)が接近し、その弾性変形に伴う復元力によって上記両刃体(2、2)が離反することを特徴とする請求項1に記載の握り鋏。
  3. 上記両把持部(4、4)間に弾性部材を配置し、その弾性部材の復元力に抗して上記両把持部(4、4)同士を近づけることにより、上記両刃体(2、2)が接近し、上記弾性部材の復元力によって上記両刃体(2、2)が離反することを特徴とする請求項1に記載の握り鋏。
  4. 上記両刃体(2、2)と上記両把持部(4、4)とを一体に形成したことを特徴とする請求項2に記載の握り鋏。
  5. 上記両把持部(4、4)は棒状部材(1)からなり、上記両刃体(2、2)は、棒状部材(1)の両端にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項4に記載の握り鋏。
  6. 上記両把持部(4、4)の外形は、平面視ハート形を成すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の握り鋏。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107838957A (zh) * 2017-11-22 2018-03-27 林世谊 新型剪刀

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