JP2736867B2 - 鋏 - Google Patents
鋏Info
- Publication number
- JP2736867B2 JP2736867B2 JP6228605A JP22860594A JP2736867B2 JP 2736867 B2 JP2736867 B2 JP 2736867B2 JP 6228605 A JP6228605 A JP 6228605A JP 22860594 A JP22860594 A JP 22860594A JP 2736867 B2 JP2736867 B2 JP 2736867B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- spring
- elastic member
- slid
- scissors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Scissors And Nippers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鋏は、握りを指の力で開く必要が
あるので、力の弱い者、例えば幼児等が使用する場合に
苦労するという問題があった。
あるので、力の弱い者、例えば幼児等が使用する場合に
苦労するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、使用
する場合、特に握りを開く場合に、あまり力を要しない
で、幼児等の力の弱い者でも楽に使用できて使い勝手が
良好な鋏の提供を目的とする。
する場合、特に握りを開く場合に、あまり力を要しない
で、幼児等の力の弱い者でも楽に使用できて使い勝手が
良好な鋏の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における鋏は、弾性部材の基端部を一方の握
り1の内側の側端部に沿って摺動自在に取付けて、その
弾性部材を一方へ摺動させたときにその先端部が他方の
握り2へ向って突出して一方の握り1に対して開き状態
となった他方の握り2の内側の側面部に接触するように
し、又、弾性部材を逆方向へ摺動させたときにその先端
部が一方の握りに対し閉じ状態となった 他方の握り2に
対し干渉しないように一方の握り1の内側の側面部に対
し接触又は近接するようにしたものである。
に、本発明における鋏は、弾性部材の基端部を一方の握
り1の内側の側端部に沿って摺動自在に取付けて、その
弾性部材を一方へ摺動させたときにその先端部が他方の
握り2へ向って突出して一方の握り1に対して開き状態
となった他方の握り2の内側の側面部に接触するように
し、又、弾性部材を逆方向へ摺動させたときにその先端
部が一方の握りに対し閉じ状態となった 他方の握り2に
対し干渉しないように一方の握り1の内側の側面部に対
し接触又は近接するようにしたものである。
【0005】
【作用】一方の握り1に取付けた弾性部材を摺動させ
て、その弾性部材の先端部が他方の握り2へ向って突出
して一方の握り1に対して開き状態となった他方の握り
2の内側の側面部に接触した状態でカッティング作業を
する。このとき、握り1,2を閉じてカットする場合に
のみ力を加えればよく、握り1,2が開くときは弾性部
材の力を利用できる。
て、その弾性部材の先端部が他方の握り2へ向って突出
して一方の握り1に対して開き状態となった他方の握り
2の内側の側面部に接触した状態でカッティング作業を
する。このとき、握り1,2を閉じてカットする場合に
のみ力を加えればよく、握り1,2が開くときは弾性部
材の力を利用できる。
【0006】
【実施例】以下、図示した実施例について説明する。こ
の実施例の鋏は、弾性部材として略円弧状に曲がった樹
脂成形品のバネ12が両方の握り1,2の間に介装され
たものである。以下、より詳しく説明する。まず、図1
に示すように、一方の握り1の内側端部にバネ取付部3
5を設けている。このバネ取付部35は、図5に示すよ
うに、内部にガイド溝13を有し、そのガイド溝13の
両側に側板14,15を有し、その側板14,15には
長孔16,17を設け、長孔16,17の内縁部におけ
る両端部にそれぞれ係止突起18,19,20,21を
設けた構造になっている。このバネ取付部35にはバネ
12が摺動自在に取付けられ、そのバネ12は、同じく
図5に示すように、輪状の基端取付円板部22と、略円
弧状に曲がったバネ板部23と、先端頭部24とから構
成されている。このバネ3は先端頭部24を除き側板1
4,15の間のガイド溝13に摺動自在に嵌入し、その
基端取付円板部22にはスライドボタン25,26が取
付けられている。スライドボタン25,26は側板1
4,15の外面部に接触して、その内面部に突設した取
付軸部27,28が長孔16,17を貫通して互いに合
体し、その合体した取付軸部27,28がバネ3の基端
取付円板部22の孔29を貫通している。尚、スライド
ボタン25,26の側端部には滑り止め30,31を設
けている。スライドボタン25,26を刃側へ向って摺
動させると、バネ4のバネ板部23がガイド溝13から
抜け出してくるが、図4に示すガイド溝13の端部のカ
ーブ壁部32にバネ板部23の基端部がガイドされるこ
とにより図1に示すように他方の握り2側へ曲がって突
出することになり、その先端頭部24が他方の握り2の
内側の側面部に当接して外側へ押し拡げることになる。
このとき、スライドボタン25,26の取付軸部27,
28は長孔16,17の係止突起19,21により戻り
止めされる。この図1の状態でカッティング作業が行わ
れ、握り1,2を閉じた後にバネ12の力で自動的に握
り1,2が開くことになる。カッティング作業を終了し
たら、スライドボタン25,26を刃の反対側へ摺動さ
せて、図2に示すようにバネ板部23をガイド溝13に
没入させていくと、最後に先端頭部24が側板14,1
5の端部に設けた窪み33,34(図5参照)に嵌合状
態となる。このとき、スライドボタン25,26の取付
軸部27,28が長孔16,17の係止突起18,20
によって固定される。又、このとき、バネ12は他方の
握り2に対し全く干渉しない状態となる。
の実施例の鋏は、弾性部材として略円弧状に曲がった樹
脂成形品のバネ12が両方の握り1,2の間に介装され
たものである。以下、より詳しく説明する。まず、図1
に示すように、一方の握り1の内側端部にバネ取付部3
5を設けている。このバネ取付部35は、図5に示すよ
うに、内部にガイド溝13を有し、そのガイド溝13の
両側に側板14,15を有し、その側板14,15には
長孔16,17を設け、長孔16,17の内縁部におけ
る両端部にそれぞれ係止突起18,19,20,21を
設けた構造になっている。このバネ取付部35にはバネ
12が摺動自在に取付けられ、そのバネ12は、同じく
図5に示すように、輪状の基端取付円板部22と、略円
弧状に曲がったバネ板部23と、先端頭部24とから構
成されている。このバネ3は先端頭部24を除き側板1
4,15の間のガイド溝13に摺動自在に嵌入し、その
基端取付円板部22にはスライドボタン25,26が取
付けられている。スライドボタン25,26は側板1
4,15の外面部に接触して、その内面部に突設した取
付軸部27,28が長孔16,17を貫通して互いに合
体し、その合体した取付軸部27,28がバネ3の基端
取付円板部22の孔29を貫通している。尚、スライド
ボタン25,26の側端部には滑り止め30,31を設
けている。スライドボタン25,26を刃側へ向って摺
動させると、バネ4のバネ板部23がガイド溝13から
抜け出してくるが、図4に示すガイド溝13の端部のカ
ーブ壁部32にバネ板部23の基端部がガイドされるこ
とにより図1に示すように他方の握り2側へ曲がって突
出することになり、その先端頭部24が他方の握り2の
内側の側面部に当接して外側へ押し拡げることになる。
このとき、スライドボタン25,26の取付軸部27,
28は長孔16,17の係止突起19,21により戻り
止めされる。この図1の状態でカッティング作業が行わ
れ、握り1,2を閉じた後にバネ12の力で自動的に握
り1,2が開くことになる。カッティング作業を終了し
たら、スライドボタン25,26を刃の反対側へ摺動さ
せて、図2に示すようにバネ板部23をガイド溝13に
没入させていくと、最後に先端頭部24が側板14,1
5の端部に設けた窪み33,34(図5参照)に嵌合状
態となる。このとき、スライドボタン25,26の取付
軸部27,28が長孔16,17の係止突起18,20
によって固定される。又、このとき、バネ12は他方の
握り2に対し全く干渉しない状態となる。
【0007】
【発明の効果】本発明は上記の通りであり、握り1,2
がバネ12などの弾性部材によって自動的に開くので、
力の弱い幼児等でも楽に使用することができ、又、長時
間カッティング作業をしても疲れにくい等の効果があ
る。また、バネ12などの弾性部材を一方の握り1の内
側の側端部に摺動自在に取付けることにより、使用時と
不使用時の弾性部材の位置の切り替えをスムーズになせ
るという利点がある。
がバネ12などの弾性部材によって自動的に開くので、
力の弱い幼児等でも楽に使用することができ、又、長時
間カッティング作業をしても疲れにくい等の効果があ
る。また、バネ12などの弾性部材を一方の握り1の内
側の側端部に摺動自在に取付けることにより、使用時と
不使用時の弾性部材の位置の切り替えをスムーズになせ
るという利点がある。
【図1】握りが開いた状態の正面図である。
【図2】握りを閉じた状態の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】握りのバネ取付部を一部切截した正面図であ
る。
る。
【図5】握りのバネ取付部とバネ及びスライドボタンの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
1,2 握り 12 バネ 13 ガイド溝 14,15 側板 16,17 長孔 18,19,20,21 係止突起 22 基端取付円板部 23 バネ板部 24 先端頭部 25,26 スライドボタン 27,28 取付軸部 29 孔 30,31 滑り止め 32 カーブ壁部 33,34 窪み 35 バネ取付部
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性部材の基端部を一方の握り1の内側
の側端部に沿って摺動自在に取付けて、その弾性部材を
一方へ摺動させたときにその先端部が他方の握り2へ向
って突出して一方の握り1に対して開き状態となった他
方の握り2の内側の側面部に接触するようにし、又、弾
性部材を逆方向へ摺動させたときにその先端部が一方の
握りに対し閉じ状態となった他方の握り2に対し干渉し
ないように一方の握り1の内側の側面部に対し接触又は
近接するようにした鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228605A JP2736867B2 (ja) | 1993-10-04 | 1994-08-29 | 鋏 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-58549 | 1993-10-04 | ||
JP5854993 | 1993-10-04 | ||
JP6228605A JP2736867B2 (ja) | 1993-10-04 | 1994-08-29 | 鋏 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07194856A JPH07194856A (ja) | 1995-08-01 |
JP2736867B2 true JP2736867B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=26399602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6228605A Expired - Fee Related JP2736867B2 (ja) | 1993-10-04 | 1994-08-29 | 鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2736867B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001187282A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Hayashi Hamono Kk | 手動利器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53128085A (en) * | 1977-04-14 | 1978-11-08 | Someya Kurakichi | Scissors for use in needlework |
JPH0191478U (ja) * | 1987-12-08 | 1989-06-15 | ||
JPH0543743Y2 (ja) * | 1988-02-23 | 1993-11-04 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP6228605A patent/JP2736867B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07194856A (ja) | 1995-08-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100446945C (zh) | 刀 | |
US6233830B1 (en) | Utility knife handle | |
US4811486A (en) | Pocket knife | |
US6026575A (en) | Utility knife handle | |
ITRM970342A1 (it) | Dispositivo di taglio rotante impugnabile | |
US20030164073A1 (en) | Tool | |
EP0734817A1 (en) | Hand-held operating unit | |
JPS606673B2 (ja) | かみそり用具 | |
US4715121A (en) | Grip scissors | |
AU2020203098A1 (en) | Tool with handle offsets | |
JP5789338B2 (ja) | 把持型切断用ナイフ | |
JPH0336555B2 (ja) | ||
JP2736867B2 (ja) | 鋏 | |
JP2003199984A (ja) | 自立型鋏 | |
CN106493756B (zh) | 带切割器功能的剪刀 | |
WO1988006078A1 (en) | Teaching instruction panel for industrial robots | |
EP1649773B1 (en) | Hairdryer | |
JPH0641834Y2 (ja) | ペーパーカッター | |
JP3010031U (ja) | 手持ち式開閉切断工具 | |
JPH0744297Y2 (ja) | 切断具 | |
JPH08323067A (ja) | 携帯用かみそり | |
JPH022275Y2 (ja) | ||
US3821909A (en) | Wire stripper and latch structure | |
JP7023468B2 (ja) | カッターナイフ | |
JPS60150776A (ja) | 鋏 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |