JPH07194856A - 鋏 - Google Patents

Info

Publication number
JPH07194856A
JPH07194856A JP22860594A JP22860594A JPH07194856A JP H07194856 A JPH07194856 A JP H07194856A JP 22860594 A JP22860594 A JP 22860594A JP 22860594 A JP22860594 A JP 22860594A JP H07194856 A JPH07194856 A JP H07194856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
spring
elastic member
grips
scissors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22860594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2736867B2 (ja
Inventor
Yoshitsune Nagai
義常 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kutsuwa Co Ltd
Original Assignee
Kutsuwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kutsuwa Co Ltd filed Critical Kutsuwa Co Ltd
Priority to JP6228605A priority Critical patent/JP2736867B2/ja
Publication of JPH07194856A publication Critical patent/JPH07194856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2736867B2 publication Critical patent/JP2736867B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する場合、特に握りを開く場合に、あま
り力を要しないで、幼児等の力の弱い者でも楽に使用で
きて使い勝手が良好な鋏を提供する。 【構成】 使用時に両方の握り1,2の間に位置して両
方の握り1,2を互いに開離させるが、不使用時には両
方の握り1,2に作用しない位置に移動可能な弾性部材
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鋏は、握りを指の力で開く必要が
あるので、力の弱い者、例えば幼児等が使用する場合に
苦労するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、使用
する場合、特に握りを開く場合に、あまり力を要しない
で、幼児等の力の弱い者でも楽に使用できて使い勝手が
良好な鋏の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における鋏は、使用時に両方の握り1,2の
間に位置して両方の握り1,2を互いに開離させるが、
不使用時には両方の握り1,2に作用しない位置に移動
可能な弾性部材を備えたことを特徴とする構成としたも
のである。
【0005】そして、この発明をより具体化すると、弾
性部材の基端部を一方の握り1の内側の側端部に回動自
在に取付けて、その弾性部材を一方へ回転させたときに
その先端部が他方の握り2へ向って突出して一方の握り
1に対して開き状態となった他方の握り2の内側の側面
部に接触するようにし、又、弾性部材を逆方向へ回転さ
せたときにその先端部が一方の握り1に対して閉じ状態
となった他方の握り2に対し干渉しないように一方の握
り1の内側の側面部に対し接触又は近接するようにした
構成となる。
【0006】または、弾性部材の基端部を一方の握り1
の内側の側端部に沿って摺動自在に取付けて、その弾性
部材を一方へ摺動させたときにその先端部が他方の握り
2へ向って突出して一方の握り1に対して開き状態とな
った他方の握り2り内側の側面部に接触するようにし、
又、弾性部材を逆方向へ摺動させたときにその先端部が
一方の握りに対し閉じ状態となった他方の握り2に対し
干渉しないように一方の握り1の内側の側面部に対し接
触又は近接するようにした構成となる。
【0007】
【作用】一方の握り1に取付けた弾性部材を回転又は摺
動させて、その弾性部材の先端部が他方の握り2へ向っ
て突出して一方の握り1に対して開き状態となった他方
の握り2の内側の側面部に接触した状態でカッティング
作業をする。このとき、握り1,2を閉じてカットする
場合にのみ力を加えればよく、握り1,2が開くときは
弾性部材の力を利用できる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき実施例について説明す
る。まず図1乃至図4は請求項2記載の発明の実施例を
示したものである。この実施例の鋏は、弾性部材として
金属線材を屈曲したバネ3が両方の握り1,2の間に介
装されたものである。以下、より詳しく説明する。ま
ず、図1に示すように、一方の握り1の内側端部に略円
板状のバネ取付部4を設けている。このバネ取付部4の
突出部は中空で、内側面に開口する溝5を設けている。
この溝5は、図2に示すように、テーパ状に幅が変化
し、刃の方向へ向って狭くなっている。この溝5の両側
の対向する位置には小孔6.7を設けている。次に、バ
ネ3は、側面から見ると図1に示すように略くの字状に
曲がっていて、正面から見ると図2に示すように略クラ
ンク状を呈している。すなわち、バネ3は両端に外向き
の係止部8,9を有し、その中間部に略U字状の脚部1
0を有し、脚部10の先端にコロ11を取り付けてい
る。このバネ3は、その両端の係止部8,9を上記の溝
5の小孔6,7に嵌め込むことによってバネ取付部4に
回動自在に取り付けられている。このバネ3の脚部10
の先端を刃の方向へ向けた状態では、図1に示すよう
に、コロ11が他方の握り2の内側面に接触して外側へ
押圧することになるので、双方の握り1,2は互いに開
離して刃も開き状態となる。このとき、バネ3の脚部1
0は、図2に示すように、溝5の幅が狭くなった箇所で
内側へ締め付けられた状態となるので、バネの力が強ま
って係止部8,9が小孔6,7から外れにくくなる。図
3に示すように双方の握り1,2を閉じ合わせると、バ
ネ3が扁平に近い状態に変形されて、逆に握り1,2を
開こうとするバネ力が蓄えられる。次に、バネ3の向き
を反転させて、図4に示すように、脚部10の先端を刃
の反対方向へ向けると、握り1,2に対しバネ3が作用
しない普通の状態となる。不使用時はこの状態にする
が、この状態で使用しても勿論構わない。従って、バネ
3の力を利用して使用することも、又は、バネ3の力を
利用しないで使用することも可能であり、使用者は任意
に使い分けできる。図4に示す状態では、バネ3の脚部
10が溝5の幅の広い箇所に移るので、脚部10に対す
る内側への締め付けが弱まり脚部10の動きが自由にな
る。
【0009】次に、図5乃至図9は請求項3記載の発明
の実施例を示したものである。この実施例の鋏は、弾性
部材として略円弧状に曲がった樹脂成形品のバネ12が
両方の握り1,2の間に介装されたものである。以下、
より詳しく説明する。まず、図5に示すように、一方の
握り1の内側端部にバネ取付部35を設けている。この
バネ取付部35は、図9に示すように、内部にガイド溝
13を有し、そのガイド溝13の両側に側板14,15
を有し、その側板14,15には長孔16,17を設
け、長孔16,17の内縁部における両端部にそれぞれ
係止突起18,19,20,21を設けた構造になって
いる。このバネ取付部35にはバネ12が摺動自在に取
付けられ、そのバネ12は、同じく図9に示すように、
輪状の基端取付円板部22と、略円弧状に曲がったバネ
板部23と、先端頭部24とから構成されている。この
バネ3は先端頭部24を除き側板14,15の間のガイ
ド溝13に摺動自在に嵌入し、その基端取付円板部22
にはスライドボタン25,26が取付けられている。ス
ライドボタン25,26は側板14,15の外面部に接
触して、その内面部に突設した取付軸部27,28が長
孔16,17を貫通して互いに合体し、その合体した取
付軸部27,28がバネ3の基端取付円板部22の孔2
9を貫通している。尚、スライドボタン25,26の側
端部には滑り止め30,31を設けている。スライドボ
タン25,26を刃側へ向って摺動させると、バネ4の
バネ板部23がガイド溝13から抜け出してくるが、図
8に示すガイド溝13の端部のカーブ壁部32にバネ板
部23の基端部がガイドされることにより図5に示すよ
うに他方の握り2側へ曲がって突出することになり、そ
の先端頭部24が他方の握り2の内側の側面部に当接し
て外側へ押し拡げることになる。このとき、スライドボ
タン25,26の取付軸部27,28は長孔16,17
の係止突起19,21により戻り止めされる。この図5
の状態でカッティング作業が行われ、握り1,2を閉じ
た後にバネ12の力で自動的に握り1,2が開くことに
なる。カッティング作業を終了したら、スライドボタン
25,26を刃の反対側へ摺動させて、図6に示すよう
にバネ板部23をガイド溝13に没入させていくと、最
後に先端頭部24が側板14,15の端部に設けた窪み
33,34(図9参照)に嵌合状態となる。このとき、
スライドボタン25,26の取付軸部27,28が長孔
16,17の係止突起18,20によって固定される。
又、このとき、バネ12は他方の握り2に対し全く干渉
しない状態となる。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の通りであり、握り1,2
がバネ3,12などの弾性部材によって自動的に開くの
で、力の弱い幼児等でも楽に使用することができ、又、
長時間カッティング作業をしても疲れにくい等の効果が
ある。また、バネ3,12などの弾性部材を請求項2又
は3記載のごとく一方の握り1の内側の側端部に回動自
在又は摺動自在に取付ければ、使用時と不使用時の弾性
部材の位置の切り替えをスムーズになせるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】握りが開いた状態の正面図である。
【図2】一方の握りの内側の側面図である。
【図3】握りを閉じた状態の正面図である。
【図4】バネが握りに作用しない状態の正面図である。
【図5】握りが開いた状態の正面図である。
【図6】握りを閉じた状態の正面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】握りのバネ取付部を一部切截した正面図であ
る。
【図9】握りのバネ取付部とバネ及びスライドボタンの
分解斜視図である。
【符号の説明】
1,2 握り 3 バネ 4 バネ取付部 5 溝 6,7 小孔 8,9 係止部 10 脚部 11 コロ 12 バネ 13 ガイド溝 14,15 側板 16,17 長孔 18,19,20,21 係止突起 22 基端取付円板部 23 バネ板部 24 先端頭部 25,26 スライドボタン 27,28 取付軸部 29 孔 30,31 滑り止め 32 カーブ壁部 33,34 窪み 35 バネ取付部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時に両方の握り1,2の間に位置し
    て両方の握り1,2を互いに開離させるが、不使用時に
    は両方の握り1,2に作用しない位置に移動可能な弾性
    部材を備えたことを特徴とする鋏。
  2. 【請求項2】 弾性部材の基端部を一方の握り1の内側
    の側端部に回動自在に取付けて、その弾性部材を一方へ
    回転させたときにその先端部が他方の握り2へ向って突
    出して一方の握り1に対して開き状態となった他方の握
    り2の内側の側面部に接触するようにし、又、弾性部材
    を逆方向へ回転させたときにその先端部が一方の握り1
    に対して閉じ状態となった他方の握り2に対し干渉しな
    いように一方の握り1の内側の側面部に対し接触又は近
    接するようにした請求項1記載の鋏。
  3. 【請求項3】 弾性部材の基端部を一方の握り1の内側
    の側端部に沿って摺動自在に取付けて、その弾性部材を
    一方へ摺動させたときにその先端部が他方の握り2へ向
    って突出して一方の握り1に対して開き状態となった他
    方の握り2の内側の側面部に接触するようにし、又、弾
    性部材を逆方向へ摺動させたときにその先端部が一方の
    握りに対し閉じ状態となった他方の握り2に対し干渉し
    ないように一方の握り1の内側の側面部に対し接触又は
    近接するようにした請求項1記載の鋏。
JP6228605A 1993-10-04 1994-08-29 Expired - Fee Related JP2736867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6228605A JP2736867B2 (ja) 1993-10-04 1994-08-29

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-58549 1993-10-04
JP5854993 1993-10-04
JP6228605A JP2736867B2 (ja) 1993-10-04 1994-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07194856A true JPH07194856A (ja) 1995-08-01
JP2736867B2 JP2736867B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=26399602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6228605A Expired - Fee Related JP2736867B2 (ja) 1993-10-04 1994-08-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2736867B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187282A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Hayashi Hamono Kk 手動利器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53128085A (en) * 1977-04-14 1978-11-08 Someya Kurakichi Scissors for use in needlework
JPH0191478U (ja) * 1987-12-08 1989-06-15
JPH01128759U (ja) * 1988-02-23 1989-09-01

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53128085A (en) * 1977-04-14 1978-11-08 Someya Kurakichi Scissors for use in needlework
JPH0191478U (ja) * 1987-12-08 1989-06-15
JPH01128759U (ja) * 1988-02-23 1989-09-01

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187282A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Hayashi Hamono Kk 手動利器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2736867B2 (ja) 1998-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3821763B2 (ja) 綴じ具
US6435063B1 (en) Box end wrench
US20030164073A1 (en) Tool
US6233830B1 (en) Utility knife handle
US20030200661A1 (en) Cutter knife for left handed and right handed persons
JP2010030039A (ja) 素早く調節可能な多位置プライヤ
JP3152672U (ja) ハサミ
AU2022202252A1 (en) Tool with handle offsets
US3232152A (en) Alternative fulcrum hand tool
JPH01232905A (ja) 髪止め具
JP3843411B2 (ja) マニキュアばさみ
JPH07194856A (ja)
US20020095796A1 (en) Scissors with flexible handle segment
JPH02500649A (ja) 握りハンドル及びハンドルを備えたナイフ
EP1649773B1 (en) Hairdryer
JP2566372Y2 (ja) 歯ブラシ
JPH022275Y2 (ja)
JP3127980U (ja) ピンセット
JPS6327653Y2 (ja)
JPS6031133Y2 (ja) アクチユエ−タ付電気開閉器
JP2526349Y2 (ja) 鋏の柄
JPH0740366Y2 (ja) ケース付き鋏
JP3124263B2 (ja) かみそり
JPS609090Y2 (ja) パ−キングブレ−キ用操作装置
JPH0347874B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees