JPH069906Y2 - 車両用グロ−ブボツクス - Google Patents
車両用グロ−ブボツクスInfo
- Publication number
- JPH069906Y2 JPH069906Y2 JP608287U JP608287U JPH069906Y2 JP H069906 Y2 JPH069906 Y2 JP H069906Y2 JP 608287 U JP608287 U JP 608287U JP 608287 U JP608287 U JP 608287U JP H069906 Y2 JPH069906 Y2 JP H069906Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- box body
- instrument panel
- pin
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の車両に用いられるグローブボック
スに関する。
スに関する。
(従来の技術) 従来の一般的なグローブボックスでは、上部開口を有す
るボックス本体が計器盤本体に対して回動可能に配置さ
れている。
るボックス本体が計器盤本体に対して回動可能に配置さ
れている。
このようなグローブボックスでは、車検証のような薄物
と、その他の物品を混在させて収納しているが、ボック
ス本体内部に既に物品が入っている場合に、薄物を収納
しようとすると、ボックス本体の底にある物品が邪魔に
なって薄物をうまく収納することができず、収納作業が
厄介である。逆に、ボックス本体の底にある物品を探し
出して取り出す時には、その収納された薄物が邪魔にな
ってうまく物品を取り出すことができない。さらに、薄
物がボックス本体の上部からはみ出ていると、ボックス
本体を閉位置から開位置へ移動させる際に、そのはみ出
し部分が計器盤本体に引っ掛かって、ボックス本体が回
動できなくなるという問題がある。
と、その他の物品を混在させて収納しているが、ボック
ス本体内部に既に物品が入っている場合に、薄物を収納
しようとすると、ボックス本体の底にある物品が邪魔に
なって薄物をうまく収納することができず、収納作業が
厄介である。逆に、ボックス本体の底にある物品を探し
出して取り出す時には、その収納された薄物が邪魔にな
ってうまく物品を取り出すことができない。さらに、薄
物がボックス本体の上部からはみ出ていると、ボックス
本体を閉位置から開位置へ移動させる際に、そのはみ出
し部分が計器盤本体に引っ掛かって、ボックス本体が回
動できなくなるという問題がある。
そこで、ボックス本体の後板と平行に仕切板を配し、こ
れら後板と仕切板との間を薄物収納部としたグローブボ
ックスも開発されている。
れら後板と仕切板との間を薄物収納部としたグローブボ
ックスも開発されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記のようにボックス本体の後部に薄物収納部
を形成すると、収納スペースが小さくなる欠点があっ
た。
を形成すると、収納スペースが小さくなる欠点があっ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解消するためになされたもので、
その要旨は、上部開口を有するボックス本体が計器盤本
体に対して、上部開口が計器盤本体によって覆われた閉
位置から計器盤本体の外部に露出した開位置まで回動可
能に配置されている車両用グローブボックスにおいて、
上記計器盤本体内において閉位置のボックス本体の上方
にほぼ水平に配置された薄物用の収納棚と、この収納棚
と上記計器盤本体およびボックス本体との間に設けられ
収納棚をボックス本体に追随させる空動きリンク機構と
を備え、この空動きリンク機構は、ボックス本体の後側
上部と収納棚の後部とをピンを介して回動可能に連結す
る第1連結部と、リンクを含みこのリンクの両端部をピ
ンを介してボックス本体の前部と収納棚の前部にそれぞ
れ回動可能に連結してなる第2連結部と、他のリンクを
含みこの他のリンクの両端部をピンを介して計器盤本体
と収納棚の前部にそれぞれ回動可能に連結してなる第3
連結部とを有し、第1,第2連結部は、ボックス本体が
閉位置から所定回動角度まで単独回動するのを許容する
上記ピンのための遊びを有することを特徴とする車両用
グローブボックスにある。
その要旨は、上部開口を有するボックス本体が計器盤本
体に対して、上部開口が計器盤本体によって覆われた閉
位置から計器盤本体の外部に露出した開位置まで回動可
能に配置されている車両用グローブボックスにおいて、
上記計器盤本体内において閉位置のボックス本体の上方
にほぼ水平に配置された薄物用の収納棚と、この収納棚
と上記計器盤本体およびボックス本体との間に設けられ
収納棚をボックス本体に追随させる空動きリンク機構と
を備え、この空動きリンク機構は、ボックス本体の後側
上部と収納棚の後部とをピンを介して回動可能に連結す
る第1連結部と、リンクを含みこのリンクの両端部をピ
ンを介してボックス本体の前部と収納棚の前部にそれぞ
れ回動可能に連結してなる第2連結部と、他のリンクを
含みこの他のリンクの両端部をピンを介して計器盤本体
と収納棚の前部にそれぞれ回動可能に連結してなる第3
連結部とを有し、第1,第2連結部は、ボックス本体が
閉位置から所定回動角度まで単独回動するのを許容する
上記ピンのための遊びを有することを特徴とする車両用
グローブボックスにある。
(作用) 収納棚には薄物が収納され、ボックス本体にはその他の
物品が収納される。薄物とその他の物品を区別して収納
するため、これらの出し入れは容易である。
物品が収納される。薄物とその他の物品を区別して収納
するため、これらの出し入れは容易である。
また、収納棚はボックス本体と別体であるから、このボ
ックス本体の収納スペースを狭めることがない。
ックス本体の収納スペースを狭めることがない。
不使用時、ボックス本体は閉位置にあり、収納棚は空動
きリンク機構により計器盤本体内でほぼ水平に支持され
ている。使用時、ボックス本体を上記閉位置から開く。
この時、薄物がほぼ水平状態で収納棚に載せられている
ので、上にはみ出して計器盤本体に引っ掛かることがな
く、ボックス本体の回動を支障なく行なうことができ
る。
きリンク機構により計器盤本体内でほぼ水平に支持され
ている。使用時、ボックス本体を上記閉位置から開く。
この時、薄物がほぼ水平状態で収納棚に載せられている
ので、上にはみ出して計器盤本体に引っ掛かることがな
く、ボックス本体の回動を支障なく行なうことができ
る。
また、開き動作時において、所定回動角度までは収納棚
は移動せずボックス本体だけが単独で開かれる。さら
に、ボックス本体を開くと、空動きリンク機構を介して
収納棚が追随し、収納棚が計器盤本体の外部に露出す
る。この開き状態で、上記ボックス本体の単独回動角度
分だけ、ボックス本体と収納棚との間が開いているか
ら、ボックス本体の上部開口からの物品の出し入れは、
収納棚に邪魔されることなく容易に行なえる。
は移動せずボックス本体だけが単独で開かれる。さら
に、ボックス本体を開くと、空動きリンク機構を介して
収納棚が追随し、収納棚が計器盤本体の外部に露出す
る。この開き状態で、上記ボックス本体の単独回動角度
分だけ、ボックス本体と収納棚との間が開いているか
ら、ボックス本体の上部開口からの物品の出し入れは、
収納棚に邪魔されることなく容易に行なえる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図から第4図までの図面
に基づいて説明する。第1図には、車両用グローブボッ
クスを斜め後方から見た状態が示されている。グローブ
ボックスはボックス本体10を有している。このボック
ス本体10は、前板11、後板12、両側板13および
傾斜した底板14とにより深い箱形に構成され、上部開
口15を有している。
に基づいて説明する。第1図には、車両用グローブボッ
クスを斜め後方から見た状態が示されている。グローブ
ボックスはボックス本体10を有している。このボック
ス本体10は、前板11、後板12、両側板13および
傾斜した底板14とにより深い箱形に構成され、上部開
口15を有している。
ボックス本体10の後板12には、一対のブラケット2
(図には1つしか示されていない)が固定されている。
一方、車両の計器盤本体1の奥には、チャンネル部材3
が配置されており、このチャンネル部材3には一対のブ
ラケット4が固定されている。そして、これらブラケッ
ト2,4はピン5を介して回転可能に連結されている。
この結果、ボックス本体10は、計器盤本体1に対して
回動することができ、上部開口15がボックス本体2の
内部に位置して隠れている閉位置(第1図、第2図参
照)と、上部開口15が外部に露出した開位置(第4図
参照)をとることができる。
(図には1つしか示されていない)が固定されている。
一方、車両の計器盤本体1の奥には、チャンネル部材3
が配置されており、このチャンネル部材3には一対のブ
ラケット4が固定されている。そして、これらブラケッ
ト2,4はピン5を介して回転可能に連結されている。
この結果、ボックス本体10は、計器盤本体1に対して
回動することができ、上部開口15がボックス本体2の
内部に位置して隠れている閉位置(第1図、第2図参
照)と、上部開口15が外部に露出した開位置(第4図
参照)をとることができる。
ボックス本体10の上部開口15の上には、車検証のよ
うな薄物Sを収納するための収納棚20が配置されてい
る。この収納棚20は、前板21,後板22、両側板2
3および底板24により構成されて薄い箱形をなしてい
る。両側板23の後部上縁には爪部25が形成されてお
り、この爪部25には、カバー26の両端部が挿入固定
されている。
うな薄物Sを収納するための収納棚20が配置されてい
る。この収納棚20は、前板21,後板22、両側板2
3および底板24により構成されて薄い箱形をなしてい
る。両側板23の後部上縁には爪部25が形成されてお
り、この爪部25には、カバー26の両端部が挿入固定
されている。
収納棚20は、その両側に配置された一対の空動きリン
ク機構30によって、計器盤本体1およびボックス本体
10に連結されている。各空動きリンク機構30は次の
ようにして構成されている。
ク機構30によって、計器盤本体1およびボックス本体
10に連結されている。各空動きリンク機構30は次の
ようにして構成されている。
グローブボックス本体10の側板13の後部上縁には、
タブ13aが形成されており、このタブ13aにはピン
31が固定されている。一方、収納棚20の側板23の
後部には下延部23aが形成されており、この下延部2
3aは、前述のピン5を中心とした曲率半径の円弧形状
の長孔32を有している。そして、この長孔32に上記
ピン31が挿入されることにより、収納棚20の後部と
ボックス本体10の後部が、後述の空動き可能に連結さ
れている。下延部23aとピン31により、第1連結部
101が構成され、長孔32は遊びを提供している。
タブ13aが形成されており、このタブ13aにはピン
31が固定されている。一方、収納棚20の側板23の
後部には下延部23aが形成されており、この下延部2
3aは、前述のピン5を中心とした曲率半径の円弧形状
の長孔32を有している。そして、この長孔32に上記
ピン31が挿入されることにより、収納棚20の後部と
ボックス本体10の後部が、後述の空動き可能に連結さ
れている。下延部23aとピン31により、第1連結部
101が構成され、長孔32は遊びを提供している。
ボックス本体10の側板13の前部にはピン33が固定
され、収納棚20の側板23の前部にはピン34が固定
されている。そして、円弧形状のリンク35の一端部が
ピン34に回転可能に連結されている。このリンク35
の他端部には前記ピン5を中心とした曲率半径の円弧形
状の長孔36が形成されており、この長孔36に上記ピ
ン33が挿入されている。この結果、収納棚20の前部
とボックス本体10の前部が、後述の空動き可能に連結
されている。上記ピン33,34とリンク35により第
2連結部102が構成されており、長孔36は遊びを提
供している。
され、収納棚20の側板23の前部にはピン34が固定
されている。そして、円弧形状のリンク35の一端部が
ピン34に回転可能に連結されている。このリンク35
の他端部には前記ピン5を中心とした曲率半径の円弧形
状の長孔36が形成されており、この長孔36に上記ピ
ン33が挿入されている。この結果、収納棚20の前部
とボックス本体10の前部が、後述の空動き可能に連結
されている。上記ピン33,34とリンク35により第
2連結部102が構成されており、長孔36は遊びを提
供している。
計器盤本体1の裏側にはコ字形をなすブラケット37が
固定されており、このブラケット37の両側壁にはピン
38が固定されている。このピン38にはリンク39の
一端部が回転可能に連結されている。リンク39の他端
部にはその長手方向に延びる真直な長孔40が形成され
ており、この長孔40に上記ピン34が挿入されてい
る。この結果、収納棚20の前部は計器盤本体1にリン
ク39を介して連結されている。上記ピン34,38と
リンク39により第3連結部103が構成されており、
長孔40は遊びを提供している。
固定されており、このブラケット37の両側壁にはピン
38が固定されている。このピン38にはリンク39の
一端部が回転可能に連結されている。リンク39の他端
部にはその長手方向に延びる真直な長孔40が形成され
ており、この長孔40に上記ピン34が挿入されてい
る。この結果、収納棚20の前部は計器盤本体1にリン
ク39を介して連結されている。上記ピン34,38と
リンク39により第3連結部103が構成されており、
長孔40は遊びを提供している。
また、ピン38にはコイルスプリング41が巻かれてお
り、このコイルスプリング41の一端は、ブラケット3
7に係止され、他端はリンク39の下縁に係止されてい
る。コイルスプリング41によりリンク39が上方に回
動付勢されており、収納棚20が上方すなわちボックス
本体10から離れる方向に回動付勢されている。上記ブ
ラケット37には上記リンク39の上方への回動を規制
するためのストッパ部37aが形成されている。
り、このコイルスプリング41の一端は、ブラケット3
7に係止され、他端はリンク39の下縁に係止されてい
る。コイルスプリング41によりリンク39が上方に回
動付勢されており、収納棚20が上方すなわちボックス
本体10から離れる方向に回動付勢されている。上記ブ
ラケット37には上記リンク39の上方への回動を規制
するためのストッパ部37aが形成されている。
第2図に示すように、収納棚20の底板24の前部下面
にはランプ50が取り付けられており、ボックス本体1
0が開いた時のみ、点灯するようになっている。
にはランプ50が取り付けられており、ボックス本体1
0が開いた時のみ、点灯するようになっている。
上述した車両用グローブボックスにおいて、収納棚20
には薄物Sが収納され、ボックス本体10にはその他の
物品が収納されている。このように、両者が混在なく収
納されるので、出し入れが容易である。
には薄物Sが収納され、ボックス本体10にはその他の
物品が収納されている。このように、両者が混在なく収
納されるので、出し入れが容易である。
次に、上記グローブボックスの開閉作動について、第2
図から第4図を参照して説明する。第2図の状態では、
ボックス本体10が閉位置にあり、その上部開口15が
計器盤本体5の内部に位置して隠れている。この状態で
は、ボックス本体10の前板11に設けられたクランプ
が計器盤に設けられたクランプ受け(いずれも図示せ
ず)に係合していて、閉位置を維持している。また、ピ
ン31が長孔32の後側の一端に当たり、ピン33の一
端が長孔36の上側の一端に当たり、ピン34が長孔4
0の後側の一端に当たっている。
図から第4図を参照して説明する。第2図の状態では、
ボックス本体10が閉位置にあり、その上部開口15が
計器盤本体5の内部に位置して隠れている。この状態で
は、ボックス本体10の前板11に設けられたクランプ
が計器盤に設けられたクランプ受け(いずれも図示せ
ず)に係合していて、閉位置を維持している。また、ピ
ン31が長孔32の後側の一端に当たり、ピン33の一
端が長孔36の上側の一端に当たり、ピン34が長孔4
0の後側の一端に当たっている。
上記閉じ状態において、リンク39はコイルスプリング
41により付勢されてストッパ部37aに当たってい
る。この状態で、収納棚20の前部がピン34およびリ
ンク39を介して計器盤本体1に支持され、後部がピン
31を介してボックス本体10に支持されており、収納
棚20のほぼ水平な状態が維持されている。
41により付勢されてストッパ部37aに当たってい
る。この状態で、収納棚20の前部がピン34およびリ
ンク39を介して計器盤本体1に支持され、後部がピン
31を介してボックス本体10に支持されており、収納
棚20のほぼ水平な状態が維持されている。
グローブボックスの使用時、クランプを外してボックス
本体10をピン5を中心として前方へ回動させる。この
時、所定回動角度Θまでは、空動きリンク機構30のピ
ン31,33が円弧形状の長孔32,36に沿ってそれ
ぞれスライドするだけであるから、ボックス本体10の
回動力は収納棚20に伝わらず、第3図に示すようにボ
ックス本体10が単独で回動する(空動き)。したがっ
て、収納棚20は水平状態を維持したままである。この
結果、ボックス本体10の上縁と収納棚20との間に
は、開き角度Θが生じる。
本体10をピン5を中心として前方へ回動させる。この
時、所定回動角度Θまでは、空動きリンク機構30のピ
ン31,33が円弧形状の長孔32,36に沿ってそれ
ぞれスライドするだけであるから、ボックス本体10の
回動力は収納棚20に伝わらず、第3図に示すようにボ
ックス本体10が単独で回動する(空動き)。したがっ
て、収納棚20は水平状態を維持したままである。この
結果、ボックス本体10の上縁と収納棚20との間に
は、開き角度Θが生じる。
第3図に示すように、ボックス本体10が所定回動角度
Θまで回動した時、空動きリンク機構30のピン31が
長孔32の前側の他端部に当たるとともに、ピン33が
長孔36の下側の他端部に当たる。したがって、ボック
ス本体10がさらに回動すると、空動きリンク機構30
を介して、ボックス本体10の回動力が収納棚20に伝
達され、この結果、収納棚20はコイルスプリング41
に抗し、ピン5を中心として下方へ回動を始め、第4図
に示す状態になる。
Θまで回動した時、空動きリンク機構30のピン31が
長孔32の前側の他端部に当たるとともに、ピン33が
長孔36の下側の他端部に当たる。したがって、ボック
ス本体10がさらに回動すると、空動きリンク機構30
を介して、ボックス本体10の回動力が収納棚20に伝
達され、この結果、収納棚20はコイルスプリング41
に抗し、ピン5を中心として下方へ回動を始め、第4図
に示す状態になる。
上記収納棚20の移動の際、リンク39はピン38を中
心に回るが、その先端部の回動軌跡は、ピン5を中心に
回るピン34の回動軌跡と異なっている。このため、ピ
ン34が長孔40に沿ってその他端方向すなわちブラケ
ット37方向へ向かい再び一端側に戻るようにスライド
して、上記回動軌跡の相異を吸収している。
心に回るが、その先端部の回動軌跡は、ピン5を中心に
回るピン34の回動軌跡と異なっている。このため、ピ
ン34が長孔40に沿ってその他端方向すなわちブラケ
ット37方向へ向かい再び一端側に戻るようにスライド
して、上記回動軌跡の相異を吸収している。
上記のようにピン34が長孔40の一端(下側)に再び
当たることにより、ボックス本体10はそれ以上の回動
を規制され、第4図の位置で停止する。
当たることにより、ボックス本体10はそれ以上の回動
を規制され、第4図の位置で停止する。
第2図の状態から第4図の状態までの回動の際、薄物S
は収納棚20にほぼ水平に載せられているから、上には
み出すようなことがなく、薄物Sが計器盤本体1に引っ
掛かってボックス本体10の回動が妨げられるような不
都合は生じない。
は収納棚20にほぼ水平に載せられているから、上には
み出すようなことがなく、薄物Sが計器盤本体1に引っ
掛かってボックス本体10の回動が妨げられるような不
都合は生じない。
第4図の状態では、ボックス本体10は、その上部開口
15が外部に露出した開位置にあり、収納棚20も外部
に露出している。上述したように、ボックス本体10の
空動きによりボックス本体10と収納棚20との間に所
定の開き角度Θができるので、薄物S以外の物品をボッ
クス本体10に対して出し入れする作業は収納棚20に
邪魔されずに容易に行なえる。
15が外部に露出した開位置にあり、収納棚20も外部
に露出している。上述したように、ボックス本体10の
空動きによりボックス本体10と収納棚20との間に所
定の開き角度Θができるので、薄物S以外の物品をボッ
クス本体10に対して出し入れする作業は収納棚20に
邪魔されずに容易に行なえる。
また、上述した動作と逆の動作を行なうことにより、ボ
ックス本体10を第4図の開き位置から第2図の閉じ位
置へ回動させることができる。この時、収納棚20はコ
イルスプリング41により第2図の水平位置まで戻され
る。
ックス本体10を第4図の開き位置から第2図の閉じ位
置へ回動させることができる。この時、収納棚20はコ
イルスプリング41により第2図の水平位置まで戻され
る。
本考案は上記実施例に制約されず、例えば空動きリンク
機構には種々の態様が可能である。
機構には種々の態様が可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案では、計器盤本体の内部空
間を利用して、車検証のような薄物を収容する収納棚を
ボックス本体の上部に配置したから、薄物とその他の物
品を区別して容易に出し入れすることができる。しか
も、ボックス本体の収納スペースを狭くならない。ま
た、薄物はほぼ水平状態に支持されていて上にはみ出す
ことがないから、この薄物がボックス本体の回動の支障
になるのを防止することができる。さらに、空動きリン
ク機構を用いたことにより、ボックス本体の開位置にお
いてボックス本体と収納棚との間に所定の開き角度が生
じるため、ボックス本体に対する物品の出し入れの際に
収納棚が邪魔になることもない。
間を利用して、車検証のような薄物を収容する収納棚を
ボックス本体の上部に配置したから、薄物とその他の物
品を区別して容易に出し入れすることができる。しか
も、ボックス本体の収納スペースを狭くならない。ま
た、薄物はほぼ水平状態に支持されていて上にはみ出す
ことがないから、この薄物がボックス本体の回動の支障
になるのを防止することができる。さらに、空動きリン
ク機構を用いたことにより、ボックス本体の開位置にお
いてボックス本体と収納棚との間に所定の開き角度が生
じるため、ボックス本体に対する物品の出し入れの際に
収納棚が邪魔になることもない。
第1図は本考案実施例による車両用グローブボックスを
後方から見た斜視図、第2図から第4図はグローブボッ
クスの開き動作を順を追って説明する断面図である。 1……計器盤本体、10……グローブボックス、20…
…収納棚、30……空動きリンク機構、31,33,3
4,38……ピン、32,36……遊び(長孔)、3
5,39……リンク、101……第1連結部、102…
…第2連結部、103……第3連結部。
後方から見た斜視図、第2図から第4図はグローブボッ
クスの開き動作を順を追って説明する断面図である。 1……計器盤本体、10……グローブボックス、20…
…収納棚、30……空動きリンク機構、31,33,3
4,38……ピン、32,36……遊び(長孔)、3
5,39……リンク、101……第1連結部、102…
…第2連結部、103……第3連結部。
Claims (1)
- 【請求項1】上部開口を有するボックス本体が計器盤本
体に対して、上部開口が計器盤本体によって覆われた閉
位置から計器盤本体の外部に露出した開位置まで回動可
能に配置されている車両用グローブボックスにおいて、
上記計器盤本体内において閉位置のボックス本体の上方
にほぼ水平に配置された薄物用の収納棚と、この収納棚
と上記計器盤本体およびボックス本体との間に設けられ
収納棚をボックス本体に追随させる空動きリンク機構と
を備え、この空動きリンク機構は、ボックス本体の後側
上部と収納棚の後部とをピンを介して回動可能に連結す
る第1連結部と、リンクを含みこのリンクの両端部をピ
ンを介してボックス本体の前部と収納棚の前部にそれぞ
れ回動可能に連結してなる第2連結部と、他のリンクを
含みこの他のリンクの両端部をピンを介して計器盤本体
と収納棚の前部にそれぞれ回動可能に連結してなる第3
連結部とを有し、第1,第2連結部は、ボックス本体が
閉位置から所定回動角度まで単独回動するのを許容する
上記ピンのための遊びを有することを特徴とする車両用
グローブボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP608287U JPH069906Y2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 車両用グロ−ブボツクス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP608287U JPH069906Y2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 車両用グロ−ブボツクス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63114852U JPS63114852U (ja) | 1988-07-23 |
JPH069906Y2 true JPH069906Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=30788263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP608287U Expired - Lifetime JPH069906Y2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 車両用グロ−ブボツクス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069906Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002347565A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Takata Corp | 車両乗員保護装置 |
-
1987
- 1987-01-21 JP JP608287U patent/JPH069906Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002347565A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Takata Corp | 車両乗員保護装置 |
JP4595246B2 (ja) * | 2001-05-28 | 2010-12-08 | Tkj株式会社 | 車両乗員保護装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS63114852U (ja) | 1988-07-23 |
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