JPH069869B2 - 合成樹脂部材の接合部構造 - Google Patents

合成樹脂部材の接合部構造

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JPH069869B2
JPH069869B2 JP61101609A JP10160986A JPH069869B2 JP H069869 B2 JPH069869 B2 JP H069869B2 JP 61101609 A JP61101609 A JP 61101609A JP 10160986 A JP10160986 A JP 10160986A JP H069869 B2 JPH069869 B2 JP H069869B2
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glass fiber
fiber mat
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high frequency
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広幸 藤木
吉晴 道浦
清 井上
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【図面の簡単な説明】
第1A〜1D図はガラス繊維マツトに樹脂を含浸させて
複合構造物を製造する本発明の方法を実施するための装
置に関する様々な実施の態様を示す略図、第2図は本発
明の方法に従つて製造された成形品の斜視図、第3図は
本発明の方法に従つて製造された細長い形材製品の部分
斜視図、第4図は本発明の方法において使用するために
設計された成形型の両半部を示す側断面図、第5図は本
発明の方法において使用するために設計された別の成形
型の両半部を示す側断面図、第6図は本発明の方法に従
つて大形の製品を製造する際に使用し得る成形型の構造
を示す側断面図、そして第7図は本発明の方法に従つて
大形の製品を製造する際に使用し得る別の成形型の構造
を示す側断面図である。 図中、10は高周波加熱装置 12は上部プラテン、1
4は下部プラテン、16は樹脂シート、18はガラス繊
維マツト、20および22はエンドレスベルト、24お
よび26はローラ、28は包被フイルム、30はタン
ク、32は冷却液、34は成形型、36は成形型の上半
部、38は成形型の下半部、40は成形ダイ、42およ
び44はロール成形機、46は成形型、48は上部電
極、49は下部電極、50は成形型の上半部、52成形
型の下半部、54は冷却液流路、56は電源、57およ
び58は断熱層、60は成形型下半部、62は基体部
分、64は下部電極、66は冷却液流路、68は上部電
極、70はフイルム、72は空間、74は移動電極、1
00は複合構造物、102は成形品、そして104は溝
形部材を表わす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に隣接する分割合成樹脂部材のうち一
    方が少なくとも着色された二枚以上の分割合成樹脂部材
    を接合して形成した合成樹脂部材において、前記各分割
    合成樹脂部材の接合部を、外表面からの僅少区間を該外
    表面に対して略直交する水平部とし、かつこれに連続す
    る所定長さの区間を前記外表面に対して傾斜する傾斜部
    としたことを特徴とする合成樹脂部材の接合部構造。 〔発明の背景〕 〔発明の分野〕本発明は、ガラス繊維マツトへの樹脂含
    浸によつて熱可塑性の複合シートおよび複合製品を製造
    するための方法に関するものである。 〔関連技術の説明〕熱可塑性シート素材およびかか素材
    から成形された製品を製造するために現在使用されてい
    る商業的な装置および方法は、幾つかの欠点を有してい
    る。かかる加工装置の一例としては、熱伝導によ材料の
    加熱および冷却を行うためにステンレス鋼製のベルトを
    使用したもの知られている。この装置は非常に高価であ
    り、高い資本投資を必要とし、しかも加熱速度が遅いと
    いう制約を受ける。更にまた、かかる装置を用いて製造
    されたガラス繊維強化複合シートは、主として繊維・樹
    脂界面および樹脂母材中に空隙を含んでいる。これらの
    空隙は、かかるシート中に見出される主要な欠陥であ
    る。 樹脂を含浸させたガラス繊維から製造されたシートまた
    は製品から空隙を排除することは、かかるシートまたは
    製品の機械的性質を改善する上で極めて重要である。こ
    れらの複合物中に存在する空隙は、それらの結合性およ
    び強度にとつて有害である。なぜなら、繊維・樹脂界面
    または樹脂内部に存在する空隙は横方向の荷重を伝達す
    ることができないからである。かかる空隙はまた、複合
    物の縦方向圧縮強さおよび層間剪断強さをも顕著に低下
    させる。たとえば、繊維と樹脂との間に5%の空隙存在
    すると、層間剪断強さは30%も低下し、また縦方向圧
    縮強さは50%も低下するのである。 公知の方法および装置はまた、一般に予め含浸を受けた
    素材かしか製品を製造し得ないという制約も受ける。そ
    の上、従来の流れ成形方法においては、シート素材を予
    熱することが必要とされる。更にまた、中空ビーム、
    管、波形パネルなどのごとき長尺の形材製品の製造はこ
    れまで引出成形として知られる方法によつて行われてき
    たが、その場合には低粘度樹脂および一方向繊維強化材
    を使用しなければならないのが普通であつた。 本発明の目的の1つは、ガラス繊維に樹脂を含浸させて
    複合構造物または複合製品を製造するための改良された
    方法を提供することにある。 また、資本設備費が比較的少なくかつ実施時におけるエ
    ネルギー効率が高いような、ガラス繊維に樹脂を含浸さ
    せて複合構造物または複合製品を製造するための方法を
    提供することも本発明の目的の1つである。 更にまた、複合構造物を構成する材料の迅速な加熱によ
    つてガラス繊維複合製品を製造すると共に、高い融点ま
    たはガラス転移温度を持つた材料の積層をも可能にする
    ような方法を提供することも本発明の目的の1つであ
    る。 更にまた、ガラス繊維と樹脂との間における密着性の向
    上をもたらすような、ガラス繊維に樹脂を含浸させるた
    めの方法を提供することも本発明の目的の1つである。 〔発明の要約〕本発明の上記およびその他の目的は、真
    空条件下において、樹脂およびガラス繊維を迅速かつ均
    一に加熱しながらガラス繊維に樹脂を含浸させるような
    複合構造物の製造方法によつて達成される。かかる方法
    においては、製造すべき複合構造物の種類に応じて各種
    の冷却方法を使用することができる。上記のごとき迅速
    かつ均一な加熱は、高周波(RF)加熱によつて達成さ
    れる。その場合に使用される樹脂は、それ自体高周波電
    磁界に対して高い感受性を有すものであるか、あるいは
    高周波活性剤の添加によつて感受性を高めたものであ
    る。更にまた、その場合に使用されるガラス繊維は高い
    誘電率を有することが好ましく、そうすればガラス繊維
    も迅速かつ効率的に加熱されることになる。 こうして得られる複合構造物から空隙を実質的に除去す
    るため、本発明においては真空条件下で含浸操作が実施
    される。かかる真空は、ガラス繊維に樹脂を含浸させる
    際、内部に閉じ込められた空気や分解生成物を除去する
    ために役立つ。このような目的を達成するため、ガラス
    繊維および樹脂は高周波感受性を示さないフイルムの間
    に密封され、そして密閉空間から空気を排出することに
    よつて真空状態が生み出される。 本発明の方法においては、各種の冷却方法および装置
    を適宜に使用することができる。冷却方法および装置の
    選択は、主として所望の複合製品の種類に依存する。た
    とえば、平坦な複合シート素材の製造に際しては、低温
    の平坦面上において樹脂含浸ガラス繊維を低圧下で冷却
    すればよい。また、成形品の製造に際して使用し得るそ
    の他の冷却方法としては、成形型内における冷却および
    成形ダイによる冷却挙げられる。 本発明の上記およびその他の特徴並びにそれらに付随す
    る利点は、当業者にとつて自明であろう。とは言え、添
    付の図面を参照しながら本発明の好適な実施の態様に関
    する以下の詳細な説明を読めば、本発明は一層明確に理
    解されよう。なお、添付の図面全体を通じ、同じ構成要
    素は同じ参照番号によつて表わされている。 〔発明の詳細な説明〕 先ず第1A〜1D図を見ると、本発明に従つて複合構造
    物または複合製品を製造するための方法および装置に関
    する様々な実施の態様が示されている。最初の第1A図
    には、高周波加熱装置10が略示されているが、これは
    上部電極または上部プラテン12と下部電極または下部
    プラテン14との間に高周波電磁界を発生させるために
    役立つ。高周波加熱において使用すべき高周波電磁界の
    発生は当業界において公知であり、従つて高周波電磁界
    発生手段の構造は本発明の一部を成すものではない。誘
    電性または非導電性の材料をかかる電磁界中に通過させ
    るか、あるいはかかる電磁界に暴露すると、該材料の加
    熱が誘起される。 第1A図は、樹脂シート16をガラス繊維マツト18と
    重ね合わせ、そして両者を高周波電磁界中に通過させる
    基本的な方法を示している。第1A図にはただ1枚の樹
    脂シート16および1枚のガラス繊維マツト18が示さ
    れているが、任意の数のガラス繊維マツトの間に1枚以
    上の樹脂シートを挟むことによつて形成された積層物を
    用いて含浸操作を実施し得ることは言うまでもない。な
    お、ガラス繊維は連続繊維または細断繊維状のものであ
    つてもよく、また樹脂は粉末状のものであつてもよい。 含浸操作は温度および樹樹脂の粘度に大きく依存するか
    ら、樹脂シート16およびガラス繊維マツト18を迅速
    かつ均一に加熱することが極めて重要である。材料の高
    周波加熱は、このような迅速かつ均一な加熱をもたら
    す。なぜなら、樹脂シート16およびガラス繊維マツト
    18を高周波電磁界に暴露した場合、それらの材料の内
    部において熱が発生するからである。 本発明の方法においては、樹脂がガラス繊維マツト18
    の内部空隙中に流れ込むようにするため、樹脂シート1
    6をそれの融点またはガラス転移温度よりも高い温度に
    まで加熱する必要がある。それ故に樹脂シート16は、
    それ自体が高周波電磁界に対して感受性を有するもの
    (すなわち、高周波電磁界中において加熱し得るもの)
    であるか、あるいは高周波活性剤を添加したものである
    ことが必要である。高周波電磁界に対して感受性を有
    し、従つて迅速に加熱することのでき重合体の実施とし
    ては、アクリル樹脂、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ
    酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリブチレンテレ
    フタレート、ポリカーボネートおよびそれらの混合物が
    挙げられる。加熱によつて重合するような上記重合体の
    前駆物質もまた使用可能である。高周波感受性の低いそ
    の他の樹脂については、トリエタノールアミン、グリコ
    ール類およびグリセリンのごとき活性剤によつてそれら
    の高周波感受性を高めことができる。高周波感受性を高
    める無機物質の実例としては、アルミニウムのごとき金
    属、酸化鉄や酸化亜鉛のごとき金属酸化物、ベントナイ
    トやクレーのごときケイ酸アルミニウム、およびフライ
    アツシユが挙げられる。商業的に入手可能な高周波活性
    剤としては、フレフオン(Frequon)B−20お
    よびB−31が挙げられる。高い高周波感受性を有する
    炭素も使用することができるが、これは黒色化や分散性
    不良のごとき幾つかの欠点を有している。フレフオンB
    −20およびB−31並びに金属酸化物は、この種の問
    題の少ない高周波活性剤である。 また、固有の高周波感受性を有す樹脂に高周波活性剤を
    添加することにより、それらの高周波感受性を一層高め
    ることもできる。樹脂の均一な加熱を確実にすると共
    に、ホツトスポツトの発生を防止するため、樹脂と高周
    波活性剤とを十分に混合することが好ましい。ガラス繊
    維マツト18もまた、高周波加熱装置10の高周波電磁
    界への暴露によつて迅速に加熱されることが好ましい。
    それ故、高い誘率を持つたガラス繊維(たとえば、高率
    のアルカリ性物質およびアルミナを含有するガラス繊
    維)を使用することが好ましい。所望ならば、高い誘電
    率を持つた他種の繊維(たとえば、セラミツク繊維、炭
    素繊維および金属繊維)をガラス繊維マツト18中に含
    有させることによつて加熱速度を一層高めることもでき
    る。ガラス繊維マツト18および樹脂シート16を高周
    波加熱装置10に通すと、樹脂は融解してガラス繊維マ
    ツト18の空隙中に流れ込む。ガラス繊維マツト18へ
    の樹脂の含浸は、上部プラテン12と下部プラテン14
    との間を通過しているガラス繊維マツト18および樹脂
    シート16に圧力を加えることによつて促進することが
    できる。これを簡便に達成するためには、上部プラテン
    12と下部プラテン14との間隔をガラス繊維マツト1
    8および樹脂シート16の合計厚さよりも小さくすれば
    よい。その結果、ガラス繊維マツト18および樹脂シー
    ト16から成るる複合構造物は両プラテンの間を通過す
    る際に僅かに圧縮されることになる。 複合構造物が高周波電磁界の外部に出た後、それは低圧
    下で冷却され、それによつて第1A図に示されるような
    平坦な複合シート製品が得られる。かかる冷却は、当業
    界において公知の手段により駆動されるローラ24およ
    び26の周囲を走行するように配置された1対の冷却用
    エンドレスベルト20および22の間に複合構造物を通
    すことによつて達成される。 次の第1B図には、真空条件下でガラス繊維マツトに樹
    脂を含浸させる追加工程を含むような本発明の方法を実
    施するための装置が略示されている。この方法の実施に
    際しては、ガラス繊維マツト18および樹脂シート16
    を包囲して密封する包被フイルム28が用意される。か
    かる包被フイルム28は、使用すべき樹脂材料よりも高
    いガラス転移温度および融点を有するものである。包被
    フイルム28として使用するのに適した材料の実例とし
    ては、テフロンおよびシリコーンゴムが挙げられる。 かかる包被フイルム28で樹脂シート18およびガラス
    繊維マツト18を密封した後、包被フイルム28内の空
    間から空気を排出することによつて真空状態が生み出さ
    れる。真空ポンプのごとき公知の手段によつて真空状態
    を得た後、密封された樹脂シート16およびガラス繊維
    マツト18を高周波加熱装置10に通すことにより、
    ガラス繊維が加熱されかつ樹脂が融解されて複合構造物
    100を形成する。次いで、水のごとき冷却液32を含
    むタンク30に複合構造物100を通すことによつて平
    坦な複合シート製品が得られる。所望ならば、第1A図
    に示されたようなエンドレスベルトを用いて複合構造物
    100を冷却することもできる。第1B図からわかる通
    り、ガラス繊維マツト18および樹脂シート16は(た
    とえば、包被フイルム28の間にガラス繊維マツト18
    および樹脂シート16を配置して成る巻取材料から)実
    質的に連続的に高周波加熱装置10に供給することが
    できる。 包被フイルム28内に維持された真空状態は、ガラス繊
    維マツト18の内部空隙中に溶融樹脂が流れ込むことを
    容易にすると共に、ガラス繊維マツト18および樹脂シ
    ート16の合体時に両者の厚さを減少させることによつ
    て熱伝達を促進するために役立つ。かかる真空状態はま
    た、なお一層重要なことには、内部に閉じ込められた空
    気および含浸操作の加熱段階において樹脂から生じた分
    解生成物を除去することによつて複合構造物中の空隙を
    低減させるためにも役立つ。その結果として、ガラス繊
    維と樹脂との間における密着性の向上が得られることに
    なる。 本発明に従つて実施された実験によれば、厚さ1/16イン
    チのシリコーンゴムから成る弾性フイルムは600゜F
    において熱的に安定であり、かつ比較的低い高周波感受
    性を示すことが判明した。更にまた、溶融樹脂はシリコ
    ーンゴムに付着しなかつた。それ故、シリコーンゴムは
    真空条件下で複合シートまたは複合製品を製造する際に
    使用される弾性包被フイルムの材料として適しているこ
    とが判明した。 次の第1C図には、本発明に基づく複合製品の製造方法
    を実施するために使用される装置に関する更に別の実施
    の態様が略示されている。ここに図示された方法におい
    ては、第1Aまたは1B図の場合と同じく、ガラス繊維
    マツト18に樹脂シート16が重ね合わされ、次いで高
    周波加熱装置10を用いて含浸が行われる。2種の材
    料が加熱され、そしてガラス繊維マツト18中に樹脂が
    浸透した後、得られた複合構造物100は成形型34に
    送られる。そこにおいて、複合構造物100は成形型の
    上半部36および下半部38が及ぼす圧力を受けて所望
    の製品形状に成形されると共に、成形型34内において
    冷却されて最終の形状を示すようになる。ガラス繊維マ
    ツト18および樹脂シート16が連続的に供給される場
    合には、切断手段(図示せず)の使用によつて成形後の
    製品を切断すればよい。 高周波加熱装置10から出た直後において複合構造物
    100の成形を行うように成形型を配置すれば、従来の
    方法において必要とされていた含浸済みの複合シート素
    材の予熱工程が排除されることになる。第2図には、第
    1C図の成形型冷却法を用いて製造し得るような成形品
    102が例示されている。 次の第1D図には、本発明に基づく複合製品の製造方法
    を実施するために使用される装置に関する更に別の実施
    の態様が略示されている。第1Aまたは1B図に示され
    た方法と同じく、ガラス繊維マツト18に樹脂シート1
    6が重ね合わされ、そして高周波加熱装置10によつ
    て加熱される結果、樹脂はガラス繊維マツト18中に浸
    透することになる。加熱後の複合構造物100は、第1
    D図に示された実施の態様においては、上部ロール成形
    機42および下部ロール成形機44から成る成形ダイ4
    0に通される。 連続成形ダイ40を使用すれば、細長い形材製品を連続
    的に製造し得るのであつて、その一例が第3図に示され
    た溝形部材103である。その他の実例としては、中空
    ビーム、管、保護ポスト/パネル、波形パネル、および
    トラツクやバス用の外部車体パネルが挙げられる。上記
    の製品およびその他の類似製品は、従来、引出成形法を
    用いて製造されてきた。第1D図に示された本発明の方
    法は、引出成形法に比べ、様々な粘度の樹脂を使用し得
    ると共に、多方向性のガラス繊維マツトをも使用し得る
    という点で有利である。 ガラス繊維および樹脂から細長い形材製品を直接に製造
    するための上記方法はまた、予備含浸シートを用いて実
    施することもできる。この場合には、予備含浸シートを
    加熱した後、低温の成形ダイに通すことによつて製品が
    製造される。なお、1988年3月30日に提出されか
    つ本発明の場合と同じ譲受人に譲渡された、「短いサイ
    クル時間をもつて高温の成形面上で複合製品を圧縮成形
    する方法」と称する米国特許出願第176117号明細
    書中に記載されたような高温表面成形技術を使用すれ
    ば、かかる製品に平滑な表面仕上を施すことができる。 次の第4〜7図は、本発明に基づく複合製品の製造方法
    を実施するために役立つと共に、複合構造物の含浸、成
    形および冷却工程を同じ成形型内において行うような装
    置に関する様々な実施の態様を示すものである。最初の
    第4図には、成形型46の上半部50および下半部52
    の表面に導電性の電極48および49をそれぞれ配置し
    て成る成形型46が示されている。電極46および49
    を支持する基体は、セラミツク、プラスチツクまたは金
    属から成ることが好ましい。なお、電気絶縁性および断
    熱性を有する点で、セラミツクが好適である。セラミツ
    クの熱伝導率が小さい結果、樹脂の加熱時における熱損
    失が低減すると共に、高温の成形面が得られることによ
    つて平滑な表面が生み出される。電極48および49の
    間において成形された複合構造物を冷却する際に冷却液
    を流すため、基体を貫通して流路5が設けられているこ
    とが有利である。更にまた、当業界において公知のごと
    くにして電極48および49の間に高周波電磁界を発生
    させるため、電極48および49の間には電源56が接
    続されている。 成形型46を用いて複合構造物または複合製品を製造す
    るための方法においては、1枚以上のガラス繊維マツト
    および1枚以上の樹脂シートが成形型の上半部50およ
    び下半部52の間に積層状態で配置される。高周波電磁
    界を発生させると、樹脂が融解してガラス繊維マツト中
    に浸透する。次いで、成形型の上半部50および下半部
    52を互いに接近させると、加熱された複合構造物は所
    望の形状に変形される。こうして得られた製品は、流路
    54中に流した冷却液またはその他適宜の手段により、
    成形型の両半部間において冷却される。製品が十分に冷
    却された後、成形型の両半部を引離せば完成製品を取出
    すことができる。 第5図に示された成形型は、第4図に示された成形型と
    ほとんど同じものである。第5図に示された実施の態様
    においては、成形型の上半部50および下半部の表面
    に配置された断熱層57および58が電極48’および
    49’をそれぞれ被覆している。セラミツクまたはプラ
    スチツクから成るこれらの断熱層を成形型の両半部上に
    設置することは、樹脂の加熱時における熱損失が低減す
    ると共に、高温の成形面が得られることによつて平滑な
    表面が生み出されるという点で有利である。更にまた、
    断熱層57および58に高周波活性剤を添加して成形面
    に熱を集中させれば、完成製品の表面の平滑性を一層向
    上させることができる。第5図の成形型を用いた複合製
    品の製造方法は、第4図の成形型に関連した記載された
    ものと実質的に同じである。 次の第6および7図には、本発明に従つて大形の製品を
    製造する際に含浸、成形および冷却工程を行うために役
    立つ装置に関する2つの実施の態様が示されている。こ
    こに図示された方法および装置は、ボートの船体、カヌ
    ーの船体、浴槽などのごとき製品を製造するため有利に
    使用することができる。 第6図に示された実施の態様ににおいては、成形型下半
    部60が使用されるが、それの基本部分62はセラミツ
    クから成ることが好ましい。下方の成形面は導電性の下
    部電極64から成つている。成形型下半部60には、複
    合構造物の成形後に成形型および複合構造物を冷却する
    ために使用される多数の冷却液流路66がそれを貫通し
    て設けられている。他方、下方の成形面を成す下部電極
    64から離隔すると共に、それの全域を覆つて広がる導
    電性の上部電極68が設けられている。下部電極64お
    よび上部電極68には電源56が電気的に接続されてい
    て、それにより両者間に配置された材料を加熱するため
    の高周波電磁界を発生させることができる。 図示のごとく、成形型下半部60と上部電極68との間
    にガラス繊維マツト18および樹脂シート16が配置さ
    れると共に、それらの材料上に伸長性のフイルム70が
    配置される。伸長性のフイルム70はシリコーンゴムか
    ら成ることが有利である。フイルム70は、下方の成形
    面の外周にまで達しており、従つてフイルム70と下部
    電極64との間の空間72を密封するのに十分な大きさ
    を有している。 成形型下半部60および下部電極64には、フイルム7
    0と下部電極64との間の空間72から空気を排出して
    真空状態を生み出すための手段が設けられていることが
    好ましい。そのためには、成形型下半部60および下部
    電極64を貫通して空間72にまで達すると共に、外部
    の真空ポンプに連通して複数の小さい開口(図示せず)
    を設ければよい。 高周波電磁界を発生させることにより、ガラス繊維マツ
    ト18を加熱しかつ融解した樹脂を該マツトに含浸させ
    るのと同時に、真空状態が生み出される。その結果、含
    浸を受けたガラス繊維マツトから成る複合構造物は吸引
    されて下部電極64に接触し、それによつて所望の形状
    を持つた製品が得られることになる。次いで、高周波電
    磁界を消失させかつ流路66中に冷却液を流すことによ
    つて複合構造物が冷却される。冷却後には、フイルム7
    0を除去し、そして成形型下半部60から製品を取出す
    ことができる。 次の第7図には、ただ1つの点を除けば第6図の装置と
    全く同じ装置が示されている。この装置においては、第
    6図に示された固定状態の上部電極68の代りに小形の
    移動電極74が使用されている。この実施の態様におい
    ては、下部電極64と移動電極74との間に高周波電磁
    界が発生されるが、それは移動電極74が存在する区域
    内のみに限られる。第7図中の矢印Aによつて示される
    ごとく、成形型下半部60の全幅にわたつて移動電極7
    4を運動させるための手段が設けられている。移動電極
    74は、一定の走行速度で運動させることもできるし、
    あるいは少しずつ間欠的に運動させることもできる。そ
    の場合の走行速度は、樹脂を融解してガラス繊維マツト
    に含浸させるのに十分な時間にわたつてガラス繊維マツ
    トおよび樹脂シートが高周波電磁界に暴露されるように
    設定することが好ましい。 第6図の装置に関連して上記に述べた通り、成形型下半
    部60を覆うようにフイルム70を配置し、そして空間
    72内に真空状態を生み出すことにより、ガラス繊維マ
    ツト18から空気および気体状分解生成物が除去される
    と共に、加熱された複合構造物が所望の形状に変形され
    る。この場合には、ガラス繊維マツト18および樹脂シ
    ート16を局部的に加熱する移動電極74が成形型下半
    部60の幅方向に沿つて走行するのに伴い、上記のごと
    き含浸および変形が徐々に行われることになる。第6お
    よび7図に示された装置並びにそれらに関連して記載さ
    れた方法はまた、予備含浸シート素材から上記のごとき
    大形製品を製造するためにも使用することができる。 〔実施例〕 5層のガラス繊維マツトおよび6層のゼノイ(Xeno
    y)樹脂から成るシート素材を使用しながら、本発明に
    従つて含浸実験を行つた。ゼノイはビスフエノールAポ
    リカーボネートとポリブチレンテレフタレートとの配合
    物に関するゼネラル・エレクトリツク・カンパニー(G
    eneral Electric Company)の
    登録商標であつて、これをそのままで使用するか、ある
    いは高周波活性剤を添加した状態で使用した。密封した
    シリコーンゴムフイルムの内部において上記の材料を真
    空条件下で積層した。こうして得られたシート素材を6
    分間にわたつて高周波電磁界に暴露した。この実験は、
    樹脂中における高周波活性剤の有無によつて含浸状態に
    差があるかどうかを調べるために行つたものである。な
    お、加熱および含浸のために必要な時間はシート素材中
    における電位勾配を最適化することによつて更に短縮す
    ることができる。 処理後のシート素材を調べたところ、高周波活性剤を含
    有する樹脂を使用したシート素材においては樹脂がガラ
    ス繊維中に良好に浸透していることが判明した、高周波
    活性剤を含有しない樹脂を使用したシート素材において
    は、同じ6分間にわたつて高周波電磁界に暴露したにも
    かかわらず、樹脂の浸透が不完全であつた。 以上、本発明を詳細に説明したが、これは例示を目的と
    したものに過ぎないことを理解すべきである。すなわ
    ち、本発明の範囲から逸脱することなしに各種の変更態
    様が可能であることは当業者にとつて自明であろう。な
    お、本発明の範囲が前記特許請求の範囲のみによつて規
    定されることは言うまでもあるまい。
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