JPH069851Y2 - バックバイザーの取り付け構造 - Google Patents

バックバイザーの取り付け構造

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JPH069851Y2
JPH069851Y2 JP1988052991U JP5299188U JPH069851Y2 JP H069851 Y2 JPH069851 Y2 JP H069851Y2 JP 1988052991 U JP1988052991 U JP 1988052991U JP 5299188 U JP5299188 U JP 5299188U JP H069851 Y2 JPH069851 Y2 JP H069851Y2
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mounting
visor
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JP1988052991U
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JPH01158220U (ja
Inventor
慎一 田村
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田村プラスチック製品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、ハッチバックタイプの自動車における跳ね上
げ式後部ドアの窓枠上部に装着するバックバイザーの取
り付け構造に関するものである。
ロ 従来技術 バックバイザーの取り付け構造としては、従来例えば実
公昭55-5376号公報に記載の如く、先端に窓の枠体を外
側より掛止めし得る鉤状片をもつ取り付け具と、先端に
枠体へ内側より差し入れ得る舌片を持つ補助具とでバイ
ザー本体を挟持し、ボルト及びナットで締め付け固定さ
せるものや、実公昭60-34484号公報に記載の如く、先端
に後部窓ガラスとウエザーストリップとの間に差し込む
舌片が突設され、而もその舌片の基部には差し込み位置
を確認するストッパーが立設された取り付けプレート
と、先端に係止用のフック部が設けられ且つ基端にボル
ト孔を穿設したフック状金具とで構成され、バイザー本
体の鍔部をボルト及びナットにより挟着させるものがあ
った。
又実開昭60-7219号には、バイザーに挿入片を設けたブ
ラケットを螺着し、そのブラケットの片面をウィンドガ
ラスに貼着すると共に、挿入片をウィンドシールドゴム
とウィンドガラスの間に挿入してバイザーを取り付ける
技術が開示されている。
ハ 考案が解決しようとする問題点 上記従来の取り付け構造は、いずれも金具を窓枠に係止
或は掛止めさせているだけであるから、その係止或は掛
止め部に加わる負担が大きく、殊に跳ね上げ式後部ドア
は、閉じる際に大きなショックが伴うので、そのショッ
クで窓枠が破損したり、バックバイザーが脱落したり、
或は、ずれたりする虞れがあった。
殊に実開昭60-7219号公報記載の方法は、窓枠が破損す
る心配はないものの、ブラケットはウィンドガラスに粘
着テープ等で粘着されているだけであるので、長期の使
用と跳ね上げ式後部ドアが閉じる際の大きな衝撃にはと
ても耐えられるものではなかった。
ニ 問題を解決するための手段 本考案は、ハッチバックタイプの自動車の跳ね上げ式後
部ドアのウインドガラス外表面上部に装着するバックバ
イザーの取り付けにおいて上記問題点を解消するもので
あって、その構成は、帯状薄板体の片側縁両端部に段差
を付けて舌片を延設しその内側をV状に折り曲げて取り
付け片を併設して成る複数の取り付けプレートを、前記
舌片を窓枠とガラス間へ差し込み、裏面を両面接着テー
プでガラス表面に貼着することによって窓枠上方の端
部、及び側部に夫々固着すると共に、夫々の取り付けプ
レートの取り付け片に、バックバイザーの上端縁及び両
側縁の内面を当接せしめ、そのバックバイザー上端縁と
取り付けプレートとの当接部を前記取り付け片に刻設し
たネジ孔を利用して螺着し、且つ、バックバイザー両側
縁と取り付けプレートとの当接部を前記ネジ孔を利用し
て、バックバイザーの外面に当接する当接面を有し窓枠
を把持するコ字状ホルダーが挟着されるように螺着し、
バックバイザーを窓枠と一体的に固着したことにある。
ホ 作用 取り付けプレートは、舌片が窓枠とガラスによって挟着
されると共に、裏面が両面テープによって固着されてい
るので、容易に剥れたりせず、窓枠上方の端部、及び側
部でバックバイザーを強固に保持できる。
又窓枠側部の取り付け部位においては、コ字状ホルダー
の当接部がバックバイザーと一緒に、取り付けプレート
に固着されると共に、取り付けプレートの舌片とコ字状
ホルダーで窓枠を挟み込むように把持するので、バック
バイザーは窓枠と一体的に強固に保持され、取り付けプ
レートを固着した両面テープの接着力がなくなっても、
窓枠上部から外れない。
ヘ 実施例 本考案に係るバックバイザーの取り付け構造例を、図面
に基いて説明する。
第1図において、1はハッチバックタイプの自動車後部
に設けられた跳ね上げ式後部ドアであり、その後部ドア
には、窓枠11を介して略全面にウインドガラス12が
嵌め込まれている。そして2は、そのウインドガラス1
2の上部に装着するバックバイザーであり、そのバック
バイザー2を構成するバイザー本体の前縁及び左右両側
縁は前記ウインドガラス面に密着する当接部となってお
り、その当接部の前縁には、所定間隔を保って穿設され
た一対のボルト孔21、21が左右対称に設けられてい
ると共に、左右両側縁にも、所定間隔を保って穿設され
た一対のボルト孔が夫々設けられている。3は、そのバ
イザー本体をウインドガラス12の上部に装着するため
の取り付けプレートであり、その取り付けプレート3
は、細幅帯状の真直な薄板から成り、裏面には保護膜で
覆われた両面接着テープ31が貼着され、片側縁におけ
る両端部には、その両面接着テープ31の厚さと等しい
段差を付けて舌片32が延設されており、その舌片32
延設部に隣接する内側には、前記バイザー本体の内面に
密着する取り付け片33がV状に折り曲げ形成され、更
にその取り付け片33にはネジ孔34が形成されてい
る。また、4は、そのバイザー本体をウインドガラス1
2の左右側部に装着するための取り付けプレートであ
り、その構造は前記取付プレート3と同様で、細幅帯状
の真直な薄板から成り、裏面には保護膜で覆われた両面
接着テープ31′が貼着され、片側縁における両端部に
は、その両面接着テープ31′の厚さと等しい段差を付
けて舌片32′が延設されており、その舌片32′延設
部に隣接する内側には、前記バイザー本体の内面に密着
する取り付け片33′がV状に折り曲げ形成され、更に
その取り付け片33′にはネジ孔34′が形成されてい
る。
上記のように構成されたバックバイザー2をウインドガ
ラス12の外面上部へ装着するには、先ず取り付けプレ
ート裏面の両面接着テープ31を覆っている保護膜を剥
しやすいように少しめくり、窓枠11を形成するサイド
モール13とウインドガラス12との間へ、舌片32を
差し込む。そしてバイザー本体をウインドガラス12に
あてがい、前記取り付けプレート3のネジ孔34とバイ
ザー本体のボルト孔21が合致するように取り付けプレ
ート3を窓枠11に沿ってスライドさせ、そこでバイザ
ー本体を一旦取り外し、保護膜を剥して取り付けプレー
ト3をウインドガラス12の外表面へ貼着固定させる。
同様に、取り付けプレート4をウインドガラス12外表
面の左右側部へ夫々貼着固定させるためには、先ず取り
付けプレート3′裏面の両面接着テープ31′を覆って
いる保護膜を剥しやすいように少しめくり、窓枠11を
形成するサイドモール13とウインドガラス12との間
へ、舌片32′を差し入れる。そしてバイザー本体2を
ウインドガラス12にあてがい、前記取り付けプレート
3′のネジ孔34′とバイザー本体のボルト孔21が合
致するように取り付けプレート3′を窓枠11に沿って
スライドさせ、そこでバイザー本体を一旦取り外し、保
護膜を剥して取り付けプレート3′をウインドガラス1
2の外表面へ貼着固定させる。
次に、バイザー本体を再びウインドガラス12へあてが
い、ボルト4をバイザー本体のボルト孔21に挿通して
取り付けプレート3のネジ孔34へ螺合させて締め付け
る。
同様に、ボルト4をバイザー本体のボルト孔21に挿通
して左右両側固定用の取り付けプレート3′のネジ孔3
4′へ螺合させて締め付ける。ここで前記取り付けプレ
ートを、ボルト4をバイザー本体のボルト孔21に挿通
して取り付けプレート4のネジ孔34′へ螺合させる前
に、舌片差し込み部位の窓枠へ細幅の金属板を断面コ字
状に折り曲げ形成したホルダー5を外嵌させる。
このようにすれば、バックバイザー2は後部ドア1のウ
インドガラス2外面上方へ強固に装着され、上縁は両面
接着テープ31の接着力によりずれ落ちが防止され、左
右両側は、両面接着テープ31′の接着力とホルダー5
の嵌着力により、乱暴な開閉操作をしても脱落の虞れは
ない。実施例のホルダー5には上方へ当て板51が延設
され、更にその当て板51には透孔52が穿設されてい
て、その透孔52、ボルト孔21及びネジ孔34′を合
致させて、そのネジ孔34′へボルト4を螺合させて締
め付けているから、バックバイザー2の両サイドにおけ
る固定力はより強固なものとなっている。
又一つの取り付けプレート3と、3′に一対の舌片3
2、32及び32′、32′が設けられているから、各
舌片32、32及び32′、32′の間隔は常に一定
し、ねじれにも強く、取り付けのバランス及び安定性が
良い。
ト 効果 本考案に係るバックバイザーの取り付け構造は、取り付
けプレートの舌片を窓枠とガラスとの間へ差し込み、両
面接着テープでウインドガラスに接着すると共に、左右
両側はその取り付けプレートを更にコ字状ホルダーで窓
枠ごと締め付けて強固に固定させるから、取り付け作業
が容易で、而も強固な取り付けができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバックバイザー取り付け構造の説
明図、第2図は両側端縁における取り付け説明図、第3
図は前縁における取り付け説明図、第4図はバックバイ
ザー装着完了説明図である。 1……跳ね上げ式後部ドア、2……バックバイザー、
3、3′……取り付けプレート、4……ボルト、5……
ホルダー、11……窓枠、12……ウインドガラス、2
1……ボルト孔、31、31′……両面接着テープ、3
2、32′……舌片、33、33′……取り付け片、3
4、34′……ネジ孔、51……当て板、52……透孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハッチバックタイプの自動車における跳ね
    上げ式後部ドアの窓枠上部に、バックバイザーを装着す
    るための取り付け構造であって、帯状薄板体の片側縁両
    端部に段差を付けて舌片を延設しその内側をV状に折り
    曲げて取り付け片を併設して成る複数の取り付けプレー
    トを、前記舌片を窓枠とガラス間へ差し込み、裏面を両
    面接着テープでガラス表面に貼着することによって窓枠
    上方の端部、及び側部に夫々固着すると共に、夫々の取
    り付けプレートの取り付け片に、バックバイザーの上端
    縁及び両側縁の内面を当接せしめ、そのバックバイザー
    上端縁と取り付けプレートとの当接部を前記取り付け片
    に刻設したネジ孔を利用して螺着し、且つ、バックバイ
    ザー両側縁と取り付けプレートとの当接部を前記ネジ孔
    を利用して、バックバイザーの外面に当接する当接面を
    有し窓枠を把持するコ字状ホルダーが挟着されるように
    螺着し、バックバイザーを窓枠と一体的に固着して成る
    バックバイザーの取り付け構造。
JP1988052991U 1988-04-20 1988-04-20 バックバイザーの取り付け構造 Expired - Lifetime JPH069851Y2 (ja)

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JPH01158220U JPH01158220U (ja) 1989-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2557679Y2 (ja) * 1989-12-05 1997-12-10 トヨタ自動車株式会社 リヤバイザー取付構造
JP2826981B2 (ja) * 1995-07-10 1998-11-18 田村プラスチック製品株式会社 バックバイザーの取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS607219U (ja) * 1983-06-28 1985-01-18 林テレンプ株式会社 自動車用バツクバイザ−の取付け構造

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JPH01158220U (ja) 1989-11-01

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