JPH069828Y2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH069828Y2
JPH069828Y2 JP2170888U JP2170888U JPH069828Y2 JP H069828 Y2 JPH069828 Y2 JP H069828Y2 JP 2170888 U JP2170888 U JP 2170888U JP 2170888 U JP2170888 U JP 2170888U JP H069828 Y2 JPH069828 Y2 JP H069828Y2
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JP
Japan
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gate
die
core
cutting
slide core
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JP2170888U
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博文 牧野
清文 間嶋
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は金型内でゲートを樹脂成形品から切除するよう
にしてなる射出成形用金型に関する。
[従来の技術] ゲート構造がフィルムゲートやファンゲートなど薄肉で
かつ幅広のもののばあい、金型内でこれらゲートを樹脂
成形品から切除する一つの手段としてゲートカット用刃
具でゲートを切断することが行なわれている。
このゲートカット用刃具を備えた射出成形用金型はたと
えば第6図に示されるような構造とされている。
第6図において、(21)はキャビティダイ、(22)はコアダ
イであり、キャビティダイ(21)とコアダイ(22)との間に
製品成形部(23)が形成されている。コアダイ(22)には金
型の開閉方向に直交する方向に移動可能なスライドコア
(24)が設けられている。スライドコア(24)とキャビティ
ダイ(21)の間にはランナ(25)およびフィルムゲートなど
のゲート(26)が形成されている。スライドコア(24)とコ
アダイ(22)との間にはゲートカット用刃具室(27)がゲー
ト(26)に沿って設けられ、該刃具室(27)にはゲートカッ
ト用刃具(28)が収められている。金型の型開き時にはス
ライドコア(24)が矢印方向に移動し、スライドコア(24)
とコアダイ(22)との間に隙間が形成され、ゲートカット
用刃具(28)が刃具移動機構(29)により前記隙間を通して
ゲート(26)の方に前進され、かつゲート(26)に沿って移
動されることによってゲート(26)を切断するようにされ
ている。
[考案が解決しようとする課題] しかし前記金型構造ではゲートカット用刃具(28)の刃が
消耗したばあいの交換が非常に困難である。
すなわち金型の型開き時にスライドコア(24)とコアダイ
(22)との間に形成される隙間は1mm程度であり、しかも
刃具(28)は刃具移動機構(29)、刃具案内溝(30)、ガイド
ピン(31)などによって拘束されているため該隙間から刃
具(28)を取出し、新しいものと交換することは不可能で
ある。したがって、刃具(28)を交換するためにはスライ
ドコア(24)を分解し取り除く必要があるが、樹脂成形品
が自動車のバンパなどのように大型の成形品のばあい、
その金型のスライドコア(24)は重量の大きなものとなる
から、その分解は容易でなく、そのため刃具(28)の交換
は困難である。
本考案は前記の点に鑑みて、刃具の交換の容易な金型構
造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、キャビティダイとコアダイとの間の製品成形
部にゲートを介して溶融状態の樹脂を充填して樹脂成形
品を成形し、型開き時に金型内でゲートを切除するよう
にしてなる射出成形用金型であって、前記コアダイに金
型の開閉方向と直交する方向に移動可能なスライドコア
を設け、該スライドコアと前記キャビティダイとの間に
薄肉かつ幅広のゲートを形成し、前記スライドコアとコ
アダイとの間に型締め時には閉鎖されるゲートカット用
刃具室を前記ゲートに沿って設け、該刃具室に型開き時
にスライドコアの移動によってスライドコアとコアダイ
との間に形成される隙間を通してゲート方向に前進可能
にかつゲートに沿って往復移動可能にゲートカット用刃
具を配設し、さらにスライドコアに面しかつ前記刃具室
に臨むコアダイの一部を入子構造とし、該入子を抜き出
すことによって前記ゲートカット用刃具の交換を可能に
したことを特徴とする射出成形用金型に関する。
[作用] コアダイの一部を入子構造にして、該入子を抜き出すこ
とによってゲートカット用刃具を交換する隙間をうるこ
とができ、刃具の交換が容易になる。
[実施例] つぎに第1〜5図に示す一実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1〜5図に示す金型は自動車のバンパなど断面が略U
字型で細長い樹脂成形品(P)を射出成形するためのもの
である。
この金型は固定側のキャビティダイ(1)と可動側のコア
ダイ(2)とからなり、これらを第1図に示すように型合
せしたとき製品成形部(3)が形成される。なおキャビテ
ィダイ(1)を可動側に、コアダイ(2)を固定側にしてもよ
い。
キャビティダイ(1)にはノズルブッシュ(11)が設けられ
ており、ノズルブッシュ(11)は射出成形機本体が取付け
られた固定板に設けられたスプールに接続されており、
溶融状態の樹脂が射出成形機本体から該スプール、ノズ
ルブッシュ(11)を介し、ノズルブッシュの先端に設けら
れたスプール(12)から吐出される。
コアダイ(2)には駆動装置によって金型の開閉方向と直
交する方向に移動可能なスライドコア(4)が設けられて
いる。
スライドコア(4)とキャビティダイ(1)との間にランナ
(5)とゲート(6)が形成されている。このゲート(6)は第
4図に示されるごとく薄肉でかつ樹脂成形品(P)の長手
方向に沿って延びる幅広のフィルムゲートとされてい
る。スプール(12)から吐出された溶融樹脂はランナ
(5)、ゲート(6)を通って製品成形部(3)に充填される。
本実施例ではランナ(5)およびゲート(6)はキャビティダ
イ(1)の方に形成されている。なお、ゲート(6)はファン
ゲートとしてもよい。
スライドコア(4)とコアダイ(2)の間にはゲートカット用
刃具室(7)がゲート(6)の長手方向に沿って延びている。
この刃具室(7)は型締め時には溶融樹脂が流入しないよ
うに閉鎖されている。刃具室(7)にはゲートカット用刃
具(8)が配設されている。
このゲートカット用刃具(8)によるゲートカットについ
て説明すると、金型の型開き時に可動側のコアダイ(2)
が後退してキャビティダイ(1)から離れたのち、スライ
ドコア(4)を移動してコアダイ(2)との間に隙間(13)を設
ける。つぎに刃具移動機構(9)によって刃具(8)をゲート
(6)の長手方向にスチールベルトで動かすと、刃具(8)は
ガイドピン(10a)と案内溝(10)とによって案内されてゲ
ート(6)の方へ前進し、同時に長手方向に動く。かくし
て刃具(8)はゲート(6)の長手方向に沿って原位置(C1)か
ら(C2)、(C3)、(C4)、(C5)の位置に移動され、それによっ
てゲート(6)が切断される。ゲート(6)の切断が完了した
のち、刃具(8)は原位置(C1)に復帰される。
つぎに刃具(8)の交換について述べると、スライドコア
(4)に面しかつ刃具室(7)に臨むコアダイ(2)の一部を入
子構造とし、この入子(14)を抜き出して刃具(8)を取出
し、新しいものと交換するようにする。
入子(14)の大きさは、これを抜き出したあとの孔が、こ
れに手を入れて刃具(8)を刃具移動機構(9)から解除して
取出し、かつ新しい刃具を該孔から挿入して刃具移動機
構(9)に組付ける作業をするに充分なスペースを有する
ようにとられる。通常入子(14)はその断面の大きさが30
mm×10mm〜50mm×30mm程度の範囲とされる。この程度の
大きさの入子(14)はスライドコア(4)の重量にくらべて
著しく軽く、手作業で容易に抜出し作業および嵌合作業
をすることができる。
入子(14)を設ける位置は、刃具(8)を取出せる部位であ
れば刃具(8)の移動位置のいずれであってもよいが、通
常刃具(8)の原位置(C1)に対応する部位に設けられる。
[考案の効果] 射出成形用金型において、入子を抜き出すことによって
スライドコアを分解せずにゲートカット用刃具を交換で
きるので、刃具の交換作業の能率が大巾に向上される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の射出成形用金型の一実施例を示す概略
部分断面図、第2〜3図はそれぞれ型開きした状態にお
ける概略部分断面図(第2図は第4図の(Y)-(Y)線断面
図に相当し、第3図は第4図の(Z)-(Z)線断面図に相当
する)、第4図は第2〜3図の(X)-(X)線縮小断面図、
第5図はコアダイを金型のパーティング面の方向から見
た側面図、第6図は従来例を示す概略部分断面図であ
る。 (図面の主要符号) (1):キャビティダイ (2):コアダイ (3):製品成形部 (4):スライドコア (6):ゲート (7):刃具室 (8):ゲートカット用刃具 (13):隙間 (14):入子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティダイとコアダイとの間の製品成
    形部にゲートを介して溶融状態の樹脂を充填して樹脂成
    形品を成形し、型開き時に金型内でゲートを切除するよ
    うにしてなる射出成形用金型であって、前記コアダイに
    金型の開閉方向と直交する方向に移動可能なスライドコ
    アを設け、該スライドコアと前記キャビティダイとの間
    に薄肉かつ幅広のゲートを形成し、前記スライドコアと
    コアダイとの間に型締め時には閉鎖されるゲートカット
    用刃具室を前記ゲートに沿って設け、該刃具室に型開き
    時にスライドコアの移動によってスライドコアとコアダ
    イとの間に形成される隙間を通してゲート方向に前進可
    能にかつゲートに沿って往復移動可能にゲートカット用
    刃具を配設し、さらにスライドコアに面しかつ前記刃具
    室に臨むコアダイの一部を入子構造とし、該入子を抜き
    出すことによって前記ゲートカット用刃具の交換を可能
    にしたことを特徴とする射出成形用金型。
JP2170888U 1988-02-19 1988-02-19 射出成形用金型 Expired - Lifetime JPH069828Y2 (ja)

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JP2170888U JPH069828Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 射出成形用金型

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JPH01127721U JPH01127721U (ja) 1989-08-31
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