JPH0698062A - 自動フォーム生成を要求するためのフォームの使用法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ＦＡＸ等のシステムの後続の動作を制御する
ことに使用するための情報をシステムが取得するフォー
ムの生成法。フォーム（１０）は２つのフィールド（１
２，１６）を含む。フィールド（１２）は別のフォーム
（２０）の自動生成の要求を表すためのチェック・ボッ
クス（１４）を含む。フィールド（１６）はフォームの
画像送信先のＦＡＸの電話番号等を示す。フォーム（１
０）に対応して自動的に生成されたフォーム（２０）は
２つのフィールド（２２，２６）を含み、フィールド
（２２，２６）は項目Ａ，Ｂに関する操作の要求を表す
ためのチェック・ボックス（２４，２８）を含む。処理
装置は項目ＡおよびＢを表す項目にフィールドを有する
フォームを自動生成し、送信先へ送信する。 【効果】 ユーザーが印をつけ転送して第２のフォーム
の自動生成を要求しうるような第１のフォームが提供さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明はシステムの後続の動作を制御する
ことに使用するための情報をシステムが取得するフォー
ムに関する。

【０００２】バラン(Baran) らの米国特許第４，８９
３，３３３号では、ユーザーが鉛筆またはペンで印をつ
けて共有ファクシミリ・データベースＦＡＸサーバ・シ
ステム（「ＦＡＸサーバ」）からのファクシミリのペー
ジを選択しまた取り込むことが出来るような紙選択装置
シートのフォームに関する対話型技術を開示している。
ＦＡＸサーバ・ユニットはファクシミリ信号を処理し、
選択装置シートを解釈し、また取り込むように所望され
るページを選択する。図２ａから図２ｅは各種の選択装
置シートを提示している。第７段５行目から２０行目に
解説されているように、ユーザーはＦＡＸトランシーバ
経由でＦＡＸサーバへバーコードを送信することにより
情報を入手でき、またＦＡＸサーバはバーコードを複合
して保存してある情報の複写をＦＡＸトランシーバへ送
信する。図２ｆはＦＡＸサーバの保存してあるデータベ
ースへデータを追加するためのセレクタ・シートを示し
ている。こうしたシートもまたデータベース内の情報を
除去または変更するために使用できる。図２ｇは、第８
段４９行目から第９段３行目までに解説されているよう
にＦＡＸサーバがＦＡＸトランシーバ経由でデータ・ペ
ージの送信の最後にユーザーへ提供し得るフォローアッ
プ・フォームを示している。図７ｂとの関連において第
３段４０行目から４３行目と第１０段１２行目から３４
行目、および第１５段１４行目から２７行目、５０行目
から５２行目、５８行目から６２行目に解説されている
ように、ユーザーはＦＡＸサーバの電話番号をダイアル
して空白のページを送信すると、ＦＡＸサーバはすぐに
空白のセレクタ・シートをユーザーに返信し、ユーザー
が取り込むべきページを要求するためにこのシートを埋
められるようになすことが可能である。

【０００３】〔発明の概要〕本発明の一つの態様は、画
像を定義するデータの送信および受信が可能な例えばフ
ァックス・サーバなどの装置との遠隔的相互作用におけ
る問題の認識に基づいている。指定した操作を要求する
フォームの画像を転送することによりこうした装置へ要
求を提供することが可能である。装置は要求された操作
を定義するデータを取得するための回路を含むことが出
来るので、操作を実行することにより要求に応答し得る
ものである。しかし遠隔的に位置しているユーザーは所
望する操作を要求するための適切なフォームを有し得な
い。

【０００４】上述したバランらの米国特許第４，８９
３，３３３号では、保存した情報ページの取り込みを要
求するためのセレクタ・シートを提供することによって
空白のシートにファックス・サーバが応答するようにな
してある技術を詳述している。セレクタ・シートは、例
えば保存してある多数の項目のそれぞれについてのフィ
ールドを含むことが出来る。ファックス・サーバは要求
された項目を送信するときに、転送の終端でフォローア
ップ・フォームも提供することが出来る。フォローアッ
プ・フォームによりユーザーは、ファックス、郵便、ま
たは電話によるさらなる情報を要求することが可能にな
り、ユーザーは購入の予定を意志表示することもでき
る。しかしセレクタ・シートおよびフォローアップ・フ
ォームは記録した項目と利用可能な操作について最小限
の情報を提供するものである。その結果として、ユーザ
ーはファックス・サーバの能力を最大限に使用すること
が出来ない。

【０００５】この態様は、ファックス・サーバの利用価
値を劇的に改善する技術の発見に基づくものである。本
技術はユーザーが印をつけ転送して第２のフォームの自
動生成を要求しうるような第１のフォームを提供する。
ファックス・サーバまたはその他の類似の装置で有り得
る応答側装置は、ユーザーが要求し得る操作のいずれか
に関連する多数の項目を表す記録データを保有する。第
１のフォームに応答して、装置はそれぞれの項目に対し
てそれぞれのフィールドを含む第２のフォームを自動生
成して送信する。項目の一つに関する操作を要求するに
は、ユーザーはその項目のフィールドに印をつけて、印
をつけた版の第２のフォームを装置へ返信することが出
来る。

【０００６】本技術は、ユーザーが多数の操作のいずれ
も要求できるように拡張することが可能である。例え
ば、第１のフォームは第２のフォームによって要求すべ
き多数の操作の一つを示すことが可能である。一つの操
作で例えば文書など一組の画像を送信でき、別の操作で
一組の画像を取り込める、という具合になる。第１のフ
ォームに応答して装置は指示された操作を要求するため
の第２のフォームを自動生成することが可能である。

【０００７】本技術は一つ以上の分類の項目に関連して
実行されるような操作に拡張することが可能である。例
えば、要求される操作が受信者への文書のファクシミリ
送信である場合、一つの分類の項目は文書であり、別の
項目は受信者で有り得る。本技術を拡張して一つまたは
それ以上の分類の項目を包括させるには、第１のフォー
ムは第２のフォームに含まれるべき多数の分類の項目の
一つまたはそれ以上を指示することができる。第１のフ
ォームが２つの分類、文書と受信者を指示している場
合、装置は文書を表す一組のフィールドと受信者を表す
別の組のフィールドを含む第２のフォームを自動的に生
成することが出来よう。

【０００８】本技術は、画像入力回路、画像出力回路、
メモリー、および画像入力回路からの画像を定義するデ
ータを受信するためと画像出力回路へ画像を定義するデ
ータを提供するためと、メモリー内の記録されたデータ
にアクセスするために接続されている処理装置を含むよ
うなシステムにおいて実現することが出来る。画像入力
回路はファクシミリ送信を受信するように接続すること
ができ、画像出力回路はファクシミリ送信を提供するよ
うに接続することが出来る。記録したデータは処理装置
が操作を実行できる多数の項目を表すデータを含むこと
が出来る。

【０００９】処理装置は自動生成フォームの要求を表す
ために印のつけられたフィールドを含む第１のフォーム
の画像を定義する第１の入力画像データを受信し得る。
このフィールドは、例えば操作を示すために印をつけら
れたフィールド、または、文書、受信者その他などの、
操作が実行され得る分類の項目を表すために印のつけら
れた一つまたはそれ以上のフィールドで有り得る。第１
の入力画像データはまた画像の送信経路を表す情報を含
むことが出来る。例えば、画像はユーザーが印をつけ
て、ユーザーが位置する場所のファクシミリ装置または
自動生成フォームを転送可能な別のファクシミリ装置い
ずれかのファクシミリ装置の電話番号を表すことが出来
るフィールドを含むことが可能である。

【００１０】処理装置は記録データを使用して、それぞ
れの指示された分類の項目に対する一組のフィールドを
含むような第２のフォームの画像を定義する生成フォー
ムのデータを自動的に作成することが出来る。分類のそ
れぞれのフィールドはチェック・ボックスとその分類か
らの項目の識別子を含むことが出来る。処理装置は画像
転送経路への転送のために画像出力回路へ生成したフォ
ームデータを提供できる。よって、処理装置は操作が要
求される項目を表すようにチェック・ボックスに印のつ
いた第２のフォームの画像を定義する第２の入力画像デ
ータを受信することが出来る。これに応答して、処理装
置は指示された項目についての要求された操作を実行す
ることが可能である。

【００１１】図１は別のフォームの自動的な生成を要求
するフォームと自動生成されたフォームを表す模式的フ
ローチャートである。

【００１２】図２は図１に示したようなフォームの自動
生成における一般的活動を表すフローチャートである。

【００１３】図３は図２にあるようなフォームの自動生
成のためにシステムによりアクセスされ得るソフトウェ
ア製品を表す略ブロック図である。

【００１４】図４は図２にあるようなフォームの自動生
成を含む一連のファクシミリ通信を表す模式的フローチ
ャートである。

【００１５】図５はフォームの自動生成を要求するフォ
ームに応答可能なシステムのソフトウェア要素を表す略
ブロック図である。

【００１６】図６は図５の要素により取扱可能なバッチ
処理を表す略図である。

【００１７】図７は図５と同様のソフトウェアを実行す
るファックス・サーバによるフォームの自動生成を要求
可能なスターター・フォームを表す略図である。

【００１８】図８は図７のフォームの版に応答して自動
的に生成され得る送信フォームを表す略図である。

【００１９】図９はフォームの自動生成を要求するため
に使用可能な一般的リスト要求部分を表す略図である。

【００２０】図１０は図９のリスト要求部分の版に対応
して自動的に生成されたフォーム内のリスト要求部分を
表す略図である。

【００２１】図１１は図９のリスト要求部分の版に対応
して自動的に生成された別のフォームのリスト要求部分
を表す略図である。

【００２２】図１から図４は本発明の一般的特徴を図示
したものである。図１はフォームを用いてどの様に別の
フォームの自動生成を要求することが出来るかを示す模
式的フローチャートである。図２は図１に示すようなフ
ォームの自動生成における一般的活動を示すフローチャ
ートである。図３は図２に示すようなフォームの自動作
成のためにシステムがアクセス可能なソフトウェア製品
を示す略ブロック図である。図４はユーザーが空白のシ
ートまたは単純な印をつけたシートを用いてどの様に自
動生成フォームを取得し得るかを示す模式的フローチャ
ートである。

【００２３】図１のフォーム１０は２つのフィールドを
含む。フィールド１２は別のフォームの自動生成の要求
を表すためのチェック・ボックス１４を含む。フィール
ド１６は自動的に生成されたフォームの画像送信先を表
すためである。図示したように、ユーザーはフィールド
１６のチェック・ボックスに印をつけてフォームを送信
し得るファクシミリ装置またはその他の送信先の電話番
号を示している。

【００２４】フォーム１０に対応して自動的に生成され
たフォーム２０は２つのフィールドを含む。フィールド
２２は項目Ａに関する操作の要求を表すためのチェック
・ボックス２４を含む。フィールド２６は項目Ｂに関す
る操作の要求を表すためのチェック・ボックス２８を含
む。フォーム２０を自動生成する処理装置は項目Ａおよ
びＢを表す項目データに基づくように、処理装置が操作
を実行可能な項目にも同じことを実行可能である。フォ
ーム２０の生成において、処理装置は図示したように各
項目にフィールドを設定する。次に、処理装置はフォー
ム２０を定義するデータをフィールド１６に示された送
信先へ送信する。

【００２５】図２の囲み４０における活動は第１のフォ
ームを示す画像を定義するデータを受信する。第１のフ
ォームは別のフォームの生成を要求するためとフォーム
が送信可能な画像の送信先を示すため、図１のフォーム
１０同様に印がつけられている。囲み４２の活動は第１
のフォームを定義するデータを用いて動作を実行可能な
多数のそれぞれの項目について各々のフィールドを含む
ような第２のフォームを定義するデータを、図１のフォ
ーム２０同様に生成する。囲み４４の活動が次に第２の
フォームを定義するデータを指示された送信先へ送信す
る。

【００２６】囲み４６の活動に続く破線により示してあ
るように、ユーザーは任意で項目の一つを示すために第
２のフォームに印をつけてもよい。その場合、囲み４８
の活動が指示された項目に関する動作を実行することに
より応答する。

【００２７】図３はソフトウェア製品６０を示し、図３
に示した要素と同様の要素を含むシステムにおいて用い
ることの出来る製造物品である。ソフトウェア製品６０
は記録媒体アクセス装置６４によりアクセス可能なデー
タ記録媒体６２を含む。データ記録媒体６２は、例え
ば、一枚またはそれ以上のフロッピーディスクの組など
の磁気媒体や、一枚またはそれ以上のＣＤ−ＲＯＭの組
などの光学媒体、または何らかのその他の適切なデータ
保存用媒体であり得る。

【００２８】データ記録媒体６２は記録媒体アクセス装
置６４がプロセッサ６６に提供可能なデータを保存す
る。プロセッサ６６は画像入力回路７０からの画像を定
義するデータを受信するために接続される。データはフ
ァクシミリ（ファックス）装置７２から、スキャナ７４
から、キーボードおよびマウスまたはペンまたは筆記具
型入力装置などのユーザー入力装置により制御されるフ
ォーム・エディタまたはその他の対話型画像エディタで
有り得るエディタ７６から、または画像を定義するデー
タを転送する能力を有するローカル・エリア・ネットワ
ークまたはその他のネットワークで有り得るネットワー
ク７８から、得ることが出来る。標準的な文章およびグ
ラフィックス用エディタからファクシミリ送信を行なう
ための多くの製品が現在では利用可能である。

【００２９】プロセッサ６６はまた画像出力回路８０へ
画像を定義するデータを提供するために接続されてい
る。データはここでファックス装置８２へ、印刷装置８
４へ、ディスプレイ装置８６へ、またはネットワーク８
８へ、提供されることがある。

【００３０】データ記録媒体６２に加え、ソフトウェア
製品６０は記録媒体６２により保存されたデータも含
む。保存されているデータは、図２の囲み４０および４
６の動作を実行するために実行され得る画像受信命令９
０を表すデータを含む。保存されているデータはまた図
２の囲み４２および４４にあるようなフォームを自動的
に生成しまた送信することの両方のためと、囲み４８に
あるような指示された項目に関する操作を実行すること
で完全な動作を実行するためにも、実行され得る応答命
令を表すデータも含んでいる。

【００３１】図４のシート１１０は空白シートでありシ
ート１１２は単に明確な×印のついたシートである。シ
ート１１０または１１２のような画像がファックス・サ
ーバまたは類似の装置により受信されると、ユーザーが
他のフォームの自動生成を要求するための初期フォーム
を要求していることを示すことが出来る。ある種のフォ
ーマットでは、画像のファクシミリ転送は転送するファ
クシミリ装置の電話番号を表すデータを含んでいる。従
って、受信側装置はシート１１０またはシート１１２が
送信された電話番号のファクシミリ装置に対してフォー
ムＣの画像１２０を定義するデータを自動生成しまた送
信することによってシート１１０またはシート１１２の
ような画像に応答することが出来る。

【００３２】画像１２０に示すように、フォームＣはフ
ォームの自動生成を要求するためのリストフォームであ
る。フォームＣはそれぞれの記録された文書またはそれ
ぞれの記録された受信者について各々にフィールドを自
動生成フォームが含むことの要求を表すためのフィール
ド１２２および１２４を有するリスト部分を含む。フォ
ームＣはまた送信動作または受信動作それぞれを要求す
るために使用することの出来る自動生成フォームを要求
するための操作部分を含む。フォームＣはまた自動生成
フォームが送信されるべき宛先を指示するためのフィー
ルド１３０も含む。

【００３３】画像１２０の送信後、装置はフォームＣの
印を付けた版の画像１４０を受信可能である。画像１４
０内のフィールド１４２、１４４、１４６、１４８、１
５０は画像１２０のフィールド１２２、１２４、１２
６、１２８、１３０に対応する。フィールド１４２はそ
れぞれの保存されている文書についてのフィールドを含
む自動生成フォームの要求を表すための印がつけられて
おり、フィールド１４４はそれぞれの保存してある受信
者についてのフィールドを含む自動生成フォームの要求
を表すための印がつけられている。フィールド１４６は
送信動作を要求するために使用可能な自動生成フォーム
の要求を表すために印がつけられている。フィールド１
５０はフォームが送信されるべきファクシミリ装置の電
話番号を示すために印がつけられている。

【００３４】画像１４０の受信により、画像１６０で図
示したように受信装置はフォームＤを自動生成する。フ
ォームＤは文書ＡおよびＢを送信するための要求を表す
フィールド１６２および１６４をそれぞれ有する文書部
分を含む。フォームＤはまた受信者ＡおよびＢそれぞれ
に文書を送信する要求を表すためのフィールド１６６お
よび１６８を有する受信者部分を含む。画像１６０はフ
ィールド１５０に示された電話番号のファクシミリ装置
へ送信される。

【００３５】画像１６０を転送後、ファクシミリ装置は
フォームＤの印の付いた版の画像１７０を受信すること
が出来る。画像１７０のフィールド１７２、１７４、１
７６、１７８は画像１６０のフィールド１６２、１６
４、１６６、１６８に対応する。フィールド１７２は文
書Ａを送信する要求を表すために印がつけられており、
フィールド１７６はファクシミリ送信が受信者Ａに対し
て行なわれる要求を表すために印がつけられている。

【００３６】画像１７０の受信後、受信した装置は画像
１８０に示すように自動的に文書Ａを受信者Ａへ転送す
る。

【００３７】図５は現行の実現方法の一般的ソフトウェ
ア部分を示す。図６はユーザーからの要求に応じて設定
されているバッチ処理の構造を図示したものである。

【００３８】図５は一般的ソフトウェア要素と要素間の
通信経路の幾つかを示す。ファックス・サーバ・ソフト
ウェア３００はＤＯＳの命令３０２を実行しているプロ
セッサにより実行される命令を含む。現在の実現方法に
おいて、プロセッサは少なくともwindows 命令３０４と
して図示したMicroSoft(登録商標) Windows(商標) ３．
０版を実行している。

【００３９】ファックス・サーバ・ソフトウェア３００
とファックス・カード間の通信経路は２つのＤＯＳ常駐
要素であるファックス・カード端末と常駐終了型命令３
０６およびファックス・サーバ端末と常駐終了型命令
（ＴＳＲ）３１０を経由する。

【００４０】大半のファックス・カードで、ファックス
・カード端末およびＴＳＲ命令３０６はファックス・カ
ードを導入する際に導入可能である。これらのファック
ス・カードのそれぞれについて、ファックス・サーバ・
ソフトウェアは、ファックス・カードの形式を示すユー
ザーからの信号に応じて、ユーザーがファックス・サー
バ・ソフトウェア３００を導入している場合、読み込ま
れ得るそれぞれのＴＳＲ３１０を含む。

【００４１】ある種のファックス・カード、例えばproF
ax (商標) は、プログラミング用に別個のドライバを有
している。こうした場合、ファックス・カードが導入さ
れ、ファックス・サーバ・ソフトウェア３００の導入の
間にＴＳＲ３１０が読み込まれている。

【００４２】ファックス・カード端末およびＴＳＲ命令
３０６およびＴＳＲ３１０はファクシミリ通信を受信し
また送信するために通信する。

【００４３】ファクシミリ転送が受信されると、ファッ
クス・カードは自動的にＤＯＳのファイルシステム内の
ディレクトリ内に受信データを保存する。ＴＳＲ３１０
が次にファックス・カード端末と常駐終了型命令３０６
をポーリングするときに、ＴＳＲ３１０はディレクトリ
内のファイルに受信した通信が存在することを示すデー
タを受信する。これに応じて、ＴＳＲ３１０はそのファ
イルにイベント番号を割り当て、イベントファイルを生
成する。イベントファイルはインベント番号とその他の
情報例えば受信したファイルのＤＯＳファイル名や送信
ファクシミリ装置の電話番号（または電話番号が利用不
可能の場合には空の識別子）を含む。

【００４４】ファックス・サーバ・アプリケーション命
令３１２が次にＴＳＲ３１０をポーリングするとき、Ｔ
ＳＲは次の未処理のイベントファイルのイベント番号を
返す。ファックス・サーバ・アプリケーション命令３１
２はこれで後述するように受信した通信を取り扱うこと
が出来る。

【００４５】同様に、ファックス・サーバ・アプリケー
ション命令３１２はファクシミリ転送を送信するように
ＴＳＲ３１０へ信号を送出する以前に、次に利用可能な
イベント番号の椎体ベントファイルを生成する。このイ
ベントファイルはイベント番号、発信先の電話番号、通
信すべきデータを含むテンポラリファイルを識別するテ
ンポラリファイル番号、およびカバー・シートのヘッダ
に記載するユーザー名その他の情報などを含むことが出
来る。

【００４６】イベントファイルに応じて、ＴＳＲ３１０
はファックス・カード端末および常駐終了型命令３０６
へ送信先を示すデータを提供する。ＴＳＲ３１０は送信
すべき項目をＤＯＳファイルシステム内のディレクトリ
に一時的に保存することが出来る。次にファックス・カ
ード端末と常駐終了型命令３０６はファックス・カード
への要求の列（リクエスト・キュー）上に要求を入れる
ことが出来る。これに続けて、ファックス・サーバ・ア
プリケーション命令３１２からの状態チェックに応じ、
ＴＳＲ３１０はファックス・カード端末と常駐終了型命
令３０６からその項目が上手く送信されたかを表すデー
タを要求することが出来る。

【００４７】ファックス・サーバ・アプリケーション命
令３１２はファックス・サーバ・ソフトウェア３００の
中心的機能を実行する。前記に加え、ファックス・サー
バ・アプリケーション命令３１２はまた画像処理命令３
１４を呼び出して画像処理動作を実行させ、またデータ
ベース命令を呼び出して情報データベース３２２および
ジョブ・データベース３２４のデータを管理させる。ユ
ーザーはWindows 命令３０４を介してファックス・サー
バ・アプリケーション命令３１２と対話可能である。

【００４８】現行の実現方法において、データベース命
令３２０はライマ社（Raima Corporation ）製の商用デ
ータベース製品である「db＿Vista 」の命令を含む。情
報データベース３２２およびジョブ・データベース３２
４はどちらもdb＿Vista を使用して実現される。

【００４９】情報データベース３２２は２つのリスト、
配布リストのリストと文書およびフォームの分類のリス
トを含む。それぞれのリストはWindows 命令３０４によ
り提供されるユーザーインタフェース内部の最上層のコ
ンテナとして見え、ユーザーはユーザーインタフェース
を介して新規の配布リストと分類を設定することが出来
る。それぞれの配布リストは受取人とそのファクシミリ
装置の電話番号を識別するデータを含む受取人の組につ
いての情報、「全ての受取人」と名付けられ受取人全て
を含む一つの配布リストを含む。文書およびフォームの
それぞれの分野は一組の項目を含み、そのそれぞれが文
書またはフォームのいずれかである。それぞれの文書で
は、分野は文書を定義するデータが保存されているＤＯ
Ｓファイルの名前へのポインタを含む。それぞれのフォ
ームでは、分野はフォームの定義または記述が保存され
ているＤＯＳファイルの名前へのポインタを含む。

【００５０】ジョブ・データベース３２４はそれに対し
て一連の画像を処理するための自動スケジュール調整器
として機能する。従って、ジョブ・データベース３２４
はさらに完全に詳細を後述するように、あらゆる保留中
のバッチ処理、ジョブ、動作、およびページを示すデー
タを含む。

【００５１】図５から理解され得るように、ファックス
・サーバ・アプリケーション命令３１２はディスプレイ
とユーザー入力装置例えばキーボードおよびマウスを基
盤とするWindows 命令３０４により提供されるユーザー
インタフェースを介してユーザーからの要求を受信する
ことが出来る。現行の実現方法において、これらの要求
はフォームの内容を表すデータ構造として受信される。
ファックス・サーバ・アプリケーション命令３１２はま
たファックス・カードにより受信したファクシミリ通信
におけるフォーム上のユーザーの要求も受信可能であ
る。ファックス・サーバ・アプリケーション命令３１２
はジョブ・データベース３２４内にバッチ処理を設定す
ることでいずれかのユーザーインタフェースからの要求
に応答することが出来る。

【００５２】図６はそれぞれが一つまたはそれ以上の画
像を定義するデータを含む一連のｍ個のジョブを含むバ
ッチ３５０を表している。画像は例えばファクシミリ通
信のページなどの明確なページである。ジョブ０はｎペ
ージを含み、ページ３５２および３５４はそれぞれが第
１と最後のページである。ジョブ１はｐページ含み、第
１のページ３６０はフォームを定義しまたページ３６２
およびページ３６４はそれぞれ第２と最後のページであ
る。同様に、これ以降のジョブはそれぞれがフォームで
始まり、最後のジョブで図示したように、ｑページはフ
ォームを定義するページ３７０で始まりページ３７２と
３７４がそれぞれ第２と最後のページである。

【００５３】図６は現行の実現方法におけるジョブ・デ
ータベースの動作での幾つかの一般的特徴を図示したも
のである。バッチは一つまたはそれ以上のジョブを含
む。それぞれのジョブは一つまたはそれ以上のページを
含む。バッチの第１のジョブはフォームで始まらなくと
もよいが、第１のページ以降の全てのジョブはページの
組が続くことのあるフォームで始まる。よってそれぞれ
のジョブは次のうちの一つを含むことになる：単一の無
地シート、文書とも称する多数の非フォームのページ、
単一のフォーム、または文書の続く単一のフォーム。

【００５４】基本的なスケジュール管理動作は周回動作
であって、そのそれぞれのサイクルで、ジョブ・データ
ベース３２４内に現存するもののうちから実行すべき動
作を選択する。現行の実現方法では多数の異なる形式の
動作を有しており、その大半は受信したファクシミリ転
送を取り扱うために使用することが出来る。所定の形式
の動作を「生成する」つまりその形式の例をジョブ・デ
ータベース３２４内に設定することもあり得る。

【００５５】ジョブ・データベース３２４内の動作は、
その動作の機能を示すデータとその動作の機能の性能ま
たは実行のスケジュール管理に使用可能なデータを含む
各種の情報項目を含む。スケジュール管理データは、準
備中または終了いずれかのその動作の状態、その動作の
機能の実行を開始する最も速い時間、送信機能以前に取
り込み機能が完了することを確実にするための優先順
位、および選択的に、動作画素の機能の実行の準備を完
了しているかを決定するためのｒｅａｄｙｐｒｏｃと呼
ばれる特別な機能を含む。

【００５６】入力(Input) 動作は他の動作が何も準備さ
れていないときに機能が実行される初期設定動作の一つ
で、他の動作が準備完了しているかを検査するｒｅａｄ
ｙｐｒｏｃに基づいている。よって、ジョブデータベー
ス３２４は常に入力動作を含んでいる。入力動作機能は
ＴＳＲ３１０をポーリングしてファクシミリ通信が受信
されたかまたは否かを表すデータを取得する。受信され
ている場合、この機能は新規に受信した画像についての
イベントファイルを取得し、新しくバッチをジョブデー
タベース３２４内に設定し、またバッチ動作を生成す
る。

【００５７】バッチ(Batch) 動作は上述のように入力動
作によって生成される。バッチ動作機能はユーザーがフ
ァックス・サーバ・ソフトウェア３００を導入する時点
で指示したとおりに、現在使用しているファックス・カ
ードに適切な変換手順を呼び出し、変換手順が受信した
ファイルをファックス・カードのフォーマットからファ
ックス・サーバ・フォーマット内でＤＯＳファイルに変
換する。ＤＯＳファイル名はMicroSoft Windows 命令３
０４とＴＳＲ３１０の間の通信を容易にするための整数
識別子に基づくものである。変換は独立して変更および
拡張が可能なモジュールの呼び出しによって実行するこ
とが出来る。

【００５８】バッチ動作機能はまた受信したファイル内
のそれぞれのページについて、ジョブデータベース３２
４内のそのページについて実行すべきページ・エントリ
ーとページ（Page）動作も生成する。単一枚のページだ
けを受信した場合、この機能は単一ページバッチを表す
ページエントリー内のデータを含み、この機能はジョブ
セット（Job Set ）動作も生成する。この機能は清掃
（Cleanup ）動作も生成する。

【００５９】ページ動作は上述のようにバッチ動作によ
って生成される。それぞれのページ動作はそれぞれのペ
ージに関連するデータを保存するためのそれぞれのペー
ジ・エントリーを有する。

【００６０】ページが単一ページのバッチである場合、
ページ動作機能は画像処理命令３１４を呼び出してその
ページが空白かを決定する。そのページが空白ではない
場合またはバッチが１ページ以上を有する場合この機能
は画像処理命令３１４を呼び出してそのページがフォー
ムかまたはデータ（非フォーム）ページかを決定する。
そのページがフォームまたはデータページであるかを示
すデータはページエントリー内に保存される。そのペー
ジがフォームの場合、フォームを識別するデータは画像
からも取得されページエントリー内に保存される。

【００６１】全てのフォームがロゴなどの明白な登録商
標を含む場合、画像処理命令３１４は第１にロゴを検索
し、検索結果を用いてそのページがフォームであるかを
決定する。次に、それぞれのフォームが機械的に読み取
り可能な識別情報を含む場合、画像処理命令３１４はフ
ォームの画像を定義するデータを処理して、フォームを
識別する識別データを取得する。フォーム識別情報は、
ここに引用文献として含まれる“自己刻時グリフシェイ
プコード(Self-clocking Glyph Shape Codes)”と題す
る米国特許出願第０７／５６０５１４号に述べられてい
る方法で符号化され画像に含まれる。

【００６２】ジョブセット動作はまた上述のようにバッ
チ動作により生成される。ジョブセット動作は形式が未
知のまま残されているバッチ内のページが存在しないと
きに準備完了している、すなわち全てのページ動作その
バッチについての全てのページ動作が完了したことを決
定するｒｅａｄｙｐｒｏｃを有する。図５において、ジ
ョブはバッチ内のそれぞれのジョブについてジョブデー
タベース３２４内で生成されている。それぞれのジョブ
はまた全てのジョブ、トランザクション、および転送を
網羅する活動ログ内に追加されている。あるジョブが単
一の空白シートだけを含む場合、ジョブセット動作は
「スターター・フォーム（Starter Form）」と呼ばれる
初期フォームをファックス・カードのフォーマットに変
換し、さらに詳細を後述するように取り込み動作を生成
して変換したスターター・フォームを転送する。ジョブ
がフォームから始まる場合、フォーム動作がそのジョブ
について生成される。

【００６３】フォーム（Form）動作は上述のようにジョ
ブセット動作により生成される。フォーム動作はページ
動作により保存されているページエントリーからフォー
ムを識別するデータを使用し、情報データベース３２２
からフォームの定義をアクセスする。フォーム動作は次
にフォーム定義を用いて画像処理命令３１４への呼び出
しを構成する。

【００６４】画像処理命令３１４への呼び出しは、例え
ば方形などのフォーム画像の断片、またはチェック・ボ
ックスの隅角などのフォーム画像内の位置を表すデータ
を含むことが可能である。それぞれの呼び出しはまた実
行すべき操作を表すデータも含むことが出来る。実施例
では断片に印がつけられているかどうかを決定する動作
と印がつけられた断片を切抜き、その内容をビットマッ
プなどのアレイのフォームで返すような動作を含んでい
る。

【００６５】フォーム動作はフォームの定義と画像処理
命令３１４から返ってきた結果を用いてジョブデータベ
ース３２４内部の動作およびその他の項目を生成する。
例えば、フォーム定義は、所定のチェック・ボックスに
印がつけられている場合、保存動作を生成して保存フォ
ームに対応する文書を保存するべきであり、または削除
（Delete）動作を生成して削除フォームに対応する文書
を削除すべきであり、または予備送出（Pre-Send）動作
を生成して送出フォームに対応する転送を提供する準備
を行なうべきであり、または予備取り込み（Pre-Retrie
ve）動作を生成して通常では取り込みまたは内容リスト
フォームに対応してフォームに指示された送信先へファ
クシミリ通信を提供するかまたはフォームを送出するフ
ァクシミリ装置へ戻す準備を行なうべきであるなどのよ
うなことを示すことが出来る。

【００６６】フォーム動作が取り込み動作のために送信
先を取得しなければならない場合、フォーム上に指示さ
れた送信先、例えばファクシミリ装置の電話番号を用い
ることから開始する。何も指示がなされていない場合、
フォーム動作は取り込み動作が要求されたファクシミリ
装置を表す現在のイベントファイル内の電話番号を用い
る。何も指示がなされていない場合、フォーム動作は送
信先を空白のまま残しておく。

【００６７】幾つかの事例について詳細を後述するが、
フォームの定義は新規のフォーム、カバー・シート、ま
たはその他の画像が自動的に生成されるべきであること
を示すことが出来、この場合においてフォーム動作は新
規のフォーム、カバー・シート、またはその他の画像を
定義するデータを取得する。新規のフォームが生成され
る場合、これは「全フォーム（All Forms ）」と呼ばれ
る特別の分類に追加される。

【００６８】保存動作は上述のように、一つまたはそれ
以上のデータページの組に先行する保存フォームに対応
して、フォーム動作により生成することが可能である。
保存動作はデータ・ページのファイル位置などのシステ
ム識別子を取得し、フォーム上のチェック・ボックスに
指示された何らかの分類にシステム識別子を保存し、ま
た、分類が指示されていない場合でもシステム識別子を
「全文書（All Documents ）」と呼ばれる特別な分類に
保存する。保存動作はまた保存フォームからの識別画像
を定義するデータをシステム識別子と連関させる。

【００６９】削除動作は上述のように、一つまたはそれ
以上の文書の組を示すチェック・ボックスを含む削除フ
ォームに対応して、フォーム動作により生成可能であ
る。削除動作は指示された文書について情報データベー
ス３２２内のエントリーを削除し、同様に文書のページ
が保存されているファイルも削除する。

【００７０】予備送信動作は上述のように、一つまたは
それ以上の指示された受取人の組へファクシミリ通信を
提供する要求を表すチェック・ボックスを含む送信フォ
ームに対応して、フォーム動作により生成可能である。
予備送信動作は、フォーム、カバー・シート、および文
書などの送信すべき項目をファックス・サーバのフォー
マットから使用しているファックス・カードに適切なフ
ォーマットへ変換し、それぞれの変換した項目をそれぞ
れのＤＯＳファイル内に保存する。それぞれの指示され
た受取人について、予備送信動作はファクシミリ装置の
電話番号などの転送経路を示すデータを取得する。

【００７１】受取人が新規の受取人の場合、送出フォー
ムは受取人の転送経路を表すチェック・ボックスを含
む。送信フォームが受取人インデックスに受取人を追加
すべきことを要求するチェック・ボックスも含んでいる
場合、予備送信動作は受取人の転送経路を表すデータを
情報データベース３２２内の指示された配布リストへ、
またあらゆるイベントで「全受取人（All Recipient
s）」と称する特別な配布リストへ追加する。予備送信
動作はまた送出フォームからの識別画像を定義するデー
タを受取人の転送経路に連関させる。

【００７２】受取人がチェック・ボックスで指示されて
いる場合、予備送信動作は受取人の転送経路データを情
報データベース３２２から取り込む。同様に、配布リス
ト中の全ての受取人がチェック・ボックスで指示されて
いる場合、予備送信動作はそれぞれの受取人の転送経路
データを取り込む。いずれの場合においても、予備送信
動作はそれぞれの受取人についての送信動作を生成す
る。

【００７３】送信動作は上述のように予備送信動作によ
り生成可能である。送信動作は特定の受取人へ転送すべ
き項目を含むＤＯＳファイルを単一のキュー列に配列す
る。送信動作はＴＳＲ３１０への要求を発行してキュー
列中のＤＯＳファイルを特定の受取人へ送信させる。送
信動作は確認動作を生成することで終了する。

【００７４】予備取り込み動作は上述のように、送信フ
ォーム以外のファクシミリ転送用の全ての要求に応答し
て、フォーム動作により生成可能である。予備送信動作
同様、予備取り込み動作は、送信すべき項目を使用して
いるファックス・カードに適切なフォーマットへ変換
し、またそれぞれの変換した項目をそれぞれのＤＯＳフ
ァイル内に保存する。その後予備取り込み動作は取り込
み動作を生成する。

【００７５】取り込み動作は上述のように予備取り込み
動作により生成可能である。取り込み動作は、フォーム
上の発信人住所欄または受信した通信を定義するデータ
のいずれかから、フォーム動作によって得られた転送経
路を表すデータを取得する。フォーム動作が送信先を取
得していない場合、取り込み動作は失敗する。取り込み
動作は送信先へ転送すべき項目を含むＤＯＳファイルを
単一のキュー列に配列する。取り込み動作はＴＳＲ３１
０に要求を発行して送信先へキュー列中のＤＯＳファイ
ルを送信させる。送信動作と同様に、取り込み動作は確
認動作を生成する。

【００７６】確認動作は上述のように送信動作または取
り込み動作により生成可能である。確認動作はＴＳＲ３
１０に対して、確認動作を生成した送信動作または取り
込み動作から得られたファクシミリ転送の状態を表すデ
ータの要求を発行する。ファクシミリ転送がまだ完了し
ていない場合、確認動作は開始時刻を再設定して後にも
う一度これが実行されるようになす。ファックス・カー
ドはその設定にしたがって再ダイアルし、ファックス・
カードが失敗を報告する場合、確認動作は完了前に活動
ログに失敗を報告する。

【００７７】清掃動作は上述のようにバッチ動作により
生成可能である。清掃動作はこれを生成したバッチ動作
に関連するその他の全ての動作が完了した場合のみ実行
すべく準備が出来ていることを決定するｒｅａｄｙｐｒ
ｏｃを有している。清掃動作はバッチ動作に関連するそ
の他の動作により生成されたあらゆるテンポラリファイ
ルを削除する。

【００７８】基本的なスケジュール調整操作のそれぞれ
のサイクルが次に実行すべき適切な動作を選択する。例
えば、唯一準備が出来ている動作がバッチ動作とそれの
清掃動作である場合、バッチ動作が選択されて実行され
る。

【００７９】次に実行すべき動作を選択することに加
え、基本的スケジュール調整操作のそれぞれのサイクル
はユーザーインタフェース動作がWindows 命令３０４に
より提供されるユーザーインタフェースから待たれてい
るかに基づいて分岐する。その場合には、待機している
ユーザーインタフェース動作が実行される。

【００８０】現行の実現方法を拡張して一つ以上の操作
形式を要求するフォームを取り扱うまたは新規の受取人
を示すが送信動作を要求しない特別なフォームを取り扱
うようになすことは簡単であろう。同様に、現行の実現
方法を拡張して、単一のバッチから単一の送信先への全
てのファクシミリ通信を個別に転送するのではなく単一
の連続した通信に統合するようになすことも簡単であろ
う。

【００８１】図７から図１１は上述の一般的ファックス
・サーバ機能を用いてどの様に本発明を実現し得るかを
図示したものである。図７はフォームの自動生成を要求
するために使用可能なスターター・フォームを示す。図
８は図７のスターター・フォームに応答して生成し得る
自動生成された送信フォームを示す。図９は自動生成フ
ォーム各種を要求するために使用可能な内容リスト部分
を示す。図１０および図１１は図９の内容リスト部分に
応じて生成し得る２種類の内容リスト部分を示す。

【００８２】ファックス・サーバは空白シートまたは単
純な印の付いたシートのファクシミリ通信を受信すると
図７のスターター・フォーム５００を自動転送すること
が出来る。スターター・フォーム５００はWindows 命令
３０４によって提供されているフォーム・エディタ・ユ
ーザーインタフェース経由でユーザーが前もって生成し
ておくことが可能である。フォーム・エディタはユーザ
ーがそれぞれがトランザクションのそれぞれの形式例え
ば送信、受信、保存、内容リスト、および消去などを要
求するための一つまたはそれ以上の部分を有するフォー
ムを作成できるようになすものである。ソフトウェア製
品６０に用意された記述はスターター・フォーム５００
のような初期フォームをどの様に設定するかをユーザー
に説明可能で、開始点として例題のフォームを提供する
ことが出来る。

【００８３】現行の実現方法において、ジョブセット動
作は、バッチ処理が単一の空白シートのみを含んでいる
と決定すれば、スターター・フォームの名前を表すデー
タを用いて情報データベース３２２に問い合わせを行な
い、スターター・フォームのフォーム定義を検索する。
該当するものが見つからない場合、ジョブセット動作は
さらなる動作の生成を停止し、ファクシミリ通信は行な
われない。しかしフォーム定義が発見された場合、その
ＤＯＳファイル名が情報データベース３２２のエントリ
ーから取得される。次にジョブセット動作はスターター
・フォームを送信するための予備取り込み動作を設定す
る。

【００８４】上述のように、呼び取り込み動作はスター
ター・フォームをフォーム定義により規定されているよ
うに使用しているファックス・カードに適したフォーマ
ットへ変換し、結果をＤＯＳファイルに保存する。次に
取り込み動作を生成してスターター・フォームのファク
シミリ通信を要求する。

【００８５】取り込み動作は、上述のように、転送経路
を表すデータを取得する。受信した画像はチェック・ボ
ックスを含んでいなかったため、取り込み動作は受信し
たファクシミリ通信を用いて空白シートまたは単純な印
の付いたシートを送信したファクシミリ装置の電話番号
を表すデータを取得する。上述のように、取り込み動作
はファクシミリ転送の要求をＴＳＲ３１０へ発行して、
通信成功を検査するための確認動作を生成する。

【００８６】現行の実現方法における他のフォーム同
様、フォーム５００は登録に使用するためとこれがフォ
ームであることを決定するためのロゴ５０２を含む。フ
ォーム５００はまた明確なフィールド５０４内に示され
ている機械に読み取り可能なフォーム識別情報も含む。
図示したそれぞれのフォームはそれ自身の独自の識別情
報を有しており、この情報はフォームが作成される時点
で生成されるもので、フォームを作成するソフトウェア
設定の識別子の機能に基づいている。図示したフィール
ドに加え、それぞれのフォームはまた人間が読み取り可
能な名前、作成した日付と時間、およびその他の情報を
有することも出来る。

【００８７】フォーム５００はまたそれぞれの文字のた
めの多数のチェック・ボックスそれぞれで明示されてい
る保安符号部分５０６も含む。

【００８８】保安符号部分５０６は多様な方法で実現可
能であるが、基本的な目的は符号を表す情報を提供する
ためにユーザーが印を付けることが出来るフィールドを
提供することである。フォーム５００の印を付けた版を
受信すると、フォーム動作は指示された符号が予め保存
されている符号に適合するかを調べることが出来る。適
合しない場合、フォーム動作は受信したフォームを無視
するか、または適切なメッセージを付けた画像を生成し
転送することが出来る。

【００８９】上述のように、ユーザーはフォーム５００
に類似の初期フォームをフォーム・エディタ・ユーザー
インタフェース経由で作成可能である。よって、保安符
号部分５０６の付加は任意であり、ファックス・サーバ
の不正使用を防止するためには賢明であると言える。フ
ァックス・サーバが一人以上のユーザーにより共有され
ている場合、保安符号部分５０６に類似の部分をそれぞ
れのユーザーが使用してそのユーザーに独自の正規符号
または識別符号を提供することが出来る。同様に、保安
符号部分５０６に類似の部分をそれぞれのフォームまた
は送信フォーム、取り込みフォーム削除フォームおよび
内容リストフォームを含め情報を削除し得るまたは遠隔
ファクシミリ装置へ保存した情報を提供し得るような動
作を要求する全てのフォームに含めることも可能であ
る。

【００９０】フォーム５００はまたリスト要求部分５０
８および返送先住所部分５１０も含む。これらの部分を
併せて、ユーザーはフォームの自動生成および新規作成
したフォームの指示された送信先への転送が行なえる。

【００９１】内容リスト部分の例であるリスト要求部分
５０８は、フィールド５２０、５２２、５２４、５２
６、５２８、５３０および５３２を含み、それぞれのフ
ィールドはチェック・ボックスとボックスに印を付ける
ことの影響を表す追加情報を含む。これらのフィールド
は新規作成したフォームの内容を示すためのものであ
る。

【００９２】ユーザーはフィールド５２０および５２２
に印を付けて新規フォームが情報データベース３２２内
の文書インデックスおよび受信者インデックスそれぞれ
の現在の内容のリストを含むように要求することが出来
る。文書インデックスは保存されたそれぞれの文書につ
いてのエントリーを含み、一方受信者インデックスは個
々の受信者についてのエントリーおよび複数受信者の配
布リストそれぞれについてのエントリーも含む。リスト
要求部分５０８のこの部分はまた、Windows 命令３０４
により維持されている電子メール受信箱の現在の内容
の、全ての内容または前回ユーザーに内容を提示して以
来の新しい内容かのいずれかのリストを含む新しいフォ
ームを要求するためのフィールドも含む。リスト要求部
分５０８のこの部分はまた、全ての完了したジョブまた
は完了しなかった全てのジョブいずれかを含み得る活動
ログの内容のリストを新規フォームが含むように要求す
るためのフィールドを含むことも可能である。

【００９３】ユーザーはフィールド５２０に印が付いて
いる場合フィールド５２４および５２６のいずれかに印
を付けることが出来る。フィールド５２４は新規フォー
ム上に全ての文書をリストするように要求するために印
を付け、一方フィールド５２６は分類Ａの文書のみをリ
ストするよう要求するために印を付けることが出来る。

【００９４】ユーザーはリストが生成される部分の形式
を要求するためにフィールド５２８、５３０、５３２の
いずれにも印を付けることが出来る。フィールド５２８
のボックスに印を付けた場合、該部分は取り込み動作の
要求のためである。フィールド５３０の場合には送信動
作、またフィールド５３２の場合には削除動作である。

【００９５】返信先住所部分５１０はファクシミリ装置
の電話番号を示すために使用可能な一組のチェック・ボ
ックスを含む。ユーザーはこれらにチェック・ボックス
に印を付けてユーザーの位置するファクシミリ装置また
は別のファクシミリ装置へ新規作成したフォームを転送
するように要求することが出来る。

【００９６】ファックス・サーバがフォーム５００の画
像を含む画像の組のファクシミリ転送を受信すると、上
述のような動作を設定する。バッチ動作はジョブセット
動作を生成し、ジョブセット動作はフォーム動作を生成
する。フォーム動作は上述のようにデータベース３２２
からのフォーム５００の定義の取得により開始する。こ
の場合の定義はフォーム５００が保安符号部分５０６、
リスト要求部分５０８、および返信先住所部分５１０を
含むことを示している。フォーム動作は保安符号部分５
０６内に示された符号が保存された符号と一致するかを
調べる。一致する場合フォーム動作はリスト要求部分５
０８に指定されたとおり新規フォームを生成する。最後
にフォーム動作が呼び取り込み動作を生成して新規フォ
ームを返信先住所部分５１０に示された送信先またはフ
ァックス・サーバへ完了フォーム５００を送信したファ
クシミリ装置のいずれかへ新規フォームを送信する。

【００９７】フォーム動作は画像処理命令３１４を呼び
出すことにより開始し、保安符号部分５０６にユーザー
が印を付けた符号を表すデータを取得することが出来
る。符号が許容し得るものである場合、フォーム動作は
フォーム５００の別の部分を取り扱うことになる。

【００９８】フォーム定義はフォーム５００が内容リス
ト部分を含むことを示しており、これはフォーム５００
を用いて一つまたはそれ以上のコンテナの内容をリスト
表示する自動生成フォームを要求することが出来ること
を示している。現行の実現方法のユーザーインタフェー
スの概念において、情報データベース３２２は階層を含
み、子ノードは特定の受信者、文書およびフォームに関
連するデータの項目をなし、親ノードはコンテナをな
す。情報データベース３２２は２つの最上位レベルのコ
ンテナを含む。一つは「受信者インデックス」で、配布
リストと呼ばれるコンテナを含み、他方は「文書インデ
ックス」と呼ばれ、分類と称するコンテナを含む。

【００９９】それぞれの配布リストおよび分類は子ノー
ドを保有する。それぞれの配布リストは一つまたはそれ
以上の受信者のエントリーを含み、それぞれが受信者へ
の転送経路を表すデータを含む。それぞれの分類は一つ
またはそれ以上のポインタを含み、それぞれのポインタ
は文書を含むＤＯＳファイルまたはフォーム定義を含む
ＤＯＳファイルのいずれかを示している。

【０１００】受信者インデックスは常に「全受信者」と
称する配布リストを含み、これには全ての登録受信者に
ついてのデータが含まれる。文書インデックスは「全文
書」「全フォーム」、および「ヘルプ文書」と呼ばれる
分類を含み、これらはそれぞれヘルプ文書以外の全ての
保存してある文書について、全ての保存してあるフォー
ム定義について、および全ての保存してあるヘルプ文書
についてのポインタを含む。さらに、ユーザーは追加の
配布リストおよび分類の生成を要求することが可能であ
る。

【０１０１】自動生成フォームにおける内容リスト部分
とは異なり、フォーム５００は文書インデックスの内容
のリストを要求するためのフィールド５２０と、同様に
文書インデックス内の２つの分類の内容のリストを要求
するためのフィールド５２４および５２６の双方を含
む。フォーム５００はこれがユーザーの生成したフォー
ムからなることから階層の一つ以上のレベルにおいてリ
ストを要求するためのフィールドを含むことが出来る。
他方で、現行の実現方法において、自動生成フォームの
内容リスト部分は階層の一つだけのレベルでのリストを
有するものである。

【０１０２】フォームの内容リスト部分に応じて、フォ
ーム動作は画像処理命令３１４を呼び出してリストすべ
きコンテナと、存在する場合には内容がリストされるべ
きフォームの形式を表すデータを取得する。各種の環境
下で内容リスト部分に応じて生成されるフォーム形式に
ついては詳細を後述する。

【０１０３】何らかのフォーム上への内容のリストにお
いて、フォーム動作の現行の実現方法は次のように進行
する：フォーム動作が内容のリストを要求されたコンテ
ナを決定する。

【０１０４】リストすべきコンテナがフォームの一枚の
シート上に配置し得る以上の項目を含んでいる場合、フ
ォーム動作はリストを小さなグループに分割し、それぞ
れが単一のシートに充分適合するようになす。次にそれ
ぞれのシートについてフォーム動作はそれぞれの項目に
位置を割り当てその位置にフィールドを定義する。例え
ばフィールドは、チェック・ボックスと、その項目の識
別子、また配布リストの場合には配布リスト中の受信者
数を示す数を含む。

【０１０５】単一のシートに適合するようにリストをそ
れぞれ充分小さなグループに分割しなければならない場
合、それぞれのシートは独立したフォームをなす。従っ
て異なるシート上の項目は一つの操作の単一の要求に統
合することが出来ない。

【０１０６】図８のフォーム５５０は現行の実現方法で
送信部分と称する送信要求部分を含むフォームである。
フォーム５５０はフィールド５２６および５３０のチェ
ック・ボックスに印がつけられている場合図７のフォー
ム５００に応じて自動的に生成することが出来る。

【０１０７】フォーム５５０のようなフォームは多くの
方法で生成することが可能である。現行の実現方法にお
いて、それぞれの自動生成フォームはロゴを有する上部
部分と、表題（フォーム生成の日付と時間が明示され
る）、および機械に読み取り可能なフォーム識別情報を
有する。この部分の下に、フォーム５５０のような送信
フォームは新規受信者部分５５２、文書部分５５６、選
択部分５５８、およびカバー・ノート部分５６０を含
む。それぞれの自動生成フォームの底部にはユーザーの
氏名と日付を含む部分が存在する（図示していない）。

【０１０８】新規受信者部分５５２は特定の受信者への
送信を要求するためのフィールドを含む。フィールド５
９０はユーザーが受信者の氏名またはその他の識別ニー
モニックを内側に書き込めるような方形の外枠を有す
る。フィールド５９２は印を付けることで情報データベ
ース３２２内の受信者インデックスに受信者を追加する
ように要求することの出来るチェック・ボックスを含
む。この後、フィールド５９０からの識別子がこの後に
生成される送信フォームの受信者インデックス部分５５
２で受信者用フィールド内に出現する。

【０１０９】フィールド５９４は受信者のファクシミリ
装置の電話番号を示すために印を付けることの出来るボ
ックスを含む。フィールド５９２のボックスに印がつけ
られて受信者が受信者インデックスに追加されている場
合、この電話番号はこれ以降に生成される送信フォーム
の単一のチェック・ボックスに応じてこれ以降でダイア
ルすることが可能である。フィールド５９４はまた命令
と縮尺版も含むことが出来る。

【０１１０】文書部分５５６はそれぞれが文書の識別子
とその文書を示すために印を付けることが出来るチェッ
ク・ボックスを含む一組のフィールドを含む。これらの
フィールドは部分５５６の３つの段で示してあるように
画像を横断する複数段に配置可能である。文書部分５５
６の縦方向の長さは得られたフィールド行数に対応する
ように調節可能である。

【０１１１】チェック・ボックスは上述のように検出の
ために実現できる。ユーザーはフィールド６００、６０
２および６０４の囲みに印を付けて、それぞれ文書Ａ、
文書Ｂ、文書Ｃのファクシミリ通信を要求することが出
来る。

【０１１２】選択部分５５８も同様に、選択的動作を支
持するために印を付けることの出来る囲みをそれぞれが
含む一組のフィールドを含む。例えば、ユーザーはフィ
ールド６１０の囲みに印を付けて送信した文書のコピー
がファックス・サーバでユーザーの受信箱内にも保存さ
れるようになすことが可能であり、フィールド６１２の
囲みでは電話料金が安い深夜など特定の時間に通信が完
了するように要求でき、またはフィールド６１４の囲み
は全ての受信者に提示する転送用のカバー・シートの自
動生成を要求できる。

【０１１３】カバー・ノート部分５６０は四角い外枠の
付いたフィールド６２０を含み、ユーザーが要求した送
信用のカバー・シート用にカバー・ノートを書き込むこ
とが出来る。画像処理命令３１４がフィールド６２０内
の印を検出すると、カバー・シートが自動的に生成され
る。

【０１１４】フォーム５５０の生成に置いて、ファック
ス・サーバはまたフォーム５５０の識別子を作成しさら
にフォーム５５０の定義も生成する。識別子は機械が読
み取り可能なフォーム識別情報を作成するために使用さ
れ、また情報データベース３２２内のフォームのリスト
内にも含まれるものである。フォーム定義も情報データ
ベース３２２内に保存され、識別子を用いてその定義を
取得できるようになしてある。

【０１１５】フォーム定義は多くの方法で実現可能であ
る。現行の実現方法において、フォーム定義はフォーム
上の部分の形式と位置を表している。現行の実現方法で
は、送信部分、取り込み部分、内容リスト部分、削除部
分および保存部分と称する動作を要求するために幾つか
の部分の形式を提供している。ユーザーの作成したフォ
ームは一つ以上の部分を含むことが出来るが、現行の実
現方法では自動生成したフォーム上でこれらの部分のう
ち一つだけが許容されている。自動生成フォームはまた
図７の保安符号部分５０６および返信先住所部分５１０
並びに図８のその他の適切な部分のような部分を当然含
むことが出来る。

【０１１６】それぞれの部分の形式はもっと小さい部分
のそれぞれの組を有し、フォームの記述も形式、位置、
寸法およびそれぞれの小さな部分の内容を表す。その結
果それぞれの小さい部分はさらに小さい部分の組を含む
ことが出来、フォームの記述はそれぞれの小さい部分の
形式、位置、寸法および内容を表すことになる。部分と
それｚのさらに小さい部分の形式はフォーム動作がどの
ようにその内容を取り込み操作するかを決定する際にも
使用される。

【０１１７】フォーム５５０が生成されると、これをフ
ォーム５００のフィールド５１０に示された電話番号に
送信することが出来る。電話番号は必要であれば変更が
可能である。

【０１１８】図９の部分６５０はフォームの多くの形式
を要求するために使用可能な内容リスト部分である。部
分６５０には、コンテナを表すためのフィールドとフォ
ーム部分の形式を表すためのフィールドの２つのフィー
ルドが含まれる。

【０１１９】フィールド６６０、６６２、６６４、６６
６、６６８、６７０および６７２はそれぞれが自動生成
フォーム上に内容をリストすることの出来るコンテナを
表すためのフィールドである。フィールド６６０内のチ
ェック・ボックスの印は受信箱（In Basket ）内の全て
のリストを要求する。フィールド６６２のチェック・ボ
ックスの印は受信箱内の新規項目のリストを要求する。
フィールド６６４内のチェック・ボックスの印は文書イ
ンデックス内の分類のリストを要求する。フィールド６
６６内のチェック・ボックスの印は受信者インデックス
の配布リストのリストを要求する。フィールド６６８内
のチェック・ボックスの印は分類Ａと呼ばれる分類の項
目のリストを要求し、フィールド６７０のチェック・ボ
ックスの印は分類Ｂと称する分類の項目のリストを要求
する。

【０１２０】フィールド６８０、６８２、６８４はそれ
ぞれコンテナの内容がリストされるべきフォーム部分の
形式を示すためのものである。フィールド６８０、６８
２、６８４はそれぞれが取り込み部分、送信部分、およ
び削除部分を表すためのものである。

【０１２１】現行の実現方法は部分６５０内の印のさま
ざまな組み合わせに応じて以下の規則を適用する。フィ
ールド６６８または６７０に印がつけられている場合、
フィールド６８０、６８２、６８４のいずれかに印を付
けて指示された分類の文書またはフォームの取り込み、
送信、または削除部分のリストを取得できる。一つのフ
ォームが生成され要求された部分のそれぞれの形式が返
信される。同様に、フィールド６６０または６６２に印
がつけられると、フィールド６８０、６８２、６８４の
いずれかに印を付けて取り込み、送信、または削除部分
のファックス・メール項目リストを取得できる。

【０１２２】フィールド６６４に印がつけられると、保
存部分および内容リスト部分を含むフォームが自動生成
されて返信される。ここでフィールド６８０、６８２、
６８４はこの応答に影響を与えることはない。フィール
ド６６６に印がつけられると、内容リスト部分を含むフ
ォームが自動生成され返信される。さらに、フィールド
６８２に印がつけられると送信部分を含むフォームも生
成されて返信される。

【０１２３】図１０の部分７００はフィールド６６６に
印がつけられた図９の部分６５０の版に応じて生成し得
る内容リスト部分である。部分６５０同様、部分７００
はコンテナを表すためのフィールドとフォームの部分の
形式を表すためのフィールドの２種類のフィールドを含
む。

【０１２４】フィールド７１０、７１２、７１４、７１
６、７１８、７２０はそれぞれ自動生成フォーム上で内
容をリストし得るコンテナを表すためのフィールドであ
る。フィールド７１０のチェック・ボックスの印はヘル
プ文書を除く全ての保存文書を含む特別の分類である全
文書（All Documents ）の全てのリストを要求する。フ
ィールド７１２のチェック・ボックスの印は全ての保存
してあるフォーム定義を含む特別の分類である全フォー
ム（All Forms ）の全てのリストを要求する。フィール
ド７１４のチェック・ボックスの印は全ての保存してあ
るヘルプ文書を含む特別な分類ヘルプ文書（Help Docum
ents）の全てのリストを要求する。フィールド７１６、
７１８、７２０のいずれか一つのチェック・ボックスの
印はそれぞれ分類Ａ、分類Ｂ、分類Ｃの全てのリストを
要求する。

【０１２５】フィールド７３０、７３２、７３４は図９
のフィールド６８０、６８２、６８４と同一である。

【０１２６】現行の実現方法は部分７００に付けた印に
応じて以下のような規則を適用する。いずれかの分類フ
ィールドに印がつけられている場合、フィールド７３
０、７３２、７３４のいずれかに印を付けて取り込み、
送信、または削除部分の指示された分類の文書またはフ
ォームのリストを取得可能である。要求された部分のそ
れぞれの形式について一つのフォームが生成され返信さ
れる。

【０１２７】図１１の部分７５０は図９の部分６５０の
版に応じて生成可能な内容リスト部分である。部分６５
０および７００と同様、部分７５０はコンテナを表すた
めのフィールドとフォームの部分の形式を表すためのフ
ィールドの２種類のフィールドを含む。

【０１２８】フィールド７６０、７６２、７６４はそれ
ぞれ自動生成したフォーム上で内容をリスト表示可能な
コンテナを表すためのフィールドである。フィールド７
６０のチェック・ボックスの印は特別な配布リスト全受
信者の全てのリストを要求し、これには全ての保存して
ある受信者が含まれる。フィールド７６２または７６４
のチェック・ボックスの印はそれぞれＤＬ−Ａと呼ばれ
る配布リストまたはＤＬ−Ｂと呼ばれる配布リストの全
てのリストを要求する。フィールド７６２および７６４
のそれぞれはそれぞれの配布リスト中の受信者数を表す
数を含む。

【０１２９】フィールド７７０、７７２、７７４は図９
のフィールド６８０、６８２、６８４と同一である。

【０１３０】現行の実現方法は部分７５０に付けた印に
応じて以下のような規則を適用する。いずれかの配布リ
ストフィールドに印がつけられている場合、フィールド
７７２に印を付けると指示された配布リストに含まれる
受信者をリストする送信部分を取得することが出来る。
フィールド７７０もまた印のつけられた配布リスト中の
全受信者をリストする特別に生成したリストシートに、
ファクシミリ装置の電話番号、氏名、所属組織、音声の
電話番号、および電子メールの宛先ならびに郵送先住所
を含む保存してある情報を併せて取得することが可能で
ある。

【０１３１】上述した技術と類似の技術を用い、部分６
５０のユーザーの印つけに応じてその他のさまざまな部
分を取得することが出来る。

【０１３２】本発明はファクシミリ通信を実行するシス
テム以外にも数多くの方法に適用することが出来る。一
般に、本発明はスキャナ装置および印刷装置を含むシス
テムなど、フォーム画像を転送可能な何らかのシステム
に適用できる。

【０１３３】本発明は主としてファクシミリ転送を要求
するフォームが生成されるような実現方法に関連して詳
述した。本発明は文書をデータベース中に保存するため
およびデータベースから文書を削除するためのフォーム
を含むその他各種のフォーム形式を作成するように実現
されることもあり得る。本発明はファクシミリ装置に関
連したフォームに制限されるものではないが、こうした
フォームにおいては特に有用である。

【０１３４】本発明は紙シート上のフォームの画像を通
信する実現方法との関連を主体として詳述してきた。本
発明はまた紙以外の媒体上のフォームを用いて、および
このようなシート上には存在しないが他の印つけ媒体の
形態をとるフォームを用いて実現されてもよい。例え
ば、本発明はユーザーが印をつけこれを電子的に走査す
ることが出来るようなマーキング表面上のフォームを用
いて実現されてもよい。

【０１３５】本発明はソフトウェアの実現方法に関連し
て詳述してきたが、本発明は特化ハードウェアを用いて
実現してもよい。

【０１３６】本発明はファックス・サービスを提供する
ためのファックス・カードを備えたパーソナルコンピュ
ータ上で実行され得るソフトウェア製品との関連におい
て詳述してきた。解説した特定のパーソナルコンピュー
タに加え、本発明はその他のあらゆるパーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション、ファクシミリ装置、また
は適切な処理能力を備えたその他のシステム上で実現さ
れ得るものである。解説した特定のファックス・カード
に加え、現行の実現方法はMicroSoft Windows環境にお
いて実行可能でプログラム可能なインタフェースを有す
るその他のファックス・カードを指示するように拡張さ
れ得るものである。さらに、本発明は画像を受信しまた
送信するためのその他のあらゆるファックス・カードま
たは同様の装置を用いて、これが適切な処理能力を有す
るものであれば、実現することが可能である。本発明は
またファックス・サービスを提供する専用サーバにおい
て実現し得るものである。

【０１３７】本発明はディスプレイおよびマウスつきキ
ーボードなどユーザー入力装置を備えたユーザーインタ
フェースも含む実現方法に関連して詳述してきた。ユー
ザーインタフェースは自動生成フォームの編集のためま
たはユーザーのプロフィールをパーソナル化して自動フ
ォーム生成中に用いられるパラメータを提供するために
使用してもよい。例えば、ユーザーはプロフィールをパ
ーソナル化して自動生成フォームの部分内にフィールド
がどの様に出現するかを指示することが可能である。

【０１３８】本発明はユーザーが一枚の空白シートまた
は簡単な印の付いたシートを送信して一枚のスターター
・フォームを取得した後そのスターター・フォームを用
いる自動フォーム生成を要求し得るような実現方法に関
連して詳述してきた。多数の空白シートまたは簡単な印
を付けたシートを用いてスターター・フォームを取得可
能であり、またスターター・フォームは一枚以上のシー
トを含むことが有り得る。さらにスターター・フォーム
以外のフォームを用いて本発明による自動フォーム生成
を要求することも可能で、スターター・フォームそれ自
体をこうしたフォームの生成を要求するために使用する
ことが出来る。

【０１３９】本発明は四角または表裏をなすチェックボ
ックスとの関連で詳述してきたが、括弧で定義されたフ
ィールドや斜線で定義されたフィールドおよび何らかの
適切な形状のフィールドを含め、その他の適切な印つけ
のフィールドの形式をフォーム上に定義することが可能
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 別のフォームの自動的な生成を要求するフォ
ームと自動生成されたフォームを表す模式的フローチャ
ートである。

【図２】 図１に示したようなフォームの自動生成にお
ける一般的活動を表すフローチャートである。

【図３】 図２にあるようなフォームの自動生成のため
にシステムによりアクセスされ得るソフトウェア製品を
表す略ブロック図である。

【図４】 図２にあるようなフォームの自動生成を含む
一連のファクシミリ通信を表す模式的フローチャートで
ある。

【図５】 フォームの自動生成を要求するフォームに応
答可能なシステムのソフトウェア要素を表す略ブロック
図である。

【図６】 図５の要素により取扱可能なバッチ処理を表
す略図である。

【図７】 図５と同様のソフトウェアを実行するファッ
クス・サーバによるフォームの自動生成を要求可能なス
ターター・フォームを表す略図である。

【図８】 図７のフォームの版に応答して自動的に生成
され得る送信フォームを表す略図である。

【図９】 フォームの自動生成を要求するために使用可
能な一般的リスト要求部分を表す略図である。

【図１０】 図９のリスト要求部分の版に対応して自動
的に生成されたフォーム内のリスト要求部分を表す略図
である。

【図１１】 図９のリスト要求部分の版に対応して自動
的に生成された別のフォームのリスト要求部分を表す略
図である。

【符号の説明】

１０ フォーム、１２ フィールド、１４ チェック・
ボックス、１６，２０フォーム、２２ フィールド、２
４ チェック・ボックス、２６ フィールド、２８ チ
ェック・ボックス、６０ ソフトウェア、６２ データ
記録媒体、６４記録媒体アクセス装置、６６ プロセッ
サ、７２ ファクシミリ装置、７４スキャナ装置、７６
エディタ、７８ ネットワーク、８０ 画像出力回
路、８２ ファクシミリ装置、８４ 印刷装置、８６
ディスプレイ装置、８８ ネットワーク、９０ 画像受
信命令、１１０，１１２ シート、１２０ 画像、１２
２〜１３０ フィールド、１４０ 画像、１４２〜１５
０ フィールド、１６０画像、１６２〜１６８ フィー
ルド、１７０ 画像、１７２〜１７８ フィールド、１
８０ 画像、３０４ Windows 、３１０ ＴＳＲ（常駐
終了型命令）、３１４ 画像処理命令、３２２ 情報デ
ータベース、５００ スターター・フォーム、５０２
ロゴ、５０４ フィールド、５０６ 保安符号部分、５
０８ リスト要求部分、５１０ 返信先住所部分、５２
０〜５３２ フィールド、５５０フォーム、５５２ 新
規受信者部分、５５６ 文書部分、５５８ 選択部分、
５６０ カバー・ノート、５９０〜６１４ フィール
ド、６５０ 内容リスト部分、６６０〜６８４ フィー
ルド、７００ 内容リスト部分、７１０〜７３４フィー
ルド、７５０ 内容リスト部分、７６０〜７７４ フィ
ールド

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーティン・エフ・エヌ・クーパー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94555 フリモント シャリマーサークル 5093 (72)発明者 ゼット・エロル・スミス・ザサード アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94306 パロアルト ロスロブレス 924 (72)発明者 ハーバート・ディー・ジェリネック アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95065 サンタクルズ ホウイストリート 2563 (72)発明者 バルド・エイ・ファイエタ エクアドル クウィート カルロスモント ゥファー520

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力として画像を定義するデータを取得
   するための画像入力回路と、 出力として画像を定義するデータを提供するための画像
   出力回路と、 データを保存するためのメモリーと、 前記画像入力回路からの画像を定義するデータを受信す
   るためと前記画像出力回路への画像を定義するデータを
   提供するために接続されており、さらに前記メモリー内
   に保存されたデータにアクセスするために接続されてい
   る処理装置とを含むシステムであって、 さらに前記保存されたデータは前記処理装置が操作を実
   行し得る項目の数を表す項目データを含み、前記項目は
   第１の項目を含む前記システムを操作する方法におい
   て、 前記画像入力回路からの第１の入力画像データを受信す
   るために前記処理装置を操作して、前記第１の入力画像
   データが第１のフォームを表す第１の画像の組を定義
   し、前記第１のフォームはフォームの自動生成の要求を
   表すように印がつけられたフォーム要求フィールドを含
   み、前記第１の画像データはさらに画像の送信先を表す
   送信先情報を含むようにすることと、 前記第１の入力画像データの前記フォーム要求フィール
   ドに対応して、項目データを用いて作成したフォームデ
   ータを自動的作成しまた前記作成したフォームデータを
   画像送信先への転送のために画像出力回路へ提供すべく
   前記処理装置を操作して、前記作成したフォームデータ
   は第２の画像の組を定義し、前記第２の画像の組が第２
   のフォームを表すようになし、前記第２のフォームはそ
   れぞれの項目について、前記項目に関する操作の実行の
   要求を表すためにそれぞれに要求フィールドを含むよう
   にすることと、 前記画像入力回路から第２の入力画像データを受信する
   ために前記処理装置を操作して、前記第２の入力画像デ
   ータは第３の画像の組を定義し、前記第３の画像の組は
   前記第１の項目に関する操作の実行の要求を表すように
   前記第１の項目の要求フィールドに印がつけられている
   前記第２のフォームを表すようにすることと、 前記第２の画像データ中の前記第１の項目に応答して、
   前記第１の項目に関する操作を実行させるために前記処
   理装置を操作することよりなる方法。