JP2003256216A - ソフトウェア組込み型電子装置 - Google Patents
ソフトウェア組込み型電子装置Info
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Abstract
組込み型電子装置を提供する。 【解決手段】 ソフトウェア組込み型電子装置におい
て、第1のソフトウェアモジュール群の各命令を逐次的
にプロセッサに解釈実行させるためのオペレーティング
システム手段と、第2のソフトウェアモジュール群をメ
モリ上に動的に配置し、ネイティブ機械命令列をプロセ
ッサに与え解釈実行させるための仮想オペレーティング
システム手段と、第1のソフトウェアモジュール群に含
まれるソフトウェアモジュールであって、制御対象を制
御するための第1の制御手段と、第1の制御手段の制御
の一部を処理するための第2の制御手段と、第1の制御
手段と第2の制御手段との間で要求と応答をインタフェ
ースするためのインタフェース手段と、を備え、第2の
制御手段は動的に可換である。
Description
スキャナ、デジタルカメラ、プリンタ、ディスプレイ、
ネットワークインタフェース、有線および無線インタフ
ェース、通信回線インタフェース、ユーザインタフェー
ス、ファイルシステム等を持つ装置内部に組み込まれ、
プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール
によって実現されるソフトウェア組込み型電子装置に関
するものである。
プリケーションソフトウェアにおいては、そのアプリケ
ーションを構成するアルゴリズムとデータ構造のうち、
特に将来の変更や拡張の要求が予想される部分をあらか
じめアプリケーションの本体とは切り離して設計してお
き、切り離した部分をソフトウェア的な部品として後か
ら追加できるように設計している。
ラグインと呼ばれることがあり、次のような応用事例と
してよく知られている。
ンソフトウェアにおける各種画像処理アルゴリズムを行
うプラグインが知られている。
ーションソフトウェア(Webブラウザ)において、あ
るHTMLデータに埋め込まれた参照が指すデータファ
イルが、Webブラウザによって標準的にはサポートさ
れないデータ形式である場合に、その固有の形式に従っ
てデータファイルを処理し、Webブラウザがレンダリ
ングしたHTMLデータの表示の一部として埋め込み表
示するためのプラグインがよく知られている。
プリケーションソフトウェアは、将来にわたり新しく生
まれ続ける画像処理アルゴリズムやデータ形式等に柔軟
に対応できる。
フトウェアが動的なプラグイン追加の枠組みを実現する
ために、少なくともアプリケーションソフトウェアのプ
ラグイン管理を担う接点部分では動的なデータ構造とア
ルゴリズムを採用している。
体のロードモジュールとは別のファイルとして存在する
複数のプラグインモジュールを動的に読み込み結合して
プラグインが提供する機能を呼び出すために、アプリケ
ーションソフトウェアは独自の、または、汎用オペレー
ティングシステムが備える、インクリメンタルリンクラ
イブラリ(ダイナミックリンクライブラリ、共有ライブ
ラリ)機構を利用している。
作環境を提供する各種のリアルタイムオペレーティング
システム(RTOS)のうち比較的大規模なRTOSで
は、タスク、メモリ領域、メッセージキュー、セマフォ
等の資源を動的に生成、削除および管理する機能を持つ
ものが利用されている。
オブジェクトファイル群全体をあらかじめ連結して単一
ファイルのロードモジュールとするのではなく、部分的
なオブジェクトファイル群を含むアーカイブファイルを
実行時にメモリ空間に読み込み、動的にシンボル参照を
解決し結合する機能、すなわちインクリメンタルリンク
方式をサポートするRTOSも利用されている。
スの制御を元来の目的としてきたソフトウェア組込み型
電子装置は、リアルタイム性や堅牢性を確保するため
に、メモリなどの資源を固定的に確保するように設計す
ることがあり、またデータ構造や処理アルゴリズムも予
測が比較的容易な静的な構造とアルゴリズムを採用する
ことがある。
として採用しているRTOSが上記のような動的な資源
確保やインクリメンタルリンクをサポートしている場合
であっても、実際にはRTOSが備える機能のこれら動
的側面はまったく使われていない場合もある。
組込み型電子装置のソフトウェアに求められる要求仕様
の特殊性に見いだすことができる。
アはいわゆるベストエフォート型のアプローチで平均的
な効率の最大化を目指して設計されることがあり、ソフ
トウェア組込み型電子装置のソフトウェアは(リアルタ
イムシステムの場合は特に)、システムの機能を達成す
る上で最悪の事態にあっても最低限の機能を保証するこ
とを目指して設計されることがある。
ハードディスクにインストールされているアプリケーシ
ョンソフトウェアのすべてを、搭載されているメモリ領
域の範囲内ではメモリ不足のため、同時に稼働できなか
ったとしても問題ではない。またそれが通常の運用形態
である。
装置においては、少なくとも標準搭載の基本的な機能群
の組み合わせに関しては確実に同時に稼働可能であるこ
とを求められる場合がある。
ションプロダクト(MFP)においては、もしMFPが
コピー機能とプリンタ機能を標準搭載としているとした
ら、たとえプリントのため内部的に膨大なメモリ領域を
消費するPDLデータの解釈と画像展開を行っている最
中であったとしても、原稿束を持って装置の前に立った
ユーザに対しては同時にコピー機能も提供できることを
保証しなければならないかもしれない。
のであるにせよ、イメージスキャナの中にあって原稿画
像を走査するために高速に移動するメカトロニクス部品
を制御している途中や、電子写真式プリンタの中にあっ
て高温に保たれる定着ドラムの温度を制御している途中
で、メモリ不足のために制御を待たすことは許されな
い。
標準に提供する基本的な機能の正常な運用が、後から追
加されるソフトウェアモジュールの不具合によって妨げ
られることは許容されない。
いて行われているプラグインの枠組みによる方法をソフ
トウェア組込み型電子装置に適用し柔軟で動的な機能拡
張を実現することは困難だった。
ためになされたもので、その目的とするところは、柔軟
で動的な機能拡張が可能なソフトウェア組込み型電子装
置を提供することを目的とする。
に本発明にあっては、ネイティブ機械命令を解析実行す
るプロセッサと、前記プロセッサによって解釈される一
連のネイティブ機械命令列および前記プロセッサが読み
書きの対象とするデータを記憶するためのメモリと、前
記プロセッサの入出力に接続し前記プロセッサによって
制御される制御対象と、を有するソフトウェア組込み型
電子装置において、前記ネイティブ機械命令列によって
記述された第1のソフトウェアモジュール群の各命令を
逐次的に前記プロセッサに解釈実行させるためのオペレ
ーティングシステム手段と、前記第1のソフトウェアモ
ジュール群に含まれるソフトウェアモジュールであっ
て、仮想的な機械命令の列によって記述された第2のソ
フトウェアモジュール群を前記メモリ上に動的に配置
し、前記仮想機械命令列の各仮想機械命令を逐次的に解
釈して仮想機械命令に相当するネイティブ機械命令列を
前記プロセッサに与え解釈実行させるための仮想オペレ
ーティングシステム手段と、前記第1のソフトウェアモ
ジュール群に含まれるソフトウェアモジュールであっ
て、前記制御対象を制御するための第1の制御手段と、
前記第2のソフトウェアモジュール群に含まれるソフト
ウェアモジュールであって、前記第1の制御手段の制御
の一部を処理するための第2の制御手段と、前記第1の
制御手段と前記第2の制御手段との間で要求と応答をイ
ンタフェースするためのインタフェース手段と、を備
え、前記第2の制御手段は動的に可換であることを特徴
とする。
ズムの実装と部分的なソフトウェアモジュールのインク
リメンタルリンクに最適なインタプリタをシステム内部
の仮想的なオペレーティングシステムとして導入し、プ
ロセッサのネイティブ機械命令によって記述されたソフ
トウェアのプラグインモジュールをインタプリタ上で動
的に追加することが可能となり、柔軟で動的な機能拡張
が可能なソフトウェア組込み型電子装置を提供すること
ができる。
フトウェアモジュール群に含まれるソフトウェアモジュ
ールであるスタブ手段と、前記第2のソフトウェアモジ
ュール群に含まれるソフトウェアモジュールであるリク
エストブローカ手段と、を有し、前記スタブ手段は前記
第1の制御手段が前記スタブ手段に与えた要求を前記リ
クエストブローカ手段に転送し、さらに前記リクエスト
ブローカ手段は前記要求を前記第2の制御手段に与え、
前記リクエストブローカ手段は前記第2の制御手段が前
記リクエストブローカ手段に与えた応答を前記スタブ手
段に転送し、さらに前記スタブ手段は前記応答を前記第
1の制御手段に与えることが好適である。
手段との間の要求と応答の転送は、プロセス間通信機構
によって実現されることが好適である。
えば、メッセージキューやソケット等を用いてもよい。
の前記第2の制御手段と組み合わされ、前記リクエスト
ブローカ手段は前記スタブ手段から転送された要求の内
容に応じて、複数の前記第2の制御手段中の1つに選択
的に要求を与えることが好適である。
命令集合からなる命令列を読み込んで各命令を逐次的に
解釈実行するインタプリタであることが好適である。
路によって接続された画像入出力手段であることが好適
である。
ルバスを含み、仮想回路とは、例えば、ローカルエリア
ネットワーク、インターネット、イントラネット等のネ
ットワーク全般を含み、有線通信だけでなく無線通信に
よる場合にも適用できる。また、画像入出力手段として
は、イメージスキャナ、デジタルカメラ、プリンタ、フ
ァクス、画像データベース、電子メールサーバ、イメー
ジディスプレイ等の装置が含まれる。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
て詳細に説明する。
置1001の全体構成図を図3に示す。
ジデータ入力手段の一例である画像入力デバイスとして
のスキャナ2070や、イメージデータ出力手段の一例
である画像出力デバイスとしてのプリンタ2095と接
続する一方、LAN2011や公衆回線(WAN)20
51と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出
力を行う。
るプロセッサである。
するためのシステムワークメモリであり、プログラムを
記憶するためのプログラムメモリや、画像データを一時
記憶するための画像メモリでもある。
システムのブートプログラムが格納されている。
ブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。
2012とのインタフェース部で、操作部2012に表
示する画像データを操作部2012に対して出力する。
また、操作部2012から本システム使用者が入力した
情報を、CPU2001に伝える役割をする。
に接続し、情報の入出力を行う。
続し、情報の入出力を行う。
に配置される。
バス2007と画像データを高速で転送する画像バス2
008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジで
ある。
EEE1394で構成される。画像バス2008上には
以下のデバイスが配置される。
60は、PDLコードをビットマップイメージに展開す
る。
デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095と
コントローラユニット2000を接続し、画像データの
同期系/非同期系の変換を行う。
データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処
理部2090は、プリント出力画像データに対して、プ
リンタの補正、解像度変換等を行う。
回転を行う。
タはJPEG(Joint PhotographicExperts Group)、
2値画像画像データはJBIG(Joint Bi-level Image
Experts Group)、MMR(Modified Modified REA
D)、MH等の圧縮伸長処理を行う。
4で示す。図4は、図3で構成を示した画像処理装置の
外観図である。
0は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセ
ンサ(図示せず)で走査することで、ラスタイメージデ
ータとして電気信号に変換する。
2073にセットし、装置使用者が操作部2012から
読み取り起動指示することにより、コントローラCPU
2001がスキャナ2070に指示を与え(2071、
図3参照)、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフ
ィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
5は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する
部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを
用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐
出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式
等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起
動は、コントローラCPU2001からの指示によって
開始する。
ズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙
段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、21
02、2103、2104がある。
た用紙を受けるものである。
示す。
チパネルシートが貼られており、システムの操作画面を
表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその
位置情報をコントローラCPU2001に伝える。
取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー20
14中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、
その色によってスタートキー2014が使える状態にあ
るかどうかを示す。
止める働きをする。
を入力する時に用いる。
定を初期化する時に用いる。
部2080の構成を図6に示す。
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の
各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。
でコンボリューション演算を行う。
からマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉
領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポ
ジ反転等の画像加工処理を行う。
像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向につ
いて補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向の変
倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せず)
を走査する速度を変えることで行う。
タである画像データを濃度データに変換するために行う
テーブル変換である。
画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって
2値化する。
スI/Fコントローラ2081を介して、画像バス上に
転送される。
部2090の構成を図7に示す。
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、プリンタ画像処理部2090内の
各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。
011あるいは公衆回線2051から来た画像データ
を、プリンタ2095の解像度に変換するための解像度
変換を行う。
換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に
現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
構成を図8に示す。
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働き、入力バッファ2042・出力バッフ
ァ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミン
グ制御及び、画像圧縮部2043に対するモード設定な
どの制御を行う。以下に画像圧縮処理部の処理手順を示
す。
1から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対して
画像圧縮に必要な設定(例えば、MMR圧縮・JBIG
伸長等)を行う。
01から画像バスI/Fコントローラ2041に対して
画像データ配信の許可を行う。この許可に従い、画像バ
スI/Fコントローラ2041はRAM2002もしく
は画像バス2008上の各デバイスから画像データの転
送を開始する。
042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像デー
タ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この
際、入力バッファ2042は、画像バスI/Fコントロ
ーラ2041と、画像圧縮部2043両者の間で、画像
データを転送できるかどうかを判断し、画像バス200
8からの画像データの読み込み及び、画像圧縮部204
3への画像の書き込みが不可能である場合は、データの
転送を行わないような制御を行う(以後このような制御
をハンドシェークと呼称する)。
ータを、一旦RAM2044に格納する。これは画像圧
縮を行う際には、行う画像圧縮処理の種類によって、数
ライン分のデータを要するためであり、最初の1ライン
分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用意
してからでないと画像圧縮が行えないためである。
力バッファ2045に送られる。出力バッファ2045
では、画像バスI/Fコントローラ2041及び画像圧
縮部2043とのハンドシェークを行い、画像データを
画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。
は、転送された圧縮(もしくは伸長)された画像データ
をRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバ
イスにデータを転送する。
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部から停止要求
が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返
される。
を図9に示す。
画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御
する働き、画像回転部2032にモード等を設定する制
御及び、画像回転部2032に画像データを転送するた
めのタイミング制御を行う。以下に画像回転部の処理手
順を示す。
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向
・角度等)を行う。
01から画像バスI/Fコントローラ2031に対して
画像データ配信の許可を行う。この許可に従い、画像バ
スI/Fコントローラ2031はRAM2002もしく
は画像バス2008上の各デバイスから画像データの転
送を開始する。尚、ここでは32bitをそのサイズと
し回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、
又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に
32bitを単位とする画像転送を行うものとする(扱
う画像は2値を想定する)。
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図10参照)。
像データは、読み出し時に所望の角度に回転されている
ように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90
度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bi
tの画像データを、図11のようにY方向に書き込んで
いく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回
転される。
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32はRAM2033から上述した読み出し方法で画像
データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ203
1に画像を転送する。
像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシ
ングを以て、RAM2002もしくは画像バス2008
上の各デバイスにデータを転送する。
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)繰り返される。
020の構成を図12に示す。
画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケン
スを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各
デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、外
部のスキャナ2070及びプリンタ2095への制御信
号を発生させる。
070から送られてくる画像データを一時保存し、画像
バス2008に同期させて画像データを出力する。
2023は、スキャンバッファ2022に保存された画
像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス
2008に転送できる画像データのデータ幅に変換す
る。
2024は、画像バス2008から転送された画像デー
タを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッフ
ァ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換す
る。
008から送られてくる画像データを一時保存し、プリ
ンタ2095に同期させて画像データを出力する。
ータをスキャナ2070から送られてくるタイミング信
号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存す
る。そして、画像バス2008がPCIバスの場合に
は、バッファ内に画像データが32ビット以上入ったと
きに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、バッ
ファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換20
23に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バ
スI/Fコントローラ2021を通して画像バス200
8上に転送する。
4の場合には、バッファ内の画像データを先入れ先出し
で、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル
変換2023に送り、シリアル画像データに変換し、画
像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2
008上に転送する。
は、画像バスから送られてくる32ビットの画像データ
を画像バスI/Fコントローラ2021で受け取り、パ
ラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送
り、プリンタ2095の入力データビット数の画像デー
タに分解し、プリントバッファ2025に保存する。
4の場合には、画像バスから送られてくるシリアル画像
データを画像バスI/Fコントローラ2021で受け取
り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024
に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像
データに変換し、プリントバッファ2025に保存す
る。そして、プリンタ2095から送られてくるタイミ
ング信号に同期させて、バッファ内の画像データを先入
れ先出しで、プリンタ2095に送る。
U2001によって実行されるプログラム、及びそのプ
ログラムを実行することで遂行される機能などを説明す
る。
含むネットワークシステムの構成を図1に示す。
発明に係る画像配信装置の一例で、スキャナとプリンタ
とを含み、スキャナから読み込んだ画像をローカルエリ
アネットワーク1010(以下LAN)に流したり、L
AN1010から受信した画像をプリンタによりプリン
トアウトできる。
いFAX送信手段により、PSTNまたはISDN等の
公衆回線1030に送信したり、PSTNまたはISD
Nから受信した画像をプリンタ1040によりプリント
アウトできる。
装置1001により読み込んだ2値画像及び多値画像を
データベースとして管理する。
ータベースサーバ1002に保存されている画像データ
を閲覧/検索等できる。
置1001により読み取った画像を電子メールに添付さ
れた画像として受け取ることができる。
メールサーバ1004の受け取ったメールを受信し閲覧
したり、電子メールを送信したりできる。
LANに提供する。
006で提供されるHTML文書をプリントアウトでき
る。
ターネット/イントラネット1012と連結する。
は、前述した画像処理装置1001,データベースサー
バ1002,WWWサーバ1006,電子メールサーバ
1004のそれぞれと同様の装置が、それぞれ102
0,1021,1022,1023として接続されてい
る。
またはISDN1030を介してファクシミリ装置10
31と送受信可能になっている。また、LAN1010
上にプリンタ1040も連結されており、画像処理装置
1001により読み取った画像をプリントアウト可能な
ように構成されている。
は、画像処理装置1001のソフトウェアブロック図で
ある。
は、オペレータが本複合機の各種操作・設定を行う際、
機器との仲介を行うモジュールである。本モジュール
は、オペレータの繰作に従い、後述の各種モジュールに
入力情報を転送し処理の依頼、あるいはデータの設定等
を行う。
先、通信先等を管理するデータベースモジュールであ
る。アドレスブック1502の内容は、UI1501か
らの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オ
ペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送
付・通信先情報を与えるものとして使用されるものであ
る。
のウエブクライアントからの要求により、本複合機の管
理情報を通知するために使用される。
(Application Programming Interface)1518を介
して読み取られ、後述のHTTP1512、TCP/I
P1516、ネットワークドライバ1517を介してウ
エブクライアントに通知される。
は、画像データの配信を司るモジュールであり、UI1
501によりオペレータに指示された画像データを、同
様に指示された通信(出力)先に配信するものである。
また、オペレータにより、本機器のスキャナ機能を使用
し配信する画像データの生成が指示された場合は、後述
のコントロールAPI1518を介して機器を動作さ
せ、データの生成を行う。
ルセンドモジュール1504内で出力先にプリンタが指
定された際に実行されるモジュールである。
サルセンドモジュール1504内で通信先にE−メール
アドレスが指定された際に実行されるモジュールであ
る。
バーサルセンドモジュール1504内で出力先にデータ
ベースが指定された際に実行されるモジュールである。
ユニバーサルセンドモジュール1504内で出力先に画
像処理装置1001と同様の複合機が指定された際に実
行されるモジュールである。
9は、本装置のスキャナ機能を使用し、ネットワーク等
で接続された他の複合機を出力先とし、本複合機単体で
実現しているコピー機能と同等の処理を行うモジュール
である。
0は、本装置のプリンタ機能を使用し、ネットワーク等
で接続された他の複合機を入力先とし、本複合機単体で
実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュー
ルである。
は、インターネットまたはイントラネット上の各種ホー
ムページの情報を読み出し、印刷するモジュールであ
る。
がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールで
あり、後述のTCP/IPモジュール1516によりウ
ェブサーバ1503、ウエブプルプリントモジュール1
511に通信を提供するものである。
P/IPモジュール1516によりユニバーサルセンド
モジュール1504内のPRTモジュール1505に通
信を提供するものである。
CP/IPモジュール1516によりユニバーサルセン
ドモジュール1504内のE−mailモジュール15
06に通信を提供するものである。
ジュール1515は、後述のTCP/IP1516モジ
ュールによりユニバーサルセンドモジュール1504内
のデータベースモジュール1507、DPモジュール1
508、及びリモートコピースキャンモジュール150
9、リモートプリントモジュール1510に通信を提供
するものである。
の各種モジュールに、後述のネットワークドライバ15
17によりネットワーク通信を提供するものである。
ワークとの物理的な接続を制御するものである。
サルセンドモジュール1504等の上流モジュールに対
し、後述のジョブマネージャ1519等の下流モジュー
ルとのインタフェースを提供するものであり、上流、及
び下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流
用性を高めるものである。
モジュールよりコントロールAPI1518を介して指
示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与
えるものである。また、本モジュールは、本複合機内で
実行されるハード的な処理を一元管理するものである。
マネージャ1519が指示する処理の中でデータの各種
圧縮・伸長を管理・制御するものである。
ージャ1519、スキャナマネージャ1524により実
行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFB
Eフォーマットにより圧縮するものである。
マネージャ1519、スキャナマネージャ1524によ
り実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1
526により実行される印刷処理において、読み込まれ
たデータのJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開
処理を行うものである。
ネージャ1519、スキャナマネージャ1524により
実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ15
26により実行される印刷処理において、読み込まれた
データのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を
行うものである。
ネージャ1519が指示するスキャン処理を管理・制御
するものである。
ネージャ1524と接続しているスキャナ部との通信を
行うものである。
ネージャ1519が指示する印刷処理を管理・制御する
ものである。
ンタマネージャ1526とエンジン部とのI/Fを提供
するものである。
ブプルプリントモジュール1511がパラレルポートを
介して図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを
提供するものである。
1001の組込みアプリケーションの実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
ータの配信に関する組込みアプリケーションブロックを
表すものである。以下、それぞれのブロックに照らし合
わせながら、アプリケーション群の説明を行う。
ーション)UI4050は、前記したとおりであるが、
ここでは、アドレスブック4051について説明する。
アドレスブック4051は、画像処理装置1001内の
不揮発性の記憶デバイス(不揮発性メモリやハードディ
スクなど)に保存されており、この中には、ネットワー
クに接続された機器の特徴が記載されている。例えば、
以下に列挙するような情報が含まれている。
納可能なフォルダ名。
ドレスブック4051に記載された情報により配信先の
特徴を判別することが可能となる。また、このアドレス
ブック4051は、編集可能であると共に、ネットワー
ク内のサーバコンピュータなどに保存されているものを
ダウンロードしたり、直接参照したりして使用すること
も可能である。
ートコピーアプリケーション4100は、配信先に指定
された機器の処理可能な解像度情報を前記アドレスブッ
ク4051より判別し、それに従い、スキャナにより読
み取った2値画像をMMR圧縮を用いて圧縮し、それを
TIFF(Tagged Image File Format)化し、SLM4
103に通して、ネットワーク上のプリンタ機器に送信
する。
ネージャ(またはスマートリンクマネージャ)と呼ばれ
る機器制御情報などを含んだネットワークプロトコルの
一種である。
プリケーション4150は、前記リモートコピーアプリ
ケーション4100と違い、一度の画像走査で読み取っ
た画像を複数の配信宛先に送信することが可能である。
また、配信先もプリンタ機器にとどまらず、いわゆるサ
ーバコンピュータにも直接配信可能である。以下、配信
先に従って順に説明する。
ンタプロトコルである公知のLPD(Line Printer Dae
mon)、プリンタ制御コマンドとして公知のLIPSを
処理可能だとアドレスブック4051より判別された場
合、アドレスブック4051より判別した画像解像度に
従って画像読み取りを行い、本実施例ではその画像デー
タを公知のFBE(First Binary Encoding)を用いて
圧縮し、さらにLIPSコード化して、公知のネットワ
ークプリンタにおけるリモート印刷プロトコルであるL
PR(Line Printer Daemon Protocol)に従い相手機器
に配信する。
機器の場合、アドレスブック4051より、サーバアド
レス、サーバ内のフォルダの指定を判別し、リモートコ
ピーアプリケーションと同様に、スキャナにより読み取
った2値画像をMMR圧縮を用いて圧縮し、それをTI
FF化し、SLMに従い配信し、ネットワーク上のサー
バ機器の特定のフォルダに格納する事が可能である。
機器であるサーバがJPEG圧縮された多値画像を処理
可能だと判別した場合、2値画像と同様に、多値読み取
りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知
のJFIF化し、SLMに従い配信し、ネットワーク上
のサーバ機器の特定のフォルダに格納する事が可能であ
る。
合、アドレスブック4051に記載されたメールアドレ
スを判別し、スキャナにより読み取った2値画像をMM
R圧縮を用いて圧縮し、それをTIFF化し、SMTP
(Simple Mail Transfer Protcol)4153に従い、E
メールサーバに配信する。その後の配信は、メールサー
バ4550によって実行される。
ウエブプルプリントアプリケーション4200は、HT
TPモジュールを介して指定したURLのウェブサーバ
4650からHTML文書等のデータを読み込み、それ
を例えばポストスクリプト(PS)形式のデータとして
プリント出力する。
サーバアプリケーション4250は、ウェブブラウザ4
700に対して、HTML等のデータを提供する。
オペレータの操作に従って実行される。
01の繰作部の構成を図13に示す。LCD表示部(3
001)は、LCD上にタッチパネルシートが貼られて
おり、システムの操作画面を表示するとともに、表示し
てあるキーが押されるとその位置情報をコントローラC
PUに伝える。
り動作を開始する時などに用いる。スタートキー中央部
には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタ
ートキーが使える状態にあるかどうかを示す。ストップ
キー3003は、稼働中の動作を止める働きをする。I
Dキー3004は、使用者のユーザIDを入力するとき
に用いる。リセットキー3005は、操作部からの設定
を初期化するときに用いる。
詳細に説明する。
01が提供する機能は、コピー(COPY)/送信(S
END)/検索(RETRIEVE)/タスク(TAS
KS)/管理(MGMNT)/構成(CONFIG)の
6つの大きなカテゴリーに分かれており、これらは操作
画面3010上の上部に表示される6つのメインタブ
(3011〜3016)に対応している。
カテゴリーの画面への切り替えが行われる。他カテゴリ
ーヘの切り換えが許可されない場合は、メインタブの表
示色が変わり、メインタブを押しても反応しない。
にスタートボタンが押されると、スキャナが動作し、読
み取った画像データを設定された宛先に指定された送信
方法で送信する処理が開始される。
先表示領域3202、詳細宛先数表示領域3203、宛
先スクロールボタン3204、アドレスブックボタン3
208、新規ボタン3209、編集ボタン3210、削
除ボタン3211、サブジェクト入力領域3205、メ
ッセージ入力領域3206、ファイル名入力領域320
7、カバーページチェックボタン3212、HD書き込
みチェックボタン3213、印刷出力チェックボタン3
214、スキャン設定ボタン3215から構成される。
面3201に示すように、宛先表示領域には1つの宛先
も表示されず、操作説明画面が表示される。
の一覧が表示される。入力は順次末尾に追加される。
されている宛先数が表示される。宛先表示領域からある
宛先を選択した後、削除ボタン3211を押すと、選択
されていた宛先が削除される。
ジ入力領域3206、ファイル名入力領域3207を押
すと、フルキーボードが表示され、それぞれの入力が可
能になる。
ドレスブックボタン3208を押すと、アドレスブック
サブ画面3220が表示される。アドレス帳表示領域3
221で選択マーク3232を付けられた宛先は、OK
ボタン3231を押すことにより、送信メイン画面の宛
先表示領域3202に追加される。
(3224〜3226)を押すことによりクラス別、名
前昇順、名前降順にソートされる。項目選択件数表示領
域3227には選択マークの付けられた項目数を表示す
る。
ン3230が押されると、アドレスブックサブ画面はク
ローズされ、送信メイン画面が表示される。
態で詳細ボタン3229を押すと、詳細サブ画面323
5(図19)が表示される。詳細サブ画面には選択され
た項目の情報としてアドレス帳から得られるすべての情
報3236が表示される。
送信メイン画面の新規ボタン3209を押すとPers
onクラス詳細サブ画面3270(図20参照)が表示
され、新しい宛先の設定が可能になる。宛先の入力は送
信方法(電子メール、ファックス、プリンタ、FTP)
に対応した送信方法選択ボタン(3271〜3274)
を押すか、詳細宛先入力領域(3275〜3278)を
押すと、ファックスの場合はテンキーボード3050
(図22)、その他はフルキーボード3040(図2
1)が表示され、入力可能になる。3279〜3282
はそれぞれの送信方法の送信オプションを行うためのボ
タンであるが、ここでは詳細な説明は省略する。
先が選択されている状態で編集ボタン3210が押され
た場合もPersonクラス詳細サブ画面3290(図
23)が表示される。詳細宛先入力領域(3275〜3
278)の該当する領域に、選択された宛先の詳細が表
示され、前述した方法でキーボードを表示すると、宛先
の編集が可能になる。
スの宛先が選択されている状態で編集ボタン3210が
押された場合、Data Baseクラス詳細サブ画面
(図24)が表示される。データベースクラス詳細サブ
画面にはデータベース名3311、フォルダリスト33
12が表示される。
が選択されている状態で編集ボタン3210が押された
場合Groupクラス詳細サブ画面3320(図25)
が表示される。Groupクラス詳細サブ画面にはグル
ープメンバー表示3321がされる。
込みチェックボタン3213を押すと、ハードディスク
に送信するための設定を行うHD設定サブ画面3330
が表示される。ここでは書き込むべきフォルダの指定等
を行う。
印刷出力チェックボタン3214を押すと、プリントア
ウトサブ画面3340(図27)が表示される。プリン
トアウトサブ画面ではプリント枚数、紙サイズ、拡大縮
小率、両面印刷、ソート、解像度などを設定する。紙サ
イズ選択ボタン3345を押すと、紙サイズの一覧33
60(図28)が表示され、そこから選択する。ソータ
選択ボタン3350を押すと、選択可能なソータ一覧3
365(図29)が表示される。
3))スキャン設定ボタン3215を押すと、スキャン
設定サブ画面3370が表示される。スキャン設定サブ
画面内のプリセットモード選択領域3371からスキャ
ン設定を1つ選択すると、それに対応するあらかじめ設
定された解像度、スキャンモード、濃度がそれぞれの表
示領域(3377、3379、3381)に表示され
る。これらの値は選択ボタン(3376、3378、3
380)により手動で変えることが可能である。
は、紙サイズ選択一覧をプルダウン表示した状態の画面
で、この一覧から使用する紙のサイズ、向きを選択す
る。図32の画面3391、図33の画面3392は、
それぞれ、解像度、スキャンモード一覧をプルダウン表
示した状態を示している。
報配信アプリケーション4150に対して、RFC29
10、RFC2911等で公知のInternet P
rinting Protocol(IPP)プラグイ
ンモジュールを追加することで、ユニバーサルセンドモ
ジュールが新たにIPP配信プロトコルによる同報配信
をサポートしている状態を例示するアプリケーションブ
ロック図である。
たユニバーサルセンドモジュールは、配信先の機器が、
ネットワークプリンタプロトコルである公知のIPP、
プリンタ制御コマンドとして公知のLIPSを処理可能
だとアドレスブック4051より判別された場合、アド
レスブック4051より判別した画像解像度に従って画
像読み取りを行い、本実施例ではその画像を公知のFB
E(First Binary Encoding)を用いて圧縮し、さらに
LIPSコード化して、公知のネットワークプリンタプ
ロトコルであるIPPに従い相手機器に配信する。
るソフトウェアの階層構造を示す模式図であり、ユニバ
ーサルセンドモジュール1504と関連モジュールの階
層関係を示す。
ーティングシステムであり、CPU2001が直接解釈
実行する機械命令によって記述されたユニバーサルセン
ドモジュール1504などのソフトウェアモジュールの
ための動作環境を提供する。
リタ処理系であり、RTOS1529が提供する動作環
境上で動作し、所定のインタプリタ用命令で記述された
命令列データを読み込み、逐次的に解釈実行する。イン
タプリタ1530は、インタプリタ用命令で記述された
ソフトウェアモジュールに動作環境を提供する仮想的な
CPUであり、インタプリタ上で動作するソフトウェア
のために用意されたライブラリセットとともに、仮想的
なオペレーティングシステムの機能を果たす。
rosystems社による公知のJava(登録商
標)を対象として動作するインタプリタである。本実施
例のJavaのインタプリタは、Java言語で記述さ
れたプログラムをコンパイルした結果生成されるバイト
コードと呼ばれるインタプリタ用命令列の中間表現を、
実行時に動的に読み込むことができる。Javaインタ
プリタは読み込んだ各バイトコードを逐次的に解釈実行
する。Javaのバイトコードは公知のスタックマシン
型プロセッサの機械言語に類似しており、Java仮想
機械と呼ばれることもあるJavaのインタプリタは、
スタックマシン型のCPUと同様に動作する。
vaに限定する必要はなく、それぞれ公知のPerl、
Python、Rubyなど多種多様なインタプリタを
採用してもよい。
RTOS1529の上では機械命令で記述されたソフト
ウェアモジュールが動作し、インタプリタ1530の上
ではインタプリタ用命令で記述されたソフトウェアモジ
ュールが動作する。
ルセンドモジュール1504内に組み込まれて動作する
送信コンポーネントと呼ばれるサブモジュールの1つで
あり、CPU2001によって直接解釈実行される機械
命令によって記述され、既に説明したPRTモジュール
1505、Eメールモジュール1506、データベース
モジュール1507、データプロセッサモジュール15
08の標準搭載の送信コンポーネントと同様に、スキャ
ン画像データを所定のデータ配信プロトコルによって出
力先へと配信する処理を行う。スタブモジュール153
1は、ユニバーサルセンドモジュール1504内で標準
搭載の送信コンポーネントによって配信処理を行うこと
のできない出力先が宛先として指定された際に実行され
るモジュールである。
は、スタブモジュール1531と通信を行いユニバーサ
ルセンドモジュール1504がスタブモジュールとの間
で行う対話的な要求と応答のやり取りをプラグインモジ
ュール1533に転送する。リクエストブローカモジュ
ール1532は、Javaのバイトコードで記述されイ
ンタプリタ1530上で解釈実行される。
カモジュール1532内に動的に組み込まれて動作する
サブモジュールの1つである。
ユニバーサルセンドモジュール1504で出力先にIP
Pのプリントプロトコルをサポートするプリンタが指定
された際に実行されIPPによる配信処理を行う、IP
P送信コンポーネントプラグインモジュールが組み込ま
れている状態を示している。
コードで記述されインタプリタ1530上で解釈実行さ
れる。
1504、スタブモジュール1531、リクエストブロ
ーカモジュール1532、及びプラグインモジュール1
533の間の相互の対話処理を示す図である。
は、スタブモジュール1531が備える送信コンポーネ
ントインタフェースの関数を呼び出すことによってスタ
ブモジュール1531と通信する。
ス関数が呼び出されると、その内部で、インタフェース
関数の呼出し要求に関する情報をメッセージ化し、さら
にメッセージをリクエストブローカ1532に送信す
る。
トメッセージを受信すると、メッセージの解釈を行い、
メッセージに示された情報に基づきインタフェース関数
の呼出し要求を復元し、プラグインモジュール1533
の対応するメソッドを呼び出す。
の処理が完了するとメソッドはリターン値を返し、リク
エストブローカ1532に制御を戻す。
がリターンすると、メソッドからのリターン値の情報に
基づくレスポンスメッセージを生成し、さらに、生成し
たメッセージをスタブモジュール1531に返信する。
メッセージを受信すると、最初のインタフェース関数の
処理を完了し、受信したレスポンスメッセージの情報に
基づくリターン値を返し、ユニバーサルセンドモジュー
ル1504に制御を戻す。
ンタフェースを示す。
サルセンドモジュール1504の枠組みの中でサブモジ
ュールとして機能するためにあらかじめ定められたイン
タフェース関数一式370を備える。
は、アプリケーションとしての処理の中で、データ配信
プロトコルに依存する処理を必要とする際、送信コンポ
ーネントの関数を呼び出す。
ャンした画像データを当該送信コンポーネントが処理す
る配信プロトコルによって配信するインタフェース関数
である。
信コンポーネントが処理する配信プロトコルによって送
信可能な宛先アドレスのその時点で登録されているリス
トを取得するためのインタフェース関数である。
ポーネントが処理する配信プロトコルによって送信可能
な宛先アドレスを、アドレスリストに追加するためのイ
ンタフェース関数である。
ポーネントが処理する配信プロトコルによって送信可能
な宛先アドレスを、アドレスリストの中から削除するた
めのインタフェース関数である。
るスタブモジュール1531が備えるインタフェースを
示す。
スは、送信コンポーネントのインタフェース370を継
承しており、送信コンポーネントが備えるインタフェー
ス関数のすべてを備える。
スは、さらに、プラグインプロトコルリスト取得処理3
81を備え、プラグインプロトコルリスト取得処理38
1はプラグイン1533として登録されているプラグイ
ンモジュール群がそれぞれサポートする配信プロトコル
のリストを取得するためのインタフェース関数である。
1504においてCPUのネイティブ命令によって実装
される、アドレス帳へのアドレス登録処理を示すフロー
チャートである。
レス登録処理が起動されると、ユニバーサルセンドモジ
ュール1504は、スタブモジュール1531が備える
プラグインプロトコルリスト取得インタフェース関数3
81を呼び出して、登録されているプラグイン群がサポ
ートするプロトコルのリストを取得する(S391)。
ポートするプロトコル群であるLPD、SLM、SMT
Pと、前ステップで取得したプロトコルリストのプロト
コル群とを合わせ、その時点でサポートしている全プロ
トコルリストとしてユーザに提示し、ユーザに対して選
択を促す(S392)。
ロトコルを選択すると(S393)、選択されたプロト
コルをサポートする送信コンポーネントモジュールが備
えるアドレス追加処理インタフェース関数373を呼び
出す。
3の実装では、当該プロトコルによって定められたそれ
ぞれのアドレス体系に応じたアドレスの入力をユーザに
促し、ユーザが入力したアドレスが送信コンポーネント
によって(それが標準搭載の送信コンポーネントであっ
てもプラグインモジュールによる送信コンポーネントで
あっても同様に)記憶される(S394)。
1504においてCPUのネイティブ命令によって実装
される、配信処理を示すフローチャートである。ここで
は説明を簡単にするために、すべての配信宛先に対し
て、同一パラメータで生成した画像ファイルを配信すれ
ばよいものとして処理を単純化している。
ると、まずユーザが配信を行いたい宛先アドレスを選択
することを待つ(S401)。
上選択し配信宛先リストの選択を完了すると、コントロ
ールAPI1518を呼び出して画像読み込み解像度、
圧縮形式、ファイル形式などの画像ファイル生成パラメ
ータを設定する(S402)。
出してイメージスキャンを行い画像データファイルを得
る(S403)。
宛先アドレスリストから1つの宛先アドレスを取り出
し、その宛先アドレスに対応する送信コンポーネントの
配信処理インタフェース関数371を呼び出す(S40
4)。
先への配信を完了するまで、ステップS404に戻って
配信処理を繰り返す(S405)。
関数のそれぞれが呼び出されたときに、スタブモジュー
ル1531がリクエストブローカ1532に送るリクエ
ストメッセージを示す図である。
号化したバイト列であり、メモリ空間上に構築され、オ
ペレーティングシステムが備えるメッセージキューやソ
ケットなどのプロセス間通信(タスク間通信)機構によ
って、ソフトウェアモジュールの実行インスタンス間で
伝送される。
ルを識別するための属性である。プロトコル識別子41
1の内容は、ユニバーサルセンドモジュールが呼び出し
たインタフェース関数の引数に含まれる情報から生成さ
れる。
識別子411に基づいて、受信したリクエストを処理す
べきプラグインモジュールを特定する。
べきメソッドを識別するための属性である。オペレーシ
ョン識別子412の内容は、ユニバーサルセンドモジュ
ール1504が呼び出したインタフェース関数に固有の
情報として、どのインタフェース関数が呼び出されたか
に応じて決定される。
ション識別子412に基づいて、呼び出すべきプラグイ
ンモジュールのインタフェースメソッドを特定する。
るために必要なその他の属性である。パラメータ413
の内容は、ユニバーサルセンドモジュール1504が呼
び出したインタフェース関数に与えられた引数のうち、
プロトコル識別情報以外の情報から生成される。
タ413に基づいて、プラグインモジュール1533の
インタフェースメソッド呼び出しの引数を生成し、メソ
ッド呼び出しを行う。
タブモジュール1531に返すレスポンスメッセージを
示す図である。
号化したバイト列であり、メモリ空間上に構築され、オ
ペレーティングシステムが備えるメッセージキューやソ
ケットなどのプロセス間通信(タスク間通信)機構によ
って、ソフトウェアモジュールの実行インスタンス間で
伝送される。
1532が呼び出したプラグインモジュール1533の
インタフェースメソッドの返り値をメッセージ化した属
性である。パラメータ421の内容は、インタフェース
メソッドに固有の形式でメッセージ化された、インタフ
ェースメソッドの返り値である。
て、リクエストに固有の形式としてパラメータ属性の内
容を解釈し、ユニバーサルセンド1504への返り値を
生成できる。
いてCPUのネイティブ命令によって実装される、スタ
ブモジュールが備えるインタフェース380の処理を示
すフローチャートである。
フェース関数の各々は、すべてこの図に示す処理を行う
ように実装される。各インタフェース関数が呼び出され
ると、当該関数呼び出しを図41に示した処理リクエス
トメッセージとしてメッセージ化し、生成したリクエス
トメッセージをリクエストブローカ1532へ送信する
(S431)。
42に示したレスポンスメッセージを受信する(S43
2)。
解析し対応するリターン値を生成して、呼び出されたイ
ンタフェース関数の返り値としてリターンする(S43
3)。
備えるインタフェースを示す図である。
1532の主関数であり、リクエストブローカ1532
の起動時にシステムによって割り当てられたスレッドの
コンテキストによって実行される。
モジュール1533をリクエストブローカ1532の管
理下に追加登録する処理を行う。
ストブローカ1532の管理下に登録されているプラグ
インモジュール1533の登録を解除する処理を行う。
記憶し管理するプラグインリストデータのレコード形式
を示す図である。
イン登録処理442が呼び出されたときに当該プラグイ
ンモジュールに対応するレコードが追加され、プラグイ
ン解除処理443が呼び出されたときに当該プラグイン
モジュールに対応するレコードが削除される。
プラグインモジュール1533のオブジェクトに対応す
る識別情報であり、リクエストブローカ1532はこの
参照に基づいて当該プラグインモジュールのオブジェク
トをメモリ上に復元し実行コンテキストを与えることが
できる。
モジュールがサポートする配信プロトコルを記述する情
報である。
ジュールによる配信に最適な、および/または、配信可
能な、データファイル形式を記述する情報である。
ールによる配信に最適な、および/または、配信可能
な、データの圧縮方式を記述する情報である。
ルによる配信に最適な、および/または、配信可能な、
画像データの解像度を記述する情報である。
おいてJavaのインタプリタ命令によって実装され
る、メイン処理を示すフローチャートである。
返すループを構成している。
ジュール1531からのメッセージの到着を待ち、リク
エストメッセージを受信する(S461)。
リクエストがプラグインプロトコルリスト取得インタフ
ェース関数によって生成されたリクエストであるか否か
を判定し、プラグインプロトコルリスト取得リクエスト
であればステップS466に進み、それ以外ならステッ
プS463に進む。
クエストメッセージのプロトコル識別子411の内容に
基づき当該プロトコルをサポートするプラグインを決定
し、当該プラグインの実装を提供するプラグインオブジ
ェクトをリクエストブローカが支配するメモリ空間に展
開する(S463)。
ョン識別子412の内容に基づいて対応するメソッドを
決定し、さらにパラメータ413の内容に基づいてメソ
ッドに与える引数を生成し、メモリ上に読み込んだオブ
ジェクトの当該メソッドを呼び出す(S464)。
出しがリターンすると、その返り値を図42に示したレ
スポンスメッセージの形式にメッセージ化し、生成した
メッセージをスタブモジュール1531に送信する(S
465)。
理を繰り返す。一方、ステップS466からの一連のス
テップではプラグインプロトコルリスト取得要求に応じ
た処理を行う。
信すると、図45に示した、プラグインリストデータを
検索し、登録されているプラグインモジュール群がサポ
ートしているプロトコルのリストを生成する(S46
6)。
ッセージ化し、生成したレスポンスメッセージをスタブ
モジュールに送信する(S467)。さらに、ステップ
S461に戻り一連の処理を繰り返す。
ンモジュール1533が備えるインタフェースを示す。
モジュールは、リクエストブローカ1532の枠組みの
中でサブモジュールとして機能するために、あらかじめ
定められたインタフェース関数一式470を備える。
の中で、プラグインモジュールのインタフェース関数を
呼び出す。
ャンした画像データを当該プラグインモジュールが処理
する配信プロトコルによって配信するインタフェース関
数である。
ラグインモジュールが処理する配信プロトコルによって
送信可能な宛先アドレスのその時点で登録されているリ
ストを取得するためのインタフェース関数である。
ンモジュールが処理する配信プロトコルによって送信可
能な宛先アドレスを、アドレスリストに追加するための
インタフェース関数である。
ンモジュールが処理する配信プロトコルによって送信可
能な宛先アドレスを、アドレスリストの中から削除する
ための関数である。
るプラグインモジュール1533が記憶し管理するアド
レスリストデータのレコード形式を示す図である。
おいて宛先プリンタのアドレスを記述するPrinte
r−URIであり、RFC2910等に開示されている
公知のURIスキームに従って表現される。各レコード
は例えば次に示すような形式の可変長の文字列である。
レス宛の配信に最適な、および/または、配信可能な各
種の配信に係るパラメータを記述する情報である。
るプラグインモジュール1533においてJavaのイ
ンタプリタ命令によって実装される、アドレス追加処理
を示すフローチャートである。
ドレス追加処理のためのインタフェース関数473が呼
び出されると、IPP配信用のプラグインモジュール1
533は図48に示した既に登録されているアドレスリ
ストデータをハードディスクから読み込む(S49
1)。
レス481と、もしあればそのアドレスに固有の最適、
および/または、可能な配信パラメータ482と、の入
力を促し、ユーザによるアドレス入力が終了するまで待
つ(S492)。
ンセルによってアドレス入力を終了したか否かを判定
し、もしキャンセルであればステップS496に進み、
もし正常な完了であればステップS494に進む。
場合は、入力されたアドレス481と配信パラメータ4
82とをアドレスリストに追加しハードディスクに書き
込む(S494)。
して一連の処理を終了する(S495)。
終了した場合は、キャンセル終了を示す返り値をリター
ンして一連の処理を終了する(S496)。
るプラグインモジュール1533においてJavaのイ
ンタプリタ命令によって実装される、配信処理を示すフ
ローチャートである。
ドレス追加処理のためのインタフェース関数470が呼
び出されると、IPP配信用のプラグインモジュール1
533は、関数呼び出しの引数として与えられた宛先ア
ドレスをアドレスリストデータ中から検索し、そのレコ
ードの配信パラメータを読み込む(S501)。
PプリンタのTCPポート番号631番との間に公知の
HTTPプロトコルによる接続を確立し、関数呼び出し
の引数として与えられた画像ファイルをプリントするた
めのIPPプリントジョブ要求をこの接続に対して送信
する(S502)。
TTP接続に書き込むデータの冒頭部分は、例えば次の
ようなバイト列である。
を読み出し、配信が正常終了したか否かを判定する(S
503)。もし正常終了であれば、正常終了を示す返り
値をリターンして終了する(S504)。もし異常終了
であれば、エラー終了を示す返り値をリターンして終了
する(S505)。
トウェア組込み型電子装置にJavaのインタプリタ環
境を導入し、ネイティブ機会命令で記述された標準搭載
機能ソフトウェアが必要とする処理の一部分をJava
のクラスとして記述し、Javaのインタプリタ環境で
動作するこのクラスのオブジェクトとネイティブな標準
搭載機能ソフトウェアとの間をインターフェースし、ネ
イティブな標準搭載機能ソフトウェアのプラグインモジ
ュールをJavaインタプリタ上で動的に追加すること
により、画像処理装置としてソフトウェア組込み型電子
装置の柔軟で動的な機能拡張が可能となる。
構成する送信コンポーネントの配信プロトコルを処理す
るアルゴリズムとそのプロトコルにおける宛先アドレス
情報をローカルに管理するアルゴリズムとをプラグイン
化したが、他のアルゴリズム部品をプラグイン化するよ
うに構成することもできる。
をプラグインによって置き換え可能に構成した場合、プ
ラグインの実装によっては単一のプロトコルや単一の宛
先アドレスに固定した単純なセンド画面を提供すること
もできる。これによって、特定業務のワークフローに特
化した簡単操作のセンドアプリケーションを、配信プロ
トコルやアドレス情報はネイティブのプログラムを変更
することなくそのまま利用することができる。操作画面
をプラグイン化する効果は、言うまでもなくセンドアプ
リケーションに限らずすべてのアプリケーションに対し
て有効である。
の中に複数のアドレスをリスト表示する処理において、
リスト表示のアルゴリズムをプラグインによって置き換
え可能に構成することもできる。この場合、各アドレス
レコードの表示順序を制御するソートアルゴリズムや、
どのレコードの表示を抑制するかを制御するフィルタア
ルゴリズムなどを柔軟に置き換えることが可能となり、
特定のユーザにとって最適なリスト表示を行うことがで
きる。言うまでもなく、アドレスリストに限らず、他の
情報のリスト表示処理においても有効である。
そのものをプラグイン化してもよい。この場合、たとえ
ば外部のサーバが管理するディレクトリサービスをLD
APやNIS、DNSなどのネットワークプロトコルに
よって利用する実装に置き換えることも可能となる。
や装置ファームウェアのアップデート時などに、アドレ
ス情報などの各種データを装置外部に読み出してまたそ
れを装置内部に書き戻すデータエクスポート・インポー
トの機能が必要とされるが、このエクスポート・インポ
ートのアルゴリズムをプラグイン化するように構成する
こともできる。この場合、どういった種類の情報をどの
ような形式(フォーマット)でどのようなプロトコルに
よって外部に入出力するかをプラグインの実装次第で柔
軟に制御することが可能となる。たとえばXML形式で
HTTPプロトコルによって入出力するようなプラグイ
ンを実装し利用できる。
4などの不揮発性メモリに記憶するデータを装置外部の
不揮発性記憶にバックアップするバックアップ処理のス
ケジューラをプラグイン化することもできる。この場
合、すべてのファイルをバックアップするフルバックア
ップと、前回のバックアップ時点から変更されたファイ
ルのみをバックアップするインクリメンタルバックアッ
プとを適宜組み合わせるなどして、特定のユーザの運用
形態に最適なタイミングでバックアップを行うカスタマ
イズが可能となる。
050が受信したファクスやLANからネットワーク2
010が受信したEメールやIFAXなどの文書が一時
蓄積されるインボックスを監視する監視アルゴリズムを
プラグイン化することもできる。この場合、受信文書は
プリントアウトのようなあらかじめ定められた処理に送
られるだけでなく、プラグインのアルゴリズムの実装次
第で、たとえば図15に示したような各種の配信機能を
利用してさまざまな宛先に転送されるように構成するこ
とも可能である。いくつかの受信を留め置いてから転送
を行ったり、受信を通知するEメールをユーザの携帯電
話宛に送ったり、受信文書をウェブサーバにアップロー
ドしてウェブブラウザから閲覧可能にするなど、特定の
ユーザが所望する個別の運用形態に合わせたあらゆる処
理に置き換えることが容易となる。
ナ画像処理2080、プリンタ画像処理2090、画像
回転2030、画像圧縮2040の各画像処理ブロック
のそれぞれの内部もしくは横並びに、文書データの変換
処理を行う文書フィルタブロックを挿入し、文書データ
変換処理をプラグインとして追加可能に構成してもよ
い。この場合、特定用途向きの独自の画像処理や文書処
理をプラグインのアルゴリズムによって提供可能なこと
は言うまでもないが、さらに、プラグインの実装次第で
は処理を装置外部のコンピュータなどが提供する機能に
委譲することによって、外部装置と組み合わせた分散シ
ステムによって機能拡張を行う柔軟性も獲得できる。一
例として、装置外部のコンピュータ上で稼働する高度な
OCR機能とのインタフェースを行うプラグインを構成
すれば、装置内にはOCR機能を追加しなくても画像か
らテキストデータを抽出する文書処理が装置内部で利用
可能となる。さらに外部コンピュータが提供する翻訳機
能とを組み合わせて、スキャンや受信した画像データを
OCRし翻訳して別の言語でプリントアウトするような
拡張機能を構成することもできる。
は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記録した記憶媒体を、システムある
いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピ
ュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読出し実行することによっても達
成される。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
よれば、動的なデータ構造やアルゴリズムの実装と部分
的なソフトウェアモジュールのインクリメンタルリンク
に最適なインタプリタをシステム内部の仮想的なオペレ
ーティングシステムとして導入し、プロセッサのネイテ
ィブ機械命令によって記述されたソフトウェアのプラグ
インモジュールをインタプリタ上で動的に追加すること
により、柔軟で動的な機能拡張が可能なソフトウェア組
込み型電子装置を提供することができる。
成図である。
成図である。
る。
である。
関する組込みアプリケーションブロックを表す図であ
る。
ンをプラグインモジュールによって拡張した状態を示す
ブロック図である。
ンを実装するソフトウェアモジュール群の階層関係を表
す図である。
ンのプラグインによる拡張を実装するソフトウェアモジ
ュール間の対話処理を示す図である。
を示す図である。
ェースを示す図である。
ンのアドレス帳へのアドレス登録処理を示すフローチャ
ートである。
ンの配信処理を示すフローチャートである。
ローカ1532に送るリクエストメッセージのデータ構
造を示す図である。
ール1531に送るレスポンスメッセージのデータ構造
を示す図である。
ェース関数の実装を示すフローチャートである。
フェースを示す図である。
プラグインリストデータのデータ形式を示す図である。
処理を示すフローチャートである。
1533が備えるインタフェースを示す図である。
533が記憶管理するアドレスリストデータのレコード
形式を示す図である。
533におけるアドレス追加処理の実装を示すフローチ
ャートである。
533における配信処理の実装を示すフローチャートで
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】ネイティブ機械命令を解析実行するプロセ
ッサと、 前記プロセッサによって解釈される一連のネイティブ機
械命令列および前記プロセッサが読み書きの対象とする
データを記憶するためのメモリと、 前記プロセッサの入出力に接続し前記プロセッサによっ
て制御される制御対象と、を有するソフトウェア組込み
型電子装置において、 前記ネイティブ機械命令列によって記述された第1のソ
フトウェアモジュール群の各命令を逐次的に前記プロセ
ッサに解釈実行させるためのオペレーティングシステム
手段と、 前記第1のソフトウェアモジュール群に含まれるソフト
ウェアモジュールであって、仮想的な機械命令の列によ
って記述された第2のソフトウェアモジュール群を前記
メモリ上に動的に配置し、前記仮想機械命令列の各仮想
機械命令を逐次的に解釈して仮想機械命令に相当するネ
イティブ機械命令列を前記プロセッサに与え解釈実行さ
せるための仮想オペレーティングシステム手段と、 前記第1のソフトウェアモジュール群に含まれるソフト
ウェアモジュールであって、前記制御対象を制御するた
めの第1の制御手段と、 前記第2のソフトウェアモジュール群に含まれるソフト
ウェアモジュールであって、前記第1の制御手段の制御
の一部を処理するための第2の制御手段と、 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段との間で要求
と応答をインタフェースするためのインタフェース手段
とを備え、 前記第2の制御手段は動的に可換であることを特徴とす
るソフトウェア組込み型電子装置。 - 【請求項2】前記インタフェース手段は、 前記第1のソフトウェアモジュール群に含まれるソフト
ウェアモジュールであるスタブ手段と、 前記第2のソフトウェアモジュール群に含まれるソフト
ウェアモジュールであるリクエストブローカ手段と、を
有し、 前記スタブ手段は前記第1の制御手段が前記スタブ手段
に与えた要求を前記リクエストブローカ手段に転送し、
さらに前記リクエストブローカ手段は前記要求を前記第
2の制御手段に与え、 前記リクエストブローカ手段は前記第2の制御手段が前
記リクエストブローカ手段に与えた応答を前記スタブ手
段に転送し、さらに前記スタブ手段は前記応答を前記第
1の制御手段に与えることを特徴とする請求項1に記載
のソフトウェア組込み型電子装置。 - 【請求項3】前記スタブ手段と前記リクエストブローカ
手段との間の要求と応答の転送は、プロセス間通信機構
によって実現されることを特徴とする請求項2に記載の
ソフトウェア組込み型電子装置。 - 【請求項4】1つの前記リクエストブローカ手段は複数
の前記第2の制御手段と組み合わされ、前記リクエスト
ブローカ手段は前記スタブ手段から転送された要求の内
容に応じて、複数の前記第2の制御手段中の1つに選択
的に要求を与えることを特徴とする請求項1に記載のソ
フトウェア組込み型電子装置。 - 【請求項5】前記仮想オペレーティング手段は、規定の
命令集合からなる命令列を読み込んで各命令を逐次的に
解釈実行するインタプリタであることを特徴とする請求
項1に記載のソフトウェア組込み型電子装置。 - 【請求項6】前記制御対象は、物理的回路または仮想回
路によって接続された画像入出力手段であることを特徴
とする請求項1に記載のソフトウェア組込み型電子装
置。
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