JPH1188633A - Eメール送受システムおよび該システムを適用したファクシミリ装置 - Google Patents

Eメール送受システムおよび該システムを適用したファクシミリ装置

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JPH1188633A
JPH1188633A JP9241087A JP24108797A JPH1188633A JP H1188633 A JPH1188633 A JP H1188633A JP 9241087 A JP9241087 A JP 9241087A JP 24108797 A JP24108797 A JP 24108797A JP H1188633 A JPH1188633 A JP H1188633A
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JP9241087A
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English (en)
Inventor
Takashi Yano
隆志 矢野
Kiyoharu Nishiyama
清春 西山
Kunikazu Tsuda
邦和 津田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、Eメール送受システムおよび該シ
ステムを適用したファクシミリ装置に関し、Eメールを
容易に、また複数人でプライバシーおよびセキュリティ
を確保しつつ利用できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 PSTNおよびLANに接続された通信
手段12および原稿から画像を読み取る画像スキャナ手段
13を備えるファクシミリ装置10に、読取画像のヘッダ部
から送信先および送信元のEメールアドレスとニックネ
ームの通信情報を文字認識するOCR手段18と、文字認
識された通信情報を記憶するアドレス記憶手段19と、読
取画像から送信するEメールを作成して文字認識された
送信先のEメールアドレスに、またはタッチパネル・デ
ィスプレイ15に表示出力して選択された記憶されている
送信先のEメールアドレスに通信手段12により送信させ
る制御手段11と、を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Eメール送受シス
テムおよび該システムを適用したファクシミリ装置に関
し、詳しくは、Eメールの容易な利用および個別の装置
を必要としないEメールの利用を実現すると共に、Eメ
ールのプライバシーおよびセキュリティを確保すること
のできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネットなどのネット
ワークに接続されたパーソナルコンピュータ(PC)な
どの間でEメールを送受することが行なわれている。こ
のEメールは、ユーザ毎に所有するEメールアドレスを
用いて送受するようになっており、インターネット内の
メールサーバに一旦蓄積された後に予めPC内に設定さ
れているユーザIDやパスワードにより該当する送信先
のEメールアドレスのEメールを転送してもらい出力処
理するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のEメールの送受にあっては、Eメールを送信
する度にEメールアドレスを入力しなければならず、P
Cの操作(キーボードやマウスなどの操作など)に馴れ
ていないユーザは容易にEメールを送信することができ
ない。
【0004】また、Eメールはプライバシーおよびセキ
ュリティを確保する状態で個人宛に送受するのが一般的
であるため、Eメールを利用するにはユーザ毎に使用す
るPCなどが必要である。しかし、業務としてEメール
を利用するためのみにPCなどの設備を準備するのは困
難な場合があるとともに、ユーザがPCを使いこなせな
い場合もある。仮に、PCを複数人で共有して使用する
ようにしてEメールを利用するにしても、ユーザの能力
の問題は解消されず、プライバシーおよびセキュリティ
を確保することができないとともに、コストの管理が複
雑になるという問題もある。
【0005】なお、近年、インターネットに接続可能な
ファクシミリ装置が出現しており、インターネットに接
続する公衆回線間の通信費でファクシミリ通信できるよ
うにしたものである。このファクシミリ装置は、タッチ
パネルなどによりPCよりも容易に利用することがで
き、ユーザの能力による問題を解消することができる
が、通信はあくまでも装置間で行なわれるものであるこ
とから、個人宛にすることはできずに、受信した情報の
プライバシーおよびセキュリティを確保することができ
ない。
【0006】そこで、本発明は、Eメールを容易に、ま
た複数人でプライバシーおよびセキュリティを確保しつ
つ利用できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、ネットワークに接続されてEメ
ールを送受する通信手段と、原稿からEメールとして送
信する画像を読み取る画像読取手段と、読取画像から送
信するEメールを作成するメール作成手段と、読取画像
に含まれる通信情報の記入領域から少なくとも送信先の
Eメールアドレスを認識する情報認識手段と、認識され
た少なくとも送信先のEメールアドレスを含む通信情報
を記憶するアドレス記憶手段と、記憶されている送信先
のEメールアドレスまたは該アドレスに対応する特定情
報を表示出力する表示手段と、表示出力される送信先の
Eメールアドレスまたは特定情報を選択入力する操作手
段と、認識された送信先のEメールアドレスに、また
は、選択された送信先のEメールアドレスに作成された
Eメールを送信させるメール制御手段と、を備えたこと
を特徴とするものである。ここで、前記情報認識手段と
しては、OCR(Optical Character Reader)手段や、
OMR(Optical Mark Reader)手段などの画像読取手
段と組み合せる光学的情報認識手段が挙げられる。
【0008】この請求項1に記載の発明では、Eメール
として送信する原稿を読み取らせることにより、送信先
のEメールアドレスなどの通信情報が認識されて、読取
画像から作成されたEメールが該Eメールアドレス宛に
送信される。また、認識された通信情報が記憶蓄積され
た後には、送信先のEメールアドレスやその特定情報の
いずれかを記入または選択するだけで、Eメールアドレ
スなどの通信情報を完璧に記入することなく、記憶蓄積
する通信情報によりヘッダ部が作成されたEメールが該
Eメールアドレス宛に送信される。したがって、Eメー
ルアドレスなどの入力操作が困難なユーザであっても容
易にEメールを利用することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記アドレス記憶手段が読取画像
から通信情報として情報認識手段により認識されたユー
ザのEメールアドレスを送信先のEメールアドレスに対
応付けして記憶し、前記メール制御手段は該ユーザのE
メールアドレスをも用いてEメールの送受を行なわせる
ように構成したことを特徴とするものである。
【0010】この請求項2に記載の発明では、読取画像
から認識されたユーザのEメールアドレスと送信先のE
メールアドレスが対応付けされて記憶蓄積され、ユーザ
のEメールアドレス毎にEメールの送受を行なうことが
できる。したがって、1つのEメール送受システムで複
数のユーザ毎にEメールを利用することができる。ま
た、送信先のEメールアドレス宛のEメールにユーザの
Eメールアドレスを自動的に付してEメールを送信する
ことができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の構成に加え、前記情報認識手段をOC
R手段により構成し、前記メール作成手段は、読取画像
から文字認識された通信情報の文字情報によりEメール
のヘッダ部を作成するとともに、該通信情報以外の領域
から文字認識された文字情報をEメールの内容とする一
方、該文字認識不能な領域の画像は画情報のままEメー
ルに貼付けて、Eメールを作成するように構成したこと
を特徴とするものである。
【0012】この請求項3に記載の発明では、読取画像
から通信情報と共にEメール文書の文字情報がOCR手
段により文字認識されることにより、Eメールの内容で
も文字認識された文字情報はコード情報で作成され、文
字認識不能な領域は画情報のまま貼付けられて、Eメー
ルが作成される。したがって、Eメールの情報量を小さ
くすることができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記情報認識手
段に代えて、あるいは加えて、ネットワークを介して送
られてきた通信情報の補正要求に基づいてアドレス記憶
手段に記憶する通信情報の補充訂正を行なう情報補正手
段を設けたことを特徴とするものである。この請求項4
に記載の発明では、ネットワークに接続されたPCなど
から通信情報を補正する補正要求を送ることにより、記
憶されている通信情報を補充訂正することができる。し
たがって、原稿に記入して認識させることにより記憶さ
せた通信情報を容易に訂正することができるとともに、
その通信情報自体を原稿に記入することなくPCなどか
ら入力して記憶させるようにすることもできる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
のいずれかに記載の発明の構成に加え、ネットワークを
介して接続されているEメール送受端末装置およびサー
バ装置により構成されるEメール送受システムであっ
て、前記通信手段、画像読取手段、表示手段および操作
手段は少なくともEメール送受端末装置に具備させて、
アドレス記憶手段は少なくともサーバ装置に具備させる
とともに、他の手段はEメール送受端末装置またはサー
バ装置に具備させて、メール制御手段は、サーバ装置の
アドレス記憶手段内に記憶されている通信情報をEメー
ル送受端末装置の表示手段に表示出力させ、操作手段か
ら選択された送信先のEメールアドレスへのEメールの
送信を実行するように構成したことを特徴とするもので
ある。ここで、前記他の手段とは、メール制御手段の一
部または全部と、メール作成手段と、情報認識手段また
は/および情報補正手段とをいう。
【0015】この請求項5に記載の発明では、端末装置
で原稿を読み取らせる一方、通信情報はサーバ装置に記
憶蓄積させることにより、その端末装置またはサーバ装
置において認識された送信先のEメールアドレスに、ま
たは端末装置において選択された送信先のEメールアド
レスに、作成したEメールを送信することができる。し
たがって、他の端末装置からもサーバ装置が記憶蓄積す
る送信先のEメールアドレスを用いてEメールを送信す
ることができる。また、端末装置には最低限必要な手段
を具備させ、他の手段をサーバ装置に具備させることに
より、端末装置を簡易な構成にすることができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ユーザのE
メールアドレスに対応する個別の識別情報を記憶する個
別情報記憶手段を有し、前記メール制御手段は記憶され
ている識別情報を受け取ったときに該識別情報に対応す
るユーザのEメールアドレス宛のEメールを出力する処
理を行なうように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0017】この請求項6に記載の発明では、ユーザの
Eメールアドレス(すなわち、ユーザ毎)に対応させ
て、例えば、ユーザIDやパスワードなどの個別の識別
情報が記憶され、この識別情報が入力されたときに該ユ
ーザのEメールアドレス宛のEメールの出力処理が行な
われる。したがって、ユーザのみが知っている識別情報
が入力されない限り、個人宛のEメールを記録出力また
は表示出力するなどの出力処理をすることができない。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1から5
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ユーザのE
メールアドレスに対応する個別の識別情報を記憶する個
別情報記憶手段と、個別の識別情報を格納する記憶媒体
をセットされたときに該記憶媒体から識別情報を読み出
す個別情報読出手段と、を有し、前記メール制御手段は
読み出された識別情報を受け取ったときに該識別情報に
対応するユーザのEメールアドレス宛のEメールを出力
する処理を行なうように構成したことを特徴とするもの
である。
【0019】この請求項7に記載の発明では、ユーザの
Eメールアドレスに対応させて、例えば、ユーザIDや
パスワードなどの個別の識別情報が記憶され、例えば、
ICカードなどの記憶媒体がセットされて識別情報が読
み出されたときに該ユーザのEメールアドレス宛のEメ
ールの出力処理が行なわれる。したがって、個人持ちの
記憶媒体をセットするだけで、個人宛のEメールを記録
出力または表示出力するなどの出力処理をすることがで
き、また、その記憶媒体がセットされない限り、その出
力処理をすることができないようにもすることができ
る。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項1から7
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記ユーザのE
メールアドレスに対応する個別の識別情報を記憶する個
別情報記憶手段を有し、前記メール制御手段は、ユーザ
の識別情報を入力されたときに対応付けされている送信
先のEメールアドレスまたは該アドレスに対応する特定
情報を表示手段に表示出力させるように構成したことを
特徴とするものである。
【0021】この請求項8に記載の発明では、ユーザの
Eメールアドレスに対応させて、例えば、ユーザIDや
パスワードなどのEメール送信時に使用する個別の識別
情報が記憶され、この識別情報が入力されたときに記憶
蓄積されているユーザの送信先のEメールアドレスや特
定情報が表示出力される。したがって、ユーザのみが知
っている識別情報が入力されない限り、他人の送信先を
知ることができない。
【0022】請求項9に記載の発明は、ファクシミリ装
置に、請求項1から8に記載のEメール送受システムを
適用したことを特徴とするものである。この請求項9に
記載の発明では、ファクシミリ装置で請求項1から8に
記載の発明によりEメールを送受することができる。し
たがって、ファクシミリ装置の簡易な操作手段でより容
易にEメールを利用することができ、また複数のユーザ
毎にEメールを利用することができる。
【0023】ここで、前記ネットワークとは、公衆回線
を介して構築されているインターネットなどのネットワ
ークや、ローカルエリアネットワーク(LAN)または
ワイドエリアネットワーク(WAN)などの、Eメール
の送受を実行し得るネットワークであればよく、一般的
には、インターネットなどのメールサーバを介してEメ
ールの送受を行ない、請求項5に記載のPCとしてはL
AN等に接続されているものを用いるのが、通常の適用
例である。
【0024】また、前記ユーザのEメールアドレスと
は、ユーザが所有するEメールアドレスのことをいい、
Eメールを送信する際には送信元のEメールアドレスと
なり、Eメールを受信する際にはそのEメールアドレス
が送信先となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1および図2は本発明に係るEメール送受シ
ステムを適用したファクシミリ装置の第1実施形態を示
す図であり、本実施形態は、請求項1、2、6、8、9
に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、ファク
シミリ装置そのものである必要はなく、例えば、ネット
ワークに接続可能な高機能デジタル複写機に搭載しても
よい。
【0026】図1において、ファクシミリ装置10は、予
め格納されている制御プログラムに従って装置各部を統
括制御する制御手段11に、網制御装置、モデム、および
ネットワークI/F等を具備して、接続されている公衆
回線(PSTN)またはローカルエリアネットワーク
(LAN)を介してファクシミリ通信を行なう通信手段
12と、原稿から送信する画像を読み取る画像スキャナ手
段(画像読取手段)13と、読取/受信した画データ(画
情報)に基づいて記録媒体により画像を用紙に記録して
出力するプリンタ手段(画像記録手段)14と、駆動条
件、装置状態、あるいは入力情報などの各種情報を表示
するディスプレイ上にユーザが入力操作を行なうタッチ
パネルを重ねられたタッチパネル・ディスプレイ(表示
手段、操作手段)15と、が接続されている。このファク
シミリ装置10は、通信手段12によりファクシミリ受信さ
れる画データを不図示の画像メモリ手段に蓄積させた後
にプリンタ手段14により記録出力させ、またタッチパネ
ル・ディスプレイ15から不図示の短縮ダイヤルメモリ手
段内に予め記憶させておいた送信先が選択されたり電話
番号がそのまま入力されて送信命令があったときに画像
スキャナ手段13により送信する画データを読み取らせて
前記画像メモリ手段に蓄積させた後に通信手段12により
送信させる、一般的なファクシミリ通信を実行すること
ができる。
【0027】このファクシミリ装置10は、制御手段11
が、制御プログラムとして、通信手段12にLANやモデ
ム等を介してインターネットに接続させEメールを送受
するソフトウェア(所謂、メーラー)をも格納するとと
もに、Eメールを送受する際にEメールサービスの提供
会社がユーザが当人であるか否かを識別管理するため
の、またEメールを出力処理する際に同様にユーザを識
別管理するためのユーザIDおよびパスワードの識別情
報をユーザの名前(ニックネーム)やEメールアドレス
に対応付けして記憶登録する管理情報記憶手段(個別情
報記憶手段)16と、送受したEメール(送信先や送信元
のEメールアドレスを含む通信情報、その内容のEメー
ル文書、およびその添付ファイル)を保管する文書記憶
手段17とを接続されてEメール送受端末装置を構成して
おり、プリンタやスキャナを接続したPCと実質的に同
様にメーラーを実行させてEメールを送受することがで
きる。また、制御手段11には、さらに、画像スキャナ手
段13により読み取られた読取画像中の文字情報を文字認
識するOCR手段(情報認識手段)18と、Eメールとし
て送信する原稿内の送信先および送信元(ユーザ)のE
メールアドレスやニックネーム(特定情報)などを記入
されている領域(ヘッダ部)から文字認識された通信情
報を記憶するアドレス記憶手段19とが接続されており、
アドレス記憶手段19には、ユーザのニックネームとEメ
ールアドレスが付されたユーザ毎のアドレスブック内に
その送信先のEメールアドレスとニックネームを蓄積記
憶するようになっている。なお、管理情報記憶手段16、
文書記憶手段17、アドレス記憶手段19は、通常のファク
シミリ装置が具備する前記画像メモリ手段や短縮ダイヤ
ルメモリ手段などのメモリを共通使用してもよい。
【0028】このため、制御手段11は、図2に示すよう
に、送信先のニックネームおよびEメールアドレスと、
送信者名(ユーザのニックネーム)およびそのEメール
アドレスの通信情報を所定のフォーマットに従ってヘッ
ダ部に記入したEメールとして送信する原稿を作成した
後に、その原稿が画像スキャナ手段13にセットされて、
タッチパネル・ディスプレイ15からEメール送信の選択
命令があったときに、画像スキャナ手段13にセットされ
た原稿を読み取らせて(ステップP1)、OCR手段18
により文字認識された原稿のヘッダ部の通信情報(文字
情報)によりEメールのヘッダ部を生成(作成)してE
メール文書を作成するとともに(ステップP2〜P
4)、そのヘッダ部を削除した他の領域は添付ファイル
として画データのまま添付してEメールを作成し(ステ
ップP5)、インターネット内のメールサーバに、文字
認識された送信先のEメールアドレス宛のEメールとし
て送信する(ステップP6)。
【0029】このとき、制御手段11は、送信したEメー
ル(Eメール文書および添付ファイル)を送信簿として
文書記憶手段17に保管させるとともに(ステップP
7)、文字認識した送信元(ユーザ)のEメールアドレ
スのアドレスブックがアドレス記憶手段19内に準備され
ていない場合には、そのユーザのニックネームとEメー
ルアドレスを付したアドレスブックを新規に作成して送
信先のEメールアドレスとニックネームを蓄積記憶する
一方、そのユーザのアドレスブックが準備されている場
合に送信先のEメールアドレスが未登録のときにはニッ
クネームとともに記憶登録させる(ステップP8)。
【0030】そして、制御手段11は、この後に、送信先
のニックネームまたはEメールアドレス、送信者名また
はそのEメールアドレスのように省略された通信情報が
ヘッダ部に記入された原稿がEメールとして送信するた
めに画像スキャナ手段13にセットされた場合には、送信
先とユーザのニックネームまたはEメールアドレスに対
応する省略された通信情報をアドレス記憶手段19内のア
ドレスブックから読み出して完全なヘッダ部を生成して
Eメールを作成・送信する。また、画像スキャナ手段13
にセットされた原稿のヘッダ部に通信情報が記入されて
いなくても、Eメールの送信操作時にタッチパネル・デ
ィスプレイ15からアドレス記憶手段19内のユーザのニッ
クネームを入力された場合には、制御手段11は、そのユ
ーザのアドレスブック内の送信先のEメールアドレスお
よび/またはニックネームを表示出力させ、そのうちか
ら選択された送信先のEメールアドレス宛のEメールと
して、完全なヘッダ部を生成してEメールを作成・送信
する。
【0031】また、制御手段11は、インターネット内の
メールサーバに、管理情報記憶手段16内のユーザIDや
パスワードを使用して対応するユーザのEメールアドレ
ス宛のEメールの有無を定期的に、またはタッチパネル
・ディスプレイ15からの入力命令に応じて確認するよう
になっており、メールサーバにユーザ宛のEメールがあ
る場合には転送要求を送出してそのEメールを文書記憶
手段17内に保管する。この制御手段11は、待機時にはタ
ッチパネル・ディスプレイ15にEメールのユーザ名をリ
スト表示するようになっており、メールサーバが転送す
るEメールを受け取った場合には、リスト中のユーザ名
を反転表示したり、ユーザ名と共に受信マークを表示し
てEメール有りを報知して、そのユーザ名が押下された
ときに、ユーザIDとパスワードの入力を要求し、照合
の結果、一致したときにのみプリンタ手段14により文書
記憶手段17内に保管するEメールを展開して記録出力さ
せる。また、文書記憶手段17内に保管する送信したEメ
ールについても同様にユーザIDなどの入力により記録
出力させることができる。なお、このときのユーザID
の入力は省略したり、パスワードについて簡略化して容
易に入力できるようにしてもよい。
【0032】すなわち、制御手段11は、メール作成手段
およびメール制御手段を構成している。なお、アドレス
記憶手段19内への新たなアドレスブックの追加や、準備
されているアドレスブック内への通信情報の追加の要否
は、タッチパネル・ディスプレイ15から選択入力すれば
よい。このように本実施形態においては、Eメールとし
て送信するヘッダ部に通信情報を記入した原稿を読み取
らせるだけで、送信先および送信元のEメールアドレス
などを文字認識して読取画像を添付したEメールを送信
することができ、この後には、認識した送信先および送
信元のEメールアドレスなどを記憶蓄積するアドレスブ
ックを利用して、新ためて完全な通信情報の記入を要求
することなく、Eメールの送信を行なうことができる。
また、このアドレスブックは、ユーザIDを所有するユ
ーザ毎に準備して複数人で利用することができる。この
ことから、通常のファクシミリ通信と同様なタッチパネ
ル・ディスプレイ15からの簡易な操作で容易にEメール
の送受を行なうことができ、複数のユーザが個別にEメ
ール送受装置を所有するのと同様にEメールを利用する
ことができる。
【0033】さらに、記入された送信先および送信元の
Eメールアドレスまたはニックネームや、入力されたユ
ーザ毎のニックネームが一致したときに、そのアドレス
ブックを利用することができる。このことから、送信先
のEメールアドレスまたはニックネーム自体を知らず
に、他のユーザの送信先を知ることができず、その送信
先にEメールを送信するこもできない。また、通常のE
メールと同様にそのユーザ毎のユーザIDやパスワード
が入力されない限り、記録出力させることはできない。
【0034】したがって、PCのキーボードやマウスの
操作などに馴れていないユーザであっても、ファクシミ
リ装置10の簡易に使用可能なタッチパネル・ディスプレ
イ15を操作するだけでEメールを容易に利用することが
でき、複数のユーザで共有する場合にも受信したEメー
ルの出力処理やEメールの送信先に関してもプライバシ
ーおよびセキュリティを確保することができる。
【0035】なお、本実施形態では、アドレス記憶手段
19内にユーザ毎のアドレスブックを準備して、ファクシ
ミリ装置10を個別に共通使用可能に構成しているが、ユ
ーザがEメールアドレスなどを共有してEメールを使用
する場合には、アドレス記憶手段19内にはユーザ毎に対
応付けずに送信先のEメールアドレスおよびニックネー
ムのみを記録登録して、送信するEメールのヘッダ部の
送信者名は自動生成しないようにして、原稿に記入され
た送信者名の画データをそのまま使用するようにしても
よい(請求項1)。
【0036】また、Eメールの送信操作時にタッチパネ
ル・ディスプレイ15からアドレス記憶手段19内のユーザ
のニックネームを入力することにより、そのユーザのア
ドレスブック内の送信先のEメールアドレスおよび/ま
たはニックネームを表示出力するように構成している
が、そのアドレスブックにユーザ毎のユーザIDやパス
ワードを対応付けして、ユーザのみが知り得るユーザI
Dやパスワードが入力されたときにのみアドレスブック
を表示出力するようにして、他のユーザの送信先につい
てのプライバシーおよびセキュリティをより確実なもの
にしてもよい。このアドレス記憶手段19内のアドレスブ
ックにユーザ毎のユーザIDやパスワードを対応付けす
ることは、以下の実施形態に適用してもよく、ユーザI
Dやパスワードが一致したときに、そのアドレスブック
の送出や補充訂正をできるようにしてもよい。
【0037】次に、図3は本発明に係るEメール送受シ
ステムを適用したファクシミリ装置の第2実施形態を示
す図であり、本実施形態は、請求項1〜3、6、8、9
に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上述第
1実施形態と略同様に構成されているので、図1を流用
して特徴部分を中心に説明する。図1において、本実施
形態の制御手段11は、画像スキャナ手段13により読み取
られた読取画像からOCR手段18により文字認識された
文字情報(コード情報)は、原稿のヘッダ部の通信情報
に限らずに、そのヘッダ部以外の領域についても利用し
てEメールを作成するようになっており、そのヘッダ部
以外の領域の文字情報はEメール文書(Eメールの内
容)として、文字認識不能な領域については上述第1実
施形態と同様に画データのまま切り出して添付ファイル
としてそのEメール文書に貼付けてEメールを作成する
ように構成されている。
【0038】このため、本実施形態の制御手段11は、図
3に示すように、画像スキャナ手段13で読み取られた原
稿の読取画像からOCR手段18により文字認識された原
稿のヘッダ部の通信情報(文字情報)によりEメールの
ヘッダ部を生成するとともに(ステップP2、P3)、
原稿のヘッダ部以外の文字画像から文字認識された文字
情報によりEメール文書を作成して(ステップP12、P
4)、文字認識不能な他の領域は貼付ける画像の添付フ
ァイルとして画データのまま添付してEメールを作成し
た後に(ステップP5)、インターネット内のメールサ
ーバに、認識された送信先のEメールアドレス宛のEメ
ールとして送信する(ステップP6)。この後に制御部
11は、送信したEメールの保管(ステップP7)、認識
したEメールアドレスやニックネームの記憶登録(ステ
ップP8)を行なって、上述第1実施形態と同様な処理
を実行する。
【0039】このように本実施形態においては、上述第
1実施形態の作用効果に加えて、ヘッダ部以外の領域で
文字認識された文字情報はコード情報としてEメール文
書を作成し、文字認識不能な領域は画データのまま貼付
けてEメールを作成することができる。したがって、原
稿内のEメール文書を画データのまま送信するよりも、
送信するEメールの情報量を小さくすることができ、少
ない通信コストでEメールを利用することができる。
【0040】次に、図4は本発明に係るEメール送受シ
ステムを適用したファクシミリ装置の第3実施形態を示
す図であり、本実施形態は、請求項1、2、4、6、
8、9に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、
上述第1、2実施形態と略同様に構成されているので、
同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を中心に説
明する。
【0041】図4において、本実施形態の制御手段11
は、LANに接続されているPCからの補正要求に応じ
て、公知のリモートコントロール、ファイル共有、ある
いはファイル転送などの方式により、アドレス記憶手段
19内の記憶情報の補充訂正を行なうようになっており、
Eメールを利用するユーザのアドレスブックの追加・削
除をする場合や、既に登録されているユーザの送信先の
Eメールアドレスなどの追加・削除・訂正をする場合
に、PCからアドレス記憶手段19内のアドレスブックの
補正をすることができるようになっている。すなわち、
本実施形態では、アドレス記憶手段19内でEメールアド
レスなどを登録管理するアドレスブックの補正を容易に
行ない得るようにするために、OCR手段18に代えて、
制御手段11に情報補正手段を構成させている。なお、O
CR手段18を省かないで、原稿のヘッダ部に記入するこ
とによってもアドレス記憶手段19内のアドレスブックに
新規なEメールアドレスなどを記憶登録させることがで
きるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0042】このように本実施形態においては、上述第
1、2実施形態の作用効果に加えて、LANに接続され
て多用されているPCから補正要求を送って、アドレス
記憶手段19内のアドレスブックに記憶登録されている通
信情報を補充訂正することができる。したがって、新規
な通信情報の記憶登録や通信情報の一部を訂正する場合
などに、Eメール送信を行なうタイミングに原稿に記入
したEメールアドレスなどをOCR手段18により認識さ
せ記憶登録させるという同様な手順を踏まずに、アドレ
ス記憶手段19内のアドレスブックの登録管理を容易に行
なうことができる。なお、このPCからの登録管理は、
LAN上のPCを使用しているユーザにより一括して行
なってもらうことができ、PCに不慣れなユーザによる
操作を必ずしも要求するものではない。
【0043】次に、図5は本発明に係るEメール送受シ
ステムを適用したファクシミリ装置の第4実施形態を示
す図であり、本実施形態は、請求項1、2、4〜6、
8、9に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、
上述第1〜3実施形態と略同様に構成されているので、
同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を中心に説
明する。
【0044】図5において、本実施形態のファクシミリ
装置10は、アドレス記憶手段19がLANを介して接続さ
れているサーバ装置20に配設されており、サーバ装置20
はファクシミリ装置10からアドレス記憶手段19内の記憶
情報の転送要求があると制御手段21がその転送要求に応
じてアドレス記憶手段19内からアドレスブック自体や通
信情報を読み出して通信手段22により送信させる。
【0045】このため、ファクシミリ装置10の制御手段
11は、省略された通信情報が記入された原稿がEメール
として送信するために画像スキャナ手段13にセットされ
た場合には、送信先とユーザのニックネームまたはEメ
ールアドレスに対応する省略された通信情報の転送要求
を通信手段12を介してサーバ装置20に送出することによ
りアドレス記憶手段19から読み出されて送られてきた通
信情報を用いて、また、Eメールの送信操作時にタッチ
パネル・ディスプレイ15からアドレス記憶手段19に準備
したアドレスブックに付されたユーザのニックネームを
入力された場合には、そのユーザのアドレスブックの転
送要求を通信手段12を介してサーバ装置20に送出するこ
とによりアドレス記憶手段19から読み出されて送られて
きた送信先のEメールアドレスおよび/またはニックネ
ームを表示出力して、上述第1、2実施形態と同様にE
メールを作成・送信する。
【0046】また、サーバ装置20の制御手段21は、LA
Nに接続されているPCからの補正要求に応じて、上述
第3実施形態と同様に、アドレス記憶手段19内の記憶情
報の補充訂正を行なうようになっている。したがって、
ユーザはLAN上に接続されたファクシミリ装置10やP
Cのいずれからも、サーバ装置20のアドレス記憶手段19
内のアドレスブックを利用して容易にEメールを送信し
たり、そのアドレスブックの追加・補充・訂正をするこ
とができる。
【0047】このように本実施形態においては、上述第
1〜3実施形態の作用効果に加えて、ファクシミリ装置
10から送信するEメールは、LANを介して接続されて
いるサーバ装置20に配設したアドレス記憶手段19内のア
ドレスブックを利用してヘッダ部を作成し送信すること
ができ、また、そのアドレス記憶手段19内の記憶情報は
LAN上のいずれのPCから容易に補充・訂正すること
ができる。
【0048】なお、本実施形態では、アドレス記憶手段
19のみをサーバ装置20に配設しているが、このサーバ装
置20に管理情報記憶手段16や文書記憶手段17を配設する
とともに、その制御手段21にファクシミリ装置10の制御
手段11が行なうEメールを送受する機能の一部を持たせ
ることにより、そのファクシミリ装置10からはユーザI
Dやパスワードを入力するだけで、画像スキャナ装置13
により読み取った画像をサーバ装置20に送ってEメール
の送信を行なわせたり、受信済みのEメールの転送を行
ない得るように構成してもよい。このように構成するこ
とによって、ファクシミリ装置10の構成をより簡易かつ
安価にして、Eメールを利用可能なネットワークを拡大
することができる。
【0049】次に、図6は本発明に係るEメール送受シ
ステムを適用したファクシミリ装置の第5実施形態を示
す図であり、本実施形態は、請求項1、2、4〜9に記
載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上述第4実
施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には
同一の符号を付して特徴部分を中心に説明する。図5に
おいて、本実施形態のファクシミリ装置10は、ユーザが
各種情報を記憶させたユーザ毎に所有するICカード
(記憶媒体)を挿入して装着(接続)するICカード接
続手段(個別情報読出手段)31が操作部に配設されてお
り、制御手段11はEメールを送受する操作時にICカー
ド接続手段31によりICカードからユーザIDやパスワ
ードを読み出させてEメールの送受に用いるようになっ
ている。
【0050】このため、制御手段11は、Eメールの送信
操作時にICカード接続手段31にICカードがセットさ
れると、そのICカードから読み出したユーザIDやパ
スワードが管理情報記憶手段16内のものと一致するか照
合して、一致したときにのみEメールの送信手順を実行
する一方、待機時にICカード接続手段31にICカード
がセットされると、そのICカードから読み出したユー
ザIDやパスワードにより転送要求して文書記憶手段17
内に保管するEメールアドレス宛のEメールを抽出して
タッチパネル・ディスプレイ15にリスト表示して、選択
されたEメールを記録出力させ、また、待機時にEメー
ル有りを報知するユーザ名が押下されたときに要求する
ユーザIDとパスワードがICカード接続手段31内のも
のと一致するか照合して、記録出力させる。
【0051】したがって、ユーザはICカードをセット
するだけでユーザID等を入力することなくEメールの
送受を行なうことができる。このように本実施形態にお
いては、上述実施形態の作用効果に加えて、ユーザが所
有するICカードがセットされたときに、ユーザIDや
パスワードを読み出して、管理情報記憶手段16内のもの
と一致したときに、Eメールの送受を行なうことがで
き、より容易にEメールを利用することができる。
【0052】なお、本実施形態では、ICカードにユー
ザIDおよびパスワードの双方を格納しているが、例え
ば、ユーザIDのみを格納して、パスワードについては
入力を促すことにより、Eメールのプライバシーおよび
セキュリティをより確実に確保するようにすることもで
きる。また、サーバ装置20に管理情報記憶手段16を配設
して、ファクシミリ装置10の制御手段11によりICカー
ドから読み出され送信されてきたユーザIDやパスワー
ドをサーバ装置20の制御手段21が管理情報記憶手段16内
のものと照合して一致したときにEメールの送受を実行
するようにして、LAN上のいずれのファクシミリ装置
10からもICカードをセットするだけでEメールを利用
し得るようにしてもよい。
【0053】さらに、管理情報記憶手段16内およびIC
カード内のユーザIDやパスワードが一致しない限り、
タッチパネルディスプレイ15からの入力のみでは、個人
宛のEメールを記録出力したり、表示出力したりするこ
とをできないようにして、Eメールのプライバシーおよ
びセキュリティをより確実に確保するようにしてもよ
い。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、Eメー
ルとして送信する原稿を読み取らせるだけで、送信先の
Eメールアドレスなどの通信情報を認識して読取画像を
Eメールとして送信することができ、この後には、記憶
蓄積する送信先(Eメールアドレスまたは特定情報)を
選択するだけで読取画像をEメールとして送信すること
ができるので、簡易な操作で容易にEメールを利用する
ことができる。したがって、キーボードやマウスの操作
などに馴れていないユーザであってもEメールを容易に
利用することができる。
【0055】請求項2に記載の発明によれば、認識およ
び記憶蓄積したユーザのEメールアドレスと送信先のE
メールアドレスを利用してEメールを送信するととも
に、ユーザのEメールアドレス毎にEメールの受信をす
ることができるので、複数のユーザが個別にEメール送
受装置を所有するのと同様にEメールを利用することが
できる。したがって、Eメール送受システムを共有して
ユーザ毎にEメールを利用することができる。
【0056】請求項3に記載の発明によれば、読取画像
から文字認識した通信情報およびEメール文書の文字情
報をコード情報としてEメールのヘッダ部およびEメー
ル文書を作成するとともに、文字認識不能なEメール文
書は画情報のまま貼付けてEメールを作成するので、小
さな情報量でEメールの送受を行なうことができる。し
たがって、少ない通信コストでEメールを利用すること
ができる。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、ネットワ
ーク上のPCなどから通信情報を補充訂正することがで
きるので、原稿に通信情報を記入して認識させる操作を
繰り返すことなく、通信情報を容易に補正することがで
きる。したがって、PCなどを使いこなせるユーザが一
括して他のユーザの通信情報を容易に補正することがで
きる。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、通信情報
をサーバ装置に記憶蓄積させる一方、端末装置はその通
信情報から送信先のEメールアドレスを選択して原稿の
読取画像をEメールとして送信することができるので、
簡易な構成のネットワーク上のいずれかの端末装置から
容易にEメールを送信することができる。したがって、
端末装置毎に通信情報を記憶蓄積させることなく、端末
装置が設置されている場所で容易にEメールを利用する
ことができる。また、端末装置を安価にしてEメールを
利用可能なネットワークを拡大することができる。
【0059】請求項6に記載の発明によれば、ユーザの
ユーザIDやパスワードなどの識別情報が入力されたと
きに、そのユーザのEメールアドレス宛のEメールの出
力処理を行なうので、ユーザのみが知り得る識別情報が
入力されない限り、個人宛のEメールを記録出力した
り、表示出力したりすることができない。したがって、
複数のユーザで共有する場合にも、Eメールのプライバ
シーおよびセキュリティを確保することができる。
【0060】請求項7に記載の発明によれば、ユーザが
所有するICカードなどの記憶媒体がセットされたとき
に、ユーザIDやパスワードなどの識別情報が読み出さ
れて、そのユーザのEメールアドレス宛のEメールの出
力処理を行なうので、個人持ちの記憶媒体をセットする
だけで、個人宛のEメールを記録出力したり、表示出力
することができ、また、その記憶媒体がセットされない
限り、Eメールの出力処理をできないようにすることも
できる。したがって、複数のユーザで共有する場合に
も、Eメールの出力処理を容易にすることができるとと
もに、Eメールのプライバシーおよびセキュリティを確
保することができる。
【0061】請求項8に記載の発明によれば、Eメール
の送信時に必要なユーザIDやパスワードなどの識別情
報の入力により、記憶蓄積する送信先のEメールアドレ
スや特定情報を表示出力して選択することができるの
で、ユーザのみが知り得る識別情報が入力されない限
り、他人の送信先を知ることができず、その送信先にE
メールを送信することもできない。したがって、複数の
ユーザで共有する場合にも、Eメールの送信先に関して
プライバシーおよびセキュリティを確保することができ
る。
【0062】請求項9に記載の発明によれば、ファクシ
ミリ装置で請求項1から8に記載の発明によりEメール
を送受することができるので、ファクシミリ装置の簡易
な操作によって、請求項1から8に記載の発明の作用効
果を得て、より容易にEメールを利用することができる
とともに、共有する複数のユーザ毎にEメールを利用す
ることができる。したがって、ファクシミリ装置で、E
メールを容易に、また複数人でプライバシーおよびセキ
ュリティを確保しつつ利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るEメール送受システムを適用した
ファクシミリ装置の第1実施形態を示す図であり、その
概略全体構成を示すブロック図である。
【図2】そのEメールの送信時の説明をするフローチャ
ートである。
【図3】本発明に係るEメール送受システムを適用した
ファクシミリ装置の第2実施形態を示す図であり、その
Eメールの送信時の説明をするフローチャートである。
【図4】本発明に係るEメール送受システムを適用した
ファクシミリ装置の第3実施形態を示す図であり、その
概略全体構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係るEメール送受システムを適用した
ファクシミリ装置の第4実施形態を示す図であり、その
概略全体構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係るEメール送受システムを適用した
ファクシミリ装置の第5実施形態を示す図であり、その
概略全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置(Eメール送受端末装置) 11 制御手段(メール作成手段、メール制御手段、情
報補正手段) 12 通信手段 13 画像スキャナ手段(画像読取手段) 14 プリンタ手段 15 タッチパネル・ディスプレイ(表示手段、操作手
段) 16 管理情報記憶手段(個別情報記憶手段) 17 文書記憶手段 18 OCR手段(情報認識手段) 19 アドレス記憶手段 20 サーバ装置 21 制御手段(情報補正手段) 22 通信手段 31 ICカード接続手段(個別情報読出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 106

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続されてEメールを送受
    する通信手段と、原稿からEメールとして送信する画像
    を読み取る画像読取手段と、読取画像から送信するEメ
    ールを作成するメール作成手段と、読取画像に含まれる
    通信情報の記入領域から少なくとも送信先のEメールア
    ドレスを認識する情報認識手段と、認識された少なくと
    も送信先のEメールアドレスを含む通信情報を記憶する
    アドレス記憶手段と、記憶されている送信先のEメール
    アドレスまたは該アドレスに対応する特定情報を表示出
    力する表示手段と、表示出力される送信先のEメールア
    ドレスまたは特定情報を選択入力する操作手段と、認識
    された送信先のEメールアドレスに、または、選択され
    た送信先のEメールアドレスに作成されたEメールを送
    信させるメール制御手段と、を備えたことを特徴とする
    Eメール送受システム。
  2. 【請求項2】前記アドレス記憶手段が読取画像から通信
    情報として情報認識手段により認識されたユーザのEメ
    ールアドレスを送信先のEメールアドレスに対応付けし
    て記憶し、前記メール制御手段は該ユーザのEメールア
    ドレスをも用いてEメールの送受を行なわせるように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のEメール送受
    システム。
  3. 【請求項3】前記情報認識手段をOCR手段により構成
    し、前記メール作成手段は、読取画像から文字認識され
    た通信情報の文字情報によりEメールのヘッダ部を作成
    するとともに、該通信情報以外の領域から文字認識され
    た文字情報をEメールの内容とする一方、該文字認識不
    能な領域の画像は画情報のままEメールに貼付けて、E
    メールを作成するように構成したことを特徴とする請求
    項1または2に記載のEメール送受システム。
  4. 【請求項4】前記情報認識手段に代えて、あるいは加え
    て、ネットワークを介して送られてきた通信情報の補正
    要求に基づいてアドレス記憶手段に記憶する通信情報の
    補充訂正を行なう情報補正手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のEメール送受シス
    テム。
  5. 【請求項5】ネットワークを介して接続されているEメ
    ール送受端末装置およびサーバ装置により構成されるE
    メール送受システムであって、 前記通信手段、画像読取手段、表示手段および操作手段
    は少なくともEメール送受端末装置に具備させて、アド
    レス記憶手段は少なくともサーバ装置に具備させるとと
    もに、 他の手段はEメール送受端末装置またはサーバ装置に具
    備させて、 メール制御手段は、サーバ装置のアドレス記憶手段内に
    記憶されている通信情報をEメール送受端末装置の表示
    手段に表示出力させ、操作手段から選択された送信先の
    EメールアドレスへのEメールの送信を実行するように
    構成したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載のEメール送受システム。
  6. 【請求項6】前記ユーザのEメールアドレスに対応する
    個別の識別情報を記憶する個別情報記憶手段を有し、 前記メール制御手段は記憶されている識別情報を受け取
    ったときに該識別情報に対応するユーザのEメールアド
    レス宛のEメールを出力する処理を行なうように構成し
    たことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    Eメール送受システム。
  7. 【請求項7】前記ユーザのEメールアドレスに対応する
    個別の識別情報を記憶する個別情報記憶手段と、個別の
    識別情報を格納する記憶媒体をセットされたときに該記
    憶媒体から識別情報を読み出す個別情報読出手段と、を
    有し、 前記メール制御手段は読み出された識別情報を受け取っ
    たときに該識別情報に対応するユーザのEメールアドレ
    ス宛のEメールを出力する処理を行なうように構成した
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のE
    メール送受システム。
  8. 【請求項8】前記ユーザのEメールアドレスに対応する
    個別の識別情報を記憶する個別情報記憶手段を有し、 前記メール制御手段は、ユーザの識別情報を入力された
    ときに対応付けされている送信先のEメールアドレスま
    たは該アドレスに対応する特定情報を表示手段に表示出
    力させるように構成したことを特徴とする請求項1から
    7のいずれかに記載のEメール送受システム。
  9. 【請求項9】請求項1から8に記載のEメール送受シス
    テムを適用したことを特徴とするファクシミリ装置。
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