JPH0697913B2 - 作業車輌における前・後進切換え装置 - Google Patents

作業車輌における前・後進切換え装置

Info

Publication number
JPH0697913B2
JPH0697913B2 JP23986786A JP23986786A JPH0697913B2 JP H0697913 B2 JPH0697913 B2 JP H0697913B2 JP 23986786 A JP23986786 A JP 23986786A JP 23986786 A JP23986786 A JP 23986786A JP H0697913 B2 JPH0697913 B2 JP H0697913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
switching
lever
shift
reverse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23986786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6394920A (ja
Inventor
洋 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP23986786A priority Critical patent/JPH0697913B2/ja
Publication of JPS6394920A publication Critical patent/JPS6394920A/ja
Publication of JPH0697913B2 publication Critical patent/JPH0697913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、コンバイン等の作業車輌における前・後進切
換え装置に係り、詳しくは該装置と変速レバーの連動構
造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、変速操作機構は、1本の変速レバーを中立位置に
操作すると、該操作に連動して自動的かつ可逆的にメイ
ンクラッチを切断するように構成して、車輌を走行させ
る際、前記変速レバーを前進域又は後進域に入れる傾動
操作をするだけで前・後進が切換えられてメインクラッ
チが切続され、そして無段変速装置が増速操作されるよ
うに構成している(実開昭54−181421号公報参照)。
ところで、前記操作機構は、1本の変速レバーにメイン
クラッチ等の各機器をワイヤを介して連動しており、こ
のため変速レバーの操作荷重が大きくなってしまうと共
に、その構造も複雑であるため修理・点検も面倒になっ
ており、操作性と共のメンテナンス性も悪くなってい
る。
そこで、本出願人により前・後進の切換え、メインクラ
ッチの断接及び無段変速装置の増速操作等を1本の変速
レバーに連動する油圧等のアクチュエータにより順次作
動させるように構成した変速操作機構が提案されてい
る。
該変速操作機構には、前記アクチュエータにて移動され
る切換えプレートによりシフトフォークを案内・移動し
て前・後進を切換えるように構成した前・後進切換え装
置が設けられており、該装置はカム溝を形成した切換え
プレートに切換えアームを回動自在に設置すると共に、
該アーム先端に設けた案内部材を前記カム溝に収納し、
更に切換えアームを変速レバーにワイヤ等を介して連動
して構成している。従って、該レバーの中立位置での前
進・後進域への傾動に伴い切換えアームが回動し案内部
材がカム溝内で移動され、この状態において前記レバー
が増速操作されてアクチュエータが作動すると、切換え
プレートがカム溝及び案内部材にてシフトフォークを移
動し、これにより前・後進が切換えられる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 ところで、上述した変速操作機構は、変速レバーと切換
えアームがワイヤ等を介して連動されているが、アクチ
ュエータは変速レバーの傾動操作に追従して作動される
ため、該レバー操作との間で時間的なずれを生じてしま
う。従って、変速レバーの次なる操作によりワイヤ等が
牽引され切換えアームが回動しようとしても、切換えプ
レートが遅れて作動することによりカム溝内での位置が
まだ変わってないシフトフォーク先端に案内部材が当接
してしまうことがあり、アクチュエータの作動を待たな
ければ変速レバーの操作が円滑に行えない等の不具合を
生じる虞れがある。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明は、上述問題点を解消することを目的とするもの
であって、例えば第1図及び第2図に示すように、操作
レバー21及び前・後進を切換えるシフトフォーク39を備
えると共に、該フォークに連動してシフト部材を設置
し、該シフト部材を移動して前・後進を切換えてなる作
業車輌であって、 前後方向に移動自在に案内され、かつカム溝102を有す
る切換えプレート97と、 前記操作レバー21の前後方向の操作により作動され、か
つ前記切換えプレート97を前後方向に移動し得るアクチ
ュエータ63と、 前記切換えプレート97に回動自在に支持され、かつ前記
操作レバー21の横方向の操作により回動される切換えア
ーム103と、 該切換えアーム103の先端に設置され、前記カム溝102を
横方向に移動し得る案内部材106と、 前記操作レバー21と切換えアーム103とを連動する連動
手段W,112に介在するスプリング113と、を備え、 前記シフト部材を前記切換えプレートのカム溝内に嵌挿
して、該切換えプレートの前後方向の移動に基づき、前
記シフト部材が、前記カム溝の側面及び前記案内部材に
案内されて移動すると共に、該案内部材が、前記カム溝
内にて前記スプリングに基づき移動・付勢されてなるも
のである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、オペレータにて操作レバー21が前進
域F又は後進域Rに傾動操作されると、例えば後進域R
から中立位置Nに戻され、直ちに前進域に連続操作され
る場合、まず中立位置における操作レバー21の横方向操
作に基づき、連動手段W,112が切換えアーム103をスプリ
ング113を介して弾力的に操作する。これにより、アク
チュエータ63による切換えプレート97の移動が遅れて、
該切換えアーム103はカム溝102内にて案内部材106が直
ちに移動し得ない際でも、その回動方向に付勢された状
態で待機される。そして、該アクチュエータ63が遅れて
作動して切換えプレート97が移動すると、切換えアーム
103は案内部材106が解放された時点で、先行する操作レ
バー21とは別に移動する。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本発明による実施例について説明
する。
コンバイン1は、第8図に示すように、スプロケットS
により駆動されるクローラ2にて支持されている機体3
を有しており、該機体3の一側には後方にエンジン4が
搭載されていると共に前方に運転席5が配置され、かつ
その間にグレンタンク6が設置されており、また機体3
の他側には自動脱穀機が設置されている。更に、機体3
の前方には前処理部7が昇降自在に配設されており、そ
の後方における機体3の下部にはミッションケース9が
搭載されている。そして、運転席5は機体フレーム3a上
に運転席フレーム10が固定されてなり、更に該フレーム
10上における前方部にはステップ面11が固定されてお
り、その前端には走行クラッチペダル12が設置されてい
る。また、前記フレーム10の後方部には、シートフレー
ムを介してシート13が設置されている。また、運転席フ
レーム10の前部上方には、操作台15が立設されており、
該操作台15の上面は操作パネル16になっている。そし
て、該操作パネル16にはモノレバー17が立設されてお
り、更にサイドクラッチレバー18が回動自在に設置され
ている。また、運転席5の機体内側方に隣接して設置さ
れたサイド操作パネル19上には油圧レバー20,F・R無段
変速レバー21が配置されている。
一方、前記ミッションケース9は、第7図に示すよう
に、走行系伝動部22、サイドクラッチ・ブレーキ装置2
3、走行駆動部25からなるメイントランスミッション26
を収納している。そして、走行系伝動部22はそれぞれミ
ッションケース9に回転自在に支持されたシャフト27,2
9及び30を有しており、該シャフト27には前・後進切換
えギヤ31及び32が回転自在にかつ軸方向移動不能に嵌合
されていると共にこれら両ギヤ31,32の間にシフタ40が
回転不能かつ軸方向移動自在に嵌合され、かつシャフト
29には大径ギヤ35、小径ギヤ36がそれぞれ固設され、ま
たシャフト30にギヤ37を支持しており、そして前進用ギ
ヤ31及びギヤ36がギヤ37に常時噛合し、かつ後進ギヤ32
がギヤ35に常時噛合している。更に、ミッションケース
9上方にはシフトレール38が配設されていると共に、該
レール38にはクリックストップを介してシフトフォーク
39が摺動自在に嵌挿されており、該フォーク39が操作さ
れることにより前記ギヤ31,32間に嵌合したシフタ40が
摺動してこれらギヤ31,32に適宜係合して前・後進を切
換えると共に該シフタ40が両ギヤ31,32との噛合を断つ
ことにとより中立位置となる。即ち、シフタ40が第5図
において右方に移動して前進用ギヤ31に噛合すると、該
ギヤ31の回転が直接ギヤ37に伝達され、またシフタ40が
左方に移動して後進用ギヤ32に噛合すると、該ギヤ32の
回転がギヤ35及び36を介してギヤ37に伝達される。な
お、前・後進切換えギヤ31,32がシフトフォーク39にて
一体に摺動されてギヤ37又は35に適宜噛合して前・後進
を切換えるように構成してもよい。また、前記シャフト
27の一端にはギヤ41が固設されており、該ギヤ41は伝動
上流側に回転自在に配置されたアイドルギヤ42に噛合さ
れている。
また、サイドクラッチ・ブレーキ装置23はサイドクラッ
チC及びサイドブレーキBを有しており、走行系伝動部
22から伝達される回転を走行駆動部25に適宜伝達してい
る。更に、該ミッションケース9の上部にはサブミッシ
ョンケース43が一体に固定されており、該ケース43には
前処理伝動部45及び走行系副変速部46が内蔵され、かつ
該ケース43からは無段変速装置47の被動側割プーリ48を
支持しているシャフト49が一端をケース43に回転自在に
支持されて突出している。また、前記シャフト49におけ
るケース43と被動側割プーリ48との間にはメインクラッ
チ50が設置されている。
一方、前記一体のミッションケース9及び43の上方には
カウンタケース51が配設されており、該カウンタケース
51にはシャフト52が貫通して支持されていると共に、そ
の外側には油圧ポンプPが固設されている。更に、シャ
フト52はその一端に駆動側割プーリ53が設置され、かる
該割プーリ53とケース51との間には該プーリ53を変速操
作する変速カム55が配置されており、更に駆動側割プー
リ53は前記被動側割プーリ48との間に無端ベルトbが巻
掛けられて無段変速装置47を構成している。
また、第3図ないし第5図にに示すように、機体3には
その前後方向に沿って無段変速用油圧アクチュエータ63
がその一端を機体3のフレームに枢支して設置されてお
り、また該アクチュエータ63と直角方向に即ち機体横方
向に支点シャフト65が回動自在に配置され、かつ該シャ
フト65には回動アーム66が固設されている。更に、該シ
ャフト65には、F・R切換えアーム67及びメインクラッ
チアーム69がそれぞれ回動自在に配設されていると共
に、変速アーム70及びポテンショメータアーム71がそれ
ぞれ固設されている。そして、切換えアーム67はロッド
72を介して前・後進切換え装置73に連結されており、ま
たメインクラッチアーム69はその一端にロッド75を介し
て前記メインクラッチ50が連結されていると共に、ワイ
ヤ76を介して走行クラッチペダル12が連結され、かつア
ーム69の他端にはロッド77を介して前記サイドブレーキ
Bが連結されている。更に、変速アーム70はロッド79を
介して前記変速カム55を連動するように構成されてお
り、またアーム71はロッド80を介してポテンショメータ
等の検出器81(第1図参照)に連結されている。更に、
前記回動アーム66の一端には前記無段変速用油圧アクチ
ュエータ63のピストンロッド63a先端が取付けられてい
ると共に、他端にはその両側方に突出して前記切換えア
ーム67及びクラッチアーム69それぞれの一側に当接する
ように押圧ピン82が設置されており、該ピン82はアクチ
ュエータ63が最も収縮した状態においてアーム67及び69
を同時に押圧・回動するように構成されている。
一方、第1図に示すように、F・R無段変速レバー21は
レバー部材21a及びプレート部材21bから構成されてお
り、該レバー部材21aの一端にはアーム部材83が固設さ
れ、かつ該アーム部材83はプレート部材21bの一端と支
点ピン85を介して連結されることにより機体横方向に揺
動自在に構成され、またプレート部材21bの中央部をブ
ラケット86に設けたピン87に枢支して、操作パネル19に
形成したクランク状のレバー溝19aに沿って機体前後方
向に自在に揺動し得るように構成されている。また、プ
レート部材21bの回動基点のやや上方にはピン89が機体
横方向に突出して設置されており、該ピン89は、機体3
にそれぞれ回動自在に設けたリンクプレート90,90の当
接部90a,90aを押圧してこれらプレート90,90を別々に回
動するように構成されている。更に、リンクプレート9
0,90それぞれの一端にはリンク91,91が枢支され、かつ
これらリンク91,91は前記検出器81を作動するアーム93
一端にV字状に支持されている。また、該アーム93はそ
の他端を検出器81の回動軸81aに固設されていると共
に、スプリング95にて第1図時計方向に付勢されてい
る。従って、変速レバー21を前進域F又は後進域Rにて
傾動操作すると、ピン89にてリンクプレート90,90が当
接部90a,90aを押圧されてそれぞれ別方向に回動される
が、リンク91,91はそれぞれ同方向に押下されるのでア
ーム93は変速レバー21が前進域F,後進域Rのどちらに傾
動された際でも、スプリング95の付勢力に抗して第1図
反時計方向に回動される。例えば、変速レバー21を前進
域Fにおいて高速方向(V1→V9)に傾動操作すると、ピ
ン89は、第1図において左側のリンクプレート90の当接
部90aに当接して該プレートを反時計方向に回動し、リ
ンク91を介してアーム93をスプリング95に抗して反時計
方向に回動する。一方、変速レバー21を後進域Rにおい
て高速方向(V1→V9)に傾動操作すると、ピン89は、右
側のリンクプレート90の当接部90aに当接して該プレー
トを時計方向に回動し、リンク91を介してアーム93をス
プリング95に抗して反時計方向に回動する。そして、ア
ーム93に固定されている回動軸81aは同方向に回動して
検出器81を作動する。また、検出器81はそのケース本体
に設けられた突出部81bに前記ロッド80の一端が枢支さ
れており、変速レバー21の傾動操作にて検出器81の回動
軸81aが角度θ回動されて油圧アクチュエータ63が伸長
すると、ロッド80にて検出器81本体と回動軸81aと同方
向に回動され、これにより該検出器81本体と回動軸81a
との相間角が0になるとアクチュエータ63の作動が停止
されるように構成されている。なお、検出器81は、従来
周知な構造からなるが、例えば本体側(ケース側)(81
b)にリミットスイッチが設けられ、また回動軸側(81
a)にカム部が設けられ、変速レバー21の前進側F又は
後進側Rへの操作に基づき、回動軸側(81a)が回動す
ると、カム部によりリミットスイッチが作動して、油圧
アクチュエータ63を作動する。これにより支点シャフト
65、アーム71及びロッド80を介して本体側(81b)が回
動し、該ケース側の回動が前記回転軸側(81a)の回動
角と一致した時点で、カム部がリミットスイッチをオフ
してアクチュエータ63の作動を停止する。
また、前記前・後進切換え装置73は、第3図ないし第5
図に示すように、ミッションケース9上方に固定したブ
ラケット96の孔96aに、前記ロッド72先端を挿入し、か
つ該先端に固定した切換えプレート97を、ミッションケ
ース9上方に配置した多数のガイドローラ99…にて案内
されて機体前後方向に往復移動し得るように構成されて
いる。更に、前記ロッド72はスプリング100に嵌挿して
おり、かつ該スプリング100はその一端をブラケット96
に当接していると共に、他端をストッパ101にて固定さ
れている。また、前記切換えプレート97には、第2図
(a),(b)に示すように、前記ブラケット96に向い
た一端から他端に向けて所定量広がるように狭まり部10
2a及び広がり部102bを有するY字状の溝(カム溝)102
が形成されていると共に、切換えアーム103がその一端
をピン105にて回動自在に支持されて設置されている。
更に、前記Y字溝102には該アーム103の他端に設けた案
内部材106が収納されていると共に、該案内部材106は、
前記切換えアーム103の回動基部に向いた側から八字状
に広がった扇形からなり、かつ該扇形の両傾斜面106a,1
06bと、Y字溝102内の狭まり部102aから広がり部102bに
向かう両傾斜面のそれぞれ対向する傾斜面同士が略々平
行をなしてガイド溝を形成するように構成されている。
そして、第5図に示すように、前記Y字溝102には前記
シフトフォーク39(第7図参照)に連結したアーム107
の一端に設置したシフトローラ109(シフト部材を構
成)が収納されている。
また、機体3には、第1図に示すように、プレート110
がピン111を中心に水平方向回動自在に設置されてお
り、該プレート110はその一端に、一端を切換えアーム1
03に連結したロッド112の他端が回動自在に取付けられ
ていると共に、その他端の両側にはスプリング113,113
が設置されており、これらスプリング113,113はそれぞ
れワイヤW,Wを介して、前記アーム部材83の両側に連結
されており、従って変速レバー21をレバー溝19aの中立
位置Nにて機体横方向に揺動すると、プレート110がワ
イヤWにて牽引されて水平方向に回動し、ロッド112を
移動して切換えアーム103即ち案内部材106の位置をY字
溝102の広がり部102b内にて適宜切換えるように構成さ
れている。そして、ワイヤWと、スプリング113と、プ
レート110とによって連動手段を構成している。
即ち、シフトローラ109は、切換えプレート97が一方向
に移動した状態(第2図(a)参照)に基づきY字状の
溝102の狭まり部102aに位置した状態にあっては、アー
ム107を介してシフトフォーク39を中立状態とし、かつ
切換えプレート97が他方向に移動した状態(第2図
(b)参照)に基づきY字状の溝102の広がり部102bに
おける左右一方に位置した状態にあっては、アーム107
を介してシフトフォーク39を前進又は後進位置とする。
一方、第6図に示すように、前記油圧アクチュエータ63
はその最大収縮位置において、前記F・R無段変速レバ
ー21の中立位置Nに対応しており、ピストンロッド63a
の伸長に伴い回動アーム66と共にシャフト65を回動し
て、無段変速装置47を速度V1からV9に増速操作するよう
に構成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
F・R無段変速レバー21が中立位置Nにある状態におい
て、F・R切換えアーム67及びメインクラッチアーム69
が、最大に収縮した油圧アクチュエータ63にて第3図時
計方向に移動された押圧ピン82により同方向に回動され
ている。従って、前・後進切換え装置73は、第2図
(a)に示すように、切換えプレート97をスプリング10
0の付勢力に抗してブラケット96から離間する方向へ移
動させることにより、シフトローラ109は、Y字溝102の
傾斜面及び案内部材106の傾斜面(例えば106a)に案内
されて狭まり部102aに導入され、これによりミッション
ケース9内の前・後進切換えギヤ31,32はシフトフォー
ク39の操作にてフリーにされて中立状態となっており、
またメインクラッチ50は切断状態にされている。更に、
ロッド77が前記アーム69にて牽引されて、サイドブレー
キBが制動・作動状態にされている。そして、中立位置
NにあるF・R無段変速レバー21を、まず機体横方向に
傾動して前進域F側か後進域R側にすると、アーム部材
83によりワイヤWが牽引されスプリング13を介してプレ
ート110がいずれか一方向に水平回動される。これによ
り、ロッド112を介して切換えアーム103がいずれか一方
向に回動され、案内部材106がY字溝102の広がり部102b
内においてどちらか一方の側に待機される。この状態に
おいて、変速レバー21が前進域Fか後進域Rどちらか一
方のV1(第1図参照)に向けて傾動操作されると、ピン
89にてリンクプレート90,90のうちいずれか一方が回動
されてリンク91,91の一方が押下される。これにより、
アーム93がスプリング95の付勢力に抗して第1図反時計
方向に回動されて回動軸81aが回動され、検出器81が変
速レバー21の位置を検出する。これに基づき、油圧アク
チュエータ63が伸長されると、回動アーム66が第3図反
時計方向に回動して押圧ピン82を移動し、これによりF
・R切換えアーム67及びメインクラッチアーム69が解放
される。従って、サイドブレーキBがその制動を解除さ
れ、またスプリング100の付勢力によりロッド72が移動
される。これにより、切換えプレート97がブラケット96
側に移動すると、シフトローラ109が、第2図(b)に
示すように、Y字溝102内の傾斜面と案内部材106の傾斜
面106a又は106bとでなすガイド溝に案内されて、広がり
部102bにおける案内部材106が位置していない側に導入
される。これにより、アーム107が回動してシフトフォ
ーク39を摺動し、前・後進を適宜切換える。更に、メイ
ンクラッチ50もアーム69の回動に伴い接続される。そし
て、F・R無段変速レバー21が更に傾動操作されると支
点シャフト65が更に回動され、無段変速アーム70が第3
図反時計方向に回動されて変速カム55を増速側に回動し
無段変速装置47を増速制御してコンバイン1を増速走行
させる。この際、前記アクチュエータ63は、支点シャフ
ト65の回動にて移動するロッド80により検出器81本体
(ケース側)が回動軸81aと同方向に牽引・回動され、
該軸81aと検出器81本体との相間角が0になる位置で停
止されるため、常にF・R無段変速レバー21の位置に対
応して作動される。即ち、検出器81は、変速レバー21の
操作に基づき、ピン89、リンクプレート90、リンク91及
びアーム93を介して回転軸81aが所定回転し、本体側(8
1b)との間に角度差を生じると、例えばカム部にて作動
されるリミットスイッチに基づき油圧アクチュエータ63
が作動し、これにより支点シャフト65、アーム71及びロ
ッド80を介して本体側(81b)が回動して、前記回転軸8
1aの回転角と一致した時点で、例えばリミットスイッチ
に基づき油圧アクチュエータ63の作動を停止する。ま
た、検出器81は、該レバー81を前進域F、後進域Rのど
ちらに操作されてもその回動軸81aを同方向に回動して
レバー21の位置を検出することができるため、変速レバ
ー21の位置検出用としてまた油圧アクチュエータ63のフ
ィードバック用として兼用することができ、従ってフィ
ードバック用の検出器を1個省略してコストダウンを図
ることができると共に、点検箇所を減らしてメンテナン
ス性を向上することができる。
一方、無段変速レバー21がV1に向けて減速操作される
と、検出器81にて検出した該レバー21の位置に対応して
アクチュエータ63が収縮され、これにより支点シャフト
65が第3図時計方向に回動されてロッド79にて変速カム
55が減速側に戻される。これにより無段変速装置47が減
速制御され、更に速度V1になった時点から今度は押圧ピ
ン82にてメインクラッチアーム69即ちロッド75が押圧さ
れ、メインクラッチ50が切断される。ついで、前・後進
切換え装置73の切換えプレート97がスプリング100の付
勢力に抗して移動され、Y字溝102の傾斜面と案内部材1
06の傾斜面106a又は106bに案内されてシフトローラ109
が狭まり部102aに導入され中立状態にされる。この状態
では、アーム69の第3図時計方向の回動によりサイドブ
レーキBが制動・作動されている。
次いで、上述作用を、F・R無段変速レバー21を中立位
置Nから前進位置Fに操作する状況により具体的に説明
する。
無段変速レバー21の中立位置Nにあっては、油圧アクチ
ュエータ63の収縮により、押圧ピン82、切換えアーム67
及びロッド72を介して切換えプレート94は第2図(a)
の状態にあり、シフトローラ109はY字溝102の狭まり部
102aに位置しており、この状態にあっては、アーム103
を介してシフトフォーク39は、シフタ40を前・後進切換
えギヤ31,32のいずれとも噛合しない中立位置にある。
そして、前記無段変速レバー21を中立位置から前進位置
に移動する際、クランク状のガイド溝19aの中立位置N
にて横方向に動かす。すると、レバー21のレバー部材21
aが、第1図に示すように、支点ピン85を中心に右
(F)方向に揺動し、ワイヤW及びスプリング113を介
してプレート110をピン117を中心に反時計方向に揺動
し、更にロッド112を介して切換えアーム103をピン105
を中心に時計方向に揺動する。これにより、該アーム10
3に取付けられている案内部材106がY字溝102の広がり
部102b一側(第2図の右側)にて待機される。
この状態で、無段変速レバー21を増速側(→V1→V9)に
操作すると、該操作量に応じて油圧アクチュエータ63が
伸長し、押圧ピン82のアーム67に対する当接を解放し、
これによりスプリング100の付勢力に基づきロッド72を
介して切換えプレート97を、第3図において左方向に移
動する。すると、シフトローラ109は、第2図(b)に
示すように、Y字溝102及び案内部材106の傾斜面106bに
案内されて、広がり部102bにおける案内部材106が位置
しない側に導かれる。これにより、アーム107を介して
シフトフォーク39は、シフタ40を第7図右方向に移動
し、該シフタ40を前進用ギヤ31に噛合する。なおこの
際、シフタ40は、スプリング100の付勢力により、例え
ギヤ31との間で歯と歯が対向しても、僅かなシフタ40の
回転により弾力的に噛合し得る。
一方、第7図に示すように、エンジンからの回転は、カ
ウンタケース51に支持されているプーリ及び該ケース内
のギヤを介してシャフト52に伝達され、更に変速レバー
21の操作量に応じた変速比に操作されている無段変速装
置47、そして接続状態にあるメインクラッチ50を介して
シャフト49に伝達されている。更に、該シャフト49の回
転は、走行系副変速部46で適宜変速され、更にアイドル
ギヤ42及びギヤ41を介してシャフト27に伝達される。
そして、上述したように、シフタ40が前進用ギヤ31に噛
合した状態にあっては、シャフト27の回転は、シフタ40
を介して前進用ギヤ31に伝達され、更に該ギヤ31を直接
噛合しているギヤ37及びサイドクラッチ・ブレーキ装置
23を介して走行駆動部25に伝達される。
なお、変速レバー21を後進位置Rに移動する場合、切換
えアーム103は前述と逆方向に移動され、案内部材106が
Y字溝102の他側にて待機され、アクチュエータ63の移
動に基づく切換えきプレート97の移動により、シフトロ
ーラ109を逆方向に移動する。これにより、シフトフォ
ーク39が、シフタ40を後進用ギヤ32に噛合するように移
動し、シャフト27の回転は、シフタ40、後進用ギヤ32、
ギヤ35,36を介してギヤ37に伝達される。一方、変速レ
バー21を前進位置から中立位置に戻すと、油圧アクチュ
エータ63が収縮して、押圧ピン82が切換えアーム67を押
圧し、ロッド72を介してスプリング100を圧縮しつつ切
換えプレート97を第3図右方向に移動する。すると、第
2図(a)に示すように、シフトローラ109は、Y字溝1
02の狭まり部102aに案内され、これによりシフトアーム
107を介して、シフトフォーク39が、シフタ40を前進用
ギヤ31から強制的に離して中立位置に切換える。
また、油圧アクチュエータ63は変速レバー21の傾動操作
に追従して作動されるため、例えばレバー21が前・後進
域F・Rいずれか一方の増速位置から中立位置Nに戻さ
れたり、そして該中立位置Nから連続して他方に向けて
操作された際等には、レバー21が中立位置で傾動されて
切換えアーム103により案内部材106の位置を直ちに変え
ようとしても、時間的にずれて作動するアクチュエータ
63が切換えプレート97を遅れて移動するため、案内部材
106がシフトローラ109に当接して移動されない不都合を
生じるが、スプリング113,113が、変速レバー21にて牽
引されるワイヤW,Wと切換えアーム103の間を弾力的に支
持しているため、変速レバー21はアクチュエータ63に先
行して支障なく操作される。
なお、前記リンクプレート90,90及びリンク91,91による
検出器81への連動を、第9図に示すように、F・R無段
変速レバー21と共に回動するプレート115にワイヤ116を
巻掛けて固定し、かつ該ワイヤ116の両端を検出器81の
アーム93の一点にV字状に連結して、変速レバー21がい
ずれの方向に傾動されてもアーム93が同一方向に牽引さ
れるように構成しても良い。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、操作レバー21と
切換えアーム103を連動する連動手段W,112にスプリング
113を介在したので、操作レバー21の傾動操作中、アク
チュエータ63が該レバー21に追従して作動することによ
り、案内部材106がカム溝102内で移動し得ない状態があ
っても、先行する操作レバー21により切換えアーム103
をその回動方向に付勢して待機しておき、アクチュエー
タ63が作動して案内部材106を解放した時点で該案内部
材106を移動して前・後進を切換えることができ、これ
により操作レバー21を、アクチュエータ63の作動を待つ
ことなくスムーズに操作することができ、操作性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る前・後進切換え装置を示す斜視
図、第2図はその切換えプレート及び切換えアームを詳
示する平面図、第3図は変速操作機構を示す斜視図、第
4図はその平面図、第5図はその側面図、第6図は無段
変速用アクチュエータによる各作動位置区分を示す側面
図、第7図はミッションケース全体を示す断面図、第8
図はコンバイン全体を示す側面図である。そして、第9
図はF・R無段変速レバーと検出器を連動する他の実施
例を示す側面図である。 1…作業車輌(コンバイン)、21…操作レバー(F・R
無段変速レバー)、39…シフトフォーク、63…アクチュ
エータ(無段変速用油圧アクチュエータ)、73…前・後
進切換え装置、97…切換えプレート、102…カム溝(Y
字溝)、103…切換えアーム、106…案内部材、112,W…
連動手段(ロッド,ワイヤ)、113…スプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバー及び前・後進を切換えるシフト
    フォークを備えると共に、該フォークに連動してシフト
    部材を設置し、該シフト部材を移動して前・後進を切換
    えてなる作業車輌であって、 前後方向に移動自在に案内され、かつカム溝を有する切
    換えプレートと、 前記操作レバーの前後方向の操作により作動され、かつ
    前記切換えプレートを前後方向に移動し得るアクチュエ
    ータと、 前記切換えプレートに回動自在に支持され、かつ前記操
    作レバーの横方向の操作により回動される切換えアーム
    と、 該切換えアームの先端に設置され、前記カム溝を横方向
    に移動し得る案内部材と、 前記操作レバーと切換えアームとを連動する連動手段に
    介在するスプリングと、を備え、 前記シフト部材を前記切換えプレートのカム溝内に嵌挿
    して、該切換えプレートの前後方向の移動に基づき、前
    記シフト部材が、前記カム溝の側面及び前記案内部材に
    案内されて移動すると共に、該案内部材が、前記カム溝
    内にて前記スプリングに基づき移動・付勢されてなる、 作業車輌における前・後進切換え装置。
JP23986786A 1986-10-08 1986-10-08 作業車輌における前・後進切換え装置 Expired - Lifetime JPH0697913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23986786A JPH0697913B2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08 作業車輌における前・後進切換え装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23986786A JPH0697913B2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08 作業車輌における前・後進切換え装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6394920A JPS6394920A (ja) 1988-04-26
JPH0697913B2 true JPH0697913B2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=17051063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23986786A Expired - Lifetime JPH0697913B2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08 作業車輌における前・後進切換え装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0697913B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163534A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Du Pont Toray Co Ltd 手袋

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6394920A (ja) 1988-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100633832B1 (ko) 작업차의 속도 유지 구조
JP2001082597A (ja) 作業車の走行変速構造
JPH04368231A (ja) 作業車の前後進変速操作構造
JPH0694125A (ja) 作業車の走行用変速連係装置
KR20070101762A (ko) 작업차의 변속 조작 구조
JPH0697913B2 (ja) 作業車輌における前・後進切換え装置
JPH064671Y2 (ja) 作業車輌におけるレバ−位置決め装置
JPH01190553A (ja) 作業車の変速操作構造
JP2652486B2 (ja) クルーズコントロール装置
JPH0697910B2 (ja) 作業車輌における前・後進切換え装置
JPH065707Y2 (ja) 作業車輌における操作装置
JP3840296B2 (ja) 制動装置
JPH0327413B2 (ja)
JPH061858Y2 (ja) 作業車輌における変速操作機構
JP2817135B2 (ja) 車輌等の走行操作装置
JPH0679888B2 (ja) 変速操作機構
JPH0732897A (ja) 作業車の変速ペダル支持構造
JPS5821824Y2 (ja) 歩行型移動農機の操作構造
JPH0697911B2 (ja) 変速操作機構
JPH0697912B2 (ja) 作業車輌における前・後進切換え装置
JPH0613410Y2 (ja) 作業車輌におけるレバー装置
JPH085346B2 (ja) Hstのクルーズコントロール装置
JP2596194Y2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JP2507093Y2 (ja) 主変速レバ―による駐車ブレ―キ,主クラッチ連動構造
JP2001080380A (ja) 作業車の走行変速構造