JPH0697392A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0697392A
JPH0697392A JP4269417A JP26941792A JPH0697392A JP H0697392 A JPH0697392 A JP H0697392A JP 4269417 A JP4269417 A JP 4269417A JP 26941792 A JP26941792 A JP 26941792A JP H0697392 A JPH0697392 A JP H0697392A
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JP
Japan
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film
transistor
gate electrode
region
diffusion layer
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Pending
Application number
JP4269417A
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English (en)
Inventor
Etsuo Hamada
悦男 濱田
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NEC Kyushu Ltd
Original Assignee
NEC Kyushu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタティック半導体記憶装置において、LO
COS酸化膜を用いることなく素子分離ができるように
する。駆動トランジスタと負荷トランジスタとで同一の
ゲート電極を共有できるようにして、工数の削減と段差
の縮小を図る。 【構成】 p型シリコン基板101の表面にボロンを導
入してチャネルストッパとなるp型拡散層102を形成
する。基板101上に絶縁膜を介してグランド配線10
3を形成し、グランド配線103をマスクにヒ素をイオ
ン注入して駆動トランジスタのソース・ドレイン領域と
なるn型拡散層104を形成する。層間絶縁膜106を
形成し、ゲート電極形成箇所の層間絶縁膜106を除去
してそこにゲート絶縁膜を形成しボロンを導入してチャ
ネル領域105を形成する。ゲート電極106を形成
し、その上に負荷トランジスタのソース・ドレイン領域
およびチャネル領域を構成する半導体薄膜110を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特に、分離領域によって分離された活性領域に駆動トラ
ンジスタが形成されているスタティック型半導体記憶装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、薄膜トランジスタを負荷とした
従来のスタティック型半導体記憶装置の断面図である。
この従来例は次のように作製される。p型シリコン基板
201上に選択的にボロンをイオン注入してチャネルス
トッパとなるp+ 型拡散層202を形成しその上にLO
COS法によりフィールド酸化膜203を形成する。フ
ィールド酸化膜の形成されていない半導体基板上にゲー
ト酸化膜204を形成した後、ボロンを軽く打ち込んで
チャネル領域205を形成する。次に、コンタクト形成
箇所のゲート酸化膜を除去し多結晶シリコン膜およびシ
リサイド膜からなる第1のゲート電極206を形成した
後、ヒ素をイオン注入してソース・ドレイン領域となる
+ 型拡散層207を形成する。
【0003】次に、層間絶縁膜を介してグランド配線2
08を形成し、さらにその上に層間絶縁膜を形成し、第
1のゲート電極206との接触をとるために層間絶縁膜
の一部を除去した後、多結晶シリコン膜の堆積とそのパ
ターニングにより第2のゲート電極209を形成する。
第2のゲート電極209上にゲート絶縁膜210を形成
し、第2のゲート電極とのコンタクトをとるためにその
一部を除去した後、半導体薄膜211を形成し、薄膜ト
ランジスタのチャネル領域、ソース・ドレイン領域を形
成するために必要な不純物導入を行う。
【0004】その後全面に層間絶縁膜212を形成し
(図では、下層の層間絶縁膜と区別せずに層間絶縁膜は
全て212で示されている)、n+ 型拡散層207とコ
ンタクトをとるためのコンタクト孔を開口した後、Al
層を形成し、これをパターニングしてビット線213を
形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスタテ
ィック半導体記憶装置では、素子間を分離するためにフ
ィールド酸化膜を用いているが、これはいわゆるLOC
OS法と呼ばれる手法により形成されるものであるた
め、多大の工数を要する他、バースビークによって有効
面積が減少し高集積化が困難になるという問題点があっ
た。また、長時間の熱酸化によって基板にストレスが加
わるため基板リークが増大するという欠点があった。さ
らにウェハの反りや表面での段差が大きくなることによ
り、ホトリソ工程での歩留りの向上が困難であった。
【0006】上述した完全CMOS型スタティック半導
体記憶装置では、ビット線の下に、第1のゲート電極、
グランド配線、第2のゲート電極および半導体薄膜の4
層の配線層が必要となるため、工程数が多くなる欠点が
あった。また、段差も大きくなるため、製造工程が一層
困難となり歩留りの低下は避けがたかった。
【0007】よって、本発明の目的とするところは、第
1に、LOCOS法に寄らない素子分離技術を提案し
て、LOCOS法に基づく上記諸欠点を一気に解消して
信頼性の高いスタティック半導体記憶装置を高歩留りで
製造しうるようにすることであり、第2に、必要な配線
層を一層減らすことができるようにして、工数の削減と
段差の緩和を図り、もって製造コストの削減と歩留りの
向上を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、半導体基板上の活性領域以外の領域に素子分離用の
高濃度不純物領域が形成され、前記高濃度不純物領域上
に絶縁膜を介してクランド配線が形成され、前記活性領
域上にバルク型のMOSトランジスタが形成されたもの
である。さらに、素子分離領域によって区画された活性
領域上に形成されたバルク型MOSトランジスタを駆動
トランジスタとし、その上に形成された薄膜トランジス
タを負荷トランジスタとするものにおいて、前記バルク
型MOSトランジスタと前記薄膜トランジスタとが同一
のゲート電極を共有している。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1の(a)は、本発明の一実施例を示す
平面図であり、図1の(b)はそのA−A′線の断面図
である。また、図2はその等価回路図である。図2に示
されるように、メモリセルは一対の駆動トランジスタQ
3 、Q4 と、一対の負荷トランジスタQ5 、Q6 とから
なるフリップフロップにより構成されている。メモリセ
ル内に記憶されているデータおよびメモリセルに書き込
むべきデータは、メモリセルの記憶ノードN1 、N2
接続されたトランスファトランジスタQ1 、Q2 を介し
て読み出され、また書き込まれる。トランスファトラン
ジスタQ1 、Q2 および駆動トランジスタQ3 、Q4
nチャネルMOSトランジスタで構成され、負荷トラン
ジスタQ5 、Q6 はpチャネル薄膜トランジスタによっ
て構成されている。これらのトランジスタの形成箇所は
図1の(a)に示されている。
【0010】図1の(a)、(b)において、101は
p型シリコン基板、102はチャネルストッパとなるp
型拡散層、103は、p型拡散層102上に絶縁膜を介
して形成されたグランド配線、104はMOSトランジ
スタのソース・ドレイン領域となるn型拡散層、105
は、MOSトランジスタのチャネル領域、106はCV
DSiO2 膜からなる第1の層間絶縁膜、107は、n
型拡散層104を記憶ノードに接続するために第1の層
間絶縁膜106に開孔されたコンタクト孔、108はゲ
ート電極、109は薄膜トランジスタのソース・ドレイ
ン領域を記憶ノードに接続するためにゲート絶縁膜に開
孔されたコンタクト孔、110は、薄膜トランジスタの
チャネル領域およびソース・ドレイン領域を構成する半
導体薄膜、111はBPSG膜からなる第2の層間絶縁
膜、112は、ビット線をn型拡散層104に接触させ
るために第1、第2の層間絶縁膜106、111に開孔
されたコンタクト孔、113はビット線である。
【0011】本実施例の半導体記憶装置に以下のように
して作製される。p型シリコン基板101上に全面的に
ボロンを導入してチャネルストッパとなるp型拡散層1
02を形成し、その上に絶縁膜を介してグランド配線1
03を形成する。次にグランド配線103をマスクにヒ
素をイオン注入してn型拡散層104を形成する。次に
全面にSiO2 を成長させて第1の層間絶縁膜106を
形成し、MOSトランジスタのチャネル領域となる領域
の第1の層間絶縁膜をエッチング除去しそこにゲート絶
縁膜を形成する。第1の層間絶縁膜をマスクにボロンを
イオン注入してチャネル領域105を形成し、第1の層
間絶縁膜にコンタクト孔107を形成した後、多結晶シ
リコン膜とシリサイド膜との複合膜からなるゲート電極
108を形成する。
【0012】次に、CVD法によりゲート絶縁膜を形成
し、薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域を記憶ノ
ードに接続するためのコンタクト孔109を開設した
後、Pドープされた多結晶シリコン膜からなる半導体薄
膜110を形成し、さらに半導体薄膜のソース・ドレイ
ン領域となる部分にボロンを導入する。次に、第2の層
間絶縁膜111を形成し、n型拡散層104をビット線
と接続するためのコンタクト孔112を開孔した後、A
l膜をPVD法により被着しこれをパターニングしてビ
ット線113を形成する。
【0013】このようにして作製された半導体記憶装置
では、MOSトランジスタのチャネル領域およびソース
・ドレイン領域が形成される活性領域以外の領域はグラ
ンド配線によって覆われ、その下にはチャネルストッパ
となる拡散層が形成されているため、この領域で寄生ト
ランジスタが動作することは防止される。即ち、この構
造により、フィールド酸化膜を用いることなく素子分離
の目的を達成することが可能となり、LOCOS酸化膜
に起因する不都合を一気に解消することができる。そし
て、素子分離に用いられるグランド配線はもともとスタ
ティックなメモリセルに必要な配線であるから、本発明
では素子分離のために新たに追加される工程はなく、L
OCOS法の諸工程が正味削減されるのみである。
【0014】また、駆動トランジスタと負荷トランジス
タのゲート電極を共通にしたことにより配線層を一つ少
なくすることができ、この点からも工数の削減と段差の
縮小が可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はスタティ
ック半導体記憶装置において、各メモリセル毎にコンタ
クトをとる必要のあるグランド配線を用いて素子分離を
行うものであるので、本発明によれば、フィールド酸化
膜を形成する必要がなくなる。従って、本発明によれ
ば、フィールド酸化膜をLOCOS法により形成するこ
とに付随する、段差の増大、およびウェハ反りによる歩
留りの低下、バースビークによる有効面積の縮小、基板
ストレスに起因するリーク電流の増大等の不都合を解消
することができる。また、LOCOS法の一連の工程を
省略できることから、大幅な工数削減が達成できる。さ
らにグランド配線の面積が増大したことによる接地抵抗
の低減化という副次的効果も期待できる。
【0016】さらに、本発明によれば、スタティック型
メモリセルの駆動トランジスタと負荷トランジスタとが
同一のゲート電極を共有しているため、配線層を一層分
少なくすることができ、一層の工数の削減と段差の縮小
が可能となり歩留りをさらに改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図と断面図。
【図2】図1の実施例の等価回路図。
【図3】従来例の断面図。
【符号の説明】
101 p型シリコン基板 102 p型拡散層 103 グランド配線 104 n型拡散層 105 チャネル領域 106 第1の層間絶縁膜 107 コンタクト孔(ゲート電極−n型拡散層間) 108 ゲート電極 109 コンタクト孔(半導体薄膜−ゲート電極間) 110 半導体薄膜 111 第2の層間絶縁膜 112 コンタクト孔(ビット線−n型拡散層間) 113 ビット線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の活性領域以外の領域に素
    子分離用の高濃度不純物領域が形成され、前記高濃度不
    純物領域上に絶縁膜を介してクランド配線が形成され、
    前記活性領域上にバルク型のMOSトランジスタが形成
    されている半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 素子分離領域によって区画された活性領
    域上に形成されたバルク型MOSトランジスタを駆動ト
    ランジスタとし、その上に形成された薄膜トランジスタ
    を負荷トランジスタとする半導体記憶装置において、前
    記バルク型MOSトランジスタと前記薄膜トランジスタ
    とが同一のゲート電極を共有していることを特徴とする
    半導体記憶装置。
JP4269417A 1992-09-11 1992-09-11 半導体記憶装置 Pending JPH0697392A (ja)

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JP4269417A JPH0697392A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 半導体記憶装置

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ID=17472131

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JP4269417A Pending JPH0697392A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 半導体記憶装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5731618A (en) * 1995-04-24 1998-03-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device and method of manufacturing thereof

Cited By (1)

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