JP2586806B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2586806B2
JP2586806B2 JP5288927A JP28892793A JP2586806B2 JP 2586806 B2 JP2586806 B2 JP 2586806B2 JP 5288927 A JP5288927 A JP 5288927A JP 28892793 A JP28892793 A JP 28892793A JP 2586806 B2 JP2586806 B2 JP 2586806B2
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俊之 石嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特にSRAMに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン基板に形成されるSRAMは、
高密度化,大容量化,低消費電力化の一途を辿ってい
る。大容量のSRAMでは、多くの素子を1チップ上に
形成する必要があるため、メモリセルのセルサイズの縮
小が最優先にされている。また、低消費電力が要求され
る場合には、CMOS型のメモリセルが用いられる。
【0003】SRAMのメモリセルの回路図である図3
を参照すると、CMOS型のメモリセルからなるSRA
Mは、第1のNチャネルMOSトランジスタ(TN1)お
よび第1のPチャネルMOSトランジスタ(TP1)から
なる第1のCMOSインバートと第2のNチャネルMO
Sトランジスタ(TN2)および第2のPチャネルMOS
トランジスタ(TP2)からなる第2のCMOSインバー
トと第1の転送トランジスタ(TT1)と第2の転送トラ
ンジスタ(TT2)とからなり、第1,第2のCMOSイ
ンバータはフリップ・フロップ結合されている。TN1
よびTN2のソース領域はそれぞれ接地配線に接続され、
P1およびTP2のソース領域はそれぞれ電源配線
(VDD)に接続され、TT1およびTT2のゲート電極はワ
ード線(W)に接続され、TT1およびTT2のソース,ド
レイン領域の一方はそれぞれビット線(B−1)および
ビット線(B−2)に接続されている。
【0004】第1のノード(N1 )によりTN1およびT
P1のドレイン領域が接続されてなる第1のCMOSイン
バータの出力端子とTN2およびTP2のゲート電極が接続
されてなる第2のCMOSインバータの入力端子とTT1
のソース,ドレイン領域の他方とが接続され、第2のノ
ード(N2 )によりTN2およびTP2のドレイン領域が接
続されてなる第2のCMOSインバータの出力端子とT
N1およびTP1のゲート電極が接続されてなる第1のCM
OSインバータの入力端子とTT2のソース,ドレイン領
域の他方とが接続される。
【0005】最近のCMOS型のメモリセルでは、セル
サイズを縮小を最優先にする方法として、CMOSイン
バータのPチャネルMOSトランジスタ(TP1,TP2
が薄膜トランジスタ(TFT)で構成されている。この
TFTは、シリコン基板表面に設けられたNチャネルM
OSトランジスタ(TN1,TN2,TT1,TT2)を覆う層
間絶縁膜の表面に、形成される。
【0006】半導体装置の断面図である図4を参照する
と、このようなCMOS型のメモリセルからなるSRA
Mは、例えばN1 に関連した部分での構造が以下のよう
になっている。
【0007】P型シリコン基板201表面のフィールド
酸化膜202で区画された領域には、TN1,TN2
T1,TT2が設けられている。TT1は、P型シリコン基
板201表面に設けられたN+ 拡散層208ac,20
8adと、P型シリコン基板201表面に設けられた第
1のゲート絶縁膜であるゲート酸化膜203を介してP
型シリコン基板201上に設けられたワード線を兼ねた
ゲート電極206とから構成されている。N+ 拡散層2
08adはビット線に接続されている。N+ 拡散層20
8acは、TN1のドレイン領域であるN+ 拡散層に接続
され、ダイレクト・コンタクト孔204を介してTN2
ゲート電極205bが延在された部分に直接に接続され
ている。ゲート電極205b,206の側面には、絶縁
膜からなるスペーサ207が設けられている。
【0008】TN1,TN2,TT1,TT2は、層間絶縁膜2
09により覆われている。層間絶縁膜209には、ゲー
ト電極205bに達するコンタクト孔210aが設けら
れている。このコンタクト孔210aを介して、層間絶
縁膜209表面に設けられたTP2のゲート電極215b
が、ゲート電極205bに直接に接続されている。ゲー
ト電極215bを含めて層間絶縁膜209表面は、第2
のゲート絶縁膜213により覆われている。ゲート電極
215bを覆う部分のゲート絶縁膜213に設けられた
開口部214を介して、多結晶シリコン膜217aに設
けられたTP1のドレイン領域となるP+ 領域218ab
が、ゲート電極215bに直接に接続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4に示したSRAM
では、(例えば第1の)ノードを構成するために3つの
接続孔(ダイレント・コンタクト孔204,コンタクト
孔210aおよび開口部214)が必要である。これら
の接続孔にはそれぞれアライメント・マージンが必要で
あることから、このような構成のノードの占有面積は縮
小することが困難であり、ひいては、セル・サイズの縮
小を制約することになる。
【0010】接続孔の種類を低減する方法も提案されて
いる。例えば、特開平3−254141号公報に開示さ
れた方法によると、半導体基板上に第1の絶縁膜,第1
の導電膜パターンおよび第2の絶縁膜を形成し、第2の
絶縁膜,第1の導電膜パターンおよび第1の絶縁膜を貫
通して半導体基板に達する開孔パターンを形成し、この
開孔パターンを介して半導体基板に接続される第2の導
電体膜パターンを形成している。
【0011】第1の絶縁膜,第1の導電体パターンがN
チャネルMOSトランジスタのゲート絶縁膜,ゲート電
極であり、第2の絶縁膜を層間絶縁膜であると仮定し、
この公開公報に記載の方法をCMOS型のメモリセルか
らなるSRAMへ適用を考えると、(上記公開公報では
半導体基板表面への拡散層を形成方法が明示されていな
いが)ゲート電極直下の一部にN+ 拡散層を設ける必要
がある。このN+ 拡散層をNチャネルMOSトランジス
タのゲート電極に自己整合的に形成することは不可能で
あるため、上記ゲート絶縁膜の形成前後にこの部分にこ
のN+ 拡散層を別途形成するとすれば、N+ 拡散層−N
+ 拡散層間隔およびN+ 拡散層−ゲート電極間隔等のマ
ージンが必要とたり、セル・サイズの縮小に対しては大
きな支障となる。
【0012】さらに上記公開公報記載の方法には、Pチ
ャネル型のTFTによる制約もある。TFTのゲート電
極が第2の導電体パターンとなる。上記N+ 拡散層とこ
のゲート電極とがP−N接合を形成しないようにするた
めに、このゲート電極はP+型多結晶シリコン膜を用い
ることができない。また、このTFTがボトム・ゲート
型の場合には、このTFTのゲート電極とこのTFTの
(多結晶シリコン膜に設けられた)P+ 領域とを接続す
るためにこのTFTのゲート絶縁膜に接続孔を別途設け
る必要があるため、さらにセル・サイズの縮小は困難に
なる。
【0013】したがって本発明の目的は、セル・サイズ
の縮小が容易な構造を有したCMOS型のメモリセルか
らなるSRAMを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、第1のNチャネルMOSトランジスタおよび第1の
PチャネルMOSトランジスタからなる第1のCMOS
インバータと、第2のNチャネルMOSトランジスタお
よび第2のPチャネルMOSトランジスタからなる第2
のCMOSインバータと、この第2のCMOSインバー
タの入力端子およびこの第1のCMOSインバータの出
力端子が接続されてなる第1のノードと、この第1のC
MOSインバータの入力端子およびこの第2のCMOS
インバータの出力端子が接続されてなる第2のノード
と、ソース,ドレイン領域の一方がビット線に接続さ
れ,このソース,ドレイン領域の他方がこの第1のノー
ドに接続され,ワード線をゲート入力とする第1の転送
トランジスタと、ソース,ドレイン領域の一方がビット
線に接続され,このソース,ドレイン領域の他方がこの
第2のノードに接続され,ワード線をゲート入力とする
第2の転送トランジスタとからなるメモリセルを有する
SRAMにおいて、上記第1のNチャネルMOSトラン
ジスタが、P型シリコン基板表面に設けられたソース,
ドレイン領域となる第1,第2のN型拡散層と、このP
型シリコン基板表面に設けられた第1のゲート絶縁膜を
介してP型シリコン基板上に設けられた第1のゲート電
極とからなることと、上記第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタが、上記P型シリコン基板表面に設けられたソ
ース,ドレイン領域となる第3,第4のN型拡散層と、
このP型シリコン基板表面に設けられた第1のゲート絶
縁膜を介してP型シリコン基板上に設けられた第2のゲ
ート電極とからなることと、上記第1の転送トランジス
タが、上記P型シリコン基板表面に設けられた上記ビッ
ト線,上記第1のノードにそれぞれ接続される第5,第
6のN型拡散層と、このP型シリコン基板表面に設けら
れた第1のゲート絶縁膜を介してP型シリコン基板上に
設けられた第3のゲート電極とからなることと、上記第
2の転送トランジスタが、上記P型シリコン基板表面に
設けられた上記ビット線,上記第2のノードにそれぞれ
接続される第7,第8のN型拡散層と、このP型シリコ
ン基板表面に設けられた第1のゲート絶縁膜を介してP
型シリコン基板上に設けられた第3のゲート電極とから
なることと、上記第1のPチャネルMOSトランジスタ
が、ソース,ドレイン領域となる第1,第2のP型領域
を有する第1の多結晶シリコン膜および第2のゲート絶
縁膜および第4のゲート電極を有し、層間絶縁膜を介し
て上記P型シリコン基板上に設けられた薄膜トランジス
タからなることと、上記第2のPチャネルMOSトラン
ジスタが、ソース,ドレイン領域となる第3,第4のP
型領域を有する第2の多結晶シリコン膜および第2のゲ
ート絶縁膜および第5のゲート電極を有し、層間絶縁膜
を介して上記P型シリコン基板上に設けられた薄膜トラ
ンジスタからなることと、上記第1のノードが、上記第
2のN型拡散層および上記第6のN型拡散層に接続され
る上記第2のゲート電極直下の上記P型シリコン基板表
面に設けられた第9のN型拡散層と、上記第5のゲート
電極および上記第2のゲート絶縁膜および上記第1の多
結晶シリコン膜の上記第2のP型領域と上記層間絶縁膜
と上記第2のゲート電極と上記第1のゲート絶縁膜とを
貫通してこの第9のN型拡散層に達する第1のコンタク
ト孔と、この第1のコンタクト孔を充填する導電体膜と
からなることと、上記第2のノードが、上記第4のN型
拡散層および上記第8のN型拡散層に接続される上記第
1のゲート電極直下の上記P型シリコン基板表面に設け
られた第10のN型拡散層と、上記第4のゲート電極お
よび上記第2のゲート絶縁膜および上記第2の多結晶シ
リコン膜の上記第4のP型領域と上記層間絶縁膜と上記
第1のゲート電極と上記第1のゲート絶縁膜とを貫通し
てこの第10のN型拡散層に達する第2のコンタクト孔
と、この第2のコンタクト孔を充填する導電体膜とから
なることとを併せて特徴とする。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】CMOS型のメモリセルからなるSRAM
のNチャネルMOSトランジスタの平面図である図1
(a)とPチャネル型のTFTを有するCMOS型のメ
モリセルからなるSRAMの平面図である図1(b)と
(図1(a)および)図1(b)のXX線での断面図で
ある図1(c)とを参照すると、本発明の一実施例のS
RAMのメモリ・セルは、以下のように構成されてい
る。なお、理解を容易にするために、図1(a)のN+
拡散層には斜め左下りのハッチングを施し、図1(b)
のP+ 領域には斜め右下りのハッチングを施してある。
【0017】P型シリコン基板101表面のフィールド
酸化膜102で区画された領域には、第1,第2のNチ
ャネルMOSトランジスタと(NチャネルMOSトラン
ジスタからなる)第1,第2の転送トランジスタとが設
けられている。第1のNチャネルMOSトランジスタ
は、ソース,ドレイン領域であるP型シリコン基板10
1表面に設けられたN+ 拡散層108aa,108ab
と、P型シリコン基板101表面に設けられた第1のゲ
ート絶縁膜であるゲート酸化膜103を介してP型シリ
コン基板101上に設けられた第1のゲート電極105
aとから構成されている。第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタは、ソース,ドレイン領域であるP型シリコン
基板101表面に設けられたN+ 拡散層108ba,1
08bbと、P型シリコン基板101表面に設けられた
第1のゲート絶縁膜であるゲート酸化膜103を介して
P型シリコン基板101上に設けられた第2のゲート電
極105bとから構成されている。第1の転送トランジ
スタは、P型シリコン基板101表面に設けられたN+
拡散層108ac,108adと、P型シリコン基板1
01表面に設けられた第1のゲート絶縁膜であるゲート
酸化膜103を介してP型シリコン基板101上に設け
られたワード線を兼ねた第3のゲート電極であるゲート
電極106とから構成されている。第2の転送トランジ
スタは、P型シリコン基板101表面に設けられたN+
拡散層108bc,108bdと、P型シリコン基板1
01表面に設けられた第1のゲート絶縁膜であるゲート
酸化膜103を介してP型シリコン基板101上に設け
られたゲート電極106とから構成されている。
【0018】N+ 拡散層108aa,108baは、そ
れぞれ接地配線(図示せず)に接続されている。N+
散層108ad,108bdはそれぞれ逆相の関係にあ
るのビット線(図示せず)に接続されている。N+ 拡散
層108ac,108bcは、それぞれP型シリコン基
板101表面に設けられたN+ 拡散層128a,128
bを介して、それぞれN+ 拡散層108ab,108b
bに接続されている。N+ 拡散層128a,128b直
上には、それぞれゲート酸化膜103を介して、ゲート
電極105b,105aが延在されている。ゲート電極
105a,105b,106の側面には、絶縁膜からな
るスペーサ107が設けられている。
【0019】第1,第2のNチャネルMOSトランジス
タおよび第1,第2の転送トランジスタは、層間絶縁膜
109により覆われている。層間絶縁膜109表面に
は、第4のゲート電極115aと第2のゲート絶縁膜1
13とソース,ドレイン領域であるP+ 領域118a
a,118abを有した第1の多結晶シリコン膜117
aとが積層してなるボトム・ゲート型のTFTである第
1のPチャネル型MOSトランジスタと、第5のゲート
電極115bと第2のゲート絶縁膜113とソース,ド
レイン領域であるP+ 領域118ba,118bbを有
した第2の多結晶シリコン膜117bとが積層してなる
ボトム・ゲート型のTFTである第2のPチャネル型M
OSトランジスタとが設けられている。P+ 領域118
aa,118baは、電源配線(図示せず)に接続され
ている。ゲート電極115a,115bを含めて層間絶
縁膜109表面は第2のゲート絶縁膜113により覆わ
れている。層間絶縁膜109を介したN+ 拡散層128
a,128b直上には、それぞれゲート電極115bお
よびP+ 領域118ab,ゲート電極115aおよびP
+ 領域118bbが延在されている。
【0020】第1,第2のPチャネルMOSトランジス
タを含めて、上記第2のゲート絶縁膜113は、シリコ
ン酸化膜119により覆われている。N+ 拡散層128
a直上のシリコン酸化膜119,P+ 領域118ab,
ゲート絶縁膜113,ゲート電極115b,層間絶縁膜
109,ゲート電極105bおよびゲート酸化膜103
を貫通してこのN+ 拡散層128aに達するコンタクト
孔120aが設けられ、N+ 拡散層128b直上のシリ
コン酸化膜119,P+ 領域118bb,ゲート絶縁膜
113,ゲート電極115a,層間絶縁膜109,ゲー
ト電極105aおよびゲート酸化膜103を貫通してこ
のN+ 拡散層128bに達するコンタクト孔120bが
設けられている。コンタクト孔120a,120bは、
それぞれバリアメタル層121およびタングステン層1
22により充填されている。第1のノードはこれらコン
タクト孔120a,バリアメタル層121およびタング
ステン層122とN+ 拡散層128aとからなり、第2
のノードはこれらコンタクト孔120b,バリアメタル
層121およびタングステン層122とN+ 拡散層12
8bとからなる。
【0021】図1(a),(b)のXX線における製造
工程の断面図である図2と図1とを併せて参照すると、
上記一実施の製造方法の概要は、以下のようになる。
【0022】まず、P型シリコン基板101表面にフィ
ールド酸化膜102を形成し、ゲート酸化膜103を形
成した後、N型導電性を有するゲート電極105a,1
05b,106を形成する。次に、1×1013cm-2
5×1013cm-2の燐をイオン注入し、LDD構造の一
部をなすN- 層(図面の煩雑さを避けるため明示せず)
を形成する。絶縁膜の堆積と異方性エッチングとにより
ゲート電極105a,105b,106の側面に絶縁膜
からなるスペーサ107を形成した後、1×1015cm
-2〜1×1016cm-2の砒素のイオン注入によりN+
散層108aa,108ab,108ac,108a
d,108ba,108bb,108bc,108bd
を形成する。ゲート電極105bの一端はN+ 拡散層1
08abとN+ 拡散層108acとに隣接した部分のゲ
ート酸化膜103上に延在し、ゲート電極105aの一
端はN+ 拡散層108bbとN+ 拡散層108bcとに
隣接した部分のゲート酸化膜103上に延在している。
その後、全面に層間絶縁膜109を堆積する〔図1,図
2(a)〕。
【0023】次に、全面にN+ 型多結晶シリコン膜を形
成し、このN+ 型多結晶シリコン膜をパターニングして
ゲート電極115a,115bを形成する。続いて、全
面にゲート絶縁膜113を堆積し、多結晶シリコン膜1
17a,117bを形成する。第1のフォトレジスト膜
(図示せず)をマスクにした1×1015cm-2〜1×1
16cm-2のボロンもしくは2弗化ボロンのイオン注入
により、多結晶シリコン膜117aにはP+ 領域118
aa,118abを形成し、多結晶シリコン膜117b
にはP+ 領域118ba,118bbを形成する。上記
第1のフォトレジスト膜を除去した後、全面にシリコン
酸化膜119を堆積する〔図1,図2(b)〕。
【0024】次に、上記ゲート電極115bの延在部に
含まれた部分の直上と上記ゲート電極115aの延在部
に含まれた部分の直上とに開口部を有する第2のフォト
レジスト膜を形成する。このフォトレジスト膜をマスク
にしてシリコン酸化膜119と、P+ 領域118abお
よびP+ 領域118abと、ゲート絶縁膜113と、ゲ
ート電極115bおよびゲート電極115aと、層間絶
縁膜109と、ゲート電極105bおよびゲート電極1
05aと、ゲート酸化膜103とを順次異方性エッチン
グし、それぞれP型シリコン基板101表面に達するコ
ンタクト孔120aおよびコンタクト孔120bを形成
する。
【0025】続いて、この第2のフォトレジスト膜をマ
スクにした1×1015cm-2〜1×1016cm-2の燐の
イオン注入により、コンタクト孔120a,120b底
面のP型シリコン基板101表面に、それぞれN+ 拡散
層128a,128bを形成する。上記の一連の異方性
エッチングにより、上層のP+ 領域118ab,118
bbが多少オーバー・エッチングされることもあるが、
このイオン注入においてN型不純物がこれらP+ 領域1
18ab,118bbに注入されないようにするために
は、燐イオンがP型シリコン基板101表面に概ね垂直
に入射されるのが好ましい。またこのイオン注入では、
砒素よりも拡散係数の大きな燐を用いれことが好まし
い。この後に加えられる一連の熱処理により、(それぞ
れN- 層を介して)N+ 拡散層108abとN+ 拡散層
128aとN+ 拡散層108acとが接続され、(それ
ぞれN- 層を介して)N+ 拡散層108bbとN+ 拡散
層128bとN+ 拡散層108bcとが接続される。
【0026】上記第2のフォトレジスト膜を除去した
後、スパッタ法によるバリアメタル層の堆積とCVD法
によるタングステン層の堆積とを行ない、これらタング
ステン層とバリアメタル層とをエッチバックしてタング
ステン層122とバリアメタル層121とをコンタクト
孔120a,120bに残置する〔図1〕。
【0027】上記一実施例では、例えばP+ 領域118
abは、ゲート電極115b,105bおよびN+ 拡散
層128aと直接に接続されず、これらとタングステン
層122およびバリアメタル層121とを介して接続さ
れるため、P−N接合は形成されない。このように本実
施例では、ノードを構成する接続孔が1種類で良いこと
になり、従来のSRAMに比べてメモリ・セルの縮小が
容易になる。これに付随して本実施例では、従来のSR
AMより製造工程が簡潔になる。
【0028】なお、上記一実施例はボトム・ゲート型の
TFTを有するCMOS型のSRAMに関するものであ
るが、本発明はトップ・ゲート型のTFTを有するCM
OS型のSRAMに適用することは容易である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体記憶
装置は、TFTを有したCMOS型のSRAMにおい
て、ノードの構成に必要な接続孔が1種類で良いため
に、セル・サイズの縮小が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図および断面図であ
る。
【図2】上記一実施例の製造工程の断面図である。
【図3】CMOS型のSRAMの一般的な回路図であ
る。
【図4】従来のCMOS型のSRAMの断面図である。
【符号の説明】
101,201 P型シリコン基板 102,202 フィールド酸化膜 103,203 ゲート酸化膜 105a,105b,106,115a,115b,2
05b,206,215b ゲート電極 107,207 スペーサ 108aa〜108ad,108ba〜108bd,1
28a,128b,208ac,208ad N+
散層 109,209 層間絶縁膜 117a,117b,217a 多結晶シリコン膜 118aa,118ab,118ba,118bb,2
18ab P+ 領域 119 シリコン酸化膜 120a,120b,210a コンタクト孔 121 バリアメタル層 122 タングステン層 204 ダイレクト・コンタクト孔 214 開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のNチャネルMOSトランジスタお
    よび第1のPチャネルMOSトランジスタからなる第1
    のCMOSインバータと、第2のNチャネルMOSトラ
    ンジスタおよび第2のPチャネルMOSトランジスタか
    らなる第2のCMOSインバータと、該第2のCMOS
    インバータの入力端子および該第1のCMOSインバー
    タの出力端子が接続されてなる第1のノードと、該第1
    のCMOSインバータの入力端子および該第2のCMO
    Sインバータの出力端子が接続されてなる第2のノード
    と、ソース,ドレイン領域の一方がビット線に接続さ
    れ,該ソース,ドレイン領域の他方が該第1のノードに
    接続され,ワード線をゲート入力とする第1の転送トラ
    ンジスタと、ソース,ドレイン領域の一方がビット線に
    接続され,該ソース,ドレイン領域の他方が該第2のノ
    ードに接続され,ワード線をゲート入力とする第2の転
    送トランジスタとからなるメモリセルを有するSRAM
    において、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタが、P型シリ
    コン基板表面に設けられたソース,ドレイン領域となる
    第1,第2のN型拡散層と、該P型シリコン基板表面に
    設けられた第1のゲート絶縁膜を介してP型シリコン基
    板上に設けられた第1のゲート電極とからなることと、 前記第2のNチャネルMOSトランジスタが、前記P型
    シリコン基板表面に設けられたソース,ドレイン領域と
    なる第3,第4のN型拡散層と、該P型シリコン基板表
    面に設けられた第1のゲート絶縁膜を介してP型シリコ
    ン基板上に設けられた第2のゲート電極とからなること
    と、 前記第1の転送トランジスタが、前記P型シリコン基板
    表面に設けられた前記ビット線,前記第1のノードにそ
    れぞれ接続される第5,第6のN型拡散層と、該P型シ
    リコン基板表面に設けられた第1のゲート絶縁膜を介し
    てP型シリコン基板上に設けられた第3のゲート電極と
    からなることと、 前記第2の転送トランジスタが、前記P型シリコン基板
    表面に設けられた前記ビット線,前記第2のノードにそ
    れぞれ接続される第7,第8のN型拡散層と、該P型シ
    リコン基板表面に設けられた第1のゲート絶縁膜を介し
    てP型シリコン基板上に設けられた第3のゲート電極と
    からなることと、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタが、ソース,
    ドレイン領域となる第1,第2のP型領域を有する第1
    の多結晶シリコン膜および第2のゲート絶縁膜および第
    4のゲート電極を有し、層間絶縁膜を介して前記P型シ
    リコン基板上に設けられた薄膜トランジスタからなるこ
    とと、 前記第2のPチャネルMOSトランジスタが、ソース,
    ドレイン領域となる第3,第4のP型領域を有する第2
    の多結晶シリコン膜および第2のゲート絶縁膜および第
    5のゲート電極を有し、層間絶縁膜を介して前記P型シ
    リコン基板上に設けられた薄膜トランジスタからなるこ
    とと、 前記第1のノードが、前記第2のN型拡散層および前記
    第6のN型拡散層に接続される前記第2のゲート電極直
    下の前記P型シリコン基板表面に設けられた第9のN型
    拡散層と、前記第5のゲート電極および前記第2のゲー
    ト絶縁膜および前記第1の多結晶シリコン膜の前記第2
    のP型領域と前記層間絶縁膜と前記第2のゲート電極と
    前記第1のゲート絶縁膜とを貫通して該第9のN型拡散
    層に達する第1のコンタクト孔と、該第1のコンタクト
    孔を充填する導電体膜とからなることと、 前記第2のノードが、前記第4のN型拡散層および前記
    第8のN型拡散層に接続される前記第1のゲート電極直
    下の前記P型シリコン基板表面に設けられた第10のN
    型拡散層と、前記第4のゲート電極および前記第2のゲ
    ート絶縁膜および前記第2の多結晶シリコン膜の前記第
    4のP型領域と前記層間絶縁膜と前記第1のゲート電極
    と前記第1のゲート絶縁膜とを貫通して該第10のN型
    拡散層に達する第2のコンタクト孔と、該第2のコンタ
    クト孔を充填する導電体膜とからなることとを併せて特
    徴とする半導体記憶装置。
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