JPH0697006B2 - ノツキング制御装置 - Google Patents

ノツキング制御装置

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JPH0697006B2
JPH0697006B2 JP60007149A JP714985A JPH0697006B2 JP H0697006 B2 JPH0697006 B2 JP H0697006B2 JP 60007149 A JP60007149 A JP 60007149A JP 714985 A JP714985 A JP 714985A JP H0697006 B2 JPH0697006 B2 JP H0697006B2
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JP
Japan
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throttle valve
control device
knocking
humidity
opening
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JP60007149A
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JPS61167135A (ja
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裕彦 岩本
建夫 久米
一洋 白石
義博 紺野
清 波多野
祥吾 大森
誠 島田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エンジンのノッキング制御装置に関するもの
である。
一般的に、エンジンのマッチング(空燃比A/F,点火時
期)は、気温や湿度や大気圧等の大気条件に応じて最適
化を図ることが望ましく、近年、電子制御技術の飛躍的
な発達により、かような技術課題が実現可能になりつつ
ある。しかし乍ら、エンジンの高負荷時について着目し
て見ると、この高負荷時にはノッキングを生じやすい傾
向となるため、空燃比A/Fについてはリッチ気味に、点
火時期については遅れ気味にすることが行なわれ、ノッ
キング防止を重視した設定となっている。空燃比につい
てリッチ気味に、点火時期について遅れ気味にすること
は、燃費の悪化等をきたすことにもなる。
本発明は、叙上の点に鑑みてなされたものであって、大
気条件に拘らずノッキングの回避を良好に行なえるよう
にした、燃費の向上化の図れるノッキング制御装置を提
供することを目的とする。
以下、本発明を一実施例に基づき説明する。
第1図において、符号1はエンジン本体を、2はスロッ
トルバルブを、3は制御装置を、4はスロットルバルブ
駆動装置の一例のステップモータをそれぞれ示してい
る。又STは気温検知センサを、SHは湿度検知センサを、
SPは気圧検知センサをそれぞれ示し、これら各検知セン
サにより大気状態が検知される。
この実施例のノッキング制御装置は、上記各検知センサ
によって検知される大気状態に応じて、エンジンの回転
数をパラメータとして、ノッキングを防止する上でのス
ロットルバルブ2の全開側限界開度を、制御装置3によ
り演算処理した上、この制御装置の出力によって、ステ
ップモータ4を作動させ、スロットルバルブ2を、全開
位置に対し、この位置よりも閉じた限界開度に切換え保
持し、特に制御装置3によって、加速初期時には所定時
間の間限界開度より開側の開度が設定されるので、同開
度に切換え保持するものである。
第2図は、エンジン回転数をパラメータとしたスロット
ルバルブ全開側限界開度の特性曲線を示している。実線
はノッキングが生じにくい理想的な大気状態(湿度高・
気温低)のときの特性曲線であり、例えばN1RPM近傍以
降の増速領域はスロットルバルブ2は全開(100%)し
た位置に設定される。今、一つの例として、湿度に着目
して見るに、湿度が高い場合には、水蒸気を不活性ガス
として見るものとすれば、ノッキングを抑止する傾向を
示すことになる。従って、湿度が低い場合にはノッキン
グを生じやすい傾向を示し、大気条件のうち、特に湿度
はノッキングに最も影響を与える要素となっている。
二点鎖線は夏季(湿度高・気温高)における特性曲線で
あり、一転鎖線は冬季(湿度低・気温低)における特性
曲線である。これらの特性曲線は、エンジンの回転数を
パラメータとして、大気条件を色々に変え、このとき
の、ノッキングが生じるか否かの限界的なスロットルバ
ルブの開度値をプロットして作成される。このようにし
て得られた特定曲線からは、夏季よりも冬季の方がノッ
キングが生じ易く、また、低回転の方がノッキングを生
じ易くなることが読み取れる。
第3図、第4図、第5図は上述したような特性曲線を種
々作成した上、これらに基づいて得られる、気温、湿
度、気圧等に関する係数マップである。第6図はこのノ
ッキング制御装置に係る概略的な制御フローである。
第6図において、先ず、当該時点の大気状態が、第1図
の気温検知センサST、湿度検知センサSH、気圧検知セン
サSPにより検知される。次いで、各係数マップから係数
を呼出す。
ここで、今、冬季であるとして、当該時点の気温は低め
のT1℃、湿度は同じく低めのH1%である。第3図の気温
係数マップからT1が選択され、N1回転時の気温係数KT
0.95として呼び出される。また、第4図の湿度係数マッ
プからH1が選択され、N1回転時の湿度計数KHが0.90とし
て呼出される。さらに、第5図の気圧係数マップから当
該時点における気圧P2が選択され、N1回転時における気
圧係数KPが0.99として呼出される。ここで、N1回転時に
おける各係数を表にすると次のようになる。
気温係数kT・・・・・0.95 湿度係数KH・・・・・0.90 気圧係数KP・・・・・0.99 以上のような数値をもって、スロットルバルブ2の開度
上限Θmaxを演算する。演算式は次の通りである。この
式中、Θbaseは第2図のノッキングを起こしにくい理想
大気状態におけるスロットルバルブの開度である。
Θmax=KT×KH×KP×Θbase Θbaseは第2図においてN1回転のとき、1であるから、
この数値と上記各係数値を算入すると、次のようにな
る。
Θmax=0.95×0.90×0.99×1≒0.85 Θmaxが0.85であるということは、スロットルバルブを
全開(100%)に対し15%だけ絞り込むことである。す
なわち、第2図に示す冬季の特性曲線において、N1RPM
の状態でスロットルバルブは全開位置に対しこの位置よ
りも閉じた85%の限界開度に設定されるのである。この
後、第6図の制御フローではアクセル開度の変化値より
加速初期を判断し、加速初期の所定時間(ノッキングを
生じるまで)域内にあると、演算済みの限界開度Θmax
を開き側の開度に修正すべく+αを加算して更新し(Θ
max←Θmax+α)、更新された限界開度Θmax内にスロ
ットルバルブが修正され、他方、加速初期の所定時間域
を外れると無修正の限界開度Θmax内にスロットルバル
ブが修正される。なお、第2図に示す特性曲線(一点鎖
線や二点鎖線)は、気温や湿度や気圧等の変動ファクタ
ーと、パラメータとしてのエンジン回転数とを相互相関
させつつ、ノッキングが生じるか否かの特性値をプロッ
トすることで、多数にわたり作成することができる。
以上、本発明は、大気状態に応じて、エンジン回転数を
パラメータとして、ノッキングを防止し得るようにスロ
ットルバルブの限界開度を設定するようにしたものであ
るから、季節にかかわらず、ノッキングのない快適な運
転性が得られると共に、空燃比をリッチ気味にしたり、
あるいは、点火時期を遅らせるようなことをする必要が
なくなり、この結果、熱効率が向上し、燃費を頗る向上
させることができ、特にノッキングの問題が比較的少な
い加速初期の所定時間だけ、スロットルバルブを限界開
度に対し余分に開いて開度規制を緩和し、エンジン出力
低下を防止するので、加速初期時の加速応答性を改善で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例装置の概略図、第2図はスロット
ルバルブ全開側限界開度特性曲線を示す図、第3図乃至
第5図は気温、湿度、気圧に関する係数マップ図、第6
図は上記実施例装置に係る概略的な制御フロー図であ
る。 2……スロットルバルブ、3……制御装置、4……スロ
ットルバルブ駆動用ステップモータ、ST……気温検知セ
ンサ、SH……湿度検知センサ、SP……気圧検知センサ、
Θmax……限界開度、α……開き側加算量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紺野 義博 京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三菱 自動車工業株式会社京都製作所内 (72)発明者 波多野 清 京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三菱 自動車工業株式会社京都製作所内 (72)発明者 大森 祥吾 京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三菱 自動車工業株式会社京都製作所内 (72)発明者 島田 誠 京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三菱 自動車工業株式会社京都製作所内 (56)参考文献 特開 昭58−202374(JP,A) 特開 昭58−167879(JP,A) 特開 昭59−168272(JP,A) 実開 昭57−126540(JP,U) 実開 昭55−135127(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのスロットルバルブと、気温、湿
    度、気圧等の大気状態を検知する検知センサと、該検知
    センサによる検知信号を入力し、当該時点における大気
    状態に応じてエンジン回転数をパラメータとしてノッキ
    ングを防止する上でのスロットルバルブの全開側限界開
    度を演算処理する制御装置と、該制御装置の出力によっ
    て、前記スロットルバルブを、全開位置に対しこの位置
    よりも閉じた限界開度に切換えるためのスロットルバル
    ブ駆動装置とを具備し、上記制御装置は加速初期時には
    所定時間の間上記限界開度より開側の開度を設定するこ
    とを特徴としたノッキング制御装置。
JP60007149A 1985-01-18 1985-01-18 ノツキング制御装置 Expired - Lifetime JPH0697006B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP60007149A JPH0697006B2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18 ノツキング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP60007149A JPH0697006B2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18 ノツキング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61167135A JPS61167135A (ja) 1986-07-28
JPH0697006B2 true JPH0697006B2 (ja) 1994-11-30

Family

ID=11658012

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JP60007149A Expired - Lifetime JPH0697006B2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18 ノツキング制御装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63143360A (ja) * 1986-12-08 1988-06-15 Mazda Motor Corp エンジンの吸入空気量制御装置
GB2417290B (en) * 2004-08-19 2008-10-22 Connaught Motor Co Ltd Reducing knock in internal combustion engines with an additional power source

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220673Y2 (ja) * 1979-03-19 1987-05-26
JPS6235866Y2 (ja) * 1981-01-30 1987-09-11
JPS58167879A (ja) * 1982-03-30 1983-10-04 Mazda Motor Corp エンジンの点火時期制御装置
JPS58202374A (ja) * 1982-05-21 1983-11-25 Toyota Motor Corp エンジンの点火時期制御装置
JPS59168272A (ja) * 1983-03-15 1984-09-21 Hitachi Ltd 高地補正付ノツク制御装置

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JPS61167135A (ja) 1986-07-28

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