JPH069691Y2 - コイル材支持装置 - Google Patents

コイル材支持装置

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JPH069691Y2
JPH069691Y2 JP1988121614U JP12161488U JPH069691Y2 JP H069691 Y2 JPH069691 Y2 JP H069691Y2 JP 1988121614 U JP1988121614 U JP 1988121614U JP 12161488 U JP12161488 U JP 12161488U JP H069691 Y2 JPH069691 Y2 JP H069691Y2
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coil material
movable cylinder
rotation
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勝 折井
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株式会社オリイ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C47/00Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
    • B21C47/28Drums or other coil-holders
    • B21C47/30Drums or other coil-holders expansible or contractible

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コイル材をプレス機械に供給する場合等に
使用されるコイル材支持装置に関するものである。
[従来の技術] 第10図は従来の一般的なコイル材支持装置200を示
すものである。コイル材支持装置200のスタンド20
1の上端部にはローター(回転軸)202がその回転軸
心を水平姿勢にされて回転可能に支持されている。ロー
ター202にはその軸線を上記回転軸心と一致させたガ
イドロッド203が設けられており、ガイドロッド20
3の先部には可動筒204が外嵌されている。この可動
筒204は、可動筒204から突出する調節用ロッド2
05をハンドル206を用いて回転することにより、図
示しないねじ機構を介してガイドロッド203の軸線方
向へスライド可能になっている。
又、ローター202には円周方向90°間隔に上記回転
軸心から離反するように放射状に直線的に延びるガイド
部207が設けられており、このガイド部207にはア
ーム部208が取り付けられている。アーム部208
は、ガイド部207に対し離脱不能で且つ上記ローター
202の回転軸心に対し接近離反する方向へスライド可
能に取り付けられた第一サポートアーム209と、ロー
ター202の回転軸心に対し平行に配置され第一サポー
トアーム209に固定されたマンドレルアーム210
と、上記第一サポートアーム209と平行な姿勢に支持
されていてマンドレルアーム210にその軸線方向へ移
動可能に取り付けられた第二サポートアーム211とか
ら構成されている。コイル材300は上記第一サポート
アーム209と第二サポートアーム211によって挾持
される。
上記可動筒204と第一サポートアーム209との間に
はリンク212が掛け渡されている。リンク212の各
端部はそれぞれ可動筒204あるいは第一サポートアー
ム209に回動可能に連結されている。したがって、前
述したように可動筒204をガイドロッド203に対し
その軸線に沿っていずれかの方向へスライドすると、ア
ーム部208がガイドロッド203に対して接近離反す
るように平行移動することとなる。
そして、コイル材300を装着するためにマンドレルア
ーム210をコイル材300の芯孔300aに挿入する
場合、又はコイル材300を取り外すためにコイル材3
00の芯孔300aからマンドレルアーム210を引き
抜く場合には、アーム部208をガイドロッド203に
接近する方向へ平行移動してマンドレルアーム210の
ピッチ円を縮径する。
又、コイル材300を装着する場合には、コイル材30
0の芯孔300aにマンドレルアーム210を挿入した
後、アーム部208をガイドロッド203から離反する
方向へ平行移動してマンドレルアーム210のピッチ円
を拡径する。そうすると、マンドレルアーム210によ
ってコイル材300が確実に支持され、コイル材300
をローター202と一体に回転することができる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のコイル材支持装置200において、アーム部
208はローター202のガイド部207に沿って移動
するようになっている。したがって、ローター202の
ガイド部207はマンドレルアーム210の拡縮機構の
一部として必須の構成要素であった。加えて、このガイ
ド部207に対してアーム部208の第一サポートアー
ム209を離脱不能で且つ移動可能に取り付けなければ
ならないので、ローター202の形状及び構造が複雑に
なるとともに、重量も大きくなるという欠点があった。
この考案は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、マンドレルアーム
拡縮機構の簡素化にある。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、回転可能に支持された回転軸の先部に可動
筒が外嵌され、この可動筒が上記回転軸との間に設けら
れたねじ機構を介して回転軸の軸線方向へスライド可能
にされ、上記回転軸と平行な姿勢に配置されたマンドレ
ルアームを具備するアーム部が回転軸と可動筒によって
支持されるとともに可動筒のスライドに連繋して回転軸
に接近離反する方向へ平行移動可能とされているコイル
材支持装置において、上記可動筒とアーム部が、互いに
平行に配置されていて一端を可動筒に回動可能に連結さ
れ他端をアーム部に回動可能に連結され且つ回動中心間
寸法を同じにされた少なくとも二つのリンクにより連結
されており、更にこれらリンクのうちのいずれか一つの
リンクと前記回転軸が、一端を前記一つのリンクに回動
可能に連結され他端を回転軸に回動可能に連結された別
のリンクにより連結されていることを特徴とするコイル
材支持装置にある。
[作用] 可動筒とアーム部の間に掛け渡された複数のリンクが互
いに平行に位置しており、且つ各リンクの長さが同寸法
にされているので、アーム部は可動筒に対して平行移動
可能となる。
更に、上記リンクの一つと回転軸が別のリンクで連結さ
れているので、回転軸とアーム部とは相対回転不能とな
り、アーム部は可動筒のスライドに連繋し、回転軸に対
して接近離反する方向へ平行移動可能となる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図から第9図の図面に
基づいて説明する。尚、この実施例におけるコイル材支
持装置は、回転軸を電動機によって回転することによ
り、回転軸に取り付けられたコイル材を積極的に回転さ
せて解ぐすようにしたタイプのものであり、しかも、マ
ンドレルアームの拡縮も上記電動機を利用して電動で行
うようにしたタイプのものである。
第1図はコイル材支持装置1の主要な部分の縦断面図で
あり、コイル材支持装置1は、電動機(図示せず。)に
より回転駆動される駆動軸10,回転伝達機構20,及
びロック機構40を内蔵するスタンド50と、上記回転
伝達機構20を介して回転駆動される回転軸60と、回
転軸60の先部に外嵌された可動筒70と、三本のリン
ク91,92,93からなるリンク機構を介して回転軸
60及び可動筒70に連結されたアーム部80を主要な
構成要素としている。
上記スタンド50は、ベース51と、ベース51に起立
固定された中空円筒状のポール52と、ポール52の上
端に固定されていて回転伝達機構20を収容するハウジ
ング53から構成されている。ベース51の内部には支
軸41aを介してスイングアーム41が回動可能に支持
されている。支軸41aを中心としてスイングアーム4
1の一端側の先端はペダル41bになっていてベース5
1から露出しており、他端側の途中には上記ポール52
に昇降可能に挿通されたストッパーロッド42の下端4
2bが載っている。このストッパーロッド42の上端4
2aはハウジング53内に突出している。ストッパーロ
ッド42はポール52との間に配置されたコイルスプリ
ング43により下方に押圧されており、その結果、スイ
ングアーム41は支軸41aを中心に第1図において反
時計回りに押圧付勢されることとなる。ただし、ペダル
41b側の途中がベース51に設けられたストッパ部5
1aに当たることによって、スイングアーム41の回転
は規制されている。
更に、上記スイングアーム41の他端側の先端には、上
記ストッパーロッド42に対して平行に配置されてベー
ス51に昇降可能に支持されたスイッチングロッド44
の下端44aが載っている。このスイッチングロッド4
4の上端テーパー部44bはベース51を貫通してお
り、スイングアーム41を時計回りに回転させた時にス
イッチングロッド44はストッパーロッド42と共に上
昇し、ベース51の上部に取り付けられたリミットスイ
ッチ45をONにする。尚、このリミットスイッチ45は
前述の電動機を動作させるものである。
又、ハウジング53は、ハウジング本体53aと、ハウ
ジング本体53aの両側開口部に固定された軸受押さえ
蓋53b,53cとを主要構成要素としている。ハウジン
グ53内には前記駆動軸10が設けられているととも
に、各軸受押さえ蓋53b,53cに支持された軸受6
8,69を介して回転伝達機構20及び回転軸60が取
り付けられている。詳述すると、回転軸60は中空円筒
状の外側回転軸61と、この外側回転軸61を貫通し互
いに相対回転可能にされた内側回転軸62とから構成さ
れ、内側回転軸62の両端部62a,62bは外側回転軸
61の両端部61a,61bから突出している。外側回転
軸61の途中には上記軸受68が嵌着されており、この
軸受部よりも一端部61a側がハウジング53から外へ
突出している。
又、外側回転軸61の上記軸受部よりも他端部61b側
にはキー63を介してクラッチホィール46が固定され
ている。クラッチホィール46は、上記キー63に対す
るキー溝を有するスリーブ部46aと、前記ストッパー
ロッド42に係合可能にされていてクラッチディスクと
しての機能も併有する爪車部46bから構成されてお
り、ストッパーロッド42を上昇させるとその先部42
aが爪車部46bの爪を引っ掛けて、外側回転軸61を回
転不能にするようになっている。
上記クラッチホィール46のスリーブ部46aの外側に
は、ウォームホィール21と、摩擦板23が該クラッチ
ホィール46に対して相対回転可能に取り付けられてい
る。摩擦板23は円盤状をなし、ウォームホィール21
とクラッチホィール46の爪車部46bの間に配置され
ており、摩擦板23の両側面はそれぞれウォームホィー
ル21の側面と爪車部46bの側面に面接触している。
ウォームホィール21は前記駆動軸10に固定されたウ
ォーム22に常時噛合している。
更に、外側回転軸61の他端部61bの外側には円筒状
のメタル軸受65を介してローター26が外側回転軸6
1に対して相対回転可能に取り付けられている。ロータ
ー26は円筒状のクラッチディスク部26aと前記軸受
69が嵌合する円筒状のスリーブ部26bから構成され
ている。クラッチディスク部26aと上記ウォームホィ
ール21の間には円盤状をなす摩擦板24が介装されて
おり、摩擦板24の両側面はそれぞれクラッチディスク
部26aの側面とウォームホィール21のもう一方の側
面に面接触している。又、クラッチディスク部26aと
軸受69の間には皿ばね25が介装されている。この皿
ばね25の弾性力によってローター26がクラッチホィ
ール46に接近する方向へ付勢されることとなり、その
結果、摩擦板23を介してウォームホィール21とクラ
ッチホィール46が所定の摩擦力により連結可能とされ
るとともに、摩擦板24を介してウォームホィール21
とローター26が所定の摩擦力により連結可能とされる
こととなる。尚、上記皿ばね25の弾性力は前記ハウジ
ング53の軸受押さえ蓋53cのねじ込み加減によって
調節することができる。
又、上記ローター26のスリーブ部26b内において外
側回転軸61の他端部61bから突出する内側回転軸6
2の一端部62aには、外側回転軸61と内側回転軸6
2の間に介装されたスラスト軸受67を挾持するための
軸受押さえ64が螺合している。
上記軸受押さえ64は略円筒状をなしており、スラスト
軸受67から離間する側には第2図に示すように平行部
64aが形成されており、この平行部64aの縁部は内側
回転軸62に溶接固定されている。平行部64aはロー
ター26のスリーブ部26bの端部に形成された係合孔
26cを貫通している。係合孔26cの開口形状は上記平
行部26bの断面形状と相似形をなしており、平行部6
4aと係合孔26cが係合することにより、ローター26
は内側回転軸62に対して相対回転不能になっている。
上記外側回転軸61には、ハウジング53から突出した
直後の部位に、後述のリンク93が取り付けられるター
ミナルブロック66が固定され、外側回転軸61の一端
部61aの先端側には中空円筒状をなす可動筒70が外
側回転軸61の軸線方向へスライド可能に外嵌されてい
る。可動筒70の先端側の内部には雌ねじ71が形成さ
れており、この雌ねじ71には前記内側回転軸62の他
端部62bの先部に形成された雄ねじ62cが螺合してい
る。この実施例では上記雄ねじ62cと雌ねじ71によ
ってねじ機構が構成されている、したがって、外側回転
軸61に対して内側回転軸62を相対回転すると、上記
雌ねじ71と雄ねじ62cのねじ作用によって可動筒7
0が外側回転軸61の軸線方向へスライドするようにな
っている。尚、可動筒70のスライド方向は内側回転軸
62の回転方向によって決まる。この可動筒70の先端
にはキャップ72が取り付けられている。キャップ72
の内部には空洞部72aが形成されていて、可動筒70
が外側回転軸61に対し第1図中左方向へスライドした
時に上記雌ねじ71が突出する雄ねじ62cの先端部を
収容できるようになっている。
コイル材支持装置1のアーム部80はリンク91,9
2,93からなるリンク機構を介して上記ターミナルブ
ロック66及び可動筒70に支持されている。
詳述すると、上記ターミナルブロック66は第5図に示
すように外側回転軸61及び内側回転軸62を貫通さ
せ、キー66bにより外側回転軸61に対して相対回転
不能になっており、ボルト66cによって外側回転軸6
1の軸線方向に対し移動不能に固定されている。ターミ
ナルブロック66には、円周方向90゜間隔毎に配置さ
れ対をなして放射状に突出するサポート部66a,66a
…が設けられている。一方、可動筒70の基部にも円周
方向90゜間隔毎に配置された放射状に突出するサポー
ト部73,74が設けられている。
上記可動筒70とアーム部80の基台81の間には、互
いに平行をなして配置された二つのリンク91,92が
架け渡されている。リンク92は第6図に示すように一
対の板状部材92c,92dで構成されており、リンク9
2は、その一端を支軸92aを介して基台81に回動可
動に連結され、他端を支軸92bを介して上記可動筒7
0のサポート部74に回動可能に連結されている。尚、
第6図において92eはスペーサある。又、リンク91
も基本的構造はリンク92と同様であり、その一端を支
軸91aを介して基台81に回動可能に連結され、他端
を支軸91bを介して可動筒70のサポート部73に回
動可能に連結されている。上記リンク91の両支軸91
a,91bの中心間寸法と、リンク92の両支軸92a,
92bの中心間寸法は同寸法になっている。上記リンク
91,92を介して可動筒70と基台81を連結したこ
とにより、アーム部80は可動筒70に対して常時同じ
姿勢を維持しつつ平行移動することができることとな
る。
又、上記リンク91とターミナルブロック66の間には
別のリンク93が架け渡されている。リンク93も第7
図に示すように一対の板状部材93c,93dから構成さ
れており、リンク93は、その一端を支軸93aを介し
て上記リンク91の両支軸91a,91b間の中央に回動
可能に連結され、他端を支軸93bを介してターミナル
ブロック66のサポート部66aに回動可能に連結され
ている。尚、第7図において符号93e,93fはスペー
サである。このリンク93の両支軸93a,93bの中心
間寸法は、支軸93aからリンク91の各支軸91a,9
1bまでの長さと同寸法になっている。尚、上記支軸9
1b,92b,93bは外側回転軸61の軸線に平行な一
仮想線上に並んでいる。上記リンク93を介してターミ
ナルブロック66とリンク91を連結したことにより、
アーム部80は外側回転軸61に対して相対回転不能と
なるとともに、外側回転軸61の軸線方向に相対移動不
能となる。
そして、上述構成のリンク機構によってアーム部80の
基台81を支持したことによって、可動筒70を外側回
転軸61に対してスライドすると、基台81は外側回転
軸61に接近離反する方向へ平行移動することとなり、
その移動の際に外側回転軸61の軸線方向へ移動するこ
とはない。
次に、上記アーム部80について第3図,第4図に基づ
き説明する。アーム部80の基台81は、略L字形の一
対の側板81a,81aと両側板81a,81aを連結する
背板81bから構成されている。背板81bには外側回転
軸61の軸線から離反する方向に沿って当間隔に四つの
同径の係合孔81cが設けられている。
上記アーム部80の基台81には、固定サポートアーム
82とマンドレルアーム83が取り付けられている。固
定サポートアーム82は基台81の背板81bに添って
取り付けられて外側回転軸61の軸線と直交する方向に
配置されおり、固定サポートアーム82に第9図に示す
コイル材100の一側面100bを当接させることによ
り、コイル材100を位置決めするものである。又、マ
ンドレルアーム83はコイル材100を支持するために
コイル材100の芯孔100aに挿入されるものであ
り、外側回転軸61の軸線に対し平行に配置されてい
る。
マンドレルアーム83は、第4図に示すような特殊断面
形状のコイル材支持部83aと、コイル材支持部83aの
後端から後方へ延びる断面略円形のボス部83bを有し
ている。一方、固定サポートアーム82の下部には、マ
ンドレルアーム83のボス部83bが挿脱可能でボス部
83bの断面形状と相似形をなす二つの孔82a,82b
が設けられている。マンドレルアーム83のボス部83
bは固定サポートアーム82の孔82a、及び背板81b
の係合孔81cのうち外側回転軸61に一番近い所の係
合孔81cに挿通され、更に、背板81bの背部に配置さ
れた裏当て部材86の凹部86aに挿入されている。そ
して、裏当て部材86とマンドレルアーム83は、その
間に固定サポートアーム82と背板81bを介装させた
状態でボルト88aによって締結されている。又、上記
裏当て部材88の他の凹部86bには、その断面形状が
マンドレルアーム83のボス部83bの断面形状とほぼ
同形状をなす回り止め部材87がボルト88bにより固
定されている。この回り止め部材87の先部は、背板8
1bの上記係合孔81cに隣接する別の係合孔81c、及
び固定サポートアーム82の他の孔82bに挿入されて
いる。
尚、基台81における上記固定サポートアーム82及び
マンドレルアーム83の取り付け位置は変更可能になっ
ており、それによってマンドレルアーム83のピッチ円
を変更して、芯孔100aの径が異なるコイル材100
も支持可能になっている。この変更手順は次の通りであ
る。ボルト88aを緩めてマンドレルアーム83を取り
外すとともに、固定サポートアーム82を取り外す。そ
して、回り止め部材87を装着したままの裏当て部材8
6を基台81の裏側へ引き抜き、回り止め部材87を背
板81bの他の係合孔81cに挿入し、再び固定サポート
アーム82を背板81bに添わせ、回り止め部材81bを
固定サポートアーム82の孔82bに挿入し、更にマン
ドレルアーム83を固定サポートアーム82の孔82
a、背板81bの係合孔81cに挿通しボルト88aにより
締結する。
上記マンドレルアーム83には、コイル材100の他の
一側面100cに当接させてコイル材100がマンドレ
ルアーム83から外れないようにするための可動サポー
トアーム84が取り付けられている。可動サポートアー
ム84は、マンドレルアーム83の両側部に設けられた
ガイド溝83cに係合していてマンドレルアーム83の
軸線方向へスライド可能に支持されたスライダ84a
と、固定サポートアーム82に対向して配置され上記ス
ライダ84aに固定されたアーム本体84bと、上記スラ
イダ84aに設けられたスライダ84aをスライド不能に
ロックするレバー85を有している。
尚、第1図においては、上記アーム部80とリンク機構
(リンク91,92,93)について第1図図中上方の
一箇所のみ図示し、他の三箇所については図示の都合上
省略している。
次に、上述構成のコイル材支持装置1へのコイル材10
0の装着方法を説明する。尚、以下の操作をする以前に
おいて、コイル材支持装置1の電動機は停止しているも
のとする。
コイル材100を装着するためには、スイングアーム4
1のペダル41bを踏み込み、マンドレルアーム83の
ピッチ円を縮径させる。つまり、ペダル41bを踏み込
むと、スイングアーム41の傾転動作によってストッパ
ーロッド42及びスイッチングロッド44が上方へ押し
上げられる。その結果、ストッパーロッド42の上端4
2aがクラッチホィール46の爪車部46bの爪に引っ掛
かり、クラッチホィール46の回転動作を抑止し、この
クラッチホィール46に対して相対回転不能に取り付け
られた外側回転軸61の回転動作も抑止する。又、上記
ストッパーロッド42による外側回転軸61の回転抑止
動作から僅かに遅れて、スイッチングロッド44の上昇
によりリミットスイッチ45がONになる。
すると、駆動軸10が回転し(以下、この時の駆動軸1
0の回転方向を説明の便宜上「正転」とし、これと反対
の回転方向を「逆転」とする。尚、駆動軸10の回転方
向は図示しない回転方向切替スイッチにより予め「正
転」に設定しておくものとする。)、ウォーム22によ
りウォームホィール21が回転する。しかし、上述のよ
うにクラッチホィール46がストッパーロッド42によ
り回転不能となっているので、ウォームホィール21が
回転しても外側回転軸61は回転せず停止状態は維持さ
れる。即ち、ウォームホィール21と摩擦板23、ある
いは摩擦板23とクラッチホィール46との間にスリッ
プが生じ、回転伝達が回避される。一方、内側回転軸6
2は外側回転軸61に対して相対回転不能にされている
ので、外側回転軸61が回転不能であっても回転可能で
ある。そして、皿ばね25の押圧力によって摩擦板24
を介してウォームホィール21とローター26のクラッ
チディスク部26aが連結され、ウォームホィール21
の回転がローター26に伝達され、更に、ローター26
から軸受押さえ64を介して内側回転軸62に伝達され
る。このようにロック機構40を動作することにより、
回転伝達機構20も動作し、その結果、回転軸60の運
転は、内側回転軸62のみが回転する「一軸回転」とな
る。
そして、内側回転軸62が回転すると、内側回転軸62
の雄ねじ62cと可動筒70の雌ねじ71におけるねじ
作用により、可動筒70が外側回転軸61に対して第1
図中右方向へスライドする。(ただし、第1図は可動筒
70を右方向極限まで移動した後の状態を示してい
る。)その結果、アーム部80がリンク91,92,9
3からなるリンク機構を介して回転軸60に接近するよ
うに平行移動する。したがって、マンドレルアーム83
のピッチ円が縮径され、コイル材100の芯孔100a
にマンドレルアーム83を挿入し易くすることができ
る。ただし、先に説明したように、この実施例のリンク
機構の場合には、上記平行移動する際にアーム部80が
外側回転軸61の軸線方向へ移動することはない。
尚、可動筒70が第1図において右方向極限位置までス
ライドした後は、上記雄ねじ62cと雌ねじ71のねじ
機構によって内側回転軸62の回転が抑止されるため、
ウォームホィール21と摩擦板24、あるいは摩擦板2
4とローター26との間でスリップが生じ、回転伝達は
回避される。
上述縮径操作の間、ペダル41bは踏み続けておく。そ
して、マンドレルアーム83のピッチ円が所望の大きさ
になったところで、あるいは上述のように極小になった
ところでペダル41bを離し、ストッパーロッド42及
びスイッチングロッド44を下降させることにより、リ
ミットスイッチ45をOFFにして電動機を停止するとと
もに、ロック機構40を解除する。
次に、用意しておいたコイル材100の芯孔100aに
マンドレルアーム83を挿入し、コイル材100の一側
面100bを固定サポートアーム82に当接する。更
に、可動サポートアーム83をコイル材100の他側面
100cに軽く当接させ、レバー85によりロックす
る。
次に、マンドレルアーム83のピッチ円を拡径すること
により、各マンドレルアーム83をコイル材100の芯
孔100aの内面に押し付け、コイル材100を確実に
支持するようにする。この操作も前述縮径操作と同様に
ペダル41bを踏み込むことにより行う。ペダル41bを
踏み込むと、縮径操作の時と同様、ストッパーロッド4
2により外側回転軸61の回転動作が抑止され、スイッ
チングロッド44によりリミットスイッチ45がONにな
って電動機を回転させる。
ここで、上述拡径操作において、縮径操作の時と相違す
る点が一つある。それは、前記回転方向切替スイッチを
切り替えることによって、当該拡径操作の時の電動機の
回転方向を縮径操作の時のそれと逆にする、ということ
である。したがって、駆動軸10も「逆転」となり、内
側回転軸62の回転方向も縮径操作の時とは逆の方向に
なるので、可動筒70は外側回転軸61に対して第1図
中左方向へスライドする。その結果、アーム部80が回
転軸60から離反するように平行移動し、マンドレルア
ーム83のピッチ円が拡径することとなる。各マンドレ
ルアーム83がコイル材100の芯孔100aの内面に
接触し、更に引き続いて、各マンドレルアーム83がコ
イル材100の上記内面に所定の力で押し付けられるよ
うになると、アーム部80の平行移動が抑止され、その
結果、内側回転軸62の回転が停止する。したがって、
コイル材100はマンドレルアーム83により常に一定
の力で確実に支持することができるようになる。尚、こ
の時には、ウォームホィール21と摩擦板24、あるい
は摩擦板24とローター26との間でスリップが生じ、
ウォームホィール21と内側回転軸62との間の回転伝
達は回避される。尚、第8図は最大拡径状態を示したも
のである。ただし、コイル材100は省略している。
上述拡径操作の間、ペダル41bを踏み続ける。そし
て、確実にコイル材100を支持した後に、ペダル41
bを離し、リミットスイッチ45をOFFにして電動機を停
止するとともに、ロック機構40を解除する。
以上がコイル材支持装置1へコイル材100を装着する
際の手順である。尚、コイル材100をコイル材支持装
置1から取り外す場合には、上述のマンドレルアーム8
3の縮径操作を行い、可動サポートアーム83を取り外
して、コイル材100を取り外せばよい。
次に、コイル材支持装置1に装着されたコイル材100
を解す場合(以下、この時の運転を「コイル材解し運
転」と称す。)について説明する。
「コイル材解し運転」の場合にはペダル41bの踏み込
み操作は行わない。つまり、ロック機構40を解除した
状態で行う。そして、前記回転方向切替スイッチによ
り、回転軸60の回転方向がコイル材を解す方向となる
ように「正転」、「逆転」のいずれかを選択し、更に図
示しない別の起動スイッチにより電動機を起動する。駆
動された電動機は駆動軸10を回転し、更にウォーム2
2を介してウォームホィール21を回転する。「コイル
材解し運転」の場合は、前述の縮径操作や拡径操作の場
合と違って、両摩擦板23,24を介してクラッチホィ
ール46及びローター26が共にウォームホィール21
に連結され、どちらもウォームホィール21と同期して
回転するようになる。つまり、この実施例における回転
伝達機構20においては、ロック機構40を解除状態に
することが即ち、電動機の回転が外側回転軸61と内側
回転軸62の両方に伝達されこれらが同期して回転する
「二軸回転」にセットすることとなる。
ところで、可動筒70はリンク91,92,93を介し
て外側回転軸61に対して相対回転不能に連結されてい
る。したがって、外側回転軸61と内側回転軸62が同
期して回転すれば、内側回転軸62と可動筒70との間
に相対回転はなく、その結果、外側回転軸61、内側回
転軸62、及び可動筒70は一体となって同期して回転
することとなる。そして、マンドレルアーム83に支持
されたコイル材100もこれらとともに回転し、解ぐさ
れることとなる。そして、上述の如く、内側回転軸62
と可動筒70との間に相対回転がないので、可動筒70
が回転軸60の軸線に沿ってスライドすることがなく、
「コイル材解し運転」中にアーム部80が平行移動する
ことがない。即ち、「コイル材解し運転」の間、コイル
材100はマンドレルアーム83によって確実に支持さ
れるので、マンドレルアーム83のピッチ円が縮径して
コイル材100がスリップしたりすることはない。
上記「コイル材解し運転」をしている時に、何等かの理
由で解す方向とは逆の方向にコイル材100に一定の大
きさ以上の負荷が加わった場合には、ウォームホィール
21と摩擦板23、あるいは摩擦板23とクラッチホィ
ール46との間にスリップが生じて、外側回転軸61の
回転が停止し、同時に、ウォームホィール21と摩擦板
24、あるいは摩擦板24とローター26の間にスリッ
プが生じて、内側回転軸62の回転が停止して、駆動軸
10、ウォーム22、ウォームホィール21だけが回転
するようになっている。
このように、このコイル材支持装置1においては、マン
ドレルアーム83のピッチ円拡縮操作が機械化される。
特に、拡縮のための駆動源には、回転軸60を駆動する
ための電動機を兼用している。したがって、コイル材支
持装置1を設置するにあっては、電気結線工事を行うだ
けでよく、設置作業が非常に容易に行える。更に、駆動
源に関する保守管理も電気系統だけでよく、管理業務の
負担が増えることもない。
この考案は上述実施例に制約されず種々の態様が採用可
能である。
上述実施例のコイル材支持装置においては、回転軸を電
動機により強制的に回転駆動するようにしているが、回
転軸を強制駆動せずに単に回転可能なように支持するだ
けでも構わない。
又、この実施例ではマンドレルアームの拡縮機構も上記
電動機により機械化しているが、従来のコイル材支持装
置の場合と同様に拡縮機構を手動で動かすようにしても
よいことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、アーム部と回
転軸及び可動筒との間に設けたリンク機構だけでアーム
部を支持し、且つ、このリンク機構によりマンドレルア
ームの拡縮を行うようしているので、従来装置よりも構
造が簡素化されるとともに、軽量化されるという優れた
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】 第1図から第8図の図面はこの考案の一実施例を示すも
のであり、第1図はコイル材支持装置1の部分縦断面正
面図、第2図は第1図矢印A方向から見た回転軸の端面
図、第3図はアーム部の拡大部分縦断面正面図、第4図
は同側面図、第5図は回転軸の一部をなすターミナルブ
ロックの拡大縦断面図、第6図は可動筒とアーム部を連
結するリンクを中心とする拡大縦断面図、第7図は上記
リンクと回転軸を連結する他のリンクを中心とする拡大
縦断面図、第8図はマンドレルアームのピッチ円を拡径
した状態の第3図に相当する正面図である。又、第9図
はコイル材の外観斜視図であり、第10図は従来技術に
よるコイル材支持装置の全体外観正面図である。 1……コイル材支持装置、 60……回転軸、62c……雄ねじ(ねじ機構)、 70……可動筒、71……雌ねじ(ねじ機構)、 80……アーム部、83……マンドレルアーム、 91,92,93……リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能に支持された回転軸の先部に可動
    筒が外嵌され、この可動筒が上記回転軸との間に設けら
    れたねじ機構を介して回転軸の軸線方向へスライド可能
    にされ、上記回転軸と平行な姿勢に配置されたマンドレ
    ルアームを具備するアーム部が回転軸と可動筒によって
    支持されるとともに可動筒のスライドに連繋して回転軸
    に接近離反する方向へ平行移動可能とされているコイル
    材支持装置において、上記可動筒とアーム部が、互いに
    平行に配置されていて一端を可動筒に回動可能に連結さ
    れ他端をアーム部に回動可能に連結され且つ回動中心間
    寸法を同じにされた少なくとも二つのリンクにより連結
    されており、更にこれらリンクのうちのいずれか一つの
    リンクと前記回転軸が、一端を前記一つのリンクに回動
    可能に連結され他端を回転軸に回動可能に連結された別
    のリンクにより連結されていることを特徴とするコイル
    材支持装置。
JP1988121614U 1988-09-19 1988-09-19 コイル材支持装置 Expired - Lifetime JPH069691Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988121614U JPH069691Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 コイル材支持装置
KR1019890013464A KR900004424A (ko) 1988-09-19 1989-09-19 코일재 지지장치
KR2019910021252U KR930004062Y1 (ko) 1988-09-19 1991-12-04 코일재 지지장치

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988121614U JPH069691Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19 コイル材支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0242715U JPH0242715U (ja) 1990-03-23
JPH069691Y2 true JPH069691Y2 (ja) 1994-03-16

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Also Published As

Publication number Publication date
JPH0242715U (ja) 1990-03-23
KR930017469U (ko) 1993-07-29
KR900004424A (ko) 1990-04-12
KR930004062Y1 (ko) 1993-06-30

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