JP2678130B2 - ロール状物の巻き取り装置、送り出し装置 - Google Patents

ロール状物の巻き取り装置、送り出し装置

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JP2678130B2
JP2678130B2 JP5136109A JP13610993A JP2678130B2 JP 2678130 B2 JP2678130 B2 JP 2678130B2 JP 5136109 A JP5136109 A JP 5136109A JP 13610993 A JP13610993 A JP 13610993A JP 2678130 B2 JP2678130 B2 JP 2678130B2
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井 晧 坂
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株式会社丸仲鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状の化粧単板の
裏打ち機等に用いられるロール状物の送り出し装置、巻
き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6,7は従来のロール状物の送り出し
装置(巻き取り装置)を示す。図において100は従動
軸であり、従動軸100は中空に構成してある。従動軸
100の内部にはゴムチューブ101を配置してあり、
ゴムチューブ101の外周側には放射状に突出した複数
の係止爪102を設けてある。
【0003】また、従動軸100には、係止爪102に
対応する位置に孔103を貫通形成してある。ゴムチュ
ーブ101の開口端部は、従動軸100の軸端側に設け
たプラグ104に接続してある。
【0004】そして、図7(A)のようにゴムチューブ
101内に空気が注入されていない場合には、ゴムチュ
ーブ101は縮径状態にあり、係止爪102は孔103
内に没入している。従って、送出管105は従動軸10
0に対して相対回転自在である。
【0005】一方、エアホース106のソケット107
をプラグ104に接続するとともに、エアホース106
を介してゴムチューブ101内に空気を注入すると、図
7(B)のようにゴムチューブ101は空気圧Aで膨張
して拡径する。その結果、係止爪102が孔103から
外部に露出して送出管105の内周面に押し付けられ、
送出管105は従動軸100に対して固定される。固定
が完了したらソケット107をプラグ104から取り外
す。
【0006】そして、再びソケット107をプラグ10
4に接続した後、ゴムチューブ101内の空気を排出す
ると、ゴムチューブ101は弾性力で図7(A)の状態
に復帰し、係止爪102は図示しない戻しバネの作用で
孔103内に没入して送出管105への押付が解除され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では送出管
105の固定・固定解除に際しては、従動軸100に対
してソケット107の接続及び取り外し作業を行わなけ
ればならない。その結果、固定作業・固定解除作業が面
倒になるとともに、多大な作業時間が要求され、作業効
率が悪かった。
【0008】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、巻取管を回転軸に対して固定・固定解除する際に、
格別の器具を従動軸に接続したり取り外したりする必要
のないロール状物の巻き取り装置を提供することを目的
としている。
【0009】また本発明は、送出管を従動軸に対して固
定・固定解除する際に、格別の器具を従動軸に接続した
り取り外したりする必要のないロール状物の送り出し装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、駆動源を有する装置本体と、装置本体に取り
付けられ、かつ前記駆動源により回転する回転軸と、前
記回転軸に装着する巻取管と、ロール状物を保持するた
めに前記装置本体に設けた従動軸とを有するロール状物
の巻き取り装置において、前記回転軸に、前記巻取管の
内側に配置する円筒状のホルダを設け、このホルダは縮
径及び拡径自在に構成してなり、かつ、前記ホルダには
径方向の収縮力を有する縮径部材を装着し、また、前記
回転軸であって前記ホルダを隔てた位置に、前記回転軸
に固定した固定チャックとこの回転軸に対して軸方向に
移動自在に取り付けた移動チャックとを設け、前記回転
軸に、前記移動チャックを前記固定チャック側に付勢す
る付勢部材を設け、前記固定チャックと前記移動チャッ
クに、この移動チャックが前記固定チャック側に移動し
た際に前記ホルダに対して拡径方向の力を加える拡径機
構を設け、また、前記装置本体側に、前記移動チャック
を前記付勢部材の付勢力に抗して前記固定チャックから
離れる方向に移動させる作動力の付与と解除とを行う作
動機構を設けたことを特徴とする。
【0011】また、前記移動チャックに、前記作動機構
から作動力が付与された際に回転軸の回転を規制する規
制部材を設けた。
【0012】また本発明は、駆動源を有する装置本体
と、装置本体に取り付けられ、かつ前記駆動源により回
転する回転軸と、ロール状物を保持するために前記装置
本体に設けた従動軸と、この前記従動軸に装着する送出
管とを有するロール状物の送り出し装置において、前記
回転軸に、前記送出管の内側に配置する円筒状のホルダ
を設け、このホルダは縮径及び拡径自在に構成してな
り、かつ、前記ホルダには径方向の収縮力を有する縮径
部材を装着し、また、前記従動軸であって前記ホルダを
隔てた位置に、前記従動軸に固定した固定チャックとこ
の従動軸に対して軸方向に移動自在に取り付けた移動チ
ャックとを設け、前記従動軸に、前記移動チャックを前
記固定チャック側に付勢する付勢部材を設け、前記固定
チャックと前記移動チャックに、この移動チャックが前
記固定チャック側に移動した際に前記ホルダに対して拡
径方向の力を加える拡径機構を設け、また、前記装置本
体側に、前記移動チャックを前記付勢部材の付勢力に抗
して前記固定チャックから離れる方向に移動させる作動
力の付与と解除とを行う作動機構を設けたことを特徴と
する。
【0013】また、前記移動チャックに、前記作動機構
から作動力が付与された際に従動軸の回転を規制する規
制部材を設けた。
【0014】
【作用】上記構成により本発明は、作動機構が移動チャ
ックに作動力を付与すると、移動チャックは付勢部材の
付勢力に抗して固定チャックから離れる方向に移動す
る。すると、ホルダが縮経し、巻取管の内周面から離れ
るから、巻取管が回転軸に対して回転自在な状態とな
る。また、作動機構の作動力が解除されると、移動チャ
ックは付勢部材の付勢力によって固定チャック側に移動
し、ホルダに対して拡径方向の力を加える。その結果、
ホルダが拡径して巻取管の内周面に押し付けられ、巻取
管は回転軸に対して非回転状態に固定される。
【0015】また、作動機構から移動チャックに作動力
が付与されると、規制部材は回転軸の回転を規制する。
【0016】また本発明は、作動機構が移動チャックに
作動力を付与すると、移動チャックは付勢部材の付勢力
に抗して固定チャックから離れる方向に移動する。する
と、ホルダが縮経し、送出管の内周面から離れるから、
送出管が従動軸に対して回転自在な状態となる。また、
作動機構の作動力が解除されると、移動チャックは付勢
部材の付勢力によって固定チャック側に移動し、ホルダ
に対して拡径方向の力を加える。その結果、ホルダが拡
径して送出管の内周面に押し付けられ、送出管は従動軸
に対して非回転状態に固定される。
【0017】また、作動機構から移動チャックに作動力
が付与されると、規制部材は従動軸の回転を規制する。
【0018】
【実施例】次に、本発明をロール状の化粧単板の裏打ち
機等に用いた一実施例を図面により説明する。図1は装
置全体の概略的側面図、図2は装置全体の概略的正面図
である。
【0019】図において、1は装置本体であり、装置本
体1には回転軸2と従動軸3とを片持ち状態で設けてあ
る。回転軸2と従動軸3とは所定間隔を隔ててあり、回
転軸2と従動軸3とは互いに略平行であり、かつ、略水
平に配置してある。
【0020】装置本体1の内部には軸受4を設けてあ
り、回転軸2の一端側を保持している。装置本体内部に
は駆動源としてのモータ5を設けてある。モータ5の駆
動軸6及び回転軸2の保持端部にはスプロケット7,8
を設けてあり、スプロケット7,8には無端状のチェー
ン9を掛け回してある。
【0021】回転軸2は保持側の大径部10と自由端側
の小径部11とを有し、小径部11側にはめねじ12を
形成してある。めねじ12にはナット13を取り付けて
ある。
【0022】回転軸2のに、大径部10であって保持端
側に近い部位にはスリーブ14を固定してある。また、
大径部10の略中央には円筒状のホルダ15を配置す
る。ホルダ15は巻取管16の内側に配置するためのも
ので、図3に示すように軸方向に切断した複数の構成部
17により分割構成してある。
【0023】従って、ホルダ15は縮径及び拡径自在で
ある。またホルダ15の外周面には取付溝18を設けて
あり、取付溝18には径方向の収縮力を有する縮径部材
としてのスプリング19を装着してある。
【0024】ホルダ15はその縮径状態では軸孔20の
内径が大径部10の外径よりも大きく設定し、ホルダ1
5の外径は巻取管16の内径よりも小さく設定してあ
る。また、軸孔20の開口部は徐々に拡径し、テーパ面
20Aを形成している。
【0025】回転軸2であってホルダ15を隔てた位置
に、回転軸2に固定した円筒状の固定チャック21と、
回転軸2に対して軸方向に移動自在に取り付けた円筒状
の移動チャック22とを設けてある。
【0026】固定チャック21は小軸孔23と、小軸孔
23より大径の大軸孔24とを有する。小軸孔23の内
径は小径部11の外径よりも大きく設定してあり、大軸
孔24の外径は大径部10の外径よりも大きく設定して
ある。
【0027】更に、大軸孔24の開口端には円筒状の爪
(拡径機構)25を取り付けてある。爪25の軸孔26
の内径は、大径部10の外径よりも大きく設定してあ
る。爪25には移動チャック22側に向けて縮径したテ
ーパ面27を形成してある。
【0028】前記移動チャック22は小軸孔28と、小
軸孔28よりも大径の大軸孔29とを有する。小軸孔2
8の内径は大径部10の外径よりも大きく設定してあ
る。また、大軸孔29の内径はスリーブ14の円筒部3
0の外径よりも大きく設定してあり、大軸孔29の内径
はスリーブ14の鍔31の外径よりも小さく設定してあ
る。
【0029】大軸孔29内には付勢部材としてのスプリ
ング32を装着してあり、スプリング32の一端側は移
動チャック22の内端面33に接触し、スプリング32
の他端側はスリーブ14の円筒部30の端面34に接触
している。従って、移動チャック22はスプリング32
の弾性力により常時固定チャック21側へ付勢されてい
る。
【0030】更に、小軸孔28の開口端には円筒状の爪
(拡径機構)35を取り付けてある。爪35の軸孔36
の内径は、大径部10の外径よりも大きく設定してあ
る。爪35には固定チャック21側に向けて縮径したテ
ーパ面37を形成してある。
【0031】また、移動チャック22であってスリーブ
14側の外周面には、フランジ(規制部材)38を設け
てある。更に、移動チャック22は図示しないロック機
構により回転軸2に対して非回転状態に保持される。
【0032】一方、装置本体1側には作動機構Bを設け
てある。作動機構Bは油圧,空気圧などにより作動する
シリンダ39と、シリンダ39に連結したプランジャ4
0と、プランジャ40の先端にピン42を介して連結し
たレバー41とを有する。
【0033】レバー42は図2に示すように二本あり、
張出部44のピン43を支点として揺動する。また、レ
バー42の上端側は、回転軸2の側方まで到達してい
る。レバー42同士の間隔は、移動チャック22の外径
以上に設定してある。
【0034】次に、回転軸2に移動チャック21,固定
チャック22,ホルダ16,巻取管16を装着する作業
順序を説明する。まず、プランジャ40は図1のように
シリンダ39に対して突出位置にあり、レバー42はピ
ン43を支点として図中時計方向に回動している。
【0035】この時、レバー42の上端がフランジ38
に接触しているため、移動チャック22はスプリング3
2の弾性力に抗して固定チャック21から離れる方向に
移動し、フランジ38が鍔部14に接触して停止してい
る。
【0036】このフランジ38とレバー41との摩擦抵
抗により、回転軸2の回転が規制される。
【0037】そして、図4のように回転軸2の小径部1
1側からホルダ15,巻取管16と固定チャック21を
順次装着する。その後、ナット13をめねじ12に取り
付け、固定チャック21が所定の位置に固定され、図1
の状態となる。
【0038】図1の時点では爪25,35がホルダ15
から離れているとともに、ホルダ15はスプリング20
Aの収縮力により縮径状態にある。従って、ホルダ15
の外周面は巻取管16の内周面から離れており、巻取管
16は回転軸2に対して回転自在である。
【0039】次に、図5のようにプランじゃ40がシリ
ンダ39へと没入すると、レバー41はピン43を支点
として図中反時計方向に回動する。すると、移動チャッ
ク22はスプリング32の弾性力によって固定チャック
21側に移動し、爪35のテーパ面37がホルダ15の
テーパ面20Aに接触する。
【0040】この移動チャック33の移動により、ホル
ダ15が固定チャック21側に押され、爪25のテーパ
面27とホルダ15のテーパ面20Aとが接触する。更
に移動チャック22が移動すると、ホルダ15の軸孔2
0の開口部へと爪25,35が食い込み、爪25,35
のテーパ面27,37によりホルダ15のテーパ面20
Aが外側へ押し出される。
【0041】その結果、ホルダ15が拡径し、ホルダ1
5の外周面が巻取管16の内周面に押し付けられ、その
接触部分の摩擦抵抗により、巻取管16が回転軸2に対
して非回転状態に固定される。また、この時点では、レ
バー41の上端はフランジ38から離れている。
【0042】その後、モータ5を駆動して回転軸2を回
転すると、図2のように従動軸33の送出管45に巻か
れた化粧単板等のロール状物46を巻取管16に巻き取
ることができる。
【0043】巻取が終了した後、上記と逆の動作を行い
移動チャック22を固定チャック21から離れる方向に
移動すれば、ホルダ15が縮径して巻取管16の内周面
から離れるから、巻取管16を図中左方向へ移動すれば
回転軸2から取り外すことができる。
【0044】このように、本実施例では回転軸2に対し
て巻取管16を固定,固定解除を行う際に格別の器具を
回転軸2に装着したり取り外したりする必要がない。従
って、固定作業,固定解除作業時間を大幅に短縮できる
とともに、作業動作を簡略化でき、作業効率が向上する
効果がある。
【0045】また、本実施例では巻取管16を固定する
前の段階ではレバー41の先端がフランジ38に接触し
て回転軸2の回転を規制しているから、巻取管16を回
転軸2に装着する際に回転軸2が不用意に回転すること
もなく、装着作業性が向上する。
【0046】なお、上記固定チャック,移動チャック,
ホルダ,作動機構等の構成を従動軸3側に適用してもよ
い。このように構成すれば、従動軸3に対して送出管4
5を固定,固定解除する際に上記と同様の作用効果を得
られる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、駆動源を有する
装置本体と、装置本体に取り付けられ、かつ前記駆動源
により回転する回転軸と、前記回転軸に装着する巻取管
と、ロール状物を保持するために前記装置本体に設けた
従動軸とを有するロール状物の巻き取り装置において、
前記回転軸に、前記巻取管の内側に配置する円筒状のホ
ルダを設け、このホルダは縮径及び拡径自在に構成して
なり、かつ、前記ホルダには径方向の収縮力を有する縮
径部材を装着し、また、前記回転軸であって前記ホルダ
を隔てた位置に、前記回転軸に固定した固定チャックと
この回転軸に対して軸方向に移動自在に取り付けた移動
チャックとを設け、前記回転軸に、前記移動チャックを
前記固定チャック側に付勢する付勢部材を設け、前記固
定チャックと前記移動チャックに、この移動チャックが
前記固定チャック側に移動した際に前記ホルダに対して
拡径方向の力を加える拡径機構を設け、また、前記装置
本体側に、前記移動チャックを前記付勢部材の付勢力に
抗して前記固定チャックから離れる方向に移動させる作
動力の付与と解除とを行う作動機構を設けた。
【0048】このため、作動機構が移動チャックに作動
力を付与すると、移動チャックは付勢部材の付勢力に抗
して固定チャックから離れる方向に移動する。すると、
ホルダが縮経し、巻取管の内周面から離れるから、巻取
管が回転軸に対して回転自在な状態となる。また、作動
機構の作動力が解除されると、移動チャックは付勢部材
の付勢力によって固定チャック側に移動し、ホルダに対
して拡径方向の力を加える。その結果、ホルダが拡径し
て巻取管の内周面に押し付けられ、巻取管は回転軸に対
して非回転状態に固定される。
【0049】従って、回転軸に対して巻取管を固定,固
定解除を行う際に格別の器具を回転軸に装着したり取り
外したりする必要がない。従って、固定作業,固定解除
作業時間を大幅に短縮できるとともに、作業動作を簡略
化でき、作業効率が向上する効果がある。
【0050】また、前記移動チャックに、前記作動機構
から作動力が付与された際に回転軸の回転を規制する規
制部材を設けたから、作動機構から移動チャックに作動
力が付与されると、規制部材は回転軸の回転を規制す
る。
【0051】従って、回転軸に巻取管を装着する動作中
に回転軸が不用意に回転することがなく、装着作業性が
向上する。
【0052】更に、本発明は、駆動源を有する装置本体
と、装置本体に取り付けられ、かつ前記駆動源により回
転する回転軸と、ロール状物を保持するために前記装置
本体に設けた従動軸と、この前記従動軸に装着する送出
管とを有するロール状物の送り出し装置において、前記
回転軸に、前記送出管の内側に配置する円筒状のホルダ
を設け、このホルダは縮径及び拡径自在に構成してな
り、かつ、前記ホルダには径方向の収縮力を有する縮径
部材を装着し、また、前記従動軸であって前記ホルダを
隔てた位置に、前記従動軸に固定した固定チャックとこ
の従動軸に対して軸方向に移動自在に取り付けた移動チ
ャックとを設け、前記従動軸に、前記移動チャックを前
記固定チャック側に付勢する付勢部材を設け、前記固定
チャックと前記移動チャックに、この移動チャックが前
記固定チャック側に移動した際に前記ホルダに対して拡
径方向の力を加える拡径機構を設け、また、前記装置本
体側に、前記移動チャックを前記付勢部材の付勢力に抗
して前記固定チャックから離れる方向に移動させる作動
力の付与と解除とを行う作動機構を設けた。
【0053】このため、作動機構が移動チャックに作動
力を付与すると、移動チャックは付勢部材の付勢力に抗
して固定チャックから離れる方向に移動する。すると、
ホルダが縮経し、送出管の内周面から離れるから、送出
管が従動軸に対して回転自在な状態となる。また、作動
機構の作動力が解除されると、移動チャックは付勢部材
の付勢力によって固定チャック側に移動し、ホルダに対
して拡径方向の力を加える。その結果、ホルダが拡径し
て送出管の内周面に押し付けられ、送出管は従動軸に対
して非回転状態に固定される。
【0054】従って、従動軸に対して送出管を固定,固
定解除を行う際に格別の器具を従動軸に装着したり取り
外したりする必要がない。従って、送出管の固定作業,
固定解除作業時間を大幅に短縮できるとともに、作業動
作を簡略化でき、作業効率が向上する効果がある。
【0055】また、前記移動チャックに、前記作動機構
から作動力が付与された際に従動軸の回転を規制する規
制部材を設けたから、作動機構から移動チャックに作動
力が付与されると、規制部材は従動軸の回転を規制す
る。従って、従動軸に送出管を装着する動作中に従動軸
が不用意に回転することがなく、装着作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる装置を示し、巻取管
が非固定状態にある側面断面図である。
【図2】図1のD−D線における正面断面図である。
【図3】図1で用いるホルダの斜視図である。
【図4】図1の回転軸にホルダ,固定チャック等を装着
する動作を示す部分的側面断面図である。
【図5】本発明の一実施例にかかる装置を示し、巻取管
を固定状態にした側面断面図である。
【図6】従来例の構成を示す分解側面図である。
【図7】(A)、(B)は従来例の正面断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 回転軸 3 従動軸 5 駆動源 15 ホルダ 16 巻取管 19 スプリング(縮径部材) 21 固定チャック 22 移動チャック 27,37 テーパ面(拡径機構) 32 スプリング(付勢部材) 38 フランジ(規制部材) 45 送出管 46 ロール状物 B 作動機構

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源を有する装置本体と、装置本体に
    取り付けられ、かつ前記駆動源により回転する回転軸
    と、前記回転軸に装着する巻取管と、ロール状物を保持
    するために前記装置本体に設けた従動軸とを有するロー
    ル状物の巻き取り装置において、 前記回転軸に、前記巻取管の内側に配置する円筒状のホ
    ルダを設け、このホルダは縮径及び拡径自在に構成して
    なり、かつ、前記ホルダには径方向の収縮力を有する縮
    径部材を装着し、また、前記回転軸であって前記ホルダ
    を隔てた位置に、前記回転軸に固定した固定チャックと
    この回転軸に対して軸方向に移動自在に取り付けた移動
    チャックとを設け、前記回転軸に、前記移動チャックを
    前記固定チャック側に付勢する付勢部材を設け、前記固
    定チャックと前記移動チャックに、この移動チャックが
    前記固定チャック側に移動した際に前記ホルダに対して
    拡径方向の力を加える拡径機構を設け、また、前記装置
    本体側に、前記移動チャックを前記付勢部材の付勢力に
    抗して前記固定チャックから離れる方向に移動させる作
    動力の付与と解除とを行う作動機構を設けたことを特徴
    とするロール状物の巻き取り装置。
  2. 【請求項2】 前記移動チャックに、前記作動機構から
    作動力が付与された際に回転軸の回転を規制する規制部
    材を設けた請求項1記載のロール状物の巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 駆動源を有する装置本体と、装置本体に
    取り付けられ、かつ前記駆動源により回転する回転軸
    と、ロール状物を保持するために前記装置本体に設けた
    従動軸と、この前記従動軸に装着する送出管とを有する
    ロール状物の送り出し装置において、 前記回転軸に、前記送出管の内側に配置する円筒状のホ
    ルダを設け、このホルダは縮径及び拡径自在に構成して
    なり、かつ、前記ホルダには径方向の収縮力を有する縮
    径部材を装着し、また、前記従動軸であって前記ホルダ
    を隔てた位置に、前記従動軸に固定した固定チャックと
    この従動軸に対して軸方向に移動自在に取り付けた移動
    チャックとを設け、前記従動軸に、前記移動チャックを
    前記固定チャック側に付勢する付勢部材を設け、前記固
    定チャックと前記移動チャックに、この移動チャックが
    前記固定チャック側に移動した際に前記ホルダに対して
    拡径方向の力を加える拡径機構を設け、また、前記装置
    本体側に、前記移動チャックを前記付勢部材の付勢力に
    抗して前記固定チャックから離れる方向に移動させる作
    動力の付与と解除とを行う作動機構を設けたことを特徴
    とするロール状物の送り出し装置。
  4. 【請求項4】 前記移動チャックに、前記作動機構から
    作動力が付与された際に従動軸の回転を規制する規制部
    材を設けた請求項3記載のロール状物の送り出し装置。
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