JPH10180656A - 管内の異物除去装置 - Google Patents

管内の異物除去装置

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Publication number
JPH10180656A
JPH10180656A JP8339150A JP33915096A JPH10180656A JP H10180656 A JPH10180656 A JP H10180656A JP 8339150 A JP8339150 A JP 8339150A JP 33915096 A JP33915096 A JP 33915096A JP H10180656 A JPH10180656 A JP H10180656A
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JP
Japan
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foreign matter
pipe
matter removing
tip
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8339150A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Usami
一弘 宇佐美
Shigeo Kawamura
樹生 川村
Shinji Sakai
信二 酒井
Shinichi Takagi
信以智 高木
Tatsuyoshi Sakai
達能 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
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Publication of JPH10180656A publication Critical patent/JPH10180656A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管の絞りノズル部に固着する異物を効率良く
除去する。 【解決手段】 装置Aのガイド部2の先端部2aは截頭
円錐形状に形成されている。先端部2aの外周面が、略
円錐形状の絞りノズル部10aの内周面とほぼ全周で接
触し、および、複数のローラ3のうちの少なくとも1つ
が管10の内周面と接触し、装置Aの中心軸と管10の
中心軸とがほぼ一致し、ロッド8の先端のコルク栓抜き
状の異物除去部材4が管開口中心に固着する異物16ま
で的確に到達する。異物除去部材4を、ロッド8を回転
し伸長させることにより異物16に食い込ませ、絡み付
けて保持し、装置全体を後退させ異物16を固着部より
引き離す。しかる後に管外に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広くは管内の異
物除去装置、特に略円錐形状に形成されている管の先端
の絞りノズル部ならびにエルボ部の近くに位置する前記
絞りノズル部の開口に固着した異物を効率良く除去する
ことができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可燃性ガス等のガス移送用の配管等、種
々の配管の内部には、布(ウェス)、軍手、ゴム手袋、
皮手袋、ビニールテープ、ガムテープ、ビニール袋およ
びロープ等の柔らかい異物、ならびに、プラスチック、
合板片、木片、金物および石等の固い異物等の種々の異
物が詰まるといった問題がある。
【0003】特開平5−270608号公報は、管内の
異物を除去するための装置として、図14に示すような
装置を開示する。図14に示すように、走行体21は、
枢支された脚22と、脚22の先端に軸着された車輪2
3と、車輪23と走行体21との間の距離を調整し且つ
車輪23を管10の内周面に押し付けるための押し付け
シリンダ24とからなる走行車輪装置25によって管内
を走行自在である。ゴミのある地点において、走行体2
1を停止し、クランプを輸送管の内周面に押しつけて走
行体21を固定し、先端にカッター刃27を有する穿孔
ボーリング26によって輸送管10内に詰まったゴミ等
の異物を取り除く構成となっている。(以下、「先行技
術」という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先行技術の異物除去装
置によれば、管の直線部の異物を効率良く除去すること
ができる。しかしながら、管径が先端に近づくにつれ徐
々に減少する略円錐形状の管の先端部においては(以
下、このような先端部を「絞りノズル部」という)、異
物は先端開口の中心軸線部に多く固着するため、除去装
置の穿孔ボーリング24を管の中心軸線部に位置させる
ことが難しく、カッター刃27が異物を的確に捕らえに
くいといった問題がある。特に、図5に示すようなエル
ボ部に近い絞りノズル部ではこの傾向が顕著である。
【0005】従って、この発明の目的は、上述の問題点
を解決し、管内、特に絞りノズル部に詰まっている異物
を効率良く除去することができる管内の異物除去装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
截頭円錐形状に形成された先端部を有する本体と、前記
本体の先端面に設けられた異物除去機構と、前記本体の
後端部側面に設けられた、管の内周面と接触可能なロー
ラとからなることに特徴を有するものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記本体の先端面には、管内撮影用カメラ
およびライトが設けられており、前記異物除去機構は、
前記本体の内部に、前記先端部の軸線と同一軸線上に、
その先端部を前記本体の前記先端面から突出させて設け
られた、軸線を中心に回転自在且つ軸線方向に移動自在
のロッドと、前記ロッドの先端に設けられた、管内の異
物を保持可能な形状に形成された異物除去部材とからな
ることに特徴を有するものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の異物除去装置が、引揚げ用のワイヤの先端に取付
けられ、前記管の外部に設けられた前記ワイヤの巻取機
によって、巻取り、巻出し自在であることに特徴を有す
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1はこの発明の一実施態
様を一部断面で示す側面図、図2は縦断面図、図3は図
2のA矢視図、図4は図2のB矢視図、図5はこの発明
の異物除去装置を駆動ロボットに取り付けた状態を示す
一部断面側面図、図6は図5のB−B線断面図、図7は
この発明の異物除去装置の先端のガイド部の形状を説明
する正面図、図8は図7のC矢視図、図9は図7のA−
A線断面図である。
【0010】図面に示すように、この発明の異物除去装
置Aは、円筒体からなるケーシング1およびケーシング
1の前半部に設けられたガイド部2からなる装置本体
と、ケーシング1の後端部の側面側に張り出して設けら
れた複数のローラ3と、ケーシング1内に設けられた異
物除去機構とからなっている。
【0011】装置本体を構成するガイド部2は、先端に
向けて次第に外径が小さくなるテーパー状部を有して截
頭円錐形状に形成された先端部2aと、後端に向けて次
第に外径が小さくなるテーパー状部2bとからなってお
り、ケーシング1の前半部の外側に嵌装され固着されて
いる。
【0012】ケーシング1内には、ケーシング1の軸線
と同一軸線上にロッド8が設けられ、更に、ケーシング
1内には、ロッド8を回転させ且つ伸縮させるための、
電動モータおよび減速歯車を備える回転伸縮機構7が設
けられている。ロッド8の先端部は、ガイド部2の先端
のケーシング1の垂直端面1aの中心から突出してい
る。ロッド8は、回転伸縮機構7の作用によって、その
軸線を中心にして回転自在で、且つ、軸線方向に移動自
在である。ロッド8の先端には、螺旋状線材によりコル
ク栓抜き状に形成された異物除去部材4が取り付けられ
ており、ロッド8と共に回転自在且つ軸線方向に移動自
在となっている。このような、ロッド8、回転伸縮機構
7および異物除去部材4によって異物除去機構が構成さ
れる。
【0013】ケーシング1の先端の垂直端面1aには、
装置の前方の管内を撮影するためのカメラ6および照明
用のライト5が設けられている。ケーシング1の後端部
の周面には、複数個(本実施態様では8個)のローラ3
が、等角度で位相をずらして、ケーシング1の径方向に
設けられた同一長さの脚9の先端に軸着されている。
【0014】ケーシング1の後端の垂直端面1bの中心
には、連結部材12の一端がユニバーサルジョイント1
4により軸着されている。連結部材12の他端は、ユニ
バーサルジョイント14によって駆動ロボット15に軸
着されている。駆動ロボット15は、引揚げ用ワイヤと
電線とが一体化されたワイヤ11(図5参照)の先端に
取り付けられ、図示しない巻取機によって管外から巻取
り、巻出しされるようになっている。更に、異物除去装
置Aは駆動ロボット15の作用によって管内を移動する
ことができる。
【0015】管1内の様子を、ライト5およびカメラ6
によって写し出される映像により常時監視し、巻取機に
よりワイヤ11を介して管内に異物除去装置Aを駆動ロ
ボット15と共に装入し、カメラ6により絞りノズル部
の異物を検索しながら、管外から遠隔操作可能である。
【0016】図10から図13および図5は、この発明
の異物除去装置を、U字形のエルボ部に近い管先端の絞
りノズル部に配した状態で示す側面図である。図10〜
図13に示すように、異物除去装置Aは連結部材12を
介して連結された駆動ロボット15の作用により、エル
ボ部10bをガイド部2の先端部2aの周面の一部およ
び複数のローラ3のうちのいくつかを管10の内周面に
接触して移動していく。次いで、装置Aが絞りノズル部
10aに到達すると、図5、図6に示すように、装置A
のガイド部2の先端部2aの外周面が、絞りノズル部1
0aの内周面とほぼ全周で接触し、および、複数のロー
ラ3のうちの少なくとも1つが管10の内周面と接触し
(接触点13)、かくして、装置Aのケーシング1の中
心軸と管10の中心軸、即ち、絞りノズル部10aの開
口の中心とがほぼ一致し、ロッド8の先端の異物除去部
材4が管開口中心に固着する異物16まで的確に到達す
る。
【0017】異物の除去は、この状態でロッド8の先端
に取り付けたコルク栓抜き状に形成された異物除去部材
4を、ロッド8を回転し伸長させることにより異物16
に食い込ませ、絡み付けて保持し、次いで、装置全体を
後退させることにより、固着部より引き離すことにより
行う。そして、しかる後に管外に排出する。
【0018】本発明の異物除去装置は、ガイド部の先端
部が截頭円錐形状に形成されているので、略円錐形状の
絞りノズル部の内周面と形状的に一致する。更に、ロー
ラ3のうちの少なくとも1つが図5に示すように管10
の内周面と接触する。従って、装置Aが絞りノズル部に
到達すると、図6に示すようにガイド部のほぼ全周面で
すきまなく多数の接触点で接触可能となり、ケーシング
1の中心軸、即ち、異物除去部材4の位置と管の絞りノ
ズル部10aの中心軸とが自動的にほぼ重なり合い、異
物除去部材4を絞りノズル部10aの開口の中心に固着
する異物に到達させることができる。
【0019】また、絞りノズル部が歪んでいてその断面
形状が楕円形等の場合であっても、本発明異物除去装置
によれば、ガイド部2の外周面と絞りノズル部10aの
管内周面との複数点での接触、および、ローラ3と管1
0の内周面との接触により、上記と同様に両者の中心軸
をほぼ一致させることができる。
【0020】このように、本発明異物除去装置は、装置
が絞りノズル部に到達すると、異物除去部材が絞りノズ
ル部の異物の位置まで自動的に速やかに到達するので、
異物除去作業時間が大幅に短縮する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置が絞りノズル部に到達すると、装置本体の中心
軸と管の絞りノズル部の中心軸とが自動的にほぼ重なり
合い、位置制御を行わなくとも、異物除去部材が速やか
に異物に到達し、直ちに異物を保持し除去することがで
き、異物除去効率が向上し、かくして、工業上有用な効
果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施態様を一部を断面で示す側面
図である。
【図2】この発明の一実施態様を示す縦断面図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】この発明の異物除去装置を駆動ロボットに取り
付けた状態を示す一部断面側面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】この発明の異物除去装置の先端ガイド部の形状
を説明する正面図である。
【図8】この発明の異物除去装置の先端ガイド部の形状
を説明する図7のC矢視図である。
【図9】この発明の異物除去装置の先端ガイド部の形状
を説明する図7のA−A線断面図である。
【図10】この発明の異物除去装置をエルボ部に近い管
先端の絞りノズル部に配した状態で示す側面図である。
【図11】この発明の異物除去装置をエルボ部に近い管
先端の絞りノズル部に配した状態で示す側面図である。
【図12】この発明の異物除去装置をエルボ部に近い管
先端の絞りノズル部に配した状態で示す側面図である。
【図13】この発明の異物除去装置をエルボ部に近い管
先端の絞りノズル部に配した状態で示す側面図である。
【図14】先行技術の異物除去装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
A 異物除去装置 1 ケーシング 1a ケーシングの先端の垂直端面 1b ケーシングの後端の垂直端面 2 ガイド部 2a ガイド部の先端部 2b ガイド部のテーパー状部 3 ローラ 4 異物除去部材 5 ライト 6 カメラ 7 ロッド回転伸縮機構部 8 ロッド 9 脚 10 管 10a 絞りノズル部 10b エルボ部 11 ワイヤ 12 連結部材 13 接触点 14 ユニバーサルジョイント 15 駆動ロボット 16 異物 21 走行体 22 脚 23 車輪 24 押付シリンダ 25 走行車輪装置 26 穿孔ボーリング 27 カッター刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 信二 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 高木 信以智 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 酒井 達能 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 截頭円錐形状に形成された先端部を有す
    る本体と、前記本体の先端面に設けられた異物除去機構
    と、前記本体の後端部側面に設けられた、管の内周面と
    接触可能なローラとからなることを特徴とする管内の異
    物除去装置。
  2. 【請求項2】 前記本体の先端面には、管内撮影用カメ
    ラおよびライトが設けられており、前記異物除去機構
    は、前記本体の内部に、前記先端部の軸線と同一軸線上
    に、その先端部を前記本体の前記先端面から突出させて
    設けられた、軸線を中心に回転自在且つ軸線方向に移動
    自在のロッドと、前記ロッドの先端に設けられた、管内
    の異物を保持可能な形状に形成された異物除去部材とか
    らなる請求項1記載の異物除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の異物除去装置
    が、引揚げ用のワイヤの先端に取付けられ、前記管の外
    部に設けられた前記ワイヤの巻取機によって、巻取り、
    巻出し自在であることを特徴とする異物除去装置。
JP8339150A 1996-12-19 1996-12-19 管内の異物除去装置 Pending JPH10180656A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210548A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Heub Yoon 導通測定機及びこれを用いた導通測定方法
JP2021033092A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 学校法人 中央大学 自走式ロボット

Cited By (2)

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JP2009210548A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Heub Yoon 導通測定機及びこれを用いた導通測定方法
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